剣蛇ヶ岳
概 要 剣蛇ヶ岳は豊岡市と京丹後市の境に聳える標高422mの山で、白雲山とも呼ばれます。 山頂の北東側と西側が開けていて、山並みなどを一望できる素晴らしい眺めが広がります。 今回は三谷地区から林道を詰めて、県境尾根の少し北にある峠から尾根を登って山頂へ向かうルートを往復します。
起 点 京丹後市久美浜町 三谷地区
終 点 京丹後市久美浜町 三谷地区
三谷地区…小橋…水場…峠…小ピーク…鞍部…422m峰…剣蛇ヶ岳…422m峰…鞍部…小ピーク…峠…水場…小橋…三谷地区
所要時間 2時間20分
歩いて... 県境尾根の少し北にある峠までは林道が続いていました。 山頂へ向かう尾根には傾斜が急な所もありましたが、樹木は密生していなくて助かりました。 少し霞んでいたのが残念ですが、山頂からは素晴らしい眺めが広がっていました。
関連メモ 剣蛇ヶ岳, 剣蛇ヶ岳, 剣蛇ヶ岳, 剣蛇ヶ岳, 剣蛇ヶ岳
コース紹介
三谷地区
豊岡の市街地から国道312号を東進していきます。 河梨トンネルを抜けて坂道を降り、「かに一番」の所を右折していきます。 久美谷川に架かる伊領橋を渡っていくと、「口馬地」の標識が立つがあります。 そこを左折して道なりに進んでいきます。 「口三谷」の標識を過ぎていくと、道がに分かれています。 左の道のすぐ先には口三谷バス停がありますが、右の道を進んでいきます。 三谷地区の集落を進んでいくと、すぐに口三谷公民館があります。 その前が駐車スペースになっていたので、ここに車を止めさせて頂きました。
集落の奥へ続く道路を進んでいきます。 への道を右に分けて進んでいくと、 民家が終わって田畑が広がる谷筋に出た所から林道田和谷線が始まります。 道の両側には林道のがありました。
林道田和谷線
L=2,500m
林道田和谷線
昭和49年度開設
事業主体 久美浜町
小橋
左側に獣避柵が続くを進んでいきます。 林道は簡易舗装されたり未舗装になったりしながら続いています。 僅かなの脇を過ぎて更に進んでいくと、 田畑が終わった所にコンクリート製の小橋が架かっています。 口三谷公民館か13分ほどの所になります。 脇には車1台分ほどのがありました。
狭くなった谷筋を流れる小川沿いのを進んでいきます。 小川を流れる水の音を聞きながら進んでいくと、2つ目のがあります。 1つ目の小橋から4分半ほどの所になります。 ちょっとしたのような流れを眺めながら進んでいくと、 林道は谷筋を離れて戻るようにして右へ曲がり、を登っていきます。 1つ目の小橋から7分ほどの所になります。
左へのまで来ると「路肩注意」の看板が立っていました。 右側には大きなが出来ていました。 道なりに左へ曲がって、林道の建設で取り残されたを過ぎていきます。 太い管が埋設されたを左へ曲がっていきます。 道が広がって車の交換場所のようになった右への曲がり角まで来ると、 正面にが見えてきます。
水場
された前を過ぎていきます。 の手前まで来ると、コンクリート製の祠にお地蔵さんが安置されていました。 前に置かれたには小銭がお供えされていました。 右の石積みの上から水が流れ落ちていて水場になっていました。 1つ目の小橋から15分ほどの所になります。 幾つかパイプも引かれていて飲用のように思えましたが、飲むのは止めておきました。
谷筋を横切って左へ曲がってを登っていくと、 左側が開けてきてが見えるようになります。 僅かにも見えました。 道なりに右へ曲がって「落石注意」のを過ぎていくと、 2015年12月に崖崩れに遭遇した所に着きます。 その時の土石は脇へ避けられて通れるようになっていましたが、地面には小石が散乱していました。 まだ時々小規模の崖崩れが続いているようでした。 また崩れてくるといけないので、振動させないよう注意しながら足早に通り過ぎていきました。
谷筋に着いて、に左へ曲がっていきます。 僅かに見えるを眺めたりしながら進んでいきます。 道なりに曲がっていきます。 僅かなを過ぎていくと、 道が広がって車の交換場所のようになった所がありました。
正面に見える稜線が次第に低くなってくるのを感じながらを進んでいきます。 が残る林道を進んでいきます。 道端に転がっている小岩を過ぎると、僅かに広くなった所に着きます。 水場から10分ほどの所になります。 地形図では二重線から破線の道に変わる辺りになるようです。 林道起点から続いてきた路面は荒れておらず、轍もあることだし、軽四駆ならここまでは登って来られそうでした。
地形図では破線の道に変わりますが、道幅はこれまでより若干狭い程度で続いています。 傾斜も急ではなくて、三谷地区奥野地区を結ぶかつての生活道路だったのでしょうか。 しかし、路面を水が流れてもかなりあって、 車での通行は先ほどの所までが限界の状況でした。 しばらく続く煩わしい所を何とか通過していくと、正面に稜線が近づいてきます。
落葉が厚く積もる道を軽く登っていくと、樹間から見えるがすぐ近くに迫ってきます。 右前方には明るくなったが現れますが、道なりに左へ曲がっていきます。 を斜めに登っていくと、標高300mほどのになった尾根の背に登り着きました。 水場から17分ほど、口三谷公民館から46分ほどで登って来られました。 広めの道はを越えて先へと降っていきます。 地形図によると、この先(*)の県境尾根にある峠からも剣蛇ヶ岳へ登れそうに思えましたが、 右側の樹木に取り付けられた赤テープに従って、緩やかなを登っていきました。
地形図に載っているこれまで歩いてきた道をキルビメーターで計測してみると、 林道起点からここまでの距離はほぼ2.5kmとなったので、ここが林道田和谷線の終点になるのでしょうか。
*後日にこの先へ続く道を歩きました。(「剣蛇ヶ岳」を参照)
正面に高みを眺めながら、を登っていきます。 に明瞭な道はありませんが、夏草などは生えておらず樹木も密生していないので助かりました。 芽吹き始めた樹間からは、 に僅かに山並みが見えました。 次第にはっきりとしてくる尾根の背を登っていくと、所々には赤テープが取り付けられていました。
次第に標高が高くなって、山並みの見え方も変わってきます。 北に見える尖った山は、 東に見える山はでしょうか。 次第に登り傾斜が増してくるので、細い木などに掴まりながら、休み休み登っていきました。
右の谷向かいにが見えますが、剣蛇ヶ岳の東にある422m峰でしょうか。 その手前にある緩やかなもすぐの所に見えてきます。 近づいてくる高みへ向かって、かなり傾斜の急なを登っていきます。 次第に標高が高くなって、久美浜湾小天橋などが見えてきました。
小ピーク
次第に傾斜が緩んで広がってくるを登っていくと、 緩やかで小広くなった小ピークに着きました。 から14分ほどで登って来られました。 標識類は見かけませんでしたが、422m峰の南東150m辺りにある標高390mほどの高みになるようです。 周囲には樹木が茂っていて展望は良くありません。
鞍部
少し右へ曲がって降り始めると、正面にが近づいてきます。 右にはが綺麗に見えました。 丸い尾根の背を降っていくと、程なくして鞍部に着きます。 左の樹間からが少し見えますが、眺めは良くありません。
422m峰
僅かな登り坂になったを進んでいきます。 次第に幅が広がってくると登り傾斜が増してきます。 少し右へ曲がりながら続くを登っていきます。 尾根が広がって何処を登れば良いのかという雰囲気になってきますが、を辿って登っていきました。 傾斜が緩んできた尾根を登っていくと、緩やかになった尾根の肩に着きます。 標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている422m峰になるようです。 から21分ほどで登って来られました。 何か目印はないかと探していると、に巻き付かれた樹木がありました。 少し左へ曲がって緩やかになった尾根を進み始めると、手前の樹木に邪魔されながらも北側に眺めが広がってきました。
剣蛇ヶ岳 (標高422.0m)
を軽く登りながら進んでいきます。 道なりに少し右へ曲がっていくと、が見えてきます。 そこへ向かって進んでいくと、広くなった剣蛇ヶ岳の山頂に着きました。 から26分ほどで登って来られました。 中ほどには各方面の眺めを示すが立っていて、 「妙見山・氷ノ山」、「豊岡市街・コウノトリの郷公園」、「三川山」、「来日岳」、「久美浜湾・甲山」、 「経ヶ岬」、「京丹後市」の板が各方角を指していました。 以前に来た時にはこの場所を示す「白雲山・剣蛇ヶ岳 標高422m」の板もありましたが、 この時には文字が消えていて判読出来ませんでした。 脇には「剣蛇岳422.0」の標識が裏返しに倒れていました。
山頂の西側が開けていて、素晴らしい眺めが広がっています。 があって、ベンチも幾つか設置されているので、暫く眺めを楽しんでいきました。 この時は少し雲が出て霞んでいたのが残念ですが、山並みなどを見渡すことが出来ました。
北東側には方面が少し見えました。
422m峰
眺めを楽しんだら、剣蛇ヶ岳から下山していきます。 北西に延びる尾根(*)から法花寺地区馬地峠方面へ降れますが、 車を止めてきた三谷地区へ戻るべく、東南東へ延びる登って来たを引き返していきます。 僅かな高みを過ぎて、少し左へ曲がっていくを軽く降っていきます。 山頂から3分ほどで尾根の肩のような422m峰に着きます。 登ってくる時に確認しておいたに巻き付かれた樹木の所から少し右へ曲がって降っていきます。
法花寺地区へ降る道は「剣蛇ヶ岳」, 「剣蛇ヶ岳」, 「剣蛇ヶ岳」, 「剣蛇ヶ岳」を参照。
馬地峠方面へ降る道は「剣蛇ヶ岳」を参照。
鞍部
を少し左へ曲がりながら降っていきます。 正面に高みを眺めながら、少し明確になってきたを降っていきます。 山頂から5分ほど降っていくと鞍部に着きます。
小ピーク
鞍部から登り返していくと、山頂から6分ほどで小ピークに着きます。 登ってくる時には気が付きませんでしたが、ここで尾根が北東・東・南東の三方向に分かれています。 降り始めは明瞭な尾根の背ではないので分かり難いのですが、先の方を見ると尾根の形が分かります。 ここは登って来た時のことを思い出して、北東へ延びるの尾根を降っていきます。 降り口や少し先の樹木にはが取り付けられていました。
(南東へ降っていく一番右側の尾根が県境尾根になるようです)
次第に傾斜が増してくるを降っていきます。 左側になどを眺めながら降っていくと、 右側にはが見えてきます。 少しずつ傾斜が緩んで歩き易くなってくる尾根を降っていきます。
樹間からを眺めながら尾根を降っていきます。 登って来る時には気が付きませんでしたが、右側にはが広がっていました。 傾斜が緩んで幅も広がってきたを降っていくと、 標高300mほどのに降り立ちました。 山頂から16分ほどで降りて来られました。 ここからは左へ続く広くて明瞭なを降っていきます。
次第に落葉が厚く積もってくる道を曲がりながら降っていきます。 路面を水が流れて泥濘んでいる所や倒木や落葉があってを進んでいきます。 煩わしい所を過ぎていくと、轍も見られる僅かに広くなった所に出ます。 から5分ほどで着きました。 道端に転がっているを過ぎて、地形図に二重線で載っている快適になった林道を降っていきます。
正面に僅かにを眺めながら降っていきます。 左への曲がり角にあるのようになった所を過ぎていきます。 僅かな谷筋を過ぎて少し進んだ先を、道なりに曲がっていきます。 谷筋に着いて、に右へ曲がっていきます。 次第に広がってくる山並みを眺めながら進んでいくと崖崩れ跡に着きます。
水場
「落石注意」の看板を過ぎて道なりに左へ曲がり、正面にを眺めながら降っていきます。 右側に広がるを眺めながら降っていきます。 を横切って右へ曲がると水場があります。 から15分ほどで着きました。
コンクリート補強された前を過ぎていくと、道が広がってのようになった曲がり角に着きます。 道なりに左へ曲がって降っていくと、太い管が埋設されたを右へ曲がっていきます。 林道の建設で取り残されたを道なりに右へ曲がっていきます。 「路肩注意」の看板を過ぎて植林地を抜けていきます。 の上を過ぎていきます。 道なりに左へ曲がっていくと谷筋に降り立ちます。 水場から7分ほどで降りて来られました。
小橋
を流れる水音を聞きながら、 谷筋に続くを降っていきます。 2つ目のを渡って更に降っていきます。 1つ目の小橋まで来ると田畑が広がってきます。 水場から15分ほどで着きました。
三谷地区
谷筋に広がる田畑を眺めながら、獣避柵沿いに続くを進んでいきます。 僅かなの脇を過ぎていきます。 作業小屋や民家が近づいてくると、に着きます。 三谷地区の集落を道なりに進んでいくと、車を止めておいた口三谷公民館があります。 1つ目の小橋から13分ほどで着きました。
集落に入って気が付いたのですが、服の上腕部にが止まっていました。 よほど気に入ったのか足が服に引っ掛かっていたのかは分かりませんが、いつまでも逃げようとはしませんでした。 写真を撮り終えて軽く息を吹きかけてやると飛んでいきました。