概 要 |
普甲山は宮津市の小田地区にある標高480mほどの山です。
今回は西側にある普甲峠を起終点とし、普甲山へ登ってから三角点を経て茶屋ヶ成へ降り、杉山林道を引き返すミニルートを周回します。
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起 点 |
宮津市 小田地区
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終 点 |
宮津市 小田地区
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小田地区…普甲山…三角点…茶屋ヶ成…小田地区
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所要時間 |
1時間00分
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歩いて... |
かつて大江山スキー場だったゲレンデを歩きますが、明瞭な道はなくとも草が刈り払われて歩き易くなっています。
起終点の普甲峠は標高400mほどなので、実質80mほどの登り降りになります。
天候に恵まれて、周囲の山並みを眺めることが出来ました。
宮津湾や天橋立も少し見えました。
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関連メモ |
宇野ヶ岳,
元普甲道,
元普甲道
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小田地区
山陰近畿自動車道を宮津天橋立ICで降りて府道9号を南下していくとがあります。
与謝野町へ続く府道16号を右に分けて左に架かる鶴亀橋を渡り、曲がりながら登っていくと普甲峠に着きます。
路肩の広がった所が手前にあるので、ここに車を止めさせて頂きます。
には大江山スキー場のリフトや大江山ヒュッテなどがありますが、閉鎖されて利用出来ません。
立入禁止
大江山スキー場は2016(H8)年に閉鎖しております。
旧施設内(ゲレンデ、駐車場など)に立ち入られた場合の事故、ケガなどの責任は一切負いません。
合同会社 大江山スキー観光
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府道9号を進み始めると「辛皮駅4.4km」の標識が立つがあります。
正面には「普甲峠」のが立っていて、
正面の道は「航空管制塔10分」、左の道は「辛皮駅85分」、左後方の道は「茶屋ヶ成30分」、今来た道は「岩戸バス停20分」となっています。
左側には「」、
「」、
「丹後天橋立大江山国定公園」などのが設置されています。
「ようこそ宮津・天橋立へ」「宮津市観光案内図」と題した案内図には「」(*1)があります。
すぐ先で道が分岐していますが、その左側の道を進んでいきます。
すぐに施錠されたがありますが、跨いでいきます。
左側には廃業したなどがあります。
すぐに傾斜が緩やかになるとゲレンデの傍に出ます。
右へ続く舗装路(*2)を進んでも同じ所に出られますが、今回は正面のゲレンデを登っていくことにします。
*1 「大江山周辺マップ」は破損しているので、以前に見かけたものを載せています。
*2 右の舗装路は「 宇野ヶ岳」を参照。
大江山伝説のみち普甲峠コース
盛林寺 |
戦国時代末期に創建された禅宗寺で、数々の文化財があります。
境内墓地には、明智光秀の首塚と称する宝篋印塔があります。
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宮津街道石畳道 |
宮津藩主京極高広により京街道として切り開かれたもので、当時の石畳が所々に残っています。
文化庁「歴史の道百選」に選定されています。
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大江山ロッジ バンガロー村 スキー場 |
ハイキング、キャンプ、スキーと大江山連峰の四季折々の自然を満喫できる施設が揃っています。
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大江山ロッジ〜盛林寺:4.9km
大江山ロッジ〜宮津駅:8.7km
大江山ロッジ〜辛皮駅:4.4km
丹後天橋立大江山国定公園
丹後半島海岸地区
丹後天橋立大江山国定公園は丹後半島の「海岸と美しい海」、半島中央の「高原と多様な自然」、
大江山を中心とした「連峰と雄大な景観」が見られます。
丹後半島海岸地区は日本海に面し、砂丘や奇岩、砂州、島、岬など、さまざまな海岸景観が見られます。
また、浦島伝説や日本三景の天橋立、伊根の舟屋など歴史・文化景観も多様です。
世屋高原地区
世屋高原地区は丹後半島のほぼ中央に位置し、標高500m〜600mの稜線が連なる高原です。
この地区は、近畿でも有数のブナ・ミズナラ等の落葉広葉樹林や希少な動植物、渓流、湿原、山頂から真下に海を見下ろす半島ならではの眺望景観があり、
棚田などの文化景観を含み、さまざまな自然風景を見ることが出来ます。
大江山連峰地区
大江山連峰地区は丹後半島の南に位置し、標高600m〜800mの稜線が東西に連なっている連山地形です。
連山の山頂からは360度の視界が広がるパノラマ景観や、稜線からの山間景観、鬼嶽稲荷神社から見る雲海など、
さまざまな自然風景を見ることができます。
環境省・京都府
ようこそ宮津・天橋立へ
宮津市観光案内図
ご案内
天橋立まで | 約13km | 車で約20分 |
宮津市街地まで | 約10km | 車で約15分 |
丹後由良まで | 約20km | 車で約35分 |
大江山ハイキングコース
大江山スキー場…2.7km・55分…航空管制塔…0.5km・10分…鬼の岩屋…2.0km・40分…鍋塚…1.7km・40分…鳩ヶ峰…1.0km・20分…千丈ヶ嶽
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に明瞭な道はありませんが、夏草が短く刈り込まれていて歩くのに支障はありません。
程なくして右側の少し離れた所にが続くようになりますが、
金網柵に取り付けられた銘板によると大江山第一太陽光発電所というようです。
広いを登っていくと、背後に山並みが広がるようになるので、何度も振り返って眺めながら登っていきます。
リフト降り場が近づいてくると、次第に傾斜が緩やかになります。
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の横まで来ると緩やかになります。
正面にはのようなものが幾つか建っています。
右の方へ進んでいくと、広くて緩やかな地道に出ます。
出口にある電柱の袂には「赤々トレイル」の標識が立っていますが、文字は消えかかっています。
右から登ってくるの終点にもなっていますが、
ゲレンデを登り始める所から分かれてきた道になります。
ここは前方へ続く緩やかなを進んでいきます。
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普甲山
登り坂になる所まで来ると、左側に太陽光発電パネルを囲むが続くようになります。
金網柵に沿って真っ直ぐ登っていくと、傾斜が次第にになります。
金網柵に取り付けられた銘板によると、左に続く太陽光発電パネルは大江山第二太陽光発電所というようです。
右側の僅かな土塁の上に出ると眺めが広がります。
金網柵に沿って左へ曲がっていくと、一番高そうな所に出ます。
標識類は見かけませんが、ここが標高480mほどの普甲山の山頂だとしておきます。
駐車地から18分ほどの所になります。
周囲を囲むように続く土塁の上に出ると、に眺めが広がります。
ズームアップすると、が見えます。
更に左へ進んでいくと、の山並みが少し見えます。
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三角点
の辺りまで引き返してきます。
左へ曲がって、東へ延びるゲレンデのようなを降っていきます。
降り口に「赤々トレイル」の標識がありますが、ここでも文字は消えかかっています。
に茂る樹木から離れない辺りを降っていきます。
斜面に明瞭な道はなくシダ類なども少し茂っていますが、歩き易い所を選びながら進んでいきます。
右側の樹木が終わる辺りまでくると、半枯れのシダ類の中にらしいものが見えます。
斜面の中ほどには壊れたがあります。
裏返してみても文字は殆ど判読出来ないので、参考までにに来た時の写真を載せておきます。
標石に近づいていくと、四つの石に囲まれた中に三等三角点「不孝峠」があります。
ここが地形図に載っている471.1m峰になるようです。
欠けた所のない綺麗な標石です。
傍には白い標柱も立っていますが、半分に折れています。
壊れた標識では三角点のある所を「普甲山」としていますが、山頂から10mほど低い斜面に位置しているので、
ここでは先ほどの一番高い所を「普甲山」としています。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
国土地理院
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茶屋ヶ成
の中ほどまで戻って降っていきます。
引き続き半枯れのシダ類などが見られるので、のようになったシダ類のない所を進んでいきます。
正面に見えてくるへ向かって、少し傾斜が増してくる斜面を降っていきます。
左側にはが見えてきます。
傾斜が緩やかになると、広くて浅い鞍部にある茶屋ヶ成に着きます。
駐車地から30分ほどの所になります。
中ほどには「茶屋ヶ成」のが立っていて、
正面の道は「杉山210分」、右の道は「辛皮駅55分」、左の道は「金山バス停80分」、今来た道は「普甲峠30分」となっています。
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(*1)は、
杉山や宇野ヶ岳を経て赤岩山へ続く赤々トレイルになります。
元普甲道になっている(*2)は、辛皮駅方面へ降っていけます。
左の一段低い所には杉山林道が通っています。
1mほどの段差から林道に降りて振り返ると、「茶屋ヶ成」のがあってが載っています。
傍に「千年の古道」や「杉山林道」の標識もあって、
正面の林道は「林道終点3.2km」、右の道は「辛皮駅2.4km」、左の道は「喜多駅4.6km」、手前の林道は「林道入口1.2km」となっています。
正面に続く(*3)を進んでいくと眺めの広がる所があります。
脇には「茶屋ヶ成亭」の表札が掲げられたがあります。
「元普甲道」の標識が出る所から(*4)は小田地区へ続く元普甲道になります。
東屋の脇からを眺めながら休憩していきます。
茶屋ヶ成
茶屋ヶ成は、丹後・丹波を隔てる大江山山系の鞍部(標高408m)にあり、
北は上宮津谷・宮津湾、南に砥石岳や丹波の山並が眺望できます。
南は福知山を経て京へ、北は宮津・天橋立・成相山へと通じる「元普甲道」はこの鞍部を通り、ここに茶屋がありました。
ここで杉山林道と交叉します。
辛皮側の山腹(普甲山)には、平安時代に「普甲寺」が創建され、今も礎石が遺存しています。
「元普甲道」が千年の古道と言われる所以です。
「普甲寺」跡には、「普賢堂」が建立され、その名残をとどめています。
近年、この近くを京都丹後鉄道の普甲トンネル(3,215m)と京都縦貫自動車道の大江山トンネル(2,126m)が貫いています。
平成29年(2017)、赤岩山から杉山を経て、ここ茶屋ヶ成で「元普甲道」と交叉、
普甲峠・鍋塚・千丈ヶ嶽・赤石ヶ岳に至る「赤々トレイル」が開設されました。
「元普甲道」は、急峻な険しい山道です。
(旅人の無事を祈る普賢堂の御詠歌)
よるもひも やまじをこえる もろ人の 只無事なれと 祈るなりけり
上宮津・杉山エコ・ミュージアム プロジェクト実行委員会
京都府丹後広域振興局(令和4年度 人と人をつなぐ丹後魅力の森満喫事業)
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左へ戻るように続くを進んでいきます。
簡易トイレを過ぎて登り坂になるとになります。
先ほどとは見える範囲が少し異なるを右に眺めながら進んでいきます。
の広がった所を何ヶ所か見かけますが、車の交換場所として利用できそうです。
傾斜が緩やかになってくると、林道整備の看板を過ぎていきます。
平成28年度
京都府豊かな森を育てる府民税を活用し林道整備しました
京都府産の間伐材を使用しています
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少し左へ曲がる所まで来ると、「豊かな森を育てる府民税活用事業」のを過ぎていきます。
軽い登り坂で続く林道を進んでいくと、僅かなのような所があります。
切通を過ぎた所からが右へ分かれていきますが、見送っていきます。
左側には車ののような路肩の広い所があります。
またある交換場所のような所を過ぎて少し右へ曲っていくと、右側に少しの広がる所があります。
程なくして長めの切通のような所を進んでいきます。
令和5年度
豊かな森を育てる府民税活用事業
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少し左へ曲がりながら進んで切通を過ぎると、またのような所があります。
程なくして右前方が開けてが見えてきます。
次第に見える範囲が変わっていくを眺めながら進んでいきます。
砂利などが目立って地道のようになる林道を進んで右への曲がり角まで来ると、半枯れの夏草が見られるがあります。
平坦地を過ぎていくと、僅かな切通のような所があります。
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少し左へ曲がりながら続く切通を過ぎていくと、右側の少し高い所のの下が道のようになっていますが、見送っていきます。
またある僅かなのような所を過ぎていきます。
谷筋を回り込む所まで来るとザーザーと音を立てて水が流れ落ちるがあります。
またあるのような所を軽く降っていきます。
切通を過ぎていくと「退避所」の道路標識があります。
そのすぐ先には「杉山林道4,380m」のが立っています。
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程なくして明るい所に出るとがあります。
左前方へ登っていく道は廃業した大江山レストハウスへ続いていますが、正面の林道を進んでいきます。
程なくして、閉鎖された大江山スキー場のゲレンデに設置されているが見えてきます。
山が見えなくなると、脇の樹木に「赤赤縦走路」のが取り付けられていて、
この先の道は「鬼の岩屋」、今来た道は「杉山」となっています。
白いガードレールが現れると「警笛鳴らせ」の道路標識があります。
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小田地区
道なりに左へ曲がりながら降っていくとが見えてきます。
手前には「赤赤縦走路」の標識が立っていて、この先の道は「赤石ヶ岳」、今来た道は「赤岩山」となっています。
出口には施錠されたが設置されていますが、歩く分には問題なく通過できます。
府道9号に出た所から振り返ってからの出口を確認していきます。
脇には「杉山林道入口(延長4,380m)」の標識が立っています。
府道9号に出ると、左側すぐの所に車を止めておいた駐車地があります。
茶屋ヶ成から24分ほどで到着しました。
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