十戸滝
概 要 十戸滝は豊岡市日高町を流れる稲葉川にある神鍋溶岩流で出来た滝群の中で、一番下流にある滝です。 広い滝壺を持った滝で、水が岩壁を勢い良く流れて落ちています。 対岸には瀧不動尊があって、階段の参道が続いています。
起 点 豊岡市日高町 十戸地区
終 点 豊岡市日高町 十戸地区
十戸地区…十戸滝…瀧不動尊…十戸地区
所要時間 0時間40分
歩いて... 国道482号から滝壺へ降る小径にあった以前の「十戸滝」の看板は国道沿いに移されていて、国道から眺めるのがお勧めのようです。 十戸滝の近くまで行くには、国道482号の対岸にある瀧不動尊の参道を利用するのが良さそうです。
関連メモ 神鍋溶岩流
コース紹介
十戸地区
豊岡市日高町を通る国道312号の祢布交差点から国道482号を西進していきます。 久斗トンネルを抜け、県道259号や県道268号を分けて登り坂が始まる所まで来ると、 十戸バス停の傍が広くなっているので、ここに車を止めさせて頂きます。
脇には「」があって、今回訪ねる十戸滝が載っています。
バス停の先へ続くを登っていきます。 しばらく登って石材店まで来ると、道路の左側にがあります。 近づいていくと「」の標識で、「神鍋溶岩流」のも載っています。 左下には大きな滝壺とが見えます。 標識の傍には「但馬山岳県立自然公園」のがあります。 石碑を過ぎると、先ほどの「十戸イラストマップ」にも載っている広い駐車場があります。 雌滝へ降りて行けますが、今回は省略します。 また小橋も架かっていて以前には対岸へ渡れましたが、この時にはロープが張られて「立入禁止」になっていました。
雌滝やその上流にある滝群は「神鍋溶岩流」を参照。
十戸滝
直径30mほどの滝壺は神鍋山系の地下水が湧きだしているため透明度が高く、 ニジマス釣り場として釣りファンを楽しませています。
十戸滝
車道を引き返してくると、右側にがあります。 小さなレバーをずらせば容易に開けられます。 扉の先には「十戸国際ます釣場」の(*)が出ています。 「遊泳禁止」の標識が出るを降っていきます。 階段を降り切ると、大きな滝壺の畔に出ます。 駐車地から6分ほどの所になります。 奥に十戸滝がありますが、こちらからは近づいていけません。 の岩壁の袂には石灯籠などが並んでいます。 しばらく覗っていると歩けそうな感じがするので、対岸にあると思われる入口を探しに行くことにします。
*車道沿いにある「十戸滝」の標識や「但馬山岳県立自然公園」の石碑は、 以前には扉を開けた先にありましたが、移設されたようです。
ここは有料釣場です。
いつまでも自然とふれあい 楽しむために ルールを守り、環境を守りましょう。
入川申込みは 十戸国際ます釣場
十戸バス停まで戻って先へ進み始めると、右へ分れていくがあります。 路地に入っていくとが架かっています。 橋を渡って右折し、道なりに曲がりながら進んでいくと、の前にある分岐に出ます。 右折していくと、樹木などに隠れるようにして「十戸の滝 お不動さん」のが立っています。 右から左へ曲がりながら進んでいくと、右へ分れていく坂道があります。 十戸滝から9分ほどの所になります。 夏草が生い茂っていて分り難いですが、右側には「瀧不動尊」のがあります。 ここが入口のようなので、右の道を登っていくことにします。
少し登って緩やかな地道になるとに出ます。 (*)の入口には「県立自然公園十戸野外センター」の石柱が立っています。 その先には建物が幾つか見られますが、既に閉園になっているのか、荒れて利用出来ない状況です。 手前の樹木の傍からを進んでいきます。 すぐに小規模のがあります。 墓地の前を過ぎて、曲がっていきます。 正面に建物が見えてくると、降っていく石段が現れます。 手摺りには「足元注意」の貼り紙があります。
*前方の道はしばらく進んだ所にある墓地で行き止りになっています。
手摺りが設置されたを降っていきます。 岩壁の袂を降っていくと、「献燈」と刻まれたが並ぶようになります。 岩壁の袂に「石碁盤の由来」と題した解説板があり、傍に石碑やが並んでいます。 腰かけのようなものもあって、座って対局出来そうな様子ですが、碁石は見かけないので持参する必要がありそうです。 石灯籠と手摺りが続くの袂を進んでいきます。 程なくして、右前方に十戸滝と滝壺が見えてきます。
石碁盤の由来
江戸時代の末期、三上豪山(元治元年歿不動亭前に墓碑あり)と号する囲碁の達人が当地に囲碁を大いに広めた。 このために当地は囲碁が隆盛し大正時代には立田浅太郎(初段)、昭和中期には他村良一(日高本因坊)の各先生が輩出した。 この石碁盤は、この地に誕生した右棋聖の威徳を顕彰すると共に囲碁愛好者のはげみとして造ったものである。
瀧不動尊
少しシダ類が茂るようになるを進んでいきます。 程なくしてになります。 入口から5分ほどの所になります。 手前にはが沢山並んでいます。 「十戸滝の御詠歌」のや「慈救呪」の板も見かけます。 「瀧不動尊」と刻まれた柱が並ぶ奥に石祠があって、中に不動明王と思われる像が安置されています。 右奥すぐの所にはが流れ落ちています。 右側にはが広がっています。
十戸滝の御詠歌
るりのえんむすぶしみづを おくにきく たきのひびきに みほとけのため
慈救呪
ナマク、サマンダバサラナン、センダマカロシヤナ、ソワタヤ、ウン、タラタ、カンマン
「慈救呪」を唱えながら拝んでください。
瀧不動尊十戸滝を確認したら、来たを引き返していきます。 擬木の階段を登って緩やかになると、を過ぎていきます。 石段を登っていくと、「足元注意」のがある所に出ます。 左前方へ進んで、小規模の墓地がある所を右へ曲がっていくと、に出ます。 左へ曲がった先へ降っていくと、「瀧不動尊」の石柱が立つ入口に戻ってきます。
十戸地区
前方の道を進んでいくと、すぐに曲がっていきます。 「十戸の滝 お不動さん」の標識を過ぎていくと、が見えてきます。 程なくしてあるを左へ進んでいきます。 左から右へ曲がりながら進んでいくとが架かっています。 橋を渡って民家の間を抜けていくとに出ます。 左へ進んでいくと、すぐに車を止めておいた十戸バス停があります。 瀧不動尊から12分ほどで到着しました。