概 要 |
来日岳は豊岡市城崎町に聳える標高566.6mの山です。
山頂からは豊岡盆地や円山川などを一望できる眺めが広がります。
条件に恵まれると、素晴らしい雲海に出会うこともできます。
今回は来日地区の奥から大師山への分岐の近くまで車で登り、そこから山頂へ向かいます。
山頂からは八畳岩を訪ねてから紅葉平へ続く林間歩道を歩いていきます。
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起 点 |
豊岡市城崎町 来日地区
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終 点 |
豊岡市城崎町 来日地区
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来日地区…来日岳…東屋…展望台…八畳岩…林間歩道…紅葉平…来日地区
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所要時間 |
2時間20分
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歩いて... |
この時は雲海が広がる日でしたが、山頂に着いた時にはほとんど消えていました。
紅葉平へ至る林間歩道の所々には木の階段も設置されていて、以前に散策路として整備されたようです。
落葉が厚く積もったりして分かり難い所もありましたが、
所々に設置された土管や樹木に取り付けられた赤テープがルートを示していて助かりました。
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関連メモ |
来日岳,
来日岳
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来日地区
豊岡市城崎町の来日地区の奥へ続く舗装路を進んでいきます。
谷筋を離れ、雲光寺を過ぎて道なりに登っていきます。
が露わになった所を曲がっていくと、
すぐの所の曲がり角の路肩が広がって車数台分の駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
舗装路は来日岳の山頂まで続いていて車で登ることも出来ますが、今回は紅葉平も訪ねるので、ここに止めました。
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舗装路をその先へ100mほど軽く登っていくと、峠になった分岐があります。
正面にはが立っていて、
右の道は「来日岳山頂」、正面の道は「城崎温泉」、今来た道は「来日集落」となっています。
左側にもが立っていて、
右の道は「来日岳1.5km」、正面の道は「大師山山頂3.1km」、今来た道は「来日集落」となっています。
降り坂になった正面の未舗装路は大師山や城崎から竹野へ抜ける県道9号へ続いていますが、
来日岳へ向かって右へ続くを登っていきます。
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右へ曲がりながら続くを登っていきます。
これまでの舗装路よりも少し狭くなって車1台が何とか通れる幅しかなく、
対向車があるとすれ違いに苦労しますが、歩くのには何の問題もありません。
左の尾根が少し低くなってに出ると、
右の樹間からが僅かに見えてきます。
左へ曲がりながらが続く道を登っていくと、正面の樹間から電波塔が見えてきます。
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カーブミラーの立つを左へ曲がっていきます。
少し登って次のまで来ると、曲がり角に小屋が建っています。
道なりに右へ曲がって登っていくと、右への曲がり角に分岐があります。
駐車スペースから12分ほどの所になります。
正面にはが立っていて、
右へ曲がっていく道は「来日岳1.0km」、今来た道は「大師山山頂3.6km」となっています。
左へ分かれていく道は何も示されていません。
道標が左右を向いた一枚板なので、「大師山山頂」がを指しているように見えるのはご愛敬です。
来日岳から降ってきて大師山へ向かう場合に左の道へ入ってしまわないかと心配しますが、
左の道はすぐに行き止まりになるので誤りだと気付きそうです。
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道なりに右へ曲がって、を更に登っていきます。
右の樹間から僅かにを眺めながら登っていきます。
カーブミラーの立つを左へ曲がっていきます。
少し右へ曲がりながら登って大きく右へ曲がる所まで来ると、電波塔への道が分かれる分岐に着きます。
駐車スペースから19分ほどの所になります。
左の道には柵が設置されています。
脇にある「NTT docomo」の看板によると、左の道の先にあるのは来日無線中継所というようです。
手前にはが立っていて、
右へ曲がっていく道は「来日岳0.6km」、今来た道は「大師山山頂4.0km」となっています。
紅葉平へ続く林間歩道が柵の右側から分かれていきますが、先ずは来日岳の山頂へ向かっていきます。
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のようになった所を過ぎていきます。
白いガードレールが続く道を登っていくと、に出ます。
駐車スペースから23分ほどの所になります。
正面に見える電波塔への道が右前方へ分かれて降っていきます。
左側にはが広がっています。
右前方の道を見送った10mほど先から、左へ登っていく登山道があります。
入口に立つ電柱には「クルヒ 43 W 11」「来日山 128」の標識が取り付けられています。
このまま舗装路を登っても来日岳の山頂に着きますが、今回は左の登山道を登っていきます。
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落葉に埋もれ気味のを登っていきます。
少し左へ曲がりながらを登っていきます。
柵で囲まれたと附帯設備の右側を登っていきます。
間隔が広がった擬木の階段を登っていくと、先ほど分かれてきた舗装路の曲がり角に出ます。
2分ほどの山道歩きでした。
左前方に続く緩やかになった舗装路を進んでいきます。
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来日岳 (標高566.6m)
左側に続くに沿って、舗装路を緩やかに登っていきます。
程なくして、山頂に立つが見えてきます。
右側に広がるが見えるようになると、が近づいてきます。
八畳岩への道を右に分けて正面の高みへ登っていくと、来日岳の山頂に着きます。
駐車スペースから32分ほどで登って来られました。
中ほどには「来日山」があって、地形図に載っている566.6m峰になります。
三角点
基本測量
大切にしましょう三角点
(国土地理院)
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山頂には新しくなった「来日岳567米」の標柱が立っていて、14体のも並んでいます。
手前の電柱に「来日岳566.7m」の標識が取り付けられていて、
脇から方面を見下ろせます。
鋳物師戻峠の傍にあるも遠望できます。
持参したコンパクトカメラで巨岩を目一杯してみましたが、綺麗には写せませんでした。
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山頂の東側の一段低い所からは、山並みなどを見渡せる眺めが広がります。
この日の朝には雲海が出ていましたが、山頂に着いた頃にはほとんど消えていました。
左にあるはNHKの城崎テレビ中継放送所になっています。
NHK城崎テレビ中継放送所
この放送所はNHK神戸放送局の放送を送り出しています。
ここの設備は自動化されていて、機械の状況を定期的に点検しています。
受信できる世帯は約16,500世帯です。
どうかここの設備をいためないようにお願いいたします。
設備のあらまし
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総合テレビ
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教育テレビ
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FM
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空中線形式
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6ヶ双ループ1段4面
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総合と共用
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2ヶ双ループ1段4面
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送信チャンネル
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50チャンネル
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52チャンネル
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83.9MHz
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送信出力
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100ワット
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100ワット
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10ワット
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非常用電源
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自家発電装置10KVA
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自家発電装置10KVA
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自家発電装置10KVA
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開局年月日
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昭和40年12月
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昭和40年12月
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昭和40年9月
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お気付きの点はNHK神戸放送局へご連絡下さい。
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展望台
電波塔のを進んでいくと、山頂から降ってくる登山道に出ます。
北側には、山頂からよりも邪魔するものが少ない方面を眺められます。
登山道を降っていくと、すぐの所にがあります。
角には頭の取れたが佇んでいました。
県道3号へ降る登山道は正面に続いていますが、右へ分かれていく頂上林間周遊道に入った所に展望台があります。
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展望台の下階はコンクリート製で、上階は木製になっています。
建物の中にある階段を登っていくと、上階には木組みのベンチが設けられています。
手前の樹木が邪魔をしていて豊岡盆地方面は良く見えませんでしたが、
左の方には日本海へ流れ込む円山川のを見下ろすことが出来ました。
津居山湾の周囲には、津居山港から港大橋を経て気比地区や田結地区なども良く見えていました。
城崎温泉の街並みやも見えます。
遠くには丹後半島の山並みが広がっていて、特徴的な姿をしたも見えました。
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八畳岩
展望台の右へ続くを降っていきます。
左へ折れ曲がっていくと、登山道から分かれてきたに出ます。
右へ曲がって降って小広くなった所に出ると、大きな岩が頭を出しています。
これが通称「八畳岩」と呼ばれる梶掛岩になります。
岩の手前には八方位を刻んだがあり、傍に「城崎町→」と記した杭もあります。
に立ってみると、円山川が流れる豊岡盆地方面を見渡す眺めが広がりますが、
光線状態が思わしくなくて綺麗には写せませんでした。
たき火・たばこに注意
(社団法人 兵庫県治山林道協会)
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八畳岩の両側から下へ降りていけますが、いずれもかなりの傾斜があります。
左にあるを回り込むようにして続く踏み跡があって、
樹木も少し伐採されて歩き易そうになっていたので、その踏み跡から降っていきました。
大きな岩を左から回り込んでいくと、そのに出ます。
狭い所を進んでいくと、の下に出ます。
小岩の上を慎重に進んでを抜けると、
八畳岩の下に二体の石仏がひっそりと佇んでいました。
情報によると、弘法大師と不動明王とのことです。
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石仏を過ぎて、八畳岩のを進んでいきます。
岩が剥き出したに出て右へ曲がり、
を眺めながらを登っていくと、
八畳岩の前にある小広くなった所に出ます。
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左へ続くを登っていきます。
階段が終わって、が剥き出した所を過ぎていきます。
僅かに降って、その先に続く木の階段を登っていきます。
途切れながら続くを登っていくと、
山頂の手前まで続く舗装路に出ます。
脇には「頂上林間周遊道」のが立っていて、「八畳岩〜展望台」となっていますが、
設置されてから年月が経つようで、文字が読み難くなっていました。
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合わせて24分ほど居た山頂部を後にして、元来たを降っていきます。
右側に続く広場に沿って進んでいきます。
左へのから登山道に入っていきます。
この時には入口に作業用の車が止まっていました。
間隔の広いを降っていきます。
電波塔と附帯設備のを降っていきます。
道なりに右へ曲がりながら降っていくと、手前で分かれてきた舗装路に降り立ちます。
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左に広がるを眺めてから、を降っていきます。
の傍を過ぎていきます。
のようになった所を過ぎていきます。
正面に電波塔が近づいてくると、道標が立つ左への曲がり角に戻ってきます。
八畳岩から舗装路に出た所から10分ほどで着きました。
標識類は見かけませんが、柵の右側から続くへ入っていきます。
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尾根の背の僅かに右側に続くを進んでいきます。
1分ちょっと進んでいくと、左側にや附帯設備が見えてきます。
そこへ続く道がすぐ傍を通っていて、容易に出られそうでした。
電波塔などを左に眺めながら緩やかに降っていきます。
立てられたが道端に点々と設置されています。
覗き込んでも中に何も入っておらず用途は良く分かりませんでしたが、ルートを確認するのには役立ちそうでした。
右の樹間から方面を眺めながら降っていくと分岐があります。
林間歩道に入ってから4分半ほどの所になります。
角には土管が立っていました。
標識類は見かけず、どちらへ進めば良いのか迷いましたが、今回は右の道を進んでいきました。
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尾根から少し離れて降っていきます。
程なくして少し左へ曲がるようになると、登り坂になってきます。
道を塞ぐを抱えるようにして乗り越えていきます。
「リョウブ りょうぶ科」などと名前を書いたが取り付けられた樹木を見かけるようになります。
広くて緩やかな斜面を進んでいくと、曲がって谷筋の方へ降っていきます。
少し先にある倒木の上を曲がって更に降っていきます。
この歩道の所々には木の階段が設置されていて、以前に散策路として整備された様子が覗えますが、
階段は厚く積もった落葉に埋もれ、倒木も少しあって、荒れ気味になっていました。
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折れた倒木の所を曲がって降っていきます。
少し先を曲がって、を横切るようにして進んでいきます。
を跨いだりしながら進んでいきます。
左の尾根が次第に低くなってくるを進んでいくと分岐があります。
林間歩道に入ってから12分ほどの所になります。
左の尾根から曲がりながら降ってくる道は、手前の分岐から分かれてきた道のように思えましたが、確かめた訳ではありません。
ここは正面に続く道を進んでいきます。
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軽く登って尾根の背に出て降り始めると、次第に曲がっていきます。
落ち葉が積もった木の階段を降ったりしながら進んでいくと曲がっていきます。
少し先をへ曲がり、
更に左・右と曲がっていくと、樹間から僅かに山並みが見えてきました。
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少し進んで曲がって、
を横切るように進んでいきます。
樹木に取り付けられている小札には「リョウブ」が多く見られました。
曲がって更に降っていきます。
少し左へ曲がって、緩やかになってきた道を進んでいきます。
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道端のを過ぎて、少し傾斜が増してきた道を降っていきます。
落葉に埋もれた木の階段を降って、すぐ左下を通るが見えてくると、右へ曲がっていきます。
少し先を曲がって降っていくと、先ほど見えていた未舗装路に出ました。
林間歩道に入ってから23分ほどで出られました。
正面にはが立っていて、
右の道は「大師山山頂2.7km」、左の道は「来日岳1.9km」となっています。
車を止めてきた駐車スペースへは左の道を進んでいくのですが、紅葉平へ向かって右の道を進んでいきます。
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車が通れる幅のあるを進んでいきます。
両側にが積まれた上を進んでいくと、
道幅が広がって車を何台も止められそうな駐車スペースがあります。
未舗装路に出た所から1分半ほどの所になります。
広い所の先端まで進んでいくと、緩やかな尾根の背に入っていくがあります。
入口にはが取り付けられていました。
このまま未舗装路を進んでも紅葉平へ行けますが、今回はここから更に続く林間歩道を進んでいきます。
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舗装路のすぐ傍に続く緩やかで広めのを進んでいきます。
「ユズリハ」の小札が取り付けられたを過ぎていきます。
左の未舗装路に立つを眺めながら進んでいきます。
広めながらこれまでよりも不明瞭な踏み跡程度の道になりますが、
所々に取り付けられたや立てられた土管を確認しながら進んでいきます。
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軽い登り坂になったを進んでいきます。
少しに出て緩やかになった尾根を進んでいくと分岐があります。
再び林間歩道に入ってから3分半ほどの所になります。
中ほどには色あせたテープが取り付けられた樹木があります。
土管が見えるが林間歩道だろうと思って歩いていきましたが、
すぐに細い木が茂って煩わしくなってきたので引き返して、
赤テープが取り付けられたを進んでいきました。
(1分ほどのロスタイム)
帰宅してから地図で確認してみると、左の道が紅葉平への近道のようです。
林間歩道が整備された当初には歩き易くなっていたのだろうと思われます。
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落葉に埋もれた木の階段もあるを降っていきます。
土管のある所を曲がっていきます。
を跨いだ先を右へ曲がって降っていきます。
斜面を斜めに横切るように降っていきます。
引き続き、赤テープが点々と取り付けられているので、それらを確認しながら降っていきます。
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僅かに左へ曲がりながら進んでいきます。
尾根の背を降るようになるとが現れます。
引き続き、所々に取り付けられている赤テープを確認しながら、
落葉に埋もれた木の階段もあるの中を降っていきます。
「コシアブラ」の小札が取り付けられたを過ぎていくと、
先の方にが見えてきます。
そこへ向かって降っていくと、未舗装路の緩やかな曲がり角に降り立ちます。
再び林間歩道に入ってから12分ほどで出られました。
出口には「来日山 59」の標識が取り付けられた電柱が立っています。
電柱には赤テープが巻き付けられ、袂には土管もありました。
手前には壊れた「林間歩道」のが落ちていました。
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正面に続く未舗装路は大師山や城崎から竹野へ抜ける県道9号へ続いていますが、
紅葉平に向かって、左へ戻るように続くを進んでいきます。
白いが設置された道を軽く登っていきます。
6分ほど進んでいくと、左へ曲がるがあります。
角には道標が立っていて、この先の道は「来日岳2.4km」、今来た道は「大師山山頂2.2km」となっています。
曲がり角には、樹木に隠れ気味ながら「紅葉平」の石標があります。
ここで未舗装路と分かれて、石標の左側から尾根に登っていく踏み跡へ入っていきます。
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には細い木が生えて煩わしくなっていますが、
古びた木の階段も見られるので、整備された時にはここも林間歩道だったのだろうと思われます。
階段を登っていくと、すぐにになります。
右側に見えるを見送っていきます。
樹木の間を抜けていくと、少し開けた所に出ます。
左側を振り返るとが見えました。
奥の方に頭を出す山は、方角からすると盛上山でしょうか。
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紅葉平
細い木が生える尾根を更に進んでいくと、右前方にが見えてきます。
更に進んでいくと、右側にが建っています。
未舗装路から踏み跡に入ってから6分ほどの所になります。
東屋の先には緩やかな尾根が広がっていました。
標識類は見かけませんでしたが、ここが紅葉平になるようです。
鮮やかな紅葉を期待していたのですが、時期が少し遅いためか、色付いてはいても「枯れ葉」のような感じになっていました。
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東屋の先に続く踏み跡を進んでいくと、先ほど分かれてきたに出ます。
振り返ってを眺めてから、
車を止めてきた駐車スペースに向かって、未舗装路を進んでいきます。
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左に広がるを眺めながら進んでいきます。
林間歩道から見えていたものと思われるを過ぎていくと、
道幅が広がってになっている所に着きます。
そこを過ぎて両側に石垣が積まれた上を進んでいくと、林間歩道から未舗装路に出た所に戻ってきます。
紅葉平の東屋から6分ほどで着きました。
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登り基調で続く広いを進んでいきます。
に沿うように曲がりながら進んでいきます。
作業用の車のものなのか轍も見られますが、抉れて荒れ気味の所も少しあるので、愛車で通行しようという気持ちにはなれません。
樹間から僅かに見えるを眺めたりしながら進んでいきます。
登り傾斜が少し増した道を進んでいくと分岐があります。
紅葉平の東屋から15分ほどの所になります。
右へ降っていく道の入口には鎖が張られていて、「関係者以外車両の通行を禁止します」の看板が出ていました。
何処かへ出られるのか行き止まりなのかは分かりませんが、気になる道ではあります。
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来日地区
右の道を見送って未舗装路を登っていくと、
来日岳へ登っていった舗装路とのに着きます。
降り坂になった元来たを進んでいきます。
曲がり角まで来ると、車を止めておいた駐車スペースがあります。
紅葉平の東屋から17分ほどで到着しました。
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