馬地峠
概 要 馬地峠は豊岡市栄町地区と京丹後市久美浜町奥馬地地区との境にある峠です。 今回は西側の栄町地区にある馬路奥踏切の傍を起終点とし、 林道を詰めた所から支尾根を登って市境尾根に出て馬地峠へ向かい、谷筋に降りて林道へ出るルートを周回します。
起 点 豊岡市 栄町地区
終 点 豊岡市 栄町地区
栄町地区…峠道口…尾根取付…小峰A…22番鉄塔…小峰B…馬地峠…谷筋…峠道口…栄町地区
所要時間 1時間50分
歩いて... 尾根取付から市境尾根に出るまでの支尾根は倒木は見られるものの藪漕ぎする所はなく、 最初の取付時の急坂をクリアすると登り易くなります。 市境尾根はアップダウンはあるものの歩き易くなっています。 馬地峠付近の峠道は明瞭ですが、谷筋へ降りると不明瞭になります。 谷筋には荒れた所がかなり見られますが、何とか林道に出られました。
関連メモ 剣蛇ヶ岳, 馬路333m峰
コース紹介
栄町地区
豊岡市を通る国道312号の鎌田交差点から県道160号を東進していきます。 栄町バス停の手前まで来て、左へ分かれていく道に入っていきます。 集落の中を進んで、馬路川に架かるを渡り、 最後の民家の先にある「回転場」の標識が出る分岐を過ぎていきます。 谷筋に続く1車線の幅の道を奥へと進み、 右前方に道が分岐している所に架かるを渡って、傾斜が増してくる道を登っていきます。 小祠のすぐ先にあるを過ぎていきます。 少し先にある二つ目のを渡っていきます。 京都丹後鉄道宮津線の馬路奥踏切の手前まで来ると、道は終わりになります。 車数台分の広さがあるので、ここに車を止めさせて頂きます。 (
駐車地のすぐ先にあるを渡っていきます。 踏切の先には、地道ながら広いが続いています。 少し右へ曲がりながら進み始めると、「火の用心」のが立っています。 文字が書き込まれていて、正面の道は「No.19」、左の道は「No.18」「No.17」となっています。 少し右へ曲がって、のようになった所を進んでいきます。 次第に登り坂になると植林地に入っていきます。
この踏切は馬路奥(まじおく)
緊急連絡先 宮津駅
−ご通行中の皆様へ−
踏切で事故が起きた場合は、上記へただちに踏切名をお知らせ下さい。
京都丹後鉄道
峠道口
京都丹後鉄道のを右下に眺めながら登っていきます。 少し登って緩やかになると、の上を過ぎていきます。 程なくして、頭の取れた石仏が小岩の脇に佇んでいます。 駐車地から5分ほどの所になります。 には文字が刻まれていますが、風化していて判読出来ませんでした。 ここでが左へ分れていきます。 すぐ先には「火の用心」の赤い標識が立っていて、「19,20,21」と書き込まれています。 左の峠道は下山時に歩くことにして、先ずは正面に続くを進んでいきます。
尾根取付
が少し見られる林道を進んでいきます。 右下の沢に架かるを見送っていきます。 広かった林道が終わって狭くなると、踏み跡がしています。 いずれの道でも少し先で合流するので、今回は右側の踏み跡を進んでいきます。 すぐにに出ますが、道が不明瞭になります。 程なくして谷筋が二手に分れる所に出ます。 駐車地から11分ほどの所になります。 地形図に実線で載っている道は左の谷筋に続くようですが、 今回は左右の谷筋の間にある支尾根に取り付くことにします。
僅かなを跨いでに取り付きますが、思いのほか傾斜が急です。 尾根にはがあって煩わしいものの、藪漕ぎする所はありません。 次第に傾斜が弛んでくるを登っていきます。 を跨いだりしながら、更に登っていきます。 左の樹間にと思われる山を眺めながら登っていきます。 程なくして、標高160mほどの緩斜地に出ます。 尾根取付から7分ほどの所になります。
程なくしてになります。 傾斜が緩やかになると、曲がっていきます。 軽いで続く尾根を進んでいきます。 少し傾斜が増して来るを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高200mほどの緩斜地に出ます。 尾根取付から14分ほどの所になります。
の茂る所もありますが、脇を通っていきます。 曲がって登っていきます。 またになりますが、それほど急傾斜ではありません。 所々に咲いているを愛でながら登っていきます。 少し右へ曲がって、傾斜が増してくる尾根を登っていきます。
小峰A
程なくして、標高240mほどのに出ます。 尾根取付から24分ほどの所になります。 で続く緩やかな尾根を進んでいきます。 しばらく登っていくとになります。 曲がりながら登っていきます。 軽く登って傾斜が緩やかになると、左右に延びる市境尾根にある標高270mほどの小峰Aに着きます。 尾根取付から30分ほどで登って来られました。 支尾根に取り付いた最初の所の傾斜が急でしたが、 その後はそれほど急傾斜の所はなくて、思いのほか短い時間で着きました。
左へ続く(*)を進んでいきます。 少し降っていくとになります。 軽く登るようになると、標高260mほどの高みに着きます。 小峰Aから3分ほどの所になります。 目の前に広がる景色を眺めていきます。
*右へ続く市境尾根は「剣蛇ヶ岳」を参照。
22番鉄塔
曲がって降っていきます。 軽く降っていくと、送電線の鉄塔「豊岡海部線二二」に着きます。 小峰Aから5分ほどの所になります。 左右に広がる景色を眺めながら休憩していきます。
には久美浜湾小天橋兜山などが見えます。 には残雪のある稜線が見えますが、 蘇武岳方面の山々でしょうか。
小峰B
鉄塔の先へ続くを少し左へ曲がりながら進んでいきます。 緩やかな所もあるの尾根を進んでいきます。 高みの手前まで来ると、堀切のようにがあります。 堀切の先は急傾斜の切岸のようになっていますが、 右から回り込むように続くが見られるので登っていきます。 急な斜面を少し登っていくと、ツツジが咲く標高280mほどの小峰Bに着きます。 22番鉄塔から5分ほどの所になります。
南西側から小峰Bまで送電線の巡視路が登ってきています。 (「剣蛇ヶ岳」を参照)
高みの先は切岸のような急斜面になっているので、から右へ回り込むように降っていきます。 かなり急な斜面を横切るように降っていくと、曲輪跡のようなに出ます。 振り返るとが見えますが、 堀切や切岸のような所もあって城跡のような雰囲気があります。 緩やかな所を進んでいくとになります。 脇の樹木に手を掛けたりしながら降っていくと、尾根の肩のような緩やかな尾根になります。
馬地峠
すぐにになる尾根を進んでいきます。 次第に緩やかになる尾根を進んでいくと、曲がって降っていきます。 右の樹間になどを眺めながら降っていきます。 しばらく降っていくと、尾根は曲がっていきます。 程なくして、広くて浅い鞍部に着きます。 標識類は見かけませんが、ここが馬地峠になるようです。 22番鉄塔から17分ほどの所になります。 尾根には窪んだ峠道が横切っています。 正面の尾根(*)を少し登った所からなどを眺めたりしながら休憩していきます。
*後日に正面の尾根を歩きました。(「馬路333m峰」を参照)
谷筋
馬地峠から南西へ延びる窪んだを降っていきます。 少し左へ曲がって、を横切るように降っていきます。 僅かなのような所まで来て左へ降っていきます。 すぐにに出ます。 そのまま谷筋(*)を降れそうですが、右側に道が続いているので歩いていきます。 樹木が茂る中へ入っていくと、程なくして曲がっていきます。 斜面を横切るように降っていくと、すぐに谷筋に出ます。 馬地峠から3分ほどの所になります。
*このまま谷筋を降った方が近道のように思えます。
右へ曲がって、明瞭な道を見かけなくなったを降っていきます。 右から来るを合わせて降っていきます。 谷を塞ぐを迂回しながら進んでいきます。 僅かなを横切っていきます。
行き止まりのようになっている手前から、左側のに降りたりしながら進んでいきます。 が見られる谷筋を降っていきます。 やがて正面にが見えてきます。 明るい所に出ると、左の斜面に硬質プラスチック製の階段があります。 谷筋の中ほどには「火の用心」の赤い標識が立っています。 馬地峠から11分ほどの所になります。 左の階段(*)は送電線の巡視路になっていて、21番鉄塔を経て市境尾根にある小峰Bへ登っていけます。
*左の階段は「剣蛇ヶ岳」を参照。
程なくして谷筋の幅が狭くなると、が流れるようになります。 少し進んだ所からを渡って左側に出ます。 倒木やミツマタが見られるを進んでいきます。 少し右から左へ曲がっていくと、右から谷筋が合流してきます。 谷筋の左側は行き止まりのようになっているので、流れるを渡って右側に出ます。
また谷筋が狭くなると、が増してきます。 小滝のようになったを慎重に降っていきます。 傾斜が緩やかな所まで降りて、振り返ってを眺めていきます。 程なくして、右から谷筋が合流する所に出ます。 馬地峠から18分ほどの所になります。 脇には二枚組の「火の用心」の赤い標識があります。
倒木を過ぎていくと、僅かなの傍に出ます。 向こう側に桃テープが巻かれているのでを渡っていきます。 次第にが目立つようになります。 沢の傍に出てのようになると、道幅が狭くなってきます。 沢の向こう側には「火の用心」の赤い標識が見えます。 崩落跡を慎重に通過して谷筋が合流する所まで来るとが流れています。 沢の手前を左へ曲がって、荒れた谷筋を進んでいきます。
倒木などが散乱していて、益々になります。 歩き易そうな所を選びながら進んでいくと、谷筋の左側を流れるに出ます。 に沿うように進んでいきます。 倒木が散乱する所まで来て、倒木を迂回しながらを渡っていきます。
峠道口
谷筋のを進んでいきます。 程なくして現れるを進んでいきます。 倒木を跨いだりしながら進んでいくと、正面がなってきます。 少し降り傾斜が増してくると、「火の用心」のが見えてきます。 「19,20,21」と書き込まれた赤い標識を過ぎると、頭の取れた石仏が佇む林道に出ます。 馬地峠から32分ほどで降りて来られました。
栄町地区
元来た林道を引き返していくと、程なくしての上を過ぎていきます。 植林地から出て、半枯れの笹などが生えるのような道を進んでいきます。 しばらく進んで僅かな植林地の脇を進むようになると、 「No.18」「No.17」・「No.19」と書き込まれた「火の用心」のを過ぎていきます。 道なりに左へ曲がりながら進んでいくと、が見えてきます。 踏切を渡っていくと、車を止めておいた駐車地に着きます。 峠道口から5分ほどで到着しました。