竜ヶ岳
概 要 竜ヶ岳は多可町と丹波市の境にある標高816.7mの山です。 山頂の南西側が開けていて山並みを見渡せます。 今回は清水地区を通る県道78号の終点から清水峠へ登って山頂へ向かうルートを往復します。
起 点 多可町加美区 清水地区
終 点 多可町加美区 清水地区
清水地区…清水峠…787m峰…小峰…竜ヶ岳…小峰…787m峰…清水峠…清水地区
所要時間 2時間10分
歩いて... 清水峠までの植林地には落ち葉が積もって道が分かり難い所もありました。 清水峠から山頂までの尾根には傾斜が急な所もあって、何度も立ち止まって呼吸を整えながら登っていきました。 全体的に標識類は少ないものの、道に迷うことはありませんでした。 薄雲が広がっていたのが残念ですが、山頂からは山並みを見渡せました。
関連メモ 竜ヶ岳, 大井戸山
コース紹介
清水地区
播州トンネルを抜けて、多可町を通る国道427号を南下していきます。 道の駅を過ぎてまで来ると、脇に「竜ヶ岳・大井戸山(100m先)←」の標識が出ています。 バス停の100mほど先にあるを左折して東進していきます。 雲門寺への道を分けて登っていくと、左右に通る広い道とのに出ます。 正面には「竜ヶ岳・大井戸山」の標識が立っていて、左前方の道を指しています。 左前方の道の入口にはがありますが、 閂を外して回転レバーを回して通過していきます。 地蔵橋を渡って水利施設を過ぎていくとコンクリート道になります。 車一台が通れる幅の林道のようになった道を曲がりながら登っていきます。 所々にある「竜ヶ岳・大井戸山」の標識を確認しながら登っていくと終点に着きます。 車数台を置ける駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
防護扉から終点までは、舗装された道が続いています。 特に荒れた所はなくて車で通るのに問題はありませんでしたが、 道幅が狭いので大きな車では通り難いだろうと思われます。
お願い
この門扉は鹿、猪等の有害獣の進入を防止するために設置しております。 農繁期には開けられたら必ず閉めて下さい。
清水区
熊注意!
熊の目撃情報が多発しています。 登山者は十分注意してください。 熊を目撃した場合は、多可町役場まで連絡してください。
多可町役場
駐車スペースの奥に登山口があります。 入口には「竜ヶ岳登山口」のが立っていて、「坂まで20分 清水坂へ」となっています。 脇には壊れたが落ちていて、 「篠ヶ峰・大井戸山・竜ヶ岳 登山口」となっています。 「清水坂」の標識が立つから植林地へ入っていきます。
石がゴロゴロするを登っていきます。 落ち葉が積もっていたりして道が分かり難い所もありますが、 「地籍調査」の赤頭短杭やを辿りながら登っていきます。 ミツマタが生える所を過ぎて、石がゴロゴロするを登っていきます。 僅かな沢が流れる谷筋を登っていくと分岐があります。 駐車スペースから7分ほどの所になります。 角には文字が消えそうなが立っていて、右へ曲がっていく道は「竜ヶ岳」となっています。 道は正面の沢沿いにも続いていますが、標識に従って曲がって登っていきます。
小石が積まれた切り株を時折見かけますが、の代わりでしょうか。 岩盤が剥き出したの傍に出て、道なりに左へ曲がっていきます。 引き続き、赤頭短杭やテープ類を見かけるを曲がりながら登っていきます。 何度か曲がりながら登っていくと、右への曲がり角に文字が消えそうなが立っていて、 今来た道は「林道終点まで1km」(*)となっています。
*「林道終点」が車を止めてきた駐車スペースを意味しているとすると、 地形図では1qよりも短そうに思えますが、曲がりくねった道なのでその位はあるのでしょうか。
清水峠
標識を過ぎた先を左・右と曲がりながら登っていくと清水峠に着きます。 駐車スペースから19分ほどの所になります。 手前には文字が消えそうな壊れたがあって、今来た道は「下山道」となっています。 「…清水集落」の文字も見られますが判読できませんでした。 中ほどの樹木の間には北側を向いたがあって、 「往来安全」「弘化三丙年…」の文字が見られます。 樹木には「清水峠」の標識が取り付けられています。 樹木の袂にも標識が落ちていて、右の道(*)は「大井戸山」、左の道は「竜ヶ岳」となってます。 石仏の前にはに石を積んだ所がありますが、何かの跡でしょうか。 へ降る道も見られますが、麓まで歩ける状態なのでしょうか。 降り口には「清水坂」のが立っています。 周囲の様子を確認しながら、ひと休みしていきました。
*後日に右の道を歩きました。(「大井戸山」を参照)
落ち着いたところで、石が積まれた所から左側に続くを進んでいきます。 緩やかな尾根を進んでいくと、次第にになります。 正面に近づいてくる高みへ向かって登っていくと、緩やかになった尾根の肩に着きます。 脇には「十」の白頭短杭や「筆界基準」のなどがあります。
軽く降っていくと、すぐにになります。 伐採木がのように組まれた所を過ぎていきます。 が少し剥き出すようになった尾根を登っていきます。 少し右へ曲がる所まで登っていくと、「竜ヶ岳」の標識が立っています。 清水峠から11分ほどの所になります。 左側の樹間から僅かにが見えます。
少し登っていくと、が頭を出す所を過ぎていきます。 大きな岩を過ぎて緩やかになった尾根を進んでいくと、程なくしてになります。 傾斜がになると、少し左へ曲がっていきます。 脇には「界」の黄色いプラ杭や「筆界基準」の赤頭短杭が並んで設置されています。 杭を過ぎて軽く登っていくと僅かな高みに着きます。 清水峠から18分ほどの所になります。
高みを過ぎて軽く降っていくと、に着きます。 右の樹間から僅かにが見えます。 鞍部を過ぎて登り返していくと、が少し茂る緩やかな尾根になります。 程なくして登り坂になる尾根を進んでいきます。
787m峰
植林地の尾根を登っていくと、「界」の黄色いプラ杭や「筆界基準」の赤頭短杭があるに着きます。 少し左へ曲がって、僅かなになる尾根を進んでいきます。 すぐに登り坂に転じる尾根を進んでいくと高みに着きます。 清水峠から29分ほどの所になります。 脇には「竜ヶ岳登山道」のが立っています。 中ほどには「界」の黄色いプラ杭や「筆界基準」の赤頭短杭もあります。 この場所を示す標識類は見かけませんが、地形図に載っている787m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて、は良くありません。
尾根を軽く降っていくと、程なくして少しになります。 大木が生えるに着いて、その先へ降っていきます。 緩やかな尾根になると、左側が開けた所からを眺めながら進んでいきます。 になってくる尾根を、左に山並みを眺めながら進んでいきます。 傾斜が緩やかな尾根の肩のような所に着くと、「界」の黄色いプラ杭や「筆界基準」の赤頭短杭があります。 清水峠から34分ほどの所になります。
小峰
緩やかな尾根を進んでいくと、次第にになってきます。 右側が開けた所に着くと、を見渡せる眺めが広がります。 一旦緩やかになって、再び傾斜が増してくるを登っていきます。 アセビが少し見られるようになる尾根を登っていくと小峰に着きます。 清水峠から39分ほどの所になります。 地形図によると、竜ヶ岳の南西250m辺りにある標高810mほどの高みになるようです。 中ほどには「筆界基準」のや「図根多角」の黄頭短杭などがあります。 右側には「竜ヶ岳登山道」のが立っています。
標識の裏側から向かう尾根もありますが、 標識が指す向かう尾根を降っていきます。 植林地と雑木林を分けるを降っていきます。 傾斜が緩やかになると、小峰竜ヶ岳の間にある標高790mほどの鞍部に着きます。
竜ヶ岳 (標高816.7m)
鞍部を過ぎて登っていくと、背の低いアセビが見られるになります。 少しになってくると、山頂が近づいてきます。 一旦緩やかになった先を更に登っていくと竜ヶ岳の山頂に着きます。 清水峠から47分ほど、駐車スペースから1時間10分ほどで登って来られました。 中ほどには「竜ヶ岳 標高817m」のや「竜ヶ岳816.5m」の標識があります。 にも文字が書かれていました。 傍には「竜ヶ岳」もあるので、地形図に載っている816.7m峰になるようです。
竜ヶ岳の山頂は南西側が開けていて山並みを見渡せる眺めが広がります。
の方にも山並みが見えます。 奥の方には雪が残る山も見えますが、方角からすると方面の山並みでしょうか。 (*)は歩けそうな急な尾根が降っています。 お昼には少し早い時刻でしたが、標識の傍に剥き出したに腰を降ろして昼食タイムにしました。
*後日に西側の尾根から登ってきて北西の尾根を降りました。 (「竜ヶ岳」を参照)
小峰
お腹が満ちたところで、を引き返していきます。 植林地と雑木林を分ける尾根を降っていきます。 一旦緩やかになった先を更に降っていくと、背の低いアセビが見られるになります。 降り坂になってくると、標高790mほどのに着きます。 尾根を登り返していくと、頭を出すを過ぎていきます。 尾根を登っていくと、「竜ヶ岳登山道」の標識が立って「筆界基準」の赤頭短杭や「図根多角」の黄頭短杭がある標高810mほどの小峰に着きます。 竜ヶ岳から6分ほどの所になります。 登り時には気が付きませんでしたが、右側に少しが見えます。
が少し見られる尾根を降っていきます。 一旦緩やかになって再びになる尾根を進んでいきます。 左側が開けた所に着くと、を見渡せる眺めが広がります。 次第に傾斜が緩やかになると、、「界」の黄色いプラ杭や「筆界基準」の赤頭短杭がある尾根の肩のような所に着きます。 竜ヶ岳から10分ほどの所になります。
787m峰
右の樹間から僅かに山並みを眺めながら降っていくとになります。 登り坂になってくると、右側が開けた所からを眺められます。 大木が生えるを越えていきます。 少し降っていくと、に着きます。 軽く登り返していくと、「竜ヶ岳登山道」の標識が立って「筆界基準」の赤頭短杭や「図根多角」の黄頭短杭などがある787m峰に着きます。 竜ヶ岳から13分ほどの所になります。
広いを降っていきます。 軽く登るようになると、「界」の黄色いプラ杭や「筆界基準」の赤頭短杭があるに着きます。 少し右へ曲がって、が少し茂る尾根を降っていきます。 になってくる尾根を進んでいきます。 また降り坂になる尾根を進んでいくと、緩やかな浅い鞍部に着きます。 左の樹間から僅かにが見えます。 竜ヶ岳から20分ほどの所になります。
軽く登って、を越えていきます。 軽く降っていくと、「界」の黄色いプラ杭や「筆界基準」の赤頭短杭が並んで設置されている所を曲がっていきます。 頭を出すの脇を過ぎていきます。 小岩が剥き出すようになる尾根を降っていくと、少し左へ曲がる所に「竜ヶ岳」の標識が立っています。 竜ヶ岳から24分ほどの所になります。 右前方の樹間からは僅かにが見えます。
清水峠
小岩が少し剥き出す尾根を降っていくと、のように組まれた伐採木の脇を過ぎていきます。 軽い登り坂になってくると、「十」の白頭短杭や「筆界基準」の赤頭短杭などがあるに着きます。 少し右へ曲がって、の尾根を降っていきます。 緩やかになった先を降っていくと、中ほどに石仏が佇む清水峠に着きます。 竜ヶ岳から33分ほどで降りて来られました。 正面の尾根は大井戸山へ続いているようですが、戻るように続く元来た道を降っていきます。
左・右と曲がりながら降っていくと、「林道終点まで1km」のがある所を左へ曲がっていきます。 何度か曲がりながら植林地のを降っていきます。 岩盤が剥き出したの傍に出て、道なりに右へ曲がっていきます。 僅かな沢が流れる谷筋に降りていくと、「竜ヶ岳」の標識が立つ分岐に着きます。 清水峠から9分ほどの所になります。 右の道は見送って、を降っていきます。
清水地区
のような所を跨いで、植林地を曲がりながら降っていきます。 が生える所を過ぎていきます。 石がゴロゴロするようになったを降っていくと、下の方が明るくなってきます。 少し右に曲がって沢へ近づくように降っていくと、車を止めておいた駐車スペースに降り立ちます。 清水峠から15分ほど、竜ヶ岳から49分ほどで降りて来られました。