女布権現山
概 要 女布権現山は京丹後市久美浜町にある標高348.4m(点名:女布)の山です。 東屋と二等三角点がある山頂は北側が少し開けていて、条件が良いと山並みや久美浜湾などを眺められます。 女布地区から登るのが一般的なようですが、 今回は長野地区の吹峠橋の近くから尾根に取り付いて山頂へ登り、ひとつ東側の尾根を降るルートを歩きます。
起 点 京丹後市久美浜町 長野地区
終 点 京丹後市久美浜町 長野地区
長野地区…小祠…林道出合…尾根取付…小峰…女布権現山…小峰…作業道出合…林道出合…長野地区
所要時間 2時間40分
歩いて... 一般的な登山ルートではないので、標識類やマーキング類は見かけません。 尾根に明瞭な道はなく、倒木が煩わしい所もありますが、行く手を遮るほどではありません。 降りの尾根は、途中から作業道が続くようになります。 山頂は樹木が育っていて眺めは良くありませんが、途中の尾根には山並みを眺められる所があります。
関連メモ 女布権現山, 女布権現山
コース紹介
長野地区
豊岡の市街地から国道178号を北東へ進んでいきます。 久美浜駅を過ぎて国道312号に入り、永留交差点を左折して府道20号を進んでいきます。 丸山交差点で府道668号を横切って吹峠橋まで来ると、路肩が広がった所があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
駐車地はになっているので、 農繁期には通行の妨げにならないよう配慮が必要です。
三叉路になっている駐車地の道路向かいにはが二つありますが、 左側の道を登っていきます。 少し登っていくと、に出ます。 正面の竹林へ向っていき、を渡っていきます。 明瞭な道のない斜面をよじ登っていくと、広いに出ます。 正面の尾根を登っていこうと思って左右を覗っていると、左側に広い道があるので、ここから登ることにします。
小祠
倒竹などがあって荒れ気味のを軽く登っていきます。 程なくしてがあります。 戻るように続く道を登っていきます。 少し左へ曲がりながら登って緩やかになると、小祠が建っています。 駐車地から5分ほどの所になります。 から、背後に続く尾根を登っていきます。
左から回り込むように登っていくと、すぐに緩やかなに出ます。 尾根に明瞭な道はなく細い樹木も茂り気味ですが、歩くのに問題はありません。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、またになります。 程なくしてのような段差が現れます。 斜面をよじ登っていくと、標高80mほどのに着きます。 小祠から3分ほどの所になります。 先へ進み始めると、堀切のような急坂が現れます。 写真ではよく分かりませんが、かなりの急傾斜です。 真っ直ぐ降っていけないので、脇の樹木に手を掛けて左側から回り込むように慎重に降っていきます。
時間をかけて慎重に降っていくと、に降り立ちます。 正面に続くに向って、左肩から登り返していきます。 尾根の左肩を登っていくと、程なくしてに出ます。 所々に咲くツツジを愛でながら進んでいくと、次第にになります。 倒木や煩わしい樹木を避けながら登っていくと、標高90mほどの尾根の肩に着きます。 小祠から11分ほどの所になります。
右へ曲がって、を進んでいきます。 程なくして、の狭い所を過ぎていきます。 僅かに撓んだ所を過ぎるとになります。 倒木などを避けながら、広がってくるを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高100mほどの高みに着きます。 小祠から15分ほどの所になります。
少し曲がって、軽く降っていきます。 手前の樹木が邪魔をしていますが、右側にを眺めながら降っていきます。 緩やかな所を過ぎていくと、軽いになります。 近づいてくるへ向って登っていきます。 程なくして、傾斜が弛んだ標高110mほどの明るい尾根に出ます。 小祠から18分ほどの所になります。 右側には山並みが広がります。
が目立つ尾根を軽く登っていきます。 程なくして緩やかになると、少し曲がっていきます。 所々に咲くツツジを愛でながら進んでいくと、軽いになります。 少し曲がりながら登っていきます。 少しを登っていきます。 標高120mほどの緩やかな所まで来ると、左側に山並みが広がってきます。 小祠から24分ほどの所になります。
になった尾根を進んでいきます。 程なくして軽いになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかな所を過ぎてになると、右前方が開けてきます。 ちょいと右側に出てみると、前方には目指す女布権現山が聳えています。 小祠から30分ほどの所になります。
尾根の背に戻って左へ曲がりながら登っていくとになります。 少し進んでいくとになります。 少し左へ曲がりながら、が見られる尾根を登っていきます。 緩やかな所を過ぎて、近づいてくるへ向って登っていきます。 傾斜が緩やかになると、少し右へ曲がっていきます。
緩やかな尾根を進んでいくと、少し曲がりながら登るようになります。 軽く登っていくとになります。 歩き易くなった尾根を進んでいくと、少し曲がりながら登るようになります。 軽く登っていくと、標高180mほどの高みに着きます。 小祠から37分ほどの所になります。
林道出合
少し曲がって、尾根を軽く降っていきます。 程なくして、左下にが見えてきます。 少し降っていくと、林道の曲がり角に出ます。 小祠から39分ほどの所になります。 左から来る(*)は、売布神社へ降りていける女布谷林道になります。
*左から来る林道は「女布権現山」を参照。
尾根取付
軽い登り坂で正面へ続くを進んでいきます。 少し窪んだ感じになるを登っていきます。 少し登っていくと、左側に踏み跡が現れます。 林道出合から2分ほどの所になります。 林道は尾根の右肩に続いていますが、以前に来た時のことを思い出して、左の踏み跡に入って尾根を登っていきます。
少しを右へ曲がりながら登っていきます。 程なくしてに出ます。 右下に並行するを眺めながら進んでいきます。 が見られる尾根を登っていきます。 傾斜が増してくる尾根を登っていくと分岐があります。 尾根取付から6分ほどの所になります。 以前に来た時には歩き易そうな右の道を降ってきたのですが、今回は左の道を登ってみることにします。
尾根のに続く道を登っていきます。 次第に広がってくる道を登っていくと、右から登ってくる窪んだ道とします。 倒木を跨いだりしながらを登っていきます。 常緑樹が見られる尾根を登っていくと、尾根の背を外れてを進むようになります。 尾根の背に復帰して少し左へ曲がりながら登っていくと、標高260mほどの緩やかな尾根に出ます。 尾根取付から14分ほどの所になります。
程なくして傾斜が増してくるを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、少し曲がっていきます。 またが茂るようになる尾根を登っていきます。 少し登っていくと、傾斜がになります。 少し右へ曲がって、標高280mほどの緩やかな尾根を進んでいきます。
小峰
僅かにを進んでいきます。 程なくしてになる狭い尾根を進んでいきます。 傾斜が弛む所を過ぎていくと、再びになります。 緩やかになったり傾斜が増したりするを登っていきます。 倒木を跨いだりしながら、少しを登っていきます。 傾斜が緩やかになると、標高320mほどの小峰に着きます。 尾根取付から25分ほどの所になります。 振り返ると、合流する所になっています。
軽いになる尾根を進んでいきます。 僅かに窪んだ浅いのような所を過ぎていきます。 緩やかな所を過ぎるとになります。 緩やかになった尾根を曲がりながら進んでいきます。 少し進んでいくと、先ほどよりも深い堀切のような所があります。 小峰から3分ほどの所になります。
女布権現山 (標高348.4m)
堀切を過ぎるとになります。 正面に見えてくるへ向って登っていきます。 傾斜が緩やかになると、東屋が建つ女布権現山の山頂に着きます。 小峰から7分ほど、駐車地から1時間20分ほどで登って来られました。 中ほどには「女布」があるので、地形図に載っている348.4m峰になるようです。
以前に来た時には真っ直ぐに建っていたですが、 この時には少し傾いていて、強風が吹くと倒壊しそうな様子です。 柱にはが取り付けてあって、蓋を開けてみると「女布権現山 348m」と書かれた板が収められています。 三角点の傍には円筒形の穴が三つあるが二つ埋もれていて、木が差し込まれた穴もあります。 祠の基礎とは違うように思えますが、以前にはベンチだったのでしょうか。 北側に山並みが見えますが、樹木が育って青葉も茂り始めているので、眺めはあまり良くありません。 周囲の様子を確認しながら休憩していきます。 (*)には歩けそうな尾根があります。
*西側の尾根は「女布権現山」, 「女布権現山」を参照。
小峰
落ち着いたところで、を引き返していきます。 しばらく降っていくと、のように窪んだ所を過ぎていきます。 軽く登って僅かなを過ぎていきます。 少し右へ曲がりながら降っていくと、先ほどよりも浅いのような所を過ぎていきます。 軽い登り坂になる尾根を進んでいくと、標高320mほどの小峰に着きます。 女布権現山から6分ほどの所になります。 登ってきたのは右側のになりますが、 登ってきた尾根の谷向かいにあるひとつ東側の尾根を降るべく、を進んでいきます。
降り始めると、すぐの所にがあります。 軽く降って標高310mほどの緩やかな尾根になると、尾根が二手にしています。 小峰から2分ほどの所になります。 には桃テープが巻かれていて気になりますが、目指す尾根から離れていく方角のようです。 しばらく愚考した末、南東に伸びる右前方の尾根を降っていきます。 かなり傾斜が急なので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。
しばらく降っていくと次第に傾斜がきて、樹木に手を掛けなくても降れるようになります。 歩き易くなったを軽く降っていきます。 しばらく降っていくと、右後方から来て前方へ続くに出ます。 振り返ってを確認していきます。 前方へ続く広い道を進んでいくと、程なくして標高270mほどの平坦地に出ます。 小峰から11分ほどの所になります。
傾斜が増してくるを降っていきます。 小さく左・右と曲がりながら、深くを降っていきます。 に復帰すると緩やかになります。 尾根の右肩に現れるを降っていきます。 左へ回り込むようにして降っていくとに出ます。 尾根の背を進み始めると、程なくして尾根の右斜面に降っていく窪んだ道が現れます。 小峰から19分ほどの所になります。 右の道は右・左と曲がって降っていって尾根の背に合流しますが、尾根の背に出る直前が崩落していて通過出来ないので、 ここは正面の尾根を進んでいきます。
正面の尾根を進んでいくと、手前の樹木に邪魔されながらも正面にが広がってきます。 少し倒木などが煩わしいを降っていきます。 次第にが増してくるので、脇の樹木に手を掛けながら降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくとに出ます。 ちょいと脇に出てみると、山並みが広がります。
作業道出合
少し右へ曲がって、を降っていきます。 程なくして緩やかな尾根に出ます。 小峰から26分ほどの所になります。 振り返って降ってきたを眺めると、 左右から道が合流してくる所になっています。 作業道が合流してきます。 は手前にあった分岐から分かれてきた道が合流してきますが、すぐ先が崩落しています。
正面に続くを進んでいきます。 程なくしてあるの右側を進んでいきます。 に復帰して軽く降っていきます。 少し進んでいくと、尾根の右側に窪んだ道が現れます。 作業道出合から4分ほどの所になります。 尾根の背を進んでいくと、窪んだ道がへ降っていきますが、方角が違うようなので見送っていきます。 ここはの窪んだ道を降っていきます。
倒木を避けながら、を降っていきます。 に復帰すると右下に広い道が現れますが、このまま尾根の背を降っていきます。 軽く降っていくと、尾根のを進むようになります。 次第に左の尾根が盛り上がってくると、急傾斜になる所に出ます。 作業道出合から6分ほどの所になります。 正面にはが広がります。
折れ曲がって降っていきます。 手前で分かれてきたに出て、左へ降っていきます。 倒木を避けたりしながら進んでいくと、緩やかで狭いに出ます。 軽いになると、尾根の幅が次第に広がってきます。 左側にを眺めながら登っていきます。 程なくして、干上がりそうなヌタ場を過ぎていきます。 作業道出合から10分ほどの所になります。
を避けながら進んでいきます。 少し進んでいくと、道は尾根のに続くようになります。 倒木が散乱する緩やかな道を進んでいくと、左側にが広がってきます。 所々に咲くを愛でながら軽く降っていきます。 次第に緩やかな尾根になります。
程なくしてを降るようになると、倒木が目立つようになります。 次第に傾斜がになります。 少し進んでいくとが右肩に現れますが、倒木があって歩き難そうなので、尾根の背を進んでいきます。 作業道出合から18分ほどの所になります。 手前の樹木が邪魔をしていますが、左側にが広がってきます。 すぐに右へ曲がって、手前で分かれてきた窪んだ道に降りていきます。
尾根の右斜面に続くを降っていきます。 次第に傾斜がになります。 左側のが次第に低くなってきます。 程なくして、二段になった平坦地に出ます。 作業道出合から22分ほどの所になります。
林道出合
平坦地のに続く道を降っていきます。 平坦地を過ぎるとになります。 倒木や倒竹を避けながら、を降っていきます。 しばらく降っていくと、谷筋に通る林道(*)に出ます。 作業道出合から25分ほどの所になります。 振り返って、を確認していきます。
*過日に林道を歩きました。 途中に分岐がありますが、いずれも尾根に到達することなく行き止りになっています。 しかし地形図に実線で載っている林道の終点から尾根に取り付いて、今回の「平坦地」の辺りに出られそうな様子はありました。 (ルート図に緑色で表示)
長野地区
右に広がる谷筋を眺めながら山際を降っていくと、程なくしてになります。 尾根の先端を過ぎていくとが見えてきますが、いずれも生活感はなくて空家のようです。 建物の前を過ぎて、の右脇を降っていきます。 程なくして、最初に渡っていったが並行するようになります。 右へ曲がっていく小川と分かれて、を進んでいきます。 程なくして左右に通るに出ます。 左側の道路向かいに、車を止めておいた駐車地があります。 林道出合から7分ほど、女布権現山から1時間5分ほどで降りて来られました。