概 要 |
宍粟市と朝来市の境にある902m峰へ登ります。
森林基幹道「千町・段ヶ峰線」にある笠杉山への大乢登山口を起終点とし、
どうどう橋まで森林基幹道を歩き、千町岩塊流が見られる斜面を登って稜線に出て、
902m峰まで尾根を歩いてすぐ北にある大乢へ降る短めのルートを周回します。
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起 点 |
宍粟市一宮町 千町地区
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終 点 |
宍粟市一宮町 千町地区
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千町地区…どうどう橋…どうどう橋登山口…千町岩塊流…杉山分岐…切通…902m峰…大乢…千町地区
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所要時間 |
1時間40分
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歩いて... |
尾根に下草は生えておらず藪漕ぎも必要なく、桃テープが点々と続いています。
疲労困憊するような急坂はありませんが、蒸し暑い日で大汗を掻きました。
尾根や山頂からは眺めが広がらず、樹間から僅かに山並みが見える程度です。
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関連メモ |
杉山,
杉山
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千町地区
朝来市を通る国道312号の朝来インター東交差点から国道429号に入って西進していきます。
神子畑選鉱場を過ぎて曲がりながら登っていくとがあります。
笠杉トンネルを抜けた所に森林基幹道「」の終点があります。
森林基幹道に入った所に「」があります。
この図に載っている笠杉山の南南東の辺りまで進んでいきます。
森林基幹道には、起点からの距離を示す白い標柱(100m毎)と緑の標識(500m毎)が点々と設置されています。
落石が見られる道を注意しながら進んでいくと、僅かな切通の先にある記念碑「」に着きます。
脇には「10.4km」の白い標柱と、終点と同様の「」があります。
笠杉山への大乢登山口まで来ると路肩が広がっているので、ここに車を止めさせて頂きます。
森林基幹道に入っていくと「15.7km」の標柱が立っています。
案内図では「L=16.8km」となっていて距離が一致しませんが、
「16.8km」には千町峠の東側までの枝道も含まれているように思えました。
森林基幹道 千町・段ヶ峰線 案内図
林道を利用されるみなさまへ
林道は森林の管理や木材を運搬するための道路です。
一般道に比べ危険を伴うことが多く次のことを理解したうえで利用してください。
・安全な通行速度は20km/h以下です。
・通行できない車輌は、積載重量20tを超える車輌、積載時延長12mを超える車輌
通行に当たって注意すること
・山間部を通り、未舗装で凸凹が多い。
・急カーブ急坂が多く道幅が狭い。
・落石や土砂崩れの危険性がある。
・ガードレールやカーブミラーが少ない。
利用に当たっての注意事項
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悪天候や夜間は通行しないでください。
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豪雨、強風、積雪、凍結、濃霧など気象条件が悪いとき、落石、土砂崩れ、倒木、スリップの恐れが多く危険です。
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ほかの利用者の迷惑や自然環境に負荷をかけるスピードの出しすぎ、不法投棄など行わないでください。
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林道を占有する時はあらかじめ下記事務所で許可を得てください。
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兵庫県、兵庫県光都農林振興事務所林道管理課
千町・段ヶ峰線の概要
延長 | 17,051m |
利用区域面積 | 2,181ha |
工事期間 | 平成4年度から平成24年度 |
事業費 | 37億73百万円 |
題字 兵庫県知事 井戸敏三 書
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先へ続く森林基幹道を進み始めると、すぐの所に「10.0」の緑の標識が立っていて、
左側には切通になったがあります。
になる森林基幹道を進んでいくと、
左側に「9.8km」の白い標柱と「笠杉山」の標識、右側に「登山口へ」の標識があります。
谷筋を回り込む所まで来ると作業道とのがあります。
山側には「杉山・段ヶ峰」の標識がありますが、尾根に登っていく小径があるようです。
右の作業道は見送って、になる森林基幹道を進んでいきます。
右側に少し山並みを眺めながら進んでいきます。
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どうどう橋
曲がりながら続く森林基幹道を進んでいくと、「9.5」の緑のを過ぎていきます。
「9.4km」の白い標柱を過ぎて降り坂になると、谷筋を回り込む所にが横切っていきます。
傍には「9.3km」の白い標柱があります。
「9.2km」の白い標柱まで来るとになります。
白いまで来ると標識が立って、
正面の道は「杉山・段ヶ峰」、右の谷筋は「千町小屋」となっています。
傍には「9.1km」の白い標柱が立っています。
標柱を過ぎるとどうどう橋が架かっています。
駐車地から15分ほどの所になります。
どうどう橋を渡ったすぐの所から左へ分かれていくがあります。
入口には標識が立っていて、
左の小径は「杉山・段ヶ峰」、どうどう橋をくぐっていく小径は「千町小屋」となっています。
傍には「どうどう橋の由来」と「千町岩塊流を大切に」の解説板があります。
どうどう橋の由来
目の前に見える風景は、今からおよそ260万年前から始まった第四紀氷河時代につくられた岩塊流と呼ばれる貴重な地形です。
兵庫県では、この「千町岩塊流」に最も影響を与えないよう森林基幹道「千町段ヶ峰線」のルートを設定し、
岩塊流をっまたぐ橋梁を建設して保護を行っています。
岩の近くでそっと耳を澄ましてみてください。
鳥のさえずりと共に、雨後などには岩の下から水の流れる音が聞こえてきます。
昔は岩の下をたくさんの水が流れ、「どうどう」という音が聞こえていたそうです。
そのため、千町集落の人は、このあたりを「どうどう」という愛称で呼んでいます。
この貴重な資源を大切にしましょう。
宍粟市、千町自治会
千町岩塊流を大切に
岩塊流とは、今からおよそ260万年前から始まった第四紀、地球上に氷期が繰り返し訪れた時代にできた「周氷河地形」と言われる貴重な地形のひとつです。
千町岩塊流は段ヶ峰(1103m)と笠杉山((1032m)の間、標高880m付近から1050mの山頂部西斜面にあり、
大きさ1m〜4mに及ぶ岩塊が数層に厚く重なって幅約20m、長さ約600mにわたり川の流れのように連なって存在する県内最大級の岩塊流です。
岩塊流の下には冷たい水が流れています。
冷たい水で冷やされると岩の上に水滴ができやすくなり、コケが生えます。
コケの上に落ちた草木の小さな種子が成長し、数十年を経て楽成就の森となります。
岩塊流とその下を流れる冷水が絶えなければ、この幻想的な風景は継続していくでしょう。
このように岩塊の上で森林が更新される現象を”岩上更新”といいます。
岩の上に生えるコケや小さな草木は、一度踏み荒らされると元へもどるためには、長い長い時間を必要とします。
岩塊流の中へ入ったり、草木を採取したり絶対にしないでください。
みんなで貴重な資源を大切にしましょう。
宍粟市、千町自治会
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どうどう橋登山口
森林基幹道は正面へ続いていますが、シダ類が茂る左のに入っていきます。
シダ類に隠れ気味の小径を軽く登っていくと「みんなで守りましょう」のが立っています。
傾斜が緩やかになるとが立っていて、
この先の道は「段ヶ峰・杉山へ」「岩塊流(くじら岩)300m」、今来た道は「総合作業施設1.1km」となっています。
飛び石の階段を登っていくと、広い作業道の終点に出ます。
駐車地から19分ほどの所になります。
出た所には先ほどと同様のが立っていて、
この先の道は「段ヶ峰・杉山へ」「岩塊流(くじら岩)300m」、今来た道は「総合作業施設1.1km」となっています。
正面の斜面に続くの入口には「杉山 どうどう橋登山口」の標識が立っています。
ここが今回の登山口になります。
駐車地に着いた時の車載の外気温計は24度を示していましたが、ここまで歩いてきて少し汗を掻いたので、
傍にある「岩塊流の上に生える稀産植物」や「千町岩塊流が見せる様々な姿」の解説板を見たりしながらひと息入れていきます。
解説板には「」が載っていますが、詳細な道までは分かりません。
みんなで守りましょう!
岩塊流の岩上には、たくさんのコケや草木が生えています。
私たちの貴重な資源を守る為、岩の上に上がったり、草木を採ったりしないようにしましょう。
宍粟市、千町自治会
岩塊流の上に生える稀産植物
岩塊の下を冷たい清流が流れているため岩面は周囲より冷え、周りの大気中の水分が凝結して湿りがちとなります。
そこにはコケ類が繁殖するようになり、更にコケの水分で空中飛来や鳥によって運ばれてきた種子は発芽し、
岩上で生存し続けている多くの草や木があります。
タニギキョウ(キキョウ科) |
名前ととおり谷筋などの陰地に生える6〜8cmの小さな草木で、花は6〜8月、背丈の割りに大きな役6〜8mmの綺麗な白花をつけます。
岩の上に群生していることは珍しい。
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アサノハカエデ(カエデ科) |
葉の形は葉脈が繊維を取ったり、麻薬の大麻となるアサ(麻)の葉形に似ているところから付いた名前。
花や実はイロハカエデに似ていて、果実は羽をもって風に飛ばされて散布します。
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カツラ(カツラ科) |
深山の水の豊富な場所に生える樹木です。
県下にも樹齢1000年を超す巨木が存在し、よく県の天然記念物に指定されています。
この岩塊流域にも生育が確認されていました。
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トヤマシブゴケ(シノブゴケ科) |
この狭い岩塊流域に生息している苔は38科91種が確認され、その中で最も多い苔です。
周氷河遺跡と冷水が創り出す微環境がどんなに貴重かを物語る証拠といえます。
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千町岩塊流が見せる様々な姿
千町岩塊流周辺には、氷河時代に形成された貴重な周氷河地形が残っています。
千町岩塊流は、稜線のすぐ下、標高1050m地点から始まり、途中で何本かの岩塊流と合流して、
緩く湾曲しながら「どうどう橋」の少し下流標高880m付近まで続いています。
目に見える岩塊流いは、深いところで約13m程度の深さまで岩塊があると推定されます。
岩の割れ目に入った水は凍ると堆積が大きくなって岩石を割りますが、このような作用が氷期にはさかんに起こりました。
割れ落ちた岩石は、凍ったり融けたりしてゆるくなった表土の上をずるずると移動し、
低いところに集まってこのような地形をつくったと考えられます。
比較的なだらかな場所では、その岩塊が土砂で埋まり、ところどころ岩が見える状態となっています。
また、平坦な場所では、土砂が堆積し、岩を隠し、湿地を形成しているところもあります。
宍粟市、千町自治会
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落ち着いたところで、ロープ柵に沿って続くを登っていきます。
シダ類が減った植林地を登っていくとがあります。
角の樹木にはこの付近のが取り付けられています。
「現在地」が複数見られますが、黄色く塗られた所がこの場所になるようです。
左の道のすぐ先にが見えるので立ち寄っていきます。
ロープ柵に沿って進んでいくと、すぐに木組みの展望デッキに着きます。
どうどう橋登山口から2分ほどの所になります。
手前には「岩塊流が見せる不思議の世界」と題した解説板があります。
樹木に囲まれていて山並みなどの展望は得られませんが、傍にあるを間近に眺められます。
貴重な資源を守るためロープ内へは入らないで下さい。
宍粟市
岩塊流が見せる不思議の世界
この岩塊流の下には山塊から湧き出した冷たい水が流れています。
水で冷やされた岩の上では大気中の水蒸気が冷やされ、水滴ができやすくなり、やがてさまざまな種類のコケが生えてきます。
コケむした岩の上に、風にのって飛ばされたり、小鳥や小動物によって運ばれてきた草や木の種が岩の上で芽を出し、
水を求めて下へ下へと根を伸ばしていきます。
こうして、岩上には冷温帯域に多く見られるタニギキョウやタネツケバナ、スズメノヤリ、小型のスゲなど背丈の低い草木や、
コケとともに身を縮めながら夏の水不足を乗り越え、根を土壌まで伸ばしきったアズキナシやオオバアサガラなどの落葉樹が何十年もかけて成長し、
この幻想的な森を形成しました。
千町岩塊流はこうした植生も含めて宍粟市の天然記念物、兵庫県レッドデータAランクに指定されています。
岩の上に生えるコケや小さな草木は、一度踏み荒らされると元に戻るには長い時間を必要とします。
また、特別な環境に自生するコケや草木は他の場所では成長することはできません。
絶対に岩塊流の中へ入ったり、草木を採取したりしないでください。
みんなで貴重な自然資源を守りましょう。
兵庫県西播磨県民局・宍粟市・千町自治会
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千町岩塊流
元の道に戻ってロープ柵沿いに登っていくと、「みんなで守りましょう」のを過ぎていきます。
まで来ると、先の方に標識類が見えてきます。
大きな岩を過ぎると分岐があります。
どうどう橋登山口から5分ほどの所になります。
正面には「千町の岩塊流」の解説板があります。
も二つ立っていて、
右の道は「くじら石50m」「杉山・段ヶ峰」、今来た道は「総合作業施設1.4km」となっています。
にはロープ柵が張られています。
標識には何も示されていませんが、先ほどの案内図に描かれている道のようです。
ここはくじら石を訪ねるべく、を進んでいきます。
みんなで守りましょう!
岩塊流の岩上には、たくさんのコケや草木が生えています。
私たちの貴重な資源を守るため、岩の上に上がったり、草木を採ったりしないようにしましょう。
宍粟市、千町自治会
千町の岩塊流
宍粟市一宮町東部に位置する段ヶ峰(1103.4m)と笠杉山(1032.1m)の間の標高800〜1000mの山頂部西斜面に、
幅約20m、長さ約600mにわたって奇岩、巨石に覆われた地域があります。
これを「岩塊流」と呼んでいます。
岩の大きさは1〜4m程度ですが、中には5mを超えるものは人工的に切り取られたかのような形のものもあります。
これらが数層にも積み重なり、広葉樹の中に苔に覆われて連なる景色は貴重な自然と言えるでしょう。
この地形は最終氷河期の寒冷気候下の周氷河作用によって形成されたもので、「周氷河地形」と呼ばれています。
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僅かに撓んだ所を過ぎて横木の階段を登り始めると「杉山」のが立っています。
標識を過ぎた先を左へ曲がっていくと、先の方にが見えてきます。
少し先を小さく右・左と曲がって登って次の右への曲がり角まで来ると、
道から10mほど離れた所にが横たわっています。
ロープ柵があって傍までは行けないので、ズームアップして写しておきます。
脇の樹木には「くじら石」の標識が取り付けられています。
腹の辺りの縞模様はシロナガスクジラのようだし、頭の形はマッコウクジラのようにも見えます。
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右・左と曲がって、が茂るようになる斜面を登っていきます。
右へ曲がりながら登って緩やかになると、「杉山」のがあります。
少し左へ曲がりながらロープ柵に沿って進んでいくと、を渡っていきます。
木橋は平らに削った丸太を束ねた形になっていて、しっかりとして歩き易くなっています。
登り坂になる所まで来ると分岐があります。
どうどう橋登山口から10分ほどの所になります。
正面の樹木に取り付けられた「」によると、
左右の道は先の方で合流するようです。
以前に来た時には木橋の先へ続く(*)を歩いたので見送っていきます。
今回はを歩いていきます。
現地で見かける案内図や標識には、「くじら石」「くじら岩」「クジラ岩」などの表記の揺れが見られますが、そのまま載せておきます。
*左の道は「 杉山」を参照。
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ロープ柵に沿って続くを登っていきます。
少し左へ曲がって、小尾根のようになったを登っていきます。
浅い谷筋の手前まで来て、曲がって更に登っていきます。
右の谷向かいにはのような所が見えています。
次第に右へ曲がって、谷筋を横切るように登っていきます。
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小尾根に出て左へ曲がり、尾根のを登っていきます。
右・左と曲がって登っていくと、次第に傾斜が緩やかなになります。
また登り坂になると、幾つもあるの脇を進んでいきます。
大きな岩まで来ると、を渡っていきます。
ここの木橋も手前にあったのと同様に平らに削った丸太を束ねた形になっていて、しっかりとして歩き易くなっています。
緩やかな所を過ぎて雑斜面を横切るように登っていくと分岐があります。
どうどう橋登山口から27分ほどの所になります。
こちら側からは道があるのが分り難くて標識類も見かけませんが、
(*)は「歩道略図」があった分岐から左へ進んできた道になります。
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杉山分岐
左の道を合わせて登っていくと、程なくして道の左右に「千町拠点施設」のが立っています。
少し右へ曲がりながら登っていくとが茂ってきます。
道が分り難くなりますが、シダ類の中に踏み跡が続いています。
を右に眺めながら進んでいきます。
桃テープを辿りながら進んでいくと、左右に延びる標高1040mほどの稜線に出ます。
どうどう橋登山口から31分ほどの所になります。
中ほどにはが立っていて、
右の道(*)は「段ヶ峰・杉山へ」、左の道は「笠杉山へ」、今来た道は「総合作業施設へ」となっています。
以前に来た時には今来た道の板に「岩塊流へ(くじら石)」と書き添えられていましたが、苔が生えて読めなくなっています。
疲労困憊するような急坂はありませんでしたが、蒸し暑くて大汗を掻いたので、
北側の樹間に僅かにを眺めたりしながら休憩していきます。
貴重な資源を守るためロープ内には入らないで下さい。
宍粟市
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気を取り直して、左へ続くを降っていきます。
尾根には「界」の赤プラ杭や桃テープが点々と続いています。
下草は生えておらず藪漕ぎも必要ないを快調に進んでいきます。
少し傾斜が弛んだ所を過ぎて、が幾つか見られる尾根を降っていきます。
緩やかな所を過ぎて降っていくと、曲がっていきます。
倒木が僅かに見られる尾根を降っていくと、尾根が二手に分かれています。
杉山分岐から11分ほどの所になります。
正面の尾根を降って行きそうになりますが、
桃テープが巻かれた樹木が見えるを降っていきます。
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小刻みに曲がりながら続くを辿りながら降っていきます。
しばらく降っていくとになります。
少し進んだ先を軽く登っていくとになります。
脇には「界」の赤プラ杭と赤頭L型杭が並んでいます。
少し左へ曲がって軽く登っていくと、標高940mほどの小峰Aに着きます。
杉山分岐から16分ほどの所になります。
中ほどには赤プラ杭と赤頭L型杭が並んでいます。
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軽いになる尾根を進んでいきます。
右の樹間に僅かにを眺めながら進んでいきます。
軽く降っていくとになります。
程なくして登り坂になると、また右の樹間に僅かにが見えます。
「界」の赤プラ杭を過ぎていくと、標高940mほどの小峰Bに着きます。
杉山分岐から19分ほどの所になります。
中ほどには石杭と赤頭L型杭が並んでいます。
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になる尾根を進んでいきます。
少し降っていくとになります。
右の樹間にを眺めながら進んでいきます。
降り坂になる尾根を進んで緩やかになると分岐があります。
杉山分岐から22分ほどの所になります。
も歩けそうな様子ですが、方角が違うので見送っていきます。
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桃テープが見られるを降っていきます。
右の樹間に僅かにが見える所もありますが、総じて眺めは広がりません。
程なくして、樹木の袂にが並んでいます。
傍には「緑」と刻まれたもあります。
軽い降り坂で続く尾根を少し左へ曲がりながら進んでいきます。
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切通
少し降っていくとになります。
写真では良く分りませんが、森林基幹道にあったが左下に見えます。
程なくして、小さな切通のような所に着きます。
杉山分岐から30分ほどの所になります。
中ほどにある波板で出来た祠にはが安置されています。
「天保十四年七月吉日」と刻まれているので、江戸時代末期(1843)に建立されたようです。
賽銭が多く御供されているので、かなり人が通っている所のようです。
右側はのようになっています。
が二つ立っていて、
正面の道は「笠杉山へ」、左の道は「総合作業施設へ」「笠杉山迂回路」、今来た道は「段ヶ峰・杉山へ」となっています。
には踏み跡が続いていますが、
標識によると森林基幹道へ降りていけそうです。
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902m峰
正面に続く踏み跡を辿ってを登っていきます。
僅かなを右へ曲がりながら過ぎていきます。
軽く降っていくとになります。
軽いになる尾根を進んでいきます。
程なくして高みに着きます。
杉山分岐から35分ほどの所になります。
手前には壊れた赤プラ杭に刺された赤頭短杭があります。
他に標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている902m峰になるようです。
周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
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大乢
高みを過ぎて、桃テープが巻かれた樹木の所から降っていきます。
正面に見えるへ向かって降っていきます。
左を振り返ると、車を止めてきたが切通の先に見えます。
シダ類が茂るようになるとを降っていきます。
左へ曲がっていくと、林道にある大乢に出ます。
杉山分岐から37分ほどで降りて来られました。
振り返って、を眺めていきます。
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千町地区
左にあるを過ぎていきます。
舗装路になると、左右に通る森林基幹道「」に出ます。
右へ進んでいくと、車を止めておいた駐車地がすぐの所にあります。
車に入ってエンジンを掛けて車載の外気温計を確認すると、出発時と同じ24度を示していました。
低めの気温ですが、蒸し暑くて大汗を掻いた山歩きでした。
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