| 概 要 |
上山高原は新温泉町にある高原です。
ススキが茂る高原には、左馬殿道や旧牛道が残されています。
今回は北側の海上集落から農道を詰めて稜線に登り、そこから左馬殿道と旧牛道を通って上山高原へ登るルートを歩きます。
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| 起 点 |
新温泉町 海上地区
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| 終 点 |
新温泉町 海上地区
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海上地区…農道終点…稜線…(左馬殿道)…688m峰…網付場…(旧牛道)…上山高原…(海上林道)…海上地区
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| 所要時間 |
2時間30分
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| 歩いて... |
農道の終点から本来の登山ルートに出るまでに明瞭な道はありません。
稜線に出るまでの登山ルートも僅かな踏み跡程度で歩き難い所もありますが、何とか稜線に出られました。
稜線は歩き易く薮漕ぎも必要ありませんが、登り坂が続いていてかなり汗を掻きました。
網付場から上山高原までは、以前の雑木林が伐採されてススキ原になっていました。
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| 関連メモ |
上山高原,
上山高原
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海上地区
新温泉町を通る国道9号線の蒲生トンネルの少し東側のおもしろ昆虫化石館があるから県道262号を南下していきます。
まで来て、右へ戻るようにして分れていく道に入っていきます。
手前には「上山高原9km」などの標識が出ています。
右の道に入った所には「海上(うみがみ)UMiGAMi」と題したがあります。
海上地区の集落の入口まで来ると小広い所があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
脇にはがあります。
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駐車地の先へ進み始めると、程なくしてがあります。
前には「」があります。
には登山ルートが描かれていますが、あまり明瞭ではありません。
今回は、すぐ先に立つカーブミラーの所から分かれていく舗装されたを歩くことにします。
登り始めるとがありますが、墓地へ続く左の道は見送っていきます。
少し先を右へ曲がって、ススキなどが茂るを登っていきます。
しばらく登ってススキなどが減ると、左へ回り込むように登っていきます。
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谷向かいのを左に眺めながら登っていきます。
少し先を曲がって更に登っていきます。
緩やかになって農地が広がるようになると、道端にがあります。
音楽が聞こえてきますが、脇の小屋に掛けられたラジカセから流れているようです。
の脇を進んでいきます。
地道を右に分けて登り坂になる手前まで来ると、右側に溜め池があります。
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農道終点
正面の農道を登っていくと、右から農道がしてきます。
少し右へ曲がりながら登っていくとがありますが、ここは左の道を登っていきます。
坂道を登って小屋の前を過ぎていくとがありますが、この時にはコードが外されていました。
すぐ先にがありますが、正面の道を登っていきます。
傾斜が緩やかになる所まで来ると、これまで続いてきた舗装された農道は終点になります。
駐車地から23分ほどの所になります。
思いのほか疲れたので、振り返って広がるなどを眺めながらひと息入れていきます。
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気を取り直して、左にあるを過ぎていきます。
紐で括られているだけなので容易に外せます。
生い茂る夏草を掻き分けながら、に沿って右へ曲がりながら進んでいきます。
右へ降りていく電気柵と別れて、を横切るように進んでいきます。
程なくしてへ入っていきます。
軽く降っていくと、左右に延びる明瞭な登山道に出ます。
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はルート図の「3地点」に続いています。
ここはを登っていきます。
程なくしてあるの左側に続く道を登っていきます。
夏草が茂るを進んでいきます。
植林地を登るようになると、左右に延びる道(4地点)に出ます。
農道終点から7分ほどの所になります。
正面にはが立っていて、
正面の斜面は「上山山頂4.1km」、今来た道は「海上0.8km」となっています。
標識の頂部には一部が欠けたがあります。
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稜線
明瞭な道は見かけませんが、標識が指すを登っていきます。
程なくして左へ続くが現れるので進んでいきます。
傾いていて歩き難い小径ですが、所々に土砂に埋もれたが見られます。
近づいてくる稜線に向かって、を横切るように登っていきます。
小刻みに右・左と曲がりながら続くを登っていきます。
程なくして、左右に延びる稜線に出ます。
農道終点から15分ほどで登って来られました。
歩き難い小径を登ってきて疲れたので、周囲の様子を確認しながらひと休みしていきます。
登り着いた所にはが立っていて、
右の道は「上山山頂4.0km」、左の道は「行き止まり」、今来た道は「海上0.9km」となっています。
標識の頂部には先ほどと同様のがあります。
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落ち着いた所で、右へ続くを登っていきます。
に明瞭な道はありませんが、
下草は生えておらず薮漕ぎする所もなくて歩き易いものの、登り坂が続いて思いのほか疲れます。
程なくして分岐があります。
稜線に出た所から5分ほどの所になります。
中ほどには倒れたがあって、
正面の道は「上山山頂3.9km」、左前方の道は「石橋1.0km」、今来た道は「海上1.0km」となっています。
標識の頂部にはこれまでと同様のがあります。
は石橋地区へ降りていけますが、今回は見送っていきます。
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のようになった正面の尾根を登っていきます。
歩き易い道ですが、が続くので次第に汗が噴き出してきます。
これまでに見かけた案内図によると左馬殿道というようです。
やがて道の右側に水が流れるようになります。
自然の沢のようには思えないので、人工的なのようです。
道から少し離れたりする所もありますが、この先にある溜め池の辺りまで並行するように続いています。
次第に広がってくる尾根を登っていくと分岐があります。
稜線に出た所から16分ほどの所になります。
中ほどにが立っていて、
正面の道は「上山山頂3.5km」、今来た道は「海上・石橋1.4km」となっています。
左の道も明瞭ですが、標識には何も示されていません。
標識の頂部には案内図があった形跡はありますが、剥がれ落ちたようで、この時には付いていませんでした。
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正面の道を進んでいくと、道がに分かれています。
標識類は見かけませんが、ここは左の尾根に登っていく道を進んでいきます。
少し登っていくとになります。
右下には水路と道が並行しています。
が少し見られる所もありますが、行く手を阻むことはありません。
緩やかになった道を進んでいくと、手前で分かれてきた道がしてきます。
程なくしてヌタ場があります。
稜線に出た所から24分ほどの所になります。
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この辺りから、登山ルートを示していると思われるを見かけるようになります。
適度な間隔で続いていて、安心して歩いていけます。
程なくしてになります。
少し進んでいくと、またになります。
緩やかな所もあるの道を呼吸を整えながら登っていきます。
点々と取り付けられている桃テープを確認しながら進んでいきます。
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との高低差がなくなった道を進んでいきます。
登り坂になると、が道を横切っています。
手前の樹木の袂にはを描いた板が置かれています。
水路沿いに続いていた道は水路管理用とのことです。
水路を跨いでいくと、左の尾根に登っていく横木の階段があります。
稜線に出た所から38分ほどの所になります。
先ほどの地図に載っている分岐のようです。
階段の入口には壊れたがあって、
少し離れた所に「上山山頂3.0km」の板が落ちています。
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688m峰
正面の道は水路の管理用通路とのことなので、ここは水路を跨いで左のを登っていきます。
階段が終わるとのようになっていますが、左の尾根の背に登っていきます。
左・右と曲がって、桃テープが見られるを進んでいきます。
が少し見られますが、歩く妨げにはなりません。
程なくして一番高そうな所に着きます。
場所を示す標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている688m峰になるようです。
稜線に出た所から45分ほどの所になります。
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少し右へ曲がって降り坂になるとが少し茂ってきますが、歩く部分は確保されています。
しばらく降ってになると、アセビが減って歩き易くなります。
程なくして、少しを降るようになります。
尾根の左肩に出るとが横切っています。
先ほどの水路より幅が広くて跨げないので、靴を少し水に濡らしながら渡っていきます。
軽く登っていくと、尾根の背に復帰します。
右脇に「水越」のがあって「これより先、立入り禁止」となっていますが、右側に並行する管理道のことだと解釈します。
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まだが続いている尾根を登っていきます。
が幾つか見られる所を登っていきます。
尾根のと曲がりながら登っていきます。
尾根の右肩を進んでいくと、右下に大きなが見えてきます。
地形図にも載っている池のようで、これまで続いてきた水路はこの溜め池が水源になっているです。
程なくして、少し窪んだ道を登っていきます。
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網付場
少し左へ曲がりながら登っていくと、が広がってきます。
緩やかになったを進んでいきます。
を辿りながら、広い雑木林の尾根を登っていきます。
緩やかな所を過ぎて軽い登り坂になると、先の方がなってきます。
程なくして、左右に広い道が続く伐採地に出ます。
稜線に出た所から1時間15分ほどの所になります。
地形図に載っている破線の道が合流している所になります。
10年前に来た時にはが立っていて、
右の道は「上山山頂2.0km」、左の道(*)は「青下1.3km」、今来た道は「海上・石橋3.1km」となっていましたが、この時には見かけませんでした。
右へ曲がったすぐの所に架かるの脇にあった標識に付けられていたによると、
ここは網付場というようです。
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木橋を渡って、登り基調のを進んでいきます。
この道は旧牛道というようです。
以前は笹が茂る雑木林に続く道でしたが、広範囲に伐採されて、辺り一面がススキ原になっています。
広い道を登っていくともあります。
ススキ原に続くを黙々と登っていきますが、
所々に伐採されずに残っている樹木もあります。
振り返ると、次第にが広がるようになります。
更に登っていくと、電気柵で囲まれた一角があります。
網付場から14分ほどの所になります。
ソーラーパネルが取り付けられていて通電しているようですが、囲いの中に何があるのか気になります。
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傾斜が少し増す所もあるを登っていきます。
急傾斜ではありませんが、登り坂が続いていて疲れが溜まってきます。
傾斜がに出てホッとしながら登っていきます。
次第に広がってくるに続く道を登っていきます。
松の木が近づいてくると分岐があります。
網付場から25分ほどの所になります。
明瞭なは何処へ続いているのか気になりますが、今回は見送っていきます。
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上山高原
を過ぎていきます。
正面にを眺めながら進んでいきます。
やがて、上山高原を走る海上林道に出ます。
網付場から27分ほどで到着しました。
出口にはが立っていて、
この先の道は「上山山頂3.0km」、今来た道は「海上4.8km・青下3.0km」となっていますが、
上山までは3.0kmもないので、「0.3km」の誤記ではないかと思われます。
標識の頂部にはがあります。
傍には「旧牛道」の標識もあります。
「」と題したもあります。
少しボヤけていますが、今回歩いたの部分を拡大しておきます。
振り返って、を確認していきます。
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海上林道を進み始めると、すぐの所に「雲無心」のがあります。
記念碑のすぐ先に、車数台分の駐車余地とベンチが設置された所があります。
にはトイレや「」があります。
左側には上山へ登っていく(*1)が分かれています。
入口にはが立っていて、
左の道は「上山三角点0.25km」、正面の海上林道(*2)は「畑ヶ平高原3.7km・避難小屋0.5km」、今来た道は「海上4.8km・青下3.0km」となっています。
上山へは10分ほどで登れますが、今回はここで引き返すことにします。
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待機させておいた自転車に乗って、車を止めてきた海上地区まで、海上林道をします。
緩やかな所も一部にある降り坂が続く舗装路なので楽勝です。
ススキ原の中に続く海上林道を曲がりながら降っていくと、があります。
解説板には「」と題して、ススキ草原・イヌワシ・牛の放牧が紹介されています。
目の前に広がるを眺めていきます。
ススキ原が終わって谷筋の斜面を降っていくと、右への曲がり角に「旧草原界」の標識が立っています。
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海上地区
封ス谷滝の入口を過ぎていくと、「シワガラの滝・桂の滝 入口」の標識が出るがあります。
先の方には「」の案内板が設置されていて、
今回歩いた左馬殿道や旧牛道などが載っています。
シワガラの滝の以前の入口を過ぎて右へ曲がっていくとが広がってきます。
芝桜公園のある507m峰も良く見えます。
曲がりながら更に降って海上地区の集落へ入っていくと、海上公民館を過ぎた先に車を止めておいた駐車地があります。
何度も自転車を止めて写真を撮ったりしながら降ってきたので、上山高原から34分ほどかかりました。
道程6.3kmほど、高低差545mほどのダウンヒルでした。
(ワープに要した時間は所要時間に含めず)
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