妙見山
概 要 妙見山は多可町の加美区と中区の境にある標高692.4mの山です。 山頂や尾根からは山並みを見渡すことが出来ます。 今回は牧野地区の牧野大池キャンプ場にある牧野側口から登って東山側口へ降るルートを歩きます。 登山道には標識やテープや赤い印などが点々とあって分かり易くなっています。
起 点 多可町中区 牧野地区
終 点 多可町中区 牧野地区
牧野地区…牧野側口…林道終点…小峰…妙見山…小峰…619m峰…展望台…鞍部…東山側口…牧野地区
所要時間 4時間00分
歩いて... 登山道には荒れた所がなくて安心して歩けましたが、 傾斜が急な所もあって、何度も立ち止まって呼吸を整えながら登る場面もありました。 残雪が少しあって滑り易くなっていたので、足元に注意しながら歩きました。 雲が出ていたのが残念ですが、各所から山並みを眺めることが出来ました。 最後の林道歩きは長くて単調でした。
関連メモ 妙見山, 多可364m峰
コース紹介
牧野地区
多可町を通る県道86号を北上していきます。 思出川に架かるまで来ると、橋を渡った所から北へが分かれていきます。 入口には「牧野大池キャンプ場」や「妙見山登山道」の標識があります。 標識に従って大池桜新道を進んでいくと、橋を渡った先に牧野大池キャンプ場があります。 右に広がる牧野大池の傍にがあるので、ここに車を止めました。
牧野大池と耕地整理事業
牧野大池は、牧野耕地整理区域内への灌漑用水の確保を目的として造られた溜池です。 大池ができるまでの牧野は、耕地面積五十町歩余の内十二町までが畑でした。 幾つかの溜池や妙見の谷水を利用した耕地が殆どで、日照りが続くと雨乞い祈祷に縋ったり、 あちこちで地下水利用のための鑿井や穿鑿した掘抜き出水等の工事が続けられてきました。 大正二年には、この地に大池の前身となる溜池造りが試みられましたが、 施工等の失敗により貯水に至らず、誰引き継ぐ者のない状態になりました。 こうした状況を憂い、「安定した用水の確保と開墾によう増反増益を図り、村の基盤を創ことが村百年の計」と説く柏原留造氏を中心とした八名の方々の、 再起への強い熱意と先見によって、牧野耕地整理組合が設立されて大池等の壮大な工事が始められることになりました。 完成までの間には、冒頭の予想以上の膨大な工事費に手を拱き途方に暮れる日々が続いたり、 途中、多可銀行の倒産によって工事が一時中止されたこともありましたが、 折からの国の「米価の安定と開墾を奨励する法令」や県耕地整理組合連合会神田技官の力強い指導を受けることができ、 併せて、先人先輩皆様方の不屈のご努力と強い信念によって幾多の苦難を乗り越え、 三十年間に亘る大土木工事を完成に導かれました。
耕地整理事業の概要
計画区域耕地、山林、畑 計90町8反
工 事大池築堤、幹線水路、開田、開畑、道橋等
総工事費31万7千115円(現在価値約8億円)
大池の概要
所在地牧野字入角817番地の20
工事期間起工 大正11年1月13日 竣工 昭和8年3月
形 式フィルダム(ハガネ幅4m高さ13m) 提高23m 提長234m 提体積21万立方m
満水面積6万8千平方m
水 深16.4m(泥樋以下の水深8m)
貯水量35万立方m
工事費9万6千円(人夫数54,253人)
平成16年3月吉日 建立
牧野側口
駐車場の道路向かいに「牧野大池キャンプ場」のが立っています。 その脇には「妙見山登山ルート牧野側口」のがあって、袂には「妙見山牧野登山口」の標識が置かれています。 すぐ先に建つの右側から登山道が始まります。 入口には「(牧野ルート)登山口 妙見山」の標識が立っています。 標識の脇から続く道を軽く登っていくと、左右に通る林道に出ます。 正面には「妙見山登山道」「登山ルート起点」のが立っていて、正面に続く道を指しています。
正面に続く道を進んでいくと、すぐにを渡っていきます。 その先の短い枕木の階段を登って広い斜面を進んでいくと、「ハートポイント」のが立っています。 になった斜面に続く広い道を登っていきます。 樹木には赤ペンキで矢印などが描かれていてルートを示しています。 曲がりながら続く道を登っていくとがあります。 駐車場から6分ほどの所になります。 標識などは見かけませんが、左の道には樹木が茂り気味なので、右の道を進んでいきます。 右から左へ曲がりながら登っていくと、手前で分かれてきた道と合流します。 枯れた松が目立つようになった斜面を進んでいくと、傾斜が増し始める所に再び「ハートポイント」の標識が立っています。
多可町健康保養地プロジェクト 「ハートポイント」
心拍を測ってみましょう。
<心拍の測り方>
(1)計測地点に到達したら、すぐに心拍数を計測しましょう。
(2)手首等で心拍数を15秒間測り、4倍して1分間の心拍数を記録します。
(3)上りの時の心拍数の目安は
    運動に慣れていない人 … 「160-年齢」
    運動を常にしている人 … 「180-年齢」
※血圧降下剤を服用している人は、目安の80〜90%に歩行の速さを調節しましょう。
神戸山手大学 西村研究室
林道終点
緩やかな道になると、また「ハートポイント」のが立っています。 軽い降り坂になった道を進んで僅かな谷筋に出るとが架かっています。 橋を渡って右へ曲がりながら登っていくと林道終点に出ます。 駐車場から17分ほどの所になります。 左から来る林道は地形図に実線で載っている道で、牧野大池キャンプ場から続いているようです。 脇には「(牧野ルート)3合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」や「牧野側登山道口 キャンプ場大池に至る」のがあります。 「災害に強い森づくり」の解説板の右に立つ「登山ルート」の標識に従って、 植林地に続くを登っていきます。
災害に強い森づくり(緊急防災林整備)〜県民緑税の活用〜
平成16年の台風災害を踏まえて、豊かな「緑」を次の世代に引き継いでいくため、 県民共通の財産である「緑」の保全・再生を社会全体で支え、 県民総参加で取り組む仕組みとして平成18年度から「県民緑税」を導入し、 防災面での機能強化を目的とした「災害に強い森づくり」を早期・確実に進めています。
整備内容と効果調査
急傾斜地などのスギ・ヒノキ林を対象に、表面土砂の流出を防ぎ、林内の植生を早期に回復させるため、 現場の間伐木を利用した土留工の設置などの森林整備を進めています。 また、植生の回復状況や林内に土砂受け箱を設置して表面土砂の移動量を定期的に調査しています。
兵庫県・多可町
少し進んでから右へ曲がっていくとがあります。 扉の上中下の三か所が針金で止められているだけなので、簡単に開けられます。 植林地の斜面を登っていくと、「登山道」のが立っていて正面を指しています。 尾根のに出て、軽く降っていきます。 浅いに出て、左側を軽く登っていきます。 脇の樹木には各色のテープが取り付けられ、道に剥き出した小岩には赤ペンキで印が付けられていて、ルートを示しています。 僅かに降るようになると、枯れ沢にひとやすみはしが架かっています。 林道終点から7分ほどの所になります。
防鹿ネット
通過後閉めて下さい
ひとやすみはしを渡って、の斜面を登っていきます。 アセビが見られるようになった植林地を登っていくと、「兵公」のを過ぎていきます。 傾斜が増してきたを、テープや赤い印を確認しながら登っていきます。 剥き出したの脇を過ぎていきます。 赤い円印の樹木を過ぎると植林地から出ます。 林道終点から17分ほどの所になります。
僅かに残雪が見られる浅いの左側を登っていきます。 小岩が目立つ斜面を登っていくと、樹木の袂に「椿の林」のがあって左を指しています。 周りには椿の木が多く見られます。 椿は冬に花を咲かせるようですが、品種によって時期が違うようで、ここではまだ咲いていませんでした。 引き続き描かれている赤い印を確認しながら、の左側を登っていきます。 赤い矢印が描かれたまで来ると、先の方に標識が見えてきます。 標識へ向かって登っていくと、「(牧野ルート)5合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」のが立っています。 林道終点から23分ほどの所になります。 傍には「登山道」の標識もあって、左へ曲がっていく道を指しています。 右側には「椿の林」の標識があって、今来た道を指しています。
標識に従って曲がり、谷筋から離れていきます。 テープや赤い印を確認しながら、何度も曲がりながらを登っていきます。 次第にが目立つようになってきて先行きが心配になりますが、多くなることはなくて幸いでした。 斜面を横切るように進むようになります。 赤い矢印が幾つか描かれた樹木まで来ると、数段の石段を登って左へ曲がっていきます。
引き続き何度も曲がりながらを登っていきます。 根元から何本にも幹が分かれているを過ぎていきます。 左へ曲がって、を横切るように登っていきます。 剥き出した小岩を過ぎたりしながら登っていくと、左側が開けた所に出ます。 林道終点から39分ほどの所になります。 少し先には「(牧野ルート)7合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」のが立っています。 左側が開けていて、山並みを見渡せる展望地になっています。
眼下には大きな池が見えますがでしょうか。
標識を過ぎて、が剥き出した所を進んでいきます。 右へ曲がって、を登っていきます。 赤い印が描かれてる小岩や樹木が続くを曲がりながら登っていきます。 やがてを登るようになります。 尾根の左側から背を跨いで右側に出ると、 上面が平らな小岩の上に、小石が幾つか積まれたのようなものがあります。 林道終点から53分ほどの所になります。
ケルンの先を左へ曲がって、残雪が少し見られるを登っていきます。 赤い印などを辿って曲がりながら登っていくと防護網の前に出ます。 林道終点から58分ほどの所になります。 防護網の向こう側には「登山道」のが立っていて、今来た道を指しています。 その奥の樹木には「×」の印が描かれています。 右のすぐ先のが低くなっていたので、跨いで向こう側に出ました。
右側に続く防護網に沿って、残雪が目立つようになったを登っていきます。 左上にはが見えてきます。 稜線が近づいてくると、道なりに曲がっていきます。 右へ曲がりながら登っていくと、左右に通る尾根にある浅い鞍部に出ます。 林道終点から1時間5分ほどで登って来られました。 正面には「(牧野ルート)9合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」のが立っています。 傍の樹木には「←展望台 行き止まり」の標識が取り付けられていて左の道を指しています。 手前の樹木にもが取り付けられていて、今来た道は「牧野側 下山ルート」となっています。 妙見山には右へ進んでいくのですが、 左のすぐ先に展望地があるようなので、ちょいと往復していきます。
小峰
すぐ先に見えている尖った峰に向かって、岩が剥き出したを登っていきます。 少し登っていくと、岩が剥き出した小峰に着きます。 中ほどには「0372 14 境界明確化」の短杭があります。 雲が出ているのが残念ですが、目の前には山並みを見渡せる眺めが広がります。
少し左の方に出てみると、眼下にと思われれ大きな池が見えます。
往復8分ほどで手前のまで引き返してきます。 接近してくる防護網に沿ってを登っていきます。 程なくして尾根のを進むようになります。 に復帰して、「兵公」の石杭や「境界明確化」の短杭を過ぎていきます。 北から来る尾根と合流して、左へ曲がっていきます。
妙見山 (標高692.4m)
緩やかになった尾根を進み始めると、すぐの所に「多可町内の分かれ道9/10」のが立っていて、 正面の道は「妙見山山頂」、北へ延びる尾根(*)は「青年の家」となっています。 僅かに降って、から登り返していきます。 「登山記帳・応急医薬品BOX」の所まで来ると、が近づいてきます。 岩が剥き出した所を登っていくと、妙見山の山頂に着きます。 小峰から13分ほど、林道終点から1時間24分ほどで登って来られました。 山頂には「あまんじゃこのふるさと 妙見山 693m」の標識が立っていて、 その前に二等三角点「妙見山」があるので、地形図に載っている692.4m峰になるようです。 脇には円盤状の方位盤があって、各方面の山が載っています。
*後日に北へ延びる尾根を歩きました。(「妙見山」を参照)
手前の樹木が少し邪魔をしていますが、北西側には山並みが広がります。
南東の方角にも少しが見えます。 丁度昼時になったので、岩の上に腰を降ろして昼食タイムにしました。
619m峰に向かってを降っていきます。 南西に伸びる緩やかなを進んでいきます。 僅かな瘤のを過ぎていきます。 尾根の背に復帰して軽く降っていくと、ログハウスが建っています。 妙見山から3分ほどの所になります。 外壁の丸太には隙間があるのでを覗いてみると、ベンチには雪が積もっていました。 屋根も隙間だらけなので、雨が降るとずぶ濡れになりそうです。
小峰
になった尾根を進んでいきます。 岩が剥き出す所を登っていくと小峰に着きます。 妙見山から6分ほどの所になります。 中ほどには石杭や「境界明確化」の短杭があります。 ここで尾根が分岐しています。 「北熊のべ」「南熊のべ」「南安楽田」などの文字が書かれた桃テープが(*)を指していますが、 あまり歩かれていない様子です。 南の一段低い所に降りるとを眺められます。 振り返ると、小峰を積んだ形になっていて、以前には砦のようなものがあったのでしょうか。
*後日に西の尾根を歩きました。(「妙見山」を参照)
小峰から急なを降っていきます。 傾斜が少し緩やかになると、「9合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」のが向こう側を向いて立っています。 次第に緩やかになってくる尾根を進んでいくと、を左に巻いていきます。 尾根の背に復帰して、僅かに頭を出すの間を過ぎていきます。 少し傾斜が増してきた尾根を降っていくと鞍部に着きます。 脇には「鳥獣保護区」の赤い標識が立っていて、袂には「0753 14 境界明確化」の短杭もあります。
619m峰
正面に見える高みへ向かって、になった尾根を進んでいきます。 少し曲がりながら登っていきます。 振り返ると、樹間からが見えます。 緩やかになった尾根を進んでいくと高みに着きます。 「0752 14 境界明確化」の短杭の他に標識類は見かけませんが、地形図に載っている619m峰になるようです。 妙見山から23分ほどの所になります。 右側が開けていて、山並みを見渡せる展望地になっています。
降り口の松の木の袂には、半壊した「展望台」のが落ちています。 降り始めたすぐの所にがあります。 正面の尾根も歩けそうな様子で迷いますが、 戻るようにして降っていく道を進んでいきます。 斜面を横切るように進んで左へ曲がると、619m峰から南西に伸びる広い尾根の背に出ます。
広いを曲がりながら降っていきます。 が少し茂る所を降っていきます。 少し左へ曲がりながら降っていくと、ガレ場のようになった伐採地に出ます。 目の前に山並みを見渡せる眺めが広がる展望地になっています。
足元に注意しながらを降っていきます。 すぐに左右に通る道に出ると、正面に「あまんじゃこの忘れ石」のが立っています。 619m峰から10分ほどの所になります。 この辺りに「忘れ石」があるとのことですが、それらしい大きな石には気が付きませんでした。 は10mほど先で行き止まりになっています。 右の道を進んでいくと、左への曲がり角に「7合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」の標識が立っています。
あまんじゃこの忘れ石
播磨国風土記に登場する大男のあまんじゃこ。 いつも腰をかがめて歩いていたが、多可の里に来た時、 急に空が高くなり「ここはたかじゃ、たかの郡(こおり)じゃ」と喜んで住み着いた。 そのことが「多可郡」の語源になったと言われている。 いたずら好きで、飽きっぽいあまんじゃこだが、時には村人たちを助け、幸せにくだしたと伝えられている。 この忘れ石は妙見山と笠形山の間に巨大架け橋を作ろうとして、途中で夜が明けてしまい架橋はできず、 残された橋げたたど言い伝えられている。
多可町観光交流協会
尾根のを降っていきます。 尾根の背に出て降っていくと、右へ曲がってを横切るように緩やかに進んでいきます。 尾根の背に出て左へ曲がり、を降っていきます。 落ち葉に埋もれて朽ち果てそうな横木の階段も見られる尾根を降っていきます。
緩やかになった所を過ぎて軽く降っていくと分岐があります。 619m峰から20分ほどの所になります。 脇には「六合目」のが立っています。 にも尾根が続いていますが、 樹木に描かれた赤い矢印や袂に落ちている「下山」のが指すの道を降っていきます。
松の木が見られるようになったを降っていきます。 左の樹間からは僅かにが見えます。 緩やかになったを進んでいきます。 樹間からが見える所を過ぎていきます。 小刻みに曲がりながら降っていくと、今来た道を指す「頂上へ」の標識の先に、 向こう側を向いた「5合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」のが立っています。 619m峰から29分ほどの所になります。
緩やかなを進んでいきます。 になってくると、 右前方にが広がってきます。 緩やかになった道を進んでいくと、小さな切通のような所を過ぎていきます。
尾根のに出て、緩やかに降っていきます。 少しを降っていきます。 に出て、緩やかに進んでいきます。 岩が剥き出した所まで来ると、石杭や「0726 14 境界明確化」の短杭があります。 619m峰から35分ほどの所になります。
少し右へ曲がりながらを降っていきます。 尾根の背を少し外れて、を降っていきます。 右・左と小さく曲がりながら続くを進んでいきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと分岐があります。 619m峰から39分ほどの所になります。 脇にはが倒れていて、 右前方の道は「展望台ベンチ」、今来た道は「頂上へ」となっています。 鞍部にある3合目へは左前方の道を進んでいくのですが、すぐ先にある展望台へ立ち寄っていきます。
展望台
僅かなになった道を進んでいきます。 30秒ほどで、樹木が伐採された所に出ます。 以前にはベンチだったと思われる丸太を幾つか見かけますが、壊れていて座れなくなっています。 ここが先ほどの標識にあった展望台になるようです。 左にはが見えますが、手前の樹木が邪魔をしています。
鞍部
往復3分ほどで手前のまで引き返してきて、 右へ続く道を進んでいきます。 次第にが増してくる道を降っていきます。 小さく曲がりながら降っていくと、ベンチが幾つか設置されたが見えてきます。 木橋を渡っていくと、になった鞍部に降り立ちます。 619m峰から45分ほどの所になります。 脇には「3合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」のが立っています。 傍にはが落ちていて、 正面の道(*)は「シロ山」、今来た道は「頂上」となっています。 正面に聳える高みが364m峰城山のようですが、訪ねるのは省略して、 続く道を降っていきます。
*後日に正面の道を歩きました。 (「多可364m峰」を参照)
大きなモミの木が何本か生えるを緩やかに降っていきます。 山道にしては幅が広くてしっかりしているので、 かつては東山地区安楽田地区を結ぶ峠越えの生活道路だったのでしょうか。 正面にを眺めながら降っていきます。 目立つようになったを眺めながら降っていきます。 道なりに左へ曲がっていくと、僅かな沢にさくらばしが架かっています。 鞍部から7分ほどの所になります。 橋を渡った所には「1合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」や「妙見山登山道」のが立っています。
東山側口
右へ曲がって、引き続きを緩やかに降っていきます。 樹木が伐採されて明るくなった所まで来ると、左側にがあります。 植林地に入って、防護網で囲まれた幼木が両側に続くを降っていきます。 最後にコンクリート階段を降っていくと、左右に通る林道の曲がり角の付近に降り立ちます。 鞍部から11分ほど、妙見山から1時間23分ほどで降りて来られました。 脇には「妙見山登山道 東山側口」のが立っています。 正面には「登山道2.5km 牧野側に至る」のが倒れていて、左に続く林道を指しています。 左へ2.5km進むと、最初の牧野側口に着くようです。
後日に右へ続く林道を歩きました。 (「多可364m峰」を参照)
熊注意
熊の目撃情報が多発しています。 登山者は十分注意してください。 熊を目撃した場合は、多可町役場まで連絡してください。
多可町役場
車を止めてきた駐車場へ向かって、左に続くを進んでいきます。 僅かな起伏はありますが、それほど急ではなくて路面も荒れておらず、歩きやすい道が続きます。 傾斜が少し増す所はされています。 僅かな沢の上を過ぎて小尾根を回り込む所まで来ると、「ハートポイント」のが立っています。 小尾根を回り込んでいくと、右側の樹木が低くなって山並みが見えるようになります。
緩やかな林道を進んでいくと、が右へ分かれていきます。 作業道を見送って真っすぐ進んでいくと、「森林浴」と「フィトンチッド」のが並んでいます。 標識を過ぎていくと、が左へ分かれていきます。 入口には「横臥療法」の解説板が立っています。 作業道を見送っていくと、僅かな沢の上を過ぎていきます。
多可町健康保養地プロジェクト 「森林浴」
森林に行くと、「いい匂い」「いい香り」「おちつく」「癒される」「懐かしい香り」という感覚を持つ人が多くいます。 このように感じられるのは、森林から発せられる香りの物質”フィトンチッド”が出ているからです。
神戸山手大学 西村研究室
多可町健康保養地プロジェクト 「フィトンチッド」
水の香りのα(アルファ)-ピネンが副交感神経の働きを活性化し、「安らいだ気分」にしてくれます。 そうすると、NK活性(ナチュラルキラー活性)が高まり、免疫力が向上するといわれています。
<フィトンチッドとは?> 植物から出る揮発しやすい香りの物質です。 ロシア語で「フィトン(植物)」+「チッド(殺す)」という意味があります。
神戸山手大学 西村研究室
多可町健康保養地プロジェクト 「横臥療法」
軽度の寒冷に曝露しながら静かに横たわる療法で、直射日光や風から守られた屋外で実施することにより、 持久力の向上および、身体のストレス解消と回復促進効果があります。 森のベッドに横たわってリラックスしてみませんか?
神戸山手大学 西村研究室
「ハートポイント」の標識が立つを回り込んでいきます。 軽く降って、僅かなを回り込んでいきます。 軽く登っていくと小尾根に出ます。 東山側口から20分ほどの所で、牧野側口までのほぼ中間地点になります。 右にはが広がっています。 曲がり角には「通称名 上山」のがあります。
小尾根を回り込んで、僅かなが続く林道を進んでいきます。 緩やかになった道を進んでいくと、程なくして再びになります。 緩やかになる所もあるの林道を淡々と進んでいきます。 軽い登り坂になると、小尾根を回り込んでいきます。 脇には「ハートポイント」の標識が立っています。
緩やかになった道を進んで、を回り込んでいきます。 軽い登り坂になった林道を進んでいくと、僅かな切通のようになったを回り込んでいきます。 軽く降って開けた所に出ると、林道が分岐しています。 東山側口から32分ほどの所になります。 左へ登っていく林道は地形図に実線で載っている道で、妙見山へ登っていった林道終点に続いているようです。 入口には「急坂注意」のが出ています。 正面の林道を進み始めたすぐの所に「五感を使おう」と「1/f ゆらぎ」のが並んでいます。
多可町健康保養地プロジェクト 「五感を使おう」
五感をフルに使って、自然に癒されましょう。
・お気に入りの樹木や草花を発見してみましょう
・良い香りのある樹木うや草花を見つけてみましょう
・樹木に触れてみましょう
・味のする樹木や草花を見つけてみましょう
・「鳥のさえずり」「せせらぎの音」「風の音」などに耳を澄ませてみましょう
<注意> 「うるし」には注意しましょう
神戸山手大学 西村研究室
多可町健康保養地プロジェクト 「1/f ゆらぎ」
「せせらぎの音」や「木の葉を揺らす風」など自然が作り出すミルフィーユは、1/fといわれる”ゆらぎ”を持っていて、 気分を和らげてくれる効果があります。 その”ゆらぎ”は、まるでハンモックに揺られたような心地良さで癒されます。
<ゆらぎとは?> 時間とともに変化する不規則な変動のことをいいます。
神戸山手大学 西村研究室
牧野側口
が目立つようになった林道を軽く降っていくと、 「通称名 横尾」のがあります。 奥には今回登った妙見山が見えています。 右・左と大きく曲がりながら降っていくと、 円筒を引き上げる形式のがあります。 車止めを過ぎていくと分岐があります。 左へ分かれていく道の脇には「駐車場あり→4駆車登坂可能」のが出ています。 その先には最初に通過した「妙見山登山道」「登山ルート起点」の標識が見えています。
牧野地区
左の道を見送っての炊事棟を過ぎると、 道路を渡った所に、車を止めておいた駐車場があります。 東山側口から40分ほどで歩いて来られました。
家路につく前に、牧野大池を少し歩いてみました。 放水路の上に架かる小橋を渡っていくと、左には鏡のように山並みを映すが広がります。 右には妙見富士カントリークラブが続いています。 振り返ると、今回登ったが聳えていました。 (所要時間に含めず)