概 要 |
大岡山は豊岡市日高町にある標高652.3mの山です。
ゴルフ場になっている山の中腹をひと巡りする道が続いています。
今回はゴルフ場へ登る車道の途中の三角点のある曲がり角を起点とし、旧大岡寺を経て反時計回りに歩きます。
道々では山並みを見渡せる眺めが広がります。
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起 点 |
豊岡市日高町 大岡地区
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終 点 |
豊岡市日高町 大岡地区
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大岡地区…登山道分岐…旧大岡寺…旧大岡寺庭園…林道…車止め…車道…クラブハウス…大岡地区
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所要時間 |
2時間40分
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歩いて... |
東側の道には熊笹が茂る所がかなりありました。
軽い藪漕ぎ状態の所もありましたが、この時にはそれほど苦労することもなく歩けました。
北東から来る林道に出ると、軽四駆なら通っていけそうな幅で続く緩やかで快適な道になりました。
しかし、終点の近くには車止めがあって、「許可なく歩くことは禁止」の旨の看板が出ていました。
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関連メモ |
旧大岡寺庭園,
旧大岡寺庭園
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大岡地区
豊岡市日高町に続く国道482号を西進し、西中学校前交差点を右折していきます。
県道529号を見送って2車線の農道を進んでいくと、「般若の郷」の石碑がある十字路に出ます。
「大岡ゴルフ倶楽部」「園田学園女子大学大岡山グリーンキャンパス」の看板の出る右の道を登っていきます。
ヘアピン状に左へ曲がる角まで来ると、「標高393m」の標識が取り付けられているが建っています。
その脇が車2・3台分の駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
般若の郷
このあたり一帯は、古くから「般若」と呼ばれている。
その由来は、大岡山山頂近くにあった真言宗古刹「瑠璃山・大岡寺」の末寺十二坊の内の一つ「般若院」がこの近くに置かれていたことから、
参詣の人達がそう呼ぶようになったと言われている。
この農道の開通を機に、これからも地域の人々に安らぎを与える緑豊かな、四季折々に美しい花々で彩られた郷となるよう願いを込めて「般若の郷」と命名した。
農業漁業用揮発油税財源身替農道整備事業
県単独農道整備事業(合併型)清滝地区
事業概要
総延長 | 3,661m |
全幅員 | 7.0m |
総事業費 | 26億円 |
工事工期 | 平成6年度から平成10年度 |
事業主体 | 兵庫県豊岡土地改良事務所 |
揮毫 兵庫県知事 貝原俊民
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小屋の左奥から続く広めのを進んでいきます。
夏草が伸び始める季節でしたが、まだ道を覆い尽くしてはいませんでした。
土が剥き出したまで来ると、
右側にが見えました。
軽い降り坂になってきた道を進んでいくと、が埋設された僅かな谷筋を回り込んでいきます。
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登山道分岐
僅かにになってきた道を進んでいきます。
緩やかになってきたを道なりに少し左へ曲がっていきます。
再び登り傾斜が少し増してくる道を進んでいくと分岐があります。
車道の脇の小屋から8分ほどの所になります。
道標類は見かけませんが、右の道は大岡地区の集落を経て県道242号の河江大岡口バス停の傍へ降りて行かれます。
右から来て正面へ登っていく道は大岡登山道になります。
ここは正面に続く坂道を登っていきます。
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傾斜が増してきた坂道を登っていきます。
秋には綺麗な紅葉が見られる所ですが、この時はの季節で、青々とした森になっていました。
少し左へ曲がりながら進んでいくと、道端に大きな石が幾つかある僅かなを過ぎていきます。
緩やかになった道を曲がりながら進んでいくと、軽く降る所もあります。
等高線に沿うように進んでいくと、土が剥き出しになった斜面がしばらく続きます。
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太い鉄管が埋設されたを過ぎて右へ曲がっていくと、
樹間から僅かにが見えました。
土が剥き出したを過ぎて右へ曲がり始めると竹林が現れます。
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竹林が終わった道を進んでいくと、少しがありました。
そこを過ぎて正面がに出ると、
道端にはが綺麗な花を咲かせていました。
右へ曲がりながら進んでいくと、突如として幅の広い石段の横に出ますが、何か不自然な感じがしました。
以前には地形図に載っている破線の道か石段が右側から登ってきていたのかも知れませんが、
この時は笹竹が茂るばかりで、その形跡は確認できませんでした。
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旧大岡寺
広い石段をひと登りしてに出ると、
脇に「大岡寺山門跡」と刻まれたが倒れていました。
その先に続く石段を更に登っていくと、広くてなだらかな所に着きました。
ここが旧大岡寺の境内になります。
登山道分岐から18分ほど、車道の脇の小屋から26分ほどで登って来られました。
右側にはがあります。
その脇から見えるを眺めながらひと休みしていきました。
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正面の御佛塔の先の一段高い平らな所に「」の石標がありました。
その左に生える大きな樹木の間にあるを登っていくと、
「」の石標のある平らな所がありました。
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旧大岡寺庭園
本堂跡の左側には旧大岡寺庭園があります。
大きな石が幾つもあって浅い池もあるようですが、今ではほとんど手入れされていないようで、荒れた様子でした。
国名勝指定 旧大岡寺庭園
所在地 兵庫県城崎郡日高町大岡字東西十七他
指定年月日 平成元年九月二十二日
旧大岡寺庭園は、旧大岡寺の庫裏書院の東庭として作られた池泉庭園である。
山裾に沿って池を掘り、巨石を用いて「山麓」・「護岸」の石組を形成している。
池は東西12メートル、南北8メートルの大きさで、二つの岩島を置く。
石組みは滝石組みを中心として左右に展開し、周囲の景観と併せて深山幽谷を彷彿とさせる。
巨石を多く用いた手法は豪快であり、かつ配石の均衡は優れ、
室町時代末期の作と考えられる但馬地方有数の古庭園として貴重である。
平成七年
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から続く道を進んでいきます。
熊笹が茂り始めて少し煩わしい所もありましたが、普通の山道よりは広めの道が続いていました。
明瞭な道を2分ほど軽く登って少しに出ると、
前日の降雨のためか、小石がゴロゴロした道には水が流れていて、のようになっていました。
右側の樹間から僅かにが見える所を過ぎて、登り気味に続く広めの道を進んでいきます。
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「ヤマフジ」のを過ぎて、
雑木林のを少し登るようになります。
右へ緩いS字を描くように曲がりながら進んでいくと、傾斜が緩やかになってきます。
植林地の縁を進むようになると道全体に熊笹が茂るようになりましたが、背丈がそれほど高くなかったのは幸いでした。
旧大岡寺から7分ほどの所になります。
ヤマフジ(山藤) 分類(まめ科)
山林中に他木にまきついて生活するつる性落葉樹。
茎は左巻、短毛があるが後に毛はおち灰色となる。
用途 | 時に観賞用として人家に植える。 |
分布 | 西日本に自生する。 |
高さ | 30.00m |
幹周 | 0.30m |
樹齢 | 35年 |
調査年月日 昭和62年10月13日
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「アカマツ」のを過ぎていくと、軽く降るようになります。
道には引き続きが茂っています。
早春や晩秋ではもう少し歩き易くなるのだろうかと思いながら、熊笹を掻き分けながら進んでいきました。
ハイキング会でもあったのか、所々にはが取り付けられていました。
少し明るくなった所まで来ると、左側に浅い谷筋がありました。
旧大岡寺から15分ほどの所になります。
左側の谷筋にもがあるようでしたが見送って、
を渡って、正面へ進んでいきます。
アカマツ(赤松) 分類(アカマツ科)
山地に多い常緑高木。
高さ約35mに達し、直径3mを越すものもある。
樹皮は赤褐色、葉は二針葉。
球果は卵形、褐色で径約3cm。
成育が旺盛で造林が広く行われる。
用途 | 建築材、土工材、薪炭材、木工用としてスギとともに日本で最も広く利用される。風景林や日本式庭園の庭木としても重要。 |
分布 | 本州・四国・九州。 |
高さ | 25.00m |
幹周 | 2.60m |
樹齢 | 130年 |
調査年月日 昭和62年10月13日
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林道
引き続きが茂る道を進んでいきます。
少し登り坂になってくると、コンクリートブロック製のがありました。
更に登っていくと、僅かなに着きます。
そこを越えて降り始めると、右から登ってくるの緩やかな曲がり角に出ました。
旧大岡寺から18分ほどの所になります。
この広い道は、地形図に載っている北東から来て北西へ曲がっていく破線の道のようでした。
軽四駆なら通っていけそうな幅で続いていますが、林道でしょうか。
右の道(*)を降っていくと何処かへ出られるのか、それとも行き止まりなのか、興味のあるところではあります。
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左前方へ延びるを進んでいきます。
煩わしかった熊笹はほとんどなくなって、夏草が少し茂るだけの緩やかで快適な道になります。
轍も見かけるので、時折は車も通る道のようでした。
程なくして、道端に「この先 トイレあり」のがあります。
先ほど見かけたトイレを意味しているのでしょうか。
4分ほど進んでいくと、樹間からが少し見える所がありました。
見え方が少しずつ変わってくる山並みを眺めながら、等高線に沿うようにして続く緩やかで歩き易い林道を進んでいきます。
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時折赤テープが取り付けられているを進んでいきます。
この時は夏草が伸び始める季節で歩き易かったのですが、真夏になるとかなり伸びて煩わしくなりそうに思えました。
林道を快調に進んでいくと、大きく左へ曲がって進路を西に転じます。
林道に出てから11分ほどの所になります。
曲がり角から踏み跡が右へ分かれていて、入口には赤テープが取り付けられていましたが、
道なりに曲がっていきます。
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程なくして進路は南西に向くようになります。
山側の崖にあるのような水の流れを過ぎていくと、明るくなった所に出ました。
は伐採されていましたが、かつてはスキー場だったのでしょうか。
大きな樹木を過ぎていくと、を見渡せる眺めが広がってきました。
林道に出てから22分ほどの所になります。
電波塔が幾つか立つ山も見えましたが、方角からするとでしょうか。
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少し降り坂になってきたを進んでいきます。
見える角度が少しずつ変わってくるを眺めながら降っていきます。
左へ曲がっていく所まで来ると、右から登ってくる急な道が合流してきます。
林道に出てから24分ほどの所になります。
の先には開けて明るくなった所が見えていましたが、
道なりに左へ曲がっていく林道を進んでいきます。
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山側からが流れ落ちる所を過ぎていきます。
次第に低くなってくるを回り込んだりしながら、緩やかな林道を進んでいきます。
軽く登ったり降ったりする所もありますが、傾斜は急ではありません。
山側に土が剥き出した所まで来ると、谷側が少しになっていました。
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再びした跡のような所を過ぎていきます。
僅かに降ったりしながら進んでいくと、山側にが剥き出した所を過ぎていきます。
やがて斜面が広がって緩やかになってきます。
道なりに植林地へ入っていくとT字路に出ます。
林道に出てから41分ほどの所になります。
標識類は見かけませんが、降り坂になったは見送って、
登り坂になったを進んでいきます。
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車止め
少し進んでいくと、左へ大きくS字形に曲がりながら登っていきます。
緩やかになってきた道を進んでいくと車止めの鎖が張られていました。
先ほどのT字路から3分ほどの所になります。
鎖を過ぎていくと、向こう側を向いた看板が二つ設置されていました。
いままで歩いてきた道は「許可なく車両や歩行者の通行は禁止」だったようですが、
ここまで来て「禁止」と言われても引き返す訳にはいきません。
水源林をつくる公団造林
所在 城崎郡日高町大岡字三ツ石ヶ成ル90番1
契約面積 15.76ha
造林木は下記分収造林契約者の共有物です。
造林地所有者 | 床瀬生産森林組合 |
造林者(地上権者) | 北但東部森林組合 |
造林費負担者(地上権者) | 緑資源公団 |
火に注意しましょう。
緑資源公団 神戸出張所
一般車通行禁止
これから先は、許可なく車両や歩行者の通行を禁止します。
無断で通行して事故等が発生しても一切の責任は負いません。
管理者 北但東部森林組合
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車道
車止めを過ぎて1分半ほど進んでいくと、再びに出ます。
ここでも標識類は見かけませんが、降り坂になったは見送って、
登り坂になったを進んでいきます。
坂道を真っ直ぐ登っていくと、左右に通る車道に出ました。
林道に出てから50分ほどで歩いて来られました。
この道は、今回の起点とした曲がり角を過ぎて更に上へ登ってきた道になります。
起点へは右へ降っていくのですが、その前にクラブハウスまでちょいと往復することにしました。
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左の先に見えているの下をくぐっていくと、
左側にが広がってきます。
電波塔が幾つか立つを眺めたりしながら車道を登っていくと、
左前方にが見えてきます。
方角からすると、右側にあるのが矢次山や来日岳で、左側に連なるのは三川山から北方向へ延びる稜線でしょうか。
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クラブハウス
程なくして、右側にもゴルフコースが広がってきます。
右後方にはと思われる山が聳えていました。
右前方にも見えてくるを眺めながら進んでいくと、
大岡ゴルフ倶楽部のクラブハウスに着きます。
大岡山(652.3m)の二等三角点「大岡寺」は、右側のゴルフコースの中にあるようです。
この時は平日でしたがプレイしている人が結構いて、三角点は確認出来ませんでした。
左右に広がる眺めを楽しんでから、引き返していきました。
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往復15分ほどでまで引き返してきて、
所々で開けるを眺めながら車道を降っていきます。
山肌が露わになった斜面は、旧名色・万場・奥神鍋などのスキー場のようです。
それらの左奥に頭を覗かせている残雪のある山はでしょうか。
大きく右・左と曲がりながら降っていくと、次の右への曲がり角に分岐があります。
車道に出た所から18分ほどの所になります。
角には「大岡ゴルフ倶楽部」や「園田学園大岡山グリーンキャンパス」のがあります。
また「大岡ゴルフ倶楽部」の標識もあって、今降ってきた道を指しています。
ここは、右へ曲がっていく道を降っていきます。
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大岡地区
大きく左へ曲がっていく所まで来ると、樹間からのスキー場が見えました。
車道をその先へ淡々と降っていきます。
大きく右へ曲がる角の手前まで来るとが広がってきます。
方角からすると、右側が蘇武岳で、左側が妙見山でしょうか。
道端には394.8mの「安楽寺」がありますが、標石はほとんど地面に埋まっていました。
三角点を過ぎたすぐ先の曲がり角に、車を止めておいた駐車スペースがあります。
車道に出た所から39分ほどで降りて来られました。
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