三川山
概 要 三川山は香美町にある標高887.8mの山です。 登るルートは幾つかあるようですが、今回は豊岡市日高町の稲葉地区から登って水口地区に降るルートを歩きます。 山頂は樹木に囲まれていて香住方面が少し見えるだけですが、 917m峰から三川山へ向かう途中の道からは山並みを見わたせる眺めが広がります。
起 点 豊岡市日高町 稲葉地区
終 点 豊岡市日高町 稲葉地区
稲葉地区…NTT専用路…遊歩道…721.2m峰…NTT専用路…917m峰…三川山…NTT専用路…水口林道…三原水口林道…砂防ダム…水口地区…稲葉地区
所要時間 4時間50分
歩いて... 登りはNTT専用路の途中から「遊歩道」を登っていきました。 かなり傾斜が急な道が続きましたが、NTT専用路を横切って電柱が続くようになると、傾斜が緩んで広めの歩きやすい道になりました。 917m峰から三川山へ向かう途中からは丹後半島の依遅ヶ尾山も見えました。 降りは、NTT専用路の途中から南東へ分かれていく水口林道を歩いていきました。
関連メモ 三川山, 三川山
コース紹介
稲葉地区
豊岡の市街地から国道312号を南下し、祢布交差点を右折して国道482号を西進していきます。 道の駅「神鍋高原」を過ぎて蘇武トンネルの手前まで来ると、 稲葉川が架かっています。 脇には「稲葉」の標識が出ています。 そこを右折していくと、十字路の手前に稲葉バス停があります。 その隣にはがあり、道路向かいには稲葉区コミュニティセンターがあります。 十字路の左前方がになっていたので、ここに車を止めさせていただきました。
植村直己さん日本縦断の道
1971年10月5日 この地を通過 日高町稲葉
但馬路を行く植村直己像
日高町で生まれ育った世界的な冒険家で国民栄誉賞を受けた植村直己さんの生涯の夢は「南極大陸横断単独犬ゾリ旅行」でした。 その冒険史に金字塔をたてた北極点グリーンランド単独犬ゾイ旅行も、この夢を果たすためのひとつのプロセスで、 植村さんが南極への夢にチャレンジした第一歩は北海道稚内から九州鹿児島まで300km日本縦断徒歩旅行でした。 これは南極横断の距離を想定し、それを体験するのが狙いでした。 1971年(昭和46年)8月から10月にかけて、わずか52日間で踏破しました。 日高町上郷の実家に一泊しましたが、この時植村さんは幹線道路を離れ山道を歩きたいと縦断旅行中ただ一箇所、 日高町稲葉区から美方郡村岡町へ山道を抜けました。 記念碑の前の道路は当時まだ舗装されていないデコボコ道でした。 自然をこよなく愛した植村さんはこの道を今でいう森林浴をしながら歩き、鋭気を養ったに違いありません。 ひいては縦断旅行成功のポイントになったと確信しています。 稲葉を通りかかったこの時の植村さんの姿を見た人はトレーニングウェアの軽装で笑顔を絶やさずいつまでも手を振りながら山に入って行かれたと話しています。 今も夏になると植村さんに憧れた若者が同様の徒歩旅行をしています。 このような若者がこの地を通る時、ふと植村さんの姿を思い浮かべ、励みになればと、 また同時に皆様方にも植村さんのありし日を偲んでいただこうと心ばかりの記念碑を建立いたしました。
 (平成2年4月28日 中島栄一)
稲葉地区の集落を西へ進んでいくと、稲葉川の支流にが架かっています。 その際に「ここは稲葉」の標識が立っていて、正面に続く道は「アルペンローズスキー場」「一つ滝・二つ滝」「三川山」となっています。 標識に従って、橋の先へ続く道を進んでいきます。 小山の竹林や岩壁の脇を進んでいくと、田んぼが広がる谷筋の正面にが見えてきます。 を渡っていくと、道が左右に分かれています。 脇には「神鍋渓谷公園」の看板が倒れていて、左の道は「一ッ滝・二ッ滝」となっていました。 右の道のすぐ先には「日本電信電話会社三川無線中継所」の案内板がありましたが、ほとんど消えかかっていました。 を示していると思われる図が載っていましたが、道の形を地形図と見比べてみるに、 「三川山」の標識の立つ橋を渡った辺りから、 917m峰の南東200m辺りにある標高890mほどの高みに立つ電波塔までの範囲の道を表しているようでした。 ここは右の道を進んでいきます。
車止めゲート
「稲葉採石場」の表札が出ている建物を過ぎていくと、右と左へ道が分かれるがあります。 左右の道とも地形図には載っていないようですが、正面に続く道を進んでいきます。 道端に熊笹が茂る所を過ぎていくと、が綺麗に咲いていました。 道なりに少し左へ曲がって谷筋へ入っていくと、沢に架かるの手前から左へ道が分かれていきます。 地形図に載っている実線の道のようです。 その道を見送って橋を渡ってヘアピン状に右へ曲がっていくと車止めゲートがあります。 一ッ滝二ッ滝への分岐から14分ほど、駐車スペースから23分ほどの所になります。 ゲートは施錠されていて「関係者以外立入禁止」の看板も出ていますが、 車に対するものだと解釈して、脇から抜けていきました。
NTT
この道路はNTTの専用道路で、行き止まりとなっています。 関係者以外の方の通行を禁止します。
遊歩道入口
少し曲がりながら続くを登っていくと、僅かな沢を過ぎていきます。 右側を流れる沢沿いに登っていくと、沢がに分かれています。 左の沢に架かる橋を渡って右へ曲がっていきます。 その先を道なりに左へ曲がっていくと、右にがあります。 車止めゲートから8分ほどの所になります。 その入口には立派な「遊歩道」のが立っています。 ここが旧来からある三川山への登山道の入口になります。 このままNTT専用路を登っていっても三川山へ着くようですが、 今回は「遊歩道」という心地よい響きに誘われて、数年前に再整備されたという旧来の登山道を登ることにしました。
道路から一段高い所にある標識へ向かっていきます。 道はどこなのかと探りながら進んでいくと、10mほど入った辺りから尾根に登っていくがありました。 少し登って左へ鋭角に折れ曲がって登っていきます。 階段状に切れ込みが設けてあって、滑りにくくなっているのは幸いでした。 ジグザグに曲がりながら、の尾根を登っていきます。 下草はほとんど生えておらず、道も明瞭に続いていました。 尾根を左から巻くように登っていくと、次第に幅が広がってきて道が分かりづらくなりました。 何処が道なのかと探っていると、右側の僅かな尾根の方へ導くようながありました。 ハイキング会でもあったのか、この先にかけて、ルートを示すかのように点々と取り付けられていました。 その方へ進んでいくと、また明瞭な道になりました。
展望の得られない雑木林の尾根を登っていきます。 踏み跡は消えることなく続いていましたが、点々と取り付けられている赤テープを確認しながら登っていきました。 写真ではよく分かりませんが、かなり傾斜のある尾根が続き、次第に脹ら脛が痛くなってきました。 滑り落ちないよう、木に掴まりながら登る場面もありました。 時折弛む所もありますが、何度も立ち止まって呼吸を整え汗を拭きながら登っていきました。 「遊歩道」となっていたので歩きやすい快適な道なのかと思っていましたが、期待に反して喘ぎながら登る山道でした。
が明瞭になってくると、次第に傾斜が弛んできます。 が茂り気味の所を過ぎていくと、緩やかな尾根になりました。 遊歩道入口から14分ほど登った所で、地形図では、標高610m付近から570m付近にかけて延びる尾根の先端になるようです。 右側の梢越しには、僅かにが見えるようになりました。
緩やかになった尾根を軽く登っていきます。 が茂り気味の所を進んでいくと、が青葉を茂らせていました。 「ニシキ250N6」のを過ぎた先にも緩やかで快適な尾根が続いていますが、 「ニシキ250N7」のを過ぎると、次第に登り傾斜が増してきます。
NTT専用路
傾斜が増してきたを真っ直ぐ登っていきます。 背丈の低いが疎らに生える所を登っていくと、正面が明るくなってきます。 そこへ向かって登っていくと、先ほど分かれてきたNTT専用路の曲がり角の近くに出ました。 遊歩道入口から26分ほどで登って来られました。 脇には「下り」のが道路側を向いて立っていました。 すぐ左にある曲がり角には「三川山無線中継所待避小屋」と書かれたがありました。 「遊歩道」は道路を横切った正面に続いていますが、これまで登ってきた疲れを癒やしながらひと休みしていきました。
721.2m峰
落ち着いたところで、道路向かいにある金網で覆われたのような所を登っていきます。 3mほどの崖を登ると「遊歩道」のが立っています。 標識を過ぎて、点々と取り付けられている赤テープを確認しながら、の尾根を登っていきます。 尾根には笹が茂っていますが、それほど歩き難くはありません。 を登るようになると、上の方が明るくなってきました。 そこへ向かって登っていくと、切り開かれた所に着きました。 NTT専用路から7分ほど登った所になります。 中ほどにはがあるので、地形図に載っている721.2m峰になるようです。 周囲には樹木が茂っていて展望は得られません。 三角点の左側に続く道を進んでいきます。
四等三角点
基本
この測量標はすべての測量の基準です。 三角点を大切にしましょう。
 (国土地理院)
笹が少し減ってきたが続きます。 少し傾斜が増してきた尾根を登っていくと、雑木林に「ニシキ268」の電柱が立っています。 電柱は、この先のNTT専用路に出るまで続いていました。 降る場面も時折ある広めで急ではない道が続いていて、 これなら「遊歩道」と呼んでもそれほど違和感はなかろうと思いながら登っていきました。
「ニシキ269」「ニシキ270」…と連番になった電柱を確認しながら、 展望の得られない雑木林の尾根の背の僅かにに続くようになる広めの道を登っていきます。 時折少し降ったりしながら続く登り基調の道を快調に進んでいくと、 やがて右側から近づいてくる尾根が樹間から見えるようになります。 地形図では、南へ延びる標高850mほどの尾根が二股に分かれているように描かれていますが、 右側に見えているのはその東側の尾根で、今登っているのは西側の尾根になるようです。
次第に近づいてくるを眺めながら登っていきます。 尾根が合流する辺りに立つ「ニシキ282」の電柱を過ぎていくと、 を越えていく小径が分かれていますが、見送っていきます。
遊歩道出口
背丈の低い笹が少し茂るようになった緩やかな尾根を進んでいくと、正面が明るくなってが見えてきます。 を右へ分けて真っ直ぐ進んでいくと、左右に通るNTT専用路に出ました。 721.2m峰から27分ほどで登って来られました。 には「ニシキ284」の電柱が立っていました。 これで「遊歩道」は終わりになるようですが、それに関する標識は見かけませんでした。 今回のルートを降る場合には「遊歩道」の標識が欲しい所ではあります。 ここから下山するまでは、NTT専用路や林道などの広い道になります。 887.8m峰三川山へは右の道を降っていくのですが、917m峰に立ち寄るべく、 ひと息入れてから、左へ続くを進んでいきました。
曲がりながら緩やかに続く道路を5分ほど登っていくと、 右側の高みに並んで立つが見えてきます。 道なりに右へ曲がりながら登っていくと、左へ道が分かれていきます。 917m峰へ続いていますが、先ずは正面すぐの所に見えている電波塔へ向かっていきました。
僅かな坂を登っていくと、すぐに電波塔に着きます。 二つ並んでいるはNTTの「三川無線中継所」で、先ほど見えていた塔になるようです。 は国土交通省の「三川無線中継所」で、先ほどは樹木に隠れて見えなかったようです。 ここは917m峰の南東200m辺りにある標高890mほどの高みになるようですが、 周囲には樹木が茂っていて展望は得られません。
国土交通省 三川無線中継所
当施設は、水防・道路用通信施設であり、国民の生命と財産を守るための重要施設です。 無断で立入ったり、危害を加えたりしないください。
 (近畿地方整備局豊岡河川国道事務所)
手前にあったまで引き返して、 上に電線が通っているを進んでいきます。 登り傾斜が増してきたを登って道なりに左へ曲がっていくと、 火の見櫓のようなの先に、 「三川山無線中継所」の銘板が取り付けられた電波塔が立っています。 振り返るとが見えました。 山の形からすると、丹後半島にある依遅ヶ尾山と間違えそうですが、 方角・山腹に付けられた道路・山頂付近に立つ電波塔などからすると、豊岡市城崎町にある来日岳のようです。 よく見慣れている山ですが、この方角から眺めるのは初めての体験でした。
三川山(887.8m)へ向かう途中の道路からも来日岳が良く見えました。
917m峰
電波塔の先へ進んで一番高い所に着くと、もう一つの電波塔が立っていますが、銘板は見かけませんでした。 ここが地形図に載っている917m峰になるようですが、三角点などは見かけませんでした。 分岐の先の電波塔への立ち寄りも含めて、遊歩道出口から16分ほどで着きました。 周囲には樹木が茂っていて眺めはよくありませんが、電波塔の裏手に回ってみると、 樹間から僅かにが見えました。
往復29分ほどで遊歩道出口まで引き返してきて、その先へ降っていきます。 雑木林を過ぎて明るくなった道を右へ曲がりながら1分ほど降っていくと分岐があります。 脇には電柱が2本立っていますが、標識類は見かけませんでした。 右へ曲がっていくNTT専用路の方が自然な感じで続いていますが、 三川山へは左ののような所の先へ続く道を進んでいきます。
切通の先には、小型車なら通っていける幅の緩やかな道が続いています。 1分ほど進んでいくと右側が開けてきて、を見わたせる眺めが広がってきます。 少しずつ見える角度が変わってくる山並みを眺めながら緩やかな道を進んでいくと、道端に残雪がありました。 道を覆っている訳ではありませんが、雪どけ水が少し流れている所がありました。 残雪はこの先にかけて何箇所かで見かけました。
再び右側が開けてくると、917m峰の手前から見えた来日岳が見えてきました。 してみると、山腹に付けられた道路や山頂付近に立つ電波塔も見えました。 奥の方には同じような形をした山が見えますが、丹後半島にあるのようです。 その手前に僅かに見える水面は久見浜湾でしょうか。
僅かなを過ぎると、軽いになります。 坂を降って緩やかに登り返していくと分岐があります。 NTT専用路との分岐から16分ほどの所になります。 車両通行規制の看板がありました。 どの道を指しているのか分かり難くなっていましたが、 「この先」というのは先ほど分かれてきたNTT専用路のことを指しているように思えました。 他に標識類は見かけませんでしたが、右前方の道(*)は、豊岡市竹野町の三原地区へ降っていく大山林道のようです。 ここは左へ曲がっていくる道を進んでいきます。
*後日に右前方の道を歩きました。 (「三川山」を参照)
この道は、この先NTTの許可のない車両の通り抜けは出来ません。 御用の方は、下記へ問い合わせて下さい。
 (NHK神戸放送局技術部)
広くて緩やかな道を3分ほど進んでいくと分岐があります。 角には関西電力の白い標柱がある他に標識類は見かけませんでした。 左の道は舗装路になっていて、地形図によると、この下に通る林道へ通じているようですが、 このまま正面に続く道を進んでいきました。
三川山 (標高887.8m)
軽い登り坂になってきた道を4分ほど進んでいくと、右前方の樹木越しにが見えてきます。 そこを過ぎて更に登っていくと、「NHK Kiss FM KOBE」と書かれたの脇に着きました。 右側の緩やかな尾根へ続く道の入口には「シャクナゲコース」の標識が立っていました。 電波塔の建物の左側から林へ入っていくと三等三角点がありました。 ここが887.8m峰三川山の山頂になります。 手前の分岐から6分ほど、NTT専用路との分岐から30分ほどで到着しました。 傍には「香美町の屋根(最高峰) 三川山(887.8m)」などの標識が幾つかありました。
NHK 香住テレビ・FM中継放送所
この放送所はNHK神戸放送局の番組を放送しています。 受信できる世帯は、テレビ約3千世帯、FM約8千世帯です。 どうかここの設備をいためないようにお願いいたします。
施設のあらまし
総合テレビ教育テレビFM
送信チャンネル22チャンネル13チャンネル83.2MHz
送信出力10ワット10ワット100ワット
開局年月平成19年11月平成19年11月昭和42年11月
お気付きの点はNHK神戸放送局へご連絡下さい。
三川山は概ね樹木に囲まれていますが、北側が少し開けていて、香住の街や海などを眺めることが出来ました。 お昼には少し早かったのですが、景色を眺めながら昼食タイムにしました。
食事を終えてから、電波塔の先にある関西電力の「三川山無線中継所」の銘板が取り付けられた設備の裏側から始まる「奥の院コース」を確認したり景色を眺めたりしながら、しばらく時を過ごしました。
」と「」は、 香美町香住区にある三川権現から登ってくるルートになるようです。 山頂付近は緩やかになっていますが、いずれも急坂だとのことです。
三川権現社(三川山弥勒寺)
三川権現社は、現在地より6km佐津川上流の三川山(887.8m)の麓にあり、 白鳳3年(675)役の行者が諸国に仏の道を説き教え歩かれている際この地に足を留め、 自ら蔵王権現の尊像を刻んで安置されたことに始まるとされ、但馬における真言修験道場の古刹である。 大和(奈良)の大峰山、伯耆(鳥取)の三徳山と並び日本三大権現の一つである。 毎年5月3日の例祭には各地から山伏や行者が集まり、知恵の火で煩悩を焼くという盛大な護摩供養がおこなわれ、参拝者で賑わう。 山頂への登山道近くには当時の修験道の厳しさを思わせる奥の院などがある。 又、三川山は氷ノ山・後山・那岐山国定公園のいっかくであり、町花の「しゃくなげ」を始め「姫小松ブナ」等が生い茂り、 とりわけ渓谷始め霊山として神秘性を秘め、四季折々の装いは訪れる人の心をなごませている。
 (出典:佐津川に架かる下岡橋の際の解説板)
落ち着いたところで、三川山から下山していきます。 シャクナゲコース(*)や奥の院コースも気になりますが、 車を止めてきた稲葉地区へ戻らないといけないので、元来た道を引き返していきます。 5分ほど降っていくと、舗装路との分岐に着きます。 先ほども気になっていたので、右のを少し歩いてみることにしました。
*後日にシャクナゲコースの降り口までを歩きました。 (「三川山」を参照)
少し左へ曲がりながら舗装路を2分ほど降っていくと、 駐車スペースのようになった左右のを過ぎた先で真新しい1.5車線道路に出ました。 正面の山には電波塔が立っていましたが、形からすると、先ほど訪ねた917m峰に立つ電波塔のようでした。 右の方には山並みが広がっていました。 道を示す標識類は見かけませんでしたが三川林道というようです。 豊岡市日高町の万劫地区から香美町香住区の隼人地区へ続く全長29.5kmの森林基幹道で、妙見・蘇武林道とも接続しているようです。
後日に三川林道のこの場所から三川山へ登りました。 (「三川山」を参照)
NTT専用路
往復7分ほどで元の道まで引き返してきて、その先へ3分ほど進んでいくと、大山林道とのがあります。 分岐を過ぎていくと、所々にが見られるようになります。 程なくして広がってくるを眺めながら緩やかで広い道を進んでいくと、NTT専用路に戻ってきました。 三川林道への立ち寄りも含めて、三川山から32分ほどで着きました。 ここからは左へ続くを降っていきます。
展望の得られない道を6分ほど降っていくと分岐があります。 左の樹間からはなどが少し見えました。 標識などは見かけませんでしたが、左へ戻るようにして分かれていく道は水口林道というようです。 正面に続くNTT専用路をこのまま降ってもいいのですが、登ってきた「遊歩道」と似たようなルートになるので、 少しでも変化があるようにと、左のを歩くことにしました。
水口林道
水口林道を歩き始めると、すぐの所にがありましたが、 扉は外されて脇に放置されていました。 谷側には植林地が続いて展望のよくない林道を降っていきます。 樹間からは特徴的なが見え隠れするものの、スッキリと見えないのをもどかしく感じながら降っていきました。 水口林道に入って7分ほど降った所から振り返ると電波塔が幾つも立つ山が見えましたが、 先ほど登った917m峰のようです。
林道をその先へ降っていくと、樹間からが見えました。 そこを過ぎていくと、次第に樹木が途切れてきて眺めが広がってきました。 水口林道に入って10分ほど降った所になります。 先ほどから見え隠れしていた眺めとは少し角度が変わってしまいましたが、 からにかけて山並みが続いていました。 には高そうな山も見えていましたが、名前は分かりませんでした。
山並みを眺めながら進んで左へ曲がる所まで来ると、右側からが合流してきます。 右からの道を併せて、再び展望が得られなくなった林道を淡々と降っていきます。 正面の樹上に僅かにを眺めながら降っていくと、道は鋭角に右へ曲がっていきます。 その角から草が茂り気味のが正面へ分かれていました。 水口林道に入って23分ほど降った所になります。 地形図に載っている道のようですが、ここは右へ曲がっていく林道を降っていきます。
少し曲がりながら続く林道を9分ほど降っていくと正面にが見えてきますが、 形からすると、先ほども見えた917m峰のようです。 ヘアピン状に左へ曲がる所まで来るとが右へ分かれていきますが、道なりに左へ曲がっていきます。 右・左と大きく曲がりながら降っていきます。 尾根の先端を左へ回り込んでいくとが右へ分かれていきますが、それも見送っていきます。
三原水口林道
少し曲がりながら降っていくと、切通を過ぎていく林道に出ました。 標識類は見かけませんでしたが、左のを経て右へ降っていく道は、 豊岡市竹野町の三原地区と豊岡市日高町の水口地区を結ぶ三原水口林道というようです。 水口林道に入ってから47分ほどで着きました。 ここは水口地区へ向かって、を降っていきます。
砂防ダム
道路の下に水路が通るを過ぎていきます。 正面にを眺めながら降っていくとがありました。 砂防ダムを過ぎて更に1分半ほど降っていくと、先ほどよりも少し大きな砂防ダムがありました。 三原水口林道に入って8分ほどの所になります。 脇に立つ看板によると水口川砂防堰堤というようです。 右から合流してくるがありましたが、手前のダムへ続いているのでしょうか。
砂防指定地 水口川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築宇、土採取等の行為をする場合は兵庫県知事の許可が必要ですから 豊岡土木事務所にご相談下さい。
砂防指定地 水口川砂防堰堤
砂防ダムに立入ったり、貯水池で遊んではいけません。
あぶない
 (兵庫県)
水口地区
砂防ダムを過ぎていくと、右側に広いがありました。 右へのから左へ分かれていく小径を見送っていきます。 道端に熊笹が茂る所を過ぎていくと、の下を過ぎた所から左へ道が分かれていきます。 その道を見送っていくと水口地区の集落になります。 道から少し入った所にあるを眺めながら集落の中を進んでいくと、 少し曲がった十字路に出ます。 三原水口林道に入ってから17分ほどで降りて来られました。 右側には「水口」の標識が立っていました。 正面へ進んでいくと国道482号に出ますが、駐車スペースに向かって右折していきます。
稲葉地区
民家や小屋などが散在するを進んでいきます。 左右に広がるを眺めながら進んでいくと、十字路の角にある駐車スペースに着きます。
「但馬路を行く植村直己像」の横に「」と刻まれた石柱がありました。 石柱に刻まれた指が駐車スペースの方を指していましたが、それらしい地蔵は見かけませんでした。 道路から少し離れた所にあるのかも知れません。
但馬六十六地蔵尊
但馬地方を巡る総延長約175kmの道に祀られているお地蔵さんです。 新羅の王子の天日槍(あめのひぼこ)が但馬に渡来し、当時は泥海だった土地を開拓した際に、 泥が早く乾いて地面が固まるようにと祈願して祀られたようです。
1 香美町香住区七日市
2 新温泉町福富
3 新温泉町三谷
4 新温泉町井土
5 新温泉町金屋
6 新温泉町久斗山
7 香美町香住区大野
8 香美町香住区下岡
9 香美町香住区奥安木
10 香美町香住区相谷
11 豊岡市竹野町奥須井
12 豊岡市竹野町松本
13 豊岡市竹野町羽入
14 豊岡市竹野町林
15 豊岡市竹野町御又
16 豊岡市竹野町床瀬
17 豊岡市日高町太田
18 豊岡市日高町山宮
19 豊岡市日高町羽尻
20 豊岡市日高町田口
21 豊岡市日高町名色
22 豊岡市日高町稲葉
23 豊岡市日高町山田
24 香美町村岡区長瀬
25 香美町村岡区味取
26 香美町村岡区和田
27 香美町村岡区村岡
28 香美町村岡区福岡
29 養父市関宮町福定
30 養父市関宮町関宮
31 養父市八鹿町高柳
32 養父市八鹿町馬瀬
33 養父市八鹿町天子
34 養父市稲津
35 養父市伊豆
36 養父市大屋町山路
37 養父市内山
38 朝来市桑市
39 朝来市生野町円山
40 朝来市柴
41 朝来市和田山町筒江
42 朝来市和田山町殿
43 朝来市和田山町枚田
44 朝来市和田山町玉置
45 朝来市和田山町岡田
46 朝来市和田山町林垣
47 朝来市和田山町高田
48 養父市上薮崎
49 養父市八鹿町伊佐
50 養父市八鹿町浅間
51 豊岡市日高町浅倉
52 豊岡市日高町藤井
53 豊岡市佐野
54 豊岡市滝
55 豊岡市城崎町来日
56 豊岡市城崎町湯島
57 豊岡市津居山
58 豊岡市城崎町楽々浦
59 豊岡市城崎町結
60 豊岡市金剛寺
61 豊岡市下宮
62 豊岡市出石町奥小野
63 豊岡市但東町木村
64 豊岡市出石町寺坂
65 豊岡市出石町出石
66 豊岡市出石町奥山