居母山
概 要 居母山は福知山市夜久野町にある標高730.5mの山です。 山頂の北東側が開けていて、山並みを見渡すことができます。 南側の金谷峠を経て登るルートもありますが、 今回は西側から「飛所ルート」を登って「月の小坂ルート」を降るミニ周回コースを歩きます。
起 点 福知山市夜久野町 桑谷地区
終 点 福知山市夜久野町 桑谷地区
桑谷地区…中の谷分岐点…林道終点…飛所降り口…居母山…飛所降り口…中谷降り口…中の谷分岐点…桑谷地区
所要時間 2時間40分
歩いて... 登山道には点々とテープが取り付けられていてルートを示しています。 「飛所ルート」には所々に標識も立っています。 疲労困憊するような急坂はありませんが、登りと降りのルートには坂道が続きます。 山頂には葉を落とした細い夏木がまだ残っていました。 山頂から東へ延びる尾根のシダ類はかなり枯れていました。
関連メモ 居母山, 居母山
コース紹介
桑谷地区
豊岡市但東町を通る国道426号から県道63号を南下して、を越えていきます。 府道63号に変わった道を降っていくとがあります。 その手前にある四叉路を左折して、すぐの所に架かる桑谷橋大法橋を渡っていきます。 民家が点在する桑谷地区を登っていくと桑谷公民館があります。 その裏側に駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。
東へ続く道を登り始めると、すぐの所にがあります。 角に建つ小屋に「居母山」の標識があって、正面の道を指しています。 まで来ると、 正面の民家に「居母山」の標識があって、左の道を指しています。 最奥の民家を過ぎて地道になると、川床がコンクリートで固められた沿いに進んでいきます。 軽い登り坂になった地道を進んで川から少し離れ始めると分岐があります。 正面の道には防護扉があります。 駐車場から5分ほどの所になります。 脇には「居母山」の標識が立っていて、防護扉の先へ続く道を指しています。 閂が横に渡されて紐で括られているだけなので容易に開けることができますが、閉めるのに少々手こずりました。
熊出没 注意
居母山クラブ
中の谷分岐点
コンクリート道を登っていくと、左側にがあります。 地道になった林道を進んで植林地へ入っていくと、が何段も見られますが、棚田の跡でしょうか。 沢にあるを過ぎていきます。 左を流れる沢の心地良い水音を聞きながら登っていくと分岐があります。 駐車場から14分ほどの所になります。 正面の道の入口には「居母山」の標識が立っていて、左の道を指しています。 左に架かるを渡ったすぐの所から山道が分かれています。 右の道へ入った所には「月の小坂から山頂へ」の標識が立っています。 右の道が月の小坂ルートになるようですが下山時に歩くことにして、 先ずは左へ曲がっていく林道を進んでいきます。
林道終点
少し右へ曲がって、沢沿いに続くを登っていきます。 なだらかなを過ぎていきます。 左に流れるを聞きながら、思いのほか傾斜が急な所もある林道を進んでいきます。 息を弾ませながら登っていくと林道は終点になります。 駐車場から26分ほどの所になります。 脇には道と同じ高さになったが流れています。
植林地に続くを登っていきます。 登山道に沿って適度な間隔でテープが取り付けられていて、ルートを示しています。 程なくして丸太を組んだが見えてきます。 右から回り込むように登って、左に架かる木橋を渡っていきます。 林道終点から2分ほどの所になります。
点々と取り付けられているテープを確認しながら植林地を登っていくと、小規模なのようなものが現れます。 石垣の右奥に見えるに向かって、右へ曲がっていきます。 すぐに左へ曲がって、人工的に積まれたようなが両側に続く尾根を登っていきます。 小岩が見られる道を登っていくと、盛り上がってくるの手前で右へ曲がっていきます。 右側のを進んでいきます。 倒木を跨いだりしながら登っていくと、樹木に「居母山」の標識が取り付けられていて、右へ曲がっていく道を指しています。 林道終点から10分ほどの所になります。
右・左と曲がりながらを登っていきます。 更に曲がりながら登っていくと、樹間からが少し見えてきます。 少し左へ曲がりながら、が厚く積もった道を登っていきます。 思いのほか傾斜があって、息を弾ませながら登っていきます。
やがてへ入っていきます。 右側には深いが続くようになります。 登るにつれてV字谷は次第になってきます。 V字谷が消えて正面に稜線が見えてくると、樹木に「居母山」の標識が取り付けられていて、右を指しています。 林道終点から23分ほどの所になります。
右へ曲がって、植林地のを斜めに登っていきます。 小尾根に出て左へ曲がり、少しを登っていきます。 小さく曲がりながら続く窪んだ道を息を弾ませながら登っていくと、次第にがなくなってきます。 「界」の赤プラ杭も見掛けます。 右・左と曲がりながら更に登っていくと、次第に尾根が広がってきてを登るようになります。 少し窪んだ浅い谷筋を登るようになると、樹木の袂に「居母山」の標識があります。 林道終点から39分ほどの所になります。
次第に道が分かり難くなりますが、 右前方にあるが巻かれた樹木の脇に道が見えるので向かっていきます。 すぐにになると、右へ曲がっていきます。 少し先を左へ曲がっていくと、半枯れのが茂る広い所に出ます。 細い樹木が茂る所まで来ると道が不明瞭になります。 道は何処かと左右を覗っていると、右側の先にある樹木にが取り付けられているので、 倒木を跨いで右へ進んでいきます。
飛所降り口
樹木の間を左へ曲がって、シダ類が茂るを登っていきます。 左側に広がるを眺めながら登っていきます。 近づいてくるに向かって登っていきます。 シダ類が茂る所を抜けると、左右に延びる尾根に出ます。 林道終点から47分ほどの所になります。 出た所にはが立っていて、 左の道は「居母山山頂」、右の道は「月の小坂道」、今来た道は「飛所」となっています。 「左へ月の小坂から合流点へ」「右へ飛所から合流点へ」の板(*)も取り付けられていますが、向きが少し分かり難くなっています。 周囲の様子を確認しながらひと息入れていきます。
*私なりに解釈すると、「合流点」とは林道にあった中の谷分岐点のことで、 「左へ月の小坂から合流点へ」は右の道を指し、 「右へ飛所から合流点へ」は今来た道を指していると思われます。
居母山 (標高730.5m)
歩き易い左の道を軽く登っていくと、僅かなを越えていきます。 軽く降っていくと、すぐにになります。 左に広がって来るを眺めながら、植林地と雑木林を分ける尾根を登っていきます。 登り傾斜が増してくると、が近づいてきます。 開けた所が見えてくると、葉を落とした細い夏木が残る居母山の山頂に着きます。 飛所降り口から6分ほど、駐車場から1時間20分ほどで登って来られました。 中ほどには「居母山」「730.6」のや「730.6m」の標識が立っています。 袂には三等三角点「永岶」があるので、地形図に載っている730.5m峰になるようです。 北東側が開けていて山並みを眺められます。
細い夏木が見られない西側には、半壊したテーブルやベンチがあります。 には、樹木に邪魔されながらも山並みが見えます。 丁度昼時になったので、に腰掛けて昼食タイムにしました。
飛所降り口
お腹が満ちたところで、を引き返していきます。 の樹間に山並みを眺めながら、急な尾根を降っていきます。 少し降っていくと、次第にが緩んできます。 緩やかな所を過ぎて、僅かなを越えていきます。 軽く降っていくと、飛所ルートから登り着いた所に戻ってきます。 居母山から5分ほどの所になります。
軽く登って、僅かなを越えていきます。 軽く降っていくとになります。 降り坂になったり緩やかになったりするを快調に進んでいきます。 程なくして、少し倒木が見られる植林地になります。
中谷降り口
僅かな降り坂になったの尾根を進んでいきます。 植林地を抜けると、広い雑木林に出ます。 居母山から11分ほどの所になります。 中ほどの樹木にが取り付けられていますが、文字は判読出来ませんでした。 このまま正面の尾根(*)を進んでいくと金谷峠へ降りられますが、 今回はここから月の小坂ルートを降るべく、右に現れるを降っていきます。 最初は道が不明瞭ですが、テープが取り付けられた樹木が導いてくれます。
*正面の尾根は「居母山」を参照。
を辿りながら降っていくと、植林地と雑木林を分ける尾根になります。 程なくして、少しが現れます。 落葉が厚く積もって分かり難い所もありますが、小さく曲がりながら続く道を降っていきます。 落葉に足を埋もれさせながら降っていくと、次第にになります。 快調に進んでいくと少しになります。 松の木が見られるようになる尾根を降っていくと、次第に右へ曲がっていきます。 中谷降り口から8分ほどの所になります。
尾根を回り込んでいきます。 左の樹間にはが少し見えてきます。 雑木林のを横切るように降っていきます。 植林地の手前まで来ると、道は曲がっていきます。 落葉が暑く積もっていて分かり難いですが、石がゴロゴロした道がしばらく続くようになります。 中谷降り口から11分ほどの所になります。 石の上に乗って転んだりしないよう、足元に注意しながら降っていきます。
少し曲がりながら続く道を降っていくと、が少し生える所を過ぎていきます。 テープを見掛けなくなって不安になりながらも降っていくと、が生える樹木を過ぎていきます。 右・左と小さく曲がりながら更に降っていくと、が道を塞いでいるので、右側に降りて過ぎていきます。 石が少なくなった道を降っていくと、少し右へ曲がる窪んだ道が現れます。 中谷降り口から20分ほどの所になります。 前後にあるテープが巻かれた樹木を見掛けて安心するのでした。
窪んだ道を降っていくと、になります。 大きく曲がって、アセビが見られる斜面を斜めに降っていきます。 次第に右へ曲がりながら、を横切っていきます。 右へ曲がりながら降っての手前まで来ると、鋭角に左へ曲がっていきます。 植林地の縁に沿って降っていくと、植林地の尾根の背に出ます。 中谷降り口から30分ほどの所になります。
少し曲がりながら、を降っていきます。 樹間に山並みを眺めながら、歩き易いを降っていきます。 やがて鋭角に曲がっていきます。 が少しありますが、歩く難くはありません。 少し降った所を、道なりに右へ曲がっていきます。 中谷降り口から37分ほどの所になります。
中の谷分岐点
これまでの道は広めでしたが、少しになります。 左へ曲がりながら降っていくと、されたような所を進んでいきます。 僅かな水の流れを跨いで沢が流れる谷筋まで来ると、来る時に見掛けた「月の小坂から山頂へ」のが立っています。 右へ曲がって沢沿いに降っていくと、林道の曲がり角に出ます。 中谷降り口から42分ほどで降りて来られました。
心地良い水音を響かせるに架かる小橋を渡って、元来た林道を降っていきます。 棚田の跡と思われるを眺めながら、植林地の谷筋に続く林道を降っていきます。 谷筋が広がってくると、の脇を過ぎていきます。 植林地を抜けて開けてくるとがあります。 コンクリート道を降っていくと防護扉があります。 中の谷分岐点から7分ほどの所になります。 来る時に様子が分かっているので、扉を開け閉めして通過するのにあまり手こずらずに済みました。
桑谷地区
川床がコンクリートで固められたに沿って、地道を降っていきます。 最奥の民家の手前まで来るとになります。 道なりに左へ曲がって左右に通る道に出て、右に架かるを渡っていきます。 「居母山」の標識が立つを直進していきます。 すぐの所にある桑谷公民館の裏へ回ると、車を止めておいた駐車場があります。 中の谷分岐点から14分ほど、居母山から1時間8分ほどで降りて来られました。
公民館の玄関の脇には、多くの氏名が書かれたがあります。 「新聞屋さんがここに一括して置いて、各家が取りに来る」というような仕組みなのでしょうか。