概 要 |
神鍋溶岩流は豊岡市日高町の神鍋山から噴出した溶岩の流れで、稲葉川に沿って約15km流れ、下流の円山川に達しています。
稲葉川にはこの溶岩の流れと川の浸食によって多くの滝と淵が集中し、絶好の散策ルートになっています。
今回は八反滝から十戸滝へ向かって、32の滝や淵を訪ねていきます。
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起 点 |
豊岡市日高町 名色バス停
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終 点 |
豊岡市日高町 十戸バス停
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名色バス停…八反滝…清滝遊歩道…チェーン脱着・休憩ゾーン…十戸滝…十戸バス停
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所要時間 |
2時間30分
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歩いて... |
夏草が茂る所も少しありましたが、概ね歩きやすい道が続いていました。
各々の滝や淵には標識が立っていて分かり易くなっていましたが、何処にあるのか探す場面も一部にありました。
滝や淵の所だけでなく、それらを結ぶ道にも道標があると、もっと分かり易くなるように感じました。
滝や淵の傍まで降りていけない所もあったのが少し残念でした。
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関連メモ |
八反滝,
十戸滝,
俵滝
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名色バス停
名色バス停から歩いていきます。
すぐ先の国道482号に出て、左へ降っていきます。
但馬ドームへの道を左に分けて左へ曲がり始める所まで来ると、右へ戻るようにして道が分かれていきます。
車道の左側には「八反滝」の標識が立っていて、を指しています。
車道を渡ってその道に入っていくと、すぐに分岐がありますが、
角に立つ「八反の滝」の標識が指す左の道を進んでいきます。
白壁が終わった所に再び分岐がありますが、
角に立つ「八反の滝」の標識が指すを降っていきます。
神鍋溶岩流で出来た最も上流の滝は俵滝ですが、ここから少し離れているので、今回は訪ねるのを省略し、
2番目の八反滝から下流へ向かって歩いていきました。
神鍋火山群
神鍋高原で見つかっている6つの火山は、いずれも主に玄武岩の溶岩やスコリアを噴出した火山で、
まとめて神鍋火山群と呼ばれています。
神鍋火山群の噴火は、カリウム-アルゴン法(K-Ar)による年代測定や溶岩の重なる順序などから、
約70万年前の西気火山の活動により始まり、以後大机火山、ブリ火山、太田火山、清滝火山へと続き、
最も新しい神鍋火山の噴火まで断続的だったことがわかっています。
玄武岩の溶岩は流れやすいため、稲葉川に沿って円山川まで溶岩流となって流れ下りました。
神鍋山(神鍋火山)
近畿地方では最も新しい火山で、頂上部の標高は469.5m、山の麓に立つと120m位の高さに見えます。
神鍋山の頂上部には、周囲750mの噴火口がきれいに残っており、深さは50mもあります。
山の西南麓には、砂利(スコリア)を採集した痕があり、
そこの断面を観察すると、神鍋山がこのようなスコリアが積み重なってできたことがわかります。
神鍋火山のスコリア層は、約25,000年前に降り積もった姶良火山灰(*)の上を覆っています。
また、日高町伊府では、溶岩層の上部から約10,000年前に使われた縄文時代の石器が見つかっています。
これらのことから、神鍋火山の噴火は今から25,00年前より後で、10,000年前より前だったことがわかります。
神鍋火山は、神鍋火山群の中でも最も多く溶岩を噴出しており、円山川まで達しています。
神鍋火山の周辺を歩くと、噴火の際に飛び散ったマグマが冷えて固まった大小さまざまな大きさの火山弾を目にすることができます。
*姶良火山灰
今から約25,000年前、鹿児島拳南部(現在の鹿児島湾の部分)で大噴火が起こりました。
それによって噴出した火山灰は偏西風に乗って全国各地に降り積もり、神鍋高原でもその厚さは20cm以上に達します。
この火山灰は、火山ガラスが多く含まれ、多の火山灰と区別が容易なことから、
地層、地質の年代を決めるための資料としてよく利用されます。
(出典:パンフレットより抜粋)
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八反滝
坂道を100mほど降っていくと、右側にあるに「八反滝」のが立っています。
標識には今回訪ねる神鍋溶岩流の滝や淵などを記したが載っています。
滝や淵は採番され、各々には同様の標識が設置されています。
空き地の奥に「八反の滝」の標識が立っていて、その脇から降っていくを指しています。
その降り口からはがよく見えます。
鉄パイプの手摺りが設置された急な小径を降っていくと八反滝に着きます。
滝壺は広くて池のようになっていました。
水が流れ落ちる岩壁には近づけませんが、岸にいても、滝から来るヒンヤリとした風圧を感じられました。
神鍋溶岩流(2)八反滝
滝の長さが布八反にあたるのでその名がついたといわれます。
稲葉川流域では最も大きな滝で落差は約24mあります。
(豊岡市)
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まぼ
左岸を下流方向へ少し歩いていくとを渡っていきます。
少し夏草が茂っている歩道を進んでいくと、コンクリート製のがあります。
階段を降りてコンクリート舗装された道を進んでいくと、向こう側を向いた「まぼ」のが立っています。
左側の流れがまぼになるようです。
神鍋溶岩流(3)まぼ
かつて、神鍋高原にはいくつかの金鉱山がありました。
「まぼ」は、「間歩」(鉱道)がなまったものです。
(豊岡市)
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井瀬
コンクリート舗装された道が終わるとが広がる所に出ます。
右側の坂道をひと登ると、電気柵の先からが続いていますが、
水が流れる正面の小径の先に「井瀬」のが立っているので、立ち寄っていきました。
川沿いに進んでいくとが架かっています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、小橋の上流側が井瀬でしょうか。
神鍋溶岩流(4)井瀬
(豊岡市)
注意
「鹿・猪」防護用電気柵を設置しています。
お手数ですがゲートをはずして下さい。
通過後は元通りにお願いします。
(栃本農会)
フックを持ってゲートをあけ、電気柵に触れないように通行して下さい。
シカやイノシシから農作物を守る大切な柵です。
通過後は必ず閉めておいて下さい。
ゾウの足跡の化石
まぼ渓谷
あぶない!!
サイレンがなると川の水がきゅうにふえることがありますからちゅういしてください。
(関西電力(株)名色ダム)
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瓢箪淵(栃本)
電気柵まで引き返して通過し、その先に続く舗装路を進んでいきます。
道なりに左へ曲がって、左右に広がる田んぼを眺めながら、降り気味に続くを真っ直ぐに進んでいきます。
右へ曲がる所まで来ると、が正面に分かれています。
その未舗装路に入っていくと「瓢箪淵(栃本)」のが立っています。
左側には樹木が茂っていて川がよく見えませんが、次の貝殻淵から上流を眺めた写真を載せておきます。
神鍋溶岩流(5)瓢箪淵(栃本)
甌穴は「なめあな」ともいわれ、川の流れによって、石ころが回転しながら川床の岩盤を削りこんで穴の形になったものです。
瓢箪淵は、この甌穴が2つ重なり合ってできてものです。
(豊岡市)
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貝殻淵
「瓢箪淵(栃本)」の標識のすぐ先には「貝殻淵」のが立っています。
その先から戻るようにしてアルミ製の梯子が設置されているので、ちょいと降っていきました。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、梯子を降りた所が貝殻淵でしょうか。
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銚子淵
貝殻淵から引き返して梯子を登ると、すぐ先に「銚子淵」のが立っています。
その脇から川の方へ続く踏み跡があったので入っていきました。
標識には説明文は載っていませんでしたが、すぐ下にあるのが銚子淵でしょうか。
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釜淵
「銚子淵」の標識の先から左前方へ続く歩道を降っていくと、幅の広いがあります。
左の方にはが3つ見えたので、ここでも階段を降りていきました。
階段を降りて軽く登っていくと、一番奥にあるのが「釜淵」のです。
その上流に見えるのが釜淵のようです。
神鍋溶岩流(8)釜淵
溶岩の内部が削られ、茶釜の形に似ているので、釜淵と名付けられました。
(豊岡市)
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クサリ淵
「釜淵」の標識の手前に、「クサリ淵」のがあります。
釜淵の下流側がクサリ淵になるようです。
神鍋溶岩流(9)クサリ淵
いくつかの淵が鎖のようにつながっていることからクサリ淵と名付けられました。
(豊岡市)
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小滝(栃本)
「クサリ淵」の標識の手前に、「小滝(栃本)」のがあります。
その下流側へ回ってみると、二筋の小さな滝が流れていました。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、これが小滝(栃本)でしょうか。
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広瀬淵
3つの滝や淵から引き返して階段を登ってその先へ進んでいきます。
の脇を過ぎていくと森から出ます。
川沿いに進んでが架かる十字路まで来ると、
橋の際に向こう側を向いて「広瀬淵」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、橋の上流側が広瀬淵でしょうか。
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二段滝
十字路の角にはが立っていて、
正面の道は「溶岩瘤・二段滝」、今来た道は「クサリ淵・釜淵」となっています。
道標に従って十字路を直進して民家が建つ所まで来ると、
駐車スペースの脇にが立っていて、
左へ入っていく小径は「溶岩瘤・二段滝」となっています。
道標に従って小径を進んでいくとがあります。
左側すぐの所には空色のがあり、
その左側に「二段滝」、右側に「こわ淵」の標識が立っています。
階段を降りていくと、上流側に二段滝がありました。
神鍋溶岩流(12)二段滝
その名のとおり二段の滝で、落差4mと5mの滝で構成されています。
周囲には、ブナ・カエデ・竹林が覆い、神鍋溶岩流の中でも美しい滝の一つです。
(豊岡市)
滝の変容
後日に来てみると、の様子がかなり変わっていました。
以前は二段になって流れ落ちる滝で、岩壁の狭い所を流れ落ちる上段と、
テーブル状の岩盤の前へカーテンのように流れ落ちる下段から成る姿をしていましたが、
テーブル状の岩盤をして真下に流れ落ちる形になっていました。
滝口から覗き込むと、岩盤に空いた穴へを巻くように水が流れ込んでいました。
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こわ淵
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、二段滝の下流側がこわ淵でしょうか。
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溶岩瘤
階段を引き返して分岐の右側の小径を進んでいくと「溶岩瘤」のが立っています。
その脇から青色の鉄製の階段を降って川辺に降り立った辺りが溶岩瘤のようでした。
神鍋溶岩流(14)溶岩瘤
長さ34m、幅8mにわたって玄武岩が馬の背中のように盛り上がり、中は空洞になっています。
1967年に兵庫県の天然記念物に指定されています。
(豊岡市)
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カンジ淵
階段を登って道路まで引き返して左へ進み、道なりに右から左へ曲がっていきます。
右へ分かれていく道を見送り、水路沿いに集落の中を進んでいくとに出ます。
角にはが立っていて、今来た道は「溶岩瘤・二段滝」「クサリ淵・釜淵」となっています。
十字路を左折してを渡っていきます。
橋を渡ってすぐ右側に、「カンジ淵」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、標識の脇から川辺に降りた辺りがカンジ淵でしょうか。
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清滝遊歩道
道路に戻って道なりに右へ曲がりながら進んでいきます。
コンクリート護岸された小川に掛かるを渡った所の民家の先を右折していきます。
が設置された民家の前を過ぎていくと、
大きな車庫を過ぎて少し左へ曲がり始めた所にがあります。
角には「清滝遊歩道」の標識が立っています。
名色バス停から1時間ほどの所になります。
標識に従って、ここから右へ続く清滝遊歩道を歩いていきます。
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テリガシ滝
小径を降り始めるとすぐにがあります。
遊歩道は民家を回り込むようにして左折していきますが、
正面に「テリガシ滝」のが見えているので、立ち寄っていきます。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、川辺に出て上流に見えているのがテリガシ滝でしょうか。
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小滝(山宮)
テリガシ滝から分岐まで引き返して、を進んでいきます。
畑地の脇に出ると、「小滝(山宮)」のが立っています。
標識を過ぎて数段の横木の階段を降って僅かな植林地へ入っていくと「畳滝」のが立っています。
そこから右へ戻るようにして踏み跡が川辺へ降っています。
竹製の手摺りが設置された小径を降っていくとの上部に出ます。
そこから上流側を見ると、小滝(山宮)がありました。
神鍋溶岩流(17)小滝(山宮)
畳滝の上に立って見える小滝の景色は、大きな滝とはまた違った良さを感じさせてくれます。
(豊岡市)
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畳滝
「畳滝」の標識まで引き返してその先へ進んでいくと、
になった所から、再び右へ戻るようにして分かれていくがあります。
その小径を降って川辺に出ると、上流に畳滝があります。
神鍋溶岩流(18)畳滝
畳が敷き詰められたように滝の上部が平らな滝です。
大雨で増水したときにはナイアガラの滝のような姿に変貌します。
(豊岡市)
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棚田小滝
畳滝から引き返して、快適な遊歩道を進んでいきます。
道なりに右・左と曲がって進んでいくと、「棚田小滝」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、右側にあるのが棚田小滝でしょうか。
落差が随分と低くて「滝」と呼んでもいいのか分かりませんが、「棚田」という雰囲気はありました。
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泥淵の滝
植林地に続く快適なを進んでいきます。
程なくして現れるに続く横木の階段を降っていきます。
曲がりながら階段を降っていくとがあります。
十字路の正面に、向こう側を向いた「泥淵の滝」のが立っています。
十字路の右の道に入って川辺に出ると滝がありました。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、これが泥淵の滝でしょうか。
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泥淵
十字路まで引き返して「泥淵の滝」の標識を過ぎていきます。
僅かな横木の階段を降ってになると、
すぐ右側に「泥淵」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、岩盤がむき出したこの辺りが泥淵でしょうか。
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ネエ滝
植林地に続く快適な遊歩道を更に進んでいきます。
少しまでくると、横木の階段を右へ曲がりながら降っていきます。
川辺に出ると、上流側にはがありました。
がむき出した所を登っていくと、「ネエ滝」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、標識の傍にあるのがネエ滝でしょうか。
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貞さん風穴
引き続き植林地に続くを進んでいきます。
階段が終わって緩やかになった快適なを進んでいきます。
再び現れる横木の階段を降ってに出ると、
すぐ右側に「貞さん風穴」のが立っています。
辺りには「風穴」と呼べそうな所は見かけませんでしたが、川へ入っていけばあるのかも知れません。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、標識の傍にある滝を代わりに載せておきます。
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せせらぎ淵
開けた所を進んでいくと、向こう側を向いた「せせらぎ淵」のが立っています。
標識には説明文は載っていませんでしたが、載っている写真によると、先ほどの滝の下流側がせせらぎ淵になるようでした。
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チェーン脱着・休憩ゾーン
道なりに左へ曲がっていくとに出ます。
脇には「清滝遊歩道」のが立っています。
これで清滝遊歩道は終わりになるようです。
入口から33分ほどで歩いてこられました。
テリガシ滝の手前の標識には「入口」と書かれていましたが、こちらの標識にも「入口」となっていました。
標識には「神鍋溶岩流」と題したパンフレットを入れた箱が取り付けられていました。
出た所はチェーン脱着・休憩ゾーンになっています。
ここはやが設置された広い場所になっています。
「」をはじめ、
「」や「」なども設置されているので、
それらを眺めながら少し休憩していきました。
神鍋溶岩流 清滝遊歩道 入口
(豊岡市)
山陰海岸ジオパーク散策モデルコース 神鍋高原コース
火山活動と人々の暮らし
神鍋高原には、西気火山、大机火山、神鍋火山、太田火山、ブリ火山、清滝火山の6つの火山が見つかっています。
これらの火山は、今からおよそ70万年前から1万年前にかけて噴火していたと考えられます。
特に、最も最近(2万年前から1万年前)活動していた神鍋火山は、その山頂に美しい噴火口が残っています。
稲葉川に沿って流れ下った神鍋火山の溶岩は数々の滝など、現在の美しい風景を作り出しています。
【神鍋溶岩流清滝遊歩道】
神鍋山から噴出した溶岩は稲葉側に沿って約15km流れ、下流の円山川に達しています。
この溶岩の流れ(溶岩流)と川の浸食によりすばらしい風景が作り出されています。
国定公園 神鍋高原とその周辺図
【神鍋高原】
関西随一のスキー場として著名な神鍋高原は、
神鍋山(約1万年前に噴火したと思われるトロイデ火山で、山頂に直径250m深さ50mの噴火口を持つ。標高469m)を中心に、
外輪山に囲まれた丘陵地帯です。
神鍋山はその斜面がなだらかであること、また積雪量が多いことで、早くからスキー場として開発されましたが、
現在ではスキーはもとより、テニスやキャンプ、フィールドアスレチックなど野外スポーツ、レクリエーションのメッカとして
数多くのプログラムを組むことができます。
また、付近には古代の遺跡や古墳群、神鍋山噴火に関わる風穴、溶岩流の滝、そして豊かな自然があります。
この神鍋高原の自然が、ひょうご風景100選の第1位に選ばれています。
このように神鍋高原は、自ら進んで行動し、体験する観光地として多くの人々に愛され、年間歓声が絶えることがありません。
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ランカン滝
落ち着いたところで、国道482号に出て右へ降り始めると、民家の先から右へ分かれていくがあります。
その道に入って夏草を踏みしめながら進んでいきます。
進むにつれて次第に夏草の背丈が高くなってきました。
もう諦めるしかないかと思いながらも無理矢理掻き分けながら進んでいくと、草が低くなった所に出ました。
川の傍へ進んでいくと「ランカン滝」のが立っていました。
標識には説明文や写真は載っていませんでした。
落差のある滝は見かけませんでしたが、岩盤の上を水が流れるこの辺りがランカン滝でしょうか。
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やすらぎの滝
国道482号に戻って、その先へ降っていきます。
石材所を過ぎていくと、右に分かれていくがあります。
その舗装路に入って進んでいくと、向こう側を向いた「やすらぎの滝」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、上流に見えているのがやすらぎの滝でしょうか。
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瓢箪淵(石井)
「やすらぎの滝」の標識を過ぎていくと、程なくして「瓢箪淵(石井)」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、標識から見える辺りが瓢箪淵(石井)でしょうか。
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弁財天
沿いに進んでいきます。
石垣が終わって左へ曲がる所まで来ると、脇にが二つ並んでいました。
その脇から右へ戻るようにして続く道を登った所に祠があります。
名前を記したものは見かけませんでしたが、標識に載っている写真によるとのようでした。
石碑の左にあるの道を降っていくと、
「弁財天」のが立っています。
上流の方には小さな滝が見えていました。
神鍋溶岩流(28)弁財天
現在の祠の下の洞窟から清水が湧水しており、その守り神として弁財天が祀られています。
(豊岡市)
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馬淵
弁財天のには標識が見えましたが、
そこへは歩いていけそうにないので石碑まで引き返して、舗装路を進んでいきました。
田畑が広がる所を緩やかに降っていくと、黄色い欄干のが架かっています。
その橋を渡っていくと、地蔵堂のあるに出ます。
十字路を右折して上流方向へ進んでいくと、先ほど見えていた「馬淵」のがあります。
標識に載っている写真によると、中ほどの岩の両側を水が流れ落ちている所が馬淵というようです。
神鍋溶岩流(29)馬淵
溶岩が馬の背中のような形をしています。
(豊岡市)
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ヒョウゴ淵
まで引き返して、真っ直ぐ進んでいきます。
民家の間を抜けていくと、少し曲がったに出ます。
直進しての脇から左へ分かれていくに入っていきます。
広いあぜ道のような所を真っ直ぐに進んで川沿いに出ると、「ヒョウゴ淵」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、標識から見える辺りがヒョウゴ淵でしょうか。
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戸神社
手前の十字路まで引き返して右折し、民家の間を進んでいくとが架かっています。
橋を渡っていくと、すぐに国道482号に出ます。
少し左へ曲がりながら降っていくと、道路の左側に「」の標柱と鳥居が立っていました。
滝巡りとは関係なさそうですが、ちょいと訪ねていきました。
鳥居をくぐっていくと、石灯籠の先にがあります。
その中を通っていくと、「戸神社」と書かれた屋根の付いたの架かる木製の鳥居があります。
その先の左右の巨木の間を過ぎていくと、本殿と拝殿からなる戸神社がありました。
由緒などを記したものは見かけませんでした。
境内は小広くなっていて、社殿の左右には小振りの社もありました。
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ムシアゼ淵
国道482号に戻って更に進んでいくと、道路の右側に「ムシアゼ淵」のが立っています。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、樹間から見える辺りがムシアゼ淵でしょうか。
手前は崖になっていて降りられそうな所は見当たりません。
対岸からは降りていけそうでしたが、そこへ行くにはかなり遠回りになりそうだったので、樹間から写すだけにしておきました。
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雌滝
国道482号を更に進んでいくと、広いがあります。
その先の辺りへ進んでいくと、右へ戻るようにして降っていく小径があって、
その先には「雌滝」のが立っています。
その道を降っていくとすぐに川辺に出ます。
標識には説明文や写真は載っていませんでしたが、上流すぐの所にあるのが雌滝でしょうか。
駐車スペースに戻ったすぐ先に壊れそうな鉄板の橋があります。
橋の中ほどまで出てみると、の様子がよく分かりました。
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十戸滝
駐車スペースを後にして国道482号を進んでいくと、石材店の辺りから右下にが見えてきます。
石材店を過ぎた先の電柱の脇にある「但馬山岳県立自然公園」と刻まれた石碑の脇から、戻るようにしてが分かれています。
ここが十戸滝への入口になります。
車道沿いの狭い道に入っていくと、すぐの所に「十戸滝」のが立っています。
標識の先の急な階段を降っていくと、最後の十戸滝に着きます。
滝の下には大きな滝壺が拡がっていました。
に沿って石灯籠のようなものが幾つも並んでいて、何やら独特の雰囲気が漂っていました。
神鍋溶岩流(33)十戸滝
直径30mほどの滝壺は神鍋山系の地下水が湧きだしているため透明度が高く、
ニジマス釣り場として釣りファンを楽しませています。
(豊岡市)
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十戸バス停
国道482号まで引き返してその先へ降っていきます。
食べ処「ペガサス」のを過ぎていくと、
日高町消防団第15分団消防車庫の横に十戸バス停があります。
チェーン脱着・休憩ゾーンから53分ほどで到着しました。
傍には「」があって、この辺りの地図が載っていました。
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俵滝
後日に、少し離れた所にある俵滝を訪ねました。
道の駅「神鍋高原」の先の交差点から左前方の道に入っていくとがあります。
そこから左へ続く路地の入口に「俵の滝 入口」の標識が出ています。
その路地に入っていくと、少しずれたに出ます。
脇に立つ「俵滝」の標識に従って、正面の民家の右側にある路地に入っていきます。
の傍を過ぎて植林地へ入っていくと道ががあります。
左には椎茸栽培の榾木のようなものが沢山並んでいました。
「俵滝」の標識に従って正面の道を進んでいきます。
道なりに左へ曲がっていくと、向こう側を向いた「俵滝」のが立っています。
川辺には降りて行けそうにもありませんでしたが、俵滝を見下ろすことができました。
神鍋溶岩流(1)俵滝
溶岩流の中で最も上流にある滝です。
(豊岡市)
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