瀞川渓谷 散策:2015年10月18日(日)
散策情報 [cn135] 瀞川渓谷
概 要 瀞川渓谷は、香美町村岡区に聳える瀞川山の北側にある渓谷です。 日本の秘境百選にも選ばれている渓谷には、瀞川稲荷や双身の滝などがあります。 今回は兎和野高原から尾根を越えて瀞川渓谷へ降り、双身の滝を訪ねてから瀞川稲荷を経て兎和野高原へ戻るルートを歩きます。 途中にある展望台からは山並みを見渡せる眺めが広がります。
起 点 香美町村岡区 板仕野地区
終 点 香美町村岡区 板仕野地区
ルート図 板仕野地区…登り口…はちまき展望台…瀞川渓谷…双身の滝…休憩棟…瀞川稲荷…瀞川渓谷…板仕野地区
所要時間 3時間50分
歩いて... 車道や舗装路を歩く部分もありますが、かなりの部分は旧林道とも思える広めの未舗装路が続いていました。 この時は空気が澄んだ秋晴れで、展望台からは綺麗な山並みを眺められました。 丁度ハイキング会が催されていて、大勢の人達が参加していました。 出発時刻を調節して、彼らと連れだって歩くことにならないようにしました。
関連メモ 十石山, 瀞川滝
コース紹介 マップ類】 【スライドショー
板仕野地区
香美町村岡区を通る国道9号の兎和野高原口交差点から県道89号に入って、登り坂になった車道を北上していきます。 木の殿堂方面への道を左に分けて板仕野地区へ入ると、 兎和野高原野外教育センター駐車場があるので、ここに車を止めさせて頂きました。 この時にはハイキング会が催されていて、参加者の車でほぼ満車状態でしたが、運良く最後の1台分が空いていました。
駐車場の脇には「兎和野高原 自然とのふれあいの森ウォーキングマップ」があります。 この図に載っている「展望台近道」と書かれた所が今回の登り口になります。 傍にある管理棟の前には「兵庫県立兎和野高原野外教育センター施設案内図」もありました。 ハイキング会の「瀞川渓谷・瀞川稲荷コース」と「瀞川山展望コース」のルート図も貼り出されていました。 今回予定していたルートと「瀞川渓谷・瀞川稲荷コース」がほぼ同じだったので、参考にさせて頂きました。
登り口
ハイキング会のグループが出発してから、少し時間をおいて歩き始めました。 県道89号を南へ歩き始めたすぐの所から右へ戻るようにして登っていく舗装路に入っていきます。 車を止めてきた駐車場を右下に眺めながら登っていくと、 畑地が広がる開けた所に出ます。 地形図では一旦県道89号へ出て再び戻ってくるように描かれていますが、道が付け替えられたのか、そのようにはなっていませんでした。 左から右へ大きく曲がりながら登っていくと、右側の畑地の奥に山並みが広がってきます。 坂道を更に登っていくと、左前方へ未舗装路が分かれていきます。 駐車場から14分ほどの所になります。 角には道標が立っていて、左の道は「瀞川山(近道)」となっています。 左の道が先ほどのウォーキングマップに載っていた「展望台近道」になります。
未舗装路を少し登っていくと、ヘアピン状に左へ曲がっていきます。 先ほどのウォーキングマップでは「遊歩道」となっていますが、 「自然とのふれあいの森」の一部としてこんなに歩き易い道を新たに建設したのでしょうか。 それとも以前に使われていた旧林道なのでしょうか。 樹木が低くなって明るい所に出ると、左側には山並みが広がっていました。
引き続き歩き易くて広い道を軽く登っていきます。 少し右へ曲がりながら登っていくと分岐があります。 「トレイル左折」の標識が今来た道を指しているだけで、それ以外の道標類は見かけませんでした。 短い草が少し生えている左の道は見送って、 右の道を進んでいきます。
少し進んでいくと、尾根を回り込むようにして左へ曲がっていきます。 尾根の背の僅かに右側に続く道を進んでいきます。 少し右へ曲がりなが進んでいくと瀞川・氷ノ山林道に出ます。 登り口から10分ほどで出られました。 未舗装路は道路向かいに続いています。 入口には「瀞川山(近道)」の道標が立っていて、その道を指しています。
植林地と雑木林が混じったような斜面を緩やかに登っていきます。 引き続き、広くて歩き易い道が続いています。 道の中央が掘れて水が流れた跡のようになった所もありますが、すぐに歩き易くなりました。 傾斜が少し増してくると、左の尾根が次第に低くなってきます。 林道を横切ってから6分ほど登って尾根の先端に着くと、 道は左へ曲がって、尾根の背の僅かに右肩に続くようになります。
次第に尾根の背に続くようになる広い道を登っていきます。 少し左へ曲がって左斜面を進んでいくと、僅かな切通のような所を過ぎていきます。 右側の樹間から見えてくる林道と並行するように緩やかに登っていきます。 樹木が低くなって明るい所を過ぎて少し右へ曲がっていくと、再び瀞川・氷ノ山林道に出ます。 林道を横切ってから17分ほどで出られました。 脇には道標が立っていて、右の道は「瀞川山頂」、 左の道は「兎和野高原(林道)」、今来た道は「兎和野高原(近道)」となっています。 ここは右へ続く林道を進んでいきます。
はちまき展望台
色付き始めた木々を眺めながら、緩やかな登り坂になった林道を進んでいきます。 林道を2分半ほど進んでいくと開けた所に出ます。 ここで林道は大きく左へ曲がっていきます。 内側には避難小屋が建っていました。 曲がり角には「はちまき展望駅」の標柱と「はちまき展望駅について」と題した解説板が立っていて、 「鉢・瀞川ルート路線図」や、 ここから見える山並みの写真が載っていました。 曲がり角の内側と外側が広くなっています。 外側の中ほどには「はちまき展望台(標高750m)」の標識が立っています。 ここがはちまき展望台になるようです。 駐車場から46分ほどで登って来られました。 目の前には山並みを見渡せる眺めが広がっていました。 画像群
ここから日本海も見えるようですが、この時には霞んでいて、僅かにそれと分かる程度でした。 ベンチも設置されているので、景色を眺めながらひと休みしていきました。 私が着いた時には、先発していたハイキング会のグループが休憩を終えて出発するところでした。 林道の解説板には、展望台の様子を写した写真が載っていました。 以前には東屋が建っていて各方面を示す大きな標識もあったようですが、この時には見かけませんでした。
ひょうごの屋根・緑の回廊(瀞川・氷ノ山林道、鉢・瀞川ルート)
(1)はちまき展望駅について
まるではちまきを巻いたような線形の典型的なヘアピンカーブのところに位置しており、 突き出たところには、旧村岡町が展望広場として休憩施設などを整備しています。 ここからは、国道9号線をはさんで真正面に但馬中央山脈の山並みや、蘇武トンネルの抗口を望むことが出来ます。
この場所は、ルート起点より2.3km、標高750m。
(次駅) 徒歩での所要時間
(2)瀞川平カラマツ並木駅 …60分,1.9km… (1)[当駅] …70分,2.3km… 林道入口
落ち着いたところで、左へ曲がっていく林道を進んでいきます。 曲がり角にある避難小屋の中を覗いてみると、真ん中にストーブがある板張りの部屋でした。 壁には「仲間たち」と題して写真が何枚も貼り出してありました。 避難小屋を出て1分ほど進んでいくと分岐があります。 角には道標が立っていて、 正面の道は「瀞川山頂(林道)」、右前方へ登っていく道は「瀞川稲荷神社・瀞川山頂」となっています。 瀞川・氷ノ山林道は正面へ続いていますが、ここで林道と分かれて右の道を登っていきます。
お知らせ
一. この道は林道です。 林業関係者以外の通行を禁止します。 ただし、地元の方が農耕或いは日常生活のために通行するのは差しつかえありません。
二. 急こう配、急カーブ、落石等の危険箇所にご注意下さい。
三. 道路上での駐車は禁止します。
四. 自然を守るため、植物をとらないで下さい。
五. 積載時重量制限 20トン、積載時制限長 12メートル
六. その他、この道路についてのお問い合わせは、兵庫県但馬高原林道建設事務所にして下さい。
 (兵庫県朝来農林振興事務所)
水源かん養 保健 保安林
所在場所:美方郡村岡町板仕野字奥山
この付近一帯の山林は、保安林に指定されています。 次の行為をしようとするときは、豊岡農林事務所へ相談してください。
1.立木竹の伐採及び損傷
2.下草・落葉・落枝の採取
3.樹根・土石の採取・その他の土地の形質の変更
山火事に注意しましょう。
 (兵庫県)
間隔の開いた広い横木の階段を登っていきます。 階段が終わって少し緩やかになった道を進んでいくと、次第に登り傾斜が増してきます。 尾根の先端に着くと、少し右へ曲がって回り込むように登っていきます。 樹間から僅かに山並みが見える所もありました。 紅葉し始めた木々を眺めながら進んでいくと、僅かに降るようになります。
尾根の右肩に続く道を進んでいくと分岐があります。 瀞川・氷ノ山林道と分かれてから7分ほどの所になります。 角には道標が立っていますが、この時にはハイキング会の紙が上から貼り付けられて読めなくなっていました。 これは頂けません。 一時的に剥がして確認すると、正面の道は「瀞川山頂」、右の道は「瀞川稲荷神社」となっていました。 ハイキング会のコースはここで2つに分かれていて、 「瀞川山展望コース」は正面の道で、「瀞川渓谷・瀞川稲荷コース」は右の道になるようでした。 正面の道(*)は877.3m峰954m峰を経て瀞川平カラマツ並木駅の近くへ出られるようですが、 今回は瀞川渓谷へ向かって、少し降り坂になった右の道を進んでいきます。
*後日に正面の道を歩きました。 (「十石山」を参照)
雑木林の斜面に続く広い道を緩やかに降っていきます。 2分ほど降っていくと、右から来る広めの道が合流してきます。 その道を併せて更に降っていきます。 次第に傾斜が増してくると、右・左と曲がりながら降るようになります。
曲がりながら更に降っていくと、樹間から谷向かいの稜線が見えてきます。 僅かな切通のようになった尾根の先端を右へ曲がっていきます。 少し先をZ字形に折れ曲がって降っていきます。 岩壁沿いに続く道を降っていくと、僅かな谷筋を横切っていきます。
樹木が低くなって谷向かいの稜線がよく見える所に出ます。 左へ曲がって、傾斜が増して石がゴロゴロする道を曲がりながら降っていきます。 程なくして歩き易くなった道を緩やかに降っていくと、僅かな谷筋を横切っていきます。
尾根の先端を回り込むようにして左へ曲がりながら進んでいきます。 大きな岩が道の半ばまで塞いでいる所もありましたが、通るのに支障はありませんでした。 樹間から谷向かいの稜線を僅かに眺めながら緩やかに降っていきます。 僅かな登り坂を過ぎていくと、谷筋を横切っていきます。 少しガレた道になっているので、足元に注意しながら通過していきました。
樹間から山並みを僅かに眺めながら、 歩き易くなった広めの道を進んでいきます。 少し登り坂になった道を進んでいきます。 緩やかになってくると、再び谷筋を横切っていきます。
瀞川渓谷
引き続き広めの道が続いています。 右下の谷筋から水音が聞こえるようになった道を進んでいくと、谷向かいの稜線がよく見える所がありました。 やがて先の方に見えてくる林道へ向かって真っ直ぐ降っていくと、瀞川渓谷に続く林道の曲がり角に降り立ちました。 瀞川・氷ノ山林道と分かれてから46分ほどで着きました。 曲がり角にはトイレが設置されています。 その手前には「瀞川滝」の道標が立っていて左前方の道を指しています。 瀞川稲荷へは右前方の道を進んでいくのですが、 左前方の道の先に双見の滝があるようなので、立ち寄っていくことにしました。
広い林道を2分ほど進んでいくと終点になります。 小屋の傍には大きな石を組んだがあって、中には石仏が安置されていました。 小屋の右側から続く山道を登っていくと、すぐの所に分岐があります。 右側には6体の石仏が並んでいて、 その前から沢へ小径(*)が続いているようでしたが、左前方へ続く道を登っていきます。
*後日に右の小径を歩きました。 (「瀞川滝」を参照)
水源かん養 保健 保安林
所在場所:美方郡村岡町板仕野字奥山
この付近一帯の山林は、保安林に指定されています。 次の行為をしようとするときは、豊岡農林事務所へ相談してください。
1.立木竹の伐採及び損傷
2.下草・落葉・落枝の採取
3.樹根・土石の採取・その他の土地の形質の変更
山火事に注意しましょう。
 (兵庫県)
急な所を登って右へ曲がると、歩き易い山道になります。 大きな岩の袂まで来ると石仏が佇んでいて、前には「勢至菩薩」の標柱が倒れていました。 右側には、大きな石がゴロゴロするが流れています。 そこを過ぎていくと道は不明瞭になって沢へ降りていきます。 足元に注意しながら上流へ向かって石の上を進んでいくと、前方に二筋の滝が見えてきます。
双身の滝
大きな石がゴロゴロする沢を更に登っていくと、滝の前に着きました。 林道に出た所から9分ほどで着きました。 これが双身の滝になるようです。 名前の通りに左右2つの流れがあり、落差は10mほどあるようです。 二筋の滝の上にも小滝が見えていました。 この周辺は春は新緑、夏は涼しく、秋は紅葉がとても綺麗で、「日本の秘境百選」に選ばれているようです。 脇には5体の石仏が佇んでいました。 更に上流へ行くと瀞川滝(*)があるようですが、道がよく分からなかったので、ここで引き返すことにしました。
*後日に瀞川滝への道を歩きました。 (「瀞川滝」を参照)
大きな石がゴロゴロする沢を引き返していきます。 勢至菩薩を過ぎて、沢から少し離れて降っていきます。 林道の終点に着いて広い林道を降っていくと、 尾根を越えて林道に出た所の曲がり角に戻ってきました。 往復23分ほどで戻って来られました。 曲がり角では、ハイキング会のグループが休憩していました。 『はて、追い抜いた覚えはないのに枝道でもあったのか』と考えてみるに、 はちまき展望台で見かけたのは「瀞川山展望コース」のグループで、 ここにいるのは兎和野の大カツラなどを経てきた「瀞川渓谷・瀞川稲荷コース」のグループだと考えると辻褄が合うようです。
林道を道なりに左へ曲がってトイレを過ぎていくと、沢に架かる小橋の手前に東屋がありました。 「諸人の幸福をこの地にもとめて十三佛を安置する」と刻まれた石碑があり、 その奥には石仏や石灯籠などが並んでいました。 コンクリート製の小橋を渡って、その先へ続く林道を進んでいきます。
諸人の幸福をこの地にもとめて十三佛を安置する
昭和58年8月吉日
休憩棟
曲がりながら続く林道を緩やかに降っていきます。 正面に稜線が見えてくると、鉄格子が設置された石垣の傍を過ぎていきます。 石垣が終わると、右側に休憩棟があります。 この時にはハイキング会の休憩場所になっているようでした。
大きな広場を過ぎて、 道なりに右へ曲がっていく林道を降っていきます。 左に見える山並みを眺めながら降っていきます。 右の斜面にある「瀞川渓谷憩いの森」の標柱を過ぎて 左への曲がり角まで来ると、 「とろ川稲荷大明神」の扁額が掛かる赤い鳥居が立っています。 林道に降り立った所から12分ほどの所になります。 傍にはトイレもありました。 林道はここから舗装路になりますが、瀞川稲荷を訪ねていくことにしました。
新旧の石灯籠などが並ぶ参道を進んでいきます。 左下から登ってくる表参道を眺めながら進んでいくと小広い所に出ます。 右側にある「正一位 稲荷大明神」の扁額が掛かる赤い鳥居をくぐって石段を登っていきます。 石段を登り切ると小広い境内に出ます。 左側にある管理棟を覗いてみると、中ほどに囲炉裏がありました。 境内の奥には鳥居が立っています。 傍にある建物の外壁には「寶納」と題した大きな絵が掲げられていました。 建物の中には人形のようなものが天井から沢山吊り下げられていました。
瀞川稲荷
太い杉の木が林立する所を登っていくと、右側の大きな岩の割れ目の奥に社殿がありました。 これが瀞川稲荷になるようです。 正面の道を奥へ進んでいくと百度石があって、 御百度大神・足腰守護神・中風守護神・癌病守護神・事故守護神・子供守護神・夫婦守護神などの丸い石碑や、 臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前などの石柱が並んでいました。 左側の斜面には「寅年の守稲荷」などの干支ごとの石碑や鳥居がありました。 奥には八角形の東屋があり、 近くには「瀞川渓谷十三佛案内図」がありました。 それによると、双身の滝の上流にはツチノコ渕滝見岩不動の滝などがあるようでした。 先ほど見かけた勢至菩薩も載っていました。
東屋の先に続く道を進んでいくと分岐があります。 角には「双身の滝」の標識が立っていて、右の道を指していました。 標識に従って右の道を登っていきました。 左へ曲がっていくと緩やかな道になりました。 右・左と道なりに曲がりながら進んで少し降っていくと、先ほどの休憩棟の脇に出ました。
瀞川渓谷
手前の分岐まで引き返してきて、 正面の道(瀞川稲荷から来た向きには左側)を進んでいきます。 尾根を回り込むようにして広めの道が続いていました。 谷筋が見えてくると、 広めの道は突如として終わって、石がゴロゴロした坂を降るようになります。 足元に注意しながら降っていくと、すぐに瀞川渓谷に降り立ちます。 少し上流へ歩いてみると、渓谷を流れる水が心地よい音を響かせていました。 対岸には僅かな踏み跡(*)があるようでした。 太いワイヤーが対岸まで延びているし、コンクリートで固められた残骸も見られたので、 以前には対岸へ渡る歩道か吊り橋でもあったのでしょうか。
*後日に対岸に続く踏み跡を歩きました。 (「瀞川滝」を参照)
手前の分岐まで引き返してきます。 東屋を過ぎて瀞川稲荷を抜けていきます。 境内を過ぎていくと、「正一位稲荷大明神」の扁額の掛かる赤い鳥居が立つ小広い所に降り立ちます。 瀞川稲荷休憩棟瀞川渓谷を訪ねて、30分ほどで戻って来られました。 正面に続く表参道の真新しい石段を降っていきます。 降り口には「表参道完成」の石柱が立っていました。
石段が終わると石畳の道になります。 立ち並ぶ石灯籠を過ぎていくと、再び石段を降るようになります。 真ん中に鉄パイプの手摺りが設置された石段を真っ直ぐ降っていくと、林道の曲がり角に降り立ちます。 脇には「正一位瀞川稲荷」の石碑などがありました。 林道に出て道なりに左へ曲がった所に僅かな駐車スペースがあって、 脇には「瀞川渓谷憩いの森周辺マップ」と題した案内図がありました。
人の世は 罪深く なやみ苦しみ 数多し 日々祈りて もろ人は 救わる
林道を道なりに降っていきます。 向こう側を向いた「山賊33コース 鉢伏27コース 7km」の標識を過ぎて植林地へ入っていきます。 大きく右へ曲がって林道を降っていきます。 カーブミラーの立つヘアピンカーブを左へ曲がっていくと分岐があります。 瀞川稲荷表参道の降り口から11分ほどの所になります。 角には道標が立っていますが、ここでもハイキング会の紙が上から貼り付けられて一部が読めなくなっていました。 一時的に剥がして確認すると、右へ戻るようにして続く道は「兎和野高原」、 今来た道は「瀞川滝・稲荷神社」となっていました。 このまま林道を降って県道89号に出ても良いのですが、少し遠回りになるし趣にも欠けようというものなので、 ここは右の道を進んでいきました。
広くて歩き易い未舗装路を緩やかに降っていきます。 1分半ほど進んでいくと、の所で道が寸断されていました。 沢の向こう側には、緩やかで広い道が見えています。 橋などは架かっていませんが、流れる水は深くないのが幸いでした。 足元に注意しながら、大きな石がゴロゴロするを渡っていきました。 少し時間をかけてを渡り切って、再び広くて歩き易い道を進んでいきます。
道なりに左へ曲がりながら進んでいきます。 明るい所を過ぎていくと植林地へ入っていきます。 植林地を抜けて、石がゴロゴロする広い道を進んでいきます。 雑木林の斜面を横切るように続く道を進んでいくと、 先ほど分かれてきた林道が左の樹間から少し見えました。
再び植林地になった斜面を横切るようにして進んでいきます。 向こう側を向いた「6km」の標識を過ぎていきます。 特にこれと言って記すことの少ない広い道を淡々と進んでいきます。 オリエンテーリングのポスト「V」を過ぎて少し右へ曲がりながら進んでいくと、 県道89号の曲がり角の傍に出ました。 林道と分かれてから20分ほどで出られました。 脇には道標が立っていて、 右の道は「兎和野高原」、今来た道は「瀞川滝・稲荷神社」となっています。
登り坂になった右の車道を進んでいきます。 切通のような所を過ぎて、左へ曲がりながら登っていきます。 植林地に続く窪んだ坂道を真っ直ぐ登っていくと、 樹木が低くなって明るい所に出ます。 再び樹木が茂って薄暗い所を過ぎていくと分岐があります。 車道に出た所から9分ほどの所になります。 右側には水利施設のような建物がありました。 脇には道標が立っていて、右の道は「兎和野高原」、今来た道は「瀞川稲荷神社」となっています。 正面には「但馬アルペンロード」「木の殿堂」「ハチ北高原 ザゼンソウ ミズバショウ」などの標識もありました。 左の道の入口には「ひさ家 合宿センター うわのビレッジ あと1.5km」の看板が立っていました。 ここは右の道を進んでいきます。
緩やかな登り坂になった車道を1分ほど進んでいくと分岐があります。 角には「但馬アルペンロード」「但馬高原森林浴ルート」の標識が立っていて右の道を指していますが、このまま真っ直ぐに進んでいきます。 道端に群生するススキを愛でたりしながら進んでいきます。 程なくして降り坂になると、正面に山並みが広がってきます。 少し右へ曲がりながら降っていきます。
左側に広がる畑地田んぼなどを眺めながら降っていきます。 左右に分かれていく農道を見送って、左へ曲がりながら車道を降っていきます。 少し右へ曲がるようになると、樹間からグラウンドが見えてきます。
板仕野地区
広いグラウンドの傍を過ぎていきます。 少し右へ曲がりながら車道を緩やかに降っていくと、 車を止めておいた兎和野高原野外教育センター駐車場に着きます。 県道89号に出た所から24分ほどで到着しました。
ハイキング会の2グループはまだ帰ってきていないようで、駐車場は相変わらずの満車状態でした。 家路に着く前にもう一度管理棟の前にある案内図まで行ってみると、 貼り出してあったルート図は既に撤去されていました。