依遅ヶ尾山
概 要 依遅ヶ尾山は京丹後市丹波町にある標高540.2mの山です。 山頂には役小角を祀る石室と不動尊を祀る木祠があり、信仰の山になっています。 山頂からは丹後半島の山並みや海岸線を一望できる眺めが広がります。 矢畑地区の登山口から山頂まで明瞭な登山道が設けられていて、迷うことなく登ることができます。
起 点 京丹後市丹後町 矢畑地区
終 点 京丹後市丹後町 矢畑地区
矢畑地区…ありが棟…登山口…展望地…鳥居跡…依遅ヶ尾山…鳥居跡…展望地…登山口…ありが棟…矢畑地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 登山口から山道に入ると傾斜が増してきます。 石がゴロゴロしたり狭い所がある上に前日の雨で滑り易くなっていたので、足元に注意しながら登っていきました。 山頂が近づくと緩やかで広い道になります。 雪が少し見られましたが、歩くのに支障はありませんでした。 山頂の北東側の樹木が新たに伐採されていて、以前よりも眺めが広がりました。
関連メモ 依遅ヶ尾山, 依遅ヶ尾山, 依遅ヶ尾山
コース紹介
矢畑地区
京丹後市峰山町から国道482号を北上していきます。 府道53号や府道654号を横切って三宅橋の手前まで来るとがあります。 角に立つ「依遅ヶ尾登山口」の標識に従って右折し、府道75号を東進していきます。 是安橋を渡っていくと、集落が現れる所にがあります。 角に立つ「依遅ヶ尾山」の標識に従って左折していきます。 を渡った所を「依遅ヶ尾山」の標識に従って左へクランク型に曲がっていきます。 途中にがありますが、「依遅ヶ尾山」の標識に従って左へ曲がって道なりに進んでいくと、 「丹後天橋立大江山国定公園 依遅ヶ尾山」のが出る広場に着きます。 車を10台ほどは止められる駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
広場には「矢畑依遅ヶ尾の郷」と書かれたがあります。 周りにはも設置されていて、ひと休みするのにも良さそうな所です。 ベンチの脇から始まる地道の作業道から依遅ヶ尾山へ登っていきます。 入口にはをくり抜いた入れ物に壊れた杖が入っています。
作業道を歩き始めると、すぐの所に「火の用心」と書かれた金属管のがあって、使えそうな杖が沢山入れられていました。 右への曲がり角にはがあって、道に水が流れ出て泥濘んでいます。 右へ曲がってを登っていきます。 少し先を左へ曲がっていくと、して水が少し流れる所を過ぎていきます。 左側の樹木が減ると、山並みが広がってきます。
ありが棟
広いを進んでいくと、右へ曲がっていきます。 次第に広がってくるを右に眺めながら登っていきます。 少し水が流れて泥濘んだ所を過ぎて左へ曲がると、茅葺きの円錐形の建物があります。 駐車スペースから10分ほどの所になります。 名前を記した標識類は見掛けませんが、情報によるとありが棟というようです。 中には石製のと立て掛けられたがあるばかりでした。
登山口
脇にある石製のを過ぎていきます。 ありが棟のすぐ先で作業道は終点のようになっています。 地形図にはもう少し先まで作業道が描かれていますが、もう使われていないようです。 正面の樹木には「依遅ヶ尾山登山道」のが取り付けられています。 標識に従って、右へ戻るようにして続くを登っていきます。
僅かなのような所を過ぎていきます。 道なりに左へ曲がりながら登っていくと、へ入っていきます。 入口の樹木の袂には「依遅ヶ尾山登山道」と「上まで1200m」のが落ちています。 右へ少し曲がって、植林地の尾根を登っていきます。
植林地を抜けるとになります。 大小の岩や石がゴロゴロするを左・右と曲がりながら登っていきます。 樹木が減ってに出ると、急に道が狭くなります。 足元に注意しながら斜面を横切るように登っていくと、右側にが広がってきます。 ポツンと生える樹木の所まで来て、道なりに左へ曲がっていきます。 登山口から8分ほどの所になります。
が増してきた道を登っていきます。 見える範囲が変わってくるを左に眺めながら登っていきます。 僅かなの手前まで来て、右・左と曲がって登っていきます。 石がゴロゴロした沢筋を横切って、左へ曲がりながら登っていきます。
展望地
歩き易くなったものの傾斜がを登っていきます。 左の樹木が少なくなった所まで来るとが見えてきます。 遠くの山は少し冠雪していて、手前にはまだ朝霧が漂っています。 が上を覆う道を登っていきます。 少し傾斜が緩やかになると、左側が開けた展望地に出ます。 登山口から18分ほどの所になります。 以前に来た時には「ここでいっぷく」「あと800m」の標識が樹木に取り付けられていたのですが、この時には見かけませんでした。 左側にはを眺められます。
眺めを確認したら、を横切るように続く道を更に登っていきます。 少し右へ曲がりながらを登っていきます。 少し登った先を右へ曲がっていくと、樹木に取り付けられたが見えて来ます。 近づいていくと「あと700m」となっています。 登山口から22分ほどの所になります。
標識を過ぎていくと、少し樹木が減ったに出ます。 道なりに左へ曲がって、が剥き出す道を登っていきます。 次第に傾斜が増してくる道を息を弾ませながら登っていくと、曲がっていきます。 曲がり角から分かれていくがあって気になりますが、見送っていきます。 斜面に続く道を更に登っていくと、次第に左へ曲がっていきます。
鳥居跡
左へ曲がって、が幾つも剥き出す所を登っていきます。 少し傾斜が緩んだ所を過ぎていくと、左に樹間に僅かにが見えてきます。 道なりに右へ曲がっていくと、赤テープが巻かれた木があるに出ます。 正面には目指す依遅ヶ尾山が見えますが、まだ標高差がありそうな様子です。 左へ曲がっていくと、鳥居に使われていたと思われる角柱や円柱の石材が幾つか道に倒れています。 登山口から32分ほどの所になります。 鳥居跡を過ぎた所の樹木に「あと500m」のが取り付けられています。 以前に来た時には道の左側の木に取り付けられていましたが、この時には右側の木に移されていました。
鳥居跡の先に続くを登っていきます。 右に樹間にを眺めながら進んでいきます。 少し曲がりながら登っていくと、次第に傾斜が緩んで幅も広がってになります。 道の両側にが茂るようになる緩やかな道を進んでいくと、雪が少し見られるようになりました。 少し右へ曲がって登り坂になってくると、一面に雪が見られるようになりましたが、積雪量はほんの僅かで、歩くのに支障はありませんでした。
雪が積もるを右へ曲がりながら軽く登っていきます。 大きな樹木を過ぎていくとになります。 生い茂る熊笹の先に見えるが次第に近づいてきます。 軽い登り坂(*)になる道を進んでいくと尾根の背に出ます。
*途中で乗原地区からの登山道が合流します。(「依遅ヶ尾山」を参照)
左へ曲がって、傾斜が増してくるを登っていきます。 が目立つようになる尾根を登っていきます。 右へ曲がって、を抜けていきます。 狭い所を過ぎて尾根が広がってくると、が間近に迫ってきます。 雪で滑らないよう足元に注意しながら登っていくと、依遅ヶ尾山の緩やかな山頂部の南西端に着きます。 登山口から50分ほどで登って来られました。
窪んだ所には石室木祠があります。 解説板などは見掛けませんが、情報によると、にある腰掛けたような像は役小角で、 には不動尊を祀ってあるのだそうです。 石室には細い木の鳥居が寄り掛かっていますが、 以前には依遅神社もあって、古くから信仰の山だったようです。 振り返ると、南西の方角には丹後半島の山並みや海岸線などを一望できる眺めが広がります。
には、来る時に通ってきた成願寺清水交差点から続く府道75号などを見下ろせます。
依遅ヶ尾山 (標高540.2m)
窪んだ所から上がって、その先へ続く狭くなったを進んでいきます。 僅かな雪を踏みしめながら進んでいくと、「依遅ヶ尾山540m」の標識があります。 傍には二等三角点「一ヶ尾」があるので、地形図に載っている540.2m峰になるようです。 三角点の先へ進んでいくと、には海岸線や山並みを見渡せる眺めが広がります。
以前に来た時には北東側は生い茂る樹木が邪魔をしていましたが、この時には伐採されて良い眺めになっていました。 海に突き出した、 丹後半島の最北端の、 電波塔が立ち並ぶ、 送電線の鉄塔が立つなどもよく見えます。
眺めを堪能したら、から下山していきます。 がある窪んだ所を過ぎていきます。 正面に広がる景色をながめながら、を引き返していきます。 滑らないよう足元に注意しながら斜面を降っていくと、を抜けていきます。 大きな岩が目立つ尾根を降っていくと、尾根の背を外れて右へ曲がっていきます。
鳥居跡
一旦緩やかになって再び傾斜が増してくる広い斜面を降っていくと、次第に傾斜がになります。 道に横たわるを跨いでいくと、降り傾斜が増してきます。 両側にが茂る道を降っていくと、次第に雪の量が減ってます。 雪がほとんど見られなくなったを軽く降っていきます。 道に剥き出す丸い小岩を過ぎていくと、「あと500m」の標識がある鳥居跡に着きます。 山頂から13分ほどの所になります。
展望地
道なりに右・左と曲がっていくと、が幾つも剥き出す所を降っていきます。 次第に右へ曲がっていく道を降って左へのまで来ると、踏み跡を右へ分けていきます。 傾斜が増してくる所を右へ曲がりながら降っていくと、少し樹木が減ったに出ます。 「あと700m」のが取り付けられた樹木の先を左へ曲がって降っていきます。 斜面を横切るように降って傾斜が少し緩やかになると、右側が開けたに出ます。 山頂から24分ほどの所になります。 右に広がる景色を再度眺めていきます。
傾斜が増してくる道を降っていくと、樹木が少なくなった所からが見えます。 僅かな谷筋に出て、石がゴロゴロするを横切っていきます。 傾斜が増してくるを右・左と曲がって降っていきます。 次第にが開けてくる斜面を降っていきます。 石がゴロゴロする荒れて狭い道を降っていくと、ポツンと生える樹木の前に出ます。 山頂から34分ほどの所になります。 右に広がる山並みを眺めていきます。
右へ曲がって、石がゴロゴロするを降っていきます。 傾斜が緩やかなに入って、大小の岩や石がゴロゴロする所を降っていきます。 左・右と曲がりながらを降っていきます。 傾斜が緩やかになるとへ入っていきます。 道なりに左へ曲がりながら降っていくと、「依遅ヶ尾山登山道」と「上まで1200m」の標識が落ちている植林地の端に出ます。 山頂から41分ほどの所になります。
登山口
右へ曲がりながら降っていくと、僅かなのような所を過ぎていきます。 広くなってくるを降っていきます。 正面に稜線を眺めながら降っていくと、「依遅ヶ尾山登山道」の標識が取り付けられた樹木がある登山口に出ます。 山頂から43分ほどで降りて来られました。
ありが棟
作業道を左へ進み始めると、すぐの所に円錐形をした茅葺きのありが棟があります。 内部を再度確認してから、少し先を右へ曲がっていくを降っていきます。 左に広がってくるを眺めながら降っていきます。 少し水が流れてを過ぎていきます。 山並みを眺めながら降っていくと、道は曲がっていきます。
矢畑地区
山並みを眺めながら降っていくと、して水が少し流れる所を過ぎていきます。 少し先を道なりに曲がって降っていきます。 正面に稜線を眺めながらを緩やかに降っていきます。 程なくして左下にが見えてきます。 僅かな沢が流れる所を左へ回り込んでいくと、車を止めておいた駐車スペースに着きます。 登山口から10分ほど、山頂から53分ほどで降りて来られました。