概 要 |
フトウガ峰は朝来市生野町の栃原地区と円山地区の境にある標高1082mの山です。
南東側や南側からも登れますが、今回は森林基幹道「千町・段ヶ峰線」にある千町峠登山口から段ヶ峰を経てフトウガ峰へ登り、
1071.6m峰まで往復してから段ヶ峰の傍にある1103.4m峰まで引き返し、
杉山へ続く尾根にある鞍部から大谷登山口へ降るルートを歩きます。
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起 点 |
朝来市生野町 栃谷地区
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終 点 |
朝来市生野町 栃谷地区
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栃谷地区…千町峠登山口…段ヶ峰…フトウガ峰分岐…フトウガ峰…1071.6m峰…フトウガ峰…フトウガ峰分岐…1103.4m峰…杉山分岐…大谷登山口…千町峠…栃谷地区
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所要時間 |
3時間10分
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歩いて... |
千町峠登山口から段ヶ峰への尾根は思いのほか傾斜が急で、かなり汗を掻いて疲れました。
段ヶ峰からフトウガ峰までの尾根には、少し起伏のある明瞭な踏み跡が続いています。
杉山分岐へ降る道も踏み跡程度ですが、次第に道が分かり難くなるのでテープを探しながら降りました。
少し雲が出ていましたが、段ヶ峰やフトウガ峰などからは山並みを見渡せました。
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関連メモ |
段ヶ峰,
杉山,
段ヶ峰,
フトウガ峰,
杉山
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栃谷地区
朝来市を通る国道312号の朝来インター東交差点から国道429号に入って西進していきます。
神子畑選鉱場を過ぎて曲がりながら登っていくとがあります。
笠杉トンネルを抜けた所に森林基幹道「」の終点があります。
森林基幹道に入った所に「」があります。
この図に載っている「千町峠」へ向かっていきます。
森林基幹道には、起点からの距離を示す白い標柱(100m毎)と緑の標識(500m毎)が点々と設置されています。
左右に道を分けて進んでいくと、切通の先の「10.4km」地点に記念碑「」があります。
脇には「」があります。
道が右へ分かれていきますが見送っていきます。
朝来市の田路地区へ続く道が分かれていく切通を見送り、どうどう橋を過ぎて降っていくと、
宍粟市の一宮町千町地区からの道がしてきます。
すぐ先に「」があります。
森林基幹道を更に進んでいくと、「6.5km」地点の先に千町峠へのがあります。
脇が広くなっていますが材木置き場に利用されています。
端には「」があります。
左の道を登り、宍粟市と朝来市の境にある千町峠を過ぎて朝来市側へ入っていくと、
道路脇に広くなった所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
森林基幹道に入っていくと「15.7km」の標柱が立っています。
案内図では「L=16.8km」となっていて距離が一致しませんが、「16.8km」には千町峠の東側までの支線も含まれているように思えます。
森林基幹道 千町・段ヶ峰線 案内図
林道を利用されるみなさまへ
林道は森林の管理や木材を運搬するための道路です。
一般道に比べ危険を伴うことが多く次のことを理解したうえで利用してください。
・安全な通行速度は20km/h以下です。
・通行できない車輌は、積載重量20tを超える車輌、積載時延長12mを超える車輌
通行に当たって注意すること
・山間部を通り、未舗装で凸凹が多い。
・急カーブ急坂が多く道幅が狭い。
・落石や土砂崩れの危険性がある。
・ガードレールやカーブミラーが少ない。
利用に当たっての注意事項
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悪天候や夜間は通行しないでください。
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豪雨、強風、積雪、凍結、濃霧など気象条件が悪いとき、落石、土砂崩れ、倒木、スリップの恐れが多く危険です。
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ほかの利用者の迷惑や自然環境に負荷をかけるスピードの出しすぎ、不法投棄など行わないでください。
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林道を占有する時はあらかじめ下記事務所で許可を得てください。
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(兵庫県、兵庫県光都農林振興事務所林道管理課)
千町・段ヶ峰線の概要
延長 | 17,051m |
利用区域面積 | 2,181ha |
工事期間 | 平成4年度から平成24年度 |
事業費 | 37億73百万円 |
題字 兵庫県知事 井戸敏三 書
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千町峠登山口
車で来たを千町峠の方へ引き返していきます。
すぐの所のススキが茂る斜面に擬木の階段が続いています。
入口には「しそう天空回廊 宍粟50名山 段ヶ峰 千町峠登山口」のが立っています。
脇には「千町峠 悠友山荘」のも出ています。
ここが今回の登山口になります。
しそう天空回廊 宍粟50名山 段ヶ峰 千町峠登山口
・登山届を提出しましょう。
・登山ルートの状況を確認しましょう。
・体調や天候に十分注意し無理な登山は控えましょう。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
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擬木の階段をひと登りすると、すぐの所にがあります。
手前を右へ曲がって、植林地と雑木林を分けるを登っていきます。
次第に傾斜が増してくるを息を弾ませながら登っていきます。
頑張って登っていくと、傾斜が歩き易くなります。
程なくして、またが増してきます。
思いのほか傾斜が急なので、立ち止まって呼吸を整え汗を拭きながら登っていきます。
傾斜が緩やかになった道を進んで植林地が終わると、樹木が減って明るい所に出ます。
登山口から10分ほどの所になります。
手前のススキや樹木に邪魔されながらも、左側の谷向かいにあるが少し見えます。
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が見える所を過ぎていきます。
になった尾根を進んでいきます。
少し曲がっていきます。
軽いで続く尾根を進んでいきます。
傾斜が緩やかになると、標高1070mほどの小峰Aに着きます。
登山口から16分ほどの所になります。
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軽く降って、緩やかになったを進んでいきます。
再び登り坂になる尾根を進んでいくと、明るくなった標高1070mほどのに着きます。
少し左へ曲がりながら軽く降っていくと開けたに出ます。
少し右へ曲がって、左側に続くようになるに沿って軽く登っていきます。
しばらく続く防護網に沿って登っていくと、次第に左側が開けて山並みが広がってきます。
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更に続くに沿って尾根を登っていきます。
左側に広がる山並みを何度も眺めながらを登っていきます。
の袂を過ぎて更に登っていきます。
傾斜が緩やかになると、標高1090mほどの小峰Cに着きます。
登山口から27分ほどの所になります。
脇には「2222 C 国土調査」のや退色した杭があります。
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段ヶ峰 (標高1106m)
道なりに曲がって、尾根を軽く降っていきます。
少し降っていくとになります。
程なくしてになります。
樹木が減ってを登っていきます。
周囲が開けてくると段ヶ峰の山頂に着きます。
登山口から32分ほどで登って来られました。
山頂には段ヶ峰の象徴的な「一本松」だったというが残っていますが、朽ち果てて僅かな痕跡だけになっています。
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山頂には標柱と標識が立っていて、
「宍粟50名山 段ヶ峰(1103m)No.16」、「段ヶ峰 標高1103m」(*)となっています。
ここは、地形図に1103.4m峰として載っている二等三角点「段ケ峰」よりも少し南側の場所になります。
標識の間には「段ヶ峰 山頂」のがあります。
に広がる山並みを眺めながらひと息入れていきます。
*以前に来た時には「段ヶ峰 標高1106m」となっていましたが変更されたようです。
現地を歩いた限りでは三角点がある所よりも数mは高そうに思えるので、
以前の「1,106m」の方が良かったように思えます。
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落ち着いたところで、北へ続くを軽く降っていきます。
程なくしてのようなものがありますが、かつては小屋などが建っていたのでしょうか。
先へ進んでいくとがあります。
角にはが立っていて、
左前方の道は「杉山山頂」、今来た道は「段ヶ峰山頂」となっています。
正面の道には何も示されてはいませんが、フトウガ峰へ向かって正面の道を降っていきます。
すぐの所にも標識のない分岐がありますが、左の道は見送って正面の道を降っていきます。
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尾根のに続く狭いながら明瞭な道を降っていきます。
広がってくるを少し右へ曲がりながら緩やかに降っていきます。
しばらく降っていくとになります。
時折吹き上がってくる涼やかな風に癒やされながら進んでいくと少しになります。
少し曲がりながら続く道を登っていくと、尾根の肩を回り込むように過ぎていきます。
段ヶ峰から12分ほどの所になります。
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軽いになる道を進んでいきます。
緩やかな所を過ぎていくと軽いになります。
になると少し右へ曲っていきます。
樹木が茂ったの中を進んでいきます。
雑木林を出ると軽い降り坂になります。
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右に広がるを眺めながら進んでいきます。
緩やかな所を過ぎて少し樹木が茂るようになると、軽いになります。
樹木が減った尾根を少し右へ曲がりながら進んでいくとになります。
程なくして軽いになります。
松の木が茂る所まで来ると、「フトウ」の標識が取り付けられた樹木があります。
段ヶ峰から24分ほどの所になります。
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緩やかになると、またの中を進んでいきます。
雑木林を抜けると、右側が広くなった標高1050mほどのに着きます。
程なくして、またに入っていきます。
しばらく進んでいくとになります。
思いのほか傾斜があるので、息を弾ませながら登っていくと、正面が開けてきます。
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フトウガ峰分岐
広がってくるを軽く登っていきます。
程なくして、標高1080mほどの所にある分岐に着きます。
段ヶ峰から35分ほどの所になります。
中ほどには「フトウガ峰分岐」のが立っていて、
正面の道は「フトウガ峰山頂5分」、右の道は「杉谷登山道・市道栃原宍粟線40分」、
今来た道は「段ヶ峰40分」となっています。
脇には黄色いがあります。
(*)は市道栃原宍粟線にある杉谷登山口に降りていけます。
地籍図根三角点
大切にしましょう三角点
国土地理院
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フトウガ峰(標高1082m)
正面に続くを軽く登っていきます。
広い尾根に続くを進んでいくと、先の方に標識が見えてきます。
標識へ向かっていくと、広くなったに着きます。
中ほどには「フトウガ峰山頂1082m」の標識が立っています。
ここが地形図に載っている1082m峰のフトウガ峰になります。
段ヶ峰から39分ほどの所になります。
周囲に広がる山並みを眺めていきます。
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1071.6m峰
東の方角に見えるの傍に三角点があるので往復してきます。
軽い降り坂で続く踏み跡を進んで岩の手前まで来ると、踏み跡がしています。
達磨ヶ峰へ続く登山道は右前方の道ですが、三角点へは左前方の道を登っていきます。
軽く登っていくと、すぐに四等三角点「倉谷」があります。
ここが地形図に載っている1071.6m峰になります。
フトウガ峰から5分ほどの所になります。
の上に登って景色を眺めたりしながら休憩していきます。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
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四等三角点
基本 No.112563
この測量標はすべての測量の基準です。三角点を大切にしましょう。
国土地理院
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フトウガ峰(標高1082m)
少し引いた所からを眺めていきます。
三角点の傍から踏み跡を降っていくと、手前で分かれてきたに出ます。
左の小岩の先へ続くは達磨ヶ峰へ続いていますが、
フトウガ峰へ向かって右の道を引き返していきます。
三角点へ向かう踏み跡を合わせて、広い尾根に続くを軽く登っていきます。
程なくして、標識が立つフトウガ峰に着きます。
往復15分ほどで戻って来られました。
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フトウガ峰分岐
に続く踏み跡を軽く降っていきます。
踏み跡を辿りながら進んでいくと、杉谷登山口への道が分かれるフトウガ峰分岐に戻ってきます。
フトウガ峰から2分ほどの所になります。
「段ヶ峰40分」の標識に従って、右前方のを進んでいきます。
段ヶ峰があるを正面に眺めながら軽く降っていきます。
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降り傾斜が増す所まで来るとに入っていきます。
転んだりしないよう足元に注意しながら降っていくとになります。
軽く登っていくと、左側が広くなった標高1050mほどのに着きます。
僅かな降り坂になるとに入っていきます。
軽い登り坂になる道を進んでいくと、脇の樹木に「フトウ」の標識が取り付けられています。
フトウガ峰から14分ほどの所になります。
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少し進んでいくと軽いになります。
樹木が減ってを少し曲がりながら進んでいきます。
少しが茂る所を降っていきます。
になった尾根を進んでいきます。
程なくして軽い登り坂になります。
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傾斜が緩やかになるとに入っていきます。
少し曲がりながら続くを進んでいきます。
程なくしてになります。
思いのほか急な道を登っていくと、次第に傾斜がきます。
樹木が生える所まで来ると、尾根の肩に着きます。
フトウガ峰から27分ほどの所になります。
左に広がる山並みを眺めていきます。
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右へ回り込むように進んでいくと、軽いになります。
緩やかな所を過ぎると、少し左へ曲がりながら続くになります。
尾根のに続く狭いながら明瞭な道を登っていきます。
少し傾斜がになる所を進んでいきます。
また傾斜が増してくる道を登っていきます。
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1103.4m峰
少し登っていくと、右へが分かれていきます。
踏み跡を見送って正面の道を進んでいくと、標識が立つに出ます。
正面の道を登っていくと段ヶ峰に着きますが、杉山の手前の鞍部から森林基幹道へ降りるべく、
「杉山山頂」の標識が指すを進んでいきます。
少し登っていくと、緩やかなに着きます。
フトウガ峰から40分ほどの所になります。
脇には夏草に隠れ気味の二等三角点「段ケ峰」があるので、地形図に載っている1103.4m峰になるようです。
傍には「二等三角点標高1103m」のや山崎独歩会の「段ヶ峰△1103.4」の標識があります。
周囲の様子を確認しながらひと息入れていきます。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
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落ち着いたところで、北へ続くを進んでいきます。
すぐの所の樹木に「杉山・笠杉山」の標識が取り付けられています。
アセビや背丈の低い笹が茂る広い尾根に狭いが続いています。
軽く降っていくと曲がっていきます。
少し進んだ所を更に曲がっていきます。
軽く登った先を降り始めると、樹木が茂る林へ入っていきます。
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杉山分岐
が増してくる尾根を降っていきます。
になると道が不明瞭になりますが、所々に取り付けられているテープを確認しながら進んでいきます。
に変わる尾根を降っていきます。
になるとまた道が不明瞭になりますが、テープを探しながら降っていきます。
傾斜が緩やかになると浅い鞍部に出ます。
向こう側を向いて立っていてこちら側からは分り難いのですが、左を指す「基幹林道」の標識が樹木に括り付けられていて、「大谷登山口へ」と書き込まれています。
1103.4m峰から17分ほどの所になります。
(*)は杉山へ続いていますが、今回は見送っていきます。
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森林基幹道「千町・段ヶ峰線」にある大谷登山口へ降るべく、標識が指すを進んでいきます。
すぐに林道の曲がり角に出ます。
地形図に実線で載っている道になります。
脇には桃テープが巻かれたがあります。
正面に続くを降っていきます。
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程なくしてを跨いでいきます。
が敷かれた所を過ぎていきます。
僅かに水が流れるを過ぎていきます。
太い鉄管が埋設されたを過ぎていきます。
少し曲がりながら続く林道を淡々と降っていきます。
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大谷登山口
岩壁を斜めに流れ落ちるの前を過ぎていきます。
次第に少し水が流れてになってきます。
左から右へ曲って舗装路になるとがあります。
脇には「一般車通行禁止」の看板が出ています。
看板によると歩くのも禁止のようですが、今更引き返す訳にもいきません。
車止め鎖を過ぎていくと、左右に通る森林基幹道「千町・段ヶ峰線」の曲がり角に出ます。
杉山分岐から14分ほどで降りて来られました。
出口には「しそう天空回廊 宍粟50名山 段ヶ峰 大谷登山口」のが立っています。
道路向かいには「千町峠」のがあって、左の道を指しています。
一般車通行禁止
これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。
無断で通行して事故等が発生しても一切の責任は負いません。
管理者 しそう森林組合
しそう天空回廊 宍粟50名山 段ヶ峰 大谷登山口
・登山届を提出しましょう。
・登山ルートの状況を確認しましょう。
・体調や天候に十分注意し無理な登山は控えましょう。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
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車を止めてきた駐車地へ向かって、左に続くを進んでいきます。
程なくして起点からの距離を示す「6.8」のを過ぎていきます。
「6.7km」と「6.6km」の標柱を過ぎていくと、が左へ分かれていきます。
林道を見送っていくと、「6.5」のが立っています。
標識を過ぎていくと森林基幹道の分岐に出ます。
右前方には「分岐起点」の標識が、左前方には「6.4km」の標柱が立っています。
左側には車で来るときに見かけたのと同様の「」があります。
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千町峠
森林基幹道の本線は右前方へ続いていますが、左へ続くを進んでいきます。
軽い登り坂で続く道を進んでいくと、少しズレたが左右に分かれていきます。
林道を見送って森林基幹道を曲がりながら登っていくとが見えてきます。
傾斜が緩やかになると峠に着きます。
場所を示す標識類は見かけませんが、ここが案内図に載っている千町峠になるようです。
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栃谷地区
右側にはが分かれていて、
柱に「平石山登山口 右前方」の標識が取り付けられています。
左側にはが建っています。
左へ曲がっていくを軽く降っていきます。
千町峠登山口を過ぎていくと、車を止めておいた駐車地に着きます。
大谷登山口から23分ほどで到着しました。
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