高竜寺ヶ岳
概 要 高竜寺ヶ岳は豊岡市但東町と京丹後市久美浜町の境にある標高696.5m(点名:資母村)の山です。 山頂の北側や南側が開けていて、但馬や丹後の山並みなどを見渡せる眺めが広がります。 今回はたんたんトンネルの北出入口付近から尉ヶ畑峠に登って山頂へ向かい、 尉ヶ畑峠まで引き返して林道を降るルートを歩きます。
起 点 京丹後市久美浜町 尉ヶ畑地区
終 点 京丹後市久美浜町 尉ヶ畑地区
尉ヶ畑地区…登山口…尉ヶ畑峠…山頂入口…高竜寺ヶ岳…山頂入口…尉ヶ畑峠…(林道)…国道出合…尉ヶ畑地区
所要時間 3時間50分
歩いて... 尉ヶ畑峠までの道は明瞭ですが、登り坂が続いてかなり疲れました。 山頂入口から高竜寺ヶ岳までの道も明瞭ですが、こちらも登り坂が続きます。 何度も立ち止まって呼吸を整えながらゆっくり登っていきます。 山頂から眺める山並みは、遠くが少し霞んでいたのが残念でした。 尉ヶ畑峠から降る林道には、シダ類や夏草が茂る所がかなりあります。
関連メモ 高竜寺ヶ岳, 高竜寺ヶ岳, 高竜寺ヶ岳, 高竜寺ヶ岳, 高竜寺ヶ岳, 尉ヶ畑峠
コース紹介
尉ヶ畑地区
京丹後市久美浜町を通る国道312号の佐野たけだ橋交差点から国道482号に入って南下していきます。 に入っていくと、路肩の広がった所に「」があります。 高竜寺ヶ岳へ続く登山道も描かれていますが、イラスト風のマップなので詳細ルートまでは分かりません。 市野々地区へ抜けていくを右に分けていきます。 集落を過ぎてたんたんトンネルに向かって登っていくと、 KDDIの尉ヶ畑基地局と「たんたんを結ぶロマンの道 開通」の石碑のある広場があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
車道の右側に設けられているを進んでいきます。 たんたんトンネルが近づいてくると、が右へ分かれていきます。 入口には「高龍寺ヶ岳登山道入口」の標識が立っています。 隣りには大きな案内板がありますが、退色して見難くなっています。 広い道へ入ったすぐの所に「」と題した案内板があります。 高竜寺ヶ岳へ続く登山道も描かれていますが、このマップもイラスト風なので詳細ルートまでは分かりません。 の支柱には「高竜寺ヶ岳入口」の標識が取り付けられています。
この先にかけて、「高寺ヶ岳」と「高寺ヶ岳」の表記が混在していますが、現地で見かけたままを載せておきます。
地形図に実線で載っているを軽く登っていきます。 程なくして、佐濃谷川に架かるを渡っていきます。 川沿いに続くを軽く登っていきます。 林道は舗装されていますが、深くが何ヶ所かあり、 段差になった所もあって、乗用車での走行は控えた方が良さそうな路面状況になります。 太い土管が埋設されたを過ぎていきます。 程なくして、佐濃谷川にコンクリート製の小橋が架かっています。 小橋を渡っていくと、夏草が茂る小広い所があって、車の回転場に使えそうです。
登山口
荒れが少なくなって乗用車でも走行できそうなを軽く登っていきます。 しばらく登っていくとの脇を過ぎていきます。 舗装路が終わる所まで来ると、道の脇が広くなっていて、ここも車のに使えそうです。 地道になると、すぐの所に丸太橋が架かっています。 手前には「高龍寺ヶ岳登山口」の標識が立っています。 駐車地から12分ほどの所になります。 ここが今回の登山口になります。
上面が補強された丸太橋を渡って、両側にシダ類が茂るを登っていきます。 道なりに右・左と曲がりながら登っていくと、シダ類が茂るに出ます。 両側にはトラロープが張られています。 作業道を横切って道なりに曲がりながら登っていきます。 次第に広くなってくる登山道を何度も曲がりながら登っていくと、の岩を過ぎていきます。 程なくして、右側からシダ類が茂る作業道が合流してきます。 入口にはトラロープが張られていますが、手前で分かれてきた道でしょうか。
すぐ先にがありますが、 左の道はすぐ先で行き止まりのようなので、右の道を登っていきます。 左・右と曲がりながら登っていくとまたがありますが、歩き易そうな左の道を登っていきます。 小さなのような所が何度かある道を登っていきます。 土が固くしたような所もあって滑り易いので、 足元に注意しながら登っていきます。 またある小さな切通のような所の手前まで来ると、上面が平らな岩があります。 腰掛けて休憩するのに良さそうです。
尾根のに続く道を登っていきます。 を跨ぐように曲がりながら続く道を登っていきます。 右へ曲がっていくと、古びた「たばこ石」のがあります。 道なりに左へ曲がったすぐ先に、先ほどと同様な上面が平らな岩があります。 登山口から14分ほどの所になります。 傍には「休み石 頂上まで1.5km」の標識が倒れています。
また土が固くしたような所を登っていきます。 曲がりながら続くを更に登っていきます。 少し曲がっていくと、傾斜が弛んだに出ます。 また登り傾斜が増してくると分岐があります。 尾根へ登っていく急な左の道は見送って、右の道を進んでいきます。
尉ヶ畑峠
緩やかになった道を進んでいくと、「ハチの巣」のが落ちています。 倒木を跨いでいくとが見えてきます。 少し左へ曲がると、林道が通っている尉ヶ畑峠に着きます。 登山口から24分ほどで登って来られました。 周囲の様子を確認しながらひと休みしていきます。 脇には「高竜寺ヶ岳」のと丸太のベンチがあります。 古びた標識もありますが、文字は判読出来ません。 は下山時に歩くことにします。 高竜寺ヶ岳へ続くには「高竜寺岳 頂上まで1.2km」の標識が落ちています。
落ち着いたところで、右へ続く緩やかなを進んでいきます。 程なくして、軽いになります。 次第に傾斜が緩やかになると分岐があります。 右側には古びたがあって、 正面の道は「山頂」、今来た道は「尉ヶ畑」となっています。 (*)にも標識が立っていて、 正面の道は「山頂1.1km」、左の道は「たんたん温泉3km」となっています。
*左の道は「高竜寺ヶ岳」, 「高竜寺ヶ岳」を参照。
山頂入口
樹木に取り付けられた「高竜寺ヶ岳」の標識に従って、正面に続くを軽く登っていきます。 少し曲がりながら登っていくと、が低くなった所を回り込んでいきます。 広くなった林道を登っていくと分岐があります。 尉ヶ畑峠から10分ほどの所になります。 の左側には「山頂900m」の標識が立っていて右の道を指しています。 傍には「山頂入口」の標柱が倒れています。 右の道のにも「登山道」の標識があって右の道を指しています。 古びた標識もありますが、文字は消えていて判読出来ません。 樹木に「」の案内図が取り付けられていますが、 丸まっていて上手く写せませんでした。
山頂へ向かって、を登っていきます。 林道よりも狭いながら、登山道にしては広い道が続きます。 少し登って傾斜が緩やかになると、左側が削られたになった所に出ます。 鞍部のようになった崖の上を過ぎていくと、間隔の広いを登るようになります。 階段が終わって緩やかになると明るい所に出ます。 山頂入口から4分ほどの所になります。 この場所を示す標識類は見かけませんが、来る時に見かけた「」に載っている第1展望所になるようです。 右側が開けていて、を眺められる展望地になっています。
少し登っていくと、「42」と刻まれた石杭がある僅かなに着きます。 軽く降っていくとになります。 登り傾斜が増し始める所まで来ると、樹木の袂にが立っています。 文字は消えかかっていますが「山頂まで31分」と書かれているようです。 標識を過ぎていくと、また間隔の広いが現れます。 曲がりながら続く階段を登っていくと緩やかな所に着きます。 山頂入口から12分ほどの所になります。 この場所を示す標識類は見かけませんが、来る時に見かけた「」に載っている第2展望所になるようです。 右側が開けていて、を眺められる展望地になっています。 景色を眺めながらひと息入れていきます。
展望所を過ぎていくと、尾根の背を外れてを登るようになります。 に出ると、道は左へ曲がっていきます。 曲がり角には「山頂500m」の標識が落ちています。 道なりに右へ曲がりながら登っていくとになります。 程なくして登り坂になる道を進んでいくと、緩やかな所に出ます。 少し先には「山頂マデ30分」の標識(*)が立っています。 山頂入口から27分ほどの所になります。 この場所を示す標識類は見かけませんが、来る時に見かけた「」に載っている第3展望所になるようです。 右側が開けていて、を眺められる展望地になっているので、 ここでも景色を眺めながらひと息入れていきます。 少し角度を変えると、が見えます。
*先ほどの「山頂まで31分」の標識から結構歩いてきたのに「山頂マデ30分」と1分しか縮まっていないのは何とも不可解ですが、 標識の形が違うので、別々の人が各々の基準で設置したのでしょう。
展望所を過ぎていくと、登り坂になる所に古びたが立っていますが、文字は消えていて判読出来ません。 支柱だけになった標識を過ぎていくと、次第にが増してきて息が切れてくるので、何度も立ち止まって呼吸を整えながら登っていきます。 小刻みに右・左と曲がりながら続く道を登っていくと、 文字が消えていて判読出来ないを過ぎていきます。 次第にブナの大木が見られるようになる尾根を登っていくと、「ブナ群生地」のが立っています。 更に登って右への曲がり角まで来ると、樹木の袂に「あと10分」の標識があります。 山頂入口から42分ほどの所になります。
高竜寺ヶ岳
を曲がりながら更に登っていきます。 頑張って登っていくと、上の方にが見えてきます。 見えてくるへ向かって、岩が剥き出す所を登っていきます。 程なくして、壊れかけた東屋が立つ高竜寺ヶ岳の山頂に着きます。 山頂入口から51分ほどの所になります。 脇には「高竜寺ヶ岳697m」の標柱が立っています。 東屋の背後には、山頂から見える山々の標高を記したが立っていて、 大江山833m・東床尾山839m・来日岳567m・蘇武岳1074m・郷路岳620m・江笠山728m・東里ヶ岳664m・西床尾山843mの小板がそれぞれの方角を示しています。 この時には「法澤山644m」と「天の橋立」の小板は袂に落ちていました。 松の木の袂には「資母村」があるので、地形図に載っている696.5m峰になるようです。
山頂の角方向に少し出て景色を眺めたりしながら休憩していきます。 には山並みが広がります。 少し角度を変えると、が見えます。 は樹木が邪魔していますが、天橋立方面が見えます。 にも山並みが見えます。 に延びる尾根からは、市野々地区(*1)や高龍寺地区(*2)へ降っていけます。
*1 市野々地区への道は「高竜寺ヶ岳」を参照。
*2 高龍寺地区への道は「高竜寺ヶ岳」, 「高竜寺ヶ岳」を参照。
眺めを確認して落ち着いたところで、を引き返していきます。 の広がる所を過ぎていきます。 に続く道を曲がりながら降っていきます。 何度か曲がりながら降っていくと、「あと10分」のを過ぎていきます。 ブナの大木が見られるようになる尾根を降っていくと、「ブナ群生地」の標識を過ぎていきます。 高竜寺ヶ岳から7分ほどの所になります。
判読出来ない標識を幾つか過ぎて、に曲がりながら続く道を降っていきます。 明るい所が見えてくると、判読出来ないを過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、丸太のベンチや「山頂マデ30分」の標識がある第3展望所に着きます。 高竜寺ヶ岳から12分ほどの所になります。 左に広がるを再度眺めていきます。
になる道を進んでいきます。 緩やかになった先を左へ曲がりながら降ってに出ると、 曲がり角に「山頂500m」の標識が落ちています。 右へ曲がって、尾根のを軽く降っていきます。 しばらく進んでいくとに復帰します。 歩き易くなった尾根を進んでいくと、明るくなった第2展望所に着きます。 高竜寺ヶ岳から20分ほどの所になります。 ここでも、左に広がるを再度眺めていきます。 少し霞んでいますが、奥の方には特徴的な斜台形をした依遅ヶ尾山も遠望できます。
途切れながら続く間隔の広いを曲がりながら降っていきます。 傾斜が緩やかになると、消えかかった「山頂まで31分」のを過ぎていきます。 僅かに撓んだ所を過ぎて軽く登っていくと、「42」と刻まれた石杭がある僅かなに着きます。 少し降って緩やかになると第1展望所に着きます。 高竜寺ヶ岳から28分ほどの所になります。 ここでも、左に広がるを再度眺めていきます。
山頂入口
また現れる間隔の広いを降っていきます。 階段が終わると、右側が削られたに出ます。 右下にはが続いています。 尾根の左側に続く道を降っていくと、「山頂入口」の標識が倒れている林道に降り立ちます。 高竜寺ヶ岳から32分ほどで降りて来られました。 「山頂900m」の標識は二枚合わせになっていて、こちら側は「たんたん温泉3km」となっています。
尉ヶ畑峠
元来たを引き返していきます。 軽く降っていくと、が低くなった所を回り込んでいきます。 少し曲がりながら降っていくと、標識が幾つかあるに出ます。 たんたん温泉へ続く右の道は見送って、古びた「尉ヶ畑」の標識が指すを進んでいきます。 次第にになる林道を曲がりながら進んでいきます。 左の尾根が低くなってくると、分岐になった尉ヶ畑峠に戻ってきます。 山頂入口から10分ほどの所になります。 丸太のベンチに腰掛けて、水分補給をしながら休憩していきます。
峠を横切って左前方へ続く元来た登山道は見送って、正面に続くを進んでいきます。 軽く登っていくと、を回り込む所に出ます。 地形図にはここから右へ降る実線の道(*)が描かれています。 降り口に明瞭な道は見かけませんが、少し降っていくと明瞭な道が現れ、 たんたんトンネルの南出入口の傍へ降りていけます。 緩やかになった林道を曲がりながら進んでいくと、右肩がしている所があります。 右側が開けていてを眺められます。 短い芝草が生える所まで来ると、小尾根をヘアピン状に回り込んでいきます。
*右の道は「高竜寺ヶ岳」, 「尉ヶ畑峠」を参照。
少し登っていくと、程なくして軽いになります。 緩やかな所を過ぎていくと、また軽いになります。 左の尾根が低くなってくると、林道と作業道が分かれる四叉路に出ます。 尉ヶ畑峠から11分ほどの所になります。 地形図に実線で載っている林道は正面へ続いていますが、 ここから分かれていく林道を降っていきます。
シダ類が茂る軽いの林道を進んでいきます。 曲がり角にはが設置されていて、車での走行を想定した道のようです。 またシダ類が茂るようになると、少し水が流れてを回り込んでいきます。 軽い登り坂になると、谷向かいのが左側に見えてきます。 奥には尖った山が見えますが、方角からすると今回登ったでしょうか。 道の脇にある造成地のような広い所を回り込むように進んでいきます。
軽い降り坂になると、またが茂ってきます。 が横切る谷筋を回り込んでいくと、軽い登り坂になります。 少し登って降り坂になると、カーブミラーが立つのような所があります。 道なりに右へ曲がっていくと、コンクリート道A地点)になります。 尉ヶ畑峠から29分ほどの所になります。
コンクリート道には谷側の土が流れ出てもあるので、山側を通っていきます。 谷筋を回り込む所まで来るとがあって、コンクリート道が戻るように左へ降っていきます。 左のはすぐ下で終わっていますが、その先に地道が続いているのかも知れません。 軽い降り坂で続くを進んでいきます。 正面の樹間に山並みを眺めながら降っていくと、コンクリート道から地道B地点)に変わります。 尉ヶ畑峠から36分ほどの所になります。
少し先を右へ曲がって、またが茂るようになる林道を降っていきます。 少し曲がりながら降っていくと、が横切る谷筋を回り込んでいきます。 右側にはが心地良い水音を響かせています。 小尾根にあるのような所を右へ曲がっていきます。 シダ類が少し茂る所を過ぎて谷筋を回り込む所まで来ると、またコンクリート道C地点)になります。 尉ヶ畑峠から44分ほどの所になります。
国道出合
谷筋を回り込んでいくと、夏草が茂って少しのようになりますが、 すぐ先にはコンクリート道が続いています。 のようになった所を左へ曲がっていきます。 植林地の谷筋を軽く降っていくと、埋設された太い鉄管を流れるの上を過ぎていきます。 左側を流れる沢を眺めながら林道を降って国道482号が見えてくるとがあります。 扉は施錠されていて開きませんが、脇が空いているので人は容易に通過できます。 扉を過ぎていくと、すぐに国道482号に出ます。 尉ヶ畑峠から58分ほどで降りて来られました。 振り返って、林道のを確認していきます。
尉ヶ畑地区
左へ続くを進んでいきます。 すぐの所の左側にがあります。 軽い登り坂の道を進んでいくと、を過ぎていきます。 程なくして、広いが見えてきます。 KDDIの尉ヶ畑基地局を過ぎていくと、車を止めておいた「たんたんを結ぶロマンの道 開通」の石碑の傍に着きます。 国道出合から5分ほどで到着しました。