立雲峡
概 要 立雲峡は朝来市和田山町の朝来山の中腹にある桜の名所です。 無数の奇石・巨岩が点在し、樹齢300年以上と言われる老桜が群生して「但馬吉野」とも呼ばれています。 同時に竹田城跡を眺められる恰好の場所でもあります。 今回は竹田城跡を眺めながら461m峰の南側まで登り、立雲峡テラスを経て降るルートを歩きます。
起 点 朝来市和田山町 竹田地区
終 点 朝来市和田山町 竹田地区
竹田地区…第3展望台…第2展望台…東屋展望台…立雲峡テラス…第1展望台…竜神の滝…夫婦檜…第2展望台…第3展望台…竹田地区
所要時間 1時間20分
歩いて... 駐車場に着いた時には竹田城跡は朝霧に包まれて見えませんでしたが、第2展望台まで登ると晴れ上がってきて、 雲海に浮かぶ竹田城跡を眺められました。 しかし、461m峰の南側を経て最上段の立雲峡テラスに着いた時には、雲海はすでに消えていました。 太陽が昇ると、雲海は短い時間で消えてしまうようです。
関連メモ 朝来山, 立雲峡
コース紹介
竹田地区
朝来市を通る国道312号の竹田城下町交差点から県道277号を東進していきます。 坂道を1kmほど登って大きな倉庫のような建物まで来るとがあります。 角には「名勝天然記念物 立雲峡」のや「立雲峡1.2km」の看板が出ています。 右に分かれていくを登っていきます。 曲がりながら続く道を登っていくと、朝霧に煙る立雲峡の駐車場に着きます。
正面に立雲峡登山道入口があります。 手前の左側には「」の看板や、 「」があります。 には「」があります。 雲海に浮かぶ竹田城跡を写したも出ています。 登山口の脇には「朝来群山県立自然公園」のがあり、傍に夫婦桜があります。 所要時間を記した標識もあって、第1展望台までは30分(*)となっています。
*今回は東側の道から461m峰の南側を経て立雲峡テラスへ登ったこともあって、 ここから立雲峡テラスまで39分ほどかかりました。
立雲峡の赤松桜
四百数十年前、竹田城の最後の城主赤松廣秀公が、この地を庭園に見立て、山桜を植樹されたと伝えられております。 特に、この山桜は立雲峡のなかでも、最も古木で住民の間では”不老長寿”赤松桜として崇められています。
看板設置 竹田地域自治協議会 まちづくり部会
協   賛 竹田区・和田山町観光協会
立雲峡登山道入口」のゲートをくぐって、桜の木が何本も見られる斜面に続く横木の階段混じりのを登っていきます。 少し登っていくとがあります。 に出てみますが、辺りは白い霧に包まれていて、竹田城跡はまったく見えません。 少し登っていくと、展望地になっているがありますが、 ここからの眺めもまだ霧に包まれています。 先へ登っていくと、すぐの所にが建っています。 この時には傍に工事用車両が止まっていました。 右側すぐの所に分岐があります。 駐車場から7分ほどの所になります。 周囲には幾つか標識が立っていて、 右の道は「竹田城跡展望台(第1・2展望台)」「竹田城跡展望台第1展望台15分」「老桜の群生地」「竜神の滝」「観桜の森」、 正面の道は「愛宕の森」、今来た道は「駐車場・下山ルート」となっています。 正面の道のすぐ先に「愛宕神社」の扁額が掛かるがあります。 愛宕神社までの道が続いていますが、この時には「工事中の為通行止め」の標識が出ていました。
東屋展望台
右へ曲がっていく道を登っていくと、すぐの所にがあります。 テラスに出てみると、丁度霧が晴れ上がるところで、雲海に浮かぶを眺められました。 をズームアップしておきます。 少し登った所からもが見えます。 程なくして、左上にあるへの道が分かれていきます。 入口には標識が立っていて、正面の道は「竹田城跡第1展望台」、 左の道は「東屋展望台」となっています。 左の道を曲がりながら登っていくと、すぐに東屋に着きます。 駐車場から12分ほどの所になります。 手前の樹木が邪魔をしていますが、何とかを眺められます。
登山道と分かれて、東屋展望台から延びる道に入っていきます。 入口には夏草や樹木が茂っていて分り難くなっていますが、分け入っていくとすぐにになります。 登り坂になった道を登って緩やかになるとに出ます。 左の道は降り坂なので、ここは右へ曲がっていく道を登っていきます。 平岩の脇を過ぎて倒れかかった木をくぐっていくとのような所に出ますが、 正面の道は少し先で行き止まりのように見えるので左の道を登っていきます。 が見られるようになる道を軽く登っていきます。 小さく曲がりながら登っていくと、左右に通る道(A地点)に出ます。
は登山道のE地点に続いています。 ここはを進んでいきます。 を右上に眺めながら進んでいきます。 少し進んでいくと分岐B地点)に出ます。 東屋展望台から9分ほどの所になります。 脇には標識が立っていて、 右の道は「愛宕の森」、今来た道は「シンボルの森」となっています。 (*)には何も示されていませんが、登山道の東屋や鳥居がある分岐から続く道になります。 ここはを登っていきます。
*左の道は「朝来山」を参照。
思いのほか傾斜がを汗を拭きながら登っていきます。 曲がりながら登っていきます。 少し先を曲がって更に登っていきます。 傾斜が急な道を頑張って登って緩やかになると分岐C地点)があります。 東屋展望台から17分ほどの所になります。 右角には「愛宕神社」の標識が立っていて右の道を指しています。 左側にも標識がありますが、文字は判読出来ません。 右の道の先に見える建物がのようです。 右の道は461m峰の北側を経て立雲峡テラスへ続いていますが、今回は見送っていきます。
になった道を進んでいきます。 軽く登ってまた緩やかになると、左へ少し入った所にがあります。 軽い登り坂になる道を進んでいくとに出ます。 標識類は見かけませんが、ここは右の道を進んでいきます。 少し進んで正面の樹間が明るくなってくると、小沢と広い道が右へ分かれていきます。 このまま真っ直ぐ進んでいくと林道に出られそうに思いますが、今回はを進んでいきます。
少し左へ曲がりながら軽く降っていくとが見えてきます。 標識類は見かけませんが、これがおおなる池になるようです。 池の畔を進んでいくと(*)が架かっています。 脇には標識が立っていて、正面の道は「竜神の滝」、今来た道は「愛宕神社」となっています。 正面の道を進んでいくとがあるので、おおなる池はダムで堰き止められた池のようです。 程なくしてがあります。 標識類は見かけませんが、左の道(*)は以前に歩いているので、今回は正面の道を登っていきます。 軽く登っていくと、すぐに左右に延びる緩やかな尾根の背(D地点)に出ます。 左右には標識が立っていて、右の道は「愛宕神社」、今来た道は「おおなる池」となっています。 461m峰愛宕神社などの傍を過ぎてC地点に続いていますが、今回は見送っていきます。
*木橋を渡るルートは「朝来山」を参照。
*左の道は「朝来山」を参照。
立雲峡テラス
前方へ降っていくと、すぐに立雲峡テラスに着きます。 東屋展望台から27分ほど、駐車場から39分ほどで登って来られました。 左側にはがあります。 手前には小さながあって、カメラ台にもなっています。 正面にはなどを見渡せる眺めが広がりますが、雲海は既に消えていました。 右側の何段にもなったテラスに出て、少し角度をかえてなどを眺めていきます。 をアップで写したりしながら休憩していきます。
立雲峡テラス 光の道天望所
このカメラ台から、竹田城跡に向かって写真を撮ることで、立雲峡と竹田城跡をつなぐ「光の道」が現れたかのような表現を演出します。 快適に眺望を楽しめる機能性と、景観を生かしたデザイン性を兼ね備えた、デッキ一体型のモニュメントです。
<カメラ台の使い方>
スマートフォンは、前方のスタンドを立て掛けてご使用ください。 画面を見ながら、傾きを調整して撮影してください。 デジタルカメラなどは、台の上に置いて撮影してください。
※カメラの形によっては撮影できない場合があります。
第1展望台
先へ続く広いを降っていきます。 少し降っていくと、が幾つか立っていて、 右側は「第1展望台」、今来た道は「立雲峡テラス」となっています。 右側には第1展望台があります。 立雲峡テラスから1分ほどの所になります。 テラスに出て、を眺めていきます。
真ん中に鉄パイプの手摺りが設置されて左側通行になっているを降っていきます。 曲がりながら続くを降っていきます。 しばらく降っていくと、鉄パイプの手摺りと擬木の階段は終わりになります。 振り返ると、「左側通行」と「竹田城跡展望台(第1展望台)5分」のが立っています。 登山道はすぐにE地点)曲がっていきます。 脇には「駐車場・下山ルート」の標識が立っていて、左へ曲がっていく道を指しています。 角から右前方に分かれていく道はA地点へ続いています。
歩き易くなった道を降っていくと、テープが張られたを過ぎていきます。 擬木の階段混じりの道を降っていくと、平らなが見えてきます。 左側の天上岩の上にはがあります。 波形のU字鉄板で補強された沢に架かる平らな木橋を渡っていきます。 右側の樹間にはが見えます。
竜神の滝
また現れるを曲がりながら降っていきます。 「段差 足元注意」の標識まで来ると、広い道が右へしています。 他に標識は見かけずに分り難いですが、に入っていきます。 程なくして、黒い岩壁が現れます。 標識類は見かけませんが、これが竜神の滝になるようです。 立雲峡テラスから11分ほどの所になります。 この時には水は流れていませんでしたが、手前にあった平らな木橋が架かっていた沢から続いているようです。 下流側にはのようなものがあります。
夫婦檜
登山道に戻って降っていくと、程なくしてがあります。 角には標識が立っていて、左の道は「夫婦円満の聖地 立雲峡最大級の巨岩」、今来た道は「竹田城跡展望台(第1展望台)」となっています。 登山道は右へ曲がっていきますが、ちょいとを歩いてみます。 緩やかな道を20mほど進んでいくとがあります。 立雲峡テラスから15分ほどの所になります。 巨岩には注連縄が張られ、袂には多くの小枝が立て掛けられています。 手前にある2本の檜が夫婦檜のようです。 地形図に載っているが先へ続いていますが、テープが張られて「この先通行止」の標識が出ています。
夫婦檜
妻(右側の檜)が巨岩を支え、夫と子供を守っているように見えることから、 地元では【夫婦円満の聖地】として崇められています。
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看板設置 立雲峡環境整備協議会
協   賛 竹田区・朝来市観光協会
手前のまで引き返して、先へ続く登山道を進んでいきます。 などの大きな岩が幾つもある所を横切っていきます。 「リスの生息地」のを過ぎていきます。 道なりに左へ曲がりながら降っていくと、右への曲がり角に「山桜と苔むす巨岩の群石」の標識が立っています。 左側にはが幾つもゴロゴロしています。
曲がりながら続く登山道を降っていくとが立っていて、 正面の道は「駐車場・下山ルート」、今来た道は「竹田城跡展望台」となっています。 標識を過ぎていくと左側が開けていて、竹田城跡を望むになっています。 登山道を更に降っていくと、東屋展望台へ向かう道とのに戻ってきます。 右側のすぐ上に東屋展望台がありますが、再度立ち寄るのは省略します。
第2展望台
広い擬木の階段を降っていくと、左側が開けたがあります。 左に広がるを眺めていきます。 更に降っていくと第2展望台に着きます。 立雲峡テラスから27分ほどの所になります。 左側のに出ていきます。 またを眺めていきますが、来る時に立ち込めていた雲海はとっくに晴れ上がって消えています。 をズームアップしながら眺めていきます。
第3展望台
正面に東屋が見えてくると、標識が幾つか立つに出ます。 右にある「愛宕神社」の扁額が掲げられた鳥居の先へ続く道は見送って、 「駐車場・下山ルート」の標識に従って左へ曲がっていきます。 すぐの所に展望地になっているがあります。 ここでもを眺めていきます。 曲がりながら続く登山道を更に降っていくと第3展望台に着きます。 立雲峡テラスから34分ほどの所になります。 ここでもテラスに出てを眺めていきます。 を眺められる最後の場所なので、ここでもズームアップして写しておきます。
竹田地区
少し曲がりながら続くを降っていきます。 間隔の広いを降っていきます。 やがて登山道のが見えてきます。 「立雲峡登山道入口」のゲートをくぐっていくと、車を止めておいた駐車場に着きます。 立雲峡テラスから39分ほどで降りて来られました。