概 要 |
千丈ヶ嶽は、与謝野町と福知山市の境にある標高832.4mの山で、大江山連峰の中央に位置しています。
尾根や山頂からは山並みを見渡せる眺めが広がります。
今回は、加悦双峰公園から稜線に出て山頂へ向かうルートを往復します。
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起 点 |
与謝野町 加悦双峰公園
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終 点 |
与謝野町 加悦双峰公園
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加悦双峰公園…登山口…東屋…駐車スペース…神社分岐…千丈ヶ嶽…神社分岐…駐車スペース…峠…登山口…加悦双峰公園
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所要時間 |
2時間30分
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歩いて... |
稜線に出るまでは少し傾斜のある所もありましたが、稜線では広い林道を歩く所もかなりあり、
その先にも木陰になった緩やかで広めの道が続いていて、疲労困憊することもなく山頂に立てました。
降り時に歩いた赤石ヶ岳の手前の峠へ向かう尾根はかなり傾斜が急になっていて、登りルートに選ぶと疲れそうに思えました。
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関連メモ |
赤石ヶ岳,
大江山連峰,
千丈ヶ嶽,
千丈ヶ嶽
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豊岡市但東町から国道426号を東進していきます。
登尾トンネルの手前で県道63号に入って神懸峠を越えて与謝野町を進んでいきます。
国道176号の市場交差点に出て左折していきます。
与謝トンネルを抜けて加悦大橋を渡り、おおばトンネルを抜けてS字形に降っていくと、
左右の道を分けた先で道がに分かれています。
右の道を進んで「大江山憩いの広場」のを過ぎていくと、信号機のある交差点があります。
そこを右折した所にある「加悦双峰公園 ここより4.6km」のを過ぎて、集落の中を登っていきます。
「加悦双峰公園まであと2.0km」,「あと1.5km」,「あと1.0km」の標識を過ぎていきます。
右から登ってくるを合わせて大きく左へ曲がっていきます。
「あと0.5km」の標識を過ぎていくとオートキャンプ場があります。
赤石林道 終点
林道の規格・構造は、公道とは異なり路肩の保全、法面の落下防止等の処置が十分ではありませんので、
利用される方は、次の事を承諾厳守のうえ通行してください。
1.降雨降雪時には、スリップまたは落石の危険があります。
2.車のスピードは、20k/m時速としてください。
3.夜間または濃霧のときの通行は避けてください。
4.見通しの悪い箇所での駐車が避けてください。
(与謝野町)
水を育みくらしを守る治山事業
水源流域地域保全事業【京都府与謝郡与謝野町与謝地内】
森の土には水をたくわえ、少しずつ川に流す働きがあります。
しかし、手入れの遅れた森は、この働きをうまくはたすことができません。
さらに、平成16年の台風23号の時のような豪雨となると、いくら森があっても土砂が流れ出て住宅地まで被害をもたらします。
そこで、治山事業により不安定な土砂のある渓流には治山ダムを作って、土が流れ出るのを防ぐとともに、
手入れの遅れた森では間伐を行い水を育み災害を防ぐ森の整備を行いました。
事業概要
事業年度 |
平成18年度〜21年度
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実施内容 |
治山ダム 8基、
本数調整伐 27.6ha、
山腹工 0.2ha
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(京都府丹後広域振興局)
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加悦双峰公園
オートキャンプ場を過ぎていくとがあります。
右脇には「加悦双峰公園」のがあります。
傍には「車両進入禁止」のもありますが、この時には脇に避けられていました。
正面の電柱の袂にある「駐車場」のに従って左の道を降っていくと、
上下2段になった駐車場に着きます。
車両進入禁止
本日、宿泊以外のお客様の駐車はご遠慮願います。
登山、見学の方は大きな看板下の駐車場をご利用下さい。
山火事注意
燃やすまい
みんなの暮らしに
いきる山
タバコの投げ捨てはやめましょう。
(京都府)
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登山口
利用されていない様子のトイレへ続く幅の広いを登っていくと、
手前にあった分岐に出ます。
正面から右へ曲がっていく坂道を登っていくと、
トイレやバンガローが設置されたが右側にあります。
広場を過ぎていくとがあります。
正面にある憩いの家の手前から左へ分かれていく道を登っていくと、
「大江山登山ルート」と題した案内板が立っていて、
が載っています。
各方面からの(*)の距離と所要時間も載っていました。
ここが今回の登山口になります。
正面の舗装路の上にある建物はモノレーター乗り場になっていて、赤石ヶ岳の山頂まで15分ほどで登れるようですが、
この時には運行していないようでした。
案内板の脇から続く広い登山道を進んでいきます。
*案内板では、加悦双峰公園から千丈ヶ嶽までは「1.7km・40分」となっています。
「加悦双峰公園」が何処を指しているのかは不明ですが、今回はここから山頂まで1時間10分ほどかかりました。
稜線に出て広い林道を進んいくと同様の案内板が立つ駐車スペースがあるので、
そこから山頂までの距離や所要時間のように思えました。
大江山登山ルート
【登山に際しての注意】
・熊除けのため鈴やラジオ等の鳴り物を携行してください。
・ゴミは必ず各自でお持ち帰りください。
・タバコのポイ捨ては絶対にしないでください。
・山中の植物等の摘み取りは御遠慮願います。
・環境美化に御協力をお願いします。
(大江山観光開発協議会)
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倒れた「熊出没注意」のを過ぎていきます。
モノレーター乗り場の裏側から降ってくる道を合わせていくとがあります。
角には案内板のようなものがありますが、中は抜け落ちて枠だけになっていました。
右の道は二手に分かれていて、各々の入口には「スタート」と「ゴール」と刻まれた柱が立っているので、
ひと巡りしてここへ戻って来られる散策道のようでした。
右の道を見送って正面に続く道を進んでいくと、コンクリート打ちされた広い所が左側にありました。
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白い柵で囲まれた所を回り込むようにして進んでいきます。
正面の稜線にあるとの標高差はそれほどなくて、すぐに登れそうに思えます。
道なりに左へ曲がって、夏草が刈り払われた広い道を進んでいきます。
を渡り、
左へ分かれていくを見送って軽く登っていくと分岐があります。
角にはが立っていて、
正面の道は「千丈ヶ嶽2.7km」、右の道は「赤石ヶ岳1.8km」となっています。
右の道から峠に出て千丈ヶ嶽へ向かっても良いのですが、今回は正面の道を登っていきました。
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東屋
正面に続く広い道を登っていくと、左へ曲がっていきます。
間隔の広いは段差が低くて歩き易くなっていました。
左下にはの管理棟などが見え、
振り返るとも見えました。
次第に眺めが広がってくる道をに折れ曲がりながら登っていくと東屋に着きます。
には、中央に円いテーブルがあり、周囲にベンチが設置されていました。
東屋の前に広がる景色を眺めながらひと息入れていきました。
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東屋の左奥から続く道を登っていきます。
これまでの広い道から一転して狭いになりますが、夏草の中に明瞭に続いていました。
次第に傾斜が緩やかになってくるを少し曲がりながら登っていきます。
両側に笹竹が茂るようになった道を登っていくと、左右に通る尾根道に出ました。
登山口から16分ほどで登って来られました。
地形図によると、標高600mほどの細長い尾根になるようです。
正面にはが立っていて、
は「赤石岳」「赤石ヶ岳2.0km」、
は「千丈ヶ嶽1.5km」となっています。
ここは千丈ヶ嶽を目指して左の道を進んでいきます。
ここの道標では千丈ヶ嶽まで1.5kmとなっていますが、道が曲がりくねっている所もあるので道程はもっと長くなります。
直線距離を表しているのでしょうか。
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右側に広がるを眺めながら、
広くて緩やかなを進んでいきます。
少し降るようになるとへ入っていきます。
小さく右へクランク型に折れ曲がってに出て、その先へ降っていきます。
傾斜が増してきた道を降っていくと、右から来て正面へ続く広い林道に出ます。
地形図に載っている林道で、天座地区から登って来ているようです。
出た所にはが立っていて、
右から来る道は「福知山」、正面の道は「千丈嶽(833m)」、今来た道は「大江山憩いの広場・双峰公園(加悦)」となっています。
ここは正面に続く広い林道を進んでいきます。
先ほどの道標から200mほどの所になりますが、千丈ヶ嶽までは833mとなっています。
直線距離を表しているとしても、千丈ヶ嶽まではもっと長いように思われます。
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駐車スペース
広くてなだらかなを進んでいきます。
展望はほとんど開けませんが、僅かにが見える所もあります。
林道に出て8分ほど進んでいくと広い駐車スペースに着きます。
加悦双峰公園の登山口で見かけたのと同様の「大江山ハイキングマップ」と題した案内板があります。
この先にもこれまでと同様の広い道が続いていますが、
「一般車通行禁止」の看板が出ているので、ここまでは車で来られるようです。
この先に続く道のには半壊した道標が立っていて、
この先の道は「千丈ヶ嶽1.5km」「鬼嶽稲荷神社1.6km」となっています。
また、「大江山 可愛いファッションで登ろう! 山頂まで40分 GO」と書かれた標識も立っていました。
看板によると歩行者の通行も禁止となっていますが、案内板にも載っている道なので、このまま進んでいくことにします。
(道標や標識にある千丈ヶ嶽まで1.5km・40分というのは実状に即した値のようでした)
一般車通行禁止
これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。
無断で通行して事故等が発生しても一切の責任は負いません。
(管理者 福知山地方森林組合)
大江山の自然を守りハイキングを楽しむ皆様のため、バイクの走行はご遠慮下さい。
(大江山観光開発協議会)
水源かん養保安林 保健保安林
保安林は「森林法」により、私達のくらしを守るため、それぞれの目的に応じて指定されます。
森林は、降った雨や雪などが一度に流れ出るのを防ぐと共に地下水として貯え、少しずつ流出させ、
雨が降らないときでも川の水が涸れないようにする重要な役割を担っています。
森林はまた、汚れた空気をきれいにし、騒音を防いだり、環境を守る他、心の安らぐ森林浴などの場を与えてくれます。
この森林は水源かん養保安林と保健保安林に二種類の保安林に指定されています。
◎山火事に注意しましょう
◎機を大切にしましょう
(平成元年度 京都府福知山地方振興局)
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道標を過ぎて広い道を1分ほど進んでいくとがあって、その上流側には水が溜まっていました。
僅かな谷筋を右へ曲がりながら過ぎていきます。
が低くなってくると、鋭角に左へ曲がっていきます。
削ったに沿って進んでいくと分岐があります。
駐車スペースから5分ほどの所になります。
角にはが立っていて、
左へ戻るようにして登っていく道は「千丈ヶ嶽0.9km」となっていますが、例によって実際の距離はもう少し長いようです。
地形図に載っている車が通れそうな実線の道は正面へ続いていますが、
千丈ヶ嶽へ向かってを登っていきます。
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これまでの道よりも若干狭くなりますが、山道にしては十分にを登っていきます。
植林地の尾根を右へ回り込んで、尾根のを緩やかに進んでいきます。
少し左へ曲がって登り始めると、「石多し」のが出ていました。
看板を過ぎて植林地を抜け、に変わった斜面を登っていきます。
周囲には樹木が茂って展望の得られない広い道を緩やかに登っていくと、道端に「千丈ヶ嶽1km」の標識が立っていました。
駐車スペースから14分ほどの所になります。
(標識にある千丈ヶ嶽まで1kmというのは実状に即した値のようでした)
石多し
足元に注意せよ
(寄贈 日本電気化学(株))
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標高700mほどの高みを巻くように進んでいくと、を横切って右斜面を進むようになります。
程なくしてになってくる道を登っていきます。
鋭角に左へ曲がって、になった斜面を更に登っていきます。
ヘアピン状に折れ曲がって登っていくと、短い草が絨毯のように生える明るい所に出ました。
駐車スペースから23分ほどの所になります。
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左へに折れ曲がって、
尾根のを緩やかに登っていきます。
ヘアピン状に折れ曲がっていくと、
右側に「千丈ヶ嶽まで500m」、左側に「千丈ヶ嶽500m」の標識が立っていました。
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神社分岐
少し左へ曲がって、広くなったを登っていきます。
傾斜が弛んで左斜面を進んでいくと、「千丈ヶ嶽300m」のが立っています。
その先へ進んで右側の尾根が低くなってくると、浅い鞍部にある分岐に着きます。
駐車スペースから32分ほどの所になります。
脇にはが立っていて、右へ戻るようにして続く道は「鬼嶽稲荷神社0.8km」、
正面の道は「千丈ヶ嶽0.3km」、今来た道は「双峰・天座1.2km」となっています。
近畿自然歩道「大江山伝説のみち・鬼の山コース」のも立っていて、
右の道(*)は「鬼嶽稲荷神社0.8km」、正面の道は「千丈ヶ嶽0.3km」となっています。
ベンチも設置されていますが、千丈ヶ嶽へ向かって正面の道を進んでいきます。
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雑木林になった尾根に続くを緩やかに登っていきます。
小さなが取り付けられた樹木を見かけるようになりました。
見落としているものもあると思いますが、気が付いたものを載せておきます。
覆っている樹木が夏の暑い日射しを遮って、快適に進んでいけました。
ウリハダカエデ
瓜肌楓。
縦縞模様の樹皮が特徴。
落葉高木。
葉は浅く3-5裂します。
カエデ科。
マンサク
満作。
頌春、葉がでる前に開花。
花弁は黄色で縮れたひも状です。
マンサク科。
イヌツゲ
犬黄楊。
雌雄異株の常緑小高木。
丈夫なので庭木や生け垣に多用されます。
モチノキ科。
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千丈ヶ嶽 (標高832.4m)
少し傾斜が増してくると、先の方にが見えてきます。
森を抜けて、少し小石がゴロゴロするを登っていくと、広くなった千丈ヶ嶽の山頂に着きます。
駐車スペースから39分ほどで登って来られました。
中ほどには「大江山山頂」「千丈ヶ嶽832.5m」のが設置されています。
傍には「千丈ヶ岳」があるので、地形図に載っている832.4m峰になるようです。
これまでと同様の「大江山ハイキングマップ」に加えて広域図も載っている案内板がありました。
丹後天橋立大江山国定公園
「丹後天橋立大江山国定公園」は、2007年8月に全国で56番目の国定公園として誕生しました。
当地区は、丹後半島の南に位置し、標高600m〜800mの稜線が東西に連なっている連山地形です。
三岳山から大江山連峰にかけての山々は、古くからの伝説の山、信仰の山として親しまれてきた美しく雄大な姿を有する名山です。
また、貴重な植物の宝庫として知られ、秋には、見事な雲海も見ることができます。
大江山連峰地区
大江山連峰は丹後半島の南に位置し、標高600m〜800mの稜線が東西に連なっている連山地形です。
連山の山頂からは360度の視界が広がるパノラマ景観や、稜線からの山麓景観、鬼嶽稲荷神社から見る雲海など、
さまざまな自然風景を見ることができます。
鬼嶽稲荷神社
昔、神社はもっと山頂近くにあったといわれており、社殿が現在地に移されたのは19世紀中頃の弘化年間とされています。
この時、伏見稲荷大社の分霊を勧請し、名を鬼嶽稲荷に改めました。
神社の周辺にはブナの原生林が点在し、雲海の絶景ポイントとしても知られています。
ブナ林
大江山(千丈ヶ嶽・832.5m)の8合目にある鬼嶽稲荷神社周辺では、ブナ、トチノキ等の大木も多く見られ、
貴重なブナの自然植生とともに社寺林の威厳ある景観が楽しめます。
雲海
10月下旬の早朝、雲海が広がり見ごろになります。
朝陽があたり朱色に染めて昇りはじめると、さざ波のように広がる雲間から、
山並みがまるで島々のように白い海に幻想的な光景が見られます。
キュウガミズキ
大江山山系で初めて発見されたミズキの種類で、
この地方を領地としていた明智日向守光秀にちなんで名付けられたという説があります。
毛原の棚田(京都府選定文化的景観)
毛原集落は大江山南麓の山間にある小さな集落で、日本の棚田百選に認定された約600枚の棚田が広がっています。
平安時代の「今昔物語」等には、この地方にある元普(不)甲道を舞台として物語も伝わっており、
伝説と里山風景を楽しむことができます。
二瀬川渓流
浸食作用によってできた奇岩と清流が織りなす風景は四季折々の美しさを楽しめますが、特に秋の紅葉は見事です。
また、渓流沿いには遊歩道が整備されており、この渓流を跨ぐように吊り橋「新童子橋」が設けられています。
(環境省・京都府・福知山市)
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山頂には「大江山連峰」と題したモニュメントがあって、
「赤石ヶ岳736m・千丈ヶ嶽833m・鳩ヶ峰746m・鍋塚763m」となっていました。
一部樹木が邪魔している所もありますが、周囲の山並みを見渡せます。
西側には山並みが広がります。
東側にも山並みが広がります。
北側にもが少し見えました。
眺めを一通り楽しんだら、右側にあるに入って、
水分補給をしたり軽く食事をしながら休憩していきました。
大江山で見られる植物
ヒュウガミズキ マンサク科 |
蛇紋岩地等の痩せ山に生える落葉低木。
高さ2〜3m。
葉の下面は多少白色を帯び、側脈5〜7対。
鋸歯の先はやや芒状に突出する。
花期は3〜4月。
花は葉に先立つ。
花弁は黄色。
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マルバマンサク マンサク科 |
葉は倒卵状または倒卵円状となって先が円くなり、成葉は殆ど無毛。
花は黄色。
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タンゴグミ グミ科 |
大江山の蛇紋岩地に生える落葉低木。
葉は倒卵状楕円形で先は急に尖って鈍端。
基部はやや円形となり長さ3〜6cm、幅1.5〜4cm。
やや厚く、上面にはやや密に宿存性赤褐色の鱗片があり、下面は銀色の鱗片に赤褐色の鱗片が混生する。
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タニウツギ スイカズラ科 |
新しく崩れた土地等にもよく生える。
高さ2〜5m。
若枝は紫褐色で、毛を散生。
ずいはやや大きく白い。
葉は先が鋭尖頭、小鋸歯縁で、表面には短毛が密生し、裏面も毛を密生、長さ4〜11cm。
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ブナ ブナ科 |
温帯の山地の肥沃な土壌にしばしば群生する。
高さ30m。
樹皮は灰白色または暗白色で割れ目がない。
若枝は暗紫色。
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イタヤカエデ カエデ科 |
高さ20m。
若枝は無毛。
葉はやや小形で5〜7中裂、若いときは基部近くまで深裂。
基部は円〜浅心形。
葉の裂片は殆ど全縁で鋭突頭。
無毛で裏面基部脈肢だけに毛がある。
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タムシバ モクレン科 |
山地に生え、樹幹は直立して分枝する。
枝はやや細く無毛。
葉芽は小さく無毛、花芽は大きく密に白毛がある。
葉は広披針形〜卵状長楕円形で無毛、下面は白色を帯びる。
長さ6〜14cm。
噛むと甘みがあり佳香がある。
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ミヤマカタバミ カタバミ科 |
山の木陰に生える多年草。
地下茎は太く、密に葉柄基部に包まれる。
小葉は幅2.5〜4cm、かどはやや尖った円頭。
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ヒゴスミレ スミレ科 |
山地に生える多年草。
葉は5全裂。
各小葉は更に分裂する。
花期は4〜5月。
白色で紫条があり、多少香気がある。
がくの付属体は長く、時に歯牙がある。
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マムシグサ サトイモ科 |
山中に生える多年草。
地下茎は半球形。
鱗葉は2〜3枚、葉は2個。
小葉は鳥趾状に5〜13枚つき、鋭尖頭、全縁または不揃いな鋸歯があり中央裂片が最大。
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(環境省・京都府・福知山市)
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神社分岐
千丈ヶ嶽の先には鳩ヶ峰や鍋塚へ続く(*)がありますが、
を引き返していきます。
小石がゴロゴロする坂道を降って雑木林へ入り、広いを快適に降っていきます。
植林地になった浅い鞍部に着くと、鬼嶽稲荷神社への分岐があります。
道標「双峰・天座1.2km」に従って、を緩やかに降っていきます。
*後日に 鍋塚までの尾根道を歩きました。(「 大江山連峰」を参照)
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尾根の右斜面を降って「千丈ヶ嶽300m」のを過ぎて、少し右へ曲がっていきます。
道の左右に立つ「千丈ヶ嶽500m」などのを過ぎてヘアピン状に左へ曲がって降っていくと、
短い草が絨毯のように生える明るい所に出ます。
樹間から僅かにを眺めながら、Z字形に左へ折れ曲がって降っていきます。
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絨毯のように短い草が生える所を過ぎて、ヘアピン状に折れ曲がっていきます。
鋭角に右へ曲がって左斜面を降っていきます。
右側の尾根が次第に低くなってくると、緩やかなを横切り、
標高700mほどの高みを巻くように右斜面を降っていきます。
「千丈ヶ嶽1km」のや「石多し」の看板を過ぎていきます。
道なりに左へ曲がって降っていくと、道標「千丈ヶ嶽0.9km」の立つ分岐に降り立ちます。
地形図に載っている車が通れそうな実線の道になります。
戻るようにして右へ続くを進んでいきます。
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駐車スペース
削った斜面に沿って降っていくと、鋭角に曲がっていきます。
僅かな谷筋を曲がりながら過ぎていくとがあります。
その脇を過ぎて降っていくと、林道にある広い駐車スペースに戻ってきます。
山頂から28分ほどで降りて来られました。
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広くてなだらかなを進んでいきます。
僅かにが見える所を過ぎていくと、
駐車スペースから8分ほどで、道幅が広がって僅かに左へ曲がっていく所に着きます。
道標「大江山憩いの広場・双峰公園(加悦)」の指す正面の森へ続くを登っていきます。
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少し傾斜のある坂道を登っていくとになってきます。
小さく右へに折れ曲がっていくと、ススキなどが茂る緩やかな尾根に出ます。
樹木が茂る脇を進んで少し登っていくとが広がってきます。
傾斜が緩やかになってくると、左側にが広がってきます。
正面に赤石ヶ岳を眺めながらなだらかな尾根を進んでいくと、道標の立つ分岐に着きます。
駐車スペースから12分ほどで着きました。
最初に登ってきた右の道を降ってもいいのですが、今回は正面にある峠を経て行くことにしました。
道標「赤石岳」「赤石ヶ岳2.0km」に従って、正面に続く道を進んでいきます。
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峠
正面にを眺めながら尾根を進んでいくと、次第に降り傾斜が増してきます。
左側に広がってくるを眺めながら、急な尾根を降っていきます。
滑り易いので横木の階段があれば良いのにと思いますが、設置されていませんでした。
足元に注意しながら急坂を降っていくと、下の方にが見えてきます。
やがて傾斜が緩んでくると、鞍部にある峠に着きます。
手前の分岐から6分ほどで降りて来られました。
道標は幾つか立っていますが、左後方へ降る小径を指す道標「天座方面近道」以外は板が無くなっていました。
を登っていくと赤石ヶ岳になりますが、
加悦双峰公園の登山口へ向かってを降っていきます。
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の管理棟などを眺めながら降っていくと、次第に道幅が狭まってきます。
が少し茂る所を過ぎていきます。
近づいてくる公園を正面に眺めながら幅の広いを降っていくと、
道標の立つ千丈ヶ嶽への分岐に出ます。
左へ続くを降っていきます。
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登山口
を渡って、緩やかになった道を右へ曲がりながら進んでいきます。
コンクリート打ちされたを回り込むようにして降っていくと、
「スタート」と「ゴール」と刻まれた柱が立つ散策道が左へ分かれていくがあります。
散策道を見送って真っ直ぐ降って、モノレーター乗り場の裏側へ続く道を見送っていくと、
案内板の設置された登山口に着きます。
峠から7分ほどで降りて来られました。
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加悦双峰公園
加悦双峰公園の憩いの家の横を進んでいきます。
正面に建つの下に出て右折して、舗装路を降っていきます。
トイレやバンガローが設置された左のを過ぎて降っていくとに出ます。
正面にあるコンクリートブロック製の利用されていない様子のの前にある幅の広い横木の階段を降っていくと、
車を止めておいた駐車場に着きます。
暑い日射しで車内が蒸し風呂になるといけないので、端の木陰に車を止めておきましたが、
戻ってきてもまだ木陰になっていたので助かりました。
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