大河内571m峰
概 要 豊岡市但東町の大河内地区と福知山市の西石地区の境にある571.9m峰(点名:荒神谷)へ登ります。 西側の大河内地区にある野菜直売所の駐車場から大河内峠に登り、北へ延びる府県境尾根を通って571.9m峰へ登り、 527m峰を経て神懸峠へ降るルートを歩きます。 (神懸峠から駐車場までは自転車でワープします)
起 点 豊岡市但東町 大河内地区
終 点 豊岡市但東町 大河内地区
大河内地区…大河内集会所…林道終点…大河内峠…571.9m峰…527m峰…神懸峠…大河内地区
所要時間 2時間50分
歩いて... 林道終点から大河内峠までの道は僅かな踏み跡程度で、不明瞭な所もあります。 府県境尾根にはアセビ藪漕ぎの所があります。 気温が高くアップダウンもあって、かなり汗をかきました。 尾根が分岐している所が何ヶ所かあるので、方角を良く確認しながら歩きました。 山頂は樹木に囲まれていて眺めは広がりませんが、手前の伐採地からは山並みを見渡せます。
関連メモ 三国山, 三国山
コース紹介
大河内地区
豊岡市但東町を通る国道426号・482号の出合交差点から国道426号を南東へ進んでいきます。 県道63号を右に分けて登っていくと、県道63号が左へ分かれていくがあります。 右側には昭和時代の演歌の歌詞を掲げた「花番地」があります。 県道63号を見送って高橋を渡っていくと野菜直売所があります。 近くにある楽音寺の参拝者駐車場にもなっているので、ここに車を停めさせて頂きます。
大河内集会所
国道426号に出て歩道を進んでいくと、を過ぎていきます。 河之辺橋を渡っていくと、広いがあります。 登坂車線が始まって西門橋を渡っていくとを過ぎていきます。 能谷橋のすぐ先にあるを過ぎていきます。 登坂車線が終わって登尾トンネルが見えてくるとがあります。 左の旧国道に入っていくと、すぐの所に大河内集会所があります。 駐車場から19分ほどの所になります。
旧国道を更に進み、右への道を分けていくと、右側にがあります。 小川の上を過ぎて大きく右へ曲がる所まで来るとがあります。 防護柵で閉ざされた(*)から三国山へ登っていけますが、今回は見送っていきます。 左の川沿いの道を進んでいくと、のような建物があります。 シャッターが開いていて、中になどが沢山並び、 壁に「由緒」を記した板が掲げられています。 川沿いに更に進んでいくと防護柵があります。 以前に来た時には網だけの柵でしたが、この時には針金の柵も設置されていました。 扉があって開けて通過できるのですが、針金でしっかり止められているので、解いて止め直すのにかなり時間がかかりました。
*右の旧国道は「三国山」を参照。
由緒
乗寄隣保に大切に祀られていた十王像は江戸時代末に地元の松山勘左衛門が彫刻したもので、 乗寄隣保各家の繁栄と家内安全を祈願したものと伝えられていた。 平成16年10月20日、希有の大型台風23号の大水害により裏山の崩壊と共に土石流に巻込まれて、 昭和7年春再建されたお堂と共に十王像や他の木像と周辺の石仏庚申塔も増水した川の濁流の中に没した。 数日後、下流から奇跡的に発見された十王像一体と数個の石仏が集められ、 今回乗寄隣保の仮安置場に祀られた。
平成17年6月5日 庚申の日 乗寄隣保
門扉は必ず閉めて下さい。(短時間の出入でもお願いします)
大河内農会
何とか防護柵を過ぎて、谷筋に続く登り坂のを進んでいきます。 左へ道を分けて、右に架かるを渡っていきます。 程なくして次の(*)があります。 林道は小橋の先へ続いていますが、小橋の手前を左に曲がって、沢沿いのを進んでいきます。 枯れススキが残る小径を登っていくと、沢に小橋が架かっています。
*林道は小橋を渡った先にある分岐を左へ曲がって続いていますが、 この時は20cm以上も残雪があったので、小橋の手前から左へ続く小径に迂回しました。
林道終点
小橋を渡って、左前方のを登っていきます。 少し登っていくと、先ほど分かれてきたに出ます。 程なくしてが現れますが、それほど深くはないので進んでいきます。 右へ曲がり始めるとがあります。 取り付けられた銘板によると「向ヶ谷川堰堤」というようです。 植林地の手前まで来ると、林道終点になります。 防護柵の通過に手こずった時間も含めて、駐車場から46分ほどの所になります。 思いのほか疲れたので、ここでひと息入れていきます。
通常砂防工事
向ヶ谷川堰堤(第2号ダム)
兵庫県
竣工 平成18年11月
形状 H=9.5m L=45.0m V=1,258立方m
貯砂量 V=1,250立方m
気を取り直して、正面に続くを進んでいきます。 すぐに砂防ダムの方向から登ってくるに出て右へ曲がり、谷筋の左側に続く道を登っていきます。 落ち葉や倒木などが散乱していますが、続いています。 しばらく登っていくと、谷を横切るように曲がっていきます。 ここで道が不明瞭になりますが、左へ曲がって谷筋を進んでいきます。
少し進んで植林地から出ると、石などが散乱するになります。 道は不明瞭ながら、所々に朽ち果てそうなが見られます。 僅かなを辿って、谷筋の左側を登っていきます。 正面に稜線を眺めながら登っていくと、が幾つか見られる所に出ます。 左へ戻るように広めの小径が続いているので、辿りながら登っていきます。
大河内峠
斜面を斜めに登っていくと、が生える辺りで道が不明瞭になります。 それでも斜めに登っていくと、広めのが現れます。 少し曲がりながら登っていくとが近づいてきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、浅い鞍部になった峠に着きます。 標識類は見かけませんが、情報によると大河内峠というようです。 林道終点から20分ほどで登って来られました。 尾根を越えていく(*)は西石地区へ降りていけます。
*正面の峠道は「三国山」を参照。
目指す571.9m峰は左の尾根を登っていくのですが、 その前に休憩を兼ねて、三国山へ続くを少し歩いてみます。 緩やかな尾根を進んでいくと、次第にが増してきます。 右側の樹木が少なくなって、を眺められます。 アセビが茂る(*)は三国山へ続いていますが、ここで引き返すことにします。 大河内峠まで戻ってきて、北へ延びる尾根を進んでいきます。
*正面の尾根は「三国山」を参照。
程なくして傾斜が増してくるを登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと、倒木が幾つか見られる僅かなに着きます。 僅かに撓んだ所を過ぎていくとになります。 少し右へ曲がりながら登っていくとになります。 左へ曲がりながら軽く降っていくと、僅かにを過ぎていきます。 アセビが見られるようになる尾根を右へ曲がりながら登っていくと、標高500mほどの小峰Aに着きます。 大河内峠から8分ほどの所になります。
尾根が二手に分かれていますが、アセビが茂り気味のを降っていきます。 次第にアセビの密度が高まってになりますが、行く手を阻まれるほどではありません。 アセビが茂る所を抜けて緩やかになると、先の方がなってきます。 軽く登っていくと、左斜面が伐採された標高490mほどのピーク感のない小峰Bに着きます。 大河内峠から14分ほどの所になります。 左側に山並みが広がる展望地になっているので、景色を眺めながらひと息入れていきます。
南西の方角の山にはが見えます。
僅かにを過ぎていきます。 程なくしてになります。 しばらく登っていくと、標高510mほどの尾根の肩のような所に出ます。 大河内峠から21分ほどの所になります。 振り返って、広がる山並みを眺めていきます。
でも山並みを写しながら、ここでもひと息入れていきます。
少し右へ曲がって、植林地と雑木林を分けるを登っていきます。 程なくして、尾根の中ほどに「大87」と刻まれたと赤頭短杭が並んでいます。 少し左へ曲がりながら傾斜が増してくるを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、「大86」と刻まれたと赤頭短杭があります。 右へ曲がって軽く登っていくと、標高550mほどの小峰Cに着きます。 大河内峠から34分ほどの所になります。
尾根が二手に分かれていますが、植林地の右の尾根は見送って、 雑木林のを降っていきます。 右の樹間に僅かにを眺めながら進んでいきます。 少し右へ曲がりながら降っていくとに入ってきます。 傾斜が緩やかになると、「大85」と刻まれたと赤頭短杭が並んでいます。 軽く降ったりしながら緩やかな尾根を進んでいくと、尾根が窪んだ鞍部のよう所に出ます。 大河内峠から41分ほどの所になります。
鞍部を過ぎて、を進んでいきます。 程なくして見えてくるへ向かって登っていきます。 植林地を抜けて雑木林になると、が見られるようになります。 次第にの密度が高くなりますが、登るのに支障はありません。 程なくして倒木が目立つ尾根の肩のような所に着くと、左へ曲がった所に「大84」と刻まれた石杭と赤頭短杭が並んでいます。 大河内峠から48分ほどの所になります。
571.9m峰
次第に広がってくるを軽く登っていきます。 幾つか見られるを跨ぎながら登っていきます。 広くなってくるを登っていきます。 程なくして、樹木が減った高みに着きます。 大河内峠から54分ほどで登って来られました。 中ほどには「荒神谷」があるので、地形図に載っている571.9m峰になるようです。 傍には「大83」と刻まれた石杭と赤頭短杭もあります。 周囲には樹木が茂っていて残念ながら眺めは広がりませんが、辺りの様子を確認しながら休憩していきます。
落ち着いた所で、先へ続く尾根を降っていくとになります。 軽く登り返していくとになります。 植林地の手前まで来て、曲がっていく尾根を進んでいきます。 植林地と雑木林を分ける尾根を軽く降っていくとになります。 少し登り返していくと、標高540mほどの緩やかな高みに着きます。 571.9m峰から8分ほどの所になります。
527m峰
少し曲がりながら軽く降っていくと、尾根がへ分かれていきます。 うっかりしていると左前方の尾根を降ってしまいますが、ここは曲がっていく植林地の尾根を降っていきます。 少し降っていくと緩やかでになります。 軽く登るようになると、ピーク感のない高みに着きます。 571.9m峰から14分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている527m峰になるようです。 尾根が二手に分かれていますが、を降っていきます。
少し降っていくとになります。 少し進んでいくと、標高510mほどの僅かなに着きます。 尾根が二手に分かれていますが、を降っていきます。 緩やかな所を過ぎると、軽いになります。 軽く登って植林地の手前まで来ると、標高500mほどの高みに着きます。 571.9m峰から21分ほどの所になります。 うっかりしていると正面の植林地の尾根を降ってしまいますが、ここはの雑木林の斜面を降っていきます。
少し降っていくと、がはっきりしてきます。 程なくして尾根がしています。 571.9m峰から29分ほどの所になります。 あまり明瞭ではありませんが、ここはを降っていきます。 次第にはっきりしてくるを降っていきます。 右前方の樹間には、谷向かいの稜線が見えてきます。
神懸峠
少し降っていくとになります。 程なくして神懸峠の上に出ますが、傾斜が急で降りていけないので、 曲がって植林地の斜面を降っていきます。 すぐに見えてくる車道へ向かって、明瞭な道のないを降っていきます。 谷筋に出て左へ少し進んでいくと、神懸峠の東側にある府道63号に出ます。 571.9m峰から38分ほどで降りて来られました。 正面には車を待機させておけそうな広い路肩があります。 左側すぐの所に、兵庫県と京都府の境になっているがあります。
大河内地区
待機させておいた自転車に乗って、車を止めてきた駐車場までします。 神懸峠から先は降り坂が続き、一度も漕ぐ必要がないので楽です。 神懸峠を越えて降っていくとへ出ます。 更に降って集落が見えてくると、左へ曲がった所にあるの所から県道251号を分けていきます。 道なりに降っていくとが見えてきます。 Y字路を左折して国道426号を渡っていくと、野菜直売所の駐車場に着きます。 神懸峠から11分ほど、高低差175m・道程3.3kmほどの心地よいダウンヒルでした。
(ワープに要した時間は所要時間に含めず)