田結峠
概 要 田結峠は豊岡市の田結地区と京丹後市久美浜町の蒲井地区を結ぶ古道にあって、標高130mほどの峠です。 今回は蒲井区公民館を起終点とし、蒲井地区から田結地区へ続く古道を通って田結峠に出て、 北北東から東南東へ延びる尾根を通って八坂神社へ降るルートを周回します。
起 点 京丹後市久美浜町 蒲井地区
終 点 京丹後市久美浜町 蒲井地区
蒲井地区…古道口…古道分岐…田結峠…小峰A…小峰B…小峰C…小峰D…小峠…八坂神社…蒲井地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 蒲井地区から田結峠へ続く古道は広めで明瞭ですが、 石がゴロゴロして落ち葉が積もり、倒木もあって少し荒れ気味です。 田結峠から八坂神社へ降る尾根に明瞭な道はありませんが、 途中までは所々にテープが巻かれています。 東南東へ降る尾根は少し樹木が茂り気味ですが、薮漕ぎするほどではなく、 眺めの広がる所が何ヶ所かあります。
関連メモ 田結峠, 田結峠
コース紹介
蒲井地区
久美浜湾の西側に続く府道49号を進んでいくと、信号機のないがあります。 手前には菱形のが立っていて、 正面へ続く府道49号は「夕日ヶ浦9km」「小天橋2km」、左へ分かれていく府道122号は「風蘭の館3km」「蒲井浜2km」となっています。 交差点を左折して府道122号に入り、峠を越えて蒲井地区へ降っていくと、 があるズレた四叉路に出ます。 四叉路を直進した所に蒲井区公民館があります。 その横に車数台分の駐車余地があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
古道口
すぐ先の小橋を渡った所にあるを左折していきます。 の中に続く道を川沿いに進んでいきます。 集落を過ぎてが立ち並ぶのが見えてくると、 左に架かる小橋を渡ってくる道が合流してきます。 左からの道を合わせて山際を進んでいくと分岐があります。 駐車地から6分ほどの所になります。 角には「林道 蒲井大谷線 起点」のが立っています。 「山陰海岸ジオパークトレイル」の標識も添えられていて、右の地道を指しています。 ここが蒲井地区と田結地区を結ぶ古道入口になります。
程なくしてあるを跨いで、山際に続く緩やかな古道を進んでいきます。 地形図に破線で載っているは広めで明瞭ですが、落ち葉が積もり枯れ枝などが散乱していて荒れ気味です。 谷筋の入口を過ぎていくと、投棄されたがあります。 植林地の手前まで来ると、半壊したがあります。 またある谷筋の入口まで来ると、僅かに水が流れる微沢を跨いでいきます。
古道分岐
次第に狭くなるの右側を進んでいきます。 程なくしてになります。 緩やかになったの中を進んでいきます。 再び登り坂になると、古道分岐しています。 駐車地から22分ほどの所になります。 先の方に桃テープが見られる(*)は以前に歩いているので見送っていきます。 ここはを登っていきます。
*右の道は「田結峠」を参照。
桃テープが巻かれた樹木まで来ると、折れ曲がっていきます。 すぐ先をに左へ折れ曲がって、 桃テープが続く古道を登っていきます。 が増してくる道を登っていきます。 少し登った所を折れ曲がっていきます。 尾根の背が近づいてくると、手前で分かれてきた古道が右前方から合流してきます。 駐車地から28分ほどの所になります。
田結峠
少し先を折れ曲がって登っていきます。 尾根の左斜面に続く登り坂のを進んでいきます。 次第に低くなってくるに沿って、少し左へ曲がりながら登っていきます。 尾根の背が近づいてくるとが見えてきます。 少し右へ曲がると、南北に延びる標高130mほどの尾根にある浅い鞍部になったに着きます。 標識類は見かけませんが、ここが田結峠になります。 駐車地から35分ほどで登って来られました。
振り返って樹間に僅かに見える景色を眺めたり、周囲の様子を確認しながらひと休みしていきます。 地形図に破線で載っているは、田結峠を越えて田結地区(*)へ続いています。 左へ続く(*)も歩き易そうです。 右へ続くはこれから歩いていきます。
*田結地区へ続く古道と南の尾根は「田結峠」を参照。
小峰A
落ち着いたところで、右へ続くを登っていきます。 尾根に明瞭な道はありませんが、樹木は密生しておらず薮漕ぎは必要ありません。 軽く登っていくと、標高150mほどのに着きます。 少し左へ曲がって軽く降っていくとに着きます。 軽い登り坂になる尾根を進んでいきます。 所々にが巻かれていてルートを示しているようですが、 以前に来た時よりも少なくなっているような気がします。 少し樹木が増えてくる尾根を登っていくと、標高160mほどの小峰Aに着きます。 田結峠から7分ほどの所になります。
小峰B
尾根が二手に分岐していますが、広いを軽く降っていきます。 緩やかな所を過ぎていくと軽いになります。 引き続きを軽く登っていきます。 緩やかになった尾根を少し右へ曲がりながら進んでいくと、直径4mほどのを過ぎていきます。 程なくして、標高180mほどの緩やかな小峰Bに着きます。 田結峠から13分ほどの所になります。
小峰C
を進んでいきます。 程なくして軽いになります。 以前に来た時には左の急斜面(*)からこの辺りのに登ってきたように思いますが、それらしい所には気が付きませんでした。 左の樹間にを眺めながら登っていきます。 少し登っていくと、尾根が分岐している標高180mほどの小峰Cに着きます。 田結峠から22分ほどの所になります。 左の樹間にを眺めながらひと休みしていきます。 航跡波を残しながら航行する漁船が見えます。
*左の急斜面から登ってくるルートは「田結峠」を参照。
右へ曲がって、へ延びる尾根を降っていきます。 しばらく降っていくとに着きます。 少し左へ曲がりながら登り返していくと、標高160mほどのに着きます。 になる尾根を進んでいきます。 程なくして、左の樹間に日本海が見えてきます。 少し角度を変えると、も見えます。
少し左へ曲がりながらを降っていきます。 樹木が茂り気味になって煩わしいものの、薮漕ぎするほどではありません。 緩やかな所を過ぎると、軽いになります。 軽く登っていくと、標高140mほどのに着きます。 少し左に曲がって、向きを変える尾根を降っていきます。 程なくして、左前方が開けてきます。 田結峠から38分ほどの所になります。 少し左へ出てみると、などを見渡せます。 少し角度を変えると、も良く見えます。
小峰D
になる尾根を進んでいきます。 次第に緩やかでになります。 程なくして、ピーク感のない標高140mほどの小峰Dに着きます。 田結峠から43分ほどの所になります。
右へ曲がって、向きを変える尾根を降っていきます。 少し降って緩やかな所を過ぎるとになります。 左の樹間にを眺めながら登っていきます。 程なくして、標高130mほどの高み4に着きます。 田結峠から47分ほどの所になります。
曲がっていく尾根を進んでいきます。 程なくして降り坂になると、曲がっていきます。 左へ出てみると、が広がります。 樹木が少し煩わしいを降っていきます。 標高110m辺りまで来ると、眺めが広がるに出ます。 田結峠から52分ほどの所になります。 先程来の犬ヶ岬依遅ヶ尾山も一段と良く見えます。
が茂り気味の尾根を更に降っていきます。 尾根が広がってくると、曲がっていきます。 正面にを眺めながら降っていきます。 少し右へ曲がり始めるとが増してくるので、脇の樹木に手を掛けたりしながら降っていきます。 右を振り返って府県境尾根を眺めたりしながら降っていきます。
小峠
少し左へ曲がりながら降っていくとになります。 小さく曲がりながら進んでいくと軽いになります。 煩わしいを跨ぎながら進んでいきます。 傾斜が緩やかになってくると小広い所に出ます。 田結峠から1時間ほどの所になります。 に明瞭な広めの道が分かれていて小峠のようになっています。
小さく曲がりながら続くを軽く降っていきます。 程なくして尾根の右肩に道のようなものが現れますが、左のを進んでいきます。 で続く尾根を進んでいきます。 次第にになってくる尾根を進んでいきます。 少し右へ曲がって、傾斜が増して広がってくる尾根を降っていきます。
八坂神社
傾斜が緩やかになったの中ほどを進んでいきます。 程なくして、根元付近から幹が二股に分かれたがあります。 大木の手前を右へ戻るように曲がって、瓦などが散見されるを辿って降っていきます。 程なくしての脇に降り立ちます。 田結峠から1時間18分ほどで降りて来られました。 短い石段を降って正面へ出ていきます。 扁額は掲げられていませんが、麓にある石柱によると八坂神社というようです。 由緒などを記したものは見かけませんが、情報によると祭神は須佐之男命とのことです。 両脇に控えるを眺めたりしながらひと休みしていきます。
蒲井地区
正面に立つ石灯籠の間に続くを降っていきます。 石段が途切れた小広い所まで来ると、大きな洞があるが右側にあります。 正面にあるをくぐって、更に続く石段を降っていきます。 石段を降り終えると、左右に通るに降り立ちます。 振り返ると、「八坂神社」と刻まれた石柱が立っています。 右へ続く路地を進んでいくと、すぐにに出ます。 左へ曲がって小橋を渡っていくと、車を止めておいた蒲井区公民館があります。 八坂神社から4分ほどで到着しました。