概 要 |
大笠山は与謝野町と宮津市の境にある標高740mの山です。
山頂からは北側に広がる山並みを見渡せます。
西側の池ヶ成公園から登ることもできます。
近くにある航空管制塔まで車で行くことが出来るので、山頂に立つのだけが目的ならとても容易な山ですが、
今回は東側の大江山スキー場からゲレンデを経て登っていきます。
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起 点 |
宮津市小田 普甲峠
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終 点 |
宮津市小田 普甲峠
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普甲峠…リフト乗り場…宮津街道(入口)…リフト降り場…電波塔1…電波塔2…電波塔3…電波塔4…電波塔5…巨木…電波塔6…大笠山…電波塔6…電波塔5…車道…宮津街道…バンガロー村…普甲峠
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所要時間 |
2時間50分
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歩いて... |
ゲレンデはかなり傾斜が急な所もあって、息を弾ませながら登ることになりました。
リフト降り場まで登ると、その先は緩やかな尾根になります。
要所に「赤赤トレイル」の標識が立っていたり桃テープが取り付けられていて、分かり易くなっていました。
木陰を歩く所が多くて時折涼やかな風も吹いてきて、心地よい山歩きができました。
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関連メモ |
大笠山,
宮津街道,
大笠山
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普甲峠
宮津市を通る府道9号を南下していきます。
与謝野町へ続く府道16号を西に分けて更に南下していくと、大江山スキー場がある普甲峠に着きます。
辛皮駅への道が東へ分かれていく手前に、路肩が広がった車数台分の駐車スペースがあるので、ここに車を止めました。
辛皮駅への道の入口には
「」、
「」、
「丹後天橋立大江山国定公園」などのが設置されています。
「ようこそ宮津・天橋立へ」「宮津市観光案内図」と題した案内図には
「」があります。
今回歩くルートはマイナーなのか、これらの案内図には載っていません。
大江山伝説のみち普甲峠コース
盛林寺 |
戦国時代末期に創建された禅宗寺で、数々の文化財があります。
境内墓地には、明智光秀の首塚と称する宝篋印塔があります。
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宮津街道石畳道 |
宮津藩主京極高広により京街道として切り開かれたもので、当時の石畳が所々に残っています。
文化庁「歴史の道百選」に選定されています。
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大江山ロッジ バンガロー村 スキー場 |
ハイキング、キャンプ、スキーと大江山連峰の四季折々の自然を満喫できる施設が揃っています。
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大江山ロッジ〜盛林寺:4.9km
大江山ロッジ〜宮津駅:8.7km
大江山ロッジ〜辛皮駅:4.4km
丹後天橋立大江山国定公園
丹後半島海岸地区
丹後天橋立大江山国定公園は丹後半島の「海岸と美しい海」、半島中央の「高原と多様な自然」、
大江山を中心とした「連峰と雄大な景観」が見られます。
丹後半島海岸地区は日本海に面し、砂丘や奇岩、砂州、島、岬など、さまざまな海岸景観が見られます。
また、浦島伝説や日本三景の天橋立、伊根の舟屋など歴史・文化景観も多様です。
世屋高原地区
世屋高原地区は丹後半島のほぼ中央に位置し、標高500m〜600mの稜線が連なる高原です。
この地区は、近畿でも有数のブナ・ミズナラ等の落葉広葉樹林や希少な動植物、渓流、湿原、山頂から真下に海を見下ろす半島ならではの眺望景観があり、
棚田などの文化景観を含み、さまざまな自然風景を見ることが出来ます。
大江山連峰地区
大江山連峰地区は丹後半島の南に位置し、標高600m〜800mの稜線が東西に連なっている連山地形です。
連山の山頂からは360度の視界が広がるパノラマ景観や、稜線からの山間景観、鬼嶽稲荷神社から見る雲海など、
さまざまな自然風景を見ることができます。
環境省・京都府
ようこそ宮津・天橋立へ
宮津市観光案内図
ご案内
天橋立まで | 約13km | 車で約20分 |
宮津市街地まで | 約10km | 車で約15分 |
丹後由良まで | 約20km | 車で約35分 |
大江山ハイキングコース
大江山スキー場…2.7km・55分…航空管制塔…0.5km・10分…鬼の岩屋…2.0km・40分…鍋塚…1.7km・40分…鳩ヶ峰…1.0km・20分…千丈ヶ嶽
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リフト乗り場
駐車スペースの手前にある杉山林道の入口の道路向かいにがあります。
入口に渡された鎖をくぐっていくと右側にがありますが、今では使われていない様子です。
正面へ進んでいくと、すぐにリフト乗り場があります。
ここでゲレンデが二手に分かれています。
リフトに沿って続く正面のゲレンデには草が茂っているので、
草が短いのゲレンデを登ることにします。
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宮津街道(入口)
の草は背丈が低くて歩く邪魔にはなりませんが、スキーで滑り降りる斜面なので傾斜はそれなりにあります。
歩き易そうな所を選びながら登っていきます。
程なくして、左側にが見えてきます。
息を弾ませながら登っていくと、ゲレンデがに分かれています。
右のゲレンデの先には、先ほどのが見えています。
左のゲレンデの端に見えるの入口へ向かっていきます。
宮津街道の入口に着くと「宮津街道」の標柱が立っています。
駐車スペースから6分ほどの所になります。
以前に来た時には見かけませんでしたが、「赤赤トレイル」の(*)もあって、
ここから始まる宮津街道は「鬼の岩屋」、バンガロー村へ続くゲレンデは「普甲峠」となっています。
*赤赤トレイルは赤赤縦走路とも呼ばれ、宮津市と舞鶴市の境にある赤岩山から、
与謝野町と福知山市の境にある赤石ヶ岳に至る大江山連峰を縦走する全長16kmのルートのようです。
2018年3月に開設され、トレイルの管理団体も設立されているようです。
今回登る大笠山へのルートもその一部に含まれているようで、この先にかけて同様の標識を何度か見かけることになります。
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宮津街道は見送って、引き続き正面のを登っていきます。
傾斜が更に増してくると、の背丈が少し高くなってきますが、藪漕ぎするほどでないのは助かります。
振り返ってゲレンデの先に広がるを眺めたりしながらゆっくり登っていきます。
歩き易そうな所を選びながら急斜面を登っていくと、右から来るの下を過ぎていきます。
リフトに沿って登って夏草の背丈が低くなると、緩やかな尾根になります。
振り返って、広がる山並みを眺めていきます。
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リフト降り場
スキーリフトの左側に出て、を進んでいきます。
次第に登り傾斜が増してくると、リフトの支柱を囲むようにが設置されています。
ゲレンデの左側に寄って登っていくと、左へ分かれていく広めの(*)があります。
何処へ続いているのか気になりますが見送って、プラスチック製の柵に沿ってゲレンデを登っていきます。
スキーリフトの右側に出て登っていくとが見えてきます。
立ち止まって振り返り、ゲレンデの先に広がるを眺めていきます。
背丈の高い夏草が茂るようになるとリフト降り場に着きます。
駐車スペースから26分ほどの所になります。
*後日に左の地道を確認しました。
緩やかな登り坂の道がほぼ真っ直ぐ続いていて、航空管制塔へ続く車道の曲がり角付近に出られます。
途中で赤赤トレイルの山道が横切っています。
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電波塔1
正面にはが茂っていて歩けそうにありません。
どうしたものかと思いながら左の植林地を探っていると踏み跡があります。
植林地の端へ入っていくと、が取り付けられた樹木がありました。
その先へ導くように続く桃テープを辿っていくと、左右に通る広めのに出ます。
脇には宮津街道の入口で見かけたのと同様の「赤赤トレイル」のが立っていて、
左へ続く広めの道は「鬼の岩屋」、今来た植林地の踏み跡は「普甲峠」となっています。
これまでの急傾斜のゲレンデから解放されて、この先はになります。
左へ進んでいくと、程なくして金網柵で囲まれた電波塔があります。
取り付けられた銘板によると、「森電気工業(株)宮津無線基地」というようです。
降り時に宮津街道で見かけた標識によると、
赤赤トレイルは先ほどの宮津街道の入口から少し入った所から植林地を登ってくるルートのようで、
今回のゲレンデを歩くルートではないようです。
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電波塔2
軽四輪車なら通れそうな緩やかな道を進んでいくと、程なくしてパラボラアンテナのが見えてきます。
金網柵で囲まれた電波塔の右側を進んでいくと、道が左右にしています。
正面には「赤赤トレイル」の標識が立っていて、
左の道は「鬼の岩屋」、今来た道は「普甲峠」となっています。
も雰囲気が良さそうで気になりますが、
標識に従ってを進んでいきます。
すぐにに出ると、また道が分岐しています。
金網柵を回り込むように続く草が茂り気味の左の道(*)を歩いてみると、「関西電力大江中継所」の銘板が取り付けられていました。
分岐に戻って、植林地の中へ入っていく道を進んでいきます。
*左へ曲がっていく道は地形図に破線で載っている道で、航空管制塔へ続く車道まで続いているように思えますが、確かめた訳ではありません。
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電波塔3
植林地の中に続く緩やかなを進んでいきます。
程なくして、樹間にが見えてきます。
少し曲がりながら続く道を進んでいくと、左右に通るに出ます。
地形図に二重線で載っている道になるようです。
脇には「赤赤トレイル」のが立っていて、
右の道は「鬼の岩屋」、今来た道は「普甲峠」となっています。
右へ曲がっていくと、すぐに電波塔の前に出ます。
取り付けられた銘板によると「NTT西日本京都支店大江無線中継所」というようです。
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電波塔4
広い道は電波塔の所で終わりますが、左に続く沿いに進んでいきます。
植林地へ入っていくと道が不明瞭になりますが、
程なくしてが取り付けられた樹木が点々と続くようになります。
時折吹いてくる涼やかな風に癒されながら進んでいくと、正面の樹間にが見えてきます。
引き続き取り付けられているを辿りながら、電波塔の左側を回り込むように進んでいきます。
軽く登って舗装路に出ると、脇に「赤赤トレイル」のが立っていて、
左の道は「鬼の岩屋」、今来た道は「普甲峠」となっています。
右側には電波塔が立っています。
取り付けられた銘板によると「京都府大江山無線中継所」というようです。
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電波塔5
左へ続くを進んでいきます。
この道は地形図に二重線で載っている道で、大笠山の傍にある航空管制塔へ続く車道に出られます。
降り気味に進んでいくと、すぐの所にがあります。
角には「赤赤トレイル」の標識が立っていて、右の道は「鬼の岩屋」、今来た道は「普甲峠」となっています。
右の道には車止めがあって「立入禁止」の板が取り付けられていますが、車に対するものだと解釈して脇を抜けていきます。
すぐに小広い所に出ると、左側に電波塔が立っています。
リフト降り場から19分ほどの所になります。
取り囲む金網柵に沿って周囲をひと巡りしてみますが、銘板は見かけませんでした。
小広い所の正面に「赤赤トレイル」のが立っていて、
金網柵の右側を回り込む道は「鬼の岩屋」、今来た道は「普甲峠」となっています。
標識に従って金網柵の右側を進み始めると、すぐ右側の雑木林にが取り付けられています。
ここから大笠山へ向かって尾根を登っていきます。
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雑木林へ入っていくと、すぐに右側がになります。
尾根には点々と桃テープが取り付けられていてルートを示しています。
軽く登っていくと、樹木が伐採されたを過ぎていきます。
微沢に置かれた数本のを渡っていきます。
頭上を樹木が覆って木陰が続き、時折吹いてくる涼やかな風に癒されながら快適に登っていきます。
次第に小岩が剥き出すようになりますが、歩き難くはありません。
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巨木
小岩が剥き出す所を過ぎていくと、右の樹間から少しが見えますが若狭湾でしょうか。
笹竹が目立つようになった尾根を登っていくと、倒木の手前にがあります。
尾根道は桃テープが取り付けられた右の倒木をくぐっていくのですが、
にも桃テープが取り付けられているのでちょいと歩いてみます。
桃テープを確認しながら雑木林の中を進んでいくと、程なくして密生した巨木の前に出ます。
電波塔5から15分ほどの所になります。
根元の辺りから幹が分かれているようにも見えますが、実際はどうなのでしょうか。
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巨木の右側を登っていくと、手前で分かれてきたに復帰します。
が茂る所を曲がりながら進んでいくと、
岩が剥き出した所に短い簀子状のが架けられています。
傾斜があって滑り易そうですが、注意しながら歩いていきます。
連続してある短いを渡って、緩やかな尾根を進んでいきます。
僅かな降り坂になった所を進んでいきます。
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程なくしてになる尾根を進んでいきます。
引き続き取り付けられている桃テープを確認しながら登っていくとに変わってきます。
木陰が続く緩やかなを快適に進んでいきます。
すり鉢状の窪地を過ぎると、登り傾斜が少し増してきます。
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には半枯れの笹竹があるものの夏草は茂っておらず、快適に歩いていけます。
緩やかになった道を進んでいくとがあります。
標識類は見かけませんが、桃テープが取り付けられた正面の道を進んでいきます。
少し曲がりながら進んでいくと、手前で分かれてきたと思われる道が左からしてきます。
左の道を合わせていくと、樹木の減ったに出ます。
その先へ進んでいくと、先ほどよりも長い木桟の上を渡っていきます。
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電波塔6
剥き出した小岩を過ぎていくと道がしています。
ここでも標識類は見かけませんが、先の方に桃テープが見える正面の道を進んでいきます。
引き続き取り付けられてる桃テープを確認しながら緩やかな尾根を進んでいくと、正面にが見えてきます。
電波塔へ向かって進んでいくと、左右に通る広めの地道に出ます。
電波塔5から35分ほどで登って来られました。
正面には小振りの電波塔が立っています。
脇にはこれまでと同様の「赤赤トレイル」のが立っていて、
右の道は「鬼の岩屋」、今来た道は「普甲峠」となっています。
左側すぐの所にが見えていますが、
特に何もないので立ち寄るのは省略します。
大笠山へ向かってを進んでいきます。
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大笠山 (標高740m)
緩やかな広めのを少し左へ曲がりながら進んでいきます。
軽い登り坂になった道を進んで視界が開けてくると近畿自然歩道「大江山伝説のみち・鬼の山コース」のが立っていて、
右の道は「鬼の岩屋0.5km」、今来た道は「航空管制塔0.1km」となっています。
左へ曲がっての上を登っていくと、すぐにベンチが設置された広い山頂に着きます。
ここが地形図に載っている740m峰の大笠山になるようです。
電波塔6から3分ほど、普甲峠の駐車スペースから1時間26分ほどで登って来られました。
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山頂にはパラグライダー発進場のような木製デッキがあります。
その上に立つと、北側に広がる山並みを見渡せます。
脇には「近畿自然歩道 大江山伝説の道・鬼の山コース」のがあります。
お昼には早い時刻でしたが、に腰を降ろして軽い昼食タイムにしました。
ベンチの傍には三角点と似たがあります。
上面に取り付けられた円盤には十字マークのほかには何も書かれていないので、三角点ではなさそうでした。
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電波塔6
これまでの標識にあった「鬼の岩屋」(*1)へはへ続く道を進んでいくのですが、
前回に訪ねているので省略して、を引き返していきます。
剥き出した岩の上を降って、の立つ所を右へ曲がっていきます。
広めの地道を少し右へ曲がりながら降っていくと、小振りの電波塔に戻ってきます。
この先すぐの所に通る車道(*2)に出て府道9号へ降ることも出来ますが、「赤赤トレイル」の標識が立つ所からを引き返していきます。
*1 鬼の岩屋は「 大笠山」を参照。
*2 府道9号から 航空管制塔まで、車で通れる1.5車線の舗装路が続いています。
(「 大笠山」を参照)
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点々と取り付けられている桃テープを確認しながら、を緩やかに降っていきます。
右からの踏み跡を合わせていくと、の上を渡っていきます。
樹木が減ってを過ぎていきます。
分岐した道が合流する先にある剥き出したを過ぎていきます。
半枯れの笹竹が見られる雑木林を降ってすり鉢状の窪地を過ぎると、傾斜が少し緩やかになります。
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木陰が続く緩やかな雑木林を進んでいくと、程なくしてになります。
引き続き取り付けられている桃テープを確認しながら降っていくと、僅かなになります。
僅かな高みを越えて降っていくと、岩が剥き出した所にある連続した簀子状のを渡っていきます。
笹竹が茂る所を曲がりながら進んでいくと、巨木へ続く踏み跡が右へ分かれていきます。
大笠山から16分ほどの所になります。
右の踏み跡の先にが見えていますが、見送っていきます。
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道に倒れかかったの下をくぐっていくと、巨木からの踏み跡が合流してきます。
が少し見える所を過ぎていきます。
程なくしてが剥き出すようになります。
小岩が剥き出す所を過ぎていくと、微沢に置かれた数本の丸太を渡っていきます。
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電波塔5
樹木が伐採されたを過ぎていきます。
次第に緩やかになるの縁を降っていきます。
雑木林に変わる所まで来ると、前方の樹間にが見えてきます。
雑木林を抜けると電波塔の脇に出ます。
大笠山から25分ほどで降りて来られました。
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車道
金網柵に沿って左へ進んで、「赤赤トレイル」のが立つ所を右へ曲がっていきます。
の脇を抜けていくと、左右に通る舗装路に出ます。
登ってきたのは左の道になりますが、車道を少し歩くべく、を進んでいきます。
少し曲がりながら降っていくと、3分ほどで航空管制塔へ向かう車道に出ます。
脇には近畿自然歩道「大江山伝説のみち・鬼の山コース」のが立っていて、
右の道は「鬼の岩屋2.1m」、左の道は「大江山ロッジ2.0km」となっています。
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左に続くを降っていきます。
道は舗装されていて1.5車線で続いています。
カーブが多くなっていますが路面は荒れておらず、車の走行に何ら問題はありません。
5分ほど降っていくと、が左へ分かれていきます。
地形図に二重線で載っている地道で、電波塔3へ続いています。
入口には近畿自然歩道「大江山伝説のみち・鬼の山コース」の標識が立っていて、
この先の道は「大江山ロッジ1.7km」、今来た道は「鬼の岩屋2.4km」となっています。
地図が描かれた看板もありますが、消えて読めなくなっています。
左の地道を見送って車道を曲がりながら降っていくと、左へ登っていく石段があります。
車道に出た所から11分ほどの所になります。
地形図によると、石段を登った先に破線で載っている道が電波塔2まで続いているようですが、確かめた訳ではありません。
後日に確認したところ、石段を見送って右へ曲がった所から左へ戻るように分かれていく広めのがあります。
登り時にゲレンデで見かけた道で、途中での山道が横切っています。
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宮津街道
石段を見送って、を更に降っていきます。
右側が開けた曲がり角まで来ると、(*1)が右へ分かれていきます。
入口には「宮津街道」の標柱や「上宮津街道 石畳入口」のが立っています。
脇には車一台分の駐車スペースがあります。
右の道に少し入っていくとを見渡せます。
車道に戻って右へ分かれていく地道を見送っていくと、右への曲がり角に宮津街道の入口があります。
車道に出た所から25分ほどの所になります。
入口には「宮津街道」のが立っています。
このまま車道を降っていくと府道9号(*2)へ出られますが、ここから宮津街道に入っていきます。
*1 右へ続く 宮津街道は「 宮津街道」を参照。
*2 府道9号へ続く車道は「 宮津街道」を参照。
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植林地の中の宮津街道へ入っていくと、道の中ほどに幅が1mほどのが敷かれています。
降り坂になると、(*)が左へ分かれていきます。
入口には「赤赤トレイル」の標識が立っていて、
左の道は「鬼の岩屋」、正面の道は「新兵衛屋敷跡」、今来た道は「中茶屋」となっています。
左の道を見送って降っていきます。
緩やかな所まで来ると、僅かなを跨いでいきます。
少し右へ曲がりながら進んでいくと、左の林の中に「新兵衛屋敷跡」のが立っています。
今では杉林になっていますが辺りはなだらかで、屋敷があったと思わせる広さがあります。
福知山市ホームページによると、番所の跡かも知れないとのことです。
標柱を過ぎていくと、ゲレンデの脇にある宮津街道の入口に出ます。
僅か4分ほどの街道歩きでした。
*登り時に通過した電波塔1の手前にも「赤赤トレイル」の標識が立っていたので、
赤赤トレイルは今回歩いたゲレンデではなくて、ここから植林地を登って電波塔1へ至るルートのようです。
後日に左の道を確認しました。
途中で車道とゲレンデを結ぶ広めの地道を横切るルートで続いていました。
道には下草などは生えておらず、歩き易くなっていました。
(ルート図に茶色で表示)
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バンガロー村
の右端を降っていきます。
最初に登ってきたゲレンデから次第に離れていくと、バンガローなどが建ち並ぶになります。
左前方になどを眺めながら降っていきます。
まで来て道なりに右へ曲がり、舗装された道を軽く降り始めると管理棟があります。
その前のの角に「」があります。
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傾斜が増してくる坂道を降っていくと、車止めのが張られています。
跨いでいくと、左右に通る府道9号に出ます。
車道から宮津街道に入ってから10分ほどで出られました。
振り返ってを確認していきます。
左側には「」があって、
最初の普甲峠で見かけたマップよりも詳細なルートが載っています。
辛皮駅への道との分岐よりも北側に入口が描かれていますが、ルートが付け替えられたのでしょうか。
右側の草むらに「宮津街道」のが立っていて、
右の道は「千歳嶺碑0.2km(車道)」、左の道は「(岩戸経由)喜多駅5.3km」、今来た道は「中の茶屋1.8km」となっています。
「赤赤トレイル」のもあって、
左の道は「普甲峠」、今来た道は「鬼の岩屋」となっています。
福知山市のホームページによると、今回一部を歩いた宮津街道は今普甲道とも呼ばれ、
かつて宮津藩主の参勤交代や西国三十三所の巡礼道として、江戸時代の主要街道だったようです。
参考までに、福知山市のホームページに掲載されている内容を載せておきます。
今普甲道
現在、「宮津街道」と呼ばれる大江山普甲峠(不甲峠ともいう)越えの道は、
かつて宮津藩主の参勤交代や西国三十三所巡礼の28番札所成相寺への略打ち巡礼道として宮津〜河守〜福知山を結ぶ江戸時代の主要街道でした。
福知山市大江町の毛原で元普甲道と分かれる街道は、仏性寺を通り、宮津市の中の茶屋、普甲峠、岩戸を経て宮津の町に入ります。
この道は江戸時代初期に時の宮津藩主京極高弘が従来の元普甲道を往来険阻として新たに開削した道であり、「今普甲道」と呼ばれます。
高弘はこの道を公路と定め、峠の頂上を「不甲は不孝、不幸に通じる」として、「千歳峰(ちとせのみね)」と改名しました。
また、高弘は行人のために峠道付近に官営の御茶屋も設け、現在でも「一杯水」「茶屋跡」「新兵衛屋敷」(番所の跡か)などが残ります。
幕末の動乱期には、宮津藩主の本庄宗秀が老中という要職であったこともあり、宮津城下へ怪しいものを入れぬため、胸壁(きょうへき)と呼ばれる関所?も設けられていました。
明治時代以降も地域住民の往来や物資の流通になくてはならない道でありましたが、
1939年(昭和14年)には普甲峠越えの車道(現在の府道9号線に相当)が開通して主役の座を奪われました。
しかし、それ以降も地元の生活道路として昭和中頃まで利用されてきました。
近年、利用が途絶え、草に埋もれていた古道が、宮津市や地元の人々の手によって刈り払いや整備が行われ、往時の姿がよみがえり、通行できるようになりました。
道中には、石畳、茶屋跡、道造りの供養塔や手水鉢などの遺物も残り、当時の面影が感じられる貴重な交通遺跡です。
参考文献 |
『大江町誌通史編上巻』 大江町1983
『平成13年 広報みやづ 3月号』 宮津市総務課2001
『おおえふるさと学』 大江町・大江町教育委員会2002
『宮津エコツアーガイドブック』 宮津市エコツーリズム推進協議会2010
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(出典:福知山市ホームページより抜粋)
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普甲峠
左折してを進んでいきます。
辛皮駅への道との分岐まで来ると、左側に近畿自然歩道「大江山伝説のみち・鬼の山コース」のが立っていて、
今来た道は「鬼の岩屋4.1km」となっています。
普甲峠から右に分かれていく辛皮駅への道を見送っていくと、車を止めておいた駐車スペースに着きます。
大笠山から1時間7分ほどで降りて来られました。
「鬼の山コース」は、今回降り時に歩いた車道を航空管制塔まで辿るルートのようです。
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