蘇武岳
概 要 蘇武岳は豊岡市と香美町の境に聳える標高1074.4mの山です。 山頂からは山並みを見渡せる眺めが広がります。 すぐ傍を通る妙見・蘇武林道から簡単に登ることもできますが、 今回は、大糠地区から大糠ルートを登って妙見・蘇武林道に出て山頂へ向かいます。 山頂からは、大糠ルートの途中から寺河内ルートを降っていきます。
起 点 香美町村岡区 大糠地区
終 点 香美町村岡区 大糠地区
大糠地区…蘇武岳登山口…大糠山…清水ヶ平…馬の背…妙見・蘇武林道…蘇武岳…蘇武岳登山口駅…蘇武展望台…林道…土俵場…木戸口…伐採地…丸太橋…一願不動…寺河内登山口…山の神神社…三寶大荒神…大糠地区
所要時間 5時間40分
歩いて... 大糠ルートや寺河内ルートの要所には標識が設置され、樹木に赤テープが点々と取り付けられていて分かり易くなっていました。 樹木などに掴まりながら登るような急坂はありませんが、何度も立ち止まって呼吸を整え汗を拭きながらの登りとなりました。 大糠ルートに比べ、寺河内ルートは少し荒れ気味でした。
関連メモ 蘇武岳, 蘇武岳, 蘇武岳, 蘇武岳, 蘇武岳
コース紹介
大糠地区
豊岡市日高町から国道482号を西進していきます。 蘇武トンネルを抜けて香美町村岡区に入り、国道9号に出て左折して南下していきます。 村岡高校前交差点を過ぎて大糠地区に入ると、左側に道の駅「村岡ファームガーデン」があるので、 ここに車を止めさせて頂きました。 脇には「」があって、今回歩くルートが載っています。 「山陰海岸ジオパーク」の案内板、「」の石碑、 の像などもありました。
「道の駅」村岡ファームガーデン
町の紹介 村岡町は、兵庫県の北西部に位置し、優美な鉢伏山・瀞川山の山々に囲まれ、 中央を湯舟川・矢田川が流れる、人口約7千人の農業を中心とした町です。 慶長6年(1601)に関ヶ原の合戦で東軍に属し鉱石のあった山名豊国が領主となり陣屋を構えてから、 この陣屋を中心に城下町が形成され、併せて山陰街道の宿場として栄えてきました。 町内には、瀞川平らの緑豊かな地に自然とふれあう数々の体験が可能な「但馬高原植物園」「木の殿堂」や シーズン中は但馬で屈指の雪質を誇るハチ北・スカイバレイ両スキー場があります。 また主な特産品として、トキ餅・但馬牛・山菜等があります。
道の駅について 道の駅「村岡ファームガーデン」は、村岡町の申請に基づき、国土交通省道路局長により「道の駅」に登録されたものです。(平成5年4月22日登録) 「道の駅」は、一般道路で安心して利用できる道路利用者のための休憩施設で、 休憩・情報発信・地域連携の3つの機能を併せ持つ個性豊かなにぎわいの場として、快適で質の高いサービスを提供するものです。 「村岡ファームガーデン」は、(株)むらおか振興公社が、レストラン、地場産品販売施設などを備えた地域振興施設、 駐車場、トイレ、情報コーナーなどを整備したものであり、地域の特色を生かした休憩施設を形成しています。
但馬杜氏の郷
但馬人の味、酒の味 但馬杜氏
但馬では、とくに雪深い地方の人たちが、冬期出稼ぎとして酒づくりに、 北陸、東海、近畿、中国、四国、九州地方に出かけました。 但馬地方はもちろん、全国の実に多くの地域に酒づくりに出かけました。 但馬人は「石橋をたたいて渡る」と言われ、 慎重で、誠実で、質素に耐えて思いやりがあり、粘り強い精神力を誇りにしてきました。 これこそ但馬杜氏の神髄です。 酒蔵人は秩序正しく、熟練された経験を生かし、伝統の但馬の味を作ってきました。 但馬杜氏によって、多くの地酒や銘柄酒がつくられています。 酒づくりも最近では機械化が進み、設備も改良され方法も変わってきましたが、 手造りの味の魅力は依然として重宝されています。
名牛の碑
安美土井号は日本独得の肉用種の完成、ことに和牛の資質、肉質の向上に果した功績では最高峰に位する名牛である。 昭和46年、兵庫県美方郡村岡町鹿田に産し、15年7ヶ着きの長期にわたって供用され、 その産子は8千余頭のうち160頭を超す息牛が全国各地の主幹種雄牛として活躍し、父を凌ぐほどの後継牛も少なくない。 本牛は現今但馬系の始祖とも申すべき名牛田尻号の系統繁殖の所産にして、田尻系として栄えた分系を巧みに集大成し、 適度の近交度を保ちつつ、それぞれの優れた特色や能力を選択保持し、しかもこれらを強く子孫に伝えている。 また本牛の活躍は産肉能力検定という新選抜技術の採択、普及に負うところも大きい。 即ち本牛は、その抜群の実績とともに、今後の但馬牛の改良について多くの貴重な示唆を残してくれた意味でも、 久遠の名牛として讃えられるべきである。 願わくはこの像の語り伝える珠玉の声を傾聴し、その偉功に応えられんことを。
昭和63年初秋 撰文 全国和牛登録協会長 西田孝雄
山陰海岸ジオパーク
吉滝 久須部川上流の滝。 堆積岩をおおう安山岩(照来層)の岸壁から落下する高さ35mの滝。 滝背後の窪みには社があり、裏側からも見ることができるため、別名「裏見の滝」ともいう。(県天然記念物)
久須部渓谷 仏ノ尾(1,239m)を源流とする久須部川の流域をいいます。 渓谷沿いでは照来層の流紋岩や火砕岩、礫岩、泥岩などが堆積した様子が観察でき、 河床では流紋岩質溶結凝灰岩の滑らかな河床がみられます。 付近には三段滝・要滝などもあり、四季を通じて渓谷美を楽しめます。
味取の俵石 県道村岡・香住線の道沿いの幅70m、高さ20mの岩壁の露頭。 味取火山の玄武岩(約22万年前)に垂直の柱状節理が発達している。 断面の径は約50cm、形は四、五、六角形の見事なものです。(県天然記念物)
和佐父の棚田 白菅山(896m)中腹の緩斜面にある和佐父は香美町で最も高い位置にある棚田です。 火山砕屑岩層(照来層)からなる地すべりの起こりやすい地形を棚田として活用しています。(日本の棚田百選)
小代渓谷 矢田川源流の渓谷。 氷ノ山後山那岐山国定公園の一角氷ノ山越え(960m)から秋岡までの12km。 谷間をうねるような川に沿ってわずかに残るブナ、ミズナラ、トチノキなどの原生林と灌木が渓谷を彩っています。
鉢伏山 第四紀火山岩の鉢伏安山岩(254万年前)が鉢伏山(1,221m)や瀞川山など一帯を広く覆っています。 鉢伏山頂周辺には火山性の緩斜面が広がり、北東斜面のハチ北高原ではスキー場や野外活動に高原が利用されています。 高原の湿地には珍しいザセンソウなども見られます。
美方高原 鉢伏山北斜面の小代側では谷沿いに小規模の山麓緩斜面が続き、 備には高原を利用した野外教育センター「美方高原自然の家」があります。 カツラの木や安山岩溶岩の岩壁から落下する落差32mの八反滝などがあり高原の四季を楽しめます。
猿尾滝 香美町村岡区日影、作山川支流の滝。 村岡層を貫いて入り込んだ岩石である猿尾滝ひん岩の岩脈(長さ約5.5km、幅500mの南北方向)がつくる滝で、 落差は60m(上段39m、下段21m)の二段からなる滝です。 年中水量があり壮観です。(日本の滝百選)
蘇武岳登山口
歩く準備をして、道の駅に向かって左側にあるの右側から出ていきます。 田んぼ脇の狭いに出て右へ進んでいくと、左右に通る道路に出ます。 そこを左折すると、すぐの所に大糠神社があります。 石段を登ったすぐの所に社殿がありますが、由緒などを記したものは見かけませんでした。 石段の左脇に「蘇武岳登山口」のがあり、 先ほどと同様の「蘇武岳周辺MAP」に加えて、 今回歩くルートを拡大した「」が載っていました。 案内図によると、山頂までには1合目から9合目のポイントがあるようでした。 案内板の先にある分岐のに入って、正面に電波塔を眺めながら進んでいきます。
小川に架かる橋を渡ってその先の坂道を登っていきます。 竹林が見えてくるとがあります。 角には「登山道」と書かれた緑色のが立っていて、右の林道を指しています。 同様の標識は今回歩く大糠ルート寺河内ルートの要所に設置されていて、分かり易くなっていました。 標識に従って右の坂を数10m登っていくと、右へ戻るように分かれていくがあります。 標識に従って右の道を少し登っていくと、左前方へ登っていくがあります。 入口に立つ標識に従ってその道を登っていくと、先ほど分かれてきた舗装された林道に出ます。
大糠山
標識に従って林道を横切って、その先のを登っていきます。 先ほどのルート図ではこの辺りに「一合目」がありそうだったので、注意しながら進んでいきましたが、そのような標柱は見かけませんでした。 傾斜が緩やかになってきた道を少し右へ曲がりながら進んでいくと開けた所に出ました。 脇にはが立っていて、「大糠山」の板もありました。 ピークではなくて「山」という雰囲気ではありませんが、ここがルート図に載っている大糠山だとしておきます。 蘇武岳登山口から12分ほどで着きました。 山道は左前方へ続いていますが、 右側のの奥を確認してみると、先ほど横切った林道が通っていて、 そこに「」の標柱が立っていました。
「大糠山」の標識まで引き返して、「登山道」の板が指すを登っていきます。 すぐに左へ道が分かれていきますが見送っていきます。 そのすぐ先で林道へ出る道が右へ分かれていきますが、それも見送っていきます。 雑木林に続く道はよく踏まれていて明瞭になっていますが、 赤テープが点々と取り付けられていてルートを示しているようでした。 3分ほど登っていくと道がに分かれていますが、左側を登っていきました。 正面にが見えてくると、道は右へ曲がっていきます。 に出て左へ曲がって登っていくと、 「二合目」の標柱が立っていました。 大糠山から13分ほどの所になります。 ここの標柱にはが取り付けられていました。
所々に設置されている「登山道」のを確認しながら登っていきます。 右・左と少し曲がりながら登っていくと、傾斜が緩んだ尾根になります。 左側の樹間から見えるを眺めたりしながら、 歩き易いを登っていきます。 地形図に載っている454m峰と思われる僅かなを越えて、軽く降っていきます。 程なくして登り坂になってきた尾根を左から巻くようにして登っていくと、林道の曲がり角に出ます。 「二合目」の標柱から16分ほどの所になります。 出た所には「下山ルート」の標識が立っていて、今来た道を指していました。 曲がり角には「三合目」の標柱が立っていて、も取り付けられていました。
林道を左へ軽く登り始めると、すぐの所からが左へ分かれていきます。 入口には「登山道」の標識が立っています。 その山道を登っていくと、僅かにもあります。 登り坂になったり緩やかになったりするを登っていきます。 左に広がるを眺めながら進んでいくと、また林道に出ました。 「三合目」の標柱から13分ほどの所になります。
軽い登り坂になった林道を進み始めると、左側にが分かれていきます。 入口に立つ「登山道」の標識に従って、その山道に入っていきます。 に続く道を登っていきます。 少しになって再び登り坂になる道を登っていくと、 道端に「四合目」の標柱が立っていました。 「三合目」の標柱から20分ほどの所になります。
点々と取り付けられている赤テープを確認しながら、を登っていきます。 僅かな高みのを過ぎて軽く降っていくと、また林道に出ます。 「四合目」の標柱から4分ほどの所になります。 出口には「下山ルート(尾根道へ)」のが立っていて、今来た道を指していました。
林道を進み始めると、道がに分かれています。 どちらも同じほどの幅になっていましたが、角に立つ「登山道」の標識が指す右の道を進んでいきました。 すぐ先で再びと接します。 左側にはが少し見えました。 すぐに林道から離れて、尾根の背の右肩に続くU字形にを登っていきます。 尾根の背に出ると、「五合目」の標柱が立っています。 「四合目」の標柱から14分ほどの所になります。 左下すぐの所にはが通っていました。
に続く道を軽く登っていきます。 尾根の右肩に続くようになった道を進んていくと、また林道に出ます。 「五合目」の標柱から3分ほどの所になります。 出た所には「下山ルート」のが立っていて、今来た道を指していました。 左側にはが見えていましたが、名前は分かりませんでした。
清水ヶ平
林道に出たすぐ先で道がに分かれています。 標識類は見かけませんでしたが、これまでに見かけたルート図を参考にして、右側の道へ入っていきました。 植林地と雑木林の境に続く道を軽く登り始めると「登山道」のが立っていて、 これまでと同様のも取り付けられていました。 標識を過ぎて斜面を登り始めると「清水ヶ平」の標識が立っています。 「五合目」の標柱から7分ほど、大糠山から1時間10分ほどの所になります。 支柱に取り付けられた「登山道」の標識が指す右前方の雑木林を登っていきます。
尾根の背に出て少し左へ曲がっていくと、 植林地と雑木林を分けるを登るようになります。 緩やかになった尾根を進んでいくと、僅かにもあります。 すぐに登り坂になって、引き続き、植林地と雑木林の境のを登っていきます。 次第に傾斜が増してくる尾根を登って植林地を進むようになると、「六合目へ」のが立っています。 尾根を左から巻くようにして登っていきます。 右へ曲がって一段と傾斜が増した尾根を登っていくとになります。 左から右へと曲がりながら更に登っていくと、左への曲がり角に「六合目」の標柱が立っていました。 清水ヶ平から13分ほどの所になります。
歩き易くなった雑木林の尾根を登っていくと、道端にはが沢山生えていました。 緩やかになってきた尾根を快調に進んでいきます。 少し登ったり緩やかになったりするを進んでいきます。 尾根の背から外れてを登るようになると分岐があります。 「六合目」の標柱から11分ほどの所になります。 正面の道も左へ戻るようにして登っていく道も、同程度になっていました。 標識類は見かけなくて迷いましたが、ロープが張られているを登ることにしました。
右への曲がり角まで来ると、背後にはを見渡せる眺めが広がってきました。 更に曲がりながら尾根の背を登っていくと、伐採地になった尾根の肩に着きました。 中ほどには「七合目」の標柱が立っていました。 「六合目」の標柱から13分ほど、清水ヶ平から26分ほどで登って来られました。 標柱の先へ出てみると、山並みを見渡せる眺めが広がっていました。
ここでリュックを降ろして水分補給などをしながら、ひと息入れていきました。
馬の背
落ち着いたところで、先へ続く緩やかで狭い尾根を進んでいきます。 すぐの所に「馬の背」の標識があって、これまでと同様のも取り付けられていました。 この前後の狭い尾根を馬の背というようでした。 右側には先ほどと同様のを見渡せる眺めが広がっていました。
を越えて降っていくと、 金山峠から蘇武岳へ続くが正面に見えてきます。 鞍部に着くと、右下すぐの所にが接近してきました。 確かめた訳ではありませんが、七合目の手前の分岐から分かれてきた道のようで、 馬の背の巻き道になっているように思えました。
尾根の僅かにに続く道を登っていきます。 に出て進んでいくと、 再びが生えている所がありました。 傾斜が増して幅が広がってきたを更に登っていくと、「八合目」の標柱が立っています。 馬の背から15分ほどの所になります。
広い尾根を登って右斜面を進むようになると分岐があります。 「八合目」の標柱から2分ほどの所になります。 周囲には赤テープが幾つも取り付けられていました。 標識類も幾つか設置されていて、正面の道は「登山道」、 右の道は「寺河内へ」、今来た道は「大糠へ」などとなっています。 これまでと同様のも取り付けられていました。 向こう側を向いた紙も取り付けられていて、右の道は「蘇武下山道 寺河内へ」、 今来た道は「蘇武下山道 大糠へ」となっています。 右の道は下山時に歩くことにして、先ずは正面の道から蘇武岳へ向かっていきます。
傾斜が増したを登っていきます。 を過ぎて少し右へ曲がりながら登っていくと、 明るい所に標識が立っています。 先ほどの分岐から6分ほどの所になります。 「展望台へ」の板が右を指していますが、右には明瞭な道は見かけませんでした。 ここは「山頂近道」の板が指す正面の道を登っていきます。
妙見・蘇武林道
左へ曲がりながら、を横切るように登っていきます。 正面がなってくると妙見・蘇武林道に出ました。 寺河内と大糠の分岐から9分ほど、清水ヶ平から58分ほど、蘇武岳登山口から2時間22分ほどで登って来られました。 出た所には「登山道」の標識が立っていて、右を指しています。 これまでと同様のも取り付けられていました。
右の先に見える蘇武展望台へ向かって林道を進み始めると、 すぐの所から尾根へ登っていくがあります。 入口には「登山道」の標識が立っています。 その道を登っていくと、すぐに左右に通る尾根道に出ます。 正面にはが立っていて、左の道は「登山道」、 右の道は「展望台へ」、今来た道は「下山近道」となっています。 これまでと同様のも取り付けられていました。 ここは左へ続くを登っていきます。
分岐から1分ほど登っていくと、傾斜が少し緩やかになってきます。 正面に見える高みがでしょうか。 広くて快適な道を更に登っていくと、道端に「九合目」の標柱が立っています。 尾根道に出た所から2分ほどの所になります。
「九合目」の標柱を過ぎて1分ほど登った所から振り返ると、背後にはが広がっていました。 程なくして、尾根の背のを進むようになります。 再び尾根の背に出ると、道端にが倒れていました。 尾根道に出た所から7分ほどの所になります。 文字が消えかかっていて判読できない部分もありましたが、正面の道は「蘇武岳」、 今来た道は「大幹線林道」となっているようでした。
歩きやすいを更に登っていきます。 4分ほど登っていくと僅かなになります。 すぐに登り坂になって、よく踏まれてしっかりとした尾根道を1分ほど登った所から振り返ると、先ほどと同様の山並みが見えました。
しっかりとした尾根道を更に進んでいくと、傾斜が緩んでに出ます。 右側にはが広がっていました。 少し左へ曲がって緩やで広くなった尾根を進んでいくと、正面に蘇武岳の山頂が近づいてきます。
蘇武岳 (標高1074.4m)
こんもりとした高みへ向かってひと登りすると蘇武岳の山頂に着きました。 妙見・蘇武林道に出た所から21分ほどで登って来られました。 中ほどには「蘇武岳山頂 標高1074.4m」のが立っていて、 その脇には蘇武岳登山口などにあったのと同様の「」がありました。 傍には一等三角点「蘇武滝山」もあるので、地形図に載っている1074.4m峰になるようです。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
建設省国土地理院
山頂には、ここから見える山々の名前を描いた円いが設置されています。 少し樹木に邪魔される所もありますが、周囲をぐるりと見渡せる眺めが広がっていました。
西側の眺め:、 東側の眺め:
にも少し山並みが見えました。 登ってきた南側は樹木で遮られています。 お昼時になったので、軽く食事などを摂りながら休憩していきました。
お腹も満ちたところで、蘇武岳から下山していきます。 妙見・蘇武林道にある蘇武展望台に立ち寄ってから、寺河内ルートを降ることにしました。 少し開けた所を過ぎて、傾斜が増してきた道を降っていきます。 左に広がるを眺めながら降っていくと、 僅かなを越えていきます。 倒れたを過ぎていくと明るい所に出ます。 脇に出てみると、正面に山並みが広がっていました。
蘇武岳から東へ降る道は「蘇武岳」, 「蘇武岳」, 「蘇武岳」, 「蘇武岳」, 「蘇武岳」を参照)
蘇武岳登山口駅
正面にを眺めながら降っていくと、 「九合目」のが立っています。 尾根に登り着いた所のを直進していきます。 傾斜が増してきたを降っていくと、 妙見・蘇武林道の脇にある木橋に降り立ちます。 山頂から15分ほどで降りて来られました。 木橋を渡った所に「蘇武岳登山口駅」のが立っていて、 横には「広域基幹林道 妙見・蘇武線」のが設置されています。
蘇武岳登山口駅
起点から17.1km 終点まで37.2km
蘇武展望台
林道の向かい側には「蘇道」と刻まれたがあります。 その左側の休憩舎が蘇武展望台になるようです。 展望デッキにはここから見える山並みを写した大きなが設置されていて、山の名前が記されていました。 目の前に広がる山並みを眺めながら、ひと息入れていきました。
以前来た時には休憩舎の中に「蘇武岳周辺MAP」がありましたが、この時にはなくなっていました。
蘇道
妙見山、蘇武岳、三川山の連山は、昔から山を愛する人々に親しまれている。 但馬の壮大な四季折々の自然が眺望でき、豊かな森林の緑とのふれあいの場として、訪れる人々の希望と活力が蘇る道となろう。
妙見・蘇武線 三川線広域基幹林道期成同盟会
(村岡町長)野村宗一
題字 兵庫県知事 貝原俊民 書
妙見・蘇武線の概要
この広域基幹林道は、地域林業の振興と過疎地域の活性化並びに森林の多目的機能促進を図るため、 但馬の南北を結ぶ総延長24.8kmの林道です。
1 関係町 日高町、村岡町、八鹿町
2 利用区域面積 3,138ha
3 工事期間 着工 昭和38年度
完成 平成5年度 (昭和46年度より県営施工)
4 事業費 17億円
5 事業者 兵庫県
蘇武展望台の左側に「登山口へ」のが立っていて、 正面のの方を指していました。 これまでに見かけたルート図によると、妙見・蘇武林道へ出る手前にあった分岐へ出られるようですが、 明瞭な道を確認出来なかったので、林道に登り着いた所まで戻って降ることにしました。 記念碑の先にはがあって、 ハングライダーやパラグライダーの発進場になっているようでした。 そこを過ぎて林道を登っていくと、「大糠へ」の標柱が立つ降り口に着きます。
無断飛行禁止
フライトの申請無くエリアを使用することを禁止する。 (蘇武岳T.O使用者はテイクオフ及び東屋の美化に努める事)
エリア管理者 Aoitori P.G.S/ハチ北S.S.C
ハング・パラグライダー
無断飛行禁止
火気受付へ
ハチ北スカイスポーツ管理クラブ、青い鳥
斜面を横切るように降っていくと、標識の立つに着きます。 「展望台へ」の板が指す方向には、先ほどのが見えていました。 やはり伐採地を横切ってくるルートのようでした。 分岐を過ぎて更に降っていくと、標識や赤テープが幾つかある分岐に着きます。 蘇武展望台から8分ほどで着きました。 「蘇武下山道 寺河内へ」などの標識類に従って、 左へ続くを降っていきます。
の斜面に僅かな踏み跡が続いています。 大糠ルートよりも道は不明瞭ですが、赤テープが点々と取り付けられ、要所には緑色の標識も設置されています。 「寺河内へ」を指すの所を左へ曲がっていくと、 正面にが現れます。 何処を歩けば良いのかと周囲を窺っていると、赤テープはその右側へ続いていました。 赤テープを辿りながら植林地を右へ降っていくと、開けた所に出ました。 大糠ルートとの分岐から5分ほどの所になります。 右側にはが広がっていました。 すぐ先に立つ「寺河内へ」の標識に従って、少し左へ曲がっていきます。
の小尾根の背を降っていきます。 赤テープを辿りながら、その先の植林地の斜面を横切るように降っていきます。 が茂る所を過ぎて小尾根の背に出ると、 「寺河内へ」の標識が立っています。 そこを少し右へ曲がって、小尾根の背を降っていきます。
赤テープを辿りながら植林地の尾根を降っていくと、「寺河内へ」のが立っています。 そこを左へ曲がって斜面を降っていきます。 右へ曲がって更に降っていくと再び尾根の背に出ます。 赤テープを辿りながら降っていくとが立つ分岐があります。 左を指すと思われる板には、消えかかった文字で「…牧場跡」と書かれているようでした。 左の道は見送って正面の尾根を降っていくと、林道の終点に出ました。 大糠ルートとの分岐から20分ほどの所になります。 左のを歩いてもいいのですが、 赤テープは正面のへ続いているので、それに従って更に降っていきます。
林道
植林地を30秒ほど降っていくと、左から降ってくるに出ます。 その作業道を30秒ほど降っていくとへ近づいていきます。 左側にはの曲がり角がありましたが、 赤テープの指す正面の尾根を降っていきました。 右側にが見える所を過ぎて降っていくと、林道に降り立ちました。 大糠ルートとの分岐から24分ほどの所になります。 降り立った所には標識類が幾つか取り付けられていました。 これまでと同様のもありました。 降り立った所は林道のになっていました。 左へ登っていく道は、先ほどの林道の終点へ続いているように思えましたが、確かめた訳ではありません。 ここは右の林道を進んでいきます。
土俵場
林道を3分ほど緩やかに降っていくとがあります。 周囲には標識などが幾つか設置されていて、これまでと同様のも取り付けられていました。 標識に従って左へ降っていきます。 太い管が幾つか埋設されたを横切って右へ曲がっていきます。 斜面を縫うようにして曲がりながら進んで次の谷筋に出ると、標識などが幾つか設置された土俵場に着きます。 林道に出てから10分ほどの所になります。 これまでと同様のもありました。 この先へ続く林道を歩いてもいいのですが、 「蘇武下山道 寺河内へ(旧道コース)」が指すを降ることにしました。
木戸口
伐採木の脇を過ぎて、の斜面を降っていきます。 すぐに少し左へ曲がって、谷筋のを降るようになります。 「旧道」というだけあって、道はしっかりとしていました。 谷底の涸れ沢の少し上を降っていくと、「木戸口」の標識が立っていました。 土俵場から7分ほどの所になります。
伐採地
次第に水が流れるようになるの少し上に続く道を降っていきます。 が生える所を過ぎていきます。 幅が広がって水音も大きくなってくるを眺めながら降っていくと伐採地に出ます。 土俵場から13分ほどの所になります。 道はその右端に続いています。
丸太橋
右側にも谷筋が現れると、道は曲がっていきます。 軽く降っていくとが流れています。 向こう岸には緑色の標識が立っていました。 石伝いに沢を渡って右へ曲がり、沢から少し離れてを降っていきます。 再び沢に近づくと、折れ曲がって右へ降りた所に丸太橋が架かっています。 土俵場から24分ほどの所になります。 前後には標識や赤テープが幾つもありました。
丸太橋を渡って左へ曲がり、石がゴロゴロする所を過ぎていくと、 「この先川横断」のが向こう側を向いて立っていました。 これまでと同様のも取り付けられていました。 次第にしっかりとしてくる沢には小滝が幾つかありました。 沢へ降りられる所があったので、間近で滝を眺めていきました。 滝の下流はになっていました。
一願不動
道に戻って降り始めると、右側にはの岩壁がありました。 沢の幅が広がってくるとがありました。 少し先にある「砂防指定地」の看板によると寺河内川砂防堰堤というようです。 その少し先に、左へ戻るようにして降っていく道が分かれるがあります。 入口には「一願不動(通行注意)」の標識や「一願不動(願い事は一つだけで!)」の紙がありました。 そこから細い道を沢筋に降りると、岩壁の袂に不動像がありました。 これが一願不動のようでした。 土俵場から35分ほどの所になります。 上流にはがありました。
砂防指定地
寺河内川砂防堰堤
砂防ダムに立入ったり貯水池で遊んではいけません。
あぶない
 (兵庫県)
寺河内登山口
元の道に戻って降っていくと、が開けてきます。 左に建つ小屋を眺めながら降っていくと林道に降り立ちました。 土俵場から39分ほどで降りて来られました。 出口には「寺河内登山口」の標識や「蘇武登山道(旧道ルート)」の紙などが幾つか設置されていて、 これまでと同様の「蘇武岳周辺MAP」やも取り付けられていました。 ここからは、車を止めてきた道の駅へ向かって、舗装された林道と車道を歩いていきます。
山の神神社
寺河内川に沿ってを降っていきます。 川が離れていく所に建つの脇を過ぎていくと谷筋が広がってきます。 棚田や畑などの奥にはが連なっていました。 見える範囲が変わってくる山並みを眺めながら林道を降っていくと、 登っていく道があります。 その道のすぐ上に山の神神社がありました。
三寶大荒神
神社からに戻って、その先へ降っていきます。 「中区簡易水道 寺河内配水場」の銘板が取り付けられたを過ぎていくと、 寺河内地区の集落が見えてきます。 「林道植林ほ場整備 記念碑」へ続く道を右に分けて左へ曲がっていきます。 集落の中のに出て右折すると三寶大荒神がありました。 傍には、稲荷社・「美方郡東部 西国五十四番霊場」の表札が掲げられた建物・寺河内区集会所などがありました。 この日は神社の祭礼だったようで、社殿の中では祭事が行われていました。 しばらくすると、綱に引かれたが太鼓を叩きながら登ってきました。
大糠地区
集落を抜けて道なりに右へ曲がって降っていくとに出ます。 道路向かいには寺河内バス停がありました。 道路の右側に続く歩道を進んでいきます。 右へ分かれていく道を見送ってを過ぎていくと、 車を止めておいた道の駅「村岡ファームガーデン」に戻ってきました。 国道9号に出てから11分ほど、寺河内登山口から40分ほどで到着しました。