竜ヶ岳
概 要 竜ヶ岳は多可町と丹波市の境にある標高816.7m(点名:竜ヶ岳)の山です。 山頂の南西側が開けていて山並みを見渡せます。 南側の清水峠から登るのが一般的のようですが、 今回は南西の尾根から登って北西の尾根を降るルートを周回します。
起 点 多可町加美区 清水地区
終 点 多可町加美区 清水地区
清水地区…林道入口…林道終点…緩斜地…大岩…竜ヶ岳…展望地…林道出合(474m地)…林道出口…清水地区
所要時間 4時間30分
歩いて... 一般的な登山ルートではないようで、標識類は見かけませんが、境界杭の場所を示すテープが導いてくれます。 登りルートは所々に緩斜地があるものの、総じて傾斜の急な尾根が続きます。 小岩群や大木も幾つか見られます。 降りルートにも急坂はありますが、それほど長くは続きません。 最後の林道歩きは長くて単調になります。
関連メモ 竜ヶ岳
コース紹介
清水地区
播州トンネルを抜けて、多可町を通る国道427号を南下していきます。 道の駅「杉原紙の里・多可」を過ぎて宮前橋の手前まで来ると、西宮神社への道が分れるがあります。 左折して曲がりながら進んでいくと、小町橋を渡った所の右側の路肩が広がっているので、ここに車を止めさせて頂きます。
林道入口
が続く山際の道を進んでいきます。 軽い登り坂になる道を進んでいくと、右前方へが分れていきます。 入口には地元の歌人が詠んだ歌を記した柱が立っています。 地道は見送って正面の舗装路を進んでいくと、左へ曲がっていく手前から左前方へ林道が分れています。 駐車地から10分ほどの所になります。 入口には防護扉がありますが、 横棒をずらし、絡められている鎖を解き、落とし棒を持ち上げると扉を開けられます。
夕雲が紅くなびくを桧の木立の中に見てをりわが家にしみて 山口茂吉
防護扉を過ぎるとになります。 道なりに左へ曲がっていくと、左にが広がってきます。 振り返ってを眺めながら林道を登っていきます。 ミツマタが見られるようになる林道を登っていくとがあります。 地形図に実線で載っている道が分れている所になります。 標識類はありませんが、小尾根に取り付くには近道だろうと思って、右へ戻るように続く林道を登っていきます。 程なくして、を回り込む所に出ます。 林道入口から7分ほどの所になります。 急な法面が背丈以上に切り立っていますが、ここから左の小尾根を登っていきます。
林道終点
木の根などに掴まりながら急な法面をよじ登っていくと、 伐採木などが散乱するの尾根になります。 歩き難い思いをしながら、「地籍調査」の赤頭短杭が見られるを登っていきます。 程なくして、左右に通る林道に出ます。 林道入口から12分ほどの所になります。 林道は右のすぐ先でになっています。 は降っていきますが、手前にあった分岐から続いているのでしょうか。 ここは先ほどよりも低いを登っていきます。
が見られる植林地の尾根を登っていきます。 尾根には引き続き「地籍調査」の赤頭短杭が見られ、その位置を示すテープも点々と続いています。 弛んだ所を過ぎるとが増してくるので、 脇の樹木に手を掛けながら登っていきます。 アセビが茂る所を抜けて少し左へ曲がると、傾斜がになります。 また小岩群が見られるようになると、が増してきます。 益々傾斜が増してくる尾根を登っていくと、大木の袂を過ぎていきます。
脇の樹木や岩などに手を掛けながら急な尾根を登っていくと、またがあります。 が剥き出す尾根を登っていきます。 脹ら脛が痛くなってくるので休み休み登っていくと、またの袂を過ぎていきます。 小岩群がしばらく続く尾根を更に登っていきます。
緩斜地
振り返って樹間にを眺めながら、急な尾根をゆっくり登っていきます。 次第に雑木林になってくると、またが現れます。 これまでよりも大きなを過ぎていきます。 次第に傾斜がになって、樹木などに手を掛けなくても登れるようになります。 少し登っていくと、標高590mほどの緩斜地に着きます。 林道終点から1時間5分ほどの所になります。 急坂を登り続けてきて疲れたので、水分補給をしながらひと休みしていきます。
気を取り直して、軽いになる尾根を進んでいきます。 を過ぎると傾斜が増してきますが、 これまでのような急坂ではないなので助かります。 尾根を塞ぐを過ぎていきます。 次第にが広がってきて、何処を歩けば良いのか迷いますが、中ほどを真っ直ぐ登っていきます。 大木を過ぎて少し右へ曲がるとになります。 アセビなどが茂る尾根を進んでいくと、二本の鉄柱が立っています。 緩斜地から10分ほどの所になります。 共同アンテナのようですが、現用かどうかは分かりません。
緩やかな所もあるを軽く登っていきます。 振り返って、樹間にを眺めながら進んでいきます。 が現れると、登り傾斜が少し増してきます。 を過ぎていきます。 程なくして、標高680mほどの高みに着きます。
大岩
が見られる尾根を軽く降っていきます。 正面にが見えてきますが、目指す竜ヶ岳から南西へ延びる尾根のようです。 少し降っていくとになります。 アセビが茂る所を過ぎると大岩が尾根を塞いでいます。 緩斜地から20分ほどの所になります。 左右を覗っているとが歩けそうなので、 そこから大岩を越えていきます。
になる尾根を進んでいきます。 が剥き出すようになると、登り傾斜が増してきます。 を乗り越えたりしながら登っていきます。 小岩群を過ぎるとになります。 軽く登っていくと、また共同アンテナと思われる二本の鉄柱が立っています。 大岩から8分ほどの所になります。 袂にアンテナの一部が落ちていますが、まだ現用なのでしょうか。
少し右へ曲がって、引き続き「地籍調査」の赤頭短杭が見られるを登っていきます。 程なくして、またが剥き出すようになります。 標高770m辺りまで来るとになります。 登り傾斜が増してくると、を過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、曲がっていきます。 また小岩群が剥き出すようになる尾根を進んでいきます。
竜ヶ岳 (標高816.7m)
少しを過ぎていきます。 登り坂になる尾根を進んでいくと、が茂るようにないます。 アセビを掻き分けながら登っていくと、樹木に「兵庫百山 竜ヶ岳」のが取り付けられています。 アセビが茂る所を抜けると、竜ヶ岳の山頂に着きます。 大岩から28分ほど、林道終点から1時間59分ほどで登って来られました。 山頂には「竜ヶ岳」があるので、地形図に載っている816.7m峰になるようです。 傍には「兵庫100山 十二支の山 竜ヶ岳」などの標識や標柱があります。 丁度昼時になったので、標識の脇に剥き出すに腰かけ、 南西に広がる山並みを眺めながら昼食タイムにしました。
北西には雪を頂いた山並みが見えますが、方角からするとでしょうか。
(南東側から登ってくる道は「竜ヶ岳」を参照)
兵庫百山 竜ヶ岳 816.7m
歴史を秘めた清水坂の石仏が知っている山と人のドラマ 弘化3年(1846)
H.25.12.21 清水坂トンネル開通
OTSUKi MO 20.10.18
お腹が満ちたところで、へ続く尾根を降っていきます。 降り口にはアセビが茂っていて分り難いですが、すぐに明瞭なが現れます。 滑り落ちるように降って傾斜が緩やかになってくると、道端に「この斜度が丹波名物」のが立っています。 標識を過ぎて緩やかになると、「走る栄養研究所」のを見かけるようになります。 「筆界基準」の赤頭短杭も続いています。 少し右へ曲がりながら進んでいくと降り坂になります。
展望地
少し降っていくとの脇を過ぎていきます。 少し左へ曲がり始めると、が並んでいます。 ここから防護網に沿ってを降っていきます。 写真では良く分かりませんがかなりの急坂なので、脇の樹木に掴まりながら降っていきます。 滑り落ちないよう注意しながら降っていくと、次第に傾斜がになってきます。 防護網に沿って進んでいくと、右側に眺めの広がる展望地があります。 竜ヶ岳から15分ほどの所になります。
植林地の手前まで来ると、は右へ遠退いていきます。 植林地に入るとになります。 程なくしてになりますが、この辺りにもまだ「走る栄養研究所」の白テープが見られます。 程なくしてになります。 降り傾斜が増してくると、剥き出す小岩群を過ぎていきます。
倒木を跨いだりしながら降っていくとになります。 境界杭を場所を示すが続く尾根を降っていきます。 降り傾斜が増してくると、を過ぎていきます。 右の樹間に電波塔の立つ山が見えますが、方角からするとでしょうか。 程なくして緩やかな尾根になります。
傾斜が増したり緩やかになったりしながら続くを降っていきます。 「地籍調査」のも見られる尾根を降っていきます。 淡々と降っていくと、が幾つか剥き出しています。 竜ヶ岳から31分ほどの所になります。 緩やかになった所から振り返って、中岩を眺めていきます。
僅かなになる尾根を進んでいきます。 少し左へ曲がって、「地籍調査」のが続く尾根を軽く降っていきます。 少し降っていくとになります。 程なくして軽いになる尾根を進んでいきます。 右へ曲がりながら登っていくと、赤頭短杭が二つ並ぶ標高600mほどの僅かな高みの右肩を過ぎていきます。 竜ヶ岳から37分ほどの所になります。
軽いになる尾根を進んでいきます。 アセビや倒木も見られますが、歩き難くはありません。 緩やかになった所を左へ曲がりながら進み始めると、尾根にが剥き出しています。 小岩群を過ぎて降っていくとになります。 軽いになる尾根を進んでいきます。 傾斜が緩やかになると、標高560mほどの高みに着きます。 竜ヶ岳から43分ほどの所になります。
林道出合(474m地)
左へ曲がって、桃テープが続くを降っていきます。 次第にが増してきますが、樹木に掴まって降りるほどではありません。 しばらく降っていくと、傾斜が弛んでになります。 少しアセビが茂る尾根を降っていくと、右側から降ってくる林道に降り立ちます。 竜ヶ岳から53分ほどで降りて来られました。 振り返って、を眺めていきますが、これといった目印は見かけません。
林道を左へ降り始めると、すぐにヘアピン状に曲がっていきます。 すぐの所にがありますが、登り坂の右の道は見送って、降り坂の左の道を進んでいきます。 植林地の斜面を横切るように続くを降っていきます。 少し右へ曲がる所まで来ると、植林地の一部がが正面に見えてきます。 程なくして、ヘアピン状に左へ曲がっていきます。
植林地の斜面に続くを軽く降っていきます。 斜面を横切るように続く林道を淡々と降っていくとがあります。 登り坂の正面の道は見送って、ヘアピン状に右へ折れ曲がっていきます。 谷筋まで来ると、僅かなを跨いでいきます。 谷筋を回り込んでいくとがありますが、 登り坂の右の道は見送って、左の道を降っていきます。 しばらく降った所をヘアピン状に左へ曲がっていきます。
しばらく降っていくとがあります。 左の道は見送って、ヘアピン状に曲がっていきます。 コンクリート打ちされた所を過ぎていくとがありますが、 登り坂の右の道は見送って、左の道を降っていきます。 少し降っていくと、広くなった所に出ます。 右側にはがあります。 ここは道なりにヘアピン状に曲がっていきます。
林道出口
少し降っていくと、右側にが続くようになります。 程なくして、された所を過ぎていきます。 正面が明るくなってくるとがありますが、 登り坂の左の道は見送って、正面の道を降っていきます。 程なくしてがありますが、 最初の林道入口にあったのと同様の構造で、横棒をずらし、絡められている鎖を解き、落とし棒を持ち上げると扉を開けられます。 防護扉を過ぎると、斜めに通る車道に出ます。 林道出合から40分ほどで降りて来られました。 振り返って、林道を確認していきます。
清水地区
山際に続く車道を進んでいくと、が見えてきます。 小川の上を過ぎていくと、左へ分れていく地道の先にが見えます。 左右に分れていく道を見送って、道なりにを進んでいきます。 「幅員減少」の道路標識を過ぎていくとになります。 最初に渡ってきた小町橋の手前まで来ると、車を止めておいた駐車地が左側にあります。 林道出口から12分ほどで到着しました。