高峰
概 要 高峰は宍粟市一宮町にある標高844.7mの山です。 南西側が開けていて山並みを見渡せます。 三方町地区から登るルートもあるようですが、 今回は百千家満地区から草木地区へ向かう道の途中にある草木坂登山口から山頂へ登り、 途中まで引き返して草木越えへ降るルートを歩きます。
起 点 宍粟市一宮町 百千家満地区
終 点 宍粟市一宮町 百千家満地区
百千家満地区…草木坂登山口…488m峰…尾根の肩…草木坂分岐…小峰…小峰…小峰…高峰…小峰…小峰…小峰…草木坂分岐…草木越え…草置城…百千家満地区
所要時間 2時間50分
歩いて... 登山道には桃テープが要所に取り付けられていてルートを示していました。 登り時には息が切れて膨ら脛が痛くなる急坂もありましたが、草木越えへの分岐から山頂までは歩き易くなりました。 草木越えへ降る尾根には巨石を回り込む急斜面やアセビが茂って道が分かり難くなる所もありました。
関連メモ 高峰, 草置城跡
コース紹介
百千家満地区
養父市から県道6号を南下し、富士野トンネルを抜けて宍粟市に入っていきます。 国道429号に出て南下していきます。 発電所前バス停を過ぎていくと、道が左へ分かれていくがあります。 角には「宍粟50名山 高峰・大段山・千町ヶ峰・笠杉山・杉山・岩塊流・段ヶ峰」などのがあって、左の道を指しています。 左の道に入って曲がりながら登っていくと、高峰を過ぎた所の曲がり角に、 路肩が広がった駐車スペースがあったので、ここに車を止めました。
ゴミを捨てることはやめてください。
・空きカン1コ・ゴミひとつであなたのマナーが問われます。
・ゴミは持ち帰ってください。
一宮町・山崎警察署
不法投棄禁止!
ごみを投棄すると罰せられます。
宍粟市、宍粟警察署
草木坂登山口
車で来たを引き返していくと、 右側には山並みを見渡せる眺めが広がります。
100mほど進んでいくと、左の尾根の上に「宍粟50名山 高峰登山口」の標識が立っています。 この上で見かけた標識によると、ここが草木坂登山口になるようです。 に向かって踏み跡を登っていきます。 標識の脇に出て左へ進み始めると、すぐの所にがあります。 「高峰山頂」や「高峰」の標識が指す左の尾根を登っていきます。
宍粟50名山 高峰登山口
登山者の皆様へ
「みんなで守ろう!宍粟50名山」事業を展開しています。 登山道の倒木・崩壊、案内看板の破損などお気付きになられた事がありましたが、下記まで情報をお願いします。
公益財団法人 しそう森林王国観光協会
488m峰
アセビが茂り気味のを登っていきます。 左前方には、車を止めてきたが良く見えます。 左側を振り返ると、先ほどよりも山並みが綺麗に見えます。
程なくして、植林地と雑木林を分けるに入っていきます。 尾根には適度な間隔でが取り付けられていて、ルートを示していました。 少し左肩を進んだりしながら登っていくと、緩やかになってきます。 草木坂登山口から5分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、この辺りが地形図に載っている488m峰でしょうか。
尾根の左肩を進んでいくとに出ます。 次第に傾斜が増してくるを登っていきます。 尾根の脇にはアセビが見られますが、下草は生えておらず歩き易くなっています。 息を弾ませながら登っていくと、次第に膨ら脛が痛くなってきました。
に続く道を登っていきます。 少しを進んだりしながら登っていきます。 に戻って更に登っていきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、「公社分収契約地」のが立っています。 草木坂登山口から13分ほどの所になります。 地形図によると、標高550m辺りになるようです。
箇所番号 01811
公社分収契約地名 宍粟市一宮町百千家満 字 笠ノ内412-1
造林地・育林地・作業路・管理道・入口付近
みどりあふれる美しい兵庫づくり
社団法人 兵庫みどり公社
尾根の肩
標識を過ぎると、が増してきます。 引き続き取り付けられているを確認しながら登っていきます。 益々が増してくるので、脇の樹木に掴まりながら登っていきます。 右から回り込むようにして、を登っていきます。 少し左へ曲がりながら登っていくと、尾根の肩のような緩やかな所に着きます。 草木坂登山口から23分ほどの所になります。 地形図によると、標高600m辺りの緩やかな尾根になるようです。
ホッとしながら緩やかな尾根を進んでいくと、程なくしてになります。 次第にが目立つようになります。 傾斜が急になってくる尾根を登っていくと、電気系と思われるが張られています。 草木坂登山口から28分ほどの所になります。 末端が樹木に括り付けられて途切れていて、今では使われていないようでした。 登山の補助用ではないと思いますが、傾斜が急なので時々掴まったりしながら登っていきました。 ケーブルはにしばらく続いています。 4分ほど続いていたケーブルはやがて地中に潜って見えなくなります。
尾根の背の少しを登っていきます。 程なくして右側にが現れます。 道は巨石のに続いています。 急な尾根を登っていくと、巨石の上のに出ます。 正面に見えてくる稜線に向かって、岩が露出した尾根を更に登っていきます。
草木坂分岐
の脇を登っていきます。 稜線が近づいてくると、少しから登っていきます。 少し左へ曲がって稜線に出ると、尾根が分岐している所に着きます。 草木坂登山口から40分ほどで登って来られました。 地形図によると、標高710mほどの緩やかな尾根の北東端になるようです。 正面にはが立っていて、右の尾根は「高峰」、左の尾根は「草木越え」となっています。 手前にもが立っていて、今登って来た尾根は「草木坂登山口」となっています。 右側の樹木にも「高峰→」のが取り付けられています。 高峰へは右の尾根を登っていくのですが、その前に急坂を登ってきた疲れを癒しながらひと息入れていきました。
小峰
落ち着いたところで、岩が剥き出したを登っていきます。 少し登ったり降ったりしながら、剥き出したが続く尾根を進んでいきます。 の袂を過ぎて、軽く登っていきます。 を軽く降っていきます。 巨石群が終わって登り坂になると、になります。 草木坂分岐から4分ほど進んでいくと小峰に着きます。 標高710mほどの緩やかな尾根の南西端になるようです。 右側の樹間からはが少し見えました。
小峰を過ぎて降り始める所に「高峰」のが取り付けられていて、この先の尾根を指しています。 雑木林の尾根を軽く降っていくとになります。 地形図によると、標高700mほどの細長く続く尾根になるようです。 緩やかな尾根を1分ほど進んで登り坂になると、地中に潜っていたが地面の所々に現れるようになります。 尾根を更に登っていくと、岩が幾つか剥き出して倒木もある所に出ます。 草木坂分岐から10分ほどの所になります。 右側にはが見えました。
更にを登っていきます。 すぐの所にあるアンテナ用ののようなものを過ぎていきます。 鉄棒が添えられたを過ぎていきます。 剥き出したを過ぎていきます。 少し緩やかになった所に、鉄製の支柱が何本か放置されていました。 草木坂分岐から12分ほどの所になります。 情報によると、以前には5本の八木アンテナとして立っていたようです。 傍にはアンテナ用ののようなものもあります。 これまで地中に潜ったり地表に現れたりして続いてきたケーブルは、このアンテナから麓まで引かれていたようです。
更に尾根を進み始めると、左側にの残骸がありすが、 先ほどの鉄製の支柱に付いていたものでしょうか。 緩やかになったを進んでいきます。 右の樹間から僅かにを眺めながら進んでいきます。 程なくしてになります。 所々にアセビが生える尾根を登っていくと、パラボラが2つとそれが取り付けられていたと思われる鉄製の支柱が放置されていました。 草木坂分岐から14分ほどの所になります。 情報によると、以前には2本のパラボラアンテナとして立っていたようです。
小峰
パラボラアンテナの残骸を過ぎて、の尾根を進んでいきます。 地中に潜ったり地表に現れたりしながら、まだケーブルが続いています。 次第にが増してくるので、脇の木に掴まりながら登っていきました。 傾斜が緩やかになると「草木登山口」のが立っていて、今登って来た尾根を指しています。 地表にはまだケーブルが続いています。 緩やかになった尾根を進み始めると、すぐに小峰に着きます。 草木坂分岐から17分ほどの所になります。 地形図によると、標高770mほどの緩やかな尾根の北東端になるようです。 中ほどにはのようなものがありますが、 ここにもアンテナが立っていたのでしょうか。
小峰の先へ降っていくと、程なくしてになります。 傾斜が増したり緩やかになったりするの尾根を、引き続き取り付けられている桃テープを確認しながら進んでいきます。 この尾根は百千家満地区草木地区になるようで、「一宮町」「界」の短杭や赤頭のL字杭が点々と設置されています。 右側の樹間から僅かに山並みを眺めながら登っていきます。
小峰
歩き易い尾根を登っていくとが見られるようになりますが、歩く部分には生えていなくて助かります。 登り坂になってくると、正面にが見えてきます。 坂を登り切ると、緩やかなに着きます。 草木坂分岐から28分ほどの所になります。 標識類は見かけませんが、地形図によると、高峰の東北東170m辺りにある標高830mほどの高みになるようです。 緩やかな尾根を進んでいくと、程なくして降り坂になります。
少し右へ曲がりながらを降っていきます。 2分ほど降っていくとに着きます。 になった尾根を進んでいきます。 緩やかになった尾根を進んでいくと、右側の樹間から僅かにが見えました。
高峰 (標高844.7m)
再び傾斜が増してくるを登っていきます。 尾根の左肩から登っていくと、右側が少しに出ます。 尾根のを巻くように更に登っていきます。 傾斜が緩やかになってくるとに着きます。 中ほどには「宍粟50名山 高峰(845m)No,34」などの標柱が立っています。 傍には「高峰」もあるので、地形図に載っている844.7m峰高峰になるようです。 草木坂分岐から35分ほどで登って来られました。
宍粟50名山 高峰(845m)No,34
山頂の南西側が開けていて山並みを眺められます。 手前の樹木が邪魔をしているので少し前に出たいのですが、南から来て西へ延びる防護網に阻まれて出られません。 何処かに出られる所はないか探していると、少し西へ進んだ所がしていました。 そこから向こう側へ出るとが広がりました。 少し引き返してくると、更に広い範囲が眺められました。
山頂の北側には「一反歩社有地」「御形神社旧跡地」と刻まれたがありました。 「844.6m 高峰」のも見かけました。 お昼には少し早い時刻でしたが、切り株に腰掛けて昼食タイムにしました。
小峰
お腹も満ちたところで、高峰から下山していきます。 (*)にも歩き易そうな尾根が続いていて興味を引かれます。 情報によると三方町地区へ降りていけるようですが、 車を止めてきた駐車スペースに戻るべく、登って来たを引き返していきます。 少しが見える明るい所を過ぎていきます。 傾斜が増してきた尾根を降っていくと、緩やかになったに着きます。 登り坂になった尾根を進んでいくと、高峰の東北東170m辺りにある標高830mほどの小峰に着きます。
*後日に西側の道を歩きました。(「高峰」を参照)
小峰
小峰の先へ降っていくと、尾根に少しが見られるようになります。 傾斜が増したり緩やかになったりしながら続くの尾根を進んでいきます。 左側の樹間から僅かにを眺めながら降っていきます。 引き続き降り基調の尾根を進んでいくと、になります。 登り坂になった尾根を進んでいくと、支柱の基礎のようなものがある標高770mほどの緩やかな尾根の北東端の小峰に着きます。 高峰から13分ほどで着きました。 左前方にはが広がっています。
「草木登山口」の標識の先に続くを降っていきます。 傾斜が増した尾根を降って緩やかになると、の残骸があります。 所々にが生える尾根を緩やかに降っていきます。 傾斜が少し増してきたを降っていきます。 傾斜が少し緩やかになってくると、八木アンテナの残骸がある所に着きます。 高峰から17分ほどで着きました。
小峰
尾根を降って岩が幾つか剥き出して倒木もある所まで来ると、左側にが見えます。 更に尾根を降っていくと、標高700mほどの細長く続くになります。 正面に見えてくるへ向かって、尾根を登っていきます。 樹木に取り付けられた「高峰」のを過ぎると、 標高710mほどの緩やかな尾根の南西端にある小峰に着きます。 高峰から23分ほどで着きました。 左側の樹間からはが少し見えます。
草木坂分岐
尾根を軽く降っていくと、次第にが目立つようになります。 を過ぎていきます。 の袂を過ぎて軽く登っていきます。 少し登ったり降ったりしながら、剥き出したが続く尾根を進んでいきます。 桃テープを確認しながら進んでいくと、尾根が分岐している所に着きます。 高峰から27分ほどで着きました。 尾根を降る前にひと息入れいきました。
登って来た尾根は「草木坂登山口」の標識が指す左の尾根になりますが、 「草木越え」の標識が指すを降っていきます。 岩が露出した尾根を緩やかに降り始めると、すぐの所にが現れます。 その手前から右へ導くように桃テープが取り付けられています。 桃テープに従って右側のに続く踏み跡を降っていきます。 落葉が積もって踏み跡が分かり難くなっていますが、桃テープを辿りながら降っていきます。 左へ曲がっていくと巨石の横に出ます。
桃テープを辿りながら、を降っていきます。 道なりに右へ曲がっていくとが垂らされているので、 掴まりながら滑り落ちるように降っていきます。 ロープが終わると踏み跡もはっきりしなくなりますが、 桃テープを辿りながらの斜面を横切っていきます。 滑りやすい斜面を樹木に掴まりながら横切っていくとが見えてきます。 草木坂分岐から6分ほどかかって、巨石の下の尾根の背に出ました。 振り返ってを写してみますが、その大きさが上手く現れていません。
歩き易くなったを降っていきます。 程なくしてが増してきます。 この尾根にもが要所に取り付けられていて、ルートを示していました。 右側に植林地が現れると、尾根が分岐しています。 草木坂分岐から10分ほどの所になります。 植林地の縁を降る右の尾根も歩けそうな様子ですが、 桃テープが取り付けられている雑木林のを降っていきます。
の尾根を降っていきます。 倒れかかったを過ぎていくと、 次第にが茂るようになります。 草木坂分岐から13分ほどの所になります。 尾根も広がって道が分かり難くなりますが、アセビの下には踏み跡が続いています。 背丈の低いアセビを膝で掻き分けながら踏み跡を探し、桃テープも辿りながら進んでいきます。 右側にある明るいへは近寄らないようにしながら、 アセビが茂る尾根を降っていきます。
アセビを掻き分けながら5分ほど降っていくとへ入っていきます。 へ入るとアセビがなくなって歩き易くなります。 引き続き取り付けられている桃テープを辿りながら尾根を降っていきます。 傾斜が緩んできた尾根を降っていくと、左側の樹間からが見えてきます。 次第に幅が狭まって明確になってくる尾根の背を降っていきます。
次第にの雰囲気になります。 倒木を過ぎていくと、尾根の右斜面へ導くようにが取り付けられています。 に続く踏み跡を降っていきます。 尾根の先端が近づいてくると、正面に601.7m峰が見えてきます。
草木越え
に向かっていきます。 尾根の背に出て右へ曲がると、すぐ下にが見えてきます。 狭い尾根を真っ直ぐ降っていくとに降り立ちます。 草木坂分岐から27分ほどで降りて来られました。 左側すぐの所が、切通になった草木越えになります。 脇には「繁盛地区案内図」と題したがありますが、 今回登った高峰は載っていません。
情報によると、以前にこの辺りにあった繁盛村(はんせむら)が、 1956年に一宮町(神戸村・染河内村・下三方村が合併)・三方村と合併して新たな一宮町になり、 さらに2005年に千種町・波賀町・山崎町と合併して宍粟市となったようです。 今では「繁盛」という地方自治体はありませんが、小学校・郵便局・駐在所などの名前として今にその名前が受け継がれているようです。 今回の起点である百千家満繁盛村に含まれていたようです。
草置城
車を止めてきた駐車スペースへは車道を降っていくのですが、 から右へ登っていく広い道の先にある草置城に立ち寄っていきます。 を登り始めると、 「草置城」のが立っています。 石碑を過ぎていくと、すぐの所に「草置城」の標札が出る建物があります。 先ほどの案内板に載っていた「草置城跡展望台」でしょうか。 扉の鍵が開けられていたのでへ入ってみると、 「草置城跡」のがありました。 解説文によると、草置城はこの北側の601.7m峰(*)にあったようです。 二階へ続く階段もありますが、登るのは止めておきました。
建物の左から奥へ進んで木の階段を登っていくと、先ほど見えていた601.7m峰に着きます。 四等三角点「草木」がある山頂には双眼鏡が設置されていて、山並みを見渡せる展望地になっています。
*後日に601.7m峰へ登りました。 (「草置城跡」を参照)
百千家満地区
まで引き返して、車を止めてきた駐車スペースへ向かって降っていきます。 1分ほど進んでいくと、右側にが広がってきます。 大きくと曲がって降っていきます。 正面が開けて山並みが見えてくると、車を止めておいた駐車スペースに着きます。 草置城への立ち寄りも含めて、車道に降り立った所から17分ほどで到着しました。