概 要 |
東床尾山は朝来市と豊岡市の境に聳える標高838.9mの山です。
山頂からは山々をぐるりと見渡せる360度の大パノラマが広がります。
今回は、近畿自然歩道「東床尾山但馬眺望のみち」の一部にもなっている
糸井の大カツラから尾根に出て山頂まで往復するルートを歩きます。
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起 点 |
朝来市和田山町 竹ノ内地区
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終 点 |
朝来市和田山町 竹ノ内地区
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竹ノ内地区…糸井の大カツラ…登山口…衣谷鉱山精錬所跡…床嶺の家…821m峰…避難小屋…東床尾山…避難小屋…821m峰…衣谷鉱山精錬所跡…登山口…糸井の大カツラ…竹ノ内地区
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所要時間 |
3時間30分
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歩いて... |
山頂までの要所には近畿自然歩道の道標が立っていて、分かり易くなっていました。
縦走路に出るまでは、展望の開けない植林地がほとんどになります。
沢筋を離れるとかなりの急斜面になりますが、道がジグザグに設けられ、夏草なども茂っていなくて助かりました。
山頂から東や南へ降る道には低木が茂っていて、よく分かりませんでした。
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関連メモ |
西床尾山,
東床尾山,
東床尾山,
東床尾山,
東床尾山
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竹ノ内地区
豊岡の市街地から国道312号を南下し、上小田北交差点から県道2号に入って南下していきます。
千石橋交差点から県道104号になった道を更に南下し、糸井橋交差点から県道10号に入っていきます。
北へ分かれていく県道10号を見送って竹ノ内地区の奥へ進んでいくと、
糸井川に架かる奥村橋を渡った所からが始まります。
入口には「林道 床尾線(起点)」や「」の解説板があります。
そこから舗装された1車線のを進んでいきます。
5分ほど進んでいくと、川向こうにがあります。
施設へ続く橋の傍には「(国指定天然記念物)糸井の大カツラ 2.2K」の標識が立っています。
施設をやり過ごして川沿い4分ほど登っていくと、小橋の脇に東屋風の建物があります。
その上流側にがあります。
小橋を渡って更に4分ほど登っていくと、未舗装の林道が左右に分かれている所に着きます。
路肩が広がっていて、東屋風のベンチが設置された駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
「東床尾山 但馬眺望のみち」の解説板に載っている「現在地」は誤った所に書かれています。
正しくは、「竹ノ内隕石落下地点」と「森林浴場」との間になります。
林道 床尾線(起点)
延長14,253m 幅員4m
この道は林道です。
林道は木材を運び出したり、森林を守り育てるために設置された道路です。
以下のことを承諾・厳守されたうえで利用願います。
1 |
一般道(公共交通に寄与することを目的とする国道等)に比べ次のことが異なります。
注意して走行してください。
・道幅が狭く、急カーブが多い。
・落石・倒木の危険が多い。
・ガードレール・カーブミラーが少ない。
・急勾配が多い。
・街灯はなく、夜間の走行は危険。
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2 |
次の期間は通行しないで下さい。
・豪雨・強風時 → 土砂崩れ・倒木の恐れがあります。
・降雪・凍結時 → 除雪は行いません。
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3 |
次のことは行わないで下さい。
・暴走行為・通行の妨げになる行為。
・林道施設・周辺の自然を損傷・汚染する行為。
・火気の取扱。
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4 |
走行速度は20km/h以下を心がけましょう。
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5 |
ゴミ等の不法投棄は法律で罰せられます。
絶対に捨てないでください。
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6 |
許可なく林道を占有することは禁止しています。
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近畿自然歩道 東床尾山但馬眺望のみち(竹ノ内バス停〜下寺坂バス停) 11.1km
近畿自然歩道は、私たちの生活が近代化する中で、自然の残っている地域や名所・旧跡を帯状に結び、
身近に歴史や自然とふれあえるよう整備したものです。
コースには道しるべがありますのでそれにしたがってお歩きください。
【コースの見どころ】
東床尾山
東床尾山は標高839m、山頂は出石町・和田山町・但東町の3町に接しています。
イノシシやシカなどの野生動物がたくさん見られる自然豊かな山です。
谷が深いため、一度迷ったら出て来れない山として古くから地元に人々に恐れられ、
シカとまちがえるほどの大きなアリが出たという民話も残されています。
糸井の大カツラ
推定樹齢2000年ともいわれるカツラの雄株で、高さ約35m・幹回り約18mの巨木です。
主幹は朽ち、大小50余りのひこばえがその周囲から発生し、
旧主幹部を保護するような形で林立しています。(国指定天然記念物)
糸井渓谷
糸井川の源流部、東・西床尾山、鉄鈷山に挟まれた渓谷で、両側は荒い岩肌と広葉樹林が囲み、
たくさんの貴重な植物がはぐくまれています。
長さ2kmあまりの渓谷の中には数々の名滝があり荘厳な雰囲気を醸し出しています。
環境省・兵庫県
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歩く準備をして、左を流れる川に架かる橋を渡っていきます。
際には「<国指定・天然記念物>糸井の大カツラ 600M」のが立っていて、
橋の先に続く未舗装路を指しています。
近畿自然歩道の道標も立っていて、左の道は「糸井の大カツラ0.6km」、今来た道は「不動の滝0.9km」となっています。
今回歩く東床尾山までのルートは、近畿自然歩道「東床尾山但馬眺望のみち」の一部にもなっていて、
要所に道標が設置されています。
橋を渡って、植林地に続く未舗装路を進んでいきます。
<国指定・天然記念物> 糸井の大カツラ 600M
現地の駐車スペースには限りがあります。
また自然愛護と合わせ、ここからの車はご遠慮ください。
(和田山町教育委員会)
自然を大切に!
この渓谷に住んでいます。
ヒダサンショウウオと卵のう
ヒダサンショウウオは全長8〜16cmぐらの夜行性の小型サンショウウオです。
標高300m以上の源流近くに棲み、春に岩や倒木の下に産卵します。
別名を「ヤマアンコ」ともいい、絶滅が心配をされているサンショウウオの仲間です。
水源かん養保安林
保安林内では、許可なく立木竹を損傷し、土石、樹木を採掘し、土地形質を変更する等の行為をしてはなりません。
=山火事注意=
(兵庫県)
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植林地を抜けて、川沿いに続く緩やかなを進んでいきます。
再び植林地を抜けていくと、少しに出ます。
左を流れる川にはが幾つもあって、心地よい音を響かせていました。
僅かな植林地を抜けていくと、左側の広くなった所に綺麗なトイレが設置されていました。
山火事注意!
ひろげよう 森への感謝と 防火の輪
(兵庫県和田山町)
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糸井の大カツラ
「熊出没注意」の貼り紙にドキッとしながらトイレの先へ進んでいくと、すぐの所に糸井の大カツラがあります。
保護のために周囲に柵が設置されていて傍まで行くことは出来ませんが、
太い根を張り出し、多数の「」が林立する大きな樹木でした。
糸井の大カツラ
糸井渓谷の最奥部に立地するカツラの雄株で、高さ35m、枝張り、東西30m、南北31m。
主幹は朽ち大小約80本の「ひこばえ」がその周囲から発生し、旧主幹を保護するような形で林立している。
主幹の朽ちた内径は東西4.4m、南北3.0m。
地上約6mでリョウブ・オオズミの2本がくいこみ、キヅタ・イワガラミ・ツタウルシ・ツタなどが巻きつきコタニワタリが着生している。
カツラの巨木としては全国にまれに見るものである。
昔、この地方の「おお日照り」に際し名僧を招き雨乞いをしたところ、
この木に法衣をかけて祈願し干害を救ったと伝えられているところから、
土地の人はこの木を「衣木」または「大木さん」と称して尊んでいる。
昭和26年6月9日 国天然記念物に指定。
(和田山町)
御願い
大カツラの保護のため、柵内の立ち入りはご遠慮ください。
(朝来市教育委員会)
水源かん養保安林
この保安林は、竹ノ内地域の水資源の確保に役立っています。
森林は、地表に降った雨や雪などを、一旦地下水として蓄え、これを徐々に流しだし、
洪水の調整や、渇水の緩和、きれいな水の確保などの役目を果たしています。
この保安林は、これらの機能を高めるため、特に指定された保安林です。
保安林内においては、次の行為は知事の許可を受けなければなりません。
一、立木竹の伐採及び立木の損傷
二、土石の採取及び樹根の採掘
三、その他土地の形質を変更する行為
森林は国の宝です。
保護育成に努め、後世に引き継いでいきましょう。
たきび・たばこの吸い殻や、ごみの投げ捨てに注意し、樹木を大切に育てましょう。
(平成9年度設置 兵庫県)
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登山口
柵の左側をに進んでいくと木橋が架かっています。
手摺りには「」の案内板が取り付けられていました。
ここが東床尾山への登山口になります。
駐車スペースから13分ほどで着きました。
脇には近畿自然歩道のも立っていて、
木橋を渡っていく道は「助右衛門大桜0.5km・東床尾山山頂1.7km」、今来た道は「不動の滝1.5km」となっています。
支柱には「」が貼り付けられていて、
今回登るルートが簡単に描かれていました。
案内板や床尾山ガイドマップでは「約50分の行程」となっていますが、
床嶺の家への立ち寄りを除いても、ここから東床尾山の山頂まで1時間20分ほどかかりました。
私の体力の無さを考慮に入れても、ここから50分で山頂に立つのは、かなりの健脚になるように思われます。
後日に来てみると案内板が新しくなっていて、「山頂までは約90分」に変更されていました。
東床尾山(839.1m)登山口
但馬空港、但馬ドームをはじめ、豊岡市・出石町・但東町の市街、氷ノ山・蘇武岳粟鹿山等の但馬の山々、
また遠くは丹後の宮津湾(天橋立)まで望む事が出来る。
約50分の行程、山頂より西床尾山までは約70分。
出石糸井県立自然公園 床尾山ガイドマップ
西床尾(にしとこのお)山、東床尾(ひがしとこのお)山、鉄鈷(かなとこ)山は糸井三山として和田山町の北端に座し、
最奥撫にある国指定天然記念物”大カツラ”の巨木を始め、自然も豊かで出石糸井県立自然公園の中核をなすものです。
床尾山系は古くより金山として栄えました。
点在する坑道跡、精錬所跡はその名残りです。
標高800m前後と高くはありませんが、周囲に高い山がない為、眺めが良く、
但馬・丹波の山並み、町並み、そして遠くは丹後の天橋立までも遠望する事が出来、一等三角点になっています。
四季を通して楽しむ事の出来る山ですが、冬季にはかなりの積雪もあり、それなりの装備も必要です。
4月下旬の東床尾山から西床尾山への縦走路は新緑も美しく、多くの人が訪れます。
竹ノ内の集落の際奥部には日本最古(記録上)の隕石落下地点を示す碑が建ち、自然に対する夢がまた一つ広がる土地です。
尚、県立自然公園として多くの人に楽しんで頂く為、植物の採取は固く禁止されています。
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傍にあるを眺めながらを渡っていくと、
すぐに右へ曲がっていく横木の階段が現れます。
曲がり角には糸井三山のがありましたが、掠れて分かり難くなっていました。
植林地の斜面に続く朽ち果てそうな横木の階段を登っていくとがあります。
その左側に続く山道を登っていきます。
を跨ぎ、その先から少し右へ曲がって降っていくと、
背の高い雑木が茂って石がゴロゴロする浅い谷筋に着きます。
その中を進み始めると近畿自然歩道のが立っていて、
正面の道は「助右衛門大桜0.2km・東床尾山山頂1.4km」、今来た道は「糸井の大カツラ0.3km」となっています。
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明るい雑木林の河原を進んで谷筋が狭まってくると、が架かっています。
4本の丸太が架けられていますが、いずれもかなり古くてグラグラしているし、
折れてしまわないかと思いながら何とか渡り終えると、その先には板敷きのが続いています。
木橋を渡って再び植林地になった斜面を少し左へ曲がって登っていくと、道端に近畿自然歩道のが立っていて、
「助右衛門大桜」は左にある旨の表記がされています。
登山口から12分ほどの所になります。
川の向こう岸を見ると大きな木がありましたが、それがのようでした。
花の季節にはどのような眺めになるのか、気になるところではあります。
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衣谷鉱山精錬所跡
緩やかになった植林地を抜けていくと、コンクリート側溝にが架かっています。
そのすぐ先に架かるもう一つのを渡っていくと、
右側にはが広がってきます。
その上には、車を止めてきた駐車スペースから直進してきた林道床尾線が通っていて、
左のコンクリート側溝の上の辺りがヘアピンカーブになっている所です。
切り開かれた斜面の前を過ぎて植林地に入ったすぐの所に「鉱山精錬所跡地」の解説板が立っています。
傍にはベンチが2つ設置されていました。
登山口から15分ほどの所になります。
解説板の背後には、数段になって流れ落ちるがありました。
鉱山精錬所跡地(衣谷鉱山精錬所跡)
床尾山の和田山町側の山肌一帯は、古くから金山として栄え、
かつては金の鉱脈が縦横に走り、石の露頭も多く、掘れば必ず金鉱脈に当る鉱山として昭和初期まで採掘されました。
このあたりには精錬所があって、金の精錬(いろいろな鉱物が混ざりあっている石から金のみを取り出すこと)が行われていました。
床尾山の金鉱脈は「竹之内の鉱山」と呼ばれ、ここを含めて数か所の精錬所跡が残っています。
(近畿自然歩道、環境省・兵庫県)
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衣谷鉱山精錬所跡の先へ続く植林地の谷筋を進んでいきます。
を渡って、沢の右岸を登っていきます。
を渡り返すと、僅かなを渡っていきます。
朽ち果てそうなを登っていくと、左側の沢に小滝がありました。
登山口から23分ほどの所になります。
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近畿自然歩道のを過ぎていくと、がむき出した所を登っていきます。
を渡って沢の右岸を登っていくと、
沢側を向いた近畿自然歩道のが立っています。
登山口から29分ほどの所になります。
道は道標の山側に続いていて、この道を歩く人には読めないのですが、
沢側に回ってみると、この先の道は「床嶺の家0.5km・東床尾山山頂0.9km」、
今来た道は「助右衛門大桜0.3km・糸井の大カツラ0.8km」となっていました。
登山口で見かけた「床尾山ガイドマップ」では、床嶺の家に着く手前から右へ分かれて東床尾山へ登る道が描かれています。
沢の向こう側には山頂から南へ延びる尾根が来ているようなので、その尾根へ登っていく道が分かれているのかも知れませんが、
この時には深くは追求せずに、道標の指す正面の道を登っていきました。
後日に、道標のすぐ先から沢を渡って右の尾根に続く道を歩きました。
(「 東床尾山」,
「 東床尾山」,
「 東床尾山」を参照)
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沢沿いを2分ほど登っていくと左へ曲がって沢から離れ、の斜面を何度もジグザグに折れ曲がりながら登るようになります。
斜面はかなり傾斜がありますが、夏草は茂ってはおらず、歩きやすくなっていました。
沢側を向いた道標から4分ほど登って左への曲がり角まで来ると、少し先の谷筋にが見えました。
そこを過ぎて、植林地の急斜面に続く見晴らしの得られないジグザグ道を更に登っていきます。
真上を見るとです。
直登する道になっていたら、たとえ横木の階段が設けられていたとしても登るのを断念したくなるほどの傾斜です。
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斜面に続くジグザグ道を更に登っていくと、やがて左傾斜の斜面をしばらく登るようになります。
再びジグザグに曲がり始めると、右への曲がり角に近畿自然歩道のが立っています。
沢側を向いた道標から25分ほど登った所になります。
道標の頂部には「Vターン」の印が描かれていました。
そこを過ぎていくと、頭上にはが見えてきます。
急斜面の登りも終わりに近づいたようだと分かって、気を取り直して登っていきました。
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左へ曲がって斜面を斜めに登っていきます。
植林地を抜けると、左右に続く広い尾根に登り着きました。
Vターンの道標から4分ほど、登山口から59分ほどで登って来られました。
登り着いた所には近畿自然歩道のが立っています。
板の向きが少し変ですが、右の道は「東床尾山山頂0.6km」、左の道は「床嶺の家(避難小屋)」、
今来た道は「助右衛門大桜0.7km・糸井の大カツラ1.2km」となっています。
東床尾山へは右の尾根を進んでいくのですが、その前に、すぐそこに見えている床嶺の家へ立ち寄っていきました。
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床嶺の家
広い尾根を緩やかに降っていくと、1分ほどで床嶺の家に着きましたが、家は倒壊していました。
家の背後にはがむき出したり石がゴロゴロした所があって、
を見渡せる眺めが広がっていました。
これまで展望の得られない道を登ってきたので、休憩も兼ねて、しばらくを楽しんでいきました。
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821m峰
落ち着いたところで、尾根に登り着いた所まで引き返していきます。
道標「東床尾山山頂」に従って広い尾根を登り始めると、床嶺の家から2分ほどで僅かな高みに着きます。
標識類は見かけませんが、地形図に載っている821m峰になるようです。
その少し手前にがあります。
角には近畿自然歩道のが立っていて、正面の道は「東床尾山山頂0.5km」、
左の道は「西床尾山山頂」、今来た道は「床嶺の家0.1km・助右衛門大桜0.8km・糸井の大カツラ1.3km」となっています。
左の道は東床尾山から西床尾山へ続くのようですが、このまま高みを越えていきます。
後日に 西床尾山からの道を歩きました。(「 西床尾山」を参照)
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821m峰を過ぎて降り始めると、尾根がに分岐しています。
道標類は見かけず、間違えそうな所です。
地図と磁石で方角を確認し、北西へ続く左の尾根は見送って、北へ続く右の尾根を降っていきました。
次第にはっきりしてくる尾根を降っていくと、浅いに着きます。
そこから少し登り返していくと、僅かな高みに着きました。
地形図によると、821m峰の北200m辺りにある標高800mほどの高みになるようです。
脇にはと「0006 12 A 境界明確化」の青い鋲がありました。
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避難小屋
高みを越えてを降っていくと、
右側にが見える所がありました。
その先へ降っていくとに着きます。
そこから登り返していきます。
少し右から回り込むようにして傾斜の増したを登っていくと、
避難小屋が建つ高みに着きました。
地形図によると、東床尾山の南西200m辺りにある標高820mほどの高みになるようです。
床嶺の家から16分ほどで着きました。
少し散乱している入口からを覗いてみると、
短い木梯子を登った所に数人が避難出来そうな部屋があって、換気扇が風に吹かれてクルクルと回っていました。
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高みの右側が開けていて、山並みを見渡せる眺めが広がっています。
眼下には但東越へ登っていくのヘアピンカーブの辺りが見えていました。
この高みで道が分岐しています。
近畿自然歩道のが立っていて、正面の道は「東床尾山山頂0.1km」、
左の道は「小滝1.8km」、今来た道は「床嶺の家0.4km・糸井の大カツラ1.6km」となっています。
左の道(*)もしっかりとしていて気になったので、小屋の横からその先へ出てみると、
豊岡市の但東町から出石町にかけてのが広がっていました。
その右側には、これから向かうが見えました。
道標まで引き返してきて、東床尾山へ向かって北東へ続く尾根を降っていきます。
*後日に左の道を歩きました。(「 東床尾山」を参照)
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東床尾山 (標高838.9m)
少し降って浅い鞍部から登り返していくと、左側には豊岡市の出石町方面のなどが広がってきます。
植林地の広い尾根を登っていくとの山頂が近づいてきます。
そこを目指して真っ直ぐ登っていくと東床尾山の山頂に着きました。
避難小屋から5分ほどで登って来られました。
山頂には手製の「東床尾山839m」の標識が立っています。
傍には「床ノ尾山」もあるので、地形図に載っている838.9m峰になるようです。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
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東床尾山の山頂からは、周囲の山々をぐるりと見渡せる360度の大パノラマが広がっていました。
先ほどのもよく見えました。
お昼にはまだ少し早い時刻でしたが、かつて山頂に設置されていたというヘリポートの廃材に腰掛けて、
景色を愛でながら昼食タイムにしました。
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山頂からはやへ降る道があるようなのです。
歩き始めの所には道らしきものが確認できましたが、すぐに背丈の低い樹木に覆われて、先の方はよく分かりませんでした。
後で調べてみると、茂っている低木はという名前で、初夏には黄色い花を咲かせるようでした。
「半落葉小低木」ということなので、冬枯れの季節ではもう少し道が分かり易くなるのかも知れませんが、
この時にはまだ青々とした葉を茂らせていたので、登って来た道を引き返すことにしました。
後日に、東方面と南方面に続く道を歩きました。(「 東床尾山」を参照)
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避難小屋
右側に広がる山並みを眺めながら、を降っていきます。
植林地の尾根を降っていくとに着きます。
そこから登り返していくと、避難小屋の建つ高みに着きます。
右へ分かれていく小滝への道は見送って、
近畿自然歩道の道標「床嶺の家0.4km・糸井の大カツラ1.6km」に従って尾根を降っていきます。
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821m峰
に着いて広い尾根を登り返していくと、
黄色い杭と「0006 12 A 境界明確化」の青い鋲のある僅かなに着きます。
そこを越えて、から登り返していきます。
右からの尾根を合わせて登っていくと821m峰に着きます。
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821m峰から降り始めると、すぐの所に西床尾山へ続く縦走路のがあります。
角に立つ近畿自然歩道の道標「床嶺の家0.1km・助右衛門大桜0.8km・糸井の大カツラ1.3km」に従って正面の尾根を降っていくと、
すぐに床嶺の家の手前にあった道標の立つ分岐に着きます。
東床尾山から17分ほどで着きました。
近畿自然歩道の道標「助右衛門大桜0.7km・糸井の大カツラ1.2km」の指す左へ戻るようにして分かれていく道を降っていきます。
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植林地の急斜面に続くジグザク道を降っていきます。
近畿自然歩道のVターンのを過ぎて淡々と降っていきます。
小滝が見える曲がり角を過ぎて沢筋の傍を降っていくと、
沢側を向いた近畿自然歩道のが立っています。
道標「助右衛門大桜0.3km・糸井の大カツラ0.8km」の板が指す正面の道を更に降っていきます。
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を渡って、がむき出した所を過ぎていきます。
近畿自然歩道のを過ぎていくとがあります。
横木の階段を降って、僅かな流れを渡った所に木橋が架かっています。
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衣谷鉱山精錬所跡
木橋を渡って沢沿いの道を降っていきます。
を渡り返して降っていくとがあります。
そのすぐ先に、ベンチが設置された衣谷鉱山精錬所跡があります。
床嶺の家の手前の分岐から38分ほどで降りて来られました。
左側のにあるコンクリート側溝の傍を登って林道床尾線を降っていこうかとも思いましたが、
かなりの傾斜があったので諦めました。
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登山口
木橋を二つ渡って植林地を降っていくと、近畿自然歩道の道標「助右衛門大桜」が立っていて、
川の向こう岸にあるを指しています。
沢筋に出て、木橋に続くを慎重に渡っていきます。
背の高い雑木が茂って石がゴロゴロする浅い谷筋を進んでいくと、近畿自然歩道のが立っています。
道標「糸井の大カツラ0.3km」に従って、谷筋に沿って植林地を降っていきます。
の脇を過ぎて横木の階段を降っていくと、木橋の架かる登山口に着きました。
衣谷鉱山精錬所跡から16分ほどで降りて来られました。
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糸井の大カツラ
木橋を渡っていくと、すぐに糸井の大カツラがあります。
大樹の生命力を感じながら、に進んでいきます。
振り返って、の姿を再度眺めていきました。
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竹ノ内地区
綺麗なの傍を過ぎて、川沿いに続く未舗装路を緩やかに降っていきます。
少しを過ぎて更に進んでいきます。
正面にが見える所を過ぎて橋を渡っていくと、
林道床尾線の脇にある駐車スペースに戻ってきました。
糸井の大カツラから10分ほどで着きました。
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