城山
概 要 城山は豊岡市竹野町にある標高312.0m(点名:多田)の山です。 山頂までは分かり易い道が続いています。 山頂の北側が開けていて、竹野の街や猫崎半島などを見渡せる眺めが広がります。 今回は草飼地区の谷筋から稜線に出て、鞍部を経て南へ延びる尾根を山頂まで往復するルートを歩きます。
起 点 豊岡市竹野町 竹野駅
終 点 豊岡市竹野町 竹野駅
竹野駅…草飼地区…谷筋入口…登り口…尾根取付…尾根の肩…稜線…鞍部…小ピーク…十字路…踊り場…鞍部…城山…十字路…草飼地区…竹野駅
所要時間 2時間10分
歩いて... 谷筋に入ってすぐの所にある分岐を誤り、本来のルートから外れた道を登ることになりました。 伐採した木などがかなりある尾根でしたが、現在地を確認しながら軌道修正して、何とか本来のルートの鞍部に出られました。 そこからは山頂まで明瞭な道が続いていました。 周囲の樹木が新芽を出しツツジも咲いて、春本番を感じられました。
関連メモ 城山, 城山, 城山, 城山
コース紹介
竹野駅
竹野駅(JR山陰本線)から歩いていきます。
駅舎を出た左側にある「COFFEEと軽食」の店「」の右側に続く道を進んでいきます。 竹野消防団第2分団格納庫を過ぎていきます。 少し左へ曲がり始めると、その角にがあります。 簡単な遊具が設置された静かな公園でした。
ぱんぷきんでは、ドリンクや甘味類の他に、 モーニングセット・ランチセット・日替わり定食などのメニューがあります。 (営業時間8:00〜16:00、木曜日は定休)
交通安全宣言の町
安全は ゆっくり走る ゆとりから
草飼地区
に続く道を進んでいくとがあります。 踏切を渡って田圃の間に続く道を真っ直ぐ進んでいくと、 草飼地区の集落のに突き当たります。 そこを左折して10mほどの所に、四角いカーブミラーの立つ分岐があります。 ここから右へ分かれていくに入っていきます。
竹野西踏切
おねがい
事故・故障のときは左記にお知らせ下さい。
 (福知山指令)
お願い
踏切を車が支障したときはまず非常ボタンを押して下さい。
大型車通行止
長さ8m以上の車も通れません。
谷筋入口
民家の間のを道なりに真っ直ぐ進んでいきます。 に出て、U字形の水路沿いに進んでいきます。 山際まで来て水路を跨いだ所から、谷筋に続く山道が始まります。 道標類は見かけませんでしたが、ここが城山へ続く山道の入口になります。 竹野駅から8分ほどで着きました。
後日に来てみると、畑地に出た先に「城山登山口」の標識が出来ていました。
登り口
谷筋に入ると、すぐの所にコンクリート製のがあって、のように水が溜まっていました。 その先のには竹林が続いていますが、道はその左側に沿って登っていきます。 小池を過ぎて10mほど登っていくとがあります。 少し左へ戻るようにして分かれていく道(*)は、切通のようになった尾根に出た所で不明瞭になります。 左の道を見送って更に10mほど進んでいくと、再びがあります。 根元の近くから幹が分かれる大木の所から、左前方へ登っていく道と、正面の谷筋へ続く道になります。 左側の細い木に青テープが取り付けられていましたが、どちらの道を示しているのか分からなかったし、 正面の道の方がしっかりしていそうに思えたので、ここは正面へ進んで行きました。
道を間違えた!
左の道が城山への正しいルートになります。 ここで道を間違えたため、伐採木や倒木などが散乱する尾根を登る羽目になりました。 左の道は山頂まで明瞭に続いています。 ルート図では、登りに歩いた誤った道を桃色で、下山時に歩いた正しいルートを赤色で示しています。
*後日に左の道を歩きました。(「城山」を参照)
尾根取付
谷筋には明瞭な道が続いていましたが、倒れた竹が道を塞ぐ所もあって、あまり快適ではありませんでした。 沢に架かる石材と丸太が並べられたを渡っていくと、 沢が二股に分かれている所に出ました。 さてどちらへ進んだものかと思案していると、 正面の小尾根に生える樹木に赤テープが取り付けられていました。 そこがルートだろうと思って登っていきました。
登り始めは僅かな道で不安でしたが、すぐに歩き易い尾根になってきました。 その先にもテープが何箇所かに取り付けられていたので、それを辿りながら登っていきました。 しかし踏み跡程度の僅かな道で、本当に城山へ続く道なのだろうかと不安に思いながらも、 かなり傾斜のあるを登っていきました。 次第に目立つようになるを乗り越えたりしながら登るようになると、 いつしかテープを見かけなくなりました。 8分ほど登った所から振り返ると、樹木越しに竹野川の東側の山並みが見えました。
尾根の肩
伐採木などが散乱する尾根を更に登っていくと、緩やかになった尾根の肩に着きました。 尾根取付から13分ほど登った所で、地形図では標高100mほどの所になるようです。 脇には根元の近くから幹が分かれたがありました。 北側にはの丸い背中が僅かに見えていました。 左の方へ続く緩やかになった尾根を進んでいきます。
稜線
道を塞いでいる細い倒木を左から迂回して進んでいきます。 次第に傾斜が増してくるを登っていくと、左右に通る稜線に出ました。 尾根取付から23分ほどで登って来られました。 地形図によると、標高140mほどの尾根になるようです。 尾根にはこれまでよりも明瞭で歩き易そうな道が続いていました。 今回は谷筋入口から山頂までのルート情報を得ないまま出てきたので、 この道で合っているのか不安ではありましたが、地形図では城山へ続く尾根のようなので、 地図と磁石で現在地と方向を確認しながら、を降っていきました。
後日に右の道を歩きました。 (「城山」, 「城山」を参照)
鞍部
尾根を3分ほど降っていくと、浅いに着きました。 右から明瞭な道が合流してくる所になっていました。 地形図のよると西側を流れる川沿いまで降りて行けそうに思えましたが、正面に続く尾根道を進んでいきます。
小ピーク
鞍部を過ぎて、尾根を登り返していきます。 所々にはが綺麗な花を咲かせていました。 鞍部から4分ほど登っていくと緩やかな小ピークに着きました。 稜線に出た所から8分ほどの所になります。 地形図によると、標高140mほどの高みのようです。 このまま正面へ進んでいくと、南西に延びる尾根を降ってしまうので、 左下(南東)の方に見える尾根に向かって斜面を降っていきます。 この時には、その尾根を示すかのようにが倒れていました。
十字路
灌木の尾根を降っていくとになってきます。 少し右へ曲がりながら傾斜の増したを降っていくと鞍部に降り立ちました。 先ほどの小ピークから7分ほど、稜線に出た所から16分ほどの所になります。 ここは尾根道と尾根を越えていく道とが交わる十字路になっていました。 (*)は窪んだ谷を降り、は谷筋の左斜面に続いていました。 稜線に出るかなり前から見かけなくなっていたテープですが、 正面に続く尾根に生える樹木に、青テープと赤テープが取り付けられていました。 左の道にもテープがありました。 ここに来て、これまで歩いてきた道は本来の道ではなかったことを悟りました。 左から登ってきて正面に続く道が本来のルートのようでした。 左の道はどこから登ってきたのか気になりましたが、 城山まで往復してから左の道を降って確かめることにしました。
後日に来てみると、前後の道を指す道標が設置されていました。(「城山」を参照)
*右の道は、10分ほどで切浜川沿いの林道に降りられます。 (「城山」, 「城山」を参照)
十字路を過ぎてからは、これまでの煩わしい道から一転して、明瞭で快適な道が続くようになりました。 小さく左右に曲がりながら尾根を登っていきます。 それほど急傾斜という訳でもなくて、歩き易い道が続いています。 左右の樹間から時折山並みも見えますが、総じて展望は得られません。 所々に咲いているを愛でながら登っていくと、 幹に幾つかが生えた松がありました。 をしていましたが、食べられるのでしょうか。 そこを過ぎていくと大きな木が根こそぎ倒れいていて、 海辺の山や竹野の街などを少し眺めることができました。 十字路から7分ほど登った所になります。
踊り場
若葉を伸ばした木々に春を感じながらを登っていきます。 登り坂が続く中に、傾斜が緩やかになる所もあって、それほど苦労することもなく登っていけました。 右や左に小さく曲がりながら尾根を登っていくと、ちょっとした踊り場のような所がありました。 十字路から21分ほど登った所になります。 脇にはが生えていました。
鞍部
高みの左側を巻くようにして登っていきます。 少し降るようになると、広めになった鞍部の少し下に着きました。 少し右へ曲がってへ向かっていくと、道が不明瞭になりました。 道は何処へ続いているのかと辺りを覗っていると、に赤テープを見つけました。 そのすぐ上には稜線が見えているので、その方へ登っていきました。
城山 (標高312.0m)
すぐに右へ曲がって急傾斜のを横切るようにして登っていきます。 端まで来て鋭角に左へ曲がり、を1分ほど登っていくと城山の山頂に着きました。 十字路から27分ほどで登って来られました。 小広くなった山頂にはがあるので、 地形図に載っている312.0m峰になるようです。 中ほどの樹木には、但馬山友会の標識「」が取り付けられていました。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
 (国土地理院)
城山の山頂の北側が少し開けていて、 竹野の街や日本海に突き出したなどを眺めることが出来ました。 景色を眺めがらしばらく休憩していきました。
十字路
落ち着いたところで、来た道を引き返していきます。 積もった落ち葉で滑ったりしないよう足元に注意しながら降っていくと、 城山の山頂から19分ほどで十字路に戻ってきました。 を降り始めると、すぐの所の右下に青テープと赤テープがありました。 道の先には倒木があるので、それを迂回するための道が右下に付いているようなのでした。 少し降ってから元の道に登ってその先へ降っていきました。
斜面を横切るようにして続く道を緩やかに降っていきます。 道は広めで明瞭になっていて、最初に登ってきた道と比べると随分と状態が良く、 『これならハイキングコースとして紹介しても良さそうだ』と思いながら進んでいきました。 テープも点々と取り付けられてルートを示しているようでした。 道を塞ぐ大きなを越えて少し進んでいくと、尾根の背を降るようになります。
少しU字形に窪んだ所を過ぎていくと、道端にが咲いていました。 もあったりしましたが、総じて歩き易い道が続いていました。 程なくして、左下のすぐ傍に谷筋が続くようになります。 馬の背(*)のような所を過ぎていくと、道は尾根の背から外れて左へ曲がり、 谷筋に続く竹林の斜面を右・左と曲がりながら降っていきます。
*後日に馬の背のような所から右へ降る道を歩きました。(「城山」を参照)
何度か曲がりながら降っていくと、谷筋に通る道に降り立ちました。 十字路から13分ほどで降りて来られました。 手前の樹木には青テープが取り付けられていました。 『何やら見覚えのある所だが』と思って振り返ってみると、 谷筋入口小池から20mほど入った所にあったなのでした。 最初は谷筋の道を直進していったのですが、今思えば、青テープは降ってきた方の道を示しているようでした。 念のために少し登った所にもテープを付けておけば、私のような者でも道を間違えずに済んだように思えました。
草飼地区
右側ののような所へ登っていく道を見送っていくとの傍に出ます。 森から出てU字形の水路を跨いで進んでいくと、草飼地区の集落に出ます。
竹野駅
民家の間に続く路地を進んでいくと、左右に通るに出ます。 その10mほど左側にあるを右折して、田圃の間に続く道を真っ直ぐ進んでいきます。 広がる田圃の奥にはが見えていました。 を渡って右折し、線路沿いの道を進んでいきます。 の傍を過ぎていくと、最初の竹野駅(JR山陰本線)に戻ってきました。