神ノ浦山 散策:2022年03月25日(金)
散策情報 [cn519] 神ノ浦山
概 要 神ノ浦山は香美町香住区にある標高365.2m(点名:観音山)の山です。 今回は柴山駅を起終点とし、南西側の尾根から神岩を経て山頂へ登り、西へ延びる尾根を降るルートを周回します。
起 点 香美町香住区 浦上地区
終 点 香美町香住区 浦上地区
ルート図 浦上地区…鞍部…小峰A…小峰B…南西尾根…小峰C…小峰D…神岩…神ノ浦山…小峰E…踊り場…下山地…浦上地区
所要時間 3時間10分
歩いて... 一般的な登山ルートではないので、尾根に標識類やテープ類はありません。 樹木が茂り気味の所や岩が剥き出す所もありますが、歩くのに概ね問題はありません。 急傾斜の所もあって、何度も立ち止まりながらの遅い登りとなりました。 山頂や途中の尾根からの眺めはあまり良くなくて、山並みや海岸線が少し見える程度です。
関連メモ 神ノ浦山, 神ノ浦山, 神ノ浦山
コース紹介 マップ類】 【スライドショー
浦上地区
JR山陰本線の柴山駅から歩いていきます。
駅舎を出て左側すぐの所に近畿自然歩道「但馬今子浦ユウスゲのみち」の案内板があります。 今回登る神ノ浦山の名前は載っていますが、登山道などは描かれていません。
近畿自然歩道 但馬今子浦ユウスゲのみち
柴山駅~今子浦トンネルバス停 6.0km
近畿自然歩道は、私達の生活が近代化する中で、自然の残っている地域や名所・旧跡を帯状に結び、 身近に歴史や自然とふれあえるよう整備したものです。 コースには道しるべがありますのでそれにしたがってお歩きください。
【黄金の松】  葉の色が黄色味を帯びて黄金色に見えるため、このように呼ばれています。 また、近くにはかつて金の鉱山があって、金の積み出しに使用した桟橋が今も残っています。
【日本海の眺望】  コース上からは、青い海と緑の島影、日本海の激しい荒波によって形成された断崖絶壁の景観を楽しむことができます。
【ケーソン防波堤】  柴山港を静穏な港とするため、港の入口の大島の隣に円筒型の二重ケーソンが設置されています。 コース上から見ることができます。
【ユウスゲ】  この花は夕方咲き始め、真夜中に満開となり、翌朝にはしぼんでしまいます。 レモンイエローでユリに似た花で、大引の鼻一帯で6月下旬から7月下旬まで楽しむことができます。
【カエル島(カエル岩)】  今子浦にあるこの島は、カエルの形に見えることからこのように呼ばれています。 また、この島は祈願島として知られており、 その昔、北前船で航海に出かけた男たちが無事に帰ってくることを祈願したことが始まりとされています。
【今子の千畳敷】  今子浦海水浴場の隣の磯は平床で、文字どおり広大な石畳が広がっています。 岩場では磯の動植物の観察や魚釣りを楽しむことができます。 また、近くにはキャンプ場や宿泊施設が整備されています。
【大放神社(三番叟)】  大放神社には、沖浦地区の氏神が祀られており、毎年10月7日の秋祭りには三番叟が奉納されます。 三番叟は地区の平和と五穀豊穣を祈って行われる舞で、江戸時代末期より始まったとされ、香住町の文化財に指定されています。
環境省、兵庫県
駅前にある三吉・かに楽座「甲羅戯」の左側に続く道を軽く降っていきます。 傾斜が緩やかになって丹生の里「山水苑」を過ぎていくと、左を流れる小川にコンクリート橋が架かっています。 橋を渡って右へ進み、すぐの所に架かる小橋を渡り返していきます。 左へ曲がっていくと、すぐの所に分岐があります。 標識類はありませんが、右側の広い道を登っていきます。
石がゴロゴロして荒れた道を登っていきます。 少し登っていくと、倒木や倒竹が道を塞いでいるので、 くぐったり跨いだりしながら通過していきます。 道が一部崩落したような所を過ぎていきます。 右の尾根が次第に低くなるのを眺めながら、広い道を登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくと、なだらかな所に出ます。 正面の一段低い所には平坦地が広がっています。
鞍部
左の植林地に続く広い道を軽く登っていきます。 正面に見える尾根が近づいてくると、広い道は終点になります。 植林地に道はありませんが真っ直ぐ登っていくと、ほどなくして半枯れの笹が茂る鞍部に出ます。 左に見える明るい所へ向って、緩やかな浅い鞍部を進んでいきます。 半枯れの笹を過ぎていくと、苔生した明るい尾根に出ます。 柴山駅から12分ほどの所になります。 右側には山並みが広がります。
地面を這っている電気柵を跨いで、尾根を登っていきます。 尾根には少し倒木が見られますが、それほど歩き難くはありません。 細い木が茂ってプチ藪漕ぎする所もありますが、手で払い除けながら進んでいきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、標高90mほどの僅かな高みに着きます。 鞍部から6分ほどの所になります。
小峰A
軽い降り坂になる尾根を進んでいきます。 緩やかな所を過ぎて軽く登っていくと、緩やかな尾根になります。 少し左へ曲がりながら尾根を登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、標高120mほどの小峰Aに着きます。 鞍部から12分ほどの所になります。
降り坂になる尾根を進んでいきます。 尾根にはツバキの木が多くあって、まだ花を咲かせています。 左前方に山並みを眺めながら降っていきます。 少し降っていくと緩やかな尾根になります。 程なくして登り坂になります。 登るにつれて次第に傾斜が増してきます。 写真では良く分かりませんがかなりの急坂なので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。
小峰B
倒木を避けたりしながら急坂を登っていきます。 登るに連れて益々傾斜が増してきて、汗が滲んできます。 汗を袖で拭いながら登っていくと、傾斜が少し緩やかになります。 左前方には山並みが見えます。 歩き易くなった尾根を進んでいくと、標高210mほどの小峰Bに着きます。 小峰Aから25分ほどの所になります。 振り返ると、樹間に柴山港などが見えます。
軽い降り坂になる尾根を進んでいきます。 少し降っていくと緩やかな尾根になります。 右側に山並みを眺めながら進んでいきます。 軽い降り坂になる尾根を進んで苔生した根の樹木を過ぎていくと、浅い鞍部に着きます。 小峰Bから5分ほどの所になります。
鞍部を過ぎると、すぐに登り坂になります。 少し傾斜が緩んだ所を過ぎると急坂になります。 写真では良く分かりませんが、小峰Bの手前よりも急傾斜で、樹木の幹や根などに掴まりながら登っていきます。 樹木が茂ってプチ藪漕ぎしながら急坂を登っていきますが、掴まる木があるだけでも嬉しく思えてきます。 息も切れてくるので何度も立ち止まって、次第に広がってくる背後の景色を眺めながら、スローペースで登っていきます。
南西尾根
気を取り直して急坂を登っていくと、正面が明るくなってきます。 尾根が近づいた気配に勇気付けられながら登っていきます。 次第に傾斜が緩やかになって、脇の樹木に手を掛けなくても登れるようになります。 振り返ると柴山の街並みも見えてきます。 息を弾ませながら登っていくと、南西に延びる尾根(*)に出ます。 小峰Bから29分ほどの所になります。 左へ曲がった少し先には「界」「森」と刻まれた赤プラ杭があります。 この赤プラ杭はこの先にかけて幾つか見かけるようになります。
*後日に、登り着いた所から南西へ延びる尾根を歩きました。 (「神ノ浦山」を参照)
小峰C
登り坂の尾根が続きますが、これまでの急坂に比べれば楽勝です。 引き続き見られるツバキの花を愛でる余裕も出てきます。 左下の樹間に山並みを眺めながら登っていきます。 近づいてくる高みへ向って登っていきます。 傾斜が緩やかになると、「界」「森」と刻まれた赤プラ杭がある標高290mほどの小峰Cに着きます。 南西尾根に出た所から10分ほどの所になります。
後日に、小峰Cから南東へ延びる尾根を歩きました。 (「神ノ浦山」を参照)
小峰D
僅かな起伏で続く緩やかな尾根を快調に進んでいきます。 軽い登り坂になると、標高290mほどの高みを過ぎていきます。 すぐに僅かな降り坂になる尾根を進んでいきます。 程なくして軽い登り坂になると、目指す神ノ浦山が近づいてきます。 傾斜が緩やかになると、標高290mほどの小峰Dに着きます。 小峰Cから5分ほどの所になります。
神岩
軽い降り坂になる尾根を進んでいきます。 左の樹間に海岸線を眺めながら降っていきます。 緩やかな所を過ぎて登り坂になると、また「界」「森」と刻まれた赤プラ杭があります。 尾根を軽く登っていくと、尾根に剥き出す大きな岩があります。 情報によると神岩というようです。 小峰Dから4分ほどの所になります。 手前の岩の脇を登っていくと、地面が盛り上がったようななだらかな岩になります。 振り返ると、手前の樹木に邪魔されながらも山並みが広がります。 東南東の奥に見えるのは来日岳でしょうか。
神ノ浦山 (標高365.2m)
神岩の先へ登っていくと、分岐になっている標高360mほどの高みに着きます。 左の尾根も歩けそうですが、見送っていきます。 軽い降り坂になる右の尾根を進んでいきます。 左下には柴山港などを見下ろせます。 緩やかな所を過ぎて軽く登っていくと、神ノ浦山の山頂に着きます。 神岩から8分ほど、柴山駅から1時間45分ほどで登って来られました。 中ほどには二等三角点「観音山」があるので、地形図に載っている365.2m峰になるよです。
しばらく休憩してから、石祠の脇から下山していきます。 山頂から北東の尾根(*)を降っていくと、207m峰を経て県道11号の柴山トンネルの東側へ出られますが、 柴山駅へ戻るべく北西の急斜面を降っていきます。 前方に柴山港などを眺めながら降っていきます。 僅かな踏み跡を辿って、左から右へ曲がりながら、脇の樹木に掴まって急斜面を降っていきます。 次第に尾根の背が明確になる急坂を降っていきます。
*北東の尾根は「神ノ浦山」を参照。
写真では良く分かりませんがかなりの急傾斜なので、 樹木の幹や根などに掴まりながら慎重に降っていきます。 右には嶋山や猫崎半島が見えます。 この尾根にも咲いているツバキの花を愛でながら降っていきます。 足元に注意しながら降っていくと次第に傾斜が緩んできて、樹木に掴まらなくても降れるようになります。 やがて傾斜が緩やかな尾根になります。 神ノ浦山から11分ほどの所になります。
少し右へ曲がって、倒木が煩わしい尾根を降っていきます。 傾斜が緩んでくると岩尾根が現れます。 岩尾根を過ぎていくと緩やかな尾根になります。 左に山並みを眺めながら進んでいきます。 程なくして、また岩尾根が現れます。
小峰E
前方の樹間に柴山港などを眺めながら進んでいきます。 やがて少し登り坂になります。 近づいて来る高みへ向って、次第に傾斜が増してくる尾根を登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高310mほどの小峰Eに着きます。 神ノ浦山から19分ほどの所になります。 手前の樹木が邪魔をしているのが残念ですが、正面には柴山港などの海岸線が見えます。 画像群
急な北の尾根(*)を降っていくと、山陰海岸ジオパークトレイルにある切通へ出られますが、今回は見送っていきます。 柴山駅へは近道になる西の尾根を降っていきます。 正面に柴山港などを眺めながら尾根を降っていきます。 脇の樹木に手を掛けながら、急な尾根を降っていきます。 しばらく降っていくと傾斜が緩んできます。
*北の尾根は「神ノ浦山」を参照。
また傾斜が増してくる尾根を降っていくと、程なくして馬の背のような緩やかな尾根になります。 右前方には、半島の先にあるケーソン防波堤が見えてきます。 左側には残雪がある山並みが見えます。 傾斜が増してくる尾根を降っていくと、樹木に邪魔されがらも眺めが広がってきます。 画像群
踊り場
傾斜が増してくると、岩尾根を降っていきます。 岩尾根を過ぎていくと緩やかな尾根になります。 程なくして降り傾斜が増してくると、また岩尾根になります。 岩尾根を降っていくと、歩き易い尾根になります。 傾斜が緩やかになると、踊り場のような所に着きます。 小峰Eから18分ほどの所になります。
踊り場を過ぎて降り始めると尾根が右へ分かれていきますが、正面の尾根を降っていきます。 根元から太い幹が何本も分かれている大木を過ぎていきます。 急な尾根を降っていくと、小岩が剥き出しています。 次第に傾斜が増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 足元に注意しながら、しばらく続く急な尾根を降っていきます。
小さく曲がりながら続く尾根を降っていきます。 次第に傾斜が緩んできて、脇の樹木に手を掛けなくても降れるようになります。 軽い降り坂で続く尾根を進んでいくと尾根が二手に分かれていますが、左の尾根を降っていきます。 踊り場から25分ほどの所になります。 少し右へ曲がりながら、尾根を軽く降っていきます。 尾根の幅が広がってくると、浅い鞍部に着きます。
正面の尾根を軽く登り返していくと、標高60mほどの高みに着きます。 高みを過ぎて、軽い降り坂の広い尾根を進んでいきます。 次第に緩やかになる尾根を進んでいきます。 僅かな起伏で続く狭くなった尾根を快調に進んでいきます。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、標高40mほどの緩やかな高みに着きます。 踊り場から35分ほどの所になります。
高みを過ぎて、少し左へ曲がりながら降っていきます。 程なくして緩やかな尾根になります。 降り傾斜が増してくると、次第に尾根が狭くなってきます。 更に傾斜が増して右下にJR山陰本線の線路が見えてくると伐採地に出ます。 右を振り返ると、JR山陰本線の佐古峠トンネルが見えます。 手前には下池川橋りょうが見えます。
下山地
尾根の先端に向って、切り株などに手を掛けながら急傾斜の伐採地を降っていきます。 が剥き出した所もあるので、慎重に降っていきます。 枯れススキなどに掴まったりしながら、道路へ向って尾根を降りていきます。 慎重に降っていくと、「ウラガミ13」「ウラガミ14」の標識が取り付けられた電柱の脇に降り立ちます。 踊り場から43分ほど、神ノ浦山から1時間20分ほどで降りて来られました。
浦上地区
左へ続く道路を軽く登っていきます。 程なくして、「中学生自転車置場」の標識が取り付けられた建物を過ぎていきます。 傾斜がなだらかになると、JR山陰本線の柴山駅に着きます。
駅のホームは二つありますが、今では一つのホームしか使われていません。 【上り方面】、【下り方面