概 要 |
丹波市市島町の多利地区にある神池寺への道を歩きます。
山容が経典に出てくる須弥山に似ているので妙高山に、山嶺に不増不滅の霊池が有るので神池寺と名付けられたようです。
県道541号を通ってお寺まで車で行けますが、
今回は西側の日ヶ奥渓谷から続く林道で小峠まで進み、そこから谷筋を経て神池寺へ至るルートを往復します。
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起 点 |
丹波市春日町 多利地区
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終 点 |
丹波市春日町 多利地区
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多利地区…日ヶ奥渓谷…小峠…神池寺…小峠…日ヶ奥渓谷…多利地区
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所要時間 |
2時間50分
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歩いて... |
妙高山へ登った時に神池寺を訪ねているので今回は境内の散策を省略して、
日ヶ奥渓谷から神池寺へ至る道を歩くのを目的にしました。
小峠までは明瞭な林道ですが、その先は小径になります。
分岐が何ヶ所もありますが、標識が導いてくれます。
神池寺の境内ではクリンソウが見られますが、季節外れなので花は咲いていません。
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関連メモ |
日ヶ奥渓谷,
妙高山
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多利地区
福知山市を通る国道175号から塩津峠を越え、丹波市に入って南下していきます。
市島下橋を渡った先の市島町上田交差点を過ぎて、
「小富士山(高山)登山道入口」や「梶原」の標識が立つを左折して県道138号を進んでいきます。
少し曲がりながら進んで「日ヶ奥渓谷1.5km」の標識が立つを左折し、1車線の道に入っていきます。
舞鶴若狭自動車道をくぐった先をクランク状に右へ曲がって長坂池を回り込むように進んでいくと、
「日ヶ奥渓谷」「愛ランド自然公園」の標識が出る所に空き地があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
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日ヶ奥渓谷
先へ続く車道を進んでいくと、左へ分れていくを見送っていきます。
少し曲がりながら軽く登っていくとがあります。
左へ降る日ヶ奥キャンプ場への道を見送っていくと、程なくして日ヶ奥キャンプ場の広い駐車場があります。
駐車地から7分ほどの所になります。
駐車場の左奥にはがあります。
「」と題した案内板に小峠までのルートが載っています。
コースタイムも載っていて、ここから小峠まで40分、神池寺までは更に30分となっています。
傍には「」と題した解説板もあります。
日ヶ奥渓谷の森へようこそ!
日ヶ奥渓谷から妙高山にかけては多紀連山県立自然公園に指定されており、
丹波層群の固いチャート層が作り出す白龍雌滝、雄滝や天柱石などの変化に富んだ地形と、
それに適応した生き物たちが見られる自然豊かな森です。
「新ひょうごの森づくり」に基づく里山ふれあい森づくり
この森では地域のみなさま方のご協力のもと、
自然環境や多様な動植物を保全し、森林の整備や歩道の整備をおこないました。
自然学習や保全活動、森林レクリエーションなど、
みなさま方それぞれのスタイルでこの森との関わりを深めていってください。
兵庫県・丹波市・多利区・(社)兵庫みどり公社
緑は友だち 山火事注意
みんなで守ろう この自然
たばこの投げ捨てはやめましょう
兵庫県
注意
この駐車場内での交通事故盗難事故等についての責任は、一切負いません。
多利区長
森と水 日ヶ奥渓谷
資源を大切に 環境を美しく 水を汚さず 植物も痛めず 安全に
多利区
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駐車場の正面から始まるを進み始めると、
すぐの所に車止め鎖が張られています。
脇には「神池寺2.5km・妙高山方面」と「ハイキングのみち」のが立っています。
車止め鎖を過ぎていくと、すぐにあるトイレの手前に「日ヶ奥渓谷散策道」のが出ています。
右から左へ曲がりながら登っていくと分岐があります。
駐車場から4分ほどの所になります。
左側にはが立っていて、
この先の道は「神池寺(2.3km)」、今来た道は「展望広場(0.2km)」(*)となっています。
傍には古びた標識もあって、この先の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」なっています。
右側にはが二つ並んでいます。
この付近を描いたによると、
右へ分れていく道は林道赤尾線というようですが、正面の道を進んでいきます。
*「日ヶ奥渓谷の森」の案内板に載っている展望広場までは0.2kmと思えません。
この先にある分岐の標識と合わせて考えると、「キャンプ場(0.2km)」の誤りだと思われます。
他村の者
榊(サカキ)・シキビ等の花木の採取、その他の資源の持ち出しを禁ず。
入山の皆様へ
ここは、県立多紀連山自然公園で貴方と共に守りたい自然豊かな所です。
多様な生物の生態系を守り次世代に残すため、植物の採取・伐採を禁止します。
環境保全のため、貴方のゴミは、お持ち帰り下さい。
多利区自治会
日ヶ奥渓谷散策道
妙高山頂(神池寺)まで2.5km 標高500m
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程なくしてが続くようになります。
擬木の柵が終わると分岐があります。
駐車場から6分ほどの所になります。
脇にはが立っていて、
正面の道は「白龍雄滝0.12km・神池寺2.2km」、左の道は「白龍雌滝0.07km・キャンプ場0.2km」、今来た道は「キャンプ場0.3km」となっています。
傍には「」と題した解説板があります。
「山乃神」の扁額が掛かる木製のが立っていて、袂には「山乃神」の石碑もあります。
鳥居の先には「」と題した解説板があります。
鳥居の先の階段を登っていくとすぐに山乃神が、
左の道から谷へ降っていくと白龍雌滝などがありますが、今回は訪ねるのを省略します。
渓谷のカシ林
チャート(珪石)でできた渓谷
日ヶ奥渓谷の周辺にはかたいチャートと呼ばれる岩が分布しています。
渓谷の水の流れで、表面の柔らかい地層が削りとられて、かたい岩が露出した滝や急斜面の渓谷ができました。
高い自然性のカシ林と貴重な植物
渓谷は湿潤ですが地形が厳しく、薄い土壌と、日当たりの悪さなどから、
植林などの人の利用が及ぶことがあまりなかったものと考えられます。
そのため自然性の高いカシ林が成立しました。
カシ林は、アラカシ、ウラジロガシ、モミなど一年中葉をつけた木々がうっそうと茂る暗い林です。
林内には、県内では数が少ないルリミノキなどの貴重な植物が見られます。
人の手が及ばず残された貴重な自然です。
今後も人の影響が及ばないように気をつけて、大切に保全しましょう。
ハガキの木を探そう!
日ヶ奥渓谷沿いには「ハガキの木」として有名なタラヨウが生えています。
葉の裏を木の枝などでこすると黒く色が変わるため、文字を書くことができます。
そのため、郵便局ではこの木を「郵便局の木」に指定しています。
常緑で一年中葉をつけていますので探してみてください。
山の神さま
お祭り
山の神は、全国一般に見られる民間信仰で、春になると山から下りてきて「田の神」になり、
秋になると再び山に戻ると言われています。
ここ多利では、毎年1月9日を祭日として、集落の方々が変わらぬ習わしを今に伝えています。
災難逃れの神さま
多利では、山の神の祭りで親指ほどの雑木の枝でつくった鉤を神域にかけておくというおもしろい風習が今でも行われています。
山で遭難しようとしたときに、山の神がこの鉤に引っかけて助けてくれるというのです。
お参りしていこう!
木の枝でつくった鉤を山の神に納めて山での安全を祈願しましょう。
危ないときは、山の神さまが助けてくれますように!
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正面に続く林道を進んでいくとがあります。
角にはが立っていて、
正面から右へ曲がっていく林道は「神池寺2.1km」、左へ降っていく小径は「白龍雄滝」、今来た道は「キャンプ場0.4km」となっています。
左の小径は白龍雄滝(*)へ降っていきますが、今回は訪ねるのを省略して、正面の林道を進んでいきます。
左へのまで来ると、谷筋に第一取水場があり、その奥に砂防ダムが見えます。
道なりに左へ曲がって登っていくと小さながあります。
切通を過ぎていくと標識やベンチがあります。
駐車場から12分ほどの所になります。
には、正面の道は「神池寺2.0km」、左の河原は「水辺広場」、今来た道は「キャンプ場0.5km」となっています。
左側に砂防ダムがあって、その上流の河原に降りられますが、
ここがになるようです。
第一取水場
この渓谷水は多利区の水道用水になっておりますので水の中に入らないよう願い致します。
多利水道組合
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正面のを更に進んでいきます。
の手前まで来ると古びた標識が立っていて、
この先の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっています。
小橋を渡って進んでいくと、またが架かっています。
小橋を渡っていくと分岐があります。
駐車場から21分ほどの所になります。
左側にはが立っていて、
この先の道は「神池寺(1.6km)」、今来た道は「キャンプ場(0.9km)」となっています。
右側にはが二つ並んでいます。
この付近を描いたによると、
右へ分れていく道は神楽道というようで、手前にあった林道赤尾線との分岐へ続いているようです。
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正面の林道を進んでいくとがあります。
手前にはが立っていて、
この先の道は「神池寺(1.55km)」、今来た道は「キャンプ場(0.95km)」となっています。
傍には古びた標識もあって、この先の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっています。
左の小橋の先に続くには「神掛」と「元15号山」の標識が見られます。
正面の林道を進んでいくと、右への曲がり角に分岐があります。
駐車場から26分ほどの所になります。
正面にはが立っていて、
右へ曲がる道は「神池寺(1.45km)」、今来た道は「キャンプ場(1.05km)」となっています。
傍には「」と題した解説板があります。
林道沿いの自然
【春】
春は最も花の多い季節です。
早春のコバノミツバツツジから始まり、ヤマツツジ、タニウツギなどの花が林道沿いで順番に咲いていきます。
少し離れた山腹にはタムシバ(コブシの中間)やヤマザクラの花を望むこともできます。
また、林道の周りにせまる岩壁にヒガケノツヅジの白い花を探してみましょう。
【夏】
夏は花の少ない季節ですが、少し下に目を移して林道わきに湿地を探してみましょう。
湿地と言っても小さなもので、1m四方の小さな湿地が点在しています。
フワフワのオオミズゴケがマットをつくり、よく目をこらすと、モウセンゴケの白い花を見つけることができるかもしれません。
チャート層の岩盤が水を通さないため、道路脇に水が染み出し、小さな湿地ができているものと考えられます。
【秋】
秋には、林縁や谷沿いで紅葉をみることができます。
林道沿いは植林が多いので、一面の紅葉というわけにはいきませんが、
ヤマハゼやヤマウルシなど赤や、タカノツメ、コシアブラなどの黄色が背景にアクセントを加えてくれます。
道の脇には様々なキノコ類も観察できます。
ただし、9月中旬から11月中旬にかけては、地元の方がマツタケ山として利用されていますので、立入りはご遠慮ください。
【冬】
冬には、ヤマガラ、エナガ、コゲラなどの小鳥類が群れになって木々の間を移動している姿が見られます。
これはオオタカなどの猛禽類に襲われにくくするための工夫です。
林道沿いでは、イノシシやシカなどのケモノのフィールドサイン(糞や掘返しあと)をよく見かけます。
足元に気をつけて探してみてください。
また、冬はこの森でも狩猟が行われていますので、山道を歩くときは目立つ服装で歩くなど気をつけてください。
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右へ曲がっていく林道を進んでいくと、埋設された太い土管を流れるを過ぎていきます。
が幾つか見られる所を過ぎていきます。
U字工の溝が続く林道を登っていくと古びたがあって、
この先の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっています。
更に進んでいくと「小峠」のを見かけますが、まだ小峠ではありません。
標識を過ぎて登っていくと、林道の終点にある小広い所に着きます。
駐車場から36分ほどの所になります。
地形図に描かれている実線の道が分岐している所になりますが、
には微かに道らしきものは見かけるものの、
実線で載っている道と思えるような明瞭な道は見かけません。
左側には「」と題したがあります。
地図が載っていて、ここが「小峠」となっていますが、実際の峠はもう少し先にあります。
神池寺までの道も描かれていますが、詳細までは分かりません。
丹波市春日町 日ヶ奥渓谷の森
ここは日ヶ奥渓谷の森の入口「小」です。
神池寺へはもう一息です。
日ヶ奥キャンプ場へは渓谷沿いの林道をまっすぐ降りてください。
日ヶ奥渓谷の森は滝をはじめ見どころいっぱい!
行き帰りにぜひお立ち寄り下さい。
神池寺まで30分 妙高山まで50分
神池寺…西暦718年の創設の天台宗の寺で、丹波比叡と呼ばれています。
春には桜、秋には紅葉がきれいです。
境内の「すまずの池」には、初夏にモリアオガエルが産卵します。
妙高山…春日盆地の北側に連なる妙高連山の主峰。
頂上付近にはモミ、アカガシなどの自然林が生い茂っています。
白龍の滝まで20分 キャンプ場まで25分
白龍の滝…雄滝(落差約10m)と雌滝(落差約9m)があります。
渓谷に沿って遊歩道があります。
キャンプ場…休憩舎、トイレ、駐車場があります。
キャンプ場裏の岩山へは遊歩道が整備されています。
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小峠
正面に続くを登っていきます。
少し左へ曲がりながら登っていくと小峠に着きます。
駐車場から38分ほどで到着しました。
中ほどにはが立っていて、
この先の道は「神池寺(1.0km)」、今来た道は「日ヶ奥渓谷キャンプ場(1.5km)」となっています。
峠のすぐ先にがあります。
手前には古びた標識があって、
この先の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっていますが、どちらの道を指しているのかよく分かりません。
どちらの道でも神池寺へ行けますが、
今回は右の道から神池寺へ向かい、左の道を戻ってくることにします。
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斜面を横切るように続く緩やかなを進んでいきます。
少し進んでいくと、などがあって荒れ気味になります。
降り坂になって谷筋が近づいてくると、のようになります。
荒れた沢に降りて、の手前を左へ回り込んでいきます。
すぐに丸太橋が架かっています。
小峠から5分ほどの所になります。
丸太を5・6本束ねた形ですが、樹皮が剥がれていて頼りなさそうな様子です。
それでも足を置いて確認してみると何とか渡れそうなので、慎重に渡っていきます。
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丸太橋を渡っていくと、広めの道の(A地点)に出ます。
標識類は見かけませんが、降り坂の左の道は戻り時に歩くことにして、
先ずは神池寺へ向かって右の道を登っていきます。
しばらく登っていくと(B地点)があります。
正面に古びた標識があって、右の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっています。
正面の道には何も示されていません。
標識に従って右へ曲がってしばらく登っていくと、樹木の袂に古びたがあって、
この先の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっています。
更に登っていくと、僅かな支尾根(C地点)のような所に出ます。
脇には古びた標識があって、
左へ曲がっていく道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっています。
「日ヶ奥は右へ」の標識もあって、今来た道を指しています。
水利施設のような所へ続くもありますが、標識には何も示されていません。
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左へ曲がっていくと、すぐに(D地点)のような道に出ます。
正面には古びた標識があって、
左前方の道は「神池寺」、今来た道は「日ヶ奥」となっています。
も歩けそうですが、標識には何も示されていません。
標識に従って左前方の道を少し進んでいくと(E地点)に出ます。
標識を見かけないも歩きやすそうですが見送っていきます。
左前方の道を進み始めると、すぐの所に分岐(F地点)があります。
小峠から15分ほどの所になります。
角には古びた標識がありますが、文字はほとんど消えていて判読できません。
どちらの道からでも神池寺へ行けますが、
今回は斜面に続く右の道から神池寺へ向かい、左の道(*)を戻ってくることにします。
*小峠の手前にあった「日ヶ奥渓谷の森」の案内板に載っているルートは左の道のようです。
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少し曲がりながら軽く登っていきます。
次第にが煩わしくなりますが、跨いだり脇を通ったりしながら通過していきます。
倒木を見かけなくなると、緩やかでに出ます。
軽く降って、緩やかになるのような道を進んでいきます。
道には膝丈の草が茂っています。
帰宅してからネットで調べてみるとマツカゼソウというようで、他の山でも見かけます。
草がなくなると分岐があります。
小峠から26分ほどの所になります。
どちらの道からでも神池寺へ行けますが、今回は降り坂になっている左の道を進んでいきます。
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神池寺
すぐにある大木なを抱えるように越えていきます。
少し降っていくと、左側にがあります。
緩やかになった道を少し右へ曲がりながら進んでいくと、六体のが並んでいます。
それぞれの石仏の背後に小さな石仏が隠れるように控えていて、あまり見かけない配置です。
すぐ先にはが一体佇んでいます。
「右…」「左…」と刻まれていて、道標の役目も果しているようです。
石仏を過ぎて真っ直ぐ進んでいくと、神池寺の境内に出ます。
小峠から33分ほどで到着しました。
右から並行するようにが降ってきますが、手前にあった分岐から続く道になります。
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正面の一段高い所にがあり、
その前には県指定文化財になっている石造宝篋印塔があります。
右側のの上に本堂があり、そこから妙高山への登山道が続いています。
境内を進んでいきます。
右へ分れていく道に「丹波比叡 妙高山神池寺縁起」と題したがあります。
右の道を見送っていくと、すぐの所に神池寺事務所があります。
事務所の前を白壁沿いに進んでいくとに出ます。
手前には屋根付きの看板が立っていて、「丹波比叡 妙高山」の解説文が書かれています。
県指定文化財 石造宝篋印塔
指定年月日 昭和51年3月25日
所有者・管理者 神池寺
この宝篋印塔は、石英安山岩製で、現高1.55メートルを測る。
基礎は上端に反花を刻み出し、各面には輪郭付き格狭間(内部素面)を入れている。
塔身は四目nとも花頭窓様に形づくった龕を深く彫り込み、内に仏坐像を半肉彫りとしている。
これは宝篋印塔として類例の少ない手法である。
造立年代は明らかではないが、四方仏の像容や反花など各部の様式手法からみて南北朝時代のものと思われる。
構造手法の優れたもので、「太平記」にあらわれる神池寺衆徒の動向等とともに、当時を知る貴重な資料である。
平成5年11月 兵庫県教育委員会
丹波比叡 妙高山神池寺縁起
神池寺の開基は奈良朝元正天皇の養老2年(718)天竺より渡来された持明法道仙人が観世音菩薩を安置されたことにより始まる。
山容が経典に出てくる須弥山に似ているので妙高山に、山嶺に不増不滅の霊池が有るので神池寺と名付けられた。
聖武天皇は凶賊によって焼失した山内を天皇勅願の霊場と定められ堂塔を整備される。
その後、行基菩薩や慈覚大師等高僧貴人の来錫が多くあり、
清和天皇は諸堂を再建され、天台宗の道場として寺勢ますます高まり、
堂宇56、僧坊200、山内は実に偉観を呈したと伝える。
保元年間には平重盛が登山一宇一石に法華経を書写し山中北谷に五輪塔を建て平家一門の菩提を祈る。
また、奈良の春日明神を勧請して本堂奥に春日神社を建立する。
春日部庄全域の鎮守神として明治の神仏分離令発布まで祭礼が行われていた。
後醍醐天皇の元弘年間には征夷大将軍大塔身や護良親王が登山され、
宗徒に令旨と綿旗を授け、一同京都五条西洞院まで押し寄せたが、戦いに敗れ悉く戦死した。
賊軍は当山に迫り堂塔僧坊焼失する。
その後阿耨法師の銅像示現の霊夢により山内千歳杉の洞内から将来仏を得て再興にかかる。
明智光秀の全山焼き討ちはあったものゝ徳川歴代将軍の庇護により、丹波の一大霊場として君臨していた。
ところが、明治時代に入ると寺領の大部分が官有地として国に取り上げられ護持の資がなくなり堂塔荒れはじめる。
また初年まで蔵していた大塔身や護良親王の御鎧も神祇官からの御沙汰状により奉納となった。
この御鎧が現在の鎌倉神社のご神体である。
明治から大正・昭和を中興し整いかけた境内も、昭和40年の未曾有の台風により壊滅的打撃を受ける。
丹波比叡 妙高山
ここ妙高山は、ゆるやかな丹波高原に位置し、
古くから修験道の霊地として開かれ丹波比叡とも称されています。
ここには、聖武天皇が勅願所とされた神池寺があり、
周辺の森林には幹周り3mを超えるスギ、モミ、ケヤキ、アカガシ等の巨樹や貴重な植物類、鳥類が多く生息し多紀連山県立自然公園に指定されています。
その他、ひょうご森林浴場50選や保健保安林に指定されるなど四季を通じ、自然とのふれあいの格好の場となっております。
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駐車場の先へ続くを降っていきます。
程なくして右前方へ明瞭なが分れていきますが見送っていきます。
少し進んだ所に「」の看板があって、
神池寺まで続く県道541号が描かれています。
「入山者への御願い」の看板を過ぎていくと、右側の樹間からが広がります。
程なくして、車道はヘアピン状に曲がっていきます。
曲がり角まで来ると、妙高林道が左へ分れていきます。
神池寺から10分ほどの所になります。
入口には車止めゲートがあって「関係者・通行許可者以外は通行禁止」の旨の看板が出ていますが、
小峠の手前にあった「日ヶ奥渓谷の森」の案内板にも描かれているルートなので、車に対するものだと解釈して通らせていただきます。
土砂流出防備 兼 保健 保安林
氷上郡市島町多利字妙高2698
保安林内では、許可なく立木竹を損傷し、土石、樹木を採掘し、土地形質を変更する等の行為をしてはなりません。
= 山火事注意 = 兵庫県
入山者への御願い
此れより山林、土地は、国有林・神池寺所有地・多利区各個人所有地です。
シキビ・山菜・草木の採取は何人なりとも一切禁じます。
右違反者は、処罰されます。
神戸営林署、妙高山神池寺、多利区地主
妙高林道
1. |
この林道は、事業実行上の専用林道ですから関係者・通行許可者以外の方はこれより奥への通行を固くお断りします。
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2. |
ゲートや鍵を破損しないで下さい。
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3. |
たとえゲートが開いていても、通行を固くお断りします。
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4. |
上記を無視して無断で通行され、事故が発生しても、その責任は一切負いません。
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5. |
通行の許可を受けたい時は、林道を管理する下記森林管理署へ申し出て下さい。
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兵庫県森林管理署
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すぐにあるを過ぎていきます。
小広い所を過ぎていくと、左後方から来て右前方へ続くを横切っていきます。
正面に続く林道を進んでいくと、路面がになっている所が何ヶ所かあります。
段差が結構高くて、キャタピラの付いた特殊車両でないと通過出来そうにありません。
他の林道でも時折見かけますが、目的はよく分かりません。
少し左へ曲がりながら進んでいくと、神池寺へ向かっていった分岐(F地点)に戻ってきます。
神池寺から16分ほどの所になります。
すぐ先にある(E地点)から元来た右前方の道を降っていきます。
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作業道のような道を真っ直ぐ降っていくと(D地点)がありますが、
脇にある古びた標識「日ヶ奥」が指す右の道を降っていきます。
すぐの所の僅かな支尾根に(C地点)がありますが、
古びた標識「日ヶ奥」や「日ヶ奥は右へ」に従って右へ曲がってきます。
斜面を横切るように降っていくと、樹木の袂にある古びた「←日ヶ奥・神池寺→」を過ぎていきます。
しばらく降っていくと(B地点)がありますが、
古びた標識「日ヶ奥」に従って左へ曲がっていきます。
少し降っていくと、広めの道の曲がり角(A地点)に出ます。
神池寺から23分ほどの所になります。
元来た正面の道の少し先には、慎重に渡ってきたが見えています。
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標識類は見かけませんが、右へ折れ曲がっていくを降っていきます。
少し降っていくと、などが目立つ所があります。
倒木などを過ぎると、のような広い道になります。
左側を見ると、手前に石垣のようなものがあり、沢の向こう側には林道の終点が見えます。
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林道のような広い道と別れて、少し水が流れるを横切っていきます。
僅かな踏み跡を登っていくと、対岸にあるの終点(H地点)に出ます。
右へ続く緩やかなを進んでいきます。
しばらく進んでいくと、(I地点)を右へ回り込んでいく所に出ます。
左の谷筋に明瞭な道がありませんが、ここで林道と別れて、先に見えている桃テープに向かって斜面を登っていきます。
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小峠
幾つか見かけるを辿って登っていきます。
少し登っていくと、浅くのようなものが現れます。
見えてくるに向かって登っていきます。
緩やかな尾根まで来ると、道が分岐している小峠に着きます。
神池寺から33分ほどの所になります。
中ほどにある標識「日ヶ奥渓谷キャンプ場(1.5km)」に従って、元来たを降っていきます。
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少し右へ曲がりながら降っていくと、「」と題した案内板があるに出ます。
U字工の溝が続く林道滝ヶ鳴線を降って「小峠」の標識を過ぎていくと、「←神池寺・日ヶ奥→」の古びたがあります。
が幾つか見られる所を過ぎていきます。
埋設された太い土管を流れるがある僅かな谷筋を回り込んでいきます。
分岐になっている曲がり角まで来ると標識が立っていて、
この先の道は「キャンプ場(1.05km)」、今来た道は「神池寺(1.45km)」となっています。
傍には「林道沿いの自然」と題した解説板があります。
小峠から10分ほどの所になります。
には作業道のようなものが続いていますが見送っていきます。
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心地良い水音を響かせるを眺めたりしながら、軽い降り坂で続く林道を進んでいきます。
右に架かる小橋の先に続くを見送っていきます。
すぐの所にが立っていて、
この先の道は「キャンプ場(0.95km)」「日ヶ奥」、今来た道は「神池寺(1.55km)」「神池寺」となっています。
程なくして分岐があります。
小峠から15分ほどの所になります。
右側には標識が立っていて、この先の道は「キャンプ場(0.9km)」、今来た道は「神池寺(1.6km)」となっています。
にはこの付近を描いたがあって、
左へ分れていく神楽坂からでも日ヶ奥キャンプ場の駐車場へ行けるようですが、かなり遠回りになりそうなので見送っていきます。
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程なくしてあるを渡っていきます。
少し先にあるを渡り返して、「←神池寺・日ヶ奥→」の古びた標識を過ぎていきます。
砂防ダムが見えてくるとに着きます。
小峠から24分ほどの所になります。
脇には標識が立っていて、正面の道は「キャンプ場0.5km」、右の河原は「水辺広場」、今来た道は「神池寺2.0km」となっています。
すぐ先にある小さな切通を過ぎて、
第一取水場や砂防ダムがあるを右へ回り込んでいきます。
少し先のベンチを過ぎて左へ曲がると、白龍雄滝への小径(*)が分れていきます。
入口には標識が立っていて、
戻るように右へ続く小径は「龍雄」、正面の道は「キャンプ場0.4km」、今来た道は「神池寺2.1km」となっています。
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日ヶ奥渓谷
正面の林道を降って「山の神さま」と題した解説板を過ぎるとがあります。
小峠から29分ほどの所になります。
「渓谷のカシ林」と題した解説板の傍には標識が立っていて、
右の道(*)は「白龍雌滝0.07km・キャンプ場0.2km」、正面の道は「キャンプ場0.3km」、今来た道は「白龍雄滝0.12km・神池寺2.2km」となっています。
擬木の柵が続く所を過ぎていくとがあります。
右側にはが並んでいて、
この先の道は「展望広場(0.2km)」「日ヶ奥」、今来た道は「神池寺(2.3km)」「神池寺」となっています。
左側にあるこの付近を描いたによると、左から降ってくるのは林道赤尾線というようです。
道なりに右から左へ曲がりながら降っていくと、の先に「日ヶ奥渓谷散策道」の看板があります。
少し右へ曲がった所にある車止め鎖を過ぎていくと、日ヶ奥キャンプ場の広い駐車場に戻ってきます。
小峠から38分ほどで降りて来られました。
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多利地区
駐車場を過ぎていくと、日ヶ奥キャンプ場から登ってくる道がしてきます。
少し曲がりながら降っていくと、右から地道がしてきます。
程なくしてが広がってきます。
舞鶴若狭自動車道が近づいてくると、長坂池の傍にある駐車地に着きます。
日ヶ奥キャンプ場の駐車場から7分ほどで到着しました。
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