高丸山
概 要 高丸山は、香美町と養父市の境にある標高1070.2mの山です。 南東側には広々としたハチ高原スキー場が広がり、氷ノ山や鉢伏山などの山並みを見渡せます。 今回は南東の駐車場からゲレンデを登って北側の鞍部に出て山頂へ向かいます。 山頂からは南西の小代越を経て駐車場へ降っていきます。
起 点 養父市大久保 鉢伏高原
終 点 養父市大久保 鉢伏高原
鉢伏高原…鞍部…高丸山…小代越…鉢伏高原
所要時間 1時間40分
歩いて... 猛暑の日々が続いていたので、朝早めの時刻に歩き始めました。 ゲレンデの夏草は刈られていて歩き易くなっていましたが、季節柄汗を拭き拭きの登りとなりました。 ゲレンデや尾根からは山並みを見渡せる素晴らしい眺めが広がりました。 林間学校に来ている児童たちや夏合宿に来ているグループなどを多く見かけました。
関連メモ 鉢伏山, 鉢伏山, 鉢伏山, 大平頭, 高丸山, 鉢伏山, 大久保道
コース紹介
鉢伏高原
養父市八鹿町の市街地から国道9号を西進し、関神社前交差点から県道87号に入っていきます。 摺鉢バス停を過ぎた所に県道269号とのがあります。 角には「一方通行を実施します」のが出ているので、このまま県道87号を進んでいきます。 「鵜縄2km・安井1.5km」の標識が立つ分岐を直進していくと、 八木川に架かる小路頃大橋の手前にがあります。 角には「ハチ高原」の大きなが出ていて、 橋を渡っていく道は「氷ノ山国際」、右前方の坂道は「ハイパーボウル東鉢」となっています。 右前方の坂道を登っていきます。 峠で左からの道を合わせて右へ降っていくと県道269号に出ます。 そこを左折して葛畑地区を過ぎていくと、 荒倉川に架かる神田橋を渡った所にがあります。 「別宮の大カツラ」「ハチ高原」「ハイパーボウル東鉢」などのが指す左へ分かれていく坂道を登っていきます。 山荘や別宮の大カツラなどを過ぎて鉢伏高原に着くと、 ハチ高原バス停の傍に駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
駐車場の北側にはハチ高原スキー場のゲレンデが広がっています。 駐車場の脇に茂るの手前に 「」があります。 今回はこの図に載っている高丸山へ登って、小代越を経て戻ってくるルートを歩きます。 横には「ウスイロヒョウモンモドキ」のやオリエンテーリングのポスト「Q」などがあります。 看板の脇から続く間隔の広い横木の階段混じりの草道を登っていきます。
ウスイロヒョウモンモドキを守る活動にご協力ください
採集は禁止されています!
ウスイロヒョウモンモドキ(タテハチョウ科)は、 絶滅に瀕する野生生物についてまとめた「環境省レッドリスト」において「絶滅危惧T類」に、 「改訂・兵庫の貴重な自然」において「Aランク」に指定され、現在最も絶滅のおそれのある種の一つとなっています。 兵庫県内では生息地は極めて限られ、緊急に保護を必要としています。 2006年7月に自然公園法における「指定動物」となり、 本地域を含む、氷ノ山後山那岐山国定公園において、ウスイロヒョウモンモドキの採集は禁止されております。
兵庫県健康生活部環境政策局自然環境課、兵庫県民局県民生活部環境課
兵庫ウスイロヒョウモンモドキを守る会
氷ノ山後山那岐山国定公園
ハチ高原ゲレンデ内 一般車両進入禁止
養父市
草道を軽く登っていくと、左側に「鉢伏高原」のが立っています。 僅かに降って、を横切っていきます。 数段のを登っていくと、 脇に「側溝あり 足元注意!」の標識が出ています。 広いゲレンデを軽く登っていくと、樹木が茂る手前で草道が二俣に分かれています。 どちらの道でも良いのですが、高丸山へ少しでも近い左の草道を登っていきます。
(右の草道は「鉢伏山」を参照)
茂る樹木の左側のを登っていきます。 登るにつれて視界が開けてきて、左側にを眺められるようになります。 目指すも見えます。 ゲレンデにはが幾つか横切っていますが、先ほどの「足元注意」の標識が示す「側溝」のようです。 木片チップが敷き詰められた所を過ぎていくと、地形図に破線で載っている地道に出ます。 駐車場から14分ほどの所になります。 正面には、最初に見かけたのと同様の「ウスイロヒョウモンモドキ」のやオリエンテーリングのポスト「K」があります。
振り返ってを確認してから、左へ続くを進んでいきます。 オリエンテーリングのポスト「O」を過ぎていくと、リフトの手前から右へが分かれていきます。 草道を見送っていくと、リフトの支柱の所で道が二俣に分かれています。 ここは右の草道を登っていきます。
地形図に載っているリフトのルートは現状と一致してないので注意が必要です。
リフトの下を斜めにくぐって、枝を四方に張ったを過ぎていきます。 これまでよりも少しが茂るようになった道を進んでいきます。 右にあるなどを眺めながら進んでいきます。 稜線まで続く道を正面に眺めながら軽く降っていくと、道がぬかるんで浅いになっています。 近日には雨が降っていないので、定常的に水溜まりが出来ている所のようです。
水溜まりの脇を歩いたりして過ぎていくと、道に茂るが減ってきます。 石がゴロゴロするようになるとが増してきます。 坂を登り切って緩やかになると、道が分岐しています。 どちらの道でも良いのですが、前回は右の道(*)を降ってきたので、今回は左の道を登っていきます。
*右の道は「鉢伏山」を参照。
近づいてくる稜線に向かって、僅かに夏草が茂るを登っていきます。 夏草が減って登り傾斜が増してくると、少ししてきます。 傾斜がになってくると、道幅が広がってきます。 僅かな降り坂になると、左前方にを眺めながら進んでいきます。 登り坂になって夏草が少し茂るようになると、手前で分かれてきた道が右から合流してきます。
鞍部
右からの道を合わせて、広めのを稜線に向かって登っていきます。 左右のススキなどが減ってくると、を登るようになります。 正面に見える青いネットに向かって登っていくと、左右に通る稜線にある浅い鞍部に着きます。 駐車場から28分ほどで登って来られました。 正面にはこれまでと同様の「ウスイロヒョウモンモドキ」の看板があります。 右には鉢伏山へ続く(*)が延びています。 ひと息入れてから、高丸山へ向かってを登っていきます。
*右の稜線は「鉢伏山」, 「鉢伏山」, 「鉢伏山」, 「鉢伏山」を参照。
高丸山 (標高1070.2m)
登り坂になった尾根に明瞭な道はありませんが、右側に続くを真っすぐ登っていきます。 リフト降り場を過ぎていくと、石が敷き詰められた真新しいが現れます。 右側には夏草が茂り気味の旧来の横木の階段がありますが、近年になって付け替えられたようです。 土が流れて窪むことのない石が敷き詰められたは登り易くなっています。 階段を登り切ると、小広くなった高丸山の端に着きます。 右の旧来の階段から続く木道に上がって一番高い所まで行くと、地形図に載っている1070.2m峰の山頂になるようです。 鞍部から6分ほど、駐車場から36分ほどで登って来られました。
南側にはを一望できる眺めが広がります。 南西の奥にはが聳えていて、 ズームアップすると山頂にあるも確認できます。 振り返るとへと尾根が続き、 山頂にある避難小屋やなども見えます。 熊笹が茂るにも山並みが広がります。 情報によると、山頂には四等三角点「ハチ高原」があるようです。 以前には見つけられなかったので今回こそと思って探しますが、熊笹に深く隠れているのか、今回も見つけられませんでした。 景色を眺めたり三角点を探したりしながら、ひと時を過ごしました。
落ち着いたところで、小代越に向かってを進んでいきます。 程なくして、間隔の広い横木の階段混じりのに変わります。 降り傾斜が増して小代越が見えてくると、を降るようになります。 更に傾斜が増してくると、登り時に見かけたのと同様の石が敷き詰められた横木の階段になります。 以前に来た時には深く抉れて歩き難かったのですが、近年になって改修されたようです。
小代越
傾斜が緩やかになると、石が敷き詰められた階段から、間隔の広いに変わります。 近づいてくる小代越に向かって、次第に緩やかになるを降っていきます。 階段が終わって緩やかになると、広々とした小代越に着きます。 高丸山から7分ほどで降りて来られました。 中ほどには「小代越」のが立っています。 標識も立っていて、正面の道は「氷ノ山」、左の道は「ハチ高原」、今来た道は「鉢伏山」となっています。 地形図に実線で描かれている右の道(*)を指す板はありませんが、2分ほどで北側を通る林道に降りられます。 ここにも「ウスイロヒョウモンモドキ」の看板があります。 車を止めてきた駐車場へは左の道を降っていくのですが、時間的にも体力的にもまだ余裕があったので、 正面すぐの所に見えているまで往復することにしました。
*右の道は「鉢伏山」, 「高丸山」を参照。
夏草が刈り込まれたを登っていきます。 小代越から4分ほど登っていくと緩やかな尾根になります。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている1048m峰の北端になるようです。 左前方にはが聳えています。 振り返ると、高丸山の背後にが見えます。
後日に、この先の尾根を歩きました。 (「大平頭」, 「大久保道」を参照)
小代越
眺めを確認したところで、を眺めながら、尾根を引き返していきます。 右側に広がるや山並みを眺めながら降っていくと、小代越へ戻ってきます。 「ハチ高原」の標識に従って、右の斜面に続くを降っていきます。
間隔の広い横木の階段混じりのには段差の高い所もあるので、足元に注意しながら降っていきます。 2分ほど降っていくと、草が刈り払われたを過ぎていきます。 右に見えるを眺めながら降っていきます。 傾斜が緩やかになって階段が終わると標識が立っています。 小代越から4分ほどの所になります。 振り返ってみると、は「氷ノ山 山頂まで6.0km」となっています。 小代越から南西に延びる尾根は、氷ノ山への登山ルートになっているようです。
再び間隔の広い横木の階段が混じるようになるを降っていきます。 石がゴロゴロする坂道になると、右側にが続くようになります。 右側にはコンクリート補強されたが見えます。 傾斜が緩やかになって鎖柵が途切れる所まで来ると道幅が広がります。 小代越から13分ほどの所になります。 右側から登ってくるがあります。 標識類は見かけませんが、南にある高丸山登山口から続く道(*)になります。
*右の道は「鉢伏山」を参照。
道幅が広がった所を進んで降り坂になるとになります。 左に、右にを眺めながら降っていきます。 傾斜が緩やかになると、道は曲がっていきます。 道なりに右へ曲がっていくと、高丸山登山口へ続く車道に出ます。 小代越から19分ほどで降りて来られました。 出口には車止めが置かれていて、「一般車両進入禁止!」の標識が出ています。
鉢伏高原
左へ曲がって車道を進み始めると、への道が右へ分かれていきます。 入口付近にはトイレが設置されています。 鉢高原公衆トイレの先にあるを過ぎていきます。 左に広がる鉢伏山などを眺めながら進んでいきます。 風見鶏が取り付けられたリフト乗り場のは、何故だか時間が止まったままです。 右へ曲がりながら進んでいくと、車を止めておいたが見えてきます。 県道87号の終点の曲がり角に出ると、左側に駐車場があります。 車道に出た所から11分ほどで到着しました。