庵月山
概 要 庵月山は香美町香住区にある標高344.6m(点名:油面)の山です。 山頂に立つ電波塔の巡視路が車道から続いていて登り易くなっていますが、 今回は北東側の147.7m峰と198m峰を経て庵月山へ登り、南にある船越峠へ降るルートを周回します。
起 点 香美町香住区 下浜地区
終 点 香美町香住区 下浜地区
下浜地区…登山口…147.7m峰…小峰…198m峰…庵月山…船越峠…車道出合…谷入口…尾目谷山荘…下浜地区
所要時間 3時間10分
歩いて... 147.7m峰までは急坂が続きますが、途中の展望地から山並みを見渡せます。 147.7m峰から庵月山までの稜線に明瞭な道はありませんが、 樹木が少し煩わしい所はあるものの、藪漕ぎするほどではありません。 車道から降る谷筋に明瞭な道はありませんが、それほど歩き難くはありません。 明瞭な道が現れると、程なくして尾目谷山荘があります。
関連メモ 庵月山, 高木城跡
コース紹介
下浜地区
香美町香住区の市街地にある香住小学校前交差点から県道4号(*)を西進し、矢田川に架かる矢田橋を渡って町を抜けていきます。 JR山陰本線の虫尾トンネルの手前まで来ると「旅荘さこ」の看板が立つ駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
*県道4号は以前は国道178号でしたが、山陰近畿自動車道(鳥取豊岡宮津自動車道)の余部道路の開通に伴い、 2016年に県に移管されて県道となったようです。
登山口
駐車場を出て、軽い登り坂のを進んでいきます。 最奥の工務店を過ぎていくとが架かっています。 橋を渡って、 コンクリート擁壁になったを過ぎていきます。 JR山陰本線の虫尾トンネルの出入口を左下に見ながら左へ曲がっていくと、小屋の先にの先端があります。 駐車場から6分ほどの所になります。 手前の電柱には「余部 香住 35」と「ミサキ 44 G1」の小札が取り付けられています。 先にある小屋の手前の樹木に桃テープが巻かれています。 今回は、ここから小尾根を登っていきます。
短い笹が生える所を登って小尾根に出て、背丈の高いが茂る所を過ぎていきます。 思いのほかが急なので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 に明瞭な道はありませんが、下草は生えておらず樹木も密生していないので、歩くのに問題はありません。 所々にが見られる急な尾根を頑張って登っていきます。 小岩が終ると、傾斜が少し弛んできます。
更に登っていくと、尾根の左斜面に僅かなが現れます。 正面の尾根の背よりも歩き易そうに思えるので、歩いて行くことにします。 少し倒木が見られるを横切るように登っていきます。 軽く登っていくと、左右に延びるに出ます。 右へ曲がって登っていくと、剥き出すが見えてきます。 岩まで行って振り返ると、眺めが広がる展望地になっています。 登山口から20分ほどの所になります。
147.7m峰
眺めを確認したら、先へ続くを更に登っていきます。 剥き出すを過ぎていきます。 右側の奥にはが見えます。 程なくして、左右に延びる稜線にある高みに着きます。 登山口から24分ほどの所になります。 中ほどには【下浜】があるので、地形図に載っている147.7m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりません。 右の尾根(*)は175m峰へ続いていますが、庵月山へ向かってを降っていきます。
*右の尾根は「高木城跡」を参照。
小峰
少し降っていくとになります。 しばらく進んでいくと次第にになります。 傾斜が増してくる尾根を登っていくと、標高150mほどのに出ます。 右へ曲がりながら続く緩やかな尾根を進んでいくと、次第にが増してきます。 程なくして、左斜面に巻き道のようなが現れます。 踏み跡は見送って尾根の背を登っていくと、標高170mほどの小峰に着きます。 147.7m峰から12分ほどの所になります。
尾根が二手に分れていますが、を降っていきます。 少し降っていくと、左から不明瞭なが合流してきますが、手前で分れてきた巻き道でしょうか。 狭くなったのような所を過ぎていきます。 軽く登り始めると、枯れススキが茂る明るい所に出ます。 147.7m峰から16分ほどの所になります。 中ほどには電柱が立っていて、「ミサキ 54 G9」などの小札が取り付けられています。 手前の樹木に邪魔されながらも、に山並みが見えます。 にも少し山並みが見えます。
198m峰
ススキを過ぎていくとになります。 少し登っていくとになります。 先の方に高みが見えてくるとが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 頑張って登っていくと高みに着きます。 標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている198m峰になるようです。 147.7m峰から27分ほどの所になります。 周囲には樹木が茂っていて、はあまり広がりません。
尾根が二手に分れていますが、倒木や細い樹木が目立つを降っていきます。 少し降っていくとになります。 倒木や細い樹木が目立つ尾根を登っていくと、僅かにを過ぎていきます。 広がってくる尾根を登っていくと、樹木が減って明るくてに出ます。 左には香住地区の海岸が見えます。 岡見公園のあるも良く見えます。
軽く登っていくと、僅かなに着きます。 軽く降って、僅かにを過ぎていきます。 次第に狭くなるを登っていきます。 緩やかになって枯れ笹の少し見られる所を過ぎると、の脇を過ぎていきます。 僅かに撓んだ所を過ぎて登り坂になるとになります。 程なくして尾根に大岩が剥き出しています。 198m峰から26分ほどの所になります。
に掴まりながら登っていきます。 岩を過ぎると歩き易い尾根になりますが、またが剥き出すようになります。 岩群を過ぎていくと、僅かなの左肩を過ぎていきます。 軽く降って緩やかな尾根を進んで狭くなったになると、 「兵公施界」の赤頭短杭を見かけるようになります。 僅かに撓んだ所を過ぎて登っていくと、また尾根に大岩が剥き出しています。 198m峰から36分ほどの所になります。
右から回り込むように登っていきます。 左から回り込むようにを登っていきます。 尾根の背に出て傾斜がになると、正面に高みが見えてきます。 真っ直ぐ登っていくと、尾根の肩のような所に出ます。 198m峰から40分ほどの所になります。 中ほどにはがあって、「9-12」「プロット」と書き込まれています。
庵月山 (標高344.6m)
右にも尾根が続いていますが、緩やかになったを進んでいきます。 伐採木が目立つ尾根を進んでいくと、僅かなを越えていきます。 軽く降って緩やかになると、馬の背のようなに出ます。 脇の岩などに手を掛けながらを登っていきます。 急坂を登り切って緩やかになった尾根を左へ曲がりながら進んでいくと、樹間の先に立つ電波塔の傍に出ます。 電波塔を囲む金網柵に沿って左へ進んでいくと、 頭に小石を置かれている【油面】があるので、地形図に載っている344.6m峰庵月山になるようです。 198m峰から51分ほど、県道4号の登山口から1時間47分ほどで登って来られました。 周囲には樹木が茂っていて、残念ながら眺めは広がりません。 金網柵に取り付けられた銘板によると、このはNTTドコモの「新香住(兵庫)」というようです。
石杭の先に続く歩き易いを降っていきます。 撓んだ所を過ぎて軽く登っていくと、僅かなに着きます。 少し左へ曲がって軽く降っていくと硬質プラスチック製のが現れます。 庵月山から車道までは電波塔の保守路になっているようです。 所々にが立っていますが、積雪時のルートを示すためでしょうか。 幾つか剥き出す岩の脇を過ぎていくと、右側に枯れた笹が見られる明るい所に出ます。
程なくして鉄パイプ製のが続くようになります。 手摺りが途切れると尾根がしていますが、右へ曲がっていく尾根を降っていきます。 脇には石杭と「兵公施界」の赤頭短杭があります。 左へ曲がりながら降っていくと、再び鉄パイプ製のが続くようになります。 少し曲がりながら続く硬質プラスチック製のを降っていきます。 階段や手摺りが途切れると、少し伐採木が見られる浅い鞍部に出ます。
船越峠
また現れる硬質プラスチック製の階段を登っていくとに着きます。 高みの先へ軽く降って階段が途切れるとになります。 少し進んで降り傾斜が増し始める所まで来ると、金属網のが現れます。 鉄パイプ製の手摺りも設置されている階段を降っていくと、地形図に載っている破線の道が尾根を越えていく切通になった峠に着きます。 標識類は見かけませんが、地形図に載っている船越峠になるようです。 庵月山から17分ほどの所になります。 正面の尾根の上にはがあります。
石がゴロゴロしている(*)も車道に降りていけますが、今回は見送っていきます。 ここはを降っていきます。 と思われる島などを右の樹間に眺めながら降っていきます。 紅葉した樹木を眺めながら、斜面を横切るように続くを軽く降っていきます。 の見える所を過ぎていきます。 少し荒れた所もある道を降っていくと、右へ折れ曲がっていきます。
*右の道は「庵月山」を参照。
車道出合
鉄パイプ製のが設置された道を降っていきます。 が現れると、小さく左・右とZ字形に曲がっていきます。 すぐに見えてくる車道へ向かって、鉄パイプ製のが続く金属網の階段を降っていきます。 土や落ち葉が覆って歩き難い階段を降っていくと車道に降り立ちます。 船越峠から7分ほどで降りて来られました。 降り立った所には「株式会社 エヌ・ティ・ティ・ドコモ関西 新香住無線中継所 登り口」のが立っています。
谷入口
左に続く(*)を進んでいきます。 少し曲がりながら軽く降っていくと、右の樹間にの見える所があります。 道幅が少し広がって車を止めて置けそうな所を回り込んで、綺麗にの下を進んでいきます。 右への曲がり角まで来ると分岐があります。 車道出合から7分ほどの所になります。 左へ分れていくがあります。 地形図に実線で載っている道のようですが、入口には「関係者以外の車両の通行を禁止します」の看板が立っています。 このまま車道を降るのは遠回りになりそうなので、地形図に破線の道が描かれているを降ることにします。
*右に続く車道は「庵月山」を参照。
少し進んでいくとがあります。 いずれにも僅かな踏み跡が見られますが、を降っていきます。 踏み跡らしきものが見られるを降っていきます。 程なくして踏み跡は谷筋のを登るように続いています。 最初は歩き易いですが、少し先で途切れて急斜面を降ることになります。 ここは、このまま谷底を降っていきます。
尾目谷山荘
少し段差があったりするを降っていくと、水が僅かに流れる沢が続くようになります。 明瞭な道は見かけませんが、歩き易い所を選びながらを降っていきます。 やがて谷筋がに出ます。 谷筋の左側に現れるを進んでいきます。 明るい所に出ると、左上に宿院自然科学研究所になっている尾目谷山荘があります。 谷入口から16分ほどの所になります。
山荘の右側から左へ曲がっていくを進んでいきます。 倒木の下をくぐっていくとが目立つようになります。 歩き易くなった道を進んでいくと、左上にあるを過ぎていきます。 落ち葉や土砂が覆って分かり難いですが、この辺りからになります。 正面が明るくなってくるとに出ます。 すぐ先に砂防ダムがあります。 尾目谷山荘から9分ほどの所になります。
下浜地区
砂防ダムを過ぎていくと道の上をが流れているので、滑らないよう注意しながら進んでいきます。 の脇を過ぎていきます。 植林地を過ぎていくと、またが並んで建っています。 正面にが見えてくると、右へ曲がっていきます。 少し先を道なりに左へ曲がっていくと、JR山陰本線のがあります。 ガードをくぐっていくと、左右に通るに出ます。 道路を横切って右へ進むと、車を止めておいた駐車場があります。 尾目谷山荘から18分ほどで到着しました。
お願い
このガード及びガード防護工に自動車が衝突した場合は、 以下の※印のJR西日本緊急連絡先へ下に表示する番号とともにご連絡をお願い致します。
No.2337
※JR西日本緊急連絡先