小金山
概 要 小金山は、京丹後市弥栄町にある標高416mの山です。 小金神社のある山頂からは、丹後半島の山並みなどを見わたせる眺めが広がります。 小金山へは野中・船木・来見谷・中山と、それぞれ東西南北の地区から登れますが、 今回は北側の中山地区からのルートを往復します。
起 点 京丹後市弥栄町 中山地区
終 点 京丹後市弥栄町 中山地区
中山地区…登山口…尾根の肩…尾根の肩…小金山…尾根の肩…尾根の肩…登山口…神社…中山地区
所要時間 1時間40分
歩いて... 最初はU字形に窪んだ山道ですが、途中から小石混じりの滑りやすい急坂になります。 掴まるのに具合の良い木がなくて、僅かな木の根などを見つけて指を掛けながら何とか登っていきました。 途中からはロープが張られるようになるので、少しは登りやすくなりました。 脹ら脛を痛くしながら登り着いた山頂からは素晴らしい眺めが広がっていました。
関連メモ 小金山, 小金山, 小金山
コース紹介
中山地区
峰山駅(北近畿タンゴ鉄道)から国道482号を北上していきます。 溝谷桜ヶ前交差点を過ぎて1.5kmほど進み、黒部駐在所を過ぎた所の信号を右折して府道654号に入っていきます。 すぐにある「弥栄町スイス村15km」「ガラシャの里13km」「碇高原総合牧場15km」の標識を過ぎた所の十字路を左折していきます。 坂を少し登った所にあるT字路は、「碇高原総合牧場14km」「弥栄町スイス村14km」の標識に従って右へ曲がっていきます。 道なりに府道654号を進んでいくと、窓が設けられたトンネルを抜けた所に「中山」の標識が立つ十字路があります。 左にはや「地のやさい にこにこや」があります。 その先に路肩が広がったがあったので、ここに車を止めさせていただきました。 手前の十字路まで引き返し、南へ分かれていくを進んでいきます。
(府道654号は十字路で終わり、左から正面へ続く道は府道75号になります)
北近畿タンゴ鉄道は2015年4月に京都丹後鉄道になりました)
民家を過ぎて谷筋へ入っていくと、左側のこんもりとした山がになっています。 その脇を進んでいくと、小屋の手前から左へ登っていく石段があります。 上には神社がありそうな雰囲気でしたが、下山後に立ち寄ることにして、やり過ごしていきました。
小屋を過ぎると、小川が少し遠退いていきます。 登り坂になってくる道を進んでいくと、谷筋にが広がってきます。 正面の奥には見えてきます。 右側が小金山で、左側はその北北東200m辺りにある標高360mほどの高みでしょうか。 低そうな山でそれほど険しくないように見えますが、かなりの急坂が待っていました。 再び近づいてきた小川沿いに進んでいくと、谷筋が狭まる所で畑地は終わりになります。
登山口
小川に架かる小橋を渡って、植林地の縁に続く小川沿いのに進んでいきます。 小川に流れ込む支沢に架かるまで来ると、 右前方の尾根へ登っていく山道があります。 入口には「小金山」のがありますが、生い茂るシダ類などに隠れ気味でした。 ここが小金山への登山口になります。 駐車スペースから8分ほどで着きました。
(広い道は数10m先にあるの所で終わっています)
登山口にはシダ類などが茂っていたので心配でしたが、登るにつれて少なくなってきました。 に窪んでかなり傾斜のある道を、小さく曲がりながら登っていきます。 道には「電気」と書かれたがありましたが、この下に電線が埋設されているのでしょうか。 この先にかけて幾つか見かけましたが電気を使っていそうな設備はなく、整備事業などで一時的に使用するのでしょうか。 所々の右側の樹間からは谷向かいにが見えてきますが、 地形図によると、西側にある標高250mほどの細長い尾根のようです。 登山口から5分ほど登っていくと、「環境緑化等事業」のが立っていましたが、 事業の具体的な内容は分かりませんでした。
(1)事業名平成21年度環境緑化等事業
(2)振興会社丹後地方林業振興会
(3)事業実施主体名中山区
尾根の肩
窪みが少し浅くなってきたを登っていきます。 右側がに着くと、先ほどとは少し違う角度のが見えました。 歩きやすくなった尾根を更に登っていくと、傾斜が緩んだ所に着きました。 登山口から9分ほど登った所になります。 地形図によると、標高270mほどの尾根の肩になるようです。 正面の松の木の先には、目指す小金山が聳えています。
尾根の肩
「電気」のを過ぎていくと、次第にが増してきます。 落葉が積もって滑りやすくもなっているので、足元に注意しながら登っていきました。 写真ではよく分かりませんが、かなりがあって、次第に脹ら脛が痛くなってきました。 呼吸を整えながらゆっくり登っていくと、緩やかになった所に着きました。 登山口から16分ほど登った所になります。 地形図によると、標高310mほどの尾根の肩になるようです。
ホッとしたのも束の間で、「電気」のを過ぎていくと、また登り傾斜が増してきます。 何度も立ち止まって汗を拭いながら登っていきました。 標高が高くなってきて、振り返って眺めるも次第に変わってきます。 特徴的な姿をした依遅ヶ尾山も頭を覗かせていました。 道端にはが葉を茂らせていましたが、花は散った後のようでした。
尾根の背からを進んでいきます。 再び尾根の背に向かっていくと傾斜が増してきます。 細かい石が混じった滑りやすい道になってきました。 掴めそうな木が近くにないので、張り出している僅かな木の根を見つけて指を掛けながら登っていきました。 かなり傾斜があって滑りやすく、登るのに時間がかかります。 程なくしてが現れたので掴まりながら登っていくと、 眺めが広がる所がありました。 先ほどは樹木に邪魔されていたも、樹間から綺麗に見えました。
トラロープが終わっても、引き続き、滑りやすいの尾根が続きます。 少し傾斜が緩んだ尾根のから尾根の背に登っていくと、再びロープが張られるようになります。 立ち止まって呼吸を整え汗を拭い、振り返ってを眺めながら登っていきました。 もよく見えるようになりました。 入れ替わるようにして続くロープに掴まりながら登っていきました。
右や左に現れるロープに掴まりながら、滑りやすいを更に登っていきます。 ロープが張られた急坂も、最初にトラロープが現れた所から9分ほどでになります。 を右から回り込むようにして登っていきます。 道なりに左へ曲がっていくと、が設置された山頂部の西端に登り着きました。 二つ目の尾根の肩から19分ほど、登山口から35分ほどで登って来られました。
緩やかで広くなった山頂部を進んでいくと、一段高い所の手前からへ降っていく道がありました。 少し覗いてみると、しっかりとした道が南東へ向かって続いていて、途中からロープも張られていました。 行く末が気になりますが、来見谷地区へ降りていく道でしょうか。
後日に右前方の道を歩きました。 (「小金山」, 「小金山」, 「小金山」を参照)
右の道を見送って一段高い所に登ると、西側を向いたが建っていました。 名前や由緒などを記したものは見かけませんでしたが、情報によると小金神社というようです。 西側が開けていて、丹後半島の山並みなどを見わたせる眺めが広がっていました。
小金山 (標高416m)
神社の先へ僅かに登って一番高い所に着くと小祠が建っていましたが、名前は分かりませんでした。 三角点などは見かけませんでしたが、ここが地形図に載っている416m峰小金山の山頂になるようです。 ここからは展望が得られないので、手前のまで引き返して、 西側に広がるを眺めながら休憩していきました。
落ち着いたところで、小金山から下山していきます。 南東へ降る道も気になりましたが、車を置いてきた所からかなり離れた所に降りてしまいそうだったので、 登ってきた道を引き返すことにしました。 トイレの脇から続く道を降っていきます。 右へ曲がりながら降っていくとが現れます。 ずり落ちたりしないよう、ロープに掴まりながら慎重に降っていきました。 登ってくる時とは違って、山並みを正面に眺めながら降っていきました。
尾根の肩
ロープが途切れて少し歩きやすくなったを降っていきます。 樹木の間からを眺められる所を過ぎていくとが現れます。 これが最初のロープだったことを思い出して、そろそろ急坂が終わると分かり、気持ちにも余裕が出てきました。 「電気」のを過ぎて傾斜が緩んできた道を降っていくと、標高310mほどの尾根の肩に着きました。 山頂から14分ほど降った所になります。
尾根の肩
少し右へ曲がって、傾斜が増してきた道を降っていきます。 次第に傾斜が緩んでくるを、新緑を愛でながら降っていきました。 松の木が見えて傾斜が緩んできたを快適に進んでいきます。 「電気」のを過ぎていくと、標高270mほどの尾根の肩に着きました。 山頂から18分ほど降った所になります。
登山口
少し傾斜が増して僅かにU字形に窪んだを降っていきます。 「環境緑化等事業」のを過ぎていくと、次第にU字形の窪みが深くなってきます。 「電気」のを過ぎて植林地を降っていくと、 右下にが見えてきます。 シダ類などが目立つようになった道を降っていくと、登山口のある広い道に降り立ちました。 山頂から26分ほどで降りて来られました。
小川沿いに2分ほど進んで小橋を渡るとになります。 畑地が広がるを進んでいきます。 小屋を過ぎていくと、右へ戻るようにして登っていく石段があります。 来る時に気になっていたので、上に登ってみることにしました。
神社
石段を登ってに着くと、左へ曲がっていきます。 崩れかけたを登っていくと、小広くなった境内の中ほどに社殿がありましたが、 名前や由緒などは分かりませんでした。
中山地区
往復5分ほどで広い道まで引き返してきて民家を過ぎていく、「中山」の標識が立つ十字路に出ます。 右折して中山バス停を過ぎていくと、車を止めておいたがあります。 神社への立ち寄りも含めて、登山口から13分ほどで着きました。