杉山
概 要 杉山は宍粟市一宮町の千町地区にある標高1088mの山です。 杉山や北側の小峰からは山並みをぐるりと見渡せる眺めが広がります。 森林基幹道「千町・段ヶ峰線」のどうどう橋の傍から千町岩塊流を経て市境尾根に登り、 山上庭園を経て杉山に向かいます。 山頂からは東にある鞍部から林道を降って森林基幹道「千町・段ヶ峰線」に出るルートを周回します。
起 点 宍粟市一宮町 千町地区
終 点 宍粟市一宮町 千町地区
千町地区…どうどう橋登山口…笠杉山分岐…山上庭園…小峰…杉山分岐…杉山…杉山分岐…段ヶ峰分岐…大谷登山口…千町地区
所要時間 2時間40分
歩いて... 千町岩塊流を過ぎて市境尾根に出ると、少し道が不明瞭になります。 程なくしてアセビが茂るようになりますが、アセビの間に踏み跡が続き、 点々と取り付けられている桃テープがルートを示しているので、確認しながら進んでいきます。 疲労困憊するような急坂はありませんが、次第に汗が噴き出してきました。
関連メモ 杉山, 段ヶ峰
コース紹介
千町地区
朝来市を通る国道312号の朝来インター東交差点から国道429号に入って西進していきます。 神子畑選鉱場を過ぎて笠杉トンネルを抜けた所に森林基幹道「」の終点があります。 森林基幹道に入った所に「」があります。 この図に載っている「どうどう橋」へ向かっていきます。 森林基幹道には、起点からの距離を示す白い標柱(100m毎)と緑の標識(500m毎)が点々と設置されています。 左右に道を分けて進んでいくと、僅かな切通の先にある記念碑「」に着きます。 脇には「10.4km」の白い標柱と終点と同様の「」があります。 森林基幹道を更に進んで「9.1km」の白い標を過ぎるとが架かっています。 橋を渡った先に立つ「9.0」の緑の標識を過ぎると、すぐ先にがあります。 分岐の角の部分に少し余裕があるので、端に寄せて車を止めさせて頂きます。
森林基幹道に入っていくと「15.7km」の標柱が立っています。 案内図では「L=16.8km」となっていて距離が一致しませんが、 「16.8km」には千町峠の東側までの枝道も含まれているように思えました。
森林基幹道 千町・段ヶ峰線 案内図
林道を利用されるみなさまへ
林道は森林の管理や木材を運搬するための道路です。 一般道に比べ危険を伴うことが多く次のことを理解したうえで利用してください。
・安全な通行速度は20km/h以下です。
・通行できない車輌は、積載重量20tを超える車輌、積載時延長12mを超える車輌
通行に当たって注意すること
・山間部を通り、未舗装で凸凹が多い。
・急カーブ急坂が多く道幅が狭い。
・落石や土砂崩れの危険性がある。
・ガードレールやカーブミラーが少ない。
利用に当たっての注意事項
悪天候や夜間は通行しないでください。
豪雨、強風、積雪、凍結、濃霧など気象条件が悪いとき、落石、土砂崩れ、倒木、スリップの恐れが多く危険です。
ほかの利用者の迷惑や自然環境に負荷をかけるスピードの出しすぎ、不法投棄など行わないでください。
林道を占有する時はあらかじめ下記事務所で許可を得てください。
(兵庫県、兵庫県光都農林振興事務所林道管理課)
千町・段ヶ峰線の概要
延長17,051m
利用区域面積2,181ha
工事期間平成4年度から平成24年度
事業費37億73百万円
題字 兵庫県知事 井戸敏三 書
どうどう橋登山口
左へ戻るように続くを軽く登っていきます。 傾斜が緩やかになると、広い道は終わりになります。 駐車地から1分ほどの所になります。 シダ類などが茂って分り難くなっていますが、右側の植林地へ入っていくがあります。 入口には「杉山 どうどう橋登山口」のが立っています。 傍にはもあって、 右の小径は「段ヶ峰・杉山へ」「岩塊流(くじら石)300m」、左へ降っていく小径は「総合作業施設1.1km」となっています。 「千町岩塊流が見せる様々な姿」や「岩塊流の上に生える稀産植物」と題したもあります。
しそう天空回廊 宍粟50名山 杉山 どうどう橋登山口
・登山届を提出しましょう。
・登山ルートの状況を確認しましょう。
・体調や天候に十分注意し無理な登山は控えましょう。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
千町岩塊流が見せる様々な姿
千町岩塊流周辺には、氷河時代に形成された貴重な周氷河地形が残っています。 千町岩塊流は、稜線のすぐ下、標高1050m地点から始まり、途中で何本かの岩塊流と合流して、 緩く湾曲しながら「どうどう橋」の少し下流標高880m付近まで続いています。 目に見える岩塊流いは、深いところで約13m程度の深さまで岩塊があると推定されます。 岩の割れ目に入った水は凍ると堆積が大きくなって岩石を割りますが、このような作用が氷期にはさかんに起こりました。 割れ落ちた岩石は、凍ったり融けたりしてゆるくなった表土の上をずるずると移動し、 低いところに集まってこのような地形をつくったと考えられます。 比較的なだらかな場所では、その岩塊が土砂で埋まり、ところどころ岩が見える状態となっています。 また、平坦な場所では、土砂が堆積し、岩を隠し、湿地を形成しているところもあります。
宍粟市、千町自治会
岩塊流の上に生える稀産植物
岩塊の下を冷たい清流が流れているため岩面は周囲より冷え、周りの大気中の水分が凝結して湿りがちとなります。 そこにはコケ類が繁殖するようになり、更にコケの水分で空中飛来や鳥によって運ばれてきた種子は発芽し、 岩上で生存し続けている多くの草や木があります。
タニギキョウ(キキョウ科) 名前ととおり谷筋などの陰地に生える6〜8cmの小さな草木で、花は6〜8月、背丈の割りに大きな役6〜8mmの綺麗な白花をつけます。 岩の上に群生していることは珍しい。
アサノハカエデ(カエデ科) 葉の形は葉脈が繊維を取ったり、麻薬の大麻となるアサ(麻)の葉形に似ているところから付いた名前。 花や実はイロハカエデに似ていて、果実は羽をもって風に飛ばされて散布します。
カツラ(カツラ科) 深山の水の豊富な場所に生える樹木です。 県下にも樹齢1000年を超す巨木が存在し、よく県の天然記念物に指定されています。 この岩塊流域にも生育が確認されていました。
トヤマシブゴケ(シノブゴケ科) この狭い岩塊流域に生息している苔は38科91種が確認され、その中で最も多い苔です。 周氷河遺跡と冷水が創り出す微環境がどんなに貴重かを物語る証拠といえます。
張られているロープ柵に沿って続くを登っていきます。 シダ類が減った植林地を登っていくとがあります。 角の樹木にはこの付近のが取り付けられています。 「現在地」が複数見られますが、黄色く塗られた所がこの場所になるようです。 左の道のすぐ先にが見えるので立ち寄っていきます。 ロープ柵に沿って進んでいくと、すぐに木組みの展望デッキに着きます。 どうどう橋登山口から2分ほどの所になります。 手前には「岩塊流が見せる不思議の世界」と題した解説板があります。 樹木に囲まれていて山並みなどの展望は得られませんが、傍にあるを間近に眺められます。
貴重な資源を守るためロープ内へは入らないで下さい。
宍粟市
岩塊流が見せる不思議の世界
この岩塊流の下には山塊から湧き出した冷たい水が流れています。 水で冷やされた岩の上では大気中の水蒸気が冷やされ、水滴ができやすくなり、やがてさまざまな種類のコケが生えてきます。 コケむした岩の上に、風にのって飛ばされたり、小鳥や小動物によって運ばれてきた草や木の種が岩の上で芽を出し、 水を求めて下へ下へと根を伸ばしていきます。 こうして、岩上には冷温帯域に多く見られるタニギキョウやタネツケバナ、スズメノヤリ、小型のスゲなど背丈の低い草木や、 コケとともに身を縮めながら夏の水不足を乗り越え、根を土壌まで伸ばしきったアズキナシやオオバアサガラなどの落葉樹が何十年もかけて成長し、 この幻想的な森を形成しました。 千町岩塊流はこうした植生も含めて宍粟市の天然記念物、兵庫県レッドデータAランクに指定されています。
岩の上に生えるコケや小さな草木は、一度踏み荒らされると元に戻るには長い時間を必要とします。 また、特別な環境に自生するコケや草木は他の場所では成長することはできません。 絶対に岩塊流の中へ入ったり、草木を採取したりしないでください。 みんなで貴重な自然資源を守りましょう。
兵庫県西播磨県民局・宍粟市・千町自治会
元の道に戻ってロープ柵沿いに登っていくと、「みんなで守りましょう」のを過ぎていきます。 まで来ると、先の方に標識類が見えてきます。 大きな岩を過ぎると分岐があります。 どうどう橋登山口から5分ほどの所になります。 正面には「千町の岩塊流」の解説板があります。 も二つ立っていて、 右の道は「くじら石50m」「杉山・段ヶ峰」、今来た道は「総合作業施設1.4km」となっています。 にはロープ柵が張られています。 標識には何も示されていませんが、先ほどの案内図に描かれている道のようです。 ここはくじら石を訪ねるべく、を進んでいきます。
みんなで守りましょう!
岩塊流の岩上には、たくさんのコケや草木が生えています。 私たちの貴重な資源を守るため、岩の上に上がったり、草木を採ったりしないようにしましょう。
宍粟市、千町自治会
千町の岩塊流
宍粟市一宮町東部に位置する段ヶ峰(1103.4m)と笠杉山(1032.1m)の間の標高800〜1000mの山頂部西斜面に、 幅約20m、長さ約600mにわたって奇岩、巨石に覆われた地域があります。 これを「岩塊流」と呼んでいます。 岩の大きさは1〜4m程度ですが、中には5mを超えるものは人工的に切り取られたかのような形のものもあります。 これらが数層にも積み重なり、広葉樹の中に苔に覆われて連なる景色は貴重な自然と言えるでしょう。 この地形は最終氷河期の寒冷気候下の周氷河作用によって形成されたもので、「周氷河地形」と呼ばれています。
僅かに撓んだ所を過ぎて横木の階段を登り始めると「杉山」のが立っています。 標識を過ぎた先を左へ曲がり、少し先を小さく右・左と曲がって登っていくと、先の方にが見えてきます。 次の右への曲がり角まで来ると、 道から10mほど離れた所にが横たわっています。 ロープ柵があって傍までは行けないので、ズームアップして写しておきます。 脇の樹木には「くじら石」の標識が取り付けられています。 腹の辺りの縞模様はシロナガスクジラのようだし、頭の形はマッコウクジラのようにも見えます。
右・左と曲がって、が茂るようになる斜面を登っていきます。 右へ曲がりながら登って緩やかになると、文字が消えそうになった「杉山」のがあります。 少し左へ曲がりながらロープ柵に沿って進んでいくと、を渡っていきます。 木橋は平らに削った丸太を束ねた形になっていて、しっかりとして歩き易くなっています。 登り坂になる所まで来ると分岐があります。 どうどう橋登山口から10分ほどの所になります。 正面の樹木に取り付けられた「」によると、 左右の道は先の方で合流するようです。 以前に来た時には右の道(*)を歩いたので、今回は木橋の先へ続くを歩くことにします。
現地で見かける案内図や標識には、「くじら石」「くじら岩」「クジラ岩」などの表記の揺れが見られますが、そのまま載せておきます。
*右の道は「杉山」を参照。
ロープ柵に沿って続くを登っていきます。 が幾つも剥き出す手前を左へ曲がっていきます。 植林地の斜面を緩やかに進むようになると、岩の袂にあるを渡っていきます。 更に進んでいくと、また岩の袂にあるを過ぎていきます。 登り傾斜が増し始めると、二つ連なった木橋があります。
木橋を渡った先を右へ曲がって、が少し見られる斜面を登っていきます。 ロープ柵が途切れる所もあるを辿りながら登っていきます。 シダ類が茂るの手前まで来て左へ曲がっていきます。 曲がりながら続く道を更に登っていくと、「下山口 くじら石」のが取り付けられた樹木があります。 右へ曲がって登っていくと、左右に延びる道に出ます。 どうどう橋登山口から24分ほどの所になります。 脇の樹木にはこの付近のが取り付けられています。 脇の倒木には「杉山」のが取り付けられていて、左右の道を指しています。 案内図によると、左右どちらの道もこの先で合流するようですが、今回は右の道を進んでいきます。
左の道を少し歩いてみますが、シダ類が茂る所に出た辺りで道が不明瞭になります。
植林地の斜面を横切るように進んでいくと、の脇を過ぎていきます。 更にあるの脇を登っていきます。 少し左へ曲がって、が剥き出す斜面を登っていきます。 曲がって登っていきます。 シダ類が茂るようになる道をロープ柵に沿って登っていくと、シダ類に埋もれた左右に延びる道に出ます。 どうどう橋登山口から29分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、(*)は「歩道略図」があった分岐から右へ進んできた道になります。 ここはを登っていきます。
*右の道は「杉山」を参照。
笠杉山分岐
程なくしてある注意看板を過ぎると、樹木の袂に「千町拠点施設」のがあります。 指す方角が間違った形になっていますが、 以前に来た時にはに立っていて今来た道を指していました。 少し右へ曲がりながら登っていくとが茂ってきます。 道が分り難くなりますが、シダ類の中に踏み跡が続いています。 シダ類が茂る所を過ぎると、の傍を過ぎていきます。 程なくして、左右に延びる市境尾根に出ます。 どうどう橋登山口から32分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 右の道は「段ヶ峰・杉山へ」、左の道は「笠杉山へ」、今来た道は「総合作業施設へ」となっています。 以前に来た時には今来た道の板に「岩塊流へ(くじら石)」と書き添えられていましたが、苔が生えて読めなくなっています。 北側の樹間にを眺めながらひと息入れていきます。
貴重な資源を守るためロープ内へは入らないで下さい。
宍粟市
右へ曲がって、杉山へ向かってを登っていきます。 尾根には所々にが取り付けられていてルートを示しています。 次第に尾根が広がってきて何処を歩けば良いのか迷いますが、少し右へ曲がりながらを進んでいきます。 次第にが茂るようになります。 桃テープを探しながら尾根の背の少し左側を登って標高1080mほどの緩やかな尾根に出ると、岩が剥き出す先に桃テープが巻かれた樹木があります。 笠杉山分岐から7分ほどの所になります。
山上庭園
緩やかになった尾根にはアセビが茂っていますが、その中にしっかりとしたが続いています。 アセビが減ってもあります。 所々にも取り付けられているので、確認しながら軽く登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになってきますが、相変わらずが茂っています。 茂るアセビの間に続く道を進んでいくと、樹木に「山上庭園」の標識が取り付けられています。 笠杉山分岐から15分ほどの所になります。 傍には剥き出すも見られます。 今ではアセビが茂っていますが、以前には「庭園」と呼べそうな開けた所だったのでしょうか。
が幾つか剥き出す尾根を軽く降っていきます。 少し右へ曲がって、引き続きが茂る尾根を進んでいきます。 すぐにアセビが密生してきますが、その中に続くを進んでいきます。 アセビが減った所に出ると、道端に「この先 竹田城が見えます」のが落ちていて左を指しています。 気になるので、踏み跡を辿って左へ少し進んでみると、北東の方角に眺めが広がってきます。 竹田城を探しますが良く分かりません。 もう少し先まで行ければ見えるのかも知れませんが、樹木が茂っていて進めないので諦めて引き返します。
小峰
元に戻って、が茂る尾根を進んでいきます。 周囲の樹木が低くなったを進んでいきます。 左側には先ほどよりも広い範囲のが見えてきます。 になる尾根を進んでいきます。 次第にアセビが疎らになってくると、標高1080mほどの広い小峰に着きます。 笠杉山分岐から25分ほどの所になります。 北東から南東にかけて広がる山並みを眺めながらひと息入れていきます。
振り返ると、北側にもが見えます。
杉山分岐
になる尾根を進んでいきます。 正面に山並みを眺めながら降り始めると、樹木に「杉山〜段ヶ峰」のが取り付けられています。 少し右へ曲がって、生い茂るようになるの中に続く踏み跡を降っていきます。 アセビが減ってくるとになります。 程なくして軽いになります。 アセビの間を登っていくと分岐に出ます。 小峰から9分ほどの所になります。 周囲にはが幾つか立っていて、 正面の道は「杉山」、左の道は「段ヶ峰」、今来た道は「笠杉山」となっています。
杉山 (標高1088m)
杉山へ向かって、アセビが茂るを進んでいきます。 少し進んでいくと軽いになります。 緩やかになった尾根を進んでいくと、杉山が見えてきます。 まだアセビが茂ってくるを登っていきます。 少し登っていくとする所に出ます。 右へ曲がって広い斜面を軽く登っていくと、程なくして杉山の山頂に着きます。 杉山分岐から5分ほど、笠杉山分岐から43分ほどで到着しました。 中ほどには「宍粟50名山 杉山(1088m)No.17」の標柱が立っています。 東側から西側にかけて広がる山並みを眺めながら休憩していきます。
地形図を拡大すると現れる作業道が杉山に来ているようなので、 降りて行けないか少し探ってみます。 すぐにが茂る所を降っていきます。 シダ類が終るとが茂ってきます。 市境尾根のような踏み跡は見かけず、手強いアセビの藪漕ぎ状態になるので、降るのは諦めました。
杉山分岐
石がゴロゴロする所から左へ続く元来たを引き返していきます。 次第にアセビが茂ってくるを降っていきます。 傾斜が緩やかになって、生い茂るアセビの中に続くを進んでいきます。 尾根が広がってくると軽いになります。 程なくして、標識が幾つか立つ分岐に戻ってきます。 杉山から4分ほどの所になります。
「段ヶ峰」の標識が指すを降っていきます。 アセビなどが茂る斜面を少し降っていくと曲がっていきます。 道の上に倒れかかっているをくぐっていきます。 すぐに右へ曲がって、アセビなどが茂るを降っていきます。 標識類は見かけませんが、桃テープが点々と続いていてルートを示しています。 『地形図に載っている市境尾根の二点鎖線より北に寄り過ぎているが…』と不安になりながらも降っていくと、 標高1010m辺りまで来た所で右へ曲がっていきます。
段ヶ峰分岐
引き続き取り付けられている桃テープを確認しながら、を横切るように進んでいきます。 に復帰すると、少し傾斜が弛んできます。 緩やかになってくる広いを降っていきます。 伐採木が散乱するを過ぎると登り坂になります。 軽く登り始めると分岐があります。 杉山分岐から18分ほどの所になります。 角には標識が立っていて、右の道は「基幹林道」となっていて、「大谷登山口へ」と書き添えられています。 正面の道(*)は段ヶ峰へ続いていますが、ここから基幹林道へ向かって右の道を進んでいきます。
*正面の道は「段ヶ峰」を参照。
右の道を進んでいくと、すぐにの曲がり角に出ます。 地形図に実線で載っている道になります。 脇には桃テープが巻かれた菱形の石があります。 正面に続くを降っていきます。 石がゴロゴロした荒れ気味の道で、軽トラでも走行が難しそうです。 少し降っていくと、の上を過ぎていきます。 右下を流れるを聞きながら降っていきます。 岩壁を斜めに流れ落ちる支沢を過ぎていきます。
大谷登山口
少し水が流れるようになるを降っていきます。 淡々と降って右へ曲がる所まで来るとになります。 右へ曲がった所にはが張られていて、 脇には「一般車通行禁止」の看板が出ています。 看板によると歩くのも禁止のようですが、今更引き返す訳にもいきません。 車止め鎖を過ぎていくと、左右に通る森林基幹道「千町・段ヶ峰線」の曲がり角に出ます。 段ヶ峰分岐から14分ほどで降りて来られました。 出口には「段ヶ峰 大谷登山口」のが立っています。 道路向かいには「千町峠」のがあって、左の道を指しています。 振り返って、林道のを確認していきます。
一般車通行禁止
これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。 無断で通行して事故等が発生しても一切の責任は負いません。
管理者 しそう森林組合
しそう天空回廊 宍粟50名山 段ヶ峰 大谷登山口
・登山届を提出しましょう。
・登山ルートの状況を確認しましょう。
・体調や天候に十分注意し無理な登山は控えましょう。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
車を止めてきた駐車地に向かって、右へ続く「千町・段ヶ峰線」を歩いていきます。 森林基幹道はしばらく軽い降り坂で続いています。 すぐの所に「6.9km」の白い標柱が立っているので、駐車地までは約2.1km(9.0-6.9)の距離になります。 左へ曲がっていくと、路肩の広がった車ののような所があります。 複数台で来る時には、ここに車を待機させておくと良さそうです。 左から降ってくる林道を合わせていくと、「7.0」のが立っています。 「7.1km」の白い標柱を過ぎていくと、また路肩の広がった車ののような所があります。 脇には「7.2km」の白い標柱があります。 「7.3km」の白い標柱を過ぎて右への曲がり角まで来ると、また路肩の広がった車の交換場所のような所があります。
「7.4km」の白い標柱を過ぎていくと、「7.5」のがあります。 少し開けてくると、これまでに見かけたのと同様の「」があります。 大谷登山口から13分ほどの所になります。 「現在位置」がズレているようですが移設されたのでしょうか。 傍には「7.6km」のが立っています。 案内図を過ぎていくと、程なくしてがあります。 標識類は見かけませんが、左へ分れていく道は千町地区へ続いていて、車での走行も可能です。 正面へ続く森林基幹道を進んでいくとになります。 しばらく登って「7.9km」の白い標柱まで来ると緩やかな道になります。
コンクリート擁壁になった所を右へ曲がって降り坂になると、「8.0」のがあります。 金属網で包まれたの前を過ぎていきます。 「8.1km」と「8.2km」の白い標柱を過ぎていくと、降り坂からに転じます。 「8.3km」の白い標柱を過ぎていくと分岐があります。 大谷登山口から25分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、は手前の分岐から分れてきた道と合流して千町地区へ続いています。
「8.4km」白い標柱を過ぎていくと、地形図に載っている(*)が右前方へ分れていきますが、 夏草が生い茂って荒れていて、退役した様子です。 谷筋を過ぎて次の谷筋まで来ると、「8.5」のが立っています。 「8.6km」の白い標柱を過ぎていくと、右側に大きながあります。 「8.8km」と「8.8km」の白い標柱を過ぎて、曲がりながら登っていきます。 程なくして、切通のような所の先に建物が見えてきます。
*地形図を拡大すると現れる作業道の出口で、アセビが生い茂る尾根を強行突破出来れば、 今回歩いたルートよりもショートカット出来そうではあります。
千町地区
「8.9km」の白い標柱を過ぎていくと、峠にあるに着きます。 建物はで、施錠されておらず自由に利用可能になっています。 は綺麗に保たれていて、トイレットペーパーも常備されています。 バイオトイレのすぐ先から左へが分れていきますが、入口にはロープが張られています。 降り坂になった森林基幹道を進み始めると、すぐの所に車を止めておいた分岐があります。 大谷登山口から38分ほどで到着しました。
「バイオトイレ」について
未来型トイレ「バイオR21」は水を使用せず好気性バクテリアで、し尿・生ゴミ・油分を発酵分解します。 更に、セパレート便器を使用して過剰な尿を自動制御でタンクに分離しています。
※菌床にはそば殻を使用しております。(アレルギー対策)
管理者 宍粟市
お願い
青色点滅器点灯中は、ソーラー発電量不足のため照明が点灯しませんが、トイレは使用できます。 蓄電されると自動的に復旧し、照明が点灯します。