鋳物師戻峠大岩
概 要 鋳物師戻峠大岩は、豊岡市の城崎町と竹野町の間にある鋳物師戻峠の近くにある巨岩です。 岩の傍からは山並みを眺められます。 今回は鋳物師戻トンネルの西側から鋳物師戻の道に出て、更にその北側にある旧道に出て大岩へ向かい、 旧道を西へ進んで現行の鋳物師戻の道に出て車道へ降るルートを歩きます。
起 点 豊岡市竹野町 阿金谷地区
終 点 豊岡市竹野町 阿金谷地区
阿金谷地区…登り口…展望地…旧道…大岩…旧道…鋳物師戻の道…切通…展望地…登り口…阿金谷地区
所要時間 2時間00分
歩いて... 登り口から大岩へ向う道には適度な間隔でテープが続いています。 この時には残雪があって、道は滑り易くなっていました。 樹木が少し伐採されたのか、旧道からは以前より大岩が見易くなっているようです。 大岩の真下からは急斜面をよじ登ることになります。 西へ続く旧道には倒木があったりして荒れ気味ですが、現行の道に合流するまで明瞭に続いています。
関連メモ 鋳物師戻峠, 鋳物師戻の道, 鋳物師戻峠大岩, 竹野370m峰, 鋳物師戻峠
コース紹介
阿金谷地区
豊岡市の城崎温泉の奥へ続く県道9号を進んでいくとに着きます。 鋳物師戻トンネルを抜けて阿金谷地区を降り始めると、路肩の広がった所が三箇所あるので、その中の一つに車を止めます。
登り口
軽い降り坂で続くを進んでいきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくとがあります。 曲がり角に立つカーブミラーの傍から、谷筋に続く山道があります。 今回はここから登っていきます。 駐車地から3分ほどの所になります。 入口には「但馬のおたから百選 鋳物師戻峠大岩」のが立っていて、 「約500m先」と書き込まれています。
不法投棄禁止
監視強化路線
豊岡市
但馬のおたから百選 鋳物師戻峠大岩
約500m先
※ゴミを捨てるな!
植林地になった浅いを登っていきます。 残雪が見られるものの、傾斜はそれほど急ではなくて歩き易くなっています。 小さく右・左と曲がって登っていくと、が巻かれた樹木があります。 この先にかけて幾つも見かけるようになる桃テープには「地籍調査」などの文字は見られず、大岩までのルートを示しているようです。 右へ曲がって、植林地の斜面に続くを斜めに登っていきます。 が道を塞ぐ所まで来ると、左へ曲がっていきます。 すぐにある桃テープが巻かれた樹木の所を右へ曲がって登っていきます。
の尾根に出て、少し左へ曲がりながら登っていきます。 小さなが沢山生えた樹木を過ぎていきます。 次第に残雪が深くなってきて滑り易いので、足元に注意しながらゆっくり登っていきます。 正面が明るくなってくると、がある所を左へ曲がっていきます。 残雪の下にが見られるようになると、右へ曲がっていきます。 右の樹間に見えてくる山並みを眺めながら登っていきます。
展望地
程なくして、明るいに出ます。 左へ曲がって、引き続き残雪の下に見られる尾根を登っていきます。 尾根を真っ直ぐ登っていくと、左右に通る鋳物師戻の道に出ます。 登り口から14分ほどの所になります。 振り返ると、山並みを見渡せる眺めが広がる展望地になっています。
右の鋳物師戻の道(*)から鋳物師戻峠に出て尾根を登っても大岩へ行けますが、 今回は正面のを登っていくことにします。 入口には「鋳物師戻峠大岩 但馬のおたから百選」のが立っていて、正面の道を指しています。
*右の道は「鋳物師戻峠」, 「竹野370m峰」, 「鋳物師戻峠」を参照。
鋳物師戻峠大岩 但馬のおたから百選
山火事防止・タバコ注意
旧道
植林地と雑木林を分けるを登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくとになります。 少しを登るようになると、右へ曲がっていきます。 程なくして窪みがなくなると、植林地のを斜めに登っていきます。 残雪が次第に靴の中まで染み込んできて冷たい思いをしながら登っていくと、左右に通る広めの道に出ます。 展望地から4分ほどの所になります。 この道は地形図に載っている破線の道で、情報によると鋳物師戻の道旧道とのことです。
標識類は見かけませんが、右へ続くを進んでいきます。 なぜ道が付け替えられたのかはよく分かりませんが、現在の鋳物師戻の道よりも若干狭いものの、 緩やかでが続きます。 樹木に邪魔されながらも、右の樹間にを眺めながら進んでいきます。 伐採木が散乱する所もある旧道を進んでいくと、丸太が何本か渡された僅かな谷筋を回り込んでいきます。 左の斜面を見上げると、目指すが見えてきます。 樹木が少し伐採されたのか、以前より見易くなっているように感じます。 この下を通る現在の鋳物師戻の道には、下記のような解説板が設置されています。 大地震で揺れる大岩を見て鋳物師が後戻りしたということですが、 こうして見上げてみると大岩まではまだ結構距離があって、後戻りするほどでもないように思えます。
このあたりは、植物社会学的にはスギ−ヒノキ群落典型下位単位に区分されます。 山側を見上げてみてください。 木々の間から、今にも崩れ落ちてきそうな大きな岩が見えると思います。 この巨岩は、全長19m、重さ100〜140tもあります。 この岩の先には「鋳物師戻峠」とよばれる峠があり、その名の由来は、 昔、鋳物師が岩の上で大地震に出合い、 頭上にある大岩が揺れるのを見て恐ろしくなって後戻りしたという話によると伝えられています。
里山林整備事業
を更に進んでいきます。 が見られる所を過ぎていきます。 植林地を抜けて浅い谷筋を回り込む手前まで来ると、急に道幅が狭くなります。 展望地から12分ほどの所になります。 手前の樹木には桃テープが巻かれています。 狭くなったは谷筋を回り込むように続いています。 ここから左へ戻るようにして続くを登っていきます。 以前に来た時には左の小径を指すがあったのですが、 雪に埋もれているのか、この時には気が付きませんでした。
大岩
少し登っていくと、桃テープが見える所を曲がっていきます。 すぐに曲がっていきます。 植林地の斜面を横切るように緩やかに登っていくと、正面にが見えてきます。 植林地を抜けて伐採地になると大岩の直下に出ます。 旧道と分かれて5分ほど、登り口から32分ほどで到着しました。
小径は大岩の直下で終っているので、 傍まで行くには樹木が伐採されたを登る必要があります。 残雪もあって滑り易い斜面を、大岩へ向って登っていきます。 胴体の上に頭が乗ったような形をしていて、さしずめ「但馬のモアイ像」と言ったところでしょうか。 腐りかけた切り株などに掴まりながら登っていくと、やっとのことで頭部の裏側に出ます。 頭部の左側にはが広がります。 も見えます。 右側にもが広がります。 以前に来た時には県道1号の傍にある竹野健康福祉センターも見えたのですが、 この時には手前の樹木が育って見え難くなっています。
からもこの大岩が見えます。 背の高いの下に、 南側を向いたを遠望できます。
旧道
眺めを確認したら、登ってきたを引き返していきます。 腐りかけた切り株などに掴まりながら慎重に降っていくと、大岩の直下まで来ているに降り立ちます。 急斜面を登り始めてから往復で20分ほど経っていました。 斜面を横切るように軽く降って、桃テープが巻かれた樹木を過ぎた先を鋭角に曲がっていきます。 すぐに桃テープが巻かれた樹木の所を曲がっていきます。 程なくして旧道に出ます。 大岩の直下から5分ほどの所になります。
右へ曲がって、を引き返していきます。 「鋳物師戻峠の大岩」の標識が立つ現行のを左下に眺めながら進んでいきます。 右上に先ほどの大岩が見えてくると、丸太が何本か渡された僅かなを回り込んでいきます。 緩やかでを進んでいきます。 左の樹間に僅かに山並みを眺めながら進んでいくと分岐に戻ってきます。 旧道に出た所から7分ほどの所になります。 元来た左の道は現行の鋳物師戻の道に出られますが、以前に来た時に気になっていた正面の旧道を進んでいきます。
少し右へ曲がりながら続くを進んでいきます。 が道を塞いでいたりして荒れ気味ですが、広めの明瞭な道が続きます。 の斜面に続く道を進んでいきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、小広くなった尾根の背に出ます。 手前の分岐から5分ほどの所になります。 左へ曲がって、尾根の背に現れる荒れ気味ながら広めのを降っていきます。
が道を塞いで歩き難い所では、脇の高くなっている所を歩いたりしながら進んでいきます。 尾根の背を3分ほど進んでいくと、右へ曲がってを降るようになります。 道を塞ぐを乗り越えながら降っていきます。 左へ曲がりながら続くを降っていきます。 残雪が少ない所に出ると、右へ曲がっていきます。 尾根の背から8分ほどの所になります。
傾斜が増してくる道を降っていくと、曲がっていきます。 引き続き倒木などが見られるの道を降っていきます。 小さく右へ曲がりながら降っていくと、 山並みが少し見える所を曲がっていきます。 大きな倒木を過ぎていくと、小さな実を付けた細いが道を塞いでいるので、脇を抜けていきます。 右へ曲がって、植林地の斜面を更に降っていきます。
鋳物師戻の道
右へ曲がりながら、広いを降っていきます。 程なくして、現行のが左下に見えてきます。 並行するように降っていくと、斜めに通る現行の鋳物師戻の道に出ます。 手前の分岐から19分ほどの所になります。 振り返って、を眺めていきます。 右の道(*)は羽入地区へ降りていけますが、 戻るようにして続くを進んでいきます。
*右の道は「鋳物師戻峠」,「竹野370m峰」を参照。
歩き始めると、すぐに右の樹間になどが見えてきます。 軽い登り坂で続く現行のを進んでいきます。 が道を塞ぐ所もありますが、歩き難くはありません。 尾根が近づいてくると切通が見えてきます。
切通
右側には先ほどよりもなどが見易くなります。 切通を抜けた所に分岐があります。 鋳物師戻の道に出た所から7分ほどの所になります。 正面にはが立っていて、 右の道は「山頂あずまや・愛宕さん・石原神社」、左の道は「奇岩」、今来た道は「鋳物師戻の道」となっています。 (*)は愛宕さんへ続いていますが、 左のを進んでいきます。
*右の道は「鋳物師戻峠」を参照。
展望地
残雪が見られない所もあるを軽く登っていきます。 再び残雪が見られるようになると、の脇を過ぎていきます。 左の尾根が次第に低くなってくるのを感じながら、軽いで続く広い道を進んでいきます。 少し左へ曲がりながら登っていくと、正面がなってきます。 明るい展望地に出ると、「鋳物師戻峠大岩」の標識が立つ分岐に戻ってきます。 鋳物師戻の道に出た所から15分ほどの所になります。
(*)は鋳物師峠へ続いていますが、 元来た右のを降っていきます。 残雪の下に茂るシダ類を踏み締めながら降っていくと、程なくして曲がっていきます。 桃テープを過ぎていくと曲がっていきます。 伐採木がある所まで来て、右へ曲がっていきます。
*正面の道は「鋳物師戻峠」,「竹野370m峰」を参照
少しのようになると、僅かに左へ曲がりながら降っていきます。 小さなが沢山生えた樹木を過ぎていきます。 少し曲がりながら降っていきます。 植林地の斜面に入っていくと、桃テープが巻かれた樹木の所を曲がっていきます。 倒木が道を塞ぐ所まで来て、右へ曲がっていきます。
登り口
植林地を降って、桃テープが巻かれた樹木の所を曲がっていきます。 浅いに続く道を降っていきます。 小さく曲がりながら降っていくと、のヘアピンカーブが見えてきます。 浅い谷筋を真っ直ぐ降っていくと、「但馬のおたから百選 鋳物師戻峠大岩」のが立つ登り口に降り立ちます。 展望地から12分ほどで降りて来られました。
阿金谷地区
左へ続くを軽く登っていきます。 路肩が広がった所を曲がりながら進んでいきます。 少し先にある「つづら折りあり」のを過ぎていきます。 次の路肩が広がった所まで来ると、車を止めておいた駐車地があります。 登り口から3分ほどで到着しました。