白菅山
概 要 白菅山は香美町村岡区にある標高896.4mの山です。 山頂からの眺めは僅かですが、北側と南側にある展望地からは山並みを見渡せます。 東側の三川林道や南西側の笹原山方面からも登れますが、 今回は北北西にある和佐父峠から尾根筋を登るルートを往復します。
起 点 香美町村岡区 和佐父峠
終 点 香美町村岡区 和佐父峠
和佐父峠…X字路…登山口…鞍部…700m峰…小峰…尾根の肩…白菅西展望台…白菅山…白菅東展望台…白菅山…白菅西展望台…尾根の肩…小峰…700m峰…鞍部…林道…X字路…和佐父峠
所要時間 3時間10分
歩いて... 標識類は少ないものの、赤テープが所々に取り付けられていてルートを示していました。 山頂部に着く手前では急坂が続き、何度も立ち止まって噴き出す汗を拭きながらの遅い登りとなりました。 下山時には登ってきた尾根筋の途中から林道に降りていきました。
関連メモ 白菅山, 鉄山, 白菅山
コース紹介
和佐父峠
香美町村岡区を通る国道9号の入江トンネル東交差点から県道266号を北上していきます。 県道4号に出て更に北上していくと、村岡学校給食センターを過ぎた所にがあります。 角には「射添渓谷」の看板が出ていて、右に分かれていく道を指しています。 「8.2km小城」「1.3km和佐父」の道路標識も立っていて右の道を指しています。 右の道を登っていくと、振興橋を渡った所に「」があります。 今回登る白菅山の名前も見られますが、詳細なルートまでは分かりません。 斜面にある和佐父地区の集落を過ぎて曲がりながら続く舗装路を登っていくと、 架け替えられたようなを渡っていきます。 和佐父峠の直前まで来ると、地道の林道が右前方へ分かれていきます。 その入口が広くなっているので、端に寄せて車を止めました。
県道4号から駐車地までの所要時間は15分ほどでした。 道は舗装されていますが、拳サイズの落石が散見されました。 対向車があると難儀しそうな狭い道ですが、幸いにも対向車は現れませんでした。
X字路
右前方に白菅山と思われる山を眺めながら、緩やかなを進んでいきます。 左・右と小さくに曲がりながら進んでいきます。 左の尾根が次第に低くなってくると、林道がX字形に分岐している鞍部に出ます。 駐車地から2分ほどの所になります。 標識類は見掛けませんが、左前方の林道を進んでいきます。
登山口
少し右へ曲がりながら進んでいくとになります。 道を塞ぐ倒木を跨いでいくとになります。 尾根が低くなったのような所を左へ曲がり始めると、植林地の樹木に紙のようなものが取り付けられています。 駐車地から4分ほどの所になります。 少し手前の段差の低い所から植林地を登って近づいていくと、 破れていて定かではありませんが、 「」と書かれているようです。 ここが白菅山への尾根コースの入口になります。 林道はこの先へと続いていますが、ここから尾根を登っていきます。
軽い登り坂の植林地のには伐採木が散乱気味ですが、それほど歩き難くはありません。 程なくして標高660mほどのに着いて、少し右へ曲がって降っていきます。 緩やかなを過ぎて、その先へ登り返していきます。 傾斜が緩やかになると、尾根の右斜面に現れる踏み跡を進んでいきます。
を横切るように続く踏み跡を進んでいきます。 右下には手前のX字路から分かれてきたが見えます。 少し左へ曲がりながら進んでいくと、が巻かれた樹木があります。 同様のテープはこの先にかけて所々で見掛けるようになります。 程なくして尾根の背に復帰すると、すぐに登り坂が現れます。 登山口から8分ほどの所になります。 右側の樹木を見ると、向こう側を向いた「和佐父」のが取り付けられています。
標識の所から右斜面に続くを進んでいきます。 に復帰して、軽く降っていきます。 軽いになる尾根を進んでいきます。 所々に巻かれているを確認しながら登っていきます。 尾根の背の僅かに右肩を軽く降ったりしながら進んでいくとになります。 左前方には目指す白菅山が見えてきますが、まだまだ距離がありそうに思えます。 登山口から15分ほどの所になります。
降る所もあるを進んでいきます。 傾斜が増してくるを登っていきます。 が見られるようになる尾根を進んでいくと、可憐な花を咲かせる株もありました。 尾根の背から少し外れてを登っていきます。 広がった斜面を登るようになると鞍部が見えてきます。
鞍部
少し左へ曲がりながら登っていくと、標高690mほどの鞍部に着きます。 登山口から21分ほどの所になります。 赤テープが巻かれた中ほどの木には、登山口で見掛けたのと同様のが取り付けられています。 ここのも少し破れていましたが「白菅山へ(尾根道)」と書かれているようです。 尾根の幅が広がって道がはっきりしませんが、左へ続くを登っていきます。
700m峰
広い尾根を軽く登っていくと、すぐに僅かなに着きます。 僅かにになった尾根を進んでいきます。 を過ぎて登り返していきます。 軽く登っていくと緩やかな高みに着きます。 この辺りが地形図に載っている700m峰のようですが、標石や標識類は見掛けません。
小峰
植林地と雑木林を分けるを軽く降っていきます。 を過ぎて登り返していきます。 樹皮が剥がれての脇を登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高700mほどの小峰に着きます。 鞍部から8分ほどの所になります。 にも歩けそうな尾根が続いていますが、 を降っていきます。
を過ぎて登り返していきます。 尾根を登っていくとが見られるようになります。 傾斜が増してくると、尾根のを登るようになります。 回り込むように登っていくと、尾根の肩のような緩やかな所に着きます。 鞍部から14分ほどの所になります。 右の樹間からはが見えます。
すぐに尾根の背を外れて、右肩に続くを進むようになります。 の下を過ぎていきます。 尾根の背に復帰するとが増してきます。 左の樹間からが見える所があります。 奥にある電波塔が幾つか立つ山は、方角からすると三川山でしょうか。
尾根の肩
所々に巻かれている赤テープを確認しながら登っていくとになります。 すぐに傾斜が増してくると、再びが見られるようになります。 見えてくるへ向かって登っていきます。 緩やかになった尾根の肩に着くと、尾根が分岐しています。 鞍部から23分ほどの所になります。 白菅山へはを進んでいくのですが、 も歩けそうな様子です。 下山時には自然に続く左の尾根を誤って降りそうに思えたので、持ち合わせの桃紐を脇の樹木に括り付けておきました。
緩やかな尾根を進んでいくとになります。 右の樹間からを眺めながら登っていきます。 登り坂の尾根が続きますが、でひと息入れながら登っていきます。 登り傾斜が増し始めると、左の樹間からまたと思われる山が見えます。 ブナの林が続く尾根を登っていきます。
所々に巻かれている赤テープを確認しながら、急傾斜のを休み休み登っていきます。 やがて正面の樹間にが見えるようになります。 益々傾斜が増してくるので、右の方に見えているのような所を目指して、斜面を横切るように登っていきます。 少し窪んだ道を登っていくと、やっとのことで左右に通る尾根にある緩やかな踊り場のような所に着きます。 鞍部から51分ほどで登って来られました。
白菅西展望台
左に続くを登っていきます。 少し登って傾斜が緩んでくると、向こう側を向いたが樹木に取り付けられています。 近づいていくと、文字が半分ほど不鮮明になっていますが「」と書かれているようです。 その後ろの樹木には「」の標識が取り付けられています。 標識の先へ出てみると、を見渡せる展望地になっていました。 急坂を登ってきた疲れを癒しながら休憩していきました。
ここは緩やかになった白菅山の山頂部の西側というより北側という方が実状に近いので、 「展望台」と呼ぶのが自然のように思えます。
白菅山 (標高896.4m)
落ち着いたところで、緩やかになったを進んでいきます。 2分ほど進んでいくと、樹木が切り払われた小広い所に出ます。 中ほどには角が欠けた「白菅」があるので、地形図に載っている896.4m峰白菅山になるようです。 鞍部から1時間ほど、登山口から1時間21分ほどで登って来られました。 三角点の背後の木には「白菅山(標高896.4m)」のが取り付けられています。 左側からは三川林道からのが登って来ています。 山頂の周囲には樹木が茂っていて展望は良くありませんが、 東側の樹木が少し伐採されていて僅かにを眺められます。
(三川林道からの登山道は「白菅山」, 「鉄山」, 「白菅山」を参照)
山頂から南へ続くの尾根を進んでいきます。 程なくしてになります。 僅かに登った先を軽く降っていくと、向こう側を向いた標識が樹木に取り付けられています。 振り返ってみると、今来た尾根を指す「白菅山」のです。 標識のすぐ先から右の急斜面を降るがあります。 右の道は748m峰を経て笹原山鉄山へ続いていますが、今回は見送っていきます。
(右の道は「鉄山」を参照)
白菅東展望台
少し傾斜が増してくるを降っていきます。 正面が開けてくると、が取り付けられた樹木が見えてきます。 近づいていくと「」となっています。 白菅山から4分ほどの所になります。 正面の木々が切り払われていて、先ほどの白菅西展望台より広い範囲を見渡せる展望地になっています。
残雪があると思われる山も見えます。 その右側にも残雪がある山が見えますが、方角からするとでしょうか。 右側には新たに造られたようながありますが、 748m峰へ続く尾根に出られるのでしょうか。 お昼にはまだ早い時刻でしたが、景色を眺めながら昼食タイムにしました。
ここは緩やかになった白菅山の山頂部の東側というより南側という方が実状に近いので、 「展望台」と呼ぶのが自然のように思えます。
白菅山 (標高896.4m)
お腹が満ちて景色も楽しんだところで、を引き返していきます。 軽い登り坂になった尾根を進んでいくと、「白菅山」の標識が取り付けられたを過ぎていきます。 になった尾根を進んでいきます。 程なくしてが増してきます。 樹木が切り払われた小広い所に出ると、白菅山の山頂に着きます。 白菅東展望台から4分ほどの所になります。 右に僅かに見えるを再度確認していきます。
白菅西展望台
北へ続くを進んでいきます。 何処が道なのかはっきりしませんが、左寄りを進んでいきます。 少し傾斜が増してくる尾根を降っていくと白菅西展望台に着きます。 白菅山から2分ほどの所になります。 左に広がるを再度眺めていきます。
傾斜が増した尾根を降っていくと、すぐに緩やかなのような所に着きます。 右へ曲がって、僅かにを降っていきます。 斜面を横切るように降っていくとに出ます。 何度も立ち止まりながら登ってきた急な尾根ですが、降る時は快調であります。 が続く尾根を降っていきます。 登り時には気が付きませんでしたが、尾根の中ほどに赤い小札をくわえ込んだ樹木があります。 白菅山から14分ほどの所になります。 同様のは山歩きをしていてたまに見掛けます。 文字などは確認出来ませんでしたが、何のための標識でしょうか。
尾根の肩
次第に傾斜が緩んでくるを降っていきます。 右の樹間からと思われる山を眺めたりしながら降っていきます。 少し傾斜が増してくる尾根を降っていくと、分岐になった尾根の肩のような所に着きます。 白菅山から21分ほどの所になります。 を降って行きそうになりましたが、 登り時に括り付けておいた桃紐を見つけて、を降っていきます。
少し降っていくとになります。 右の樹間からと思われる山を眺めたりしながら進んでいきます。 僅かな登り坂になると、尾根の背を外れて左肩に続くを進むようになります。 枯れた大木の下を過ぎて尾根の背に出ると、尾根の肩のような緩やかな所になります。 左の樹間から僅かにを眺めていきます。
小峰
すぐに尾根のを降るようになります。 尾根の背に復帰して降っていくとになります。 右にはが降っていきます。 近づいてくるへ向かって尾根を登っていきます。 程なくして分岐になった標高700mほどの小峰に着きます。 白菅山から34分ほどの所になります。
700m峰
歩けそうなの尾根は見送っていきます。 左へ曲がって、樹皮が剥がれての脇を降っていきます。 緩やかな所を過ぎて、軽いになる尾根を進んでいきます。 地形図に載っている700m峰と思われる緩やかになった尾根を進んでいきます。
鞍部
僅かなになる尾根を進んでいきます。 軽く登るようになると、僅かなに着きます。 広い尾根を軽く降っていくと、標高690mほどの鞍部に着きます。 白菅山から41分ほどの所になります。 中ほどの樹木には「白菅山へ(尾根道)」と書かれた少し破れたが取り付けられています。 登ってきたのはになりますが、 登り時に見えていた林道へ降りられるのではないかと思って、を進むことにしました。
軽く登っていくとになります。 になって尾根が広がってくると、道が分かり難くなります。 左寄りに進んで、植林地と雑木林のの辺りを降っていきます。 真っ直ぐ降っていくと、正面の樹間にが見えてきます。 傾斜が増してくる尾根を降っていくと、下の方に林道が見えてきます。 鞍部から5分ほどの所になります。
林道
傾斜が急過ぎて降りていけそうにないと戸惑っていると、右へ曲がっていくがあるので、 これ幸いと歩いていくことにします。 斜面を横切るように続くを進んでいきますが、なかなか林道へ降りていきません。 所々から見えるを眺めながら進んでいきます。 しばらく進んでも一向に林道へ降りる気配がないし、踏み跡も次第に頼りなくなってくるので、 林道との高低差が3mほどになった辺りで、意を決してを降ることにしました。 カメラを収めて四輪駆動で木や石などに掴まりながら滑り落ちるように降っていくと、何とか林道に降りられました。 鞍部から11分ほど、白菅山から53分ほどで降りて来られました。 振り返ると、斜面を斜めに降る踏み跡が見られますが、明瞭ではありません。
ホッとしながら、右へ続く地道のを進んでいきます。 林道は堅く締まってはおらず、建設されてからあまり年月が経っていない様子です。 所々から広がるを眺めながら、緩やかに続く林道を進んでいきます。 を回り込んでいくと、道に少し水が流れて泥濘んでいました。 轍も見られるので、作業用の車が走っているようです。 まだ咲いている山桜の下を過ぎていきます。
X字路
を丸太で補修した所を過ぎていきます。 等高線に沿うように曲がりながら進んでいくと、林道がしています。 林道に降り立った所から11分ほどの所になります。 標識類は見掛けませんが、正面から右へ曲がっていく道を進んでいきます。 曲がりながら続くを更に進んでいきます。 右の尾根が次第に低くなってくると、最初に通っていった林道がX字形に分岐している鞍部に出ます。 林道に降り立った所から14分ほどの所になります。 元来たのは左の道になりますが、の道が気になるので歩いてみることにしました。
緩やかな道を進んでいくと、程なくして軽いになります。 傾斜が緩やかになるとがあります。 左の道は左へ折れ曲がった先で行き止まりになっているので、正面の道を進んでいきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくと舗装路に出ます。 正面に立つ電柱には「ワサブ 81 86 13」のが取り付けられています。
和佐父峠
左へ続くを進んでいきます。 軽く登って、切通になったを越えていきます。 軽く降り始めると、林道の入口にある車を止めておいた駐車地に着きます。 林道に降り立った所から19分ほどで到着しました。
ここから県道4号に出るまでは狭い道ですが、幸いにも対向車は現れませんでした。