鷹取山
概 要 鷹取山は丹波市にある標高566.3mの山です。 山頂からは山並みを見渡せる眺めが広がります。 今回は南東にあるキャンプリゾート「森のひととき」を起終点とし、 長尾四十八滝を巡るコースの途中から遊歩道に出て尾根に登り、 愛宕山・美和峠を経て山頂へ向かいます。 山頂からは美和峠まで引き返して「森のひととき」へ降っていきます。
起 点 丹波市市島町 与戸地区
終 点 丹波市市島町 与戸地区
与戸地区…登山口…歩道分岐…遊歩道…涸れ沢…112番鉄塔…展望岩…展望地…愛宕山…地籍図根三角点…小峰…地籍図根三角点…美和峠…鷹取山…美和峠…崩落地…谷筋…林道…与戸地区
所要時間 5時間20分
歩いて... 長尾四十八滝を巡るコースの途中から遊歩道に出るまでと、美和峠から林道へ降りる所で道が不明瞭になりましたが、それほど困らずに済みました。 尾根道には岩が剥き出した所や傾斜の急な所がありました。 気温もどんどん上がってきて、何度も立ち止まって汗を拭き呼吸を整えながらの登りとなりました。 山頂や尾根からは山並みを見渡せました。
関連メモ 五大山, 鷹取山, 五大山
コース紹介
与戸地区
福知山市から丹波市に入って国道175号を南下していきます。 東勅使交差点を過ぎた先の名もない交差点から県道283号に入って西進していくと、 キャンプリゾート「森のひととき」の駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。 駐車場の先のの傍には「丹波うぐいすの森 自然公園」と題した(*)があって、 今回歩くルートの一部が載っています。
*案内板ではこの一帯は「エルムいちじま」となっていますが、 運営会社が変わったようで、散策時点ではキャンプリゾート「森のひととき」になっています。
ゲートをくぐって植林地に続く舗装路を進んでいくと、へ続く道が右に分かれていきます。 入口には「」があります。 管理棟への道を見送って開けた所の手前まで来るとがあって、 「」が載っています。 開けた所に出ると道が分岐しています。 角にはが佇んでいて、「右 香良不動道」「左 村山道」と刻まれています。 傍には「五大山遊歩道」の標識が落ちていて、正面に続く地道を指しています。
丹波高原アルペンルート登山道案内図
丹波高原アルペンルートは眺望のすぐれたルートであります。 五大山、鷹取山の山頂は360度の展望が抜群で、丹波、丹後、遠く但馬の山々も見渡せます。
登山コース
1時間コース 森林浴コース
2時間コース (1)エルム…五大山…エルム
(2)エルム…鷹取山…エルム
3時間コース (1)エルム…五大山…白毫寺分岐…エルム
(2)エルム…五大山…愛宕山…エルム
4時間コース エルム…五大山…愛宕山…鷹取山…エルム
丹波の森協会、美和ふるさと観光協会
登山口
正面の地道を進んでいくと、すぐの所に背の低い「五大山・愛宕山」「芝生広場」「遊歩道(あずまや)」のが立っていて、 左の樹木の脇には石祠があります。 建ち並ぶキャンプリゾート「森のひととき」のコテージを右に眺めながら道なりに左へ曲がっていくとへ入っていきます。 緩やかな地道を登っていくと、右から合流してくるの上を過ぎていきます。 沢の上を過ぎて右へ曲がる所まで来ると、山道が左へ分かれていきます。 駐車場から12分ほどの所になります。 には標識が立っていて、 右へ曲がっていく地道は「遊歩道」、左の山道は「五大山・愛宕山」、今来た道は「エルムいちじま」となっています。 袂には「大巌滝」の標識が落ちています。 「丹波森の径」の標識もあって、左の山道を指しています。 脇には「五台山の森(永郷池)」と題した解説板が倒れています。 案内図も載っていますが、剥がれていてよく分からなくなっていました。 ここが長尾四十八滝を巡るコースの登山口になります。
(右へ曲がっていく地道は「五大山」を参照)
北丹波環境林 五台山の森(永郷池)
ここ永郷池周辺は、シャクナゲやドウダンツツジ等が多く自生し、 この一帯には多くの野鳥が生息しており、落葉樹林として豊かな自然に恵まれています。 この森林において生活環境の保全、保健文化的利用の促進を図る為、 昭和63年度環境林整備事業により林相改良や歩道開設等の森林整備を行いました。 また、永郷池周辺は自然環境保全地域に指定されており、植物の採集は禁止されています。
林野庁・兵庫県・市島町
解説板では「五台山」となっていますが、永郷池の北西2.8km辺りにあって、 五大山の方がずっと近くにあるので、「五大山」の方が正しいように思えます。
山道に入っていくと、すぐに岩が剥き出したを渡っていきます。 右下に小滝がありますが、先ほどの標識にあった大巌滝でしょうか。 沢を渡ったすぐの所の樹木に「30エルムいちじま」のが取り付けられています。 同様の小札は、長尾四十八滝を巡るコースから尾根に出て五大山へ至るまで点々と取り付けられています。 沢の右側を登って「保安林」の標識が取り付けられた樹木まで来ると分岐があります。 登山口から3分ほどの所になります。 角には「五大山登山道」のがありますが、 沢へ向かう左前方の道を指しているようにも見えます。 どうしたものかと辺りを見回していると、 右前方の道の先に「29エルムいちじま」のや「五大山」の標識が見えるので、 右前方の道を登っていきます。
保安林
森林を大切に
火気に注意
設置 平成18年度
兵庫県
「五大山」の標識まで来て右・左と曲がって登っていくと、 「五大山頂上まで1100メートル」のが立っています。 標柱の少し先の樹木には「28エルムいちじま」の小札が取り付けられています。 標識を過ぎると、を横切るように登っていきます。 少し降ってに出ると、倒れた樹木に「27エルムいちじま」の小札が取り付けられています。 剥き出した岩の上を伝って沢の向こう岸へ渡っていきます。 沢の左側を登って緩やかになると踏み跡が左へ分かれていきます。 辺りを見回していると、正面にある樹木に「五大山登山道」のが取り付けられています。 標識に従って正面へ降りていくと、すぐに小岩がゴロゴロする沢に出ます。 登山口から9分ほどの所になります。 道は何処だか分かり難くなっていますが、 中ほどに見える「26エルムいちじま」のや「五大山頂上まで1000メートル」の細い標柱へ向かって、 岩の上の歩き易い所を進んでいきます。
標識を過ぎて、を左に眺めながら岩がゴロゴロする急な岩場を登っていきます。 岩の上に出て、中ほどののような所を登っていきます。 程なくして見えてくる「25エルムいちじま」のへ向かっていきます。 標識を過ぎていくと、切り立ったの袂を登るようになります。 岩壁を過ぎると、切り株に「24エルムいちじま」の小札が括り付けられていて、 すぐ先には「五大山頂上まで900メートル」の細い標柱も立っています。 登山口から16分ほどの所になります。
沢が近づいてくると、樹木に取り付けられた「23エルムいちじま」のを過ぎていきます。 沢の右側に続く道を更に登っていくと、「22エルムいちじま」のを過ぎていきます。 切り立ったの下を過ぎていくと、沢の傍にある分岐に出ます。 登山口から20分ほどの所になります。 角の樹木には「21エルムいちじま」のと「五大山登山道」の標識が取り付けられています。 沢を渡っていく左前方の道を指しているようにも見えますが、ここはを登っていきます。
歩道分岐
先の方にが見えてくると、程なくして分岐に着きます。 登山口から22分ほどの所になります。 角にはが立っていて、 正面の谷筋の道は「五大山・愛宕山」、右へ登っていく横木の階段は「エルムいちじま(遊歩道経由)」、 今来た道は「エルムいちじま」となっています。 「丹波森の径」の標識もあって正面の道を指しています。 の上には鞍部になった稜線が見えていて、 そこから以前に歩いた遊歩道の支尾根に出られそうに思えました。 長尾四十八滝を巡るコースは正面の谷筋の道(*)になりますが、今回は右の道を登ることにしました。
*正面の谷筋の道を27分ほど登っていくと、近くに「10エルムいちじま」の小札が取り付けられた樹木がある遊歩道に出られます。 ここから5分ほどの所にはがあります。 その先は次第に荒れた沢になってきて、 最後は切り立ったの間を登っていくことになります。
上の方に見えている鞍部へ向かって、土石に埋もれて分かり難いを曲がりながら登っていきます。 左へ分かれていくが幾つかありますが、上に見えている鞍部へ向かって斜面を登っていきます。 途切れながら続く階段を探しながら斜面を登っていくと、大木の傍の細い木にが巻かれています。 曲がりながら続く階段を探しながら更に登っていくと、左右に通る尾根にある鞍部に着きます。 歩道分岐から6分ほどかかりました。 これまで横木の階段が続いていたので、この先も同じような感じなのかと思っていたところ、ここからは明瞭な道を見かけなくなります。 左のも登れなくはなさそうでしたが、 右斜面に歩けそうながあったので、そこを歩くことにしました。
次第に左へ曲がりながらを登っていきます。 傾斜が急なので、脇の細い木や張り出した根などに掴まりながら登っていきます。 あまりにも急傾斜なので直登は諦めて、左の先に見えてくる明るい所へ向かって、を横切るように進んでいきます。 滑り落ちないよう注意しながら斜面を横切っていくと、左右に通る支尾根に出ます。 歩道分岐から14分ほどの所になります。 右へ曲がって、岩が剥き出す急なを登っていきます。
遊歩道
には樹木が茂っていますが、藪漕ぎするような所はありません。 急な尾根を登っていくと、次第にが目立つようになります。 振り返るとが見える所もあります。 が剥き出した所を登っていきます。 岩を過ぎると、松の木が生えるになります。 緩やかな尾根を進み始めると、すぐに山道の曲がり角に出ます。 歩道分岐から24分ほどの所になります。 正面から来て右前方へ降る道は、前回歩いた遊歩道になります。 前回降ってきた正面に続く尾根を登っていきます。
(右前方へ降る道は「五大山」を参照)
明瞭な山道が続くを登っていきます。 振り返るとが見える所もあります。 樹木が減って少しを登っていくと、尾根の背を外れて左斜面を進むようになります。 斜面を横切るように続くになった道を進んでいきます。 少し右へ曲がっていくと、の脇を降るようになります。 岩壁を過ぎて緩やかになると、道に覆いかぶさる樹木に桃テープが取り付けられています。
涸れ沢
すぐ先にあるが取り付けられた樹木の先へ登っていきます。 少し登って明るい所に出ると、左側にが見えます。 少し先には「五大山頂上まで400メートル」のが立っています。 道なりに右へ曲がって切り立ったの脇をロープに掴まりながら降っていきますが、 電線のようなロープなので若干伸びる感じがして不安になります。 ロープが終わると、谷筋にある涸れ沢に降り立ちます。 遊歩道に出た所から11分ほどの所になります。 左には小岩がゴロゴロするがあります。 標識類は見かけず道のようにも思えませんが、歩道分岐から谷筋を登ってきた長尾四十八滝を巡るコースになります。
涸れ沢を横切って、電線のようなロープとトラロープが張られた道を登り始めると、 すぐの所に「10エルムいちじま」のが取り付けられた樹木があります。 大きなまで来ると、その先には「危険」の赤い標識が取り付けられたロープが谷側に張られています。 ロープに掴まりながら、が剥き出した所を登っていきます。 左には山並みが広がります。 岩場を登ったすぐ先の細い木には「9エルムいちじま」のが取り付けられています。
小さく曲がりながらを登っていきます。 「保安林」の黄色い標識を過ぎて緩やかになると、僅かなを横切っていきます。 谷筋の先へ軽く登っていくと、すぐの所の樹木に取り付けられた「8エルムいちじま」のを過ぎていきます。 緩やかになった道を進んでいくと、再び石がゴロゴロするを横切っていきます。 少し登っていくと、が道を塞いでいます。 右上は通れそうにもないので、樹木を抱きかかえるようにして左下から通過していきました。 倒木を過ぎると、岩が剥き出した所に出ます。 遊歩道に出た所から26分ほどの所になります。 倒木の袂には「「7エルムいちじま」の小札が置かれています。 左には先ほどと同様のが広がります。
保安林
森林を大切に
火気に注意
設置 平成18年度
兵庫県
右へ曲がって、剥き出したの上を登っていきます。 「保安林」の黄色い標識を過ぎていくと、「6エルムいちじま」のがあります。 小札を過ぎていくとが並んで生えています。 正面に踏み跡が見られますが見送って、左へ曲がっていきます。 小さく曲がりながら斜面を登っていくと、「5エルムいちじま」のを過ぎていきます。 「保安林」の黄色い標識を過ぎていくと、左が開けてを見渡せる所に出ます。 遊歩道に出た所から40分ほどの所になります。
谷底にはキャンプリゾート「森のひととき」のが見えます。 すぐに剥き出した岩で道が分断されたようになっています。 左下を通るのは危なそうな様子なので、右上を越えていきます。
保安林
森林を大切に
火気に注意
設置 平成18年度
兵庫県
112番鉄塔
正面に見える送電線のを眺めながら、剥き出した岩を越えていきます。 岩壁の脇を進んでいくと、すぐにのようなものが水平に設置されています。 しっかりとした造りでグラつくことはありませんが、板は敷かれていないので踏み外さないよう足元に注意しながら通過していきます。 尾根の左斜面に続く道を軽く登っていくと、送電線の鉄塔「北摂長田野線112」が立つ尾根の浅い鞍部に出ます。 遊歩道に出た所から43分ほど、登山口から1時間34分ほどで登って来られました。 鉄塔の袂には標識が寄りかかっていて、 左の道は「五大山登山道」、右の道は「愛宕山・鷹取山」となっています。 五大山へ向かう左の道(*)には「4エルムいちじま」のが取り付けられた樹木があります。 の周囲には樹木が茂っていて展望は良くありませんが、 水分補給などをしながら休憩していきました。
*左の道は「五大山」, 「五大山」を参照。
愛宕山・鷹取山方面
途中難所があります。 小学校低学年以下のお子様連れの方は、行かないで下さい。
展望岩
落ち着いたところで、愛宕山へ向かって右の尾根を進んでいきます。 鉄塔の脇にが立っていて、 右の道は「愛宕山」、左の道は「五大山」、今来た道は「エルム」となっています。 緩やかな道を進み始めると、すぐに尾根の背を外れてを登るようになります。 張られたトラロープに掴まりながらが剥き出す所を登っていきます。 右へ曲がりながら登っていくと、のような所を過ぎていきます。 左へ曲がりながら登って緩やかな尾根の背に出ると、 すぐにへ降る道があります。 112番鉄塔から10分ほどの所になります。 正面には緩やかな尾根が続いていますが、桃テープが取り付けられた左の道を降っていきます。 すぐの所に尖った展望岩があって、山並みを見渡せます。
展望地
展望岩を過ぎて、尾根のを進んでいきます。 切り立ったの脇を進んでいきます。 点々と取り付けられている桃テープを確認しながら進んでいくと、 正面に剥き出した岩の所を曲がって登っていきます。 尾根の背に出ると「登山道」の標識が立っています。 112番鉄塔から14分ほどの所になります。 右側には山並みが広がる展望地になっています。
キャンプリゾート「森のひととき」の傍にあるが眼下に見えます。
左へ曲がって、岩が剥き出すを登っていきます。 緩やかになって樹木が茂り気味のを進んでいきます。 尾根の背に剥き出したの右側を巻くように進んでいきます。 尾根の背に出て神社が見えてくると分岐があります。 112番鉄塔から17分ほどの所になります。 脇にはが立っていて、 この場所は「愛宕山570m」、正面の道は「鷹取山」、左の道(*)は「北由良(安養寺)」、今来た道は「五大山」となっています。
*後日に左の道を歩きました。 (「五大山」を参照)
愛宕山
左へ降っていく急な道を見送って、正面に見えるへ向かっていきます。 数段の石段を登っていくと、愛宕山にある神社に着きます。 112番鉄塔から18分ほどで到着しました。 両側には石灯籠が立っていて、「奉献愛宕燈」「願主當村夜念佛」「寛保三癸亥七月廿四日」と刻まれています。 お堂に扁額は掲げられていませんが、前に置かれたには「愛宕大明神」の板が括り付けられていました。 傍には「奉賀帳」「ご参拝記念に自由記帳下さい」と書かれた金属製のがあります。 蓋を開けてみると、中には「御参詣記念 記入帳」と書かれたノートと筆記用具が入っていました。 山頂の周囲は樹木に囲まれていて展望は良くありませんが、東側の樹間から僅かにが見えます。 辺りの様子を確認しながら、しばらく休んでいきました。
御参詣記念 記入帳
御面倒ですが、御参詣記念に、御住所、御氏名、年月日、時刻、天候、御感想等、御記入下さい。 御記入御は記帳ケースに必ず入れておいて下さい。
平成16年度 愛宕神社守護者
地籍図根三角点
落ち着いたところで、鷹取山へ向かってへ回り込んでいきます。 降り坂になる脇に「分水界の径」のが立っていて、 現在地から五台山までの所要時間が載っています。 「五台山…10(分)…小野寺山…(60分)…鷹取山…(25分)…美和峠…(50分)…現在地」となっていて、 鷹取山までは1時間15分かかるようです。 尾根の左から右へ出て、を降っていきます。 右の樹間からを眺めながら進んでいきます。 尾根の背に復帰すると伐採地に出ます。 愛宕山から2分ほどの所になります。 中ほどにはがあります。 左側が開けていてを眺められます。 右側にも少しが見えます。
少し右へ曲がって、を軽く降っていきます。 点々と設置されている「図根多角」の黄頭短杭や「地籍調査」の赤頭短杭を辿りながら進んでいくと、な尾根になります。 程なくして降り坂になると、右の樹間からを眺めながら進んでいきます。 再びになる尾根を進んでいきます。 降り傾斜が増す所まで来ると、トラロープが張られています。 愛宕山から13分ほどの所になります。 かなり傾斜が急なので、ロープに掴まりながら降っていきます。
トラロープに掴まりながらを降っていきます。 5分ほどでロープが終わってその先へ降っていくと、緩やかなに着きます。 中ほどには「市島町」と刻まれたや「6222 T 15 地籍調査」の赤頭短杭があります。 鞍部を過ぎて、を登っていきます。 を過ぎていくと尾根の背に出ます。 軽く降るようになると、植林地の浅い鞍部に着きます。 愛宕山から24分ほどの所になります。
小峰
鞍部を過ぎていくとになります。 左下にある谷筋に響く蛙の鳴き声を聞きながら登っていきます。 雑木林になると尾根の中ほどがになりますが、 落ち葉や樹木が煩わしいので、右側の歩き易い所を登っていきます。 地形図にはを横切る破線の道が描かれているので左右に目を配りながら登っていきますが、それらしい道は見かけませんでした。 次第に傾斜が緩やかになると、標高520mほどの小峰に着きます。 愛宕山から36分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 右の道は「鷹取山」、左の道は「烏帽子山」、今来た道は「愛宕山」となっています。 傍には石杭や短杭などがあります。 も歩き易そうですが、 鷹取山へ向かってを進んでいきます。
地籍図根三角点
軽く降っていくと、程なくしてな尾根になります。 尾根には引き続き「地籍調査」の赤頭短杭が点々と設置されています。 軽い登り坂になった尾根を進んでいくと、「6488 T 15 地籍調査」の赤頭短杭があるに着きます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、「分水界の径」のが立つ所を少し右へ曲がっていきます。 少し起伏のある尾根を進んでいくと、樹木が伐採されて明るくなった所に出ます。 愛宕山から46分ほどの所になります。 中ほどにはが立っていて、 右へ曲がっていく道は「鷹取山」、今来た道は「愛宕山」となっています。 傍には地籍図根三角点や「地籍調査」の赤頭短杭などがあります。 標識が指すの尾根を降っていきます。
美和峠
植林地を少し降っていくとな尾根になります。 軽く登って、を進んでいきます。 程なくして降り坂になる尾根を進んでいくと、鞍部にある美和峠に着きます。 愛宕山から53分ほどで到着しました。 道路標識のような「市島町」と「氷上町」の標識が立っていて、 支柱には正面の道を指す「鷹取山登山道」と今来た道を指す「五大山・愛宕山」の板が取り付けられています。 も立っていて、この地点は「美和峠(氷上越)」、 正面の道は「鷹取山」、右の道は「エルム」、左の道は「香良(岩瀧寺)」、今来た道は「愛宕山」となっています。 「岩滝寺渓谷」「独鈷の滝」「岩滝寺」「不動明王」の板を並べたもあります。 今回降るの入口には「エルムいちじま」の標識もあります。
後日に香良地区(岩瀧寺)へ降る道を歩きました。 (「鷹取山」を参照)
ひと息入れてから、鷹取山へ向かってを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、「頂上まで500メートル」のを過ぎていきます。 程なくしてが設置された所に着きます。 右側が開けていて、を眺めることができます。 僅かに降った先から尾根を更に登っていきます。 傾斜が緩やかになると尾根の肩のような所に着きます。 美和峠から4分ほどの所になります。 脇には「分水界の径」の標識が立っていて、石杭や「6447 T 15 地籍調査」の赤頭短杭もあります。
緩やかになった尾根を進んで登り坂になると、「頂上まで200メートル」のが立っています。 植林地と雑木林を分けるを登っていきます。 雑木林になると、緩やかなのような所に着きます。 傾斜が増したり緩んだりしながら続く展望の開けないを登っていきます。 傾斜が緩やかな尾根の肩のような所に着くと、「分水界の径」のが立っています。 美和峠から16分ほどの所になります。
鷹取山 (標高566.3m)
登り傾斜が増してくると「頂上まで100メートル」のが立っています。 頂上は近いと分かって、俄然力が湧いてきます。 樹間から頂上らしき明るい所が見えてくるとが張られています。 ロープが終わった先へ登っていくと、明るくなった山頂部のに着きます。 少し右へ曲がっていくと、ベンチが幾つか設置された鷹取山の山頂の着きます。 美和峠から24分ほどで登って来られました。 中ほどには「香良」があるので、地形図に載っている566.3m峰になるようです。 傍には「香良三角点」の標識や「雷大御神」「大正六年四月建之」の石柱もあります。
山頂の東側が開けていて、山並みを一望できる眺めが広がります。
振り返ると「鷹取山(氷上槍)566.7m」のがあって、 この先の道は「小野寺山」、今来た道は「愛宕山」となっています。 樹木に取り付けられた登頂記念のも幾つか見かけます。 各方面には看板が設置されています。 退色して分かり難くなっていましたが、親不知・大杉ダム・徳尾・友政・八日市・長者台・与戸などの名前が見られます。 お昼を少し過ぎた時刻になったので、に腰かけて昼食タイムにしました。
後日に鷹取山から北へ延びる尾根を歩きました。 (「鷹取山」を参照)
お腹が満ちたところで、来た道を引き返していきます。 が張られた尾根を降っていきます。 「頂上まで100メートル」の細い標柱を過ぎて緩やかになると、 「分水界の径」の標識が立つのような所に着きます。 傾斜が増した尾根を降って緩やかになると、のような所に着きます。 少し倒木があったり小岩が剥き出すを降っていきます。 傾斜が緩やかになると、「頂上まで200メートル」の細い標柱が立っています。 鷹取山から9分ほどの所になります。
美和峠
緩やかになった尾根を進んで少し登っていくと、 「分水界の径」の標識や石杭や「6447 T 15 地籍調査」の赤頭短杭があるのような所に着きます。 降り坂になった尾根を進んで僅かに登っていくと、が設置されて左側が開けた所に出ます。 左に広がるを眺めていきます。 程なくして「頂上まで500メートル」のを過ぎていきます。 降り坂になった尾根を進んでいくと、標識が幾つか立つ美和峠に着きます。 鷹取山から16分ほどで降りて来られました。
「エルムいちじま」の標識があるの道を降っていきます。 雑木林のに続く道を左・右と何度も曲がりながら降っていきます。 道には落ち葉が積もっていますが、明瞭で歩き易くなっています。 道に覆い被さるや倒木も見られて今ではあまり歩かれていない様子ですが、 道幅はしっかりとあって以前にはよく利用された道(*)である雰囲気が窺えます。 雑木林のに続く道を曲がりながら更に降っていきます。 所々に桃テープが取り付けられた樹木もあって、安心しながら降っていきます。
*キャンプリゾート「森のひととき」の分岐にあった石仏には「香良不動道」となっていたので、 かつては美和峠を越えて与戸地区香良地区を結ぶ道だったように思えます。
崩落地
明るくなったが左の樹間に見えてきますが、道は手前から右へ曲がって離れていきます。 曲がりながら続くを更に降っていきます。 道には古びたも見られるので、以前にはよく歩かれていた道のようです。 左へ曲がってになると、しばらく右傾斜の斜面を横切るように降っていきます。 傾斜が緩やかになると、斜面の右側が崩落している所に出ました。 美和峠から18分ほどの所になります。 崩落地の上辺を横切っていくと、突如として道が不明瞭になります。 これまで明瞭に続いてきた道は何処へいったのかと愚考してもよく分からないので、 明るくなっているの左側を降ることにしました。
もしかしたら、「崩落地」だと思った所が登山道なのかも知れません。
明瞭な道は見かけませんが幸いにもなので、 倒木などはあるものの歩くのにそれほど苦労はしません。 の傍の歩けそうな所を見つけたりしながら降っていきます。 歩き難くなると、崩落地から少し離れてを横切るように進んだりしながら降っていきます。 この崩落地の左側の尾根を降っていけば林道に出られそうなので、それほど不安にはなりませんでした。 あまり斜面を横切っていくと違う方角へ進んでしまいそうに思えたので、右下に見える明るい谷筋へ向かうことにしました。
谷筋
次第に近づいてくる谷筋へ向かって、歩けそうな所を探しながら植林地のを降っていきます。 谷筋が近づいてくると、が取り付けられた樹木を幾つか見かけるようになります。 登山ルートを示すテープではないのかも知れませんが、少し安心したりします。 更に植林地を降っていくと、小岩がゴロゴロする谷筋に出ました。 美和峠から41分ほどで降りて来られました。 谷筋の中ほどには僅かにが流れています。
崩落地の上辺からここまでの植林地の斜面には明瞭な道がないので、逆ルートでここから登るのはお勧めできません。
林道
にも明瞭な道はないので、ゴロゴロする小岩の上を歩いたりしながら進んでいきます。 僅かな沢を跨いだりしながら谷筋を進んでいくと、次第にが開けてきます。 沢の右側を進んでいくと、先の方にが見えてきます。 このまま進んでいくと砂防ダムに出てしまうので、頃合いをみて左のすぐそこに通っている林道へ出ました。 谷筋に出た所から9分ほどの所になります。 左の奥へとが続いているので、 崩落地から斜面を横切るように進んでくると、ここに出られるのかも知れません。
歩き難い所から解放されて、を快適に進んでいきます。 まで来ると舗装路になります。 二つ目のを過ぎて降っていきます。 右側の林にコテージ群を眺めながら降っていくと、キャンプリゾート「」に着きます。 脇には「市島町与戸 里山ハイキングコース」と題したがあります。 左右に分かれる道を見送って小川に架かる小橋を渡っていくと、 最初に長尾四十八滝を巡るコースへ向かっていった道との分岐に出ます。 林道に出た所から11分ほどの所になります。
市島町与戸 里山ハイキングコース
この森には、池に沿った平坦な遊歩道と、休憩施設、広場があるほか、 山の中には周囲が見渡せる展望デッキと、そこに至る散策道があり、 気軽な散策から簡単な登山までできるハイキングコースとなっています。 隣接する永郷池は、地域の水田を潤すため、当時の氷上郡美和村が昭和25年に村営で築造しました。 村営ではありましたが、現在の与戸区の方々が中心となり、苦労して築造にあたっています。 ここより左へ進むとやがて美和峠に至ります。 美和峠からつづく稜線は、「五台の径」として知られており、古くは修行道の径として利用されていたほか、 日本海に注ぐ由良川水系と、瀬戸内海にそそぐ加古川水系の分かれる中央分水界としても有名です。
平成22年度 里山ふれあい森づくり事業
兵庫県
与戸地区
左へ曲がって、コテージ群へのを見送っていきます。 右にある伐採地の斜面を見ながら進んでいくと、へ続く道を見送っていきます。 沢の上を過ぎてキャンプリゾート「森のひととき」のをくぐると、車を止めておいた駐車場に着きます。 林道に出た所から17分ほどで到着しました。