多可364m峰 散策:2023年02月05日(日)
散策情報 [cn592] 多可364m峰
概 要 多可町中区にある364m峰へ登ります。 かつて貝野城があった所で、平坦地や切岸などが見られます。 南東にある那珂ふれあい館を起終点とし、 牧野大池へ続く林道の途中から尾根にある鞍部に出て山頂へ向かい、 南にある小峰まで足を延ばすルートを往復します。 小峰からは山並みを見渡せる眺めが広がります。
起 点 多可町中区 東山地区
終 点 多可町中区 東山地区
ルート図 東山地区…登山口…鞍部…364m峰…小峰…364m峰…鞍部…登山口…東山地区
所要時間 1時間40分
歩いて... 林道から鞍部までは、浅い谷筋の斜面に明瞭な道が続いています。 鞍部から364m峰までは、僅かな踏み跡が続く急な尾根になります。 かつては364m峰から小峰までは綺麗に伐採されて歩き易い尾根だったようですが、 この時には松の幼木などが茂って藪漕ぎ状態になっていました。
関連メモ 妙見山
コース紹介 マップ類】 【スライドショー
東山地区
多可町を通る国道427号を南下していきます。 安楽田交差点を過ぎていくと、多可校口バス停の先に分岐があります。 左右には「那珂ふれあい館」「東山古墳群」「多可高等学校」などの標識が出ていて、左の道を指しています。 左の道に入り、道なりに真っ直ぐ進んで登り坂になると東山古墳群があります。 入口には「東山古墳群」の解説板があります。 正面の道を進んでいくと、左側に那珂ふれあい館があります。 前に広い駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きます。
駐車場の入口には、「播磨国風土記 多可郡由来之碑」があって、地名の由来が刻まれています。 建物の脇には「妙見山麓 ウォーキングコースマップ」がありますが、今回歩くコースは載っていません。
播磨国風土記 多可郡由来之碑
播磨国風土記は、713年に元明天皇が全国に命じて編纂された地誌の一つで、各地の地名伝説や土地風土について書かれている。 多可郡の項に、 「託加と名付けられたのは、昔巨人がいて、南の海から北の海に行き、東からこの地にやって来ていうには、 他の国は点が低いので常に腰をかがめて歩いていたが、この国は点が高いので伸びて歩けた。 そこで”高いなあ”といった。 だからタカノコオリという」 と記されている。
平成16年5月1日 中町郷土史研究会 建立
題字 桑村寛
車道に出て左へ登り始めると、すぐの所に東山9号墳があります。 古墳の手前から左へ分れていく舗装路に入っていきます。 先ほど見かけたウォーキングコースマップによると、那珂ふれあい館から牧野大池へ続く林道のようです。 少し右へ曲がりながら軽く登っていくと防護扉があります。 横に渡された閂をずらし小さなレバーを回せば扉を開けられます。 防護扉を過ぎると、右側に防護柵が続くようになります。 右側はさくら公園になっているようです。 右側にはまだ古墳のような高みが続いています。 防護柵が遠退いて再び近づいてくると、妙見富士カントリークラブ4番Teeがあります。
登山口
塀状に囲まれた所の脇を登っていきます。 囲まれた所を過ぎていくと、「ハートポイント」の標識が立っています。 次第に傾斜が緩やかになると、僅かな切通のような所を過ぎていきます。 地道に変わる林道を進んでいくと、「込山」の標識を過ぎています。 またある「ハートポイント」の標識を過ぎていくと、左へ登っていく石段があります。 那珂ふれあい館から13分ほどの所になります。 ここが今回の登山口になります。 脇には「妙見山登山道 東山側口」の標識が立っています。 「登山記帳・応急医薬品BOX」もあって、側面に「妙見山登山道 那珂ふれあい館ルート」の案内図があります。 ルート図によると、今回登る364m峰にはかつて貝野城があったようです。 正面の林道(*)は牧野大池へ続いていますが、ここから364m峰へ向かって左の谷筋を登っていきます。
*正面へ続く林道は「妙見山」を参照。
多可町健康保養地プロジェクト「ハートポイント」
心拍を測ってみましょう。
<心拍の測り方>
(1) 計測地点に到達したら、すぐに心拍数を計測しましょう。
(2) 手首等で心拍数を15秒間測り、4倍して1分間の心拍数を記録します。
(3) 上りの時の心拍数の目安は、運動に慣れていない人…「160-年齢」
※血圧降下剤を服用している人は、目安の80~90%に歩行の早さを調節しましょう。
登山記帳・応急医薬品BOX
この中の医薬品は無料で使用できます。 使用されました方は、ご面倒ですが、補充のため下記まで ご一報くださいますようお願いします。
多可町観光交流会 多可町役場 商工観光課内
10数段の石段を登って、植林地に続く地道を進んでいきます。 山道にしては幅が広くてしっかりしているので、かつては東山地区安楽田地区を結ぶ峠越えの生活道路だったのでしょうか。 道の両側には防護網で囲まれた幼木が続いています。 植林地を抜けると、少し明るい所に出ます。 石がゴロゴロする道を登っていきます。 少し左へ曲がっていくと、僅かな沢に「さくらばし」が架かっています。 登山口から3分ほどの所になります。 脇には「1合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」の標識や「1合目 妙見山登山道」の標柱が立っています。 痩せ細って少し危なそうな「さくらばし」を渡っていきます。
右へ曲がって登っていくと、所々に石段の跡のようなものが見られます。 しばらく登っていくと、道幅が狭まって両側に松の幼木やシダ類などが生えるようになります。 また幅が広がってくる地道を登っていきます。 やがて正面に峠らしい所が見えてきます。
鞍部
大きなモミの木が見られるようになると、正面に標識類が見えてきます。 緩やかになると、峠になった鞍部に着きます。 登山口から13分ほどの所になります。 それほどの急坂ではありませんが、かなり汗を掻いたので、水分補給をしながら休憩していきます。 正面には「3合目 あまんじゃこのふるさと 妙見山」の標識があります。 傍には方角を示す標識が立っていて、 右の道は「頂上」、左の道は「城山」、今来た道は「東山登山口(那珂ふれあい館)」となっています。 右の道(*)は妙見山へ続いています。 正面の谷筋には明瞭な道を見かけません。
*右の道は「妙見山」を参照。
落ち着いたところで、左の道を進んでいきます。 すぐの所に「境界明確化」の赤頭短杭と「界」の赤プラ杭などがあります。 明瞭な道は尾根の左斜面に続いています。 正面の尾根には僅かな踏み跡があって、青や赤のテープが取り付けられています。 しばらく愚考しても良く分からないので、意を決して正面の急な尾根を登っていきます。
かなり急な尾根を、折れ曲がりながら登っていきます。 雨後には滑り易くなっているので、足元に注意しながら登っていきます。 合わせて10回ほど曲がりながら登っていくと、樹木に黄黒テープが巻かれています。 大きなモミの木が見られるようになると、高みが近づいてきます。 程なくして緩やかになった踊り場のような所に着きます。 鞍部から9分ほどの所になります。 中ほどには文字が刻まれた石杭や「境界明確化」の赤頭短杭があります。
364m峰
正面の高みの右肩にある道を進んでいきます。 少し左へ曲がって、黄黒テープが巻かれた樹木の先にある切岸のような急坂を登っていきます。 すぐに松の幼木が茂る緩やかな高みに着きます。 この辺りが地形図に載っている364m峰になるようです。 鞍部から10分ほどの所になります。 情報によると、この辺りはかつて貝野城があった所のようです。 手前の鞍部には「城山」の標識があったので、ここがその城山だろうと思って標識類を探してみますが、 生い茂る松の幼木に隠れているのか見つけられませんでした。 周囲には樹木が茂っていて眺めは広がりませんが、 東の方角に少し山並みが見えます。 南東の方角にも少し山並みが見えます。 松の幼木が茂る所を進んでいくと、伐採木が積まれています。
南にある標高350mほどの小峰へ向かって、松の幼木が茂る尾根を進んでいきます。 北北東の方角に山が見えますが、妙見山の南にある619m峰でしょうか。 生い茂る松の幼木を漕ぎながら進んでいくと、西の方角にも山並みが見えてきます。 切岸のような坂を降ると、歩き易い植林地になります。 右側には曲輪跡のような平坦地が見られます。
小峰
南東の方角に山並みを眺めながら、緩やかな尾根を進んでいきます。 切岸のような段差を降りていきます。 緩やかな尾根になると、また松の幼木などが生い茂るようになります。 軽い登り坂になる尾根を進んで松の幼木が茂る所を抜けると、標高350mほどの小峰に着きます。 鞍部から21分ほどの所になります。 情報によると、貝野城の縄張りはこの辺りまで広がっていたようです。 目の前に広がる景色を眺めながら休憩していきます。 画像群
当初は小峰から那珂ふれあい館へ向かって南東へ延びる尾根を降る予定でした。 落ち着いてから少し歩いてみましたが、 樹木が茂って藪漕ぎ状態になっているので降るのを諦めて、来たルートを引き返すことにしました。 (所要時間に含めず)
364m峰
落ち着いたところで、尾根を引き返していきます。 松の幼木を掻き分けながら降っていくと緩やかな尾根になります。 正面には小高くなった364m峰が見えます。 植林地の縁に出て進んでいくと、切岸のような段差を登っていきます。 尾根が広がってきますが、左側の盛り上がった所を登っていきます。 また松の幼木が茂るようになる尾根を登って緩やかになると、364m峰と思われる高みに着きます。 小峰から7分ほどの所になります。
鞍部
左側の樹木の間から降っていきます。 黄黒テープが巻かれた樹木を過ぎていきます。 傾斜が緩やかになると、文字が刻まれた石杭や「境界明確化」の赤頭短杭がある踊り場のような所に着きます。 左へ曲がって、急な尾根を降っていきます。 所々にある黄黒テープが巻かれた樹木を辿りながら、僅かな踏み跡を降っていきます。 合わせて10回ほど曲がりながら降っていくと鞍部が見えてきます。 右から来る明瞭な道を合わせていくと、「3合目」などの標識がある鞍部に戻ってきます。 小峰から18分ほどの所になります。
右へ曲がって、広い道を降っていきます。 少し降っていくと、樹木に邪魔されながらも山並みが見えてきます。 道幅が狭まって、両側に松の幼木やシダ類などが生える所を降っていきます。 先ほどよりも良く見えるようになる山並みを眺めながら降っていきます。 石がゴロゴロする道を降っていきます。 左へ曲がっていくと、「1合目」などの標識が立つ「さくらばし」が架かっています。 鞍部から8分ほどの所になります。
登山口
痩せ細って危なそうな「さくらばし」を渡って右へ曲がり、石がゴロゴロする道を降っていきます。 樹木が減ってくると、少し明るい所に出ます。 左前方には樹木越しに少し山並みが見えます。 道の両側に防護網で囲まれた幼木が続く植林地を降っていきます。 植林地を抜けて10数段の石段を降っていくと林道に降り立ちます。 鞍部から12分ほどで降りて来られました。 振り返って、「妙見山登山道 東山側口」の標識などがある登山口を眺めていきます。
右へ続く林道を降り始めると、すぐにある「ハートポイント」の標識を過ぎていきます。 僅かな切通のような所まで来ると舗装路になります。 またある「ハートポイント」の標識を過ぎていくと、大きな扉があります。 塀状に囲まれた所の脇を降っていきます。 程なくして、妙見富士カントリークラブ4番Teeの傍に出ます。 この時にはカートが止まっていて、プレイしている人達を見かけました。
東山地区
左側に続く古墳のような高みを眺めながら林道を降っていきます。 東屋もあるさくら公園を眺めながら降っていきます。 防護柵に沿って降っていくと防護扉がありますが、 横に渡された閂をずらし小さなレバーを回して開けて通過していきます。 少し左へ曲がりながら降っていくと車道に出ます。 右へ曲がって降っていくと、車を止めておいた那珂ふれあい館の駐車場がすぐの所にあります。 登山口から12分ほどで到着しました。