概 要 |
狸穴命水は丹波市市島町の上鴨阪地区にある弘法大師にまつわる水場です。
県道282号の終点に石像が立つ水場がありますが、今回は標高500m辺りにある狸穴命水の源流までの道を往復します。
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起 点 |
丹波市市島町 上鴨阪地区
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終 点 |
丹波市市島町 上鴨阪地区
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上鴨阪地区…登山口…小広場…尾根の肩…丸太橋…沢出合…狸穴命水源流…沢出合…丸太橋…尾根の肩…小広場…登山口…上鴨阪地区
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所要時間 |
1時間50分
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歩いて... |
源流までの道には50m間隔で小さな標識が設置されてルートを示していますが、
標識がなくて分かり難い曲がり角もありました。
汗を拭き拭き登り着いた源流には「霊水狸穴」の石碑がありました。
沢を流れる水を手に受けて飲んでみると、冷たくて生き返る心地がしました。
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関連メモ |
五台山,
クロイシ山,
五台山
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上鴨阪地区
丹波市を通る国道175号を南下していきます。
八日市交差点から県道282号に入って西進していくと、終点の曲がり角に車数台分の駐車スペースがあるので、
ここに車を止めさせて頂きました。
左側にはがあって、弘法大師の石像が立っています。
「狸穴命水の由来」と題した石碑や「ふるさと兵庫50山 五台山 655m」の標識もあります。
狸穴命水
ありがたや
五台の山の岩かげに
大師の恵み
とわにあふるる
狸穴命水の由来
この水は、九世紀の初め名僧弘法大師
が全国布教の道すがらこの地を訪れた
際、旱天続きで渇きを潤す術もなく疲労
極まりしに、当地の老婆が乏しき飲み水
を分かち与えた。
大師は、蘇生の思いでこの小野寺山を
越えながら、情厚い老婆の郷鴨阪を振り
返り、謝恩の念を込めて手に持った杖を
立て祈念した。
その杖穴より突如清水が噴き出し枯死
寸前の田畑を潤し、その後どんな旱天続
きの年にも、水量水質共に変わらぬ清水
が湧き続けてきたという。
里人はこの水を狸穴の水と言い、弘法
清水とも讃え今日に至るまで、余田の郷人
の民話として語り継がれてきたという。
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登山口
駐車スペースのすぐ先にがあります。
上から入れる形式の短い閂を外し、小さな回転レバーを回せば容易に開けることが出来ます。
続けてある二つ目の扉の左右には柵がないので、獣除けの役にはたたなそうでした。
防護扉の間に「森林浴で緑と親しむ五台山の森」と題したがあって、
今回訪ねる狸穴命水の源流が「狸穴の水」として載っています。
砂防ダムの傍まで来ると「五台山登山道」のが立っています。
標識を過ぎた所から左前方へ地道が分かれています。
駐車スペースから3分ほどの所になります。
入口には「たぬき穴「命水」源流まで1100m」のが立っています。
手前には「0m」の小さな(*1)があります。
同様の標識がここから源流まで50m間隔で設置されています。
右側には「」があります。
正面の道(*2)は鴨内峠へ続いていますが、ここから左の地道を登っていきます。
*1 後日に来てみると、50m間隔で設置されている標識は朽ち果てて分からなくなっていました。
*2 正面の道は「 五台山」,
「 クロイシ山」,
「 五台山」を参照。
お願い(入山される方へ)
農作物への獣被害防止のため、出入りのときは戸扉の開閉を必らずお願いします。
前山地区鳥獣害防護施設管理組合
北丹波環境林 森林浴で緑と親しむ五台山の森
ここ五台山は、兵庫50山に選ばれた標高654.6mの豊かな自然に恵まれた山です。
登山道も歩き易く、人々に親しまれる山で、山頂からは脈状に連なる山々を見ることができます。
中腹にある鴨内峠から親不知(604.6m)に登山することもできます。
又、五台山には、長寿の水とされる「狸穴の水」と称する清水が中腹より湧き出す湧水地があります。
林野統一記念碑
両鴨坂部落有林は往古より原始的様相であったその
内約六割を薪炭採取地及び採草地として関係区民に
等しく分割管理に移し来ったのであるが近時化學肥
料の進歩に伴ひ採草量著しく減退した尚大東亜戦争
により樹木の乱伐甚だしく山容一変荒漠となり一朝
豪雨の際には忽ち水禍旱害其の疲れ加え区民の頗る
憂慮せる所であった茲に於て當区民一同の理解と協
力を結集し昭和三十年両鴨坂林野管理組合を創立し
南大谷曼田良の一部に所在する各戸一個の分割地を
解除し部落管理に移し併せて南大谷に植林地を造成
し三部落共永久的経済基盤の確立を見ると共に治山
治水の実効を挙ぐることとしたここに記念碑を建設
して後裔に傳ふる所以である
昭和三十七年十一月建之
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作業道のように広いを登っていきます。
少し左へ曲がって谷筋に出ると、で封鎖されています。
正面の樹木の袂には「50m」の標識があります。
路肩がして危険のようなので、左から迂回していきます。
10mほどの短い迂回で道にして、トラロープに沿って登っていきます。
すぐに夏草が茂るようになりますが、歩き難くはありません。
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小広場
程なくして夏草が茂る所を抜けると、少し先の伐採木に傍に「」の標識があります。
傾斜が増し始めて道の両側にシダ類が見られるようになると、道端にある「」の標識を過ぎていきます。
木材に被せられたブルーシートが見えてくると「」の標識があります。
ブルーシートに着くと、傾斜が緩やかな小広場になっています。
登山口から6分ほどの所になります。
左側にはがあります。
ここまでは作業道のような道でしたが、ここからは木の階段混じりの登山道になります。
建設中だった時に登り口で見かけた標柱には「たぬき穴命水遊歩道」となっていました。
歩き易い道が源流まで続いているのかと思っていましたが、「遊歩道」と呼べそうな道はここまででした。
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丸太橋を渡って、その先に続くを登っていきます。
尾根の左斜面に続く階段を登っていくと「」の標識があります。
そこから少し窪んだ道が右前方へ登っていきますが、このまま正面の道を進んでいきます。
かなり傾斜がある木の階段を息を弾ませながら登っていくと、「」の標識を過ぎていきます。
「」の標識を過ぎていくと、道は右へ曲がっていきます。
左への曲がり角まで来ると、「400m」の標識が立っています。
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尾根の肩
少し先を右へ曲がっていくと、傾斜が少しになります。
程なくして傾斜が増してくる木の階段混じりの道を左・右と曲がりながら登っていくと、「」の標識を過ぎていきます。
左への曲がり角まで来ると、「250m」の標識が立つ所から分かれてきた道が右からしてきます。
左へ曲がって、更に傾斜が増してくるを登っていきます。
息を弾ませながら登っていくと、丸太のベンチが設置された尾根の肩に着きます。
小広場から12分ほどの所になります。
傍には「500m」と「登山口から500m・たぬき穴水源まで600m」のがあります。
急な階段を登ってきて疲れたので、水分補給などをしながらひと休みしていきました。
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落ち着いたところで、緩やかになったを進んでいきます。
丸太のを過ぎていくと登り坂になります。
岩が剥き出す所を登っていくと、右へ曲がる所に「」の標識があります。
緩やかになった道を進んでいくと、軽いになります。
傾斜が緩やかになった僅かな谷筋を横切っていきます。
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丸太橋
倒木に隠れ気味の「」の標識を過ぎていきます。
になった植林地を進んでいきます。
傾斜が緩やかになると「」の標識を過ぎていきます。
僅かな谷筋まで来ると丸太橋が架かっています。
尾根の肩から6分ほどの所になります。
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丸太橋を渡っていくとが剥き出しています。
正面にも踏み跡が続いていて進んで行きそうになりますが、岩の手前を左へ曲がっていきます。
すぐに右へ曲がって、が幾つも見られる植林地を登っていきます。
上に向かって植林地を登っていくと、二つ並んだ「」の標識を過ぎていきます。
背の高いベンチが設置された所まで来ると、二つ並んだ「」の標識があります。
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のようになった植林地を登っていきます。
二つ並んだ「」の標識を過ぎていきます。
シダ類を見かける所まで来ると、樹木の袂に「」の標識があります。
傍には「平成29年度活動終了」の標識もあります。
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沢出合
が茂るようになった植林地を進んでいきます。
次第に大きくなってくる沢の水音を聞きながら進んでいくと、「」の標識を過ぎていきます。
傾斜が緩やかになると、石がゴロゴロする沢に出ます。
丸太橋から12分ほどの所になります。
の左右沿いにも踏み跡があって迷う所ですが、
左側にある自然石を積んだを登っていきます。
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石段を登って、その先の自然石を積んだがある所を道なりに右へ曲がっていきます。
少し登った先を左へ曲がっていくとが見えてきます。
に近づいていくと「是より700m」(*)となっています。
「」の標識の先を右へ曲がっていくと、また白い標識が見えてきます。
に近づいていくと「五台山、狸穴は100m 谷ぶちにそって奥え」となっています。
*先ほど「900m」の標識があったので、狸穴命水の源流までは200m足らずのはずです。
変だなと愚考するに、五台山へ登った時に、五台山と小野寺山の間の鞍部付近に
「400m下へ 丹波の名水 狸穴の源泉」の標識が立つ分岐があったので、
五台山までの距離を表しているように思えます。
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「」の標識を過ぎていきます。
谷筋が近づいてきた雰囲気がする道を登っていくと、「」の標識があります。
『そろそろ源流に到着する』と思いながらシダ類が茂るようになる道を進んでいくと、「」の標識があります。
標識を過ぎていくと、すぐの所に分岐があります。
角には右前方の道を指すが立っていて、「右下狸穴」となっています。
左前方にも明瞭な道が続いていて、 五台山と 小野寺山の間の鞍部付近へ登って行けます。
(「 五台山」を参照)
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狸穴命水源流
すぐ下に見える谷筋へ向かって、の道を降っていきます。
伐採木の階段を降っていくと谷筋に出ます。
ここが狸穴命水の源流になるようです。
沢出合から9分ほど、登山口から55分ほどで登って来られました。
沢には「霊水狸穴」の(*)があります。
を流れる水を手に受けて飲んでみると、冷たくて生き返る心地がしました。
登ってきた疲れを癒しながら、しばらく時を過ごしていきました。
*に刻まれた文字によると昭和時代に設置された石碑のようですが、
年を表す部分の最初の文字は無学の私には判読出来ませんでした。
昭和_十八年九月
前山水道組合
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落ち着いたところで、を引き返していきます。
伐採木の階段を登って、「右下狸穴」の標識が立つを過ぎていきます。
すぐの所にある「」の標識を過ぎていきます。
シダ類が茂る所を過ぎて降り傾斜が増してくると「」の標識が立っています。
大きな岩が見えてくると、「1000m」の標識を過ぎていきます。
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沢出合
大きな岩を過ぎていくと、「五台山、狸穴は100m 谷ぶちにそって奥え」のが立っています。
少し降った先を道なりに左へ曲がって、「」の標識を過ぎていきます。
谷筋へ向かって降っていくと、「是より700m」のを過ぎていきます。
右へ曲がって降っていくと、自然石を積んだがある所を左へ曲がっていきます。
少し先に現れる自然石を積んだ石段を降っていくと、石がゴロゴロする沢に出ます。
狸穴命水源流から8分ほどの所になります。
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右へ曲がって緩やかになった道を降っていくと、「」の標識を過ぎていきます。
シダ類が茂るようになる所を過ぎていくと、樹木の袂に「850m」と「平成29年度活動終了」のが並んでいます。
次第に浅い谷筋のようになる植林地を降っていくと、二つ並んだ「」の標識を過ぎていきます。
背の高いベンチが設置された所まで来ると、二つ並んだ「750m」の標識があります。
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丸太橋
次第に傾斜が増して岩が見られるようになる植林地を降っていくと、二つ並んだ「」の標識を過ぎていきます。
少し降った所を、道なりに曲がっていきます。
剥き出したまで来て、手前を右へ曲がっていきます。
程なくして僅かな谷筋に着くと、丸太橋が架かっています。
沢出合から9分ほどの所になります。
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尾根の肩
丸太橋を渡って緩やかな道を進んでいくと、「」の標識を過ぎていきます。
傾斜が増してくる植林地を降っていくと、右へ曲がった所に倒木に隠れ気味の「」の標識があります。
僅かな谷筋に続く緩やかな道を進んでいくと、軽いになります。
右へ曲がりながら進んでいくと、岩が剥き出す所に「」の標識があります。
岩の間を降って緩やかになった尾根を進んでいくと、丸太のがあります。
降り坂が始まる尾根の肩に着くと、「500m」と「登山口から500m・たぬき穴水源まで600m」の標識と丸太のベンチがあります。
丸太橋から6分ほどの所になります。
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少し曲がりながら続く傾斜が急なを降っていきます。
赤テープや桃テープが取り付けられた樹木まで来ると、道は(*)曲がっていきます。
「」の標識を過ぎた先を左へ曲がっていきます。
少し降った所を曲がっていきます。
傾斜が緩んだ先を道なりに左へ曲がって降っていくと、右への曲がり角に「400m」の標識があります。
*正面にも歩けそうな尾根が続いていて、この下の「250m」の標識がある所へ降りていけますが、
傾斜が急な窪んだ道になるので、今回歩く右の道をお勧めします。
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小広場
少し降った先を左へ曲がっていくと、「」の標識があります。
登り時には気が付きませんでしたが、は二つ重なっています。
片方には「150m」と書かれていますが、この先の小広場からの距離でしょうか。
少し降った所には、登り時に気が付かなかった「100m」のがあります。
どうやら二系統の標識があるようですが、どちらかに統一してほしいものです。
更に降って、「」の標識を過ぎていきます。
左から降ってくる少し窪んだ道が合流する所まで来ると、「」の標識が立っています。
木の階段を降った所にある丸太橋を渡ると、ブルーシートがある小広場に着きます。
尾根の肩から12分ほどの所になります。
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ブルーシートの先にある「」の標識を過ぎていきます。
降り坂になってシダ類が茂るようになると、道端にある「」の標識を過ぎていきます。
シダ類がなくなった道を降って生い茂る夏草が見えてくると、伐採木の傍に「」の標識があります。
夏草が茂る所を過ぎていくと、路肩がしています。
トラロープで封鎖されている所を、右から迂回していきます。
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登山口
右側の植林地に入ってしていきます。
少し降った所を左へ曲がって道にします。
樹木の袂には「」の標識があります。
右へ曲がって、少し窪んだを降っていきます。
正面が明るくなってくると、「たぬき穴「命水」源流まで1100m」の標柱や「0m」の標識がある登山口に着きます。
小広場から6分ほど、狸穴命水源流から42分ほどで降りて来られました。
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上鴨阪地区
舗装路を右へ降っていくと、向こう側を向いた「五台山登山道」のを過ぎていきます。
左右に柵がない扉を過ぎていくとがあります。
上から入れる形式の短い閂を外し、小さな回転レバーを回して通過していきます。
防護扉を過ぎていくと、車を止めて置いた駐車スペースがすぐの所にあります。
登山口から3分ほどで到着しました。
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