下宮204m峰
概 要 豊岡市の下宮地区にある204m峰へ登ります。 金剛寺地区を起終点として、車道を少し歩いて金剛寺を訪ね、金剛寺の脇から尾根に取り付いて204m峰へ登ります。 山頂から少し引き返し、195m峰と161m峰を経て主尾根を南西へ進み、 112m峰の手前で主尾根から離れて「金剛の道」を降って車道に出るルートを周回します。
起 点 豊岡市 金剛寺地区
終 点 豊岡市 金剛寺地区
金剛寺地区…金剛寺…登山口…主尾根…204m峰…195m峰…161m峰…下山口…(金剛の道)…下山地…金剛寺地区
所要時間 3時間30分
歩いて... 登り始めはプチ薮漕ぎする所もありますが、その先は比較的歩き易い尾根になります。 一般的な登山ルートではないようで標識類は見かけませんが、所々にテープが巻かれていて、歩く人もいるようです。 山頂は樹木に囲まれていますが、尾根の所々からは山並みを眺められます。 「金剛の道」は、横木の階段が見られる広くて明瞭な道になっています。
関連メモ 愛宕山, 愛宕山
コース紹介
金剛寺地区
豊岡の市街地から国道178号を通って豊岡大橋を渡っていきます。 豊岡大橋東交差点を左折して県道548号に入っていくと、すぐの所に「金剛寺1.5km」の標識が立つがあります。 標識に従って右折し、右からの道を合わせていくと、小橋を渡った所にある水道施設の脇に、 少し余地があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
道路の右側には「七番」のが佇んでいます。
駐車地の傍には農道の入口があるので、邪魔にならないよう端に寄せて車を止めます。
駐車地の先へ続く車道を進んで集落まで来ると、 「但馬六拾六地蔵 第六拾番」のがあります。 傍には「但馬六十六地蔵尊 第六十番札所 御詠歌」のと「八番」の石仏もあります。 集落の中を進んで小橋を渡っていくと、を過ぎていきます。 集落の中を川沿いに進んでいくとカーブミラーの立つがあります。 角に「寺駐車場」の標識が立っていて正面の道を指していますが、ここを右折していきます。
但馬六十六地蔵尊 第六十番札所 御詠歌
こんごうの しんしんのみと なりにせば ちそうはさづけ なとかまじらん
金剛寺
小川沿いに軽く登っていくと、右側にがあります。 すぐ先には「智光山 金剛寺」のと「金剛寺宝篋印塔」の解説板が設置されています。 小橋の先にある間隔の広いを登っていきます。 正面にある地蔵堂まで来て左へ登っていくと、金剛寺に出ます。 右側にはと思われる建物があります。 左側にあるのが本坊でしょうか。 お寺の謂れなどを記したものは見かけません。
県指定文化財 金剛寺宝篋印塔
指定年月日 昭和62年3月24日
所有者・管理者 金剛寺
高さ2.28mの花崗岩製宝篋印塔で、造立年代は明らかではないが、様式上南北朝時代(1331〜1392)と考えられる。 基壇・基礎・塔身・笠・相輪からなるが、相輪頂部の宝珠は後補の可能性がある。 塔身は四面に蓮座の付いた月輪をほり、中に金剛界四仏種子を刻んでいる。 全体としてほぼ完全に当初の状況を残し、八尺塔という規模も数少ないので、この地方の宝篋印塔の代表作例と認められる。 この宝篋印塔は”雷除け”の信仰が伝えられ、当地だけは落雷がないという。
平成元年10月 兵庫県教育委員会
登山口
と思われる建物を右側から回り込んでいきます。 左へ曲がって、沿い進んでいきます。 左側にはと思われる建物があります。 石垣が終わった所から続く作業道のようなを進んでいきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、防護網が設置された尾根の先端が右側にあります。 明瞭な道はありませんが、ここで作業道と分かれて尾根に取り付きます。 駐車地から13分ほどの所になります。
脇の樹木に手を掛けたりしながら、思いのほか傾斜が急なを防護網沿いに登っていきます。 頑張って登っていくと、傾斜が弛んだに出ます。 左へ曲がって、アセビが茂ってになる尾根を進んでいきます。 程なくしてになります。 少し登っていくと、標高60mほどの尾根の肩のような緩やかな所に出ます。 ここから先はアセビなどが減って歩き易い尾根になります。
右へ曲がって、「境界明確化」のが見られる尾根を進んでいきます。 軽く登って、少し曲がりながら続くを進んでいきます。 僅かに撓んだ所を過ぎていくと、曲がりながら登るようになります。 が少しありますが、跨いだりしながら登っていきます。 左の樹間に僅かに山並みを眺めながら登っていくと、標高100mほどの緩やかな高みに着きます。 登山口から16分ほどの所になります。
僅かに撓んだ所を過ぎて、を登っていきます。 標高110mほどのに出て、左へ曲がっていきます。 右側に豊岡のを眺めながら進んでいきます。 少し登って緩やかになるとが茂る所がありますが、歩く部分は確保されているので問題はありません。 また傾斜が増してくる尾根を登っていくと、標高140mほどの緩斜地に着きます。 登山口から29分ほどの所になります。
主尾根
少し左へ曲がって軽く降っていくとになります。 すぐにを登るようになります。 右へ曲がりながら登って緩やかな所を過ぎると、またが増してきます。 次第にが広がってくると、傾斜が弛んできます。 程なくして、左右に延びる主尾根に登り着きます。 登山口から41分ほどで登って来られました。 思いのほか疲れて汗もかいたので、水分補給をしながらひと休みしていきます。
気を取り直して、続く尾根を軽く降っていきます。 浅い鞍部を過ぎるとになります。 軽く登っていくと、標高180mほどの僅かなに着きます。 尾根が二手に分かれていますが、を降っていきます。 少し降っていくと緩やかな尾根になります。
左へ曲がりながら続くを登っていきます。 右の樹間にを眺めながら登っていくと緩やかな尾根になります。 程なくしてになります。 次第に傾斜が緩やかになって、の尾根が続くようになります。 程なくして、尾根が分岐している標高190mほどの高みに着きます。 登山口から58分ほどの所になります。
204m峰
主尾根は右へ降っていきますが、の少し先にある204m峰まで往復してきます。 左の樹間に僅かにを眺めながら、緩やかな尾根を進んでいきます。 尾根を塞ぐもありますが、跨いだりくぐったりしながら進んでいきます。 緩やかな所を過ぎると、曲がりながら登るようになります。 傾斜が緩やかになると高みに着きます。 標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている204m峰だと思われます。 登山口から1時間2分ほどで登って来られました。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。
山頂の様子を確認したら、僅かな起伏で続くを引き返していきます。 少し右へ曲がりながら進んでいくと、尾根を塞ぐを過ぎていきます。 右の樹間にが見えてきます。 左側の峰には電波反射板が見えますが、方角からすると畑上の大トチノキの南側にある尾根のようです。 程なくして、主尾根にある標高190mほどの高みに戻ってきます。 来たのは右の尾根ですが、南西に延びるを降っていきます。
少し降っていくとになります。 軽く登るようになるとの目立つ所がありますが、跨いだりくぐったりしながら通過していきます。 緩やかになって少し右へ曲がっていくと、軽いになります。 緩やかな所を過ぎていくと、軽いになります。 僅かな起伏で続く尾根を進んでいくと、標高170mほどの僅かな高みに着きます。 204m峰から14分ほどの所になります。 正面に広がるを眺めながらひと休みしていきます。
落ち着いたところで、曲がっていく尾根を降っていきます。 緩やかな所を過ぎていくと軽いになります。 が見られる所もありますが、歩き難くはありません。 左の樹間にを眺めながら、軽い起伏で続く尾根を進んでいきます。 しばらく進んでいくと、標高180mほどのマウンドのような高みに着きます。 この先にかけて樹木に巻かれたテープを見かけるようになるので、この尾根を歩く人もいるようです。 左にはが広がります。
195m峰
軽く降っていくとになります。 程なくしてになります。 僅かな高みを過ぎて、曲がって軽く降っていきます。 緩やかな所を過ぎると、軽いになります。 少し登っていくと高みに着きます。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている195m峰だと思われます。 204m峰から33分ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりません。
先へ進んでいくと尾根が分岐していますが、を降っていきます。 右前方にを眺めながら軽く降っていきます。 しばらく降っていくとになります。 少し曲がりながらで続く尾根を進んでいきます。 程なくして標高150mほどの僅かな高みに着きます。 少し左へ曲がっていくと、手前の樹木に邪魔されながらもが広がります。
倒木を跨いだりしながら軽く降っていくとになります。 登り坂になると、左側にのようなものが現れますが、このまま尾根の背を登っていきます。 標高150mほどの緩やかな尾根になると、分かれてきた巻き道が左からしていきます。 左側にの鉄塔などを眺めながら進んでいきます。 軽く登っていくと、樹木が少し煩わしい高みに着きます。
161m峰
僅かな起伏で続く標高150mほどのを進んでいきます。 次第に広がってくる尾根を軽く登っていくと、標高150mほどのに出ます。 ここで尾根が分岐しています。 尾根が広くて迷いますが、ここはを軽く降っていきます。 僅かにを過ぎていきます。 軽く登って緩やかになると、あまりピーク感のない高みに着きます。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている161m峰だと思われます。 204m峰から58分ほどの所になります。
先へ続くを進んでいきます。 軽く登っていくと、程なくして標高150mほどの僅かなに着きます。 (*)は、46番鉄塔を経て国道178号へ降りていけます。 ここはを降っていきます。 少し降っていくと、左側が開けた所に出ます。 204m峰から1時間2分ほどの所になります。 眺めが広がるになっているので、 景色を眺めながらひと休みしてきます。
*正面の尾根は「愛宕山」を参照。
先へ続く尾根をしばらく降っていくと、軽いになります。 程なくしてになります。 左側にを眺めながら進んでいきます。 で続く尾根を快調に進んでいきます。 見える範囲が変わってくる山並みを眺めながら進んでいきます。
更に続くの尾根を進んでいきます。 緩やかな所を過ぎて登り坂になると、硬質プラスチック製のが現れます。 倒木が塞いでいる所もある階段を登っていくと、標高120mほどののような緩やかな所に着きます。 尾根の左肩に続く踏み跡を進み始めると、すぐの所に「No47」「No48」と書き込まれた「火の用心」の赤い標識が立っています。 204m峰から1時間22分ほどの所になります。 左へ道が降っていて、下の方には送電線のが見えます。
下山口
左の道は見送って正面の階段を登っていくと、すぐにに復帰します。 程なくして、あまりピーク感のない標高120mほどのに着きます。 少し右へ曲がって、軽いの尾根を進んでいきます。 緩やかな所を過ぎて軽く登っていくと、標高100mほどの僅かなを過ぎていきます。 僅かな起伏の尾根を左へ曲がりながら進んで緩やかになると、広い道の曲がり角に出ます。 204m峰から1時間32分ほどの所になります。 以前に来た時には倒れたがあって、 正面の道は「愛宕神社0.3km」、右へ戻るように続く道は「あずまや0.1km」となっていましたが、今回は見かけませんでした。 正面の道(*)は愛宕神社へ続いていますが、今回はここで主尾根を離れてを降っていきます。
*正面の道は「愛宕山」, 「愛宕山」を参照。
尾根の左斜面に続く広い道を軽く降っていくと、程なくしてに出ます。 この先で見かける標識によると、この道は「金剛の道」というようです。 すぐに、間隔の広いが途切れながら続くようになります。 少し降った先を登り返していくと、標高90mほどの僅かなに着きます。 道なりに左へ曲がって、両側にが茂る尾根を軽く降っていきます。 緩やかになって植林地の手前まで来ると東屋が建っています。 下山口から4分ほどの所になります。 正面には苔生したが立っていて、 右へ戻るように続く道は「金剛寺方面(山本)0.4km」、今来た道は「愛宕神社0.4m」となっています。 標識に従って、戻るように続く道を進んでいきます。
尾根の左斜面に続く道を進んでいくと、尾根の背を跨いでを進むようになります。 すぐに左へ曲がって尾根の背を跨ぎ、を降っていきます。 程なくして折れ曲がっていきます。 に出ると道が分り難くなりますが、左へ曲がりながら続いています。 尾根の右斜面を進んでいくと、少し崩落した所を過ぎていきます。
少し先を右へ曲がって、先ほどのした所の続きを横切っていきます。 右へ回り込むように進んでいくと、折れ曲がっていきます。 程なくして、が見られるようになります。 左へ回り込むように進んでいくと、折れ曲がっていきます。 程なくして、左前方に住宅などが見えてきます。
下山地
を跨いで、左へ回り込むように降っていきます。 谷筋へ降っていくと、折れ曲がっていきます。 これまでよりも間隔が狭くなってくるを降っていきます。 しばらく降っていくと、舗装路に降り立ちます。 下山口から20分ほどで降りて来られました。 振り返ってを確認すると、脇の樹木の傍に「金剛の道」の標識が立っています。 以前に来た時には「ハイキングコース」のがあって、 降ってきた道は「遊歩道(愛宕神社へ)0.8km」となっていました。 傍には可愛らしい顔が描かれた「歩く会」「山本」のもありましたが、今回はいずれも見かけませんでした。
(*)からは貴布祢神社などへ行けます。 今回は駐車地へ戻るべく、を進んでいきます。 隣りの谷筋を横切って、右へ分かれていくを見送っていきます。 程なくして、斜めに通る車道に出ます。 左側のこんもりとした所には「土地改良碑」のがあります。
*左の道は「愛宕山」を参照。
土地改良碑
土地改良概要
一、事業名 団体営ほ場整備事業
一、事業主体 金剛寺土地改良区
一、設立着工 昭和54年8月
一、竣工 昭和59年3月
一、総事業費 18,500万円
一、補助金 13,760万円
一、総面積 16.1ヘクタール
内訳 金光寺耕地8.7ヘクタール、山本耕地7.4ヘクタール
一、関連工事 大谷川改修工事 延長1,260mメートル
市道拡幅工事 延長480メートル
一、組合員数 52名
金剛寺地区
右前方へ続くを進んでいきます。 来る時には朝霧に隠れていて分かりませんでしたが、尾根からも見えていた電波反射板がよく見えます。 右へ分かれていくを見送っていきます。 少し先にも右へ分かれていくがありますが、これも見送っていきます。 やがて小橋の先にが見えてきます。 小川に架かる小橋を渡って水道施設まで来ると、車を止めておいた駐車地に着きます。 下山地から13分ほどで到着しました。