法沢山
概 要 法沢山は豊岡市と京丹後市の境(旧出石町・但東町・久美浜町の境)にある標高643.4m(点名:法沢)の山です。 山頂からは山並みを見渡せる素晴らしい眺めが広がり、条件が良いと久美浜湾や小天橋なども見えます。 今回は唐川地区から林道の終点まで進み、616m峰を経て法沢山へ登り、少し引き返して454m峰を経て谷筋へ降るルートを歩きます。
起 点 豊岡市但東町 唐川地区
終 点 豊岡市但東町 唐川地区
唐川地区…林道分岐…林道終点…尾根の肩…616m峰…小峰A…布袋野下山口…小峰B…唐川下山口…法沢山…唐川下山口…454m峰…谷筋…林道分岐…唐川地区
所要時間 4時間30分
歩いて... 林道終点から尾根の肩までは急な所もありますが、蛇行する踏み跡が見られます。 616m峰から法沢山までの稜線は、起伏があるものの歩き易くなっています。 454m峰を経て谷筋へ降る道は少し樹木が煩わしい所もありますが、歩くのに問題はありません。 谷筋に降りると道が不明瞭になりますが、沢沿いを歩いて何とか林道に出られました。
関連メモ 法沢山, 法沢山, 法沢山
コース紹介
唐川地区
豊岡市但東町を通る国道482号の出合交差点から北上していくと、 石田橋を渡った所にある唐川バス停を過ぎた所にがあります。 角には「右 宮津なりあい 左 くみはま」のが立っています。 左折して集落の奥へ進んでいくと、白いガードレールが設置された橋を渡った先にがあります。 奥山口橋を渡ってまで来ると、水利施設の手前の道幅が広がっているので、ここに車を止めさせて頂きました。
水利施設の先へ続くを軽く登っていきます。 程なくしてへ入っていきます。 正面が開けて明るくなってくるとがあります。 角には車数台を止められそうな広さの所があるので、ここまで車で入って来られそうです。 正面の道は少し先で行き止りなので、傾斜が増した右の道を登っていきます。 少し登って地道の林道(*)を進んでいくと、 左前方にが見えてきます。 曲がりながら登って傾斜が緩やかになると砂防ダムの脇に出ます。 取り付けられた銘板によると大谷川堰堤というようです。
*地道になった所から先を「林道」としておきますが、確かめた訳ではありません。
災害関連緊急砂防工事 大谷川堰堤
兵庫県
竣功 2006年8月
形状 H-7.0m L=60.0m V=1,891立方m
貯砂量 V=3,726立方m
林道分岐
短い芝草が生える緩やかなを進み始めると、「砂防指定地 大谷川」の看板を過ぎていきます。 尾根沿いに曲がりながら続くを進んでいきます。 少し開けた所に出ると、が二手に分かれています。 右へ曲がりながら進んでいくと、林道が分岐しています。 駐車地から10分ほどの所になります。 沢に架かる小橋を渡っていくは下山時に歩くことにして、右前方の道を登っていきます。
砂防指定地 大谷川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は県知事の許可が必要ですから豊岡土木事務所にご相談下さい。
左側を流れるの水音を聞きながら、少し傾斜が増した林道を登っていきます。 短い夏草が生えるを登っていきます。 左側に続く沢には所々にがあって、心地良い水音を響かせています。 傾斜が緩やかになるを進んでいきます。 また登り坂になる林道を進んでいくと分岐があります。 林道分岐から8分ほどの所になります。 沢に橋は架かっていませんが、に林道が続いています。 地形図を見ると、左の道を少し進んだ所から小尾根の先端に取り付けそうに思えますが、 今回は正面に続く林道を進んでいきます。
少し進んでいくとヘアピン状に曲がって、沢から離れていきます。 地肌が剥き出しのに沿って登っていきます。 ヘアピン状に左へ曲がっていくと、僅かなを過ぎていきます。 尾根のに続くようになる林道を登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、右側の斜面が崩落跡のようになっています。 林道分岐から22分ほどの所になります。
林道終点
の脇を進んでいきます。 傾斜が緩やかになった林道を進んでいくと、小沢が流れるに出ます。 右側を覗くと、岩壁を流れ落ちるが見えます。 谷筋を回り込むように左へ曲がっていくと、左肩がした所を過ぎていきます。 少し右へ曲がり始めると、林道は終点になります。 林道分岐から28分ほど、駐車地から38分ほどの所になります。 これからの尾根登りに備えて、水分補給をしながらひと息入れていきます。
落ち着いたところで、林道の先に現れるを登っていきます。 階段はすぐに終って、を辿りながら右へ曲がっていきます。 樹木に巻き付けられている桃テープ(*)を確認しながら、の尾根を登っていきます。 右・左と何度か曲がりながら登っていくと、を真っ直ぐ登るようになります。 少し傾斜が増してくると、緩やかな踏み跡が左へ分かれていきます。 林道終点から7分ほどの所になります。 左の踏み跡も気になりますが、正面の尾根の背を登っていきます。
*桃テープは稜線に出るまで適度な間隔で続いていて、ルートを示しているようです。
少しが見られる尾根を登っていきます。 程なくしてになりますが、登り難くはありません。 岩尾根を過ぎていくと、傾斜がになります。 傾斜が増してくる尾根を登っていくと、中ほどが割れた(*)を過ぎていきます。 傾斜が緩んだ所を過ぎて登り傾斜が増してくると、左右に続く踏み跡に出ます。 林道終点から26分ほどの所になります。 かなり汗を掻いて疲れたので、水分補給をしながらひと息入れていきます。
*このような岩は乙女岩と呼ばれることが多いのですが、 間隔が開き過ぎていて相応しくなさそうに思えるので、ここでは二ッ岩と称しておきます。
左右の踏み跡も気になりますが、少しアセビが見られるを登っていきます。 程なくして尾根の右斜面へ続くが現れます。 踏み跡の行く末は気になりますが、ここでも尾根の背を登っていきます。 少し登っていくと、またが尾根を横切っていきます。 何度か見かける踏み跡は、蛇行しながら尾根を登るように続いているのでしょうか。 ここは先の方に見える桃テープに向って、尾根の背を登っていきます。
尾根の肩
林道終点から適度な間隔で続いているを確認しながら、尾根の背を登っていきます。 次第にが緩んでくる尾根を登っていきます。 標高560m辺りまで来ると、緩やかな尾根の肩のような所に着きます。 林道終点から39分ほどの所になります。 は左へ続いていますが、水分補給をしながら休憩していきます。
616m峰
気を取り直して左の尾根を進んでいくと、程なくしてが増してきます。 脇の樹木に手を掛けたりしながら登っていくと、少し傾斜がになります。 右後方の樹間から僅かにを眺められる所を過ぎていきます。 僅かに撓んだ所を過ぎて登っていくと、左右に延びるに出ます。 少し起伏はありますが、腰の曲がった樹木がある辺りが地形図に載っている616m峰でしょうか。 尾根の肩から10分ほど、林道終点から52分ほどで登って来られました。 ここでも水分補給をしながら休憩していきます。
左へ続く緩やかな尾根を進み始んでいくと、程なくして少し曲がっていきます。 軽く登って僅かなマウンドを過ぎていくとになります。 緩やかになった所から軽く登り返していくと、僅かなを越えていきます。 軽く降っていくとになります。 軽く登り返していくと、緩やかになった高みに着きます。 616m峰から4分ほどの所になります。 中ほどには「一五」の石杭があります。
小峰A
高みを過ぎて、僅かなになる尾根を進んでいきます。 この尾根にも適度な間隔で桃テープが巻き付けられています。 緩やかになった所を過ぎて軽く登り、僅かなを越えていきます。 軽く降っていくとになります。 登り坂になった尾根を進んでいくと、尾根が分岐している標高590mほどの小峰に着きます。 616m峰から10分ほどの所になります。 中ほどには「134」「唐」の石杭があります。 も歩けそうな様子です。 地形図を見ると、林道にあった切通の手前の分岐から南西に入った所の小尾根から登って来られそうです。 今回登った尾根よりも傾斜が緩やかに思えて気になります。
右へ曲がって、桃テープが巻き付けられたを進んでいきます。 すぐに桃テープが巻き付けられた所から曲がって降っていきます。 尾根の背を快調に降っていくと、が剥き出す所を過ぎていきます。 緩やかになった尾根を進んで僅かに撓んだ所を過ぎていくと、僅かな高みに着きます。
軽いになる尾根を進んでいきます。 右側の樹間に丹後半島のを眺めながら降っていきます。 右前方にも但馬のが見えてきます。 も遠望できます。 少し進んだ所からは小天橋久見浜湾も見えてきます。
布袋野下山口
緩やかな所を過ぎて軽く登っていくと、僅かなを越えていきます。 になる尾根を進んでいきます。 緩やかな所を過ぎると、僅かなになります。 少し左へ曲がりながら登って緩やかになると、尾根が分岐している所に出ます。 616m峰から23分ほどの所になります。 中ほどには「法沢山」のが立っていて、正面の尾根を指しています。 袂には「法沢山は右へ」の標識があり、傍に「一七」の石杭もあります。 には「布袋野登山口は左へ」の標識が取り付けられています。 (*)を降っていくと、林道にある布袋野登山口に出られます。 周囲の様子を確認しながら、ひと息入れていきます。
*右の尾根は「法沢山」を参照。
小峰B
正面に続く尾根を進んでいくと、次第にになります。 が見られる尾根を登っていきます。 しばらく登っていくと、標高550mほどの小峰に着きます。 布袋野下山口から4分ほどの所になります。 中ほどには、板が落ちた「法沢山」のがあります。
少し降った所から軽く登っていくと、僅かなに着きます。 軽く降って登り坂になると、右へ曲がっていく尾根の手前からが分かれていきます。 法沢山へ行くには巻き道を進んだ方が少しでも楽そうですが、このまま尾根の背を登っていきます。 真っ直ぐ登っていくと、すぐに尾根の肩のような緩やかな尾根になります。 布袋野下山口から7分ほどの所になります。 中ほどには「一八」の石杭があります。
唐川下山口
右へ曲がっていくと、程なくしてになります。 が剥き出す尾根を登っていきます。 緩やかになった尾根を進んで登り坂になると、剥き出したの右側を過ぎていきます。 更にあるの脇を過ぎていきます。 少し登って、僅かなを過ぎていきます。 浅く撓んだ所まで来ると桃テープが巻かれています。 布袋野下山口から13分ほどの所になります。 今回はここから唐川地区へ向って左の尾根を降るのですが、その前に法沢山まで往復します。
登り坂になると、剥き出したの脇を過ぎていきます。 尾根の右肩に現れるを辿りながら登っていきます。 左へ回り込むように登っていくと、僅かな高みに着きます。 少し右へ曲がった所にある樹木の袂には、「法沢山」のが倒れています。
軽く降っていくとになります。 少し登っていくとになります。 登り坂になる尾根を進んでいくと、小岩が見られるに着きます。 少し撓んだ尾根から軽く登って緩やかになると、右へ曲がる僅かな高みに着きます。 唐川下山口から13分ほどの所になります。 中ほどには石杭が二つ並んでいて、片方には「五七」のタイルが嵌め込まれています。
法沢山 (標高643.4m)
軽く降って、傾斜が増してくるを登っていきます。 上の方に山頂が見えてくるとが張られています。 時々トラロープに掴まりながら登っていくと、明るくなった法沢山に着きます。 唐川下山口から5分ほど、616m峰から57分ほどで登って来られました。 山頂には真新しい「法沢山643.4m」のがあって、袂には三等三角点「法沢」があるので、 地形図に載っている643.4m峰になるようです。 西から北にかけて素晴らし眺めが広がります。
も良く見えます。 特徴的な姿のも見えます。 山頂ではを沢山見かけます。 トンボも多く飛んでいますが、止まってくれないので上手く写せませんでした。 お昼には少し早い時刻でしたが、景色を眺めながら昼食タイムにしました。
お腹が満ちて眺めも堪能したところで、を引き返していきます。 程なくしてある「布袋野下山口」のを過ぎていきます。 張られたに沿って尾根を降っていきます。 傾斜が緩やかな所を過ぎていくと、左へ曲がっていくが近づいてきます。 軽く登っていくと、「五七」などの石杭が二つある僅かな高みに着きます。
法沢山から北へ続く尾根は「法沢山」,「法沢山」を参照。
法沢山から西へ続く尾根は「法沢山」,「法沢山」を参照。
法沢山から南西へ続く尾根は「法沢山」を参照。
少し左へ曲がって、を進んでいきます。 軽い登り坂になると、僅かなを過ぎていきます。 小岩が見られるを過ぎていきます。 少し降っていくとになります。 登り坂になると、倒れた「法沢山」の標識がある僅かな高みに着きます。
唐沢下山口
尾根の左肩に現れるを降っていきます。 右へ回り込むように降っていくと、が剥き出す尾根の背に出ます。 尾根の背を降っていくとになります。 程なくして、少し左へ曲がって軽く登る所に着きます。 法沢山から12分ほどの所になります。 616m峰へ続く元来た尾根は左前方へ進んでいくのですが、 唐沢地区へ降るべく、桃テープが巻かれた樹木の所からを降っていきます。
最初はが不明瞭ですが、少し降っていくと次第に明瞭になってきます。 が茂る所もありますが、行く手を遮るほどではありません。 右・左と小さく曲がりながら続くを降っていきます。 標高510m辺りまで来ると、尾根が分岐しています。 唐沢下山口から7分ほどの所になります。 南西へ延びる右の尾根は見送って、を降っていきます。
軽く降っていくとになります。 曲がりながら続く尾根を軽く降っていきます。 少し降っていくとになります。 軽く登っていくと、標高490mほどの高みに着きます。 唐沢下山口から11分ほどの所になります。 南東へ延びる左の尾根は見送って、南西へ延びるを降っていきます。
454m峰
少し左へ曲がりながら降っていくとになります。 少し右へ曲がりながら進んで、腰の曲がったを過ぎていきます。 少し降っていくと、に着きます。 登り坂になった尾根を進んでいくと、尾根が分岐している高みに着きます。 目印になりそうなものは見かけませんが、地形図に載っている454m峰になるようです。 唐沢下山口から21分ほどの所になります。 も歩き易そうで気になります。 地形図に破線の道が描かれた谷筋へ降りていけそうですが、谷筋の破線の道はできる限り避けたいので見送っていきます。 少しでも谷筋を歩く距離を短くすべく、を降っていきます。
少し降っていくとになります。 降り傾斜が増して標高440m辺りまで来ると、尾根が二手にしています。 454m峰から4分ほどの所になります。 ここは南東へ延びるを降っていきます。 緩やかな所もある降り基調の尾根を進んでいきます。
緩やかなのような所に着いて、左へ曲がって降っていきます。 軽く降った所を少し曲がっていきます。 標高380m辺りまで来ると、尾根が二手にしています。 454m峰から12分ほどの所になります。 ここは松の木の脇からを降っていきます。 程なくして左前方に山並みが見えてきます。
になった尾根を進んでいきます。 少し左へ曲がりながら軽く降っていくと、またになります。 右・左と小さく曲がりながら続くを降っていきます。 やがて左右に谷筋が続く狭い尾根になってきます。
谷筋
尾根を真っ直ぐ進んでいくと、正面の谷筋へのに出ます。 降りて行けそうにないので、歩き易そうなを降っていきます。 植林地の斜面を降っていくと、谷筋合流する所に降り立ちます。 454m峰から25分ほど、法沢山から58分ほどで降りて来られました。 シダ類や落ち葉で分り難いですが、右からはが降ってきています。 地形図に載っている破線の道のように思えます。
にはシダ類や倒木があるばかりで、明瞭な道は見かけません。 に道らしきものがありますが、次第に歩き難くなります。 少し水が流れるを渡っていきます。 やがて沢の左側が急になって歩けなくなるので、僅かに水が流れるを渡って右側に出ます。 谷筋に降り立った所から9分ほどの所になります。
僅かに道の痕跡があるを進んでいきます。 程なくして涸れたを過ぎていきます。 沢沿いが歩けなくなると、沢から少しを歩いたりしながら進んでいきます。 倒木が多く少し泥濘んだ所もありますが、歩けそうな所を探しながらを進んでいきます。 右側も沢のようになると、シダ類が茂るを過ぎていきます。 岩を避けたりしながら更に進んでいくと、次第にになります。 程なくして沢に架かるコンクリート製の小橋に出てホッとするのでした。 谷筋に降り立った所から23分ほどの所になります。
林道分岐
小橋を渡って右へ曲がり、短い芝草が茂るを進んでいきます。 少しシダ類が茂るようになると、僅かなへ入っていきます。 右側の奥にはが少し見えます。 山裾に沿って曲がりながら進んでいくと、最初に歩いてきたが見えてきます。 沢に架かる小橋を渡ると、左右に通る林道合流します。 谷筋に降り立った所から27分ほどで出られました。
短い芝草が生えるを軽く降っていきます。 松の幼木が続くを、尾根沿いに曲がりながら進んでいきます。 「砂防指定地 大谷川」の看板を過ぎていくと、の脇に出ます。 傾斜が増して舗装路になった道を降っていくと、ダムの下から来る道が右から合流してきます。
唐川地区
左へ曲がって、植林地に続くを降っていきます。 植林地を抜けて開けた所に出るとがあります。 水利施設の端まで降ってくると、車を止めておいた駐車地があります。 林道分岐から10分ほどで到着しました。