居母山
概 要 居母山は福知山市夜久野町にある標高730.5mの山です。 山頂の北東側が開けていて、山並みを見渡すことができます。 今回は金谷口バス停から金谷地区を奥へ進んで金谷峠へ登り、そこから居母山へ向かいます。 居母山からは少し引き返して、飛所ルートを桑谷地区へと降るルートを歩きます。
起 点 福知山市夜久野町 金谷口バス停
終 点 福知山市夜久野町 西垣バス停
金谷口バス停…三叉路…金谷峠…小峰…尾根の肩…小峰…670m峰…中谷降り口…飛所降り口…居母山…飛所降り口…林道終点…中の谷分岐点…桑名公民館…西垣バス停
所要時間 3時間40分
歩いて... 金谷峠から居母山へ登るルートには夏草や細い木は茂っていなくて歩き易くなっていましたが、 傾斜が急な所では汗を拭き拭きの登りとなりました。 緩やかで広い尾根もかなりあって、眺めが広がりました。 降りに選んだ飛所ルートでは、林道に出る手前で道が不明瞭になりましたが、それほど迷うこともなく降ることができました。
関連メモ 居母山, 居母山
コース紹介
金谷口バス停
福知山市夜久野町を通る府道63号にある金谷口バス停から歩いていきます。 標識類は見かけませんが、バス停の脇から東へ分かれていくを降っていきます。
バス停の西側には、曲がった道路を真っ直ぐに改修した際の名残と思われるがあります。 車を何台も止めておける広さがあるので、車で来る場合にはそこを利用すれば良さそうです。
左右に広がるを眺めながら軽く降っていきます。 左から来るモロク谷川に沿って降っていくと、 直見川に架かるを渡っていきます。 谷筋に続く軽いになった道路を進んでいきます。 最初のを過ぎていくと、 左の石段の上に金谷加圧ポンプ所があります。 金谷口バス停から9分ほどの所になります。 石段の袂にはがあります。 風化していて判読出来ませんでしたが、「右 …」「左 …」と刻まれていて、往時には道標の役割を果たしていたようです。
砂防指定地 モロク谷川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は知事の許可が必要ですから京都府福知山土木事務所にご相談下さい。
京都府
が続く谷筋に続く道路を軽く登っていきます。 を過ぎていきます。 やがての集落が見えてきますが、民家は密集しておらず散村の佇まいです。 左から降ってくる道を合わせた先の山際に地蔵堂があって、三体のお地蔵さんが安置されていました。 金谷口バス停から14分ほどの所になります。
砂防指定地 金谷川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は知事の許可が必要ですから京都府福知山土木事務所にご相談下さい。
京都府
を過ぎて、集落の奥へ進んでいきます。 集落の奥まった所にある道幅が広がった所を過ぎて、進んでいきます。 少し右へ曲がりながら川沿いに進んでいくとがあります。 標識類は見かけませんが、左に架かる小橋を渡っていきます。 未舗装になった道を作業小屋まで来て、左に架かるを渡っていきます。 少し登った先を左へ曲がっていくと、右への曲がり角に金谷配水池があります。 金谷口バス停から21分ほどの所になります。
三叉路
金谷配水池の手前をヘアピン状に右へ曲がっていくと、の脇を過ぎていきます。 傾斜が緩やかになってくると、の横を過ぎていきます。 程なくしてへ入っていきます。 かつてはだった様子の谷筋の植林地を登っていきます。 程なくして三叉路になった分岐があります。 金谷口バス停から28分ほどの所になります。 角にはがあって、中には石仏が安置されています。 風化して不明瞭ですが「ハタミチ」「ヤマミチ」の文字も刻まれていて、往時には道標の役割を果たしていたようです。 標識類は見かけませんが、小祠の続く道を登っていきます。
に続く道を登っていきます。 登り傾斜が増してくる谷筋に続くを登っていきます。 僅かに水が流れるに沿って登っていきます。 浅い谷筋が左へ分かれている所まで来ると、道が崩れていました。 倒木を乗り越えたり崩れた所を跨いだりしながら通過していくと、道は曲がって続いています。
少し明るい所に出て、道なりに曲がっていきます。 すぐ先を曲がって登っていきます。 左へ曲がりながら登ってになると、倒木もあって道が分かり難くなりました。 道は何処かと辺りを覗っていると、右へ曲がって登っていく道がありました。
金谷峠
浅い谷筋を回り込んで、を横切るようにして登っていきます。 少し左へ曲がりながら登っていくと、切通になったに着きます。 標識類は見かけませんが、情報によると金谷峠というようです。 金谷口バス停から44分ほどで登って来られました。 道は切通を過ぎて、へ降っていきます。 降り口にはがあります。 中には石仏が安置されていて、台座には「明治二十二年一月一日」と刻まれていました。 小祠の柱には文字が書かれているようでしたが、ほとんど消えていて判読出来ませんでした。 ここまで歩いてきた道は普通の山道よりも広くなっていて、 かつては金谷地区畑地区を結ぶ峠越えの道だったのでしょうか。 ここから居母山へ向かって北に続く尾根を登っていくのですが、その前にひと息入れていきました。
小峰
落ち着いたところで、北へ続く尾根を登っていきます。 切通の両側は急斜面になっていて登れそうにありません。 何処か登れる所はないか探していると、金谷地区寄りに僅かながありました。 斜面を右へ曲がりながら1分ほど登っていくと、緩やかなに出ます。 程なくして傾斜が増してくる尾根を登っていくと、正面にが見えてきます。 左の樹間から僅かにを眺めながら登っていくと小峰に着きます。 金谷峠から6分ほどの所になります。 地形図によると、金谷峠の北東100m辺りにある標高490mほどの高みになるようです。 右にも歩き易そうな尾根が降っていますが、を降っていきます。
左の樹間からを眺めながら尾根を降っていきます。 一旦緩やかになって再び降り坂になる尾根を進んでいくと、少し窪んだに着きます。 金谷峠から10分ほどの所になります。 左右には踏み跡が通っていて、小さなのようになっていました。 になった尾根を進んでいきます。 植林地になった尾根には夏草や細い木は茂っていなくて歩き易くなっています。 緩やかになったり軽く降ったりする所もある登り基調のを進んでいきます。 金谷地区畑地区の境界になったこの尾根には、「界」の文字が彫られた赤杭が点々と設置されていました。
僅かなもある登り基調の尾根が続きます。 植林地が続いていて趣に欠けますが、苦労することもなく歩いていけます。 所々にはが取り付けられていて、ルートを示しているようでした。 やがて見えてくるへ向かって登っていきます。 手前から右へ巻くようにして続くを進んでいきます。 僅かに撓んだ尾根の背に出ると、先ほどの高みは尾根の肩のような所でした。 金谷峠から21分ほどの所になります。
が増してくる尾根を登っていきます。 息が切れて汗も噴き出してくるので、何度も立ち止まって呼吸を整え汗を拭きながら登っていきました。 やがて左の雑木林の方へ続くが現れました。 これ幸いとその踏み跡を進んでいくと、程なくして右へ曲がって再びへ入っていきます。 少し右へ曲がって、僅かに窪んだを登っていきます。 左から右へ曲がりながら続く踏み跡を登っていくと、緩やかな尾根に着きます。 金谷峠から31分ほどの所になります。
尾根の肩
引き続き設置されている赤杭を確認しながら進んでいくと、が増してきます。 左の樹間から僅かにを眺めながら登っていきます。 近づいてくるへ向かって、広くなった尾根を登っていきます。 に着いて、少し右へ曲がって更に登っていきます。 一旦緩やかになって再び登り坂になる尾根を進んでいくと緩やかな尾根になります。 金谷峠から41分ほどの所になります。 地形図によると、標高630mほどの東西に続く緩やかな尾根の西端になるようです。 左には樹木に邪魔されながもが見えました。
緩やかになったを進んでいきます。 少し進んで登り坂になると、僅かなに着きます。 高みの先へ軽く降っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、またになります。 少し左へ曲がりながら登っていくと僅かな高みに着きます。 踏み跡はその手前から右肩を巻くように続いています。 金谷峠から47分ほどの所になります。
小峰
軽いになった尾根を進んでいきます。 すぐに緩やかな所に着くとになります。 左の樹間から僅かにを眺めながら尾根を登っていきます。 次第に傾斜が増してくるとが見えてきます。 傾斜が緩やかになると小峰に着きます。 金谷峠から54分ほどの所になります。 地形図によると、670m峰の南西200m辺りにある標高660mほどの高みになるようです。
670m峰
小峰の先へ続く軽いの尾根を進んでいきます。 2分ほど降っていくとになります。 すぐにになる尾根を進んでいきます。 次第に明るい雑木林が広がるようになるとになります。 植林地の手前まで来ると、僅かな尾根が左へ分かれていきます。 「界」の文字が彫られた赤杭の他に標識類は見かけませんが、ここが地形図に載っている670m峰になるようです。 金谷峠から59分ほどの所になります。 ここはの植林地の縁に続く緩やかな尾根を進んでいきます。
中谷降り口
降り坂になった植林地を進んでいくと、右側が雑木林になったになります。 緩やかな鞍部を過ぎて、になった尾根を進んでいきます。 次第に傾斜が増してくるを登っていきます。 次第に緩やかになってくると、こども園の運動会が出来そうなに出ます。 真っ直ぐ進んでいくと、植林地の尾根が左へ降っていきます。 金谷峠から1時間6分ほどの所になります。 辺りを覗っていると、樹木に左を指す標識が取り付けられていて、「中谷分岐点」と書かれているようでした。 北東側を向いたもありますが、ほとんど文字が消えていて判読出来ませんでした。 情報によると、左へ降る尾根が月の小坂ルート(*)になるようですが、このまま北東へ続く尾根を進んでいきます。
*後日に月の小坂ルートを歩きました。 (「居母山」を参照)
飛所降り口
軽いになった尾根を進んでいきます。 緩やかな所を過ぎていくと軽いになります。 次第に樹木が疎らになると、雑木林のになります。 右側にが現れる尾根を登っていきます。 軽く降るようになると、道が左へ分かれていく分岐に着きます。 金谷峠から1時間14分ほどの所になります。 脇にはが立っていて、 正面の尾根は「居母山山頂」、左の道は「飛所」、今来た尾根は「月の小坂道」となっています。 「左へ月の小坂から合流点へ」「右へ飛所から合流点へ」の小札も取り付けられていて、今来た尾根を指していました。 左の道が飛所ルートになりますが、居母山へ向かって、正面の尾根を登っていきます。
尾根を軽く登っていくと、僅かなになります。 左側の樹木が疎らになって、が広がってきます。 奥の方にはのある山が見えました。 すぐにになります。 見える範囲が変わってくる山並みを眺めながら登っていきます。
居母山 (標高730.5m)
傾斜が増してきたを登っていきます。 植林地を抜けていくと、開けた山頂に着きます。 中ほどには「永岶」があるので、地形図に載っている730.5m峰居母山になるようです。 金谷峠から1時間20分ほどで登って来られました。 三角点の傍には「居母山」「730.6」の標柱や「730.6m」の標識が立っています。 も取り付けられているので、そっと鳴らしてみるといい音が響きました。
山頂の北東側が開けていて、山並みを見渡せます。
北北東の奥に見える特徴的な姿をした山はでしょうか。 南西側には「カメラ台」と刻まれた柱があって、手前の樹木に邪魔されながらもが見えます。 西側には、少しくたびれた佇まいのが幾つかありました。 傍の樹木には「居母山730.6m」のが取り付けられていました。 丁度昼時になったので、ベンチに腰掛けて昼食タイムにしました。
後日に山頂から東へ延びる尾根を歩きました。 (「居母山」を参照)
飛所降り口
お腹が満ちて景色も楽しんだところで、居母山から下山していきます。 登ってきたを降っていきます。 開けてくるを眺めながら降っていきます。 僅かなを越えていきます。 軽く降っていくと、標識が立つ分岐に着きます。 居母山から4分ほどで着きました。 中の谷分岐点への降りコースには飛所ルート月の小坂ルートがあるようですが、 今回は「飛所」の標識が指す右へ続くを降ることにしました。
斜面に続く少しを降っていきます。 要所には桃テープが取り付けられていて、ルートを示していました。 右側にはが広がっています。 僅かなを過ぎて曲がりながら降っていきます。 太い樹木の脇を過ぎていくと、に降りていきます。 僅かな水の流れの左側を降って植林地に入る所まで来ると、今降って来た道を指す「居母山」の標識が立っています。 居母山から9分ほどの所になります。
植林地に曲がりながら続く道を、を確認しながら降っていきます。 浅い谷筋は、いつしか僅かなに変わります。 「界」の文字が刻まれたを過ぎて、植林地の斜面を降っていきます。 石がゴロゴロしてを曲がりながら降っていきます。 壊れかけた小さなを過ぎていきます。 少し左へ曲がる所まで来ると、今降って来た道を指す「居母山」の標識が樹木に取り付けられていました。 居母山から19分ほどの所になります。
植林地を抜けると、の斜面を降るようになります。 落葉が厚く積もってサクサクと音を立てながら、が増してくる道を曲がりながら降っていきます。 曲がりながら更に降っていくとへ入っていきます。 引き続き桃テープを確認しながら降っていくと、人工的に積まれたようなが並ぶ間を降っていきます。 大きな石が終わって谷筋が近づいてくると、今降って来た道を指す「居母山」の標識が樹木に取り付けられていました。 居母山から27分ほどの所になります。 向こう側を向いて取り付けられていて、登り時には見易いものの、 降り時にはにありました。
谷筋にあるのような所を降っていきます。 人工的に積まれたようなが並ぶ間を降っていきます。 いつしか桃テープを見かけなくなって、道が分かり難くなってきました。 それでも踏み跡を探しながら降っていくと、左から降ってくる道がする所に出ました。 その先へ更に降っていくと、右から降ってくる道に出ました。 右の道の先にはが見えるので、どこかで道を間違えたようでした。
林道終点
が散乱する道を降っていきます。 程なくして現れる丸太を組んだを渡っていきます。 散乱するを過ぎていきます。 歩き易くなった道を降っていくと林道の終点に出ます。 居母山から36分ほどで降りて来られました。
谷筋の左側に続く未舗装のを降っていきます。 右側にはが流れています。 左側を見上げるとがありますが、かつては棚田か畑だったのでしょうか。 林道は小型車なら通って行ける幅で緩やかに続いています。
尾根からここまでに「飛所」を示す標識類は見かけませんでした。 人工的に積まれたような大きな石があった辺りなのか、石垣が見られる林道終点の付近なのでしょうか。
中の谷分岐点
左へ曲がりながら降っていくと、分岐になった谷筋に出ます。 林道終点から9分ほどの所になります。 曲がり角にはがあって、 この場所は「中の谷分岐点」、今来た林道は「居母山」となっています。 沢の手前から左へ分かれていく道に入った所にもがあって「月の小坂から山頂へ」となってます。 尾根から月の小坂ルートを降ってくると、ここに出られるようです。 沢に架かるを渡った所からも道が左へ分かれています。 その入口にも「居母山」の標識があって、今来た林道を指しています。
植林地になった谷筋に続くを降っていきます。 の脇を過ぎていきます。 植林地から出るとがあります。 谷筋に続くを眺めながら降っていくと防護扉があります。 林道終点から18分ほどの所になります。 閂が横に渡されて紐で括られているだけなので、容易に開けることができます。 を過ぎて振り返ると、 脇には「居母山」の標識が立っていて、降ってきた林道を指していました。 扉には「熊出没」の看板が取り付けられていました。
桑谷公民館
正面に続くを降っていきます。 川床がコンクリートで固められた沿いに出ると、民家が見えてきます。 舗装路に変わった道を降ってまで来ると、 左の民家に「居母山」のが取り付けられていて、今来た道を指していました。 畑ヶ谷橋を渡って降っていくと、左側に桑谷公民館があります。 林道終点から24分ほどの所になります。
桑谷地区の集落の中に続くを降っていきます。 左右に分かれていく道を見送って、道なりに真っ直ぐ降っていきます。 左側には田植えの準備が整ったが広がっていました。 正面に府道63号が見えてくると、道は曲がっていきます。 桑谷川に架かる大法橋を渡って右折していきます。
砂防指定地 桑谷川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は知事の許可が必要ですから京都府福知山土木事務所にご相談下さい。
京都府
西垣バス停
直見中ライスセンターを過ぎていくと、 直見川が架かっています。 橋の手前には「730.6m 居母山→」のが立っています。 桑谷橋を渡っていくと、左右に通るに出ます。 その左側すぐの所に西垣バス停があります。 林道終点から33分ほどで到着しました。 バス停の建物の側面には「標高730.6m 居母山登山口→」のが取り付けられていて、今来た道を指していました。