概 要 |
鉢伏山は養父市と香美町の境界に聳える標高1221.6mの山です。
山頂からは山並みを見渡せる眺めが広がります。
今回は鉢伏高原から小代越へ登り、左右に広がる景色を愛でながら、高丸山を経て鉢伏山へ登っていきます。
遊歩道のように広くて歩きやすい道が続いています。
鉢伏山からは東側を通る瀞川・氷ノ山林道へ降っていきます。
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起 点 |
養父市大久保 鉢伏高原
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終 点 |
養父市大久保 鉢伏高原
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鉢伏高原…高丸山登山口…小代越…高丸山…1114m峰…鉢伏山…瀞川・氷ノ山林道…氷ノ山展望駅…鉢伏高原
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所要時間 |
2時間50分
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歩いて... |
この時は蒸し暑い日で、止めどもなく汗が噴き出てきました。
何度も立ち止まって汗を拭い、呼吸を整えながらゆっくりと登っていきました。
林間学校に来た元気の良い小学生も大勢登っていて、道や山頂は賑やかでした。
喘ぎながらも登り着いた山頂からは素晴らしい眺めが広がっていましたが、生憎と雲が広がってきたのが残念でした。
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関連メモ |
鉢伏山,
高坪山,
高坪山,
鉢伏山,
鉢伏山,
高丸山,
大平頭,
高丸山,
鉢伏山,
鉢伏山,
大久保道
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鉢伏高原
養父市八鹿町から国道9号を西進していきます。
関神社前交差点から県道87号に入っていきます。
次第に狭くなってきて『この道で大丈夫なのか』と心配になりながら登っていくと鉢伏高原に着きます。
登り着いた曲がり角に広い駐車場があったので、ここに車を止めさせてもらいました。
正面には今回登る鉢伏山が見えています。
端には「」や「」の案内板がありました。
傍にある池の周囲にはが綺麗な花を咲かせていました。
駐車場の西側の曲がり角から北へ延びるを進んでいきます。
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登り気味の舗装路を進んでいきます。
ロッジ群・リフト乗り場・鉢高原公衆トイレなどを過ぎて森の傍まで来ると、への道が左へ分かれていきます。
その道を見送ったすぐ先にあるの脇から、広めの道(*)が右へ分かれていきます。
入口には車止めが置かれています。
この道も見送って、正面にを眺めながら真っ直ぐ進んでいきます。
標識類は見かけませんでしたが、右へ分かれていく 広めの道は、今回登った道と合流して 小代越へ続いていて、
こちらの方が歩きやすい道のようでした。
*後日に右の道を降ってきました。(「 高丸山」を参照)
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高丸山登山口
への道を左に分けた先に、路肩が広がった駐車スペースがあります。
その先の方へ進んでいくと、右へ曲がっていく広めの道の手前から、
右の斜面に登っていく幅の広いがあります。
入口には「氷ノ山山頂へ6.5km」と「高丸山登山口」のがありますが、
この時には生い茂る夏草に隠れて分かり難くなっていました。
今回はここから小代越へ登っていきます。
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は段差が低くて夏草も刈り払われていて、歩きやすくなっていました。
「第67回植樹会」のを過ぎて崖沿いに出ると、道がに分かれています。
左側の崖沿いの道は不明瞭なので、右側の草が刈り払われた道を登っていきます。
右から左・右と曲がりながら登っていくと、左右に通る広めの坂道に出ました。
出口には鎖柵が設置されていて、「あぶないからはいってはいけません」の貼り紙が出ていました。
右から登ってくる道は、先ほどの大木の脇から分かれてきた広めの道になります。
ここは鎖柵が設置された左へ続くを登っていきます。
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それほど急坂ではないものの蒸し暑さで汗が噴き出してくるので、何度も立ち止まって汗を拭きながら坂道を登っていきました。
8分ほど登っていくと横木の階段が現れますが、すぐに間隔が開いたになります。
左側にはと思われる山が聳えていました。
拡大してみると、には小屋が建っているようでした。
「氷ノ山山頂へ6.0km」の標識を過ぎて階段を登っていくと、脇が広がった緩やかな所があったので、
景色を眺めながら、ひと息入れていきました。
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小代越
気を取り直して、その先に続くを登っていきます。
幅の広い横木の階段を登って抉れ気味の道を進んでいくと、広い鞍部になった小代越に着きます。
高丸山登山口から19分ほどで登って来られました。
中ほどにが立っていて、は「鉢伏山」、
(*1)は「氷ノ山」、は「ハチ高原」となっています。
地形図によると、(*2)もあるようですが、道標には何も示されていませんでした。
右側に聳えているのが高丸山になりますが、周囲に広がる景色を眺めながら、ここでひと休みしていきました。
*1 後日に左の道を歩きました。
(「 大平頭」,
「 大久保道」を参照)
*2 後日に正面の道を歩きました。
(「 鉢伏山」,
「 高丸山」を参照)
ウスイロヒョウモンモドキを守る活動にご協力ください
採取は禁止されています!
ウスイロヒョウモンモドキ(タテハチョウ科)は、絶滅に瀕する野生生物についてまとめた「環境省レッドリスト」において「絶滅危惧T類」に、
「改訂・兵庫の貴重な自然」において「Aランク」に指定され、現在最も絶滅のおそれのある種の一つとなっています。
兵庫県内では生息地は極めて限られ、緊急に保護を必要としています。
2006年7月に自然公園法における「指定動物」となり、本地域を含む、氷ノ山後山那岐山国定公園において、
ウスイロヒョウモンモドキの採集は禁止されております。
(兵庫県健康生活部環境政策曲自然環境課、但馬県民局県民生活部環境課)
(兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会)
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高丸山 (標高1070.2m)
落ち着いたところで、右へ続く稜線を進んでいきます。
登り傾斜が増してくると、幅の広いが現れます。
これまでの階段よりも傾斜があって、土も流れ気味で段差が高くなっていました。
振り返ってから氷ノ山へ続く稜線を眺めたりしながら一歩一歩登っていくと、
幅の広いが現れます。
木道を登って傾斜が緩やかになると高丸山の山頂に着きます。
小代越から7分ほどで登って来られました。
地形図に載っている1070.2m峰になるようです。
三角点は何処かと探してみましたが、道端に生い茂る笹竹の中にあるのか、見つけられませんでした。
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高丸山からは、周囲をぐるりと見渡せる眺めが広がります。
正面には目指す鉢伏山が聳え、右側にはが広がっていました。
駐車場から続く舗装路や、その途中から分かれて小代越へ登ってくるもよく見えました。
やにも山並みが広がっていました。
ここでも、景色を眺めながら休憩していきました。
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正面に見える鉢伏山に向かって、木道の先に続くを降っていきます。
階段が終わってその先の広い尾根を緩やかに降っていくと、リフト降り場のある鞍部に着きます。
右側のに設けられた道(*)からは、
林間学校に来た元気の良い小学生が大勢登ってきて、小グループ毎に鉢伏山へ向かっていきました。
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鞍部を過ぎて、その先へ続くを登り返していきます。
振り返っての様子を確認したりしながら登っていきました。
次第に雲が広がって、先ほどまで綺麗に見えていた氷ノ山は雲に隠れてきました。
間隔の広い横木の階段を登っていくと、リフト降り場のある高みに着きました。
高丸山から11分ほどで着きました。
地形図によると、高丸山の北東500m辺りにある標高1070mほどの高みになるようです。
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高みを過ぎて、その先へ緩やかに続くを降っていきます。
2分ほど降っていくと浅い鞍部に着きます。
右側にはが広がっています。
夏草や笹竹が茂る左側にもが広がっていました。
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1114m峰
鞍部からの眺めを確認してから、正面に聳えている1114m峰へ向かって、
荒れ気味のを登り返していきます。
を少し登って緩やかになった道を進んでいくと、
なだらかな高みに着きました。
手前の標高1070mほどの高みから10分ほど、高丸山から21分ほどで着きました。
地形図によると、鉢伏山の西650m辺りにある1114m峰になるようですが、
緩やかに続くばかりで何処が山頂なのかよく分かりませんでした。
ここでも、道端に腰を下ろしてひと休みしていきました。
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気を取り直して、降り気味に続くを進んでいきます。
少し登り坂になってくると、周囲に樹木が茂るようになります。
僅かなを越えていきます。
土が流れ出て抉れたを少し降っていくと、
鉢伏山の山頂の手前にある鞍部に着きます。
右側にはを見下ろせ、左側にはが広がっていました。
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鞍部を過ぎて、かなり傾斜のあるを登っていきます。
止め処もなく汗が噴き出てきて息も切れ、次第に足取りが重くなってきます。
元気な小学生たちがどんどん追い抜いて登っていきます。
遂に力尽きて、道端に腰を下ろして、ひと休みしていきました。
振り返ると、小代越へ続く稜線がよく見えました。
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鉢伏山 (標高1221.6m)
『さあ、もうひと頑張り』と立ち上がって、幅が広くなったを登っていきます。
次第に傾斜が緩んでくると、の建物が見えてきます。
そこに向かって階段を登っていくと鉢伏山の山頂に到着しました。
1114m峰から23分ほど、高丸山登山口から1時間30分ほどで登って来られました。
左側には「鉢伏山山頂1221m」のやコンクリートで固められたケルンのようなものがありました。
傍には「鉢伏」もあるので、地形図に載っている1221.6m峰になるようです。
標柱の周囲が丸太のベンチになっているので、そこに腰掛けて、景色を愛でながら軽く食事などをしていきました。
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鉢伏山の山頂からは、南南東に見えているへ続く横木の階段混じりの尾根道を降っていきます。
高みの上にはのようなものが見えていました。
僅かな鞍部に着くと、道は高みを右に巻いていきます。
右側に見えるは、すっかり雲に隠れてしまいました。
振り返ると、小代越から高丸山を経て登ってきたのがよく見えました。
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両側に樹木が茂るようになったを軽く登っていくと、左右に通る坂道に出ました。
左側には大きな岩が幾つも頭を出すがありますが、
右へ続く幅の広いを降っていきます。
後日に左側の 高みへ登りました。
(「 鉢伏山」,
「 鉢伏山」を参照)
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僅かに起伏のあるを降っていきます。
段差が高い所もあって、登りルートに選ぶと大汗をかきそうだと思いながら降っていきました。
階段が終わってを降っていくと、右前方に鉢伏高原を見下ろせるようになります。
車を止めてきたもよく見えました。
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両側に樹木が茂るを降っていきます。
階段が終わって緩やかになったを進んでいきます。
再び傾斜が増して階段が現れる所まで来ると、右側にコンクリート製のモニュメントがありました。
「日ごろ憧れの鉢伏のふところに抱かれて」の銘板が取り付けられていて、
工業高校山岳部の遭難者の慰霊碑のようでした。
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瀞川・氷ノ山林道
幅の広いを降っていくと、
舗装された瀞川・氷ノ山林道(鉢・瀞川ルート)に降り立ちました。
鉢伏山の山頂から22分ほどで降りて来られました。
道路向かいにはがあって、400mほど東にある1104m峰へ続いているようでした。
入口には道標が立っていて、左の林道は「ハチ北高原」、右の林道は「ハチ高原」となっています。
傍にはの案内板がありました。
左の先のには簡易トイレが見えていました。
正面の山道も気になりましたが、右へ続く林道を降っていきました。
後日に正面の山道と左の林道を歩きました。
(正面の山道は「 高坪山」,
「 高坪山」、
左の林道は「 高坪山」,
「 鉢伏山」を参照)
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氷ノ山展望駅
数10m進んでいくと「氷ノ山展望駅」の標柱が立っていました。
脇には「氷ノ山展望駅について」と題した解説板があっても載っていました。
ここから氷ノ山を望めるとのことですが、先程から雲に隠れていて、よく見えませんでした。
ひょうごの屋根・緑の回廊(瀞川・氷ノ山林道、鉢・瀞川ルート)
(6)氷ノ山展望駅について
鉢伏山から東鉢伏方面へと延びる、養父市と香美町との境の尾根に位置し、
氷ノ山が真正面に、眼下にハチ高原のロッジ群が望める箇所です。
ここから鉢伏山への登山道があり、20〜30分で頂上に行くことができます。
この場所には、昭和63年に林道の開通を祝って「記念碑」が建てられています。
この場所は、ルート起点より11.8km、標高1,050m。
(前駅)
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徒歩での所要時間
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(次駅)
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(5)ハチ北展望駅
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…50分,1.7km… (6)[当駅] …60分,2.8km…
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(7)ハチ高原中央駅
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樹木が茂って展望のあまり開けない林道を緩やかに降っていきます。
氷ノ山展望駅から6分ほど降っていくと、道端にが咲いていました。
樹間から僅かにを眺めながら林道を降っていくと、
鉢伏山へ登っていった稜線が正面に見えてきます。
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道なりにヘアピン状に左へ曲がって、少し降っていくと分岐があります。
角には「ハチ高原ゲレンデ」の標識が立っていて、右へ戻るようにして分かれていく未舗装路を指しています。
このまま舗装された林道を降ってもいいのですが、少しでも赴きがあるようにと思って、
ゲレンデを経て行くことにしました。
*後日に正面の林道を歩きました。(「 高坪山」を参照)
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1分ほど進んでの脇を過ぎていくと、広いに出ます。
明瞭な道は右へ少し曲がりながら登っていきますが、
その曲がり角から分かれていく刈り払われた草道を降ることにしました。
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左下にを眺めながら道なりに進んでいくとがあります。
標識類は見かけませんが、正面の道(*)は駐車場から離れていくように思えるので、左へ曲がっていきました。
刈り払われたは結構明瞭に続いていました。
車を止めてきたを見つけて、そこを目指してゲレンデを降っていきます。
*後日に正面の道を歩きました。(「 鉢伏山」を参照)
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草道のを直進していきます。
植林地の縁に着いて、道なりに左へ曲がって降っていきます。
植林地を過ぎていくとに出ます。
その道を横切って草地を更に進んでいきます。
再びを横切って草地を進んでいくと、「鉢伏高原」の3本組の標柱が立っていました。
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鉢伏高原
標柱を過ぎて草地の斜面を降っていくと、車を止めておいた駐車場に着きました。
瀞川・氷ノ山林道に降り立った所から28分ほどで降りて来られました。
炎天下に置いていた車の中には熱気が充満していました。
自分の体も火照っていたので、エアコンを入れてしばらく涼んでいきました。
来た時の道は狭くて曲がりくねっていたので、別ルートで帰るべく、
左へ続く道から県道269号を経て県道87号に出て、国道9号へ向かっていきました。
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