概 要 |
三岳山は福知山市にある標高839.1mの山です。
中腹には三嶽神社があって、丁仏が佇む参道が続いています。
電波反射板の立つ山頂からの眺めはあまり良くありませんが、各方面の樹間から少し山並みが見えます。
今回は野際地区の七王子神社から三嶽神社を経て山頂へ向かうルートを往復します。
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起 点 |
福知山市上佐々木 野際地区
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終 点 |
福知山市上佐々木 野際地区
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野際地区…七王子神社…伐採地…カンカケ岩…木橋…水舟…三嶽神社…三岳山…展望岩…三岳山…三嶽神社…行者神社…三嶽神社…水舟…木橋…カンカケ岩…伐採地…七王子神社…野際地区
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所要時間 |
3時間40分
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歩いて... |
三嶽神社への参道や山頂への道には下草は生えておらず、明瞭で分かり易くなっていました。
下山時には行者神社へ立ち寄りました。
赤テープが点々と取り付けられ、途中からはトラロープも張られて、分かり易くなってはいましたが、
崩れそうな所や大きな岩の傍を通ることもあり、岩が剥き出した急斜面を岩や木などに掴まりながら登ることになりました。
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関連メモ |
三岳山,
三岳山
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野際地区
豊岡市但東町から国道426号を南下していきます。
登尾トンネルを抜けて上佐々木地区へ入っていきます。
府道530号を合わせて降っていくと、の所から東へ分かれて登っていく道があります。
脇には「三岳山登山口」のが立っていて、山頂までのルートを示しています。
標識の脇から続くを曲がりながら登っていきます。
三岳簡易水道のを回り込むように進んでいくと、野際地区の集落になります。
少しズレた四叉路を左折すると、左側の墓地の一角にがあります。
その脇が駐車スペースになっているので、ここに車を止めました。
野際共同墓地の宝篋印塔
福知山市指定文化財 建造物
この宝篋印塔は総118.8cmを測る小ぶりなもので、花崗岩製の基礎、塔身、笠石、相輪を備える完存品です。
格座間にある銘文から文和2年(1353)に建てられたことがわかっており、
現在福知山市内で確認されている宝篋印塔では最古級のものです。
完存品であり、また丁寧な造りから、同じ種類の資料の指標となるものです。
建立された経緯など、不明な部分も多いものの、野際の集落や三岳山信仰との関連を考える上で極めて貴重な資料です。
平成23年3月 福知山市教育委員会
格座間銘文
「文和二癸巳十一月十六 啓白 金時山 念仏一結衆中」
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野際共同墓地を出発して、集落に続く坂道を登っていきます。
角に赤い「ホース格納箱 上佐々木自主防災会No.6」があるを直進し、
左右に分かれていく農道を見送って真っ直ぐ登っていくと、鳥居が見えてきます。
その手前にがありました。
紐で軽く閉じられた扉を開けて鳥居の前まで来ると、
左側の小広い所に「丹後天橋立大江山国定公園」と「三岳山周辺案内」と題したがあります。
「三岳山」と題したが載っていて参考になります。
ここから山頂までは1時間25分とのことです。
傍には福知山市の名木(18)ウラゲエンコウカエデがあります。
三岳山へは鳥居の右脇から前方へ延びる道を進めばいいのですが、その前に正面にある神社へ立ち寄っていきました。
丹後天橋立大江山国定公園
大江山連邦地区
大江山連邦地区は丹後半島の南に位置し、標高600m〜800mの稜線が東西に連なっている連山地形です。
連山の山頂からは360度の視界が広がるパノラマ景観や、稜線からの山間景観、鬼嶽稲荷神社から見る雲海など、
さまざまな自然風景を見ることができます。
三岳山
三岳山は海抜839.2m、福知山市の最高峰です。
市街から遠望できる三岳山は実に堂々としていて、かつて「丹波山上」と呼ばれていたのがうなずけます。
三岳山の名の由来については、源頼光が鬼退治のとき、この山から大江山を見立てたという説がありますが、
信仰の山、御嶽山から来ているものと思われます。
山頂近くの三嶽神社は、古くは蔵王権現社といい、大化年間(7世紀中ごろ)に修験の開祖・役小角がここへ登って参籠したとき、
蔵王権現が現れたので、蔵王堂を建てたのが始まりと言われています。
三岳山は、平安時代から鎌倉時代にかけて北近畿屈指の修験道場であったと思われます。
その遺跡は、行者神社をはじめ実に多くの名残をとどめており、
この三嶽神社の別当寺であった喜多の金光寺や下佐々木の威光寺などが、当時の密教信仰の拠点となり、
当地域の信仰の中心として栄えていたものと思われます。
「丹波志」には「本社より上、女人結界」とあります。
登山道は、喜多の金光寺から登るルートと国道426号の仏坂口から野際まで車で入り、七王子神社から登るコースがあります。
三岳山は、美しく植林されていますが、ところどころに、かつて原生林であったことがしのばれる植生が見られます。
山頂には、関西電力の反射板が立ち、三角点横の古い五輪塔との対照がなんとも印象的です。
(環境省、京都府、福知山市)
三岳山周辺案内
丹後天橋立大江山国定公園 …採らずに撮ろう三岳山…
三岳山(みたけさん) 福知山の北方堂々とした山容 蔵王権現を祀る山岳霊場
山頂の標高 839.2m
(福知山市)
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七王子神社
鳥居をくぐって、両側に控えるを過ぎて石段を登っていくと、すぐに境内に着きます。
石垣が並ぶ一段高い所に社殿がありました。
扁額は掲げられておらず由緒などを記したものも見かけませんが、先ほどの案内板に載っていた七王子神社になるようです。
左側には小屋がありますが、神輿などが収められているのでしょうか。
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境内の右側には福知山市の名木(11)イヌシデのがあります。
その横を降りていくと、右から登ってくるに降り立ちます。
手前にあった鳥居の右脇から続く道になります。
その道を左へ登り始めると、すぐの所に分岐があります。
角にはが立っていて、左前方へ続く道は「三嶽神社1.2km・三岳山山頂1.8km」
「福知山市名木 イタヤカエデ1.0km・福知山市名木 ウラゲトチノキ・カツラ0.8km」となっています。
傍の大木の袂には「福知山市の名木」「三嶽神社参道 左」のがあって、同じく左の道を指しています。
正面(*)に続く広い道には何も示されていません。
地形図に載っている実線から破線に変わって534m峰の傍まで続く道のようですが、
情報によると先の方で不明瞭になるようなので、ここは道標に従って左の道を登っていきました。
*後日に正面の道を歩きました。(「 三岳山」を参照)
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伐採地
左の道へ入っていくと、左側の植林地にがありますが、名前などは分かりませんでした。
その前を過ぎて雑木林に続く広い道を登っていくと、
道端の樹木の袂に「八丁」と刻まれたが倒れていました。
その先へ登っていくと「十丁」と刻まれたが立っていました。
雑木林に続く広い道を更に登っていくと伐採地に出ました。
七王子神社から14分ほどの所になります。
手前にはが立っていて、この先の道は「三岳山山頂1.3km・三嶽神社0.8km」、
今来た道は「三岳山登山口(上佐々木)0.5km・七王子神社0.5km」となっています。
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伐採地を登っていくとがあります。
標識類は見かけませんが、右前方へ続く緩やかな道は見送って、正面の道を登っていきます。
伐採地の上端まで登っていくと植林地が現れます。
植林地へ入ると山頂までは展望が開けないので、振り返ってを眺めていきました。
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カンカケ岩
植林地に続く広めの道を登っていきます。
尾根の左肩を登っていくと「十二丁」のが倒れていました。
尾根の背を越えて右肩を進んでいくと、砕石などがが散乱するになります。
どこが道だか分からない谷筋を登っていくと、戻るようにして登っていく道が現れます。
谷筋から分かれてその道を登って尾根の背に出ると、大きな岩が幾つか頭を出していました。
標識類は見かけませんでしたが、七王子神社の鳥居の傍にあった案内板に載っている写真によると、
カンカケ岩(願掛け岩)というようです。
七王子神社から28分ほどの所になります。
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木橋
尾根の背を跨ぎながら登っていくと、福知山市の名木(19)ウラゲトチノキのがあります。
その先へ進んでいくと、谷筋に木橋が架かっています。
七王子神社から31分ほどの所になります。
橋の手前の樹木の袂には「十四丁」のが寄り掛かっていました。
丸太を5本束ねたを渡って横木の階段が始まる所に、
福知山市の名木(35)カツラのがあります。
福知山市指定天然記念物 三岳山のウラゲトチノキ
科名 とちのき科 推定樹齢600年
根元幹周 660cm 胸高幹周 5_4cnm
平成13年9月指定 福知山市教育委員会
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植林地の斜面を登っていきます。
の先にある左を指す「福知山市の名木」の標識を過ぎて、
斜面を横切るようにして登っていきます。
広い尾根の背を回り込むようにして左へ曲がりながら登っていきます。
左・右・左と曲がりながらを登っていくと、右への曲がり角に「十五丁」の石仏が佇んでいました。
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水舟
右・左と曲がりながら更に尾根を登っていくと、樹木の袂に「十六丁」のが寄り掛かっています。
石仏を過ぎて、尾根のを登っていきます。
「水源かん養保安林」の標識を過ぎていくと、小さな沢に丸太のが架かっています。
七王子神社から47分ほどの所になります。
木橋を渡った所に井戸のようなものがありました。
覗いてみると、底には水が溜まっていました。
標識類は見かけませんでしたが、七王子神社の鳥居の傍にあった案内図によると水舟(手洗い水)というようです。
ここで手を清めてから神社へ参拝したのでしょうか。
水源かん養保安林
この附近の森林は保安林です。
保安林内での立木の伐採等を行う場合は知事の許可が必要で、無断で行うと森林法で罰せられます。
(京都府)
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水舟を過ぎて登っていくと、左右に通る道に出ます。
角にはが立っていて、左の道は「三岳山山頂0.6km」、
右の道は「三岳青少年山の家みたけ山荘1.6km・三岳山登山口(喜多)1.6km」、
今来た道は「三岳山登山口(上佐々木)1.2km・七王子神社1.2km」となっています。
傍には手作りのが倒れていて、
左の道は「三岳神社」、右の道は「三岳青少年山の家」、今来た道は「けやきの大木」となっています。
しっかりとした右の道(*)も気になりますが、左側の奥に見えている神社へ向かってを登っていきます。
*後日に右の道を歩きました。
(「 三岳山」,
「 三岳山」を参照)
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三嶽神社
真新しい御神燈と狛犬が佇むをくぐっていきます。
金額と氏名が刻まれたを過ぎて広い石段を登っていくと、
玉垣で囲まれたに着きます。
正面には社殿があって、中に社が収められていました。
扁額や由緒などを記したものは見かけませんでしたが、七王子神社の鳥居の傍にあった案内図によると三嶽神社になるようです。
七王子神社から51分ほどで登って来られました。
狛犬の代わりなのでしょうか、社殿の前にはが置かれていました。
本来の狛犬と思われるものは、境内の左の端に並べて置かれていました。
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境内の右側にはベンチが設置され、「植林紀念」と刻まれた石碑もありました。
社殿の右側から登っていく山道があります。
道標類は見かけませんでしたが、この道が三岳山へ続く道になります。
境内の左側から植林地を横切るように続く細い山道があります。
入口には「行者神社 参道」のが立っていて、その道を指しています。
下山時に余裕があれば行者神社に立ち寄ってみることにして、先ずはベンチに腰掛けてひと息入れていきました。
…注意
ノギク公団造林地
契約面積 | 16.00ヘクタール |
契約期間 | 昭和37年度から55年間 |
土地所有者 | 三嶽神社 |
造林者 | 三嶽神社 |
立派な山を育てましょう。
(森林開発公団 京都出張所)
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落ち着いたところで、社殿の右側に続くを登っていきます。
これまでの参道と比べて普通の山道のようになりますが、しっかりとして明瞭な道が続いていました。
すぐの所にがありますが、名前などは分かりませんでした。
その脇を過ぎて、尾根に向かって横木の階段を登っていきます。
右へ曲がって、道に覆い被さるようなの下を過ぎていくと尾根の背に出ますが、
すぐにを進むようになります。
何度か曲がりながら登っていくと、再び尾根の背に出ます。
左へ曲がって、広い尾根の背を登っていきます。
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三岳山 (標高839.1m)
植林地の尾根を真っ直ぐ登っていきます。
山頂らしきものが見えてくると、少しを登るようになります。
尾根の背に出て、植林地と雑木林を分けるようになったを登っていきます。
正面が明るくなってくると、山頂のに出ます。
そこから僅かに登ると、「三岳山山頂839.2m」の標識や五輪塔がある三岳山の山頂に着きます。
三嶽神社から21分ほどで登って来られました。
傍には「三岳山」もあるので、地形図に載っている839.1m峰になるようです。
参照した地形図では、この山の三角点は「839.1m」となっています。
三角点よりも10cm高い839.2mの所が山頂のようですが、ここでは「839.1m」と表記しておきます。
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山頂には各方角を指す標識が立っていましたが、文字は消えかかっていて判読出来ませんでした。
「丹後天橋立大江山国定公園」と題した案内板もありますが、七王子神社の鳥居の傍にあったのと同様の内容でした。
北側すぐの所には大きな電波反射板があります。
山頂は樹木に囲まれていて眺めはあまり良くありませんが、
北西・北・東・南東の方角の樹間から見える山並みを眺めながらひと休みしていきました。
丹後天橋立大江山国定公園
大江山連峰地区
「丹後天橋立大江山国定公園」は、2007年8月に全国で56番目の国定公園として誕生しました。
当地区は、丹後半島の南に位置し、標高600m〜800mの稜線が東西に連なっている連山地形です。
三岳山から大江山連峰にかけての山々は、古くからの伝説の山、信仰の山として親しまれてきた美しく雄大な姿を有する名山です。
また、貴重な植物の宝庫と知られ、秋には、見事な雲海も見ることができます。
(環境省、京都府、福知山市)
注意
この反射板は電気供給に必要な無線設備ですから、上に登ったり損傷を与えたりしないよう注意して下さい。
(関西電力株式会社)
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展望岩
山頂のには樹木が伐採された緩やかな尾根が続いていました。
其の先へ続く稜線を縦走できそうでしたが、車を止めてきた所から遠くなるので、引き返すことにしました。
山頂のにも尾根が伸びているので、下山する前にちょいと歩いてみました。
少し降っていくとが剥き出していました。
そこを過ぎて降っていくと岩場に出ました。
山頂から3分ほどの所になります。
慎重に岩の上に登ってみると、手前の樹木に邪魔されながらも山並みを見渡せる展望岩になっていました。
西北西には電波塔の立つ緩やかな稜線が見えていました。
そこへ続く道路も見えていたので、方角からすると、登尾峠の南西にあるのようでした。
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三岳山 (標高839.1m)
展望岩の先はになっていて、とても降りて行けそうになかったので、
しばらく景色を愛でてから引き返すことにしました。
植林地のを登っていきます。
が剥き出した所を過ぎて登っていくと、三岳山の山頂の南端に戻ってきました。
ここからは、元来た南南東に延びるを降っていきます。
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三嶽神社
雑木林を掠めて降っていくと、尾根のを曲がりながら降るようになります。
所々に横木の階段の設置された植林地を何度か曲がりながら降っていくと、
やがて下の方にの屋根が見えてきます。
右へ曲がって、道に覆い被さるようなの下を過ぎていきます。
崩れかけた横木の階段を降っての脇を過ぎていくと、三嶽神社に降り立ちました。
三岳山から16分ほどで降りて来られました。
時間的にも体力的にもまだ余裕があったので、行者神社まで往復することにしました。
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ひと息入れてから、「行者神社 参道」の標識の指すを進んでいきます。
整備されたばかりなのか、植林地の斜面を横切るようにして続く道はフワフワとした感触でした。
すぐに植林地を抜けると、で補強された所がありました。
そこを過ぎての傍を登っていきます。
樹木にはルートを示すかのように赤テープが点々と取り付けられていました。
幾つか目かの岩の間には木製の小祠がありました。
三嶽神社から2分半ほどの所になります。
これが行者神社ということはなさそうに思えたので、更に先へと進んでいきました。
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黒っぽいキノコがびっしりと付いたを過ぎて斜面を横切っていくとが張られていました。
ここから行者神社までは、トラロープと赤テープが続いていました。
ロープはかなり高い所に張られていて、これに掴まって登るというよりも、道を示す目的で張られているように思えました。
斜面を横切るようにして細い道を進んでいくと、程なくして登り傾斜が増してきます。
が連なる急坂を登っていきます。
この辺りから、岩が剥き出した急斜面を曲がりながら登るようになります。
写真ではよく分かりませんが、かなりの傾斜があって、樹木や岩などに掴まりながら登っていきました。
連なる岩を過ぎてを横切るように登っていきます。
大きな岩の傍まで行くと、岩の間に石像がありました。
三嶽神社から18分半ほどの所になります。
これも行者神社とは思えないので、更に先へ進んでいきました。
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行者神社
益々傾斜が増してくる斜面を曲がりながら登っていきます。
岩が剥き出す斜面の上の方までトラロープやテープが続いていて、なかなか神社に着く気配がありません。
もう諦めようかという思いも浮かんできましたが、気を取り直して登っていきました。
やがて傾斜が少し緩んできて、の斜面を進むようになります。
人工的なのようなものが見えてくるので、
あそこに神社があるのではと期待しながら登っていきました。
をよじ登っていくと、平らで小広くなった所に出ました。
山際の石積みの上には小祠がありました。
名前を書いたものは見かけませんでしたが、これが行者神社のように思われます。
三嶽神社から23分ほどで着きました。
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祠の前にはが2体ありました。
これまでに見かけた案内板によると、この辺りは北近畿屈指の修験道場であったとのことですが、その修行者が彫ったものでしょうか。
登り着いたからは、手前の樹木に邪魔されながらも山並みが見えました。
祠の左側から背後の尾根に登れそうな様子でした。
情報によると、尾根に出ると展望が広がり、今回訪ねた展望岩を経て三岳山の山頂へ登っていけるようですが、
ここでひと息入れてから引き返すことにしました。
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三嶽神社
来た時と同様に、トラロープと赤テープに導かれながら、岩が剥き出した急斜面を曲がりながら降っていきます。
連なるの横を降っていくと、次第に傾斜が緩んで歩き易くなってきます。
大きな岩の脇を過ぎたりしながら、を横切るように進んでいきます。
谷側に突き出た岩まで来ると、右側の樹間からが少し見えました。
黒っぽいキノコがびっしりと付いた倒木や、木製の小祠のあるを過ぎていきます。
植林地の斜面を横切るようになると三嶽神社に着きました。
行者神社から20分ほどで戻って来られました。
ベンチに腰掛けてひと休みしていきました。
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木橋
落ち着いたところで、七王子神社へ向かって下山していきます。
正面の広い石段を降ってその先の鳥居をくぐっていくとがあります。
道標に従って右折して、水舟の先の丸太のを渡っていきます。
左斜面から右斜面に出て「十六丁」の石仏を過ぎ、植林地を右・左と曲がりながら降っていきます。
「十五丁」の石仏を過ぎて何度か曲がりながら更に降っていきます。
横木の階段を降っていくと、福知山市の名木(35)カツラのがあります。
その下の谷筋に架かる丸太の木橋を渡っていきます。
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橋の袂にある「十四丁」の石仏を過ぎていくと、福知山市の名木(19)ウラゲトチノキのがあります。
(願掛け岩)の所を左へ曲がって降っていくと、
砕石などが散乱するに出ます。
大きな石がゴロゴロする谷筋を降って、尾根の左肩から右肩に出て、「十二丁」の石仏を過ぎて降っていきます。
植林地を抜けると伐採地に出ます。
三嶽神社から18分ほどで降りて来られました。
伐採地を少し降っていくと、次第に山並みが広がってきます。
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左からの広い道を合わせて雑木林に入る所まで来るとが立っています。
雑木林の左斜面に続くを降っていきます。
「十丁」や「八丁」の石仏を過ぎて更に降っていきます。
右側に建つを過ぎていくと、
などが立つ分岐に降り立ちます。
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七王子神社
左からの道を合わせて右へ降っていきます。
右側にを眺めながら降っていくと、神社の下にある鳥居の脇に降り立ちました。
三嶽神社から36分ほどで降りて来られました。
正面の棚田の奥には山並みが広がっていました。
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野際地区
すぐの所にあるを開けて、舗装路を降っていきます。
左右に分かれていくを見送っていくと、野際地区の集落になります。
すぐにある十字路を直進して坂道を降っていくと、
車を止めておいた野際共同墓地の脇の駐車スペースに着きます。
墓地の脇に出てなどを眺めてから家路につきました。
お昼を少し過ぎた時刻になったので、
来る途中に正法寺地区で見かけた風水庵に立ち寄って、軽く食事をしていきました。
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