赤石ヶ岳
概 要 赤石ヶ岳は与謝野町と福知山市の境にある標高735.9m(点名:赤石岳)の山で、大江山連峰の西端に位置しています。 尾根や山頂からは山並みを見渡せる眺めが広がります。 今回は北側の赤石林道から尾根に取り付いて山頂へ登り、東側の尾根を峠まで降って加悦双峰公園へ出るルートを周回します。
起 点 与謝野町 与謝地区
終 点 与謝野町 与謝地区
与謝地区…登山口…赤石ヶ岳…峠…加悦双峰公園…与謝地区
所要時間 3時間10分
歩いて... 赤石林道から山頂までのルートは一般的ではないようで、標識類や明瞭な道は見かけませんが、 歩く人は居るようで、適度な間隔でテープが巻かれています。 大小の岩が剥き出したり薮漕ぎをする所もあるタフなルートです。 途中でルートを誤ったようで、大きな岩が剥き出す尾根を苦労しながら登ることになりました。 降りの尾根にも岩が剥き出す急坂があります。
関連メモ 赤石ヶ岳, 千丈ヶ嶽, 千丈ヶ嶽
コース紹介
与謝地区
豊岡市但東町から国道482号を東進していきます。 途中で県道701号に入り、県道251号を分けて滝峠を越え、与謝野町に入って府道701号を降っていきます。 国道176号の滝交差点に出て右折して1.5kmほど南下していくと、 「大江山憩いの広場」や「加悦双峰公園」の標識が出るがあります。 左折して集落の中を登り、「加悦双峰の広場まであと2.0km」,「あと1.5km」の標識を過ぎて、 「あと1.0km」の標識の手前まで来ると、道の脇が広くなった交換場所のような所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
登山口
駐車地の先へ続くを進んでいきます。 「警笛鳴らせ」のを過ぎていきます。 左へ曲がりながら登っていくと、赤石林道とのに出ます。 加悦双峰公園へ続く車道は左へ曲がっていきますが、右へ続くを進んでいきます。 左の斜面に注目しながら降っていくと、程なくして赤テープが巻かれた木があります。 ここが今回の登山口になります。 駐車地から4分ほどの所になります。
林道の規格・構造は、公道とは異なり路肩の保全、法面の落下防止等の処置が十分ではありませんので、 利用される方は、次の事を受諾厳守のうえ通行してください。
1.降雨降雪時には、スリップまたは落石の危険があります。
2.車のスピードは、20k/m時速としてください。
3.夜間または濃霧のときの通行は避けてください。
4.見通しの悪い箇所での駐車は避けてください。
加悦町
が垂らされた所から斜面を登っていきます。 すぐに大小の岩が続く植林地に出て、左の先に見えるが巻かれた切り株へ向かっていきます。 切り株を過ぎてに出ると、また赤テープが巻かれた木があります。 このテープは適度な間隔で続いていて、明瞭な道はありませんが登山ルートを示しているように思えます。 右へ曲がって、引き続きが剥き出す尾根を登っていきます。 尾根が広がってきてルートが分かり難くなりますが、赤テープを探しながら登っていきます。
を左から回り込むように登っていきます。 少し右へ曲がって、に向かって登っていきます。 の間を抜けていきます。 へ向かっていきます。 程なくして、大きな岩が剥き出す所に出ます。 登山口から23分ほどの所になります。 振り返ると眺めが広がるになっているので、景色を眺めながらひと息入れていきます。
気を取り直して、引き続きが剥き出す尾根を登っていきます。 次第にがはっきりしてきますが、大きな岩が続いて歩き難くなります。 赤テープが続いているを進んでいきます。 のようになった岩の脇を登っていきます。 アオキなどの樹木が茂ってプチ薮漕ぎになる所もありますが、歩く場所は確保されています。
まだ続くを辿りながら尾根を登っていきます。 程なくしてがありますが、赤テープを辿って右側から巻いていきます。 を左へ回り込むように登っていきます。 しばらく登っていくと、アセビなどが茂るに出ます。 大小の岩が剥き出す尾根の背を赤テープを辿りながら登っていきます。
次第に歩き難くなるを登っていきます。 が煩わしくなる所を進んでいきます。 少し右へ曲がって上っていくと、大岩A地点)の前に出ます。 登山口から54分ほどの所になります。 振り返ると、千丈ヶ嶽鳩ヶ峰などが連なるが見えます。
が幾つも剥き出す尾根を登っていきます。 などが茂ってきて、次第に歩き難くなります。 これまで続いていたを見かけなくなって、不安になりながらも登っていきます。 アセビが密生してになる所もあって、次第に登り難くなります。 大きな岩が剥き出す尾根の背を慎重に登っていきます。 もはや登山ルートとは思えず、誤ったルートのように思えてきますが、 どこで間違えたの分からず、先行きが不安ですがこのまま登っていくことにします。
歩けそうな所を選びながら岩尾根を慎重に登っていくと、やっとのことで岩が減ってが茂る所に出ます。 ホッとしながら、振り返って広がる景色を眺めていきます。
アセビのをしながら尾根を登っていきます。 剥き出すを斜めに登っていきます。 小岩が剥き出しアセビが茂るを更に登っていきます。 少し傾斜が弛んだ所を過ぎて、大小の岩が剥き出す尾根を登っていきます。 B地点)をふと振り返ると、赤テープが巻かれた木が続いています。 登山口から1時間33分ほどの所になります。 どうやら最後に赤テープを見かけた大岩の辺りから尾根の左斜面に歩き易いルートがあったようですが、 引き返して確かめる余裕はありません。
本来のルートに復帰出来たように思えて安心しますが、岩が剥き出すはまだ続きます。 程なくして先の方が明るくなって、が近づいてきた雰囲気がしてきます。 またを見かけて安心しながら登っていきます。 樹木が低くなって広がってくるを登っていきます。 山頂の手前まで来ると、「パラグライダーテクオフ場」の標識が立っています。 登山口から1時間40分ほどの所になります。 右側にはを見渡せる眺めが広がります。 眼下には国道176号のが見えます。
赤石ヶ岳
標識を過ぎて少し登っていくと、右側にがあります。 樹間に見えてくるへ向かって軽く登っていきます。 森から出ると、の軌道の終点があります。 この時にはレールが支柱から外された状態だったので、今では運行されていない様子です。 すぐ先のこんもりとした高みが赤石ヶ岳の山頂になります。 正面に回っていくと、「赤石ヶ岳 標高736.2m」の標識があります。 傍に「赤石岳」もあるので、地形図に載っている735.9峰になるようです。 登山口から1時間45分ほどで登って来られました。 正面に広がるを眺めながら、ひと休みしていきます。
落ち着いたところで、東へ延びるを降っていきます。 雑木が茂るようになるとが尾根を塞いでいますが、左側を迂回していきます。 僅かなを辿って、雑木が茂る尾根を降っていきます。 程なくして右側が開けてきます。 右に広がるを眺めながら降っていきます。
次第にが目立つようになります。 少し曲がりながら続くを辿りながら降っていきます。 前方に広がるを眺めながら降っていきます。 程なくしての上を進むようになります。 岩の右側を巻くように降っていきます。
程なくして、が幾つも剥き出す所に出ます。 正面に広がるを眺めながら降っていきます。 やがて穂を出したが目立つようになります。 ススキや夏草などに隠れ気味のを辿りながら降っていきます。 「大江山連峰トレイルクラブ」の文字が書かれた赤テープを過ぎていきます。
ススキや夏草などが茂る尾根を降っていくと、緩やかなが近づいてきます。 穂を出したススキの中に続くを辿りながら降っていきます。 ススキが減って背丈の低いが茂るようになる尾根を降っていきます。 次第に傾斜が緩やかになると、剥き出すの脇を過ぎていきます。 やがて、左右に道が分かれるになっている標高550mほどの鞍部に着きます。 赤石ヶ岳から38分ほどで降りて来られました。
中ほどには「赤赤縦走路」の標識が立っていて、 この先の道は「千丈ヶ嶽」、今来た道は「赤石ヶ岳」となっています。 には曲がりながら続く横木の階段が降っています。 降り口には「天座方面近道」の標識が立っていて、林道灰谷線へ降りて行けるようです。 には山並みが広がります。 にも山並みが広がります。 傾斜が急な(*)は千丈ヶ嶽へ続いています。
*正面の道は「千丈ヶ嶽」, 「千丈ヶ嶽」を参照。
標識には何も示されていませんが、左の斜面に続くを降っていきます。 少しが茂る所を過ぎていきます。 程なくして現れる幅の広いを降っていきます。 階段が終わると、左右に通る広い地道に出ます。 角には標識が立っていて、右の道は「千丈ヶ嶽」、今来た道は「赤石ヶ岳」となっています。 (*)は千丈ヶ嶽へ続いています。 ここはを降っていきます。
*右の道は「千丈ヶ嶽」, 「千丈ヶ嶽」を参照。
加悦双峰公園
程なくしてあるを渡っていきます。 緩やかになった道を進んでまで来て、右へ曲がっていきます。 右側にはコンクリート打ちされたがあります。 真っ直ぐ降っていくとがあります。 脇には枠だけになった案内板のようなものがあります。 少し降って緩やかな道になると、加悦双峰公園にある登山口に着きます。 峠から8分ほどで降りて来られました。 脇には「大江山登山ルート」と題した案内板があります。 「」が載っていて今回の赤石ヶ岳も描かれていますが、詳細なルートまでは分かりません。
振り返ると、に舗装路があります。 ちょいと登っていくと、ススキが茂る先にがあります。 近づいていくと、「モノレーター乗り場」の看板が出ています。 建物の中まで軌道が来ていて、が保管されています。 これが「モノレーター」のようです。 赤石ヶ岳の山頂まで約15分とのことで何とも魅力的ではありますが、 軌道にはススキなどが茂っていて今では運行されていない様子です。 横には小綺麗ながあって、休憩していくのに良さそうです。
モノレーター乗り場
標高736mの赤石岳展望台行き。 加悦谷平野・丹後半島の山並みが一望できます。 片道約15分です。
往復2分ほどで、案内板のあるまで引き返してきます。 舗装路になった道を降っていくと、すぐに「登山口」の標識があるに出ます。 曲がって降っていきます。 左右にあるを眺めながら降っていきます。 道なりに左へ曲がりながら降っていくと、「登山者用駐車場」の看板の立つ分岐があります。 右の道は駐車場へ続いているので、正面の道を降っていきます。
与謝地区
真っ直ぐ降っていくと、右側にオートキャンプ場があります。 広いは上下二段になっているようです。 オートキャンプ場に沿って降っていくと、脇にがあります。 ここから下段サイトへ入っていくようです。 看板に近づいていくと「」となっていますが、 今回の山歩きと直接の関係はなさそうです。 真っ直ぐ降っていくと、赤石林道とのに戻ってきます。 道なりに右へ曲がって「加悦双峰の広場まであと1.0km」の標識まで来ると、車を止めておいた駐車地に着きます。 加悦双峰公園登山口から19分ほどで到着しました。