大平頭 散策:2020年08月26日(水)
散策情報 [cn400] 大平頭
概 要 大平頭は養父市と香美町の境にある標高1210mほどの山です。 鉢伏山から氷ノ山へ続く尾根にあって、大平頭避難小屋が建っています。 今回は鉢伏高原から小代越へ登り、南西に続く尾根を通って大平頭へ向かうルートを往復します。 途中でホードー杉に立ち寄ります。
起 点 養父市大久保 鉢伏高原
終 点 養父市大久保 鉢伏高原
ルート図 鉢伏高原…小代越…1048m峰…1019m地…大久保分岐…1171.6m峰…ホードー杉…1171.6m峰…大平頭…1171.6m峰…大久保分岐…1019m地…1048m峰…小代越…鉢伏高原
所要時間 4時間10分
歩いて... ススキ原になった鉢伏高原の稜線では爽やかな強めの風が吹き上がってきて、熱中症になることもなくて済みました。 稜線からは鉢伏山・高丸山・氷ノ山などを見渡せる眺めが広がります。 ススキ原の鉢伏高原を過ぎると橫木の階段やロープが続く急坂になりますが、 登山道は明瞭で要所に標識もあり、迷うことなく歩けました。
関連メモ 鉢伏山, 鉢伏山, 高丸山, 高丸山, 大久保道
コース紹介 マップ類】 【スライドショー
鉢伏高原
養父市を通る国道9号の関神社前交差点から県道87号を西進していきます。 県道269号を右前方に分けていくと、小路頃大橋の手前に分岐があります。 角には「ハチ高原」の大きな看板が立っていて、 橋を渡っていく道は「氷ノ山国際」、右前方の坂道は「ハイパーボウル東鉢」となっています。 右前方の坂道を登り、峠で左からの道を合わせて右へ降って県道269号に出て左折していくと、 神田橋を渡った所に分岐があります。 「別宮の大カツラ」「ハチ高原」「ハイパーボウル東鉢」などの看板が指す左へ分かれていく坂道を登っていきます。 別宮の大カツラなどを過ぎて鉢伏高原に着くと、ハチ高原バス停の傍に駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
駐車場の西側の曲がり角から北へ延びる舗装路を軽く登っていきます。 正面に鉢伏山を眺めながら進んでいきます。 少し左へ曲がって、ロッジ群・リフト乗り場・鉢高原公衆トイレなどを過ぎていきます。 正面に高丸山を眺めながら、森の傍を進んでいきます。 ハチ高原野営場への道を左へ分けていくと、大木が生える分岐があります。 駐車場から10分ほどの所になります。
大木の脇から右へ分かれる舗装路に入っていきます。 左へ曲がって、傾斜が増してくる坂道を登っていきます。 緩やかになったり傾斜が増したりする坂道を登っていくと、 左側に氷ノ山などの山並みが広がってきます。 緩やかな小広い所に出ると地道になります。 駐車場から16分ほどの所になります。 左側に続くようになる鎖柵の一部途切れた所へ夏草が茂る小径が登ってきますが、 先ほどの大木の先へ続く道を進んだ所にある高丸山登山口(*)からの道になります。
高丸山登山口からの道は「鉢伏山」を参照。
鎖柵が続く広い地道を登っていきます。 緩やかになった道を進んでいくと、幅の広い橫木の階段が現れます。 段差が高くて歩き難い階段を登って緩やかになると、「氷ノ山山頂まで6.0km」の標識が立っています。 また現れる階段を登って緩やかになると、左側に小広い所があります。 左に広がる氷ノ山などの山並みを眺めていきます。
小代越
間隔の広い橫木の階段を登っていきます。 傾斜が増した階段を登っていくと、左右に延びる尾根が近づいてきます。 階段が終わって緩やかになると、標高1020mほどの浅い鞍部にある小代越に着きます。 駐車場から30分ほどで登って来られました。 正面には「小代越」の標識が立っています。 脇にも標識が立っていて、右の道は「鉢伏山」、左の道は「氷ノ山」、今来た道は「ハチ高原」となっています。 林道に降りていく正面の道(*1)には何も示されていません。 右の道(*2)は高丸山から鉢伏山へ続いています。 傍には「ハチ高原の草原性植物とチョウ」と題した解説板や 「ウスイロヒョウモンモドキを守る活動にご協力ください」の看板が立っています。 振り返ると、山並みや鉢伏高原などを見渡せる眺めが広がります。 吹き上がってくる爽やかな風に癒されながら小休止していきます。 小代越
*1 正面の道は「鉢伏山」, 「高丸山」を参照。
*2 右の道は「鉢伏山」, 「鉢伏山」, 「高丸山」, 「高丸山」を参照。
ウスイロヒョウモンモドキを守る活動にご協力ください
採集は禁止されています!
ウスイロヒョウモンモドキ(タテハチョウ科)は、 絶滅に瀕する野生生物についてまとめた「環境省レッドリスト」において「絶滅危惧Ⅰ類」に、 「改訂・兵庫の貴重な自然」において「Aランク」に指定され、現在最も絶滅のおそれのある種の一つとなっています。 兵庫県内では生息地は極めて限られ、緊急に保護を必要としています。 2006年7月に自然公園法における「指定動物」となり、 本地域を含む、氷ノ山後山那岐山国定公園において、ウスイロヒョウモンモドキの採集は禁止されております。
兵庫県健康生活部環境政策局自然環境課、兵庫県民局県民生活部環境課
兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会
1048m峰
落ち着いたところで、南西に延びる稜線を進んでいきます。 ススキ原の高原の中に刈り込まれた広い道が続いています。 軽い登り坂の尾根を進んでいくと、左に続く防護網が離れていきます。 この時は爽やかな強めの風が終始吹き上がってきて、心地良い尾根歩きが出来ました。 標高1000mほどの尾根で下界よりも少し気温が低い上に、こまめに水分補給をしながら歩いたので、 熱中症気味になることはなくて済みました。 西側は少し高くなっていて視界が遮られますが、尾根からは山並みをぐるりと見渡せる眺めが広がります。 1048m峰
次第に傾斜が緩やかになってきます。 なだらかな尾根が続くばかりでピーク感はなく標石類も見かけませんが、この辺りが地形図に載っている1048m峰でしょうか。 振り返ると、高丸山から鉢伏山へ続く稜線が良く見えます。
氷ノ山を左前方に眺めながら軽い降り坂の尾根を進んでいくと、「氷ノ山山頂まで5.5km」の標識を過ぎていきます。 僅かな降り坂で続く尾根を快調に進んでいきます。 降り傾斜が増してくると、幅の広い横木の階段が現れます。 階段の中間には丸太を束ねた踏み台のようなものが設置されていて、段差が低くなるよう配慮されています。 木片チップが敷かれていて、フワフワとして心地良い横木の階段を降っていきます。
1019m地
階段が終わると、軽い登り坂になります。 僅かな高みを越えて降っていくと、また先ほどと同様な歩き易い横木の階段が現れます。 階段が終わると緩やかな尾根になります。 小代越から19分ほどの所になります。 この辺りが地形図に載っている1019m地になるようですが、その旨の標石類は見かけません。 緩やかな所を過ぎて軽く登り始めると、すぐの所にタオルが掛けられた「氷ノ山山頂まで5.0km」の標識が立っています。 地形図によるとこれから登り坂が始まるようなので、 標識の脇に腰を降ろして水分補給などをしながら、ここでも小休止していきます。
大久保分岐
落ち着いたところで標識の先へ進んでいくと、すぐに降り坂になります。 緩やかになった所を過ぎていくと軽い降り坂になります。 正面に見えてくる標識へ向かっていくと分岐があります。 1019m地から4分ほどの所になります。 両側には標識が立っていて、 正面の道は「氷ノ山」「ホードー杉」、左の道は「大久保方面下山口」「大久保」、 今来た道は「ハチ高原」「鉢伏高原」となっています。 左の道(*)は地形図に破線で載っている道で、 大久保地区へ降っていけるようですが、ススキなどが茂っていてあまり明瞭ではありません。
*後日に左の道を歩きました。 (「大久保道」を参照)
分岐を過ぎて、登り坂になる尾根を進んでいきます。 次第に傾斜が増してきて草に隠れ気味の古びた横木の階段を登るようになると、 道端に「氷ノ山山頂まで4.5km」の標識が立っています。 段差が高くて歩き難い階段を登っていくと、雑木林の尾根になります。 尾根には幅の広い横木の階段混じりの明瞭な登山道が続いています。 土が剥き出した急坂になるとロープが張られています。 大久保分岐から14分ほどの所になります。 雨後などの滑り易い時には助かりそうなロープですが、 この時は土が乾いていたので、特にロープに掴まる必要はありませんでした。
1171.6m峰
延々と続くように思えるロープが張られた急な尾根を、息を弾ませながら登っていきます。 熱中症にならないようにと、こまめに水分補給しながら登っていきます。 横木が2本あって段差の高い階段が現れるので、脇に足を置いたりしながら登っていきます。 ロープが終わると、緩やかな尾根になります。 歩き易くなった尾根を進み始めると、輪切りの椅子が二つ置かれた所に出ます。 大久保分岐から24分ほど、小代越から56分ほどで登って来られました。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりません。 右側には「氷ノ山山頂まで4.0km」の標識が立っています。 傍には別の標識もあって、正面の道は「氷ノ山」、左の道は「ホードー杉0.5km」、今来た道は「鉢伏山」となっています。 左側の樹木の袂にある「ホードー杉」の標識が指す明るい所には三等三角点「大久保」があるので、 緩やかな尾根の肩のような所でピーク感はありませんが、地形図に載っている1171.6m峰になるようです。 ホードー杉まで往復する前に、輪切りの椅子に腰かけて小休止していきます。
三角点の傍にある大きな切り株の右脇から、 熊笹が茂る東側の雑木林の斜面へ入っていきます。 これまでの登山道と比べると頼りない様子ながら、ホードー杉まで僅かな踏み跡が続いています。 不明瞭な所もありますが、赤テープが巻かれた木が所々にあってルートを示しています。 右へ曲がりながら進んでいくと、半壊した「ホードー杉」の標識があります。 次第に熊笹が減って歩き易くなる雑木林の広い斜面を、左へ曲がりながら軽く降っていきます。 倒木も少し見られますが、乗り越えていきます。
ホードー杉
オブジェのような枯れ木の脇を過ぎていきます。 林の中には直径1mはありそうなブナの巨木が見られるようになります。 所々に生える巨木を眺めながら、広い雑木林の斜面を緩やかに降っていきます。 ブナの巨木群を過ぎていくと、目の前に巨大なホードー杉が姿を現します。 1171.6m峰から17分ほどの所になります。 手前には「ホードー杉」の標識が立ち、傍には「県指定文化財 ホードー杉」の解説板もあります。 ロープなどで柵はされておらず、根元まで近づくことが出来ます。 余りにも大きくて一枚の写真には収まらないので、上から下へ分割しながら写しておきます。 ホードー杉
県指定文化財 ホードー杉
指定年月日 平成3年3月30日
所有者・管理者 大久保地区
スギは普通、植林樹として用いられているが、この木は天然スギで、標高約1,150mの場所に自生する。 樹高18.0m、幹回り11.6m、枝張りは東西18.3m、南北16.0mにわたり、 樹齢約500年を経た大木であるが、樹勢は現在も旺盛である。 幹の中央には過去に火で焼かれた跡があり、木地師のたき火か落雷によるものと推定される。 幹は地上約2mの所から4分岐し、樹高は低いが樹形が全体的に横に広がり、風格がある。 ホードー杉の呼び名は、この地方の方言である「ホードェー」(特別に大きいの意)という言葉に由来している。
平成3年11月 兵庫県教育委員会
1171.6m峰
ホードー杉を確認したら、ブナの巨木群を眺めながら、来た道を引き返していきます。 オブジェのような枯れ木の脇を過ぎていきます。 少しある倒木を乗り越えていきます。 右へ曲がりながら雑木林の斜面を登っていくと、半壊した「ホードー杉」の標識を過ぎていきます。 熊笹が茂る所を左へ曲がりながら軽く登っていくと、三等三角点がある明るい所に出ます。 往復38分ほで戻って来られました。 尾根道に出て、置かれた輪切りの椅子に腰掛けて、水分補給をしながら小休止していきます。
落ち着いてところで、「氷ノ山」の標識が指す緩やかな尾根道を進んでいきます。 広い尾根道を快調に進んでいくと登り坂になります。 息を弾ませながら登っていくと緩やかな道になります。 脇に熊笹が茂る明るい所に出ると、再び登り坂になります。 左の樹間に氷ノ山を眺めながら登っていきます。
大平頭
少し登って避難小屋が見えてくると、脇に「氷ノ山山頂まで3.5km」の標識が立っています。 程なくして、大平頭避難小屋が建つ大平頭に着きます。 1171.6m峰から12分ほどで登って来られました。 右側には「大平頭」の標識があります。 背後に生える樹木には「氷ノ山越」「鉢伏」の円い標識が取り付けられています。 左側には氷ノ山が見えます。 小屋の中を覗いてみると、中央に囲炉裏があって周囲をベンチが囲んでいます。 内壁には「氷ノ山・鉢伏山 登山MAP」が吊されています。 避難小屋の外壁には「氷ノ山後山那岐山国定公園」と題した案内板があって、 今回歩いたルート図が載っています。 お昼には少し早い時刻でしたが、階段の下に腰を降ろして昼食タイムにしました。
兵庫県自治振興助成施設 大平頭休憩小屋
この施設は兵庫県の競馬収益金を財源とする自治振興資金の助成を受けて建設したものです。
関宮町
氷ノ山後山那岐山国定公園
氷ノ山越・氷ノ山へのルートについて
氷ノ山越・氷ノ山までは、一部手を使わないと登れない急しゅんな箇所があり、上り下りを繰り返す健脚向けのルートです。 路線バスご利用の場合は、東尾根登山口又は福定親水公園登山口から福定へ下山してください。
鉢伏山へのルートについて
高丸山・鉢伏山へは一部急しゅんな場所もありますが、比較的ゆるやかなファミリールートです。 路線バスご利用の場合は、ハチ高原へ下山してください。
(日曜・祝日はハチ高原発着のバスが運休のため、大久保へ下山してください)
環境省・兵庫県・養父市 2007年11月
1171.6m峰
お腹が満ちたところで、来た道を引き返していくと、 すぐの所にある「氷ノ山山頂まで3.5km」の標識を過ぎていきます。 右の樹間に氷ノ山を眺めながら降っていくと、熊笹が茂る緩やかな尾根になります。 程なくして降り坂になる広い尾根道を快調に進んでいきます。 緩やかになった道を進んでいくと、僅かな登り坂になります。 緩やかになった尾根道を進んでいくと、1171.6m峰の傍にある「氷ノ山山頂まで4.0km」の標識に着きます。 大平頭から8分ほどの所になります。
標識や輪切りの椅子を過ぎていくと、ロープが張られた急坂を降るようになります。 程なくして現れる段差の高い橫木の階段を降っていきます。 幅の広い橫木の階段混じりの登山道を降っていきます。 傾斜が緩んでくると、ロープは終わりになります。 再び傾斜が増して橫木の階段を降るようになると、正面に鉢伏山が見えてきます。
大久保分岐
雑木林を抜けると、鉢伏山へ続く稜線が見えてきます。 脇にある「氷ノ山山頂まで4.5km」の標識を過ぎていきます。 吹き上がってくる爽やかな強めの風に癒されながら、ススキ原が続く鉢伏高原の稜線を進んでいきます。 左右に広がる山並みを眺めながら軽く降っていくと、標識が立つ大久保分岐に着きます。 大平頭から24分ほどの所になります。
1019m地
軽い登り坂になる尾根を進んでいきます。 僅かな高みを過ぎると降り坂になります。 タオルが掛けられた「氷ノ山山頂まで5.0km」の標識を過ぎていきます。 すぐに1019m地と思われる緩やかな所に着きます。 大平頭から28分ほどの所になります。
1048m峰
程なくして、中間に踏み台のようなものが設置された幅の広い橫木の階段を登るようになります。 階段が終わって高みを越えると、軽い降り坂になります。 木片チップが敷かれて心地良い尾根を進んでいくと、再び幅の広い橫木の階段を登るようになります。 階段が終わって緩やかになった道を進んでいくと、「氷ノ山山頂まで5.5km」の標識を過ぎていきます。 軽く登っていくと、1048m峰と思われる緩やかな高みに着きます。 大平頭から41分ほどの所になります。
小代越
正面に高丸山鉢伏山を眺めながら、夏草が刈り込まれた広い道を降っていきます。 防護網で囲まれた所の左側を降っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高1020mほどの浅い鞍部にある小代越に着きます。 大平頭から45分ほどで降りて来られました。 「小代越」の標識や解説板などを眺めながら、ひと息入れていきます。
落ち着いたところで、右の斜面に続く地道を降っていきます。 間隔の広い横木の階段混じりの地道には段差の高い所もあるので、足元に注意しながら降っていきます。 傾斜が緩やかになると小広い所を過ぎていきます。 右に見える氷ノ山を眺めながら降っていきます。 傾斜が緩やかになって階段が終わると、「氷ノ山山頂まで6.0km」の標識を過ぎていきます。
再び間隔の広い横木の階段が混じるようになる地道を降っていきます。 石がゴロゴロする坂道になると、右側に鎖柵が続くようになります。 石車に乗って転ばないよう、足元に注意しながら降っていきます。 傾斜が緩やかになって鎖柵が途切れる所まで来ると小広い所に出ます。 高丸山登山口へ降る道を右に分けていくと、舗装路を降るようになります。 傾斜が緩やかになると、道は右へ曲がっていきます。 程なくして、高丸山登山口へ続く舗装路にある大木の脇に出ます。 小代越から18分ほどの所になります。
鉢伏高原
左へ曲がって、ハチ高原野営場への道を分けていきます。 左に見える鉢伏山を眺めながら緩やかに降っていきます。 鉢高原公衆トイレ・リフト乗り場・ロッジ群などを過ぎていきます。 風見鶏が取り付けられたリフト乗り場の時計台は、時刻が少しズレているようです。 少し右へ曲がりながら降っていくと、車を止めておいた駐車場が見えてきます。 県道87号の終点の曲がり角に出ると、左側に駐車場があります。 小代越から28分ほどで降りて来られました。