鉢伏山
概 要 鉢伏山は、香美町と養父市の境にある標高1221.6mの山です。 南側や北側はスキー場になっていて、周囲は広々とした斜面になっています。 山頂や尾根からは、山並みを見渡せる眺めが広がります。 今回は、ハチ北高原から瀞川・氷ノ山林道に出て山頂に登り、ゲレンデを経て野間峠駅へ降るルートを歩きます。
起 点 香美町村岡区 大笹地区
終 点 香美町村岡区 大笹地区
大笹地区…マロニエ広場…瀞川・氷ノ山林道…ハチ北展望駅…峠…氷ノ山展望駅…小峰…鉢伏山…瀞川・氷ノ山林道…野間峠駅…展望地…マロニエ広場…自然観察歩道…大笹地区
所要時間 4時間20分
歩いて... 歩き始めは雲が広がっていましたが、次第に青空ものぞく天気になってきました。 少し雲が出ていたものの、山頂などからは山並みを見渡せましたが、氷ノ山の山頂付近は雲に隠れたままでした。 小峰から鉢伏山の登山道へ降る踏み跡は藪漕ぎになりました。 ゲレンデを歩く所もありますが、草が短く刈られて歩き易くなっていました。
関連メモ 鉢伏山, 鉢伏山, 高坪山, 高坪山, 瀞川山, 鉢伏山, 鉢伏山
コース紹介
大笹地区
香美町を通る国道9号の兎和野高原口交差点から県道89号に入っていきます。 「ハチ北高原」などの看板が出る分岐を左折していきます。 木の殿堂但馬高原植物園を過ぎて大笹地区を突き当たりまで進んでいくと、 ハチ北高原にある駐車場に着きます。 突き当たりには「」があります。
右側の駐車場にあるの右側の坂を登り、道路に出て右へ進んでいきます。 「ロッジあさひ」へのを見送って、僅かな植林地へ入っていきます。 小さな沢の上を過ぎて植林地を抜けると、「プチコテージ エルム」などの標識が立つがあります。 標識が指す右の道へ入ってゲレンデを横切っていくと、少し曲がったがあります。 正面にあるプチコテージ エルムの前を左折して、ゲレンデ管理用作業道を登っていきます。
左前方には今回登るが見えますが、手前には雲がかかっていました。 は舗装されているのは良いのですが、次第に傾斜が増してきます。 息を弾ませながら登っていきます。 傾斜が緩やかになってくると、曲がっていきます。 スキーリフトの下を過ぎていくと、隣のゲレンデに出ます。 リフトの支柱の傍にはゲレンデのが立っています。 左側にはが広がっています。
スキーリフトの下を過ぎて、道なりに曲がりながら登っていきます。 同じスキーリフトの下を過ぎて森の傍までいくとがあります。 右へ分かれていく未舗装路(*)は見送って、左へ曲がっていく舗装路を登っていくと、 すぐの所に「自然観察歩道を利用される方へ」と題した案内板や「郷土記念物 大沼のハルニレ」の解説板があります。 駐車場から21分ほどの所になります。 案内板にはも載っています。 背後にはがあり、その左側に踏み跡が、右側にボードウォークが続いています。 下山時に余裕があれば自然観察歩道を歩くことにして、作業道をその先へと登っていきます。
*後日に右へ分かれていく未舗装路を歩きました。(「瀞川山」を参照)
自然観察歩道を利用される方へ
ここハチ北高原大池・先大池(大沼・先大沼)は、氷ノ山後山那岐山国定公園にある、県でも有数の高層湿原となっています。 高原性の植物や湿地性植物などの貴重な群生が随所に見られ、それらを餌場とする昆虫・鳥獣の繁殖地でもあります。 しかし、近年地球温暖化などの影響によって、湿原の乾燥化がすすみ、その豊かな植生が失われつつあります。 そこで、地元及び兵庫県、香美町を中心に、平成19年からこれらの自然環境を計画的に保全する活動がスタートしました。 この豊かな自然を未来に遺していくためには、利用される方々がマナーを守っていただくとともに、 一人ひとりが日常の生活や活動の中で保全活動を実践していただくことが必要です。 これらの趣旨をご理解の上、自然環境の保全と適切な利用にご強力いただきますようお願いします。
自然観察のポイント
このエリアでは、自然観察歩道を設けています。貴重な植物を踏みつけないためにも、遊歩道をできるだけ歩きましょう。
鳥獣は静かに観察しましょう。
ハチ北観光協会
郷土記念物 大沼のハルニレ
指定対象ハルニレ 1本
指定年月日平成9年3月28日
地域の人々の暮らしを永年見守ってきたこのハルニレは、地域のシンボルとして親しまれている。 県内最大のハルニレの巨木である。
兵庫県
傾斜が緩やかになってくるとになります。 40mほど進んで傾斜が増してくると、再びになります。 道なりに左へ曲がって、の下を過ぎていきます。 振り返ると、ゲレンデの先にはが広がっていました。 右へ曲がって、ゲレンデの左側に沿って登っていきます。
マロニエ広場
程なくして正面にが見えてきます。 右前方に見えるゲレンデの上が野間峠駅になります。 傾斜が緩やかになった未舗装路を進んでいくと、左右が広がった所に着きます。 駐車場から33分ほどの所になります。 左側にある「」によると、マロニエ広場というようです。 左側にはがあります。 右側には北壁トリプルリフトマロニエペアリフトがあります。 ここはに続く作業道を登っていきます。
傾斜が増してきた作業道を進んでいくと、の下を斜めに横切っていきます。 リフトの下に設置されたを左に見ながら、石がゴロゴロする道を登っていきます。 道なりに左へ曲がっていくと、金網の下をくぐる所に分岐があります。 どちらの道でも瀞川・氷ノ山林道へ出られますが、 右の道は距離は短いものの傾斜が急で草も少し茂っているので、今回は左の緩やかな道を進んでいきました。
瀞川・氷ノ山林道
少し曲がりながら続くを進んでいきます。 正面にが見えてくると左へ曲がっていきます。 すぐ先のコンクリート舗装された曲がり角を右へ曲がっていきます。 再びになった道を登っていくと、左右に通る瀞川・氷ノ山林道に出ます。 マロニエ広場から10分ほど、駐車場から44分ほどで登って来られました。 の谷側には大きな金網柵があって、山側へ登っていく道が分かれています。 右へ進んでいくと野間峠駅へ着きますが、鉢伏山高坪山の間にあるへ向かって、 左の支尾根にあるを進んでいきます。
ハチ北展望駅
切通の先へ軽く降ってゲレンデに出るとがあります。 右へ登っていく道はになります。 右の道を見送っていくと、スキーリフトの下にハチ北展望駅があります。 「ハチ北展望駅について」と題した解説板があって、林道のが載っています。 林道をへ進んでいくと、左側のゲレンデの先には山並みが広がってきます。
ひょうごの屋根・緑の回廊(瀞川・氷ノ山林道、鉢・瀞川ルート)
(5)ハチ北展望駅について
林道沿いの大きなトチノキに囲まれ、近くをハチ北スキー場のゲレンデが横切っています。 正面には但馬中央山脈(妙見山、蘇武岳)が見え、眼下にはハチ北高原のロッジ群が一望できます。
この場所は、ルート起点より10.1km、標高970m。
(前駅) 徒歩での所要時間 (次駅)
(4)野間峠駅 …40分,1.3km… (5)[当駅] …50分,1.7km… (6)氷ノ山展望駅
僅かな登り坂になったを進んでいきます。 穂を出したススキが陽の光を浴びて煌めいているのを眺めながら進んでいきました。 道端にある「16.1」のを過ぎていくと、 円い形をしたがあります。 林道に出た所から7分ほどの所になります。 こちら側には「起点から16.0km」、向こう側には「終点から4.4km」の板が取り付けられています。 ハチ北展望駅から200mほどの所ですが、案内板の「ルート起点から10.1km」と随分と距離が違うので、 起点にしている場所が異なっているようです。
(白い標柱は100mごと、緑の標識は1kmごとに設置されているようです)
程なくして盛り土のあるを過ぎていきます。 には少し石がゴロゴロしている所もありますが、車でも通って行けそうな路面状態になっていました。 「16.4」の白い標柱を過ぎて傾斜が緩やかになってくると、左側が開けてきます。 こんもりとした高みはのようです。 「16.5」の白い標柱を過ぎてコンクリート打ちされた法面を過ぎていくと、正面に支尾根が見えてきます。
盛り土のあるを回り込んでいきます。 「16.7」の白い標柱のある曲がり角まで来ると分岐があります。 林道に出た所から17分ほどの所になります。 左へ降っていく山道にはが立っていて、 左の道は「昇竜滝・キャンプ場」、今来た道は「ゲレンデ方面」となっています。 袂には「ハチ北下山道」の板も落ちていました。 左の道は昇龍の滝のある谷筋へ降りていけますが、に変わった林道を進んでいきます。
(左の道は「高坪山」を参照)
左にを眺めながら、林道を緩やかに登っていきます。 「起点から17.0km」のを過ぎて左へ曲がる所まで来ると未舗装路になります。 右側の夏草が茂る小さな谷筋にはのようなものがあります。
道なりに左へ曲がっていくとが広がってきます。 左にを眺めたりしながら、林道を淡々と進んでいきます。 「17.4」の白い標柱を過ぎていくとになります。 山並みを眺めながら進んでいくと、僅かにもあります。 緩やかになった道を更に進んでいくと、「起点から18.0km」の緑の標識が立っています。 袂には「終点から2.4km」の板が落ちていました。
標識を過ぎて緩やかでに出ると、 道は大きく曲がっていきます。 曲がり角は広くなっていて、車を何台も止められる駐車スペースのようになっています。 もあります。 道なりに右へ曲がってになると、左右に山道が分かれるに着きます。 林道に出た所から38分ほどで着きました。
このトイレはバイオトイレです。
杉チップを利用した屎尿を「水」と「炭酸ガス」に分解し、 その水を洗浄水として再利用する自己完結型の水洗トイレです。 その昔、大工さんが用を足した後、汚物に「杉の木くず」をかけておくと臭いが消え、 数日後にはすべて消滅することが知られていました。 それをヒントにこのトイレは生まれました。 このトイレは、「杉」の持つ屎尿処理能力に着目し研究・開発された「新時代」のトイレです。 分解された水を繰り返し使用でき、外部へ汚水を出さない環境にやさしいつくりになっています。
ここは鉢伏山高坪山の間の鞍部になっていて、 「広域基幹林道「瀞川・氷ノ山線」」のがあります。 右には鉢伏山へ登っていく幅の広い横木の階段があり、「鉢伏山登山口(ハチ高原駅)」の道標がその階段を指しています。 高坪山へ登っていく道になります。 入口にはが立っていて、正面の道は「ハチ高原」、 左の道は「ウリワラコース(ハチ高原駅)」、今来た道は「ハチ北高原」となっています。 傍には「蒼林」と刻まれたもあります。
(左の道は「高坪山」, 「高坪山」を参照)
氷ノ山展望駅
正面すぐの所に氷ノ山展望駅があります。 脇には「氷ノ山展望駅について」と題した解説板があって、 ハチ北展望駅と同様のも載っています。 正面に氷ノ山は見えるものの、残念ながら山頂付近には雲がかかっていました。 林道の先には小代越方面のが見えました。
氷ノ山展望駅の先へ降っていく林道は「鉢伏山」, 「高坪山」, 「鉢伏山」を参照)
ひょうごの屋根・緑の回廊(瀞川・氷ノ山林道、鉢・瀞川ルート)
(6)氷ノ山展望駅について
鉢伏山から東鉢伏方面へと延びる、養父市と香美町との境の尾根に位置し、 氷ノ山が真正面に、眼下にハチ高原のロッジ群が望める箇所です。 ここから鉢伏山への登山道があり、20〜30分で頂上に行くことができます。 この場所には、昭和63年に林道の開通を祝って「記念碑」が建てられています。
この場所は、ルート起点より11.8km、標高1,050m。
(前駅) 徒歩での所要時間 (次駅)
(5)ハチ北展望駅 …50分,1.7km… (6)[当駅] …60分,2.8km… (7)ハチ高原中央駅
手前のから「鉢伏山登山口(ハチ高原駅)」の道標が指す幅の広いを登っていきます。 段差が低くて歩き易い階段を1分ほど登っていくと、階段が途切れた所にコンクリート製のモニュメントがあります。 「日ごろ憧れの鉢伏のふところに抱かれて」のが取り付けられていて、 工業高校山岳部の3名の遭難者ののようでした。
これまでよりも幅が狭まったを登っていきます。 1分ほどで登り切ると、少し先から緩やかなになります。 少し傾斜が増して石が剥き出したを登っていきます。 1分ほど登っていくと、緩やかな尾根道になります。
傾斜が増してくると、広いが現れます。 これまでよりも少し段差があって、足を引き上げるのに疲れてきます。 左にはが見えますが、山頂付近には相変わらず雲がかかっていました。 階段が終わって緩やかになった道を進んでいきます。 傾斜が増して石が剥き出したを登っていくと、少し開けた所に着きます。 から8分ほどの所になります。 左下にはが広がり、 左前方には高丸山から小代越にかけてのが見えました。
石が剥き出したを登っていきます。 途切れながら続く段差のある混じりの道を登っていきます。 程なくして、鉢伏山の南南東にある標高1210mほどの小峰が見えてきます。 から13分ほどの所になります。 振り返ると、山並みを見渡せる眺めが広がってきます。
石がゴロゴロする坂道を登っていくとが現れます。 何度も振り返って、広がってくる景色を眺めながら登っていきます。 一旦途切れて再び続くを登っていきます。 『いつまで階段が続くのか』と思いながら一歩一歩登っていくと分岐に着きます。 から23分ほど登った所になります。 鉢伏山へはになりますが、標識類は見かけません。 今回は、正面にある小峰へ向かって登っていきますが、 その前に、広がる山並みを振り返って眺めていきました。
(左の道は「鉢伏山」, 「鉢伏山」を参照)
小峰
が剥き出した所を登っていきます。 脇には鎖が張られた石柱も見かけますが、設置されてから年月が経つようで、壊れて用を成さない状態になっていました。 立ちはだかる岩の前まで来ると、右側にがありますが、名前は分かりませんでした。 から登っていきます。 右へ曲がりながら岩の間を登っていくと、再び鎖が張られたが現れます。 鎖が終わった少し上が小峰の頂上になります。 地形図によると、鉢伏山の東南東にある標高1210mほどの高みになります。 から27分ほどで登って来られました。 中ほどには石をピラミッド状に積んだケルンがあり、 目指すがすぐの所に見えます。 小峰からは四方をぐるりと見渡せる360度の大パノラマが広がります。
小峰の先には、へ登っていく登山道が見えています。 雑木などが茂る中にがあって、その登山道へと降っています。 上側を樹木が覆っていて道があるようには見えませんが、掻き分けてみると踏み跡が続いています。 ほとんど歩く人がいないようで、藪漕ぎ状態で降っていきます。 やがて茂るようになったを掻き分けながら踏み跡を降っていくと、 小峰から4分ほどで登山道に出ます。 手前で分かれてきた道になります。 降って来た所を振り返っても熊笹が茂るばかりで、踏み跡があるようには見えません。 ここからは歩き易いを右へ進んでいきます。
鉢伏山 (標高1221.6m)
緩やかな道を進んでいきます。 両側に茂る熊笹がなくなるとが現れます。 段差がかなり高い木の階段を一歩一歩登っていくと、広くなった鉢伏山の山頂に着きます。 から37分ほどで登って来られました。 避難小屋の左側を過ぎていくと、「鉢伏山山頂1221m」のや、 コンクリートで固められたケルンのようなものがあります。 ケルンには「鉢伏山山頂 1221米 関宮町」の標識が取り付けられています。 「高坪方面(林道へ)」、「村岡町」、「高丸山方面」の標識も各方向を指していて、道標の役目も果たしているようです。 傍には「鉢伏」があるので、地形図に載っている1221.6m峰になるようです。
永遠に残そう但馬の大自然
氷ノ山・鉢伏山紅葉登山大会記念
鉢伏山の山頂は広くて、一箇所から四方を見渡せるという訳にはいきませんが、各方向へ少し出ると眺めが広がります。 お昼には少し早い時刻でしたが、景色を眺めながら昼食タイムにしました。
北側の眺めです。
東側の眺めです。
南側の眺めです。
西側の眺めです。
お腹が満ちて眺めも堪能したところで、鉢伏山から下山していきます。 今回は北北西に延びる尾根から瀞川・氷ノ山林道へ降っていきます。 高丸山方面へ降る尾根道の降り口の右側に続く沿いに降っていきます。 リフト降り場のを進んでいきます。 スキーリフトが通る北東の斜面もになっていますが、 今回降るのはその左側のゲレンデになります。 目の前には山並みを見渡せる素晴らしい眺めが広がってきます。 マロニエ広場にあったマップによると北壁スカイロードというようです。 『こんな素晴らしい景色を眺めながらスキーで滑り降りるのは最高の気分だろう』と思いながら降っていきました。 正に「スカイロード」であります。
高丸山方面の道は「鉢伏山」, 「鉢伏山」, 「鉢伏山」を参照)
少しずつ見え方が変わってくる山並みを眺めながらを降っていきます。 草が短く刈られて歩き易くなっていましたが、濡れている所などで足を滑らせたりしないよう注意しながら降っていきます。 程なくして右前方の山並みに林道が見えてきます。 右上へ延びるのがで、 中ほどから左へループ状に曲がっていくのが、野間峠駅から分かれてとちのき村へ降るのようです。 スキーリフトの支柱が立つ傍には展望地があります。
正面に広がる山並みを眺めながらゲレンデを降っていきます。
正面に僅かなが近づいてくると、ゲレンデは右へ曲がっていきます。 次第に見える角度が変わってくるを眺めながらゲレンデを降っていきます。 少し傾斜が緩やかになってくるとなどが近づいてきます。 右側に建つゲレンデのが取り付けられた櫓まで来ると、 ゲレンデが分かれる所の左側に細い山道が現れます。 山頂から20分ほど降りた所になります。 ここでゲレンデと分かれて、左の山道に入っていきます。
尾根を巻くように左へ曲がりながら続く細いを進んでいきます。 両側にが茂るようになると、少しずつ道幅が広がってきます。 少し右へ曲がっての尾根の背に出ると、普通の山道のようになります。 両側にが茂る所を過ぎていくと降り傾斜が増してきます。 以前は良く歩かれた道だったのか、朽ち果てそうな木の階段も設置されていますが、 土や落葉がかなり積もっていて、段差はほとんどありませんでした。 所々の樹木に「地籍調査」の赤テープが取り付けられていますが、ルートを示しているのでしょうか。
やがての縁を降るようになります。 小さくに左へ折れ曲がって降っていくと、左右に通る広めの道に出ます。 山頂から30分ほどの所になります。 の入口には黄テープが張られています。 何処へ続く道なのか気になるところですが、 コンクリート舗装が見られるようになるを降っていきます。
瀞川・氷ノ山林道
中ほどがされた道を降っていきます。 程なくして、正面の樹間から僅かなが見えてきます。 道なりに右へ曲がって、少し狭くなったを降っていきます。 左へ曲がって、再びコンクリート舗装が見られるようになった道を降っていくと瀞川・氷ノ山林道に降り立ちます。 山頂から33分ほどで降りて来られました。 には「鉢伏山登山口(ハチ北駅)」の道標が立っていて、今降って来た道を指していました。
野間峠駅
左前方へ続くを進んでいきます。 左に分かれていくや右のゲレンデを分けていくと、 僅かな高みの手前に野間峠駅があります。 林道に降り立った所から3分ほどの所になります。 これまでの駅と同様のが立っていて、も載っています。 振り返ると、が見えました。
ひょうごの屋根・緑の回廊(瀞川・氷ノ山林道、鉢・瀞川ルート)
(4)野間峠駅について
西には、氷ノ山から延びる青ヶ丸1239m、中ノ丸、仏ノ尾1227mが連なり、 東には但馬中央山脈(妙見山〜蘇武岳〜三川山)が広がり、東西の雄大な兵庫の山並みが見える、旧村岡町と旧美方町の境の峠(標高890m)です。 また、ここはハチ北スキー場のゲレンデコースの一部になっています。 峠からは、(旧)美方町法面へと通ずる「野間林道」が分岐しており、『尼崎市立美方高原自然の家「とちのき村」』へのアクセス道になっています。 峠の直下の村岡側には湿地環境を持つ「大沼」があり、まとまった雨が降ると溜まった水が見えます。 この沼には昔大蛇が住み、近くを通る旅人を沼の中に引き込んでしまうという昔場なりが伝えられていました。
この場所は、ルート起点より8.8km、標高890m。
(前駅) 徒歩での所要時間 (次駅)
(5)ハチ北展望駅 …40分,1.3km… (4)[当駅] …70分,2.3km… (3)瀞川山山頂すぐ駅
野間峠駅から(*)が分かれています。 入口には「笹尾根コース(野間峠駅)」の道標が立っています。 935.0m峰野間峠などを経て林道へ降りられるようです。 興味はありますが、車を止めてきた駐車場まで遠くなるので歩くのは省略しました。 今回は右にあるゲレンデを降るのですが、その前に野間林道にある展望地まで往復してきます。 少し手前にあるまで引き返して、舗装路になった林道を降っていきます。 降り始めたすぐの所に「2km先道路陥没のため通り抜けできません」のが倒れていました。 この夏に来た時には立っていましたが、過日の台風で倒れたのでしょうか。
*後日に笹尾根コースを歩きました。(「瀞川山」を参照)
展望地
僅かにを眺めながら舗装された野間林道を降っていきます。 100mほど降って傾斜が緩やかになるとになります。 が穂を出す林道を進んでいきます。 の下を過ぎていくと、曲がり角が展望地になっています。 瀞川・氷ノ山林道から6分ほどの所になります。 少し先へ出てみると山並みを見渡せます。
過日に、この先に続く林道をとちのき村まで歩きました。 林道は車1台が通れる幅で続いていました。 舗装された部分もありますが、深く抉れて石がゴロゴロする所や陥没した所があって、車での通り抜けは不可能な状態でした。 (ルート図に緑色の線で表示)
を眺めたりしながら、来た道を引き返してきます。 往復14分ほどでに戻って、 東へ続くを降っていきます。 ここも草が短く刈られて歩き易くなっていましたが、 横方向に続くのような窪みが何箇所に設けらているので、足を取られないよう注意しながら降っていきます。
マロニエ広場
次第に傾斜が緩やかになってくると、の端に出ます。 左にある大木を過ぎていくと、最初に作業道を登って来る途中で見かけたのと同様の「自然観察歩道を利用される方へ」と題したがあります。 瀞川・氷ノ山林道から6分ほどの所になります。 このままマロニエ広場から元来た作業道を降っても良いのですが、体力的にも時間的にもまだ余裕があったので、 少し手前にある大木の脇から分かれていく自然観察歩道を歩くことにしました。
自然観察歩道
少しを過ぎて、右へ曲がりながら進んでいきます。 すぐにに続く歩き易い道になります。 右側の浅い谷筋はのようになっています。 僅かに水面が見える所もありますが、これが案内図に載っている先大池でしょうか。 少しになった歩道を進んでいきます。 降るようになると道が不明瞭になってきますが、を越えて進んでいきました。
不明瞭ながら僅かにらしき所が続きます。 降り傾斜が増してくると、左右にが茂るようになります。 滑り易くなっていたので、脇の笹に掴まりながら慎重に降っていきました。 かなり荒れていて、『本当にこれが歩道なのか』と思いながら降っていくと、 朽ち果てそうな木の階段も見かけるので、この道で合っているようでした。 滑らないよう注意しながら降っていくと、何とかに降り立ちました。 左前方にある植林地を進んでいくと、を跨いでいきます。
程なくして谷筋が広がってくるとになります。 右側の樹間からが少し見えてきますが、そのまま真っ直ぐ進んでいきます。 僅かな高みの左側を進んでいくとの脇に出ます。 左側には瀞川・氷ノ山林道が通るが見えました。 大池の脇を進んでいくと、最初に登っていったゲレンデ管理用作業道に出ます。 自然観察歩道に入ってから18分ほどで出られました。
大池の周囲にボードウォーク(*)が続いていますが歩くのは省略して、を降っていきます。 未舗装路を左に分けて、の下を過ぎていきます。 道なりに左へ曲がりながら降っていきます。 正面に広がるを眺めながら降っていくと、同じスキーリフトの下を過ぎていきます。
*後日に大池の周囲に続くボードウォークを歩きました。(「瀞川山」を参照)
緩やかになったを降っていきます。 スキーリフトの下を過ぎて道なりに曲がっていくと、降り傾斜が増してきます。 ロッジや山並みを眺めながら、急なを降っていきます。 息を弾ませながら登ってきたですが、降る時は楽勝であります。 やがて、プチコテージ エルムがある少し曲がった四叉路に着きます。
大笹地区
四叉路を右へ曲がって軽く登っていくと、左右に通るに出ます。 左へ曲がって、僅かなへ入っていきます。 小さな沢の上を過ぎて植林地を抜けていきます。 「ロッジあさひ」へのを見送っていくと、車を止めておいた駐車場に着きます。 作業道に出た所から20分ほどで降りて来られました。