御祓山
概 要 御祓山は養父市大屋町にある標高773.1mの山です。 今回は糸原地区からのルートを往復します。 東屋から512m峰まではミツバツツジの群生地になっています。 アカマツ林や植林地を過ぎた先にはエドヒガンザクラのみづめ桜の老大木があります。 山頂からの眺めはあまり良くありませんが、途中の尾根からは山並みを眺めることができます。
起 点 養父市大屋町 糸原地区
終 点 養父市大屋町 糸原地区
糸原地区…東屋…512m峰…休憩所…みづめ桜…尾根の肩…御祓山…尾根の肩…みづめ桜…休憩所…東屋…糸原地区
所要時間 3時間40分
歩いて... この時にはミツバツツジが綺麗な花を咲かせていました。 樹齢約600年と云うみづめ桜も咲いていましたが、ソメイヨシノとは違って白い花でした。 南ルートは通行禁止になっていて、北ルートを往復しました。 みづめ桜から御祓山への尾根にはトラロープが張られた急な所もあって、何度も立ち止まりながらの登りとなりました。
関連メモ 御祓山, 御祓山
コース紹介
糸原地区
養父市を通る国道312号から分かれて県道6号を西進していきます。 県道48号を西に分けて南下して糸原地区に入ると、 谷筋の入口に「みづめ桜」「秘境のツツジ回廊」のが出ています。 そこから東の谷筋に続く未舗装のに入って100mほど進んでいくと、 車を何台も止められる駐車場があります。
啓白
此の地より十六丁三十一間一尺余り登りたる処目の寸十八尺余りの古木みづめ桜あり。 其の姿嫣然として優婉なる様は山気を吐呑し山谷を圧するの風格有りと言はむと故あるべし。 亦其の桜に至る秘境のツツジ其の数一万余本にして九十九折りなす道々に咲きたる花此れ亦見る者をして驚嘆の思い有れば一覧を勧むる所也。
 (糸原区保存会一同、前田華汀謹書)
林道坂尻線 起点
幅員W=2.0m 延長L=800.0m
大屋町 施工
駐車場の奥にある簡易トイレの脇には「ようこそ花回廊の森へ」と題した案内板があって、 みづめ桜御祓山までのが載っています。 案内板に取り付けられた「みづめ桜1,600m」のに見送られて、 沢山の杖が入れられたドラム缶の脇から奥へ伸びるを進んでいきます。
ようこそ花回廊の森へ
「花回廊の森」は地域の人々の保全活動によって守られています。 この森ではいろいろな林があり、それぞれの林に応じた植物や動物が生活しています。 中には町の天然記念物に指定されている貴重な植物もあります。 北ルートへ進み総合案内板をご覧になってから、登山することをおすすめします。 また、見どころ1〜4の説明板はルート沿いにあります。
ご注意!  湿り気のある所にはヤマビルがいますので、足下等に気をつけて歩きましょう。
坂尻川沿いに続くを進んでいきます。 路面は荒れていませんでしたが、車が通れるだけの幅はなさそうでした。 作業小屋を過ぎて植林地になった谷筋を進んでいくとを渡っていきます。 少し傾斜が増してくる林道を登って緩やかになってくると、を渡り返していきます。 貯水槽のある小屋を過ぎて、川沿いに進んでいきます。 登り坂になってくるとが立っていて、 正面の道は「あずまや50m」、右の植林地は「南ルート2000m」、今来た道は「駐車場500m」となっています。 右の植林地の先の川辺を見ると「通行禁止」のがありました。 その川向こうには道が続いていましたが、以前には川に架かっていたであろう丸太橋は壊れていました。
通行禁止
南ルートは道の手入が出来ていません。
東屋
登り坂になった道を進んでいくと、すぐに東屋があります。 駐車場から10分ほどで着きました。 手前には「みづめ桜800m」のが立っています。 この先は山道になるので、林道坂尻線はここで終点ということでしょうか。 入口にある「」によると旧登山道新登山道があるようです。 旧登山道の方が直登気味のようですが、今回歩いたのはどちらの道になるのかはよく分かりませんでした。 東屋の中に入ると「大屋町糸原 花回廊の森 案内図」と題した案内板があって、 駐車場で見かけたのと同様のが載っていました。 ここからみづめ桜まで80分とのことです。
幻の大桜 糸原のみづめ桜 登山マップ
登山口〜みづめ桜(約1時間30分)
由来  其の昔、御払山の中腹に武衛門と云う人が畑を開いていました。 畑の上に古木”エドヒガン桜”有り。 武衛門は桜をみつめながら仕事に励み、桜は武衛門の仕事ぶりをみつめ年を重ねました。 武衛門亡き後、誰云うとなく”ブエン畑のみづめ桜”と云うようになったとか?
「みづめ桜」ひとくちメモ
樹種 エドヒガシ 幹回り 5.3m 根回り 9.1m 樹高 21.5m 樹齢 約500年
大屋町糸原 花回廊の森 案内図
花回廊の森には「糸原のみづめ桜」や「ミツバツツジ群生地」といった町の天然記念物に指定されている貴重な自然があります。 この山は地域の人々に古くから親しまれ、今も積極的な保全活動がおこなわれています。
北ルート  「ミツバツツジ群生地」を通り抜ける登山道です。 眺望の良い休憩所からは、南方向に須留ヶ峰と大杉山が望めます。 尾根筋のアカマツ林にはニホンリスがいて、松ぼっくりの食べかすが落ちています。 標高の高い所では、コハウチワカエデやナナカマドなどの紅葉のきれいな樹木が生育しています。
南ルート  北ルートの「ミツバツツジ群生地」を眺めながら歩く登山道です。 尾根筋の南斜面には明るいコナラ林があり、どんぐり拾いや紅葉を楽しめます。 また、ニホンジカに皮はぎされた樹木を見ることができます。
森の中を歩きながら、花回廊の森の四季折々の自然にふれて、楽しんでください。
「新ひょうごの森づくり」に基づく里山林再生事業
この森では地域のみなさま方のご協力のもと、自然景観や多様な動植物を保全し、森林の整備や歩道の整備をおこないました。 自然学習や保全活動や森林レクリエーションなど、みなさま方それぞれのスタイルでこの森との関わりを深めていってください。
 (兵庫県、大屋町、(社)兵庫みどり公社)
東屋に続く道を登っていきます。 曲がり角に生える樹木の袂には「古道 ツツジ花回廊 直進して下さい」と書かれたが落ちていました。 樹木の所を右へ曲がって尾根を登っていきます。 これまでの林道と違って、傾斜が増した普通の山道になります。 樹木の袂に落ちている「みづめ桜1,000m」のを過ぎてツツジの花が見えてくると、 「ミツバツツジ群生地」の標柱が立っています。
この先にかけて見かける道標標識みづめ桜までの距離が書かれていますが、両者にはかなりの差があります。 どちらが正しいのかはよく分かりませんが、感覚的には道標は現状よりも長く、標識は短めの印象ですが、 標識の方が現状に近い距離を示しているように思えました。
大屋町指定文化財 天然記念物 ミツバツツジ群生地
指定事由 みづめ桜の登山道、標高200〜500m 3ヘクタールに約1万本の群生
所有者 糸原区
指定期日 平成14年4月9日
右・左と折れ曲がりながら、が綺麗に咲く尾根を登っていきます。 所々には横木の階段もありますが、長くは続きません。 振り返ると、谷筋の向こうにが幾重にも聳えていました。 がゴロゴロする斜面を登って尾根に出ると、 「ミツバツツジ群生地」と題した解説板が向こう側を向いて立っています。 これまでと同様のも載っていました。
花回廊の森 みつばツツジ群生地
ミツバツツジは、小さな葉っぱが3枚ずつついているのが特徴です。 この仲間は地域によっていろいろな種類が分布していますが、この森に群生しているのはコバノミツバツツジという種類です。 2002年に大屋町の天然記念物に指定されました。 5月には、葉が開くのに先がけていっせいに美しい花を咲かせ、「花回廊の森」を演出しています。
尾根の背のを進んでいきます。 左へ折れ曲がって登っていくと、右への曲がり角にが生えています。 先ほどのルート図に載っていた木のようでした。 が目立つようになった斜面を更に登っていきます。 所々にある短い横木の階段を登ったりしながら高度を上げていきます。 左へ曲がって登っていくと、先ほど来のが見えてきますが、名前は良く分かりませんでした。 右への曲がり角まで来るとベンチが設置され、傍には「アカマツ林」と題した解説板が立っています。 東屋から12分ほどの所になります。 これまでと同様のも載っていました。
アカマツ林
西日本の里山を代表するアカマツ林は、人々が利用することによって維持されてきた林です。 春にはコバノミツバツツジが咲き乱れ、秋にはコハウチワカエデやナナカマドの紅葉がみられます。 アカマツ林には、ニホンリスが松ぼっくりを食べにきていることがあります。 ニホンリスが食べ残した松かさは、エビフライにそっくりな形をしています。
右へ曲がったすぐの所にはが立っていて、この先の道は「みづめ桜1700m」、 今登ってきた道は「あずまや500m」となっています。 左・右と曲がりながらを登っていきます。 に出て、緩やかになった尾根を進んでいくと分岐があります。 周囲を見回しても道標類は見かけませんでした。 右斜面を横切っていく道の方が歩き易そうでしたが、正面の尾根の背にはトラロープが張られていて歩けそうだったので、 ここは正面の尾根を登っていきました。
石が剥き出したを登っていきます。 トラロープが張られていますが、登る分にはそれほど必要ではありませんでした。 程なくしてトラロープが終わると、傾斜が緩んで歩き易くなったを進んでいきます。 ツツジが咲くを登っていくと分岐があります。 ここでも道標類は見かけませんでした。 確かめた訳ではありませんが、右前方から登ってくる道は、先ほどの分岐から右斜面を進んできた道のように思えました。 ここは正面に続く尾根を更に登っていきます。
すぐに尾根の背を外れてを進むようになります。 引き続き斜面に咲くの花を愛でながら登っていきます。 少し降り坂になってきた道を進んでいくと、右側には山並みを見渡せる眺めが広がってきました。
軽い登り坂になった道を、を横切るようにして進んでいきます。 の手前まで来て、左へ折れ曲がって登っていきます。 引き続きが咲く斜面を登っていくと尾根の背に出ます。 左からはが登ってきています。 先ほどの分岐のすぐ先から尾根の背を登ってきた道のようでしたが、確かめた訳ではありません。
右側の尾根の背を登っていくと、すぐに「みづめ桜500m」のがあります。 東屋から32分ほどの所になります。 そこから尾根の背を外れて右斜面を進んでいくと、咲き乱れるツツジの奥には山並みが広がっていました。 南には須留ヶ峰と思われる山も見えていました。
左・右と曲がっていくとに出ますが、すぐに右斜面を進むようになります。 左へ曲がって再び尾根の背に出るとが設置されていました。 そこを過ぎて尾根の背を登り始めるとすぐに分岐があります。 ここにも標識類はありませんが、尾根の背は傾斜が急だったので、に続く道を進んでいきました。
を横切るようにして続く道を進んでいきます。 少し降り坂にもなっているし、あらぬ所へ降りていく道ではないのかと不安になりながらも進んでいきました。 が現れると登り坂になってきたので、正しい道のようだと分かってホッとしました。 の手前まで来ると右へ折れ曲がって登っていきます。 すぐに尾根の背に出ると、にはトラロープが張られていました。 手前の分岐を直登してきた道になるようです。 どうやら今回の道で合っていたようです。 ここは左へ続く尾根を登っていきます。
を登っていきます。 階段はすぐに終わって左斜面を進んでいきます。 右へ曲がっていくとに出ます。 左側にはが広がっていました。 緩やかになったを進んでいきます。 登り坂になって横木の階段が現れると、「みづめ桜300m」のがありました。 東屋から43分ほどの所になります。
短い横木の階段を登って、尾根の背の右斜面を進んでいきます。 右側にを眺めながら進んでいくと、 少し左へ曲がってに出ます。 アセビが目立つようになった尾根を進んでいくと分岐があります。 角にはが立っていて、正面の道は「みづめ桜800m」、 左へ登っていく横木の階段は「みはらし台」、今来た道は「あずまや1400m」となっています。 距離が書かれていないのですぐの所にあるのだろうと思って、みはらし台へ立ち寄っていくことにしました。
512m峰
短い横木の階段を登るとアセビが茂っていて、はっきりした道はなくなりました。 生い茂るアセビを掻き分けながら登っていくと、すぐに一番高そうな所に着きました。 この先は降り坂になっているので、地形図に載っている512m峰になるようです。 高みにはアセビや松の木が茂るばかりで、「みはらし台」と呼べそうな物はありませんでした。 周囲には樹木が茂っていて展望は今ひとつですが、何とかが見えました。
休憩所
道標まで引き返して、高みを右から巻くようにして続くを進んでいきます。 道なりに左へ曲がっていくと、すぐにベンチが設置されていました。 東屋で見かけたルート図に載っていた休憩所になるようです。 東屋から48分ほどの所になります。 右側が開けていて、を見渡せる展望地になっていました。
眺めを確認してその先へ進んでいくと、すぐに大きなが見えてきます。 その桜を眺めるためなのか、右へ分かれていく短いが幾つかありました。 これがみづめ桜なのかと思いながら枝道を見送っていくと、かなり傾斜のあるになってきます。 アセビが茂る所を降っていくと、植林地になった鞍部に着きました。 中ほどには向こう側を向いたが立っていました。 板の向きが少しズレているようでしたが、この先の道は「みづめ桜700m」、今来た道は「あずまや1500m」となっています。 距離はともかくとして、先ほどの木はみづめ桜でないことは分かりました。
を過ぎて、正面に見える高みへ向かって、植林地の尾根を登っていきます。 少し左側から登ってに出ると、 中ほどの樹木には「みづめ桜150m」の標識が取り付けられていました。 左に続く浅い谷筋に沿って、傾斜が少し緩んできたの尾根を更に登っていきます。 尾根の左斜面を進み始めると、道端の切り株に「みづめ桜100m」のが取り付けられていました。 もうすぐみづめ桜に着くと分かって、力が湧いてきました。
みづめ桜
谷筋の右側の斜面を登っていくと、奥の方にが見えてきました。 あれがみづめ桜だろうと思いながら、ジグザグに続く道を登っていきます。 まで来ると、「みづめ桜」の標柱が立っていました。 谷筋を横切って、左側の植林地へ入っていきます。 ジグザグに曲がりながら登って植林地から出ると、のすぐ上に着きました。 東屋から1時間5分ほどで登って来られました。 普段見慣れているソメイヨシノの淡い桃色とは違って、白い花びらをしていました。 脇にはベンチが設置されています。 「糸原のみづめ桜」と題した解説板もあって、これまでと同様のも載っていました。 少し霞んでいたのが残念ですが、桜を過ぎた所からはを眺められました。 残雪のある山も見えましたが、方角からすると氷ノ山でしょうか。
大屋町指定文化財 天然記念物 みづめ桜
指定事由 樹種はエドヒガン、花は他と異なり趣のある白色。標高570m、樹高15m、幹回り4.2m
所有者 糸原区
指定期日 平成9年10月8日
花回廊の森 糸原のみづめ桜
「糸原のみづめ桜」はエドヒガンの巨木で、樹高15.0m、胸周4.25m、樹齢は約600年といわれています。 1997年に大屋町の天然記念物に指定されました。 エドヒガンはサクラの仲間でも寿命が長く、巨木になりますが、兵庫県には比較的少ない種です。 この桜は地元の「みづめ桜保存会」によって大切に守り、育てられています。
お願い  桜を傷めますので、根元には近づかないでください。
みづめ桜を後にして、斜面を横切るように進んでいきます。 に入っていくと、 南ルートの注意を促す「御祓山」のが樹木に取り付けられていました。 そこを過ぎて雑木林の斜面を進んでいきます。 左の尾根が低くなってくると分岐があります。 みづめ桜から5分ほどの所になります。 角にはが立っていて、正面の道は「あづまや1800m」、左に登っていく道は「御祓山」、 今来た道は「みづめ桜200m」となっています。 正面に続く道が南ルートのようですが、先の方には「通行禁止」のが見えていました。 ここは御祓山へ向かって、戻るようにして分かれていく道を登っていきます。
道標の「御祓山」の板には「(あと25分)」と書き込まれていましたが、今回はここから山頂まで34分ほどかかりました。
御祓山
(気をつけて下さい) 南ルートは道の手入がまだ出来ていません。
斜面をひと登りすると、すぐにに出ます。 尾根を登り始めると、トラロープが張られたが現れます。 尾根の背から次第にに続くようになる道を登っていきます。 道にはケーブルを収めていると思われるなどが埋設されていて、その一部が剥き出していました。 トラロープが終わった道を進んでいくと、僅かに降り坂になります。 程なくして緩やかになると、踏み外しそうなを進んでいきます。 雑木林の斜面を登っていくと、緩やかになった尾根の背に出ます。
尾根の肩
登り坂になってきた広い尾根を進んでのような所に着くと、 脇の樹木に「御祓山」のが取り付けられていましたが、 ここが御祓山の山頂であろうはずがないので、先に続くの尾根を進んでいきました。 地形図によると、標高630mほどの緩やかな尾根になるようです。
少し登り傾斜が増してくると、尾根の背から外れてを登るようになります。 斜面を横切るように進んでいくと、が現れます。 張られているトラロープに掴まりながら登っていくと、再び緩やかな尾根の背に出ました。 正面には曲がりくねった木があり、左右の樹木には桃色テープが取り付けられていました。 左のすぐ先にはが見えますが、地形図によると標高670mほどの高みになるようです。 ここは右へ続く僅かなになった尾根を進んでいきます。
幅が広がったを進んでいきます。 所々に生えるを過ぎて、傾斜が増してくる尾根を登っていきます。 写真ではそれほどの急坂には見えませんが、意外と傾斜があります。 幅の広い尾根なので何の心配もないのですが、次第に踝が痛くなってくるので、何度も立ち止まりながらゆっくりと登っていきました。
樹皮がなどが生える尾根を真っ直ぐに登っていきます。 山頂が近づいてきた雰囲気がしてくる所まで登っていくと、道端にアンテナの残骸が放置されていました。 手前で見かけた埋設されたケーブルはこのアンテナから続いているようでした。
御祓山 (標高773.1m)
アンテナを過ぎていくと、らしき所が見えてきます。 最後の力を振り絞って登っていくと、「御祓山 773.1米」の標識が立つ御祓山の山頂に着きました。 みづめ桜から39分ほどで登って来られました。 山頂には角が取れて針金が巻き付けられた「糸原」があるので、 地形図に載っている773.1m峰になるようです。 傍には「110 E1 国土調査」のもありました。
御祓山の山頂は樹木に囲まれていて展望はあまり良くありませんが、左右から少し山並みが見えました。 には残雪のある山が見えますが、鉢伏山でしょうか。 山頂の少し手前のにも山並みが見えましたが、山々の名前は分かりませんでした。 北東方面(*1)にはが降っています。 北方面(*2)にはが降っていて、大屋富士まで行けるようです。 余裕があればそこまで行こうかとも考えていましたが、急坂もあってかなり疲れたので、今回はここで引き返すことにしました。
*1 後日に北東方面の尾根を歩きました。 (「御祓山」を参照)
*2 後日に北方向の尾根を歩きました。 (「御祓山」を参照)
の残骸を過ぎて、広い尾根を降っていきます。 何度も立ち止まりながら登ってきたですが、降るのは快調であります。 程なくして傾斜が緩んできた尾根を更に降っていきます。 僅かな登り坂になった尾根を進んでいくと、見覚えのある曲がりくねった木があります。 正面すぐの所には標高670mほどの高みが見えていますが、尾根の背から外れてを降っていきます。
尾根の肩
程なくするとが現れますが、張られたトラロープに掴まりながら降っていきます。 に出て降っていきます。 緩やかになってくるを更に降っていきます。 軽い登り坂になってきた尾根を進んでいくと、「御祓山」ののある尾根の肩に着きます。
少し降っていくと、尾根の背を外れてを降るようになります。 踏み外しそうなを進んで僅かに登っていきます。 程なくして降り坂になるとが張られるようになります。 尾根の背に出て、傾斜が増した尾根を、ロープに掴まりながら降っていきます。 トラロープが終わる所まで降っていくと、右下に立つ(*)が見えてきます。 尾根の背から外れてそこへ続く道を降っていくと、南ルートとの分岐に降り立ちます。 山頂から22分ほどで降りて来られました。 左の南ルートには「通行禁止」の立て札が出ているので、 道標「みづめ桜200m」に従って、元来たを引き返していきます。
*歩き易くなった尾根が正面に続いているので、うっかりしていると、このまま南へ延びる尾根を降ってしまいます。 あらぬ方向へ降っていくので、この道標を見落とさないように注意が必要です。
みづめ桜
を横切るようにして進んでいきます。 南ルートの注意を促す「御祓山」の標識を過ぎて開けた斜面に出るとみづめ桜があります。 少し霞んでいるを眺めてから、その先へと進んでいきます。
植林地へ入ってジグザクに降っていきます。 再び斜面に出て、の真下を横切っていきます。 斜面を横切って再びへ入り、折れ曲がりながら降っていきます。 道端の切り株に取り付けられた「みづめ桜100m」のを過ぎて降っていきます。 少し傾斜が緩んできた尾根を降っていくと、「みづめ桜150m」のがあります。 そこを過ぎて傾斜が増した尾根を降っていきます。 右側の浅い谷筋を流れる僅かな沢を眺めながら降っていくと、道標の立つ鞍部に着きます。 道標「あずまや1500m」に従って、正面の尾根を登り返していきます。
休憩所
左へ分かれていく短い枝道を幾つか見送って、 の花が少し見られるようになった尾根を登っていきます。 振り返って大きなを眺めなたりしがら登っていくと、 ベンチが設置された休憩所に着きます。 みづめ桜から13分ほどの所になります。 左側にはが、 左前方にはが見えました。
みはらし台へのを過ぎて、アセビが目立つようになった尾根を降っていきます。 正面にを眺めながら、短い横木の階段を降っていきます。 「みづめ桜300m」のを過ぎて、緩やかになった尾根を進んでいきます。 尾根の背を外れて、右・左と折れ曲がって、尾根の右斜面を進んでいきます。 横木の階段を降ってに出ると、すぐ下にトラロープが張られた所があります。
再び尾根の背を外れて、右・左と折れ曲がって、尾根の右斜面を進んでいきます。 正面にはが少し見えてきました。 横木の階段を降ったりしながら進んで尾根の背に出ると、すぐ先にが設置されています。 そこを左へ曲がって降っていきます。 少し降って右へ曲がり、が咲く尾根の左斜面を降っていきます。 尾根の背に出ると「みづめ桜500m」のがあります。 短い横木の階段を降っていくと分岐があります。 休憩所から11分ほど降った所になります。 正面の尾根も歩き易そうですが、登ってきた時のことを思い出して、 戻るようにして分かれていくを降っていきました。
の手前まで来て、右へ折れ曲がって降っていきます。 軽い登り坂になった所を過ぎて降っていきます。 に出ると、 すぐの所から道が左へ降っていくがあります。 その道を見送って尾根を更に降っていきます。 傾斜が緩んでが咲く尾根を降っていくと、 石が剥き出したになります。 張られたトラロープに掴まりながら降って緩やかになると、左から道が合流してきます。
尾根の背から外れて、を折れ曲がりながら降っていきます。 を眺めながら降っていくとが立っています。 道標「あずまや500m」に従って降っていくと、すぐの所に「アカマツ林」の解説板とベンチが設置されています。
東屋
左へ曲がって、引き続きツツジが咲くを降っていきます。 右へ曲がって降っていくとがあります。 左・右と折れ曲がりながら更に降っていくと、「ミツバツツジ群生地」と題したがあります。 大きな石がゴロゴロする斜面を過ぎて、が咲く尾根を折れ曲がりながら降っていきます。 植林地を掠めて降っていくと、「みづめ桜1,000m」の標識を過ぎた先で東屋に降り立ちます。 休憩所から38分ほど、みづめ桜から52分ほどで降りて来られました。
糸原地区
東屋でひと息入れてから、広くなった林道坂尻線を降っていきます。 すぐの所に南ルートとのがありますが、 道標「駐車場500m」に従って林道を降っていきます。 緩やかになった林道を進んでいくと、貯水槽のあるを過ぎた先で木橋を渡っていきます。 再び木橋を渡って沿いに進んでいきます。 作業小屋を過ぎていくと、車を止めておいた駐車場に戻ってきました。 東屋から10分ほどで到着しました。
登り始めの時には私の車だけでしたが、戻ってくると台数が増えていました。 今回の散策では数組のハイカーとすれ違ったので、その人達が乗ってきた車のようでした。