東床尾山
概 要 東床尾山は朝来市と豊岡市の境に聳える標高838.9mの山です。 山頂からは山々をぐるりと見渡せる360度の大パノラマが広がります。 今回は林道床尾線を登り詰めた所にある但東越から、東床尾山へ向かって市境尾根を登っていきます。 山頂からは、南へ続く直登ルートを谷筋へ降るルートを歩きます。
起 点 朝来市和田山町 但東越
終 点 朝来市和田山町 但東越
但東越…記念碑「峰遥」…登山口…ブナの大木…小峰…展望地…小峰…小峰…東床尾山…谷筋…林道床尾線…596.8m地…但東越
所要時間 2時間50分
歩いて... 市境尾根にはそれほどの急坂はありませんが、蒸し暑さのため止め処もなく汗が噴き出てくるので、 何度も立ち止まって汗を拭きながらの超スローペースでの登りとなりました。 生憎の曇天のために山頂からは山並みを見渡せませんでしたが、黄色い花を咲かせた金糸梅に出会えました。 谷筋へ降る直登ルートはかなり傾斜が急になっていました。
関連メモ 東床尾山, 西床尾山, 東床尾山, 東床尾山, 東床尾山
コース紹介
但東越
養父市を通る県道104号の糸井橋交差点から県道10号に入っていきます。 県道10号から分かれた道を竹ノ内地区の奥へ進んでいくと、 糸井川に架かる奥村橋を渡った所からが始まります。 入口には「林道 床尾線(起点)」や「近畿自然歩道 東床尾山但馬眺望のみち」の解説板があります。 そこから1車線のを進んでいきます。 森林総合利用管理施設を過ぎて川沿いの林道を更に登っていくと、 小橋の上流側にがあります。 林道を更に登っていくと、糸井の大カツラへのがあります。 分岐を見送って、正面に続く林道を登っていきます。 大きく右へ曲がって更に登っていき、傾斜が緩やかになってくると、朝来市和田山町と豊岡市但東町の境にある但東越に着きます。 峠には三角形の広い駐車場があるので、ここに車を止めました。
林道 床尾線(起点)
この道は林道です。 林道は木材を運び出したり、森林を守り育てるために設置された道路です。 以下のことを承諾・厳守されたうえで利用願います。
一般道(公共交通に寄与することを目的とする国道等)に比べ次のことが異なります。 注意して走行してください。
・道幅が狭く、急カーブが多い。
・落石・倒木の危険が多い。
・ガードレール・カーブミラーが少ない。
・急勾配が多い。
・街灯はなく、夜間の走行は危険。
次の期間は通行しないで下さい。
・豪雨・強風時 → 土砂崩れ・倒木の恐れがあります。
・降雪・凍結時 → 除雪は行いません。
次のことは行わないで下さい。
・暴走行為・通行の妨げになる行為。
・林道施設・周辺の自然を損傷・汚染する行為。
・火気の取扱。
走行速度は20km/h以下を心がけましょう。
ゴミ等の不法投棄は法律で罰せられます。 絶対に捨てないでください。
許可なく林道を占有することは禁止しています。
近畿自然歩道 東床尾山但馬眺望のみち(竹ノ内バス停〜下寺坂バス停) 11.1km
近畿自然歩道は、私たちの生活が近代化する中で、自然の残っている地域や名所・旧跡を帯状に結び、 身近に歴史や自然とふれあえるよう整備したものです。 コースには道しるべがありますのでそれにしたがってお歩きください。
【コースの見どころ】
東床尾山  東床尾山は標高839m、山頂は出石町・和田山町・但東町の3町に接しています。 イノシシやシカなどの野生動物がたくさん見られる自然豊かな山です。 谷が深いため、一度迷ったら出て来れない山として古くから地元に人々に恐れられ、 シカとまちがえるほどの大きなアリが出たという民話も残されています。
糸井の大カツラ  推定樹齢2000年ともいわれるカツラの雄株で、高さ約35m・幹回り約18mの巨木です。 主幹は朽ち、大小50余りのひこばえがその周囲から発生し、 旧主幹部を保護するような形で林立しています。(国指定天然記念物)
糸井渓谷  糸井川の源流部、東・西床尾山、鉄鈷山に挟まれた渓谷で、両側は荒い岩肌と広葉樹林が囲み、 たくさんの貴重な植物がはぐくまれています。 長さ2kmあまりの渓谷の中には数々の名滝があり荘厳な雰囲気を醸し出しています。
環境省・兵庫県
記念碑「峰遥」
切通になった市境のを過ぎて降っていきます。 「豊岡市」の標識を過ぎて落石が目立つコンクリート道を降っていくと、砂利敷きの広場があります。 奥には「峰遥」と刻まれたがあります。 正面には豊岡市但東町方面のを一望できる眺めが広がるのですが、 この時には生憎と雲が出ていてほとんど見えませんでした。
林道床尾線の朝来市側は舗装されていますが、豊岡市側は砂利道になっています。 砂利道が抉れていると難儀するので、朝来市側から登ってくる方が良いように思います。
林道床尾線の概要
起終点 朝来市和田山町竹ノ内〜豊岡市但東町出合市場
延長 14,253m
工事期間 着工 昭和53年度 完成 平成19年度
事業費 27億3千万円
事業者 兵庫県、朝来市
登山口
広場の脇にある「林道 床尾線開通記念植樹」の白い標柱の道路向かいが東床尾山への登山口になります。 ススキなどが茂っていて分かり難くなっていますが、その中にあるを登っていきます。 生い茂るススキを掻き分けながら登っていくと、ススキはすぐに終わって、雑木林の歩き易いになります。 樹木には桃テープが取り付けられてルートを示していました。
桃テープを辿りながら広い斜面を真っ直ぐ登っていくとに出ます。 右へ曲がって、が続くようになった尾根を軽く降っていきます 程なくして緩やかな尾根になってきます。 左側の樹木が途切れた所からはが広がりますが、 生憎と雲が広がっていて眺めは今ひとつでした。
ススキなどが茂るを軽く登っていきます。 僅かな高みを越えて降っていくとに着きます。 登り坂になってくると、左側が開けてが見える所がありますが、雲が懸かっているのが残念です。 「3803 B 国土調査」の短杭がある僅かなに着くと、雲から頭を出す山が左側に見えました。 方角からすると鉄鈷山でしょうか。
ブナの大木
軽く降っていくと、また左側にが見えてきます。 雲が出ていないと素晴らしい眺めなのだろうと思いながら、になった尾根を進んでいきます。 僅かな登り降りのある緩やかな尾根を進んでいくと、が少し続くようになります。 桃色から黄色に変わったテープが適度な間隔て取り付けられている尾根を進んでいきます。 傾斜が緩んできた尾根を進んでいくとブナの大木がありました。 登山口から18分ほどの所になります。 地面を這うようになったりもしながら続いてきた防護網は、この辺りで見かけなくなりました。 これまで生い茂っていたススキなども、この先では少なくなりました。
少し降っていくと、緩やかなに着きます。 になってくると、 これまでのススキなどに代わってを見かけるようになります。 少し緩やかになった所を過ぎて、傾斜が増してきた尾根を登っていきます。
次第に傾斜が増してくるを登っていきます。 蒸し暑さのため止め処もなく汗が噴き出してきます。 何度も立ち止まって汗を拭きながらゆっくりと登っていきました。 周囲には次第にが立ち込めてきました。 どうやら、湧き上がるの中に入ったようです。 右前方に降っていく尾根が見えてくると、僅かなが斜面を横切るようにして右へ分かれていきますが、 黄テープに従って正面の尾根を登っていきます。
右の踏み跡は正面の小峰巻き道になっているようですが、先へ進むにつれて狭く傾いて歩き難くなるので、お勧めできません。
小峰
霧に煙る尾根を登っていくと、程なくしてが張られていました。 ロープが始まる樹木の袂には「鉄鈷山」のがあって、今登って来た尾根を指していました。 ロープが張られているのは短い区間ですが、前夜の雨で滑り易くなっていたので、掴まりながら登っていきました。 ロープはすぐに終わって、その先へ登っていくと小峰に着きました。 登山口から28分ほどで登って来られました。 地形図によると、標高710mほどの高みの北東端になるようです。 中ほどには「3825 B 国土調査」の短杭がありました。 登り着いた所には「鉄鈷山」のが取り付けられていて、今登って来た尾根を指していました。 も歩き易そうでしたが、を降っていきます。
展望地
少し降って、その先に続くを軽く登っていきます。 辺りに立ち込める霧が次第に増えてきて真っ白になりました。 少し右・左と曲がりながら続く道を登っていきます。 分岐などは特にありませんが道の分かり難い所もあったので、先の方にある黄テープを確認しながら登っていきました。 が茂る辺りまで来ると、霧が少なくなりました。 このまま霧が増えなければ良いがと思いながら更に登っていくと、少し樹木が少なくなって開けた所に出ました。 中ほどには「3832 B 国土調査」の短杭がありました。 地形図によると、標高760mほどの小峰の南端になるようです。 登山口から42分ほどの所になります。 振り返ると、樹木が低くなった所から山並みを見渡せるになっていそうでしたが、 残念ながら雲で覆われてまったく見えませんでした。
小峰
が茂る所を進んでいきます。 植林地に出ると、すぐに標高760mほどの小峰に着きます。 高みを過ぎて、の尾根を降っていきます。 蒸し暑くて汗を拭き拭きの尾根歩きが続きますが、涼やかな谷風が吹き上がってきて心地が良い所もありました。
小峰
緩やかなに着いて、その先へ登り返していきます。 幅が広くなってきた植林地のを真っ直ぐ登っていきます。 再び霧が立ち込めてきた尾根を登っていくと、 今登って来た尾根を指す「鉄鈷山」のがありました。 標識を過ぎていくと、「3841 B 国土調査」の短杭がある小峰に着きました。 地形図によると、標高770mほどの高みになるようです。 登山口から53分ほどの所になります。 ここで少し左へ曲がって、を緩やかに降っていきます。
霧で霞む尾根を降っていきます。 浅いに着いて登り返していきます。 僅かに降る所も何箇所かあって、それほど急な傾斜ではない登り基調の広めのが続きます。 僅かなに着いて緩やかになった尾根を進んでいくと、右側の樹木が少なくなった所がありました。 晴れていたら山並みが見えそうでしたが、この時には真っ白で何も見えませんでした。
尾根が少し狭まった所を過ぎていくとになってきます。 アセビが茂る僅かなを越えて、 広くなったを緩やかに降っていきます。 程なくして登り坂になった尾根を進んでいくと、緩やかになった尾根の肩のような所に着きます。 が少し開けているようでしたが、霧で何も見えませんでした。
になった尾根を進んでいくと雲の上に出たのか、周囲の霧がなくなってきました。 になった尾根を登っていくと、先の方が明るくなってきます。 植林地を抜けると、黄色い花が一面に咲く山頂が見えてきました。
東床尾山 (標高838.9m)
黄色い花を咲かせているのはというようです。 旬の時期を僅かに過ぎていましたが、まだまだを咲かせていて、周囲に甘い香りが漂っていました。 背丈の低い金糸梅を膝で掻き分けながらを進んでいくと、 小広くなった東床尾山の山頂に着きます。 登山口から1時間17分ほどで登って来られました。 山頂には「東床尾山 山頂(839.1m)」のが立っています。 その前には一等三角点「床ノ尾山」があるので、地形図に載っている838.9m峰になるようです。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
2年ほど前に来た時には見かけませんでしたが、 この時には東床尾山から見える山並みを記した円形のが設置されていました。 天気が良いと、周囲の山々をぐるりと見渡せる360度の大パノラマが広がるのですが、 残念ながら一面に雲が広がっていて、山並みを愛でるのはお預けとなりました。 その代わりに、山頂を取り巻くように咲く金糸梅を載せておきます。
山頂からは広いが南西へ降っています。 降り口には「西床尾方面 西床尾山まで約60分」の標識があって、その階段を指しています。 金糸梅が茂るには「鉄鈷山方面」の標識がありますが、 登って来た道を引き返すのは面白くないので、南側へ続く直登ルートを降ることにしました。 に入って金糸梅を膝で掻き分けながら進んでいくと、 すぐの所に「かつら木方面下山口 尾根ルート」の標識が立っています。 その上にも文字が書かれた板がありますが、判読出来ませんでした。 標識の下の方に広がる植林地を覗っていると、 が巻かれた樹木が見えたので、そこへ向かって降っていきました。
(南西に続く尾根は「東床尾山」, 「東床尾山」, 「東床尾山」を参照)
金糸梅やシダ類を掻き分けて降っていくと、見えていたにすぐに着きます。 黄テープには「かつら木方面」「下山口です」「途中まで尾根を下りて下さい」と書かれていて、その先に続く植林地を指していました。 植林地へ入っていくと、下草の生えていない明瞭なが続いていました。 が点々と取り付けられてルートを示していました。 写真では良く分かりませんが、かなり傾斜が急です。 『今回のような蒸し暑い日には登りルートに選びたくないものだ』と思いながら降っていきました。 植林地の尾根を6分ほど降って傾斜が少し緩んでくると、雑木が多くなってきます。
雑木が減ってまた植林地になると、が増してきます。 雨に濡れて滑り易くなっていたので、足元に注意しながら慎重に降っていきました。 が茂る尾根が5分ほど続くようになりますが、歩く部分には生えておらず、降るのに問題はありません。 右側の谷筋からは、次第に沢の音が聞こえてくるようになります。 アセビが少なくなってきた尾根を降っていくと、傾斜が緩やかになった所に分岐があります。 植林地の尾根を降り始めて22分ほどの所になります。 中ほどの樹木にはが取り付けられていて、かつら木口へは右の谷に降りることを示しています。 降り口にあった「途中まで尾根を下りて下さい」のメモはこの地点を意味しているようでした。 には緩やかになった尾根が続いていますが、 右へ戻るようにして斜面を横切っていくを降っていきます。
谷筋
狭い小径を降り始めたすぐの所に生える樹木にも「下山ルート」と書かれたが巻かれていました。 道端にシダ類が茂るようになったを、斜面を横切るように真っ直ぐ降っていきます。 尾根から2分ちょっとで、小沢が流れるに降り立ちます。 沢には水が僅かしか流れていないので、容易に渡ることができます。
沢を渡っていくと、谷筋に続く山道に出ます。 出た所の樹木には、「東床尾山直登ルート」の案内メモと簡単なが取り付けられていて、 今回降って来た道が「尾根道」として描かれていました。 「東床尾山直登ルートは沢を渡って尾根に出ます」と書かれたもありました。 樹木の先にはトラロープが張られていますが、掴まらなくても降っていけます。 すぐの所に近畿自然歩道のが沢側を向いて立っていて、 谷筋を登っていく道は「床嶺の家0.5km・東床尾山山頂0.9km」、谷筋を降っていく道は「助右衛門大桜0.3km・糸井の大カツラ0.8km」となっています。
(谷筋を登っていく道は「東床尾山」, 「西床尾山」, 「東床尾山」を参照)
東床尾山直登ルート
登山道はこの付近で沢を渡ります。
近畿自然歩道「東床尾山但馬眺望のみち」にもなっている谷筋に続く道を降っていきます。 張られていたトラロープはすぐに終わりになります。 少し先にが架かっています。 「足元注意 よく滑ります」のを確認して木橋を渡り、 沢の左岸を降っていきます。 沢の近くのが剥き出した所を降っていきます。 近畿自然歩道の道標を過ぎていくと小滝がありました。
背丈の低い植物が茂る所に続く朽ち果てそうなを降っていくと、 石がゴロゴロするに出ます。 木橋を渡り始めると、「登山道はこの周辺で沢を渡ります」「足元注意 よく滑ります」のがありました。
沢の右岸を降っていくと、またが架かっています。 「足元注意 よく滑ります」のの取り付けられた木橋を渡って、 沢の左岸を降っていくと分岐があります。 谷筋の近畿自然歩道に出た所から12分ほどの所になります。 角の樹木にが巻かれていて、正面の沢沿いの道は「かつら木」、 左へ登っていく道は「林道」となっています。 このまま沢沿いに降っていくと、衣谷鉱山精錬所跡を経て糸井の大カツラへ出られますが、 それだと車を止めてきた但東越まではかなりの遠回りになるので、今回は左の道から林道に出ることにしました。
(沢沿いの道は「東床尾山」, 「西床尾山」を参照)
林道床尾線
黄テープを辿りながら、植林地の斜面を横切るように続くを登っていきます。 正面が明るくなってくると、尾根を回り込むように曲がっていきます。 少し降り坂になってくると、切り開かれた斜面の横に設けられたが見えてきます。 側溝の手前の樹木には「東床尾山登山口」のが取り付けられていました。 側溝を跨いで、切り開かれた斜面に斜めに設けられたを登っていくと、 車で登っていった林道床尾線に出ます。 東床尾山の山頂から47分ほどで降りて来られました。 ここからは、車を止めてきた但東越へ向かって舗装された林道を歩いていきます。
路肩が広がった車数台分の駐車スペースがあるので、複数台で来る場合には、ここに車を待機させておくと良さそうです。
後日に来てみると、広めの道の出口にが立っていました。 歩いてきた小径には円い「竹ノ内」が樹木に取り付けられていて、コース整備が進められているようでした。
ヘアピン状に曲がって登っていきます。 が見える所もありますが、生憎と雲が出ていて、眺めは良くありません。 を横切って、更に進んでいきます。 次の支尾根まで来ると、未舗装のが右へ分かれていきます。 入口には鎖が張られていて「一般車通行禁止」の看板が出ています。
一般車通行禁止
これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。 無断で通行して事故等が発生しても一切の責任は負いません。
管理者 和田山町森林組合
596.8m地
未舗装の林道を見送っていくと、すぐの所の道端に「中谷」があります。 地形図に載っている標高596.8mの地点になるようです。
四等三角点
基本
No.113655
この標識はすべての測量の基本です。三角点を大切にしましょう。
国土地理院
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
但東越
三角点を過ぎて、を更に進んでいきます。 右側の樹木が次第に低くなってきてが広がってきます。 生憎の曇天で残念でしたが、晴れていたら良い眺めなのだろうと思われます。 傾斜が緩やかになってくると、少し間隔をおいて、三角形のが3つ並んでいます。 松の木が数本生えるを過ぎていくと、車を止めておいた但東越駐車場に着きます。 林道に出た所から28分ほどで到着しました。 出発時にはありませんでしたが、駐車場は霧に包まれていました。
今回は霧が立ち込める中を結構歩いたし、前夜の雨で濡れた草木を掻き分けたりもしたので、登山靴の中までびっしょり濡れてしまいました。