ひょうごの景観ビューポイント150選
平成30年度 兵庫県
県政150周年記念
山番(地曳網の見張番)
昔、この訓谷浜では、春から秋にかけハマチやイワシの地曳網が行われていました。
この位置には「山番」という見張小屋があり、村人が毎日見張番についていました。
見張番は、はみ(魚が海面で群れはねること)を見つけると、すばやくハマチなどの大魚かイワシなどの小魚かを判断し、
村人たちに旗を振って大声で合図を送りました。
合図があると、村人は仕事の手を止めて急いで浜にかけつけ、
網船を2艘沖へ漕ぎ出したあと、魚群が湾内の浜近くに来るのを待って網を打ちました。
そして、浜で待っていた多くの村人たちが、「ヤッセー、ヤッセー」とかけ声も勇ましく網を引き揚げました。
時には、一網何千何万のハマチの大漁に恵まれることもありましたが、
昭和35年頃には魚がさっぱり姿を見せないようになり、残念ながら地引網はできなくなってしまいました。
訓谷区
網船や網引きの人への合図
見張り番の人が魚群を見つけた時、すばやく小魚か大魚か判断し、いわしなど小魚の時は「わら旗」で、
はまちやさばの時は「赤白旗」を屋根の上でふった。
大声で、
ハヤセーヤー 早く浜に集まれ、早くせよの意
ハヤデーヤー 早く船を出せ
ハヤウテヤー 早く網をうて
と指示すると、たとえ田植えの真最中であろうとも仕事を中断して浜にかけつけ、網船を二艘沖へ出し、網をうち網を引いた。
はまちなどが大漁の時は当時大変な臨時収入であった。